2025年6月23日(月曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 先週来、太陽光パネル事業を主力とするAbalance(3856 東証スタンダード)の株価が、市場の大きな注目を集め高騰しています。この動きは、GX(グリーン・トランスフォーメーション)への関心の高まりや、エネルギー安全保障の観点からの再生可能エネルギー、特に太陽光発電への再評価が進んでいることの表れと考えられます。 本日は、この流れを受け、Abalanceと同様に「再生可能エネルギー」や「GX」というテーマで恩恵を受けると期待される関連のバリュー銘柄を中心に、連想買いが期待できる20社を分野別に厳選してご紹介いたします。
免責事項: 本情報は、現時点(2025年6月21日 午前10時30分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。**連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。また、再生可能エネルギー関連事業は、国の政策や固定価格買取制度(FIT)の変更などに影響されるリスクがあります。**ここに記載する株価およびバリュエーション指標は、主に2024年後半から2025年初頭の決算発表や、2025年6月20日現在の株価に基づく参考値であり、実際の取引時には大きく変動している可能性があります。必ず最新の情報をご確認ください。
【1】発電・EPC – 再生可能エネルギーの担い手 (5選)
太陽光発電所などの開発、建設(EPC)、運営を手掛け、再生可能エネルギー普及の中核を担う企業群。
株式会社レノバ (9519)
事業内容: 太陽光、バイオマス、洋上風力など、再生可能エネルギーの発電事業開発・運営。 Abalance高騰との関連性: 再生可能エネルギー専門ディベロッパーの代表格。Abalanceの株価高騰が示す太陽光発電への関心の高まりは、同社の手掛ける大規模太陽光(メガソーラー)開発事業にも追い風となります。 バリュエーション・株価(参考) 株価 (想定): 1,550円前後 最低投資額 (100株): 約15.5万円 PER: – (プロジェクトの進捗により変動) PBR: 約2.6倍 ROE: – ROA: – 売上高上昇率 (前期比・会社予想): 新規発電所の稼働により変動 配当利回り: –
ENEOSホールディングス株式会社 (5020)
事業内容: 石油元売り最大手。再生可能エネルギー事業も積極的に展開。 Abalance高騰との関連性: 石油事業と並行し、全国で大規模な太陽光発電所の開発・運営を進めています。PBR0.6倍台という割安さで、GXへの取り組みが再評価される可能性があります。 バリュエーション・株価(参考): 株価:730円, PER:約8.5倍, PBR:約0.6倍, 配当利回り:約3.7%
コスモエネルギーホールディングス株式会社 (5021)
事業内容: 石油精製・販売事業、石油開発事業、及び再生可能エネルギー事業(特に洋上風力)。 Abalance高騰との関連性: 再生可能エネルギー事業を成長の柱の一つと位置付け、特に洋上風力開発に注力。太陽光を含む再生可能エネルギー全般への関心の高まりから連想されます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:6,100円, PER:約6.6倍, PBR:約1.1倍, 配当利回り:約2.9%
電源開発株式会社 (J-POWER) (9513)
事業内容: 水力・石炭火力発電を中心とした電力卸売事業。再生可能エネルギー開発も推進。 Abalance高騰との関連性: 水力という安定した再生可能エネルギー基盤に加え、洋上風力発電などの大規模プロジェクトを推進。PBR0.5倍台という割安さも魅力です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,250円, PER:約8.8倍, PBR:約0.5倍, 配当利回り:約3.7%
株式会社ウエストホールディングス (1407)
事業内容: 太陽光発電システムの施工・販売、省エネコンサルティング。 Abalance高騰との関連性: 産業用・家庭用の太陽光発電システムの導入で高い実績。再生可能エネルギー導入への補助金などが追い風となり、需要拡大が期待されます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:3,000円, PER:約15.0倍, PBR:約2.0倍, 配当利回り:約2.0%
【2】関連部材・素材 – 太陽光パネルを支える技術 (6選)

太陽光パネルの性能や耐久性を左右する、重要な部材や素材を供給する企業群。
株式会社トクヤマ (4043)
事業内容: 苛性ソーダ、塩ビなどの化学品、セメント、及び半導体向け高純度ポリシリコン。 Abalance高騰との関連性: 太陽電池の主原料である高純度ポリシリコンを製造。国内での太陽光パネル生産が拡大すれば、その材料需要の恩恵を直接受けます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,900円, PER:約10.5倍, PBR:約0.7倍, 配当利回り:約2.9%
AGC株式会社 (5201)
事業内容: 世界トップクラスのガラスメーカー。電子部材、化学品も手掛ける。 Abalance高騰との関連性: 太陽光パネルの表面を保護するカバーガラスで高い技術力。高透過率で耐久性の高い特殊ガラスは、発電効率の向上に不可欠です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:4,400円, PER:約12.2倍, PBR:約0.7倍, 配当利回り:約4.6%
日本電気硝子株式会社 (5214)
事業内容: 特殊ガラス大手。FPD(薄型パネルディスプレイ)用ガラス、ガラスファイバなど。 Abalance高騰との関連性: FPDで培った薄型・軽量な特殊ガラスの製造技術は、軽量性が求められるペロブスカイト太陽電池などの次世代太陽電池の基板として応用が期待されます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,600円, PER:約15.5倍, PBR:約0.5倍, 配当利回り:約2.6%
株式会社フジプレアム (4237)
事業内容: 精密コーティング技術を核に、光学フィルムや太陽電池用部材などを製造。 Abalance高騰との関連性: 太陽電池の裏面を保護するバックシートや、モジュールを組み立てる際のラミネート技術で実績。太陽電池モジュールの重要部材メーカーです。 バリュエーション・株価(参考): 株価:360円, PER:約47.0倍, PBR:約1.1倍, 配当利回り:約1.4%
石原産業株式会社 (4028)
事業内容: 酸化チタンを中心とする無機化学品事業と、農薬事業。 Abalance高騰との関連性: 酸化チタンは、色素増感太陽電池など一部の次世代太陽電池の研究開発において、重要な材料として使用されます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,150円, PER:約10.5倍, PBR:約0.6倍, 配当利回り:約3.1%
株式会社ADEKA (4401)
事業内容: 化学品(樹脂添加剤、情報・電子化学品など)と食品が両輪。 Abalance高騰との関連性: 太陽電池モジュールの封止材や、バックシートの耐久性を向上させるための樹脂添加剤などで、同社の化学品技術が貢献します。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,350円, PER:約11.0倍, PBR:約0.8倍, 配当利回り:約2.9%
【3】電力インフラ・設備 – クリーンな電気を送る・使う (5選)

太陽光などで発電した電気を、安定的に送電網に接続したり、蓄えたりするための機器・設備を提供する企業群。
株式会社GSユアサ (6674)
事業内容: 車載用・産業用鉛蓄電池大手、リチウムイオン電池も強化。 Abalance高騰との関連性: 太陽光発電の普及には、発電量が変動する電力を安定化させるための蓄電池が不可欠。同社は産業用・家庭用の蓄電システムで高い実績を持ちます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,150円, PER:約11.8倍, PBR:約0.7倍, 配当利回り:約2.6%
株式会社明電舎 (6508)
事業内容: 発電・変電システム、モーター、インバータなどを手掛ける重電メーカー。 Abalance高騰との関連性: 太陽光発電所で作られた電気を送電網に接続するためのパワーコンディショナ(PCS)や、変電設備で高い技術力を持ちます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,500円, PER:約14.0倍, PBR:約0.8倍, 配当利回り:約2.8%
株式会社タカオカエンジニアリング(現:株式会社タカオカ)(6617)
事業内容: 配電盤、変圧器など、電力会社の配電網で使われる機器の大手。 Abalance高騰との関連性: 太陽光発電などの分散型電源が送電網に大量に接続されると、電力系統を安定化させるための新たな設備が必要となり、同社の事業機会が増加します。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,000円, PER:約10.0倍, PBR:約0.5倍, 配当利回り:約3.5%
日新電機株式会社 (6641)
事業内容: 電力会社の変電設備、ビーム・真空応用装置などを手掛ける。住友電気工業グループ。 Abalance高騰との関連性: 明電舎やタカオカと同様、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う電力系統の安定化・高度化ニーズから恩恵を受けます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,600円, PER:約14.2倍, PBR:約1.2倍, 配当利回り:約2.7%
株式会社三晃金属工業 (1972)
事業内容: 金属製屋根(折板など)のトップメーカー。 Abalance高騰との関連性: 工場や倉庫の屋根上への太陽光パネル設置(PPAモデルなど)が拡大しており、同社は屋根の施工と太陽光パネル設置工事を一体で受注できます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:5,100円, PER:約10.2倍, PBR:約0.7倍, 配当利回り:約2.9%
【4】その他(商社・金融など) – GXを多角的に支援 (4選)
再生可能エネルギープロジェクトへの投資や、ファイナンスなどで関与する企業群。
オリックス株式会社 (8591)
事業内容: リース、融資、不動産、環境エネルギーなど多角的な金融サービス。 Abalance高騰との関連性: 国内外で太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー事業への投資・運営を積極的に行っている大手プレイヤーの一社です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:3,100円, PER:約11.5倍, PBR:0.9倍, 配当利回り:約2.9%
伊藤忠商事株式会社 (8001)
事業内容: 大手総合商社。 Abalance高騰との関連性: 再生可能エネルギープロジェクトへの投資や、関連機器のトレーディング、海外での事業開発など、商社機能を通じてGXビジネスを多角的に推進しています。 バリュエーション・株価(参考): 株価:6,400円, PER:約11.2倍, PBR:約1.7倍, 配当利回り:約2.5%
株式会社ミライト・ワン (1417)
事業内容: 情報通信インフラ構築、電気設備、環境・社会イノベーション事業。 Abalance高騰との関連性: 太陽光発電所の建設における電気設備工事や、送電網への接続工事などを手掛けます。再生可能エネルギーの導入拡大を物理的に支える企業です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,800円, PER:約12.8倍, PBR:0.8倍, 配当利回り:約3.0%
株式会社東京衡機 (7719)
事業内容: 試験機・計測器メーカー。 Abalance高騰との関連性: 太陽電池モジュールの性能や耐久性を評価するための試験機・計測器の需要が増加する可能性があります。ニッチながらも重要な役割を担います。 バリュエーション・株価(参考): 株価:350円, PER:約10.0倍, PBR:約0.5倍, 配当利回り:約2.8%
投資判断にあたっての注意点
上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「Abalance高騰」の背景となる再生可能エネルギー、特に太陽光発電への関心の高まりから恩恵を受けると期待されるバリュー株です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇することを保証するものではありません。連想買いは短期的な需給で株価が大きく動く一方、その熱が冷めると急速に株価が下落するリスクもあります。
市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。
免責事項
本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。


コメント