2025年6月23日(月曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 数々の大化け株を発掘してきた伝説的な投資家、ウィリアム・J・オニールが編み出した成長株投資のバイブル「CAN-SLIM(キャンスリム)」。これは、力強く成長する銘柄に共通する7つの特徴をまとめた、実績ある投資法則です。 本日は、このCAN-SLIM法則のフィルターを通して、現在の日本株市場で輝きを放つ可能性を秘めた銘柄を20社、分野別に厳選してご紹介いたします。
免責事項: 本情報は、現時点(2025年6月21日 午前9時30分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。**CAN-SLIM法則に合致したとしても、将来の株価上昇を保証するものではありません。特に成長株は市場全体の地合いや金利動向に影響を受けやすく、株価の変動性が高い点にご留意ください。**ここに記載する株価およびバリュエーション指標は、主に2024年後半から2025年初頭の決算発表や、2025年6月20日現在の株価に基づく参考値であり、実際の取引時には大きく変動している可能性があります。必ず最新の情報をご確認ください。
成長株投資の王道「CAN-SLIM」とは?
CAN-SLIMは、大化けする銘柄に共通する7つの特徴の頭文字を取ったものです。
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C (Current Quarterly Earnings): 直近の四半期EPS(1株あたり利益)が高い伸びを示しているか(理想は前年同期比25%以上)。
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A (Annual Earnings Growth): 過去数年間、年間EPSが高い成長率を遂げているか(理想は年率25%以上)。
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N (New Products, New Management, New Highs): 新製品、新経営陣、新高値など、株価を押し上げる「新しい」要素があるか。
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S (Supply and Demand): 需給が引き締まっているか(発行済株式数が少なく、機関投資家による買い集めなど)。
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L (Leader or Laggard): 業界の主導的企業(リーダー)か、二番手以下の企業(ラガード)か。リーダー株を選ぶ。
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I (Institutional Sponsorship): 機関投資家(プロの投資家)に保有されているか。その数が増加傾向にあるか。
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M (Market Direction): 株式市場全体が上昇トレンドにあるか。
【1】技術革新・半導体 (6選)
AI革命を背景に、力強い業績成長と技術革新で市場をリードする企業群。
東京エレクトロン株式会社 (8035)
事業内容: 半導体製造装置で世界トップクラス。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】AI半導体需要を背景に、四半期・通期ともに力強い利益成長。【N】次世代半導体に対応した新装置が成長ドライバー。【L】製造装置分野でのグローバルリーダー。【I】国内外の機関投資家からの評価が高い。 バリュエーション・株価(参考): 株価:32,500円, PER:約31.5倍, PBR:約7.5倍, 配当利回り:約0.7%
株式会社ディスコ (6146)
事業内容: 半導体を「切る・削る・磨く」精密加工装置で世界首位。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】半導体の高性能化に伴い、業績は高成長を継続。【N】パワー半導体など新市場向けの装置が好調で、株価も高値圏。【L】精密加工装置分野での圧倒的リーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:51,000円, PER:約37.0倍, PBR:約6.6倍, 配当利回り:約0.4%
株式会社SCREENホールディングス (7735)
事業内容: 半導体製造装置(特に洗浄装置)で世界トップクラス。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】半導体市場の回復を受け、業績はV字回復から成長軌道へ。【N】先端半導体向け洗浄装置の需要増が新しい成長要因。【L】洗浄装置分野でのリーダーシップ。 バリュエーション・株価(参考): 株価:3,000円, PER:約18.0倍, PBR:約2.9倍, 配当利回り:約1.7%
ルネサス エレクトロニクス株式会社 (6723)
事業内容: 自動車向けマイコンで世界トップクラスのシェア。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】自動車の電装化を背景に業績拡大。【N】M&Aによる事業領域拡大と、EV・ADAS向け新製品が成長を牽引。株価も上昇トレンド。【L】車載マイコンのグローバルリーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:3,000円, PER:約20.5倍, PBR:約2.5倍, 配当利回り:約0.4%
株式会社ソシオネクスト (6526)
事業内容: カスタムSoC(システム・オン・チップ)の設計・開発。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】大型案件の量産開始により、利益が飛躍的に向上。【N】自動車やデータセンター向けの新たなデザインウィンが成長期待を高め、株価を刺激。【L】カスタムSoCのファブレス分野で独自の地位。 バリュエーション・株価(参考): 株価:5,000円, PER:約25.0倍, PBR:約4.3倍, 配当利回り:約1.0%
株式会社IHI (7013)
事業内容: 航空エンジン、エネルギー、社会インフラなどを手掛ける総合重工業。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】航空需要の回復で主力のエンジン事業がV字回復。【N】GX(アンモニア・水素)という新たな国策テーマが成長ドライバーに。【L】航空エンジンやGX関連技術で国内をリード。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,700円, PER:約11.8倍, PBR:約1.2倍, 配当利回り:約2.4%
【2】DX・SaaS – 企業の生産性革命をリード (6選)
企業のDX投資拡大を追い風に、高い成長を続けるソフトウェア・サービス企業群。
株式会社キーエンス (6861)
事業内容: FA用センサー、測定器などの開発・販売。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【A】長年にわたり、驚異的な利益成長を継続。【N】常に革新的な新製品を投入し続ける開発力。【L】FAセンサー分野での圧倒的なリーダーであり、高収益企業の手本。 バリュエーション・株価(参考): 株価:65,000円, PER:約40.0倍, PBR:約7.0倍, 配当利回り:約0.1%
株式会社リクルートホールディングス (6098)
事業内容: 人材マッチング(Indeedなど)、販促メディアなどをグローバルに展開。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【A】主力のHRテクノロジー事業が世界的に高い成長を継続。【N】AIを活用した新たなマッチングサービスが成長を加速。【L】オンライン人材マッチングのグローバルリーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:7,300円, PER:約32.0倍, PBR:約5.3倍, 配当利回り:約0.1%
株式会社ベイカレント・コンサルティング (6532)
事業内容: DX支援を中心とした総合コンサルティングファーム。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】企業の旺盛なDX投資需要を背景に、売上・利益ともに年率20%を超える高成長を継続。【L】DXコンサルティング分野のリーディングカンパニー。【I】高い成長性から機関投資家の注目度が高い。 バリュエーション・株価(参考): 株価:5,300円, PER:約32.0倍, PBR:約9.8倍, 配当利回り:約0.6%
株式会社オービック (4684)
事業内容: 自社開発の統合業務ソフトウェア(ERP)「OBIC7シリーズ」を提供。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【A】ストック型ビジネスモデルにより、30年以上にわたり連続して増収増益を続ける驚異的な安定成長。【N】クラウドサービスへのシフトが新たな成長ドライバーに。【L】中堅・中小企業向けERPの紛れもないリーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:23,000円, PER:約34.0倍, PBR:約5.6倍, 配当利回り:約0.4%
Sansan株式会社 (4443)
事業内容: 法人向け名刺管理サービス、請求書管理サービス「Bill One」などを提供。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】インボイス制度を追い風に「Bill One」が急成長し、第2の収益の柱に。【N】名刺管理から請求書管理へと、新たな市場を創造・開拓。【L】名刺管理SaaSのリーダーから、事業領域を拡大中。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,850円, PER:約41.0倍, PBR:約7.2倍, 配当利回り:-
株式会社Laboro.AI (ラボロエーアイ) (5586)
事業内容: オーダーメイドのAIソリューション開発・提供。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】企業のAI導入本格化で、高度なカスタムAIへの需要が急増し、高成長。【N】生成AIなど最新技術を活用した新たなソリューションが事業機会を拡大。【L】カスタムAI開発の専門家集団として独自の地位。 バリュエーション・株価(参考): 株価:3,250円, PER:約50倍以上, PBR:約9.5倍, 配当利回り:-
【3】ライフスタイル変革 – 新たな市場と文化を創造 (4選)
消費者の新しい価値観やライフスタイルを捉え、独自の市場を創り出す企業群。
任天堂株式会社 (7974)
事業内容: 家庭用ゲーム機及びソフトウェアの開発・製造・販売。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【N】待望の次世代ゲーム機の発表が近づいており、これが最大のカタリスト。【A】強力なIPを活用し、ハードのサイクルを超えて安定した収益を上げるビジネスモデルを確立。【L】家庭用ゲーム市場の世界的リーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:7,700円, PER:約21.5倍, PBR:約3.6倍, 配当利回り:1.8%
株式会社ファーストリテイリング (9983)
事業内容: 「ユニクロ」「ジーユー」ブランドを展開するグローバルSPA。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【A】海外事業、特にアジアや欧米での高い成長が継続。【N】新たな国・地域への出店加速と、ECの成長が成長ドライバー。【L】アパレルSPAモデルのグローバルリーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:41,500円, PER:約34.5倍, PBR:約5.8倍, 配当利回り:0.3%
株式会社カバー (5253)
事業内容: VTuberプロダクション「ホロライブプロダクション」の運営。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【C/A】VTuber市場の急拡大を背景に、驚異的な利益成長を達成。【N】海外展開やメタバースなど、新たな成長領域への挑戦。【L】グローバルなファンを持つVTuber業界のリーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:3,050円, PER:約32.0倍, PBR:約8.8倍, 配当利回り:0.1%
株式会社神戸物産 (3038)
事業内容: 「業務スーパー」のフランチャイズ本部。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【A】節約志向を追い風に、継続的な店舗網拡大とPB商品のヒットで高成長を維持。【N】独自の製造・輸入体制の強化が、さらなる価格競争力と成長を生む。【L】低価格食品小売という分野での圧倒的リーダー。 バリュエーション・株価(参考): 株価:3,900円, PER:約25.0倍, PBR:約4.7倍, 配当利回り:0.1%
【4】その他(独自の強みを持つ成長企業)(6選)
株式会社JMDC (4483)
事業内容: 医療ビッグデータ活用、製薬・保険向けソリューションを提供。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【L】医療ビッグデータというニッチながらも極めて重要な市場で、国内最大級のデータベースを保有するリーダー企業。【A】医療DXの流れに乗り、安定した高成長を継続。 バリュエーション・株価(参考): 株価:4,100円, PER:約38.0倍, PBR:約6.4倍, 配当利回り:-
株式会社エス・エム・エス (2175)
事業内容: 医療・介護分野の人材紹介、情報サービス大手。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【A】高齢化社会の進展という、不可逆的な社会構造の変化を背景に、長期的な安定成長が見込める。【L】介護・医療従事者向け情報・人材サービスで圧倒的なプラットフォームを持つ。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,650円, PER:約26.5倍, PBR:約5.3倍, 配当利回り:0.7%
株式会社MonotaRO (3064)
事業内容: 工場・工事用間接資材(MRO)のネット通販最大手。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【L】BtoBのEコマースという巨大市場で、圧倒的な取扱品目数と利便性でリーダーの地位を確立。【A】データ活用による効率的な経営で、高い成長率と収益性を両立。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,950円, PER:約39.0倍, PBR:約8.2倍, 配当利回り:0.2%
株式会社M&Aキャピタルパートナーズ (6080)
事業内容: 中堅・中小企業のM&A仲介サービスを提供。 CAN-SLIMで見る注目理由: 【A】後継者不足による事業承継ニーズは構造的な課題であり、市場は拡大基調。【L】M&A仲介業界のリーディングカンパニーの一つであり、高い収益性を誇る。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,700円, PER:約19.5倍, PBR:約3.9倍, 配当利回り:2.4%
株式会社エスプール (2471)
事業内容: 障がい者雇用支援サービス、人材派遣など。 「CAN-SLIM」で見る注目理由: 【N】「農園活用型」という独自の障がい者雇用支援サービスが、企業のESG経営への関心の高まりを背景に急成長。【A】社会課題解決型ビジネスとして、高い成長性と収益性を両立。 バリュエーション・株価(参考): 株価:900円, PER:約19.0倍, PBR:約4.0倍, 配当利回り:1.0%
株式会社Arent (5254)
事業内容: 建設・プラント業界向けDX支援、自社開発SaaSが強み。 「CAN-SLIM」で見る注目理由: 【N】建設・プラントという巨大産業のDX化という、フロンティア市場を開拓。【C/A】SaaSプロダクトの導入拡大で、売上・利益ともに急成長中。【L】このニッチ分野での先行者。 バリュエーション・株価(参考): 株価:5,200円, PER:約70倍以上, PBR:約18.8倍, 配当利回り:-
投資判断にあたっての注意点
上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「CAN-SLIM」の法則に合致する可能性が高いと期待される成長企業です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇したり、将来にわたって成長し続けることを保証するものではありません。成長株への投資は、高いリターンが期待できる反面、市場の期待に応えられない場合の株価下落リスクも大きいことを認識しておく必要があります。
市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。
免責事項
本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。


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