ビジネスエンジニアリング(4828)高騰で連想するバリュー銘柄20選

2025年6月30日(月曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 先週来、製造業向けERP(統合基幹業務システム)パッケージ「mcframe」や、SAP導入支援で高い実績を持つビジネスエンジニアリング(4828 東証プライム)の株価が、市場の大きな注目を集め高騰しています。この動きは、日本企業が直面する「2025年の崖」問題を背景に、旧型システムの刷新や、サプライチェーン全体の最適化といった、企業の「基幹業務DX」への投資が本格化していることの表れと考えられます。 本日は、この流れを受け、ビジネスエンジニアリングと同様に企業の基幹業務DXを支える事業を展開しながらも、株価がまだ割安な水準にある関連のバリュー銘柄に連想買いが向かう可能性を考え、注目すべき20社を分野別に厳選してご紹介いたします。

免責事項: 本情報は、現時点(2025年6月28日 午前9時30分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。また、ITサービス業界は競争が激しく、割安に放置されている銘柄が長期間評価されない「バリュートラップ」のリスクもあります。


目次

【1】大手・中堅SIer – 企業の基幹システムを支える (7選)

企業の基幹システム構築や業務改革を地道に支え、安定した収益基盤と割安な株価を持つ企業群。

SCSK株式会社 (9719)

  • 事業内容: システム開発、ITインフラ構築、BPOサービスなどを幅広く提供。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 金融から製造、流通まで幅広い業界の基幹システム構築で豊富な実績。企業のDX投資の恩恵を着実に受ける代表的な銘柄でありながら、株価は比較的安定しており、バリュー株としての魅力も。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のIT投資意欲の回復を示す経済指標や、同社が得意とする金融・製造業向けの大型システム開発案件の受注ニュース。

TIS株式会社 (3626)

  • 事業内容: 金融・決済分野のシステム開発に強みを持つ大手SIer。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: クレジットカードの基幹システムなどで高いシェア。企業の根幹をなす決済システムのDX化は、今後も継続的な需要が見込める分野です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 大手金融機関による次世代勘定系システムへの投資や、キャッシュレス決済関連の新たな法整備のニュース。

株式会社DTS (9682)

  • 事業内容: 金融・通信向けを主力とする独立系大手SIer。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 大規模で複雑な基幹システムの構築・運用ノウハウは、企業のDX化において不可欠な「守りのIT」を支えます。PBR1倍台前半と、大手SIerの中では比較的割安感があり、見直し買いの対象となり得ます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 金融機関におけるシステム投資の回復や、通信業界の設備投資再開。

株式会社SRAホールディングス (3817)

  • 事業内容: 独立系SIerの草分け。幅広い分野でシステム開発・運用を手掛ける。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 長年の実績と安定した顧客基盤を持ちながら、PBRは1倍割れ。DXという成長テーマに関連する、典型的な隠れたバリュー株として注目されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 同社が得意とする官公庁や製造業向けの大型システム開発案件の受注。

株式会社CIJ (4826)

  • 事業内容: ヘルスケア分野を含む多様な業種へのシステム開発で実績を持つ独立系SIer。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 安定した財務基盤を持つ堅実な経営が魅力。先端IT企業と連携し、その技術を社会インフラや医療といったミッションクリティカルなシステムに実装する役割を担います。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 政府による医療DXや、社会インフラのデジタル化推進策の具体化。

株式会社ニーズウェル (3992)

  • 事業内容: 金融機関向けのシステム開発などを手掛ける独立系SIer。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: クレジットカード決済など、フィンテック関連のDX支援で確固たる地位。割安な株価が見直される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 新たな決済サービスの登場や、同社が開発に携わる金融システムの大型案件受注。

株式会社アイ・エス・ビー (9702)

  • 事業内容: モバイル・ネットワーク関連のソフトウェア開発、システムインテグレーションなどを展開。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業の基幹システムと、モバイルデバイスやIoT機器を連携させるなど、DXの最前線で活躍。割安なバリュー株でありながら、成長テーマにも関連しています。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 5G/6Gといった次世代通信網の普及や、スマートファクトリー、コネクテッドカー関連の技術開発の加速。


【2】業種特化型ITソリューション – 特定市場のDXを深掘り (6選)

特定の業界に深く入り込み、その業務を効率化する独自のソフトウェアやサービスを提供する企業群。

株式会社オービックビジネスコンサルタント (OBC) (4733)

  • 事業内容: 中小企業向けERPソフト「勘定奉行」を提供。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: ビジネスエンジニアリングが大企業向けなら、同社は中小企業向けERPのガリバー。「勘定奉行」ブランドで、企業の基幹業務DXを支える高収益企業です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): インボイス制度や電子帳簿保存法への対応で、中小企業の会計・経理システムの更新需要が継続。

株式会社ブロードリーフ (3673)

  • 事業内容: 自動車アフターマーケット向けに業務系ソフトウェアを開発・販売。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 自動車整備工場という、非常に専門的でレガシーな業界のDXを推進。業界に深く根差したソリューションが強みであり、PBRも割安です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 自動車の平均車齢長期化による整備需要の増加や、整備工場のDX化を支援する政府の施策。

株式会社データ・アプリケーション (3848)

  • 事業内容: 企業間電子データ交換(EDI)のためのソフトウェア「ACMSシリーズ」を開発。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業のサプライチェーンを支える基幹システムを提供。インボイス制度などへの対応で、企業間取引の電子化は待ったなしの状況であり、安定した需要が見込めるバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): サプライチェーン全体のDX化や、トレーサビリティ確保に向けたEDIの重要性が再認識される。

株式会社システムリサーチ (3771)

  • 事業内容: 独立系SIer。製造業や流通業向けの基幹システム開発に強み。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: ビジネスエンジニアリングの顧客層とも重なる、製造業の生産管理や販売管理システムのDX化で実績。PBR1倍割れの堅実なバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内製造業の設備投資回復や、サプライチェーン強靭化のためのシステム投資拡大。

株式会社CIJ (4826) (※重複のため、別の企業を選定する必要があります。ここでは シーイーシー(9699) を代替として挙げます。)

株式会社シーイーシー (9699)

  • 事業内容: 独立系SIer。データセンターサービスや、製造業向けDX支援に強み。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 製造業のスマートファクトリー化や、データセンター運用といった、DXのインフラを支える事業で安定した実績を持つバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内製造業の設備投資回復や、データセンターへの投資が継続していることを示すニュース。

株式会社アイル (3854)

  • 事業内容: 中小企業向けに、販売・在庫管理システムなどの基幹業務システムを開発・販売。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 複数の業界(アパレル、食品、医療など)に特化したERPパッケージを提供。中小企業のDXニーズを着実に捉える安定成長企業です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): インボイス制度への対応や、人手不足を背景とした中小企業の業務効率化ニーズの高まり。


【3】ITインフラ・セキュリティ – DXの土台と守りを固める (7選)

株式会社インターネットイニシアティブ (IIJ) (3774)

  • 事業内容: インターネット接続サービス、クラウドサービス、システムインテグレーションなどを提供。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業の基幹システムがクラウドへ移行する中で、同社の提供するセキュアで安定したネットワークとクラウド基盤は不可欠です。DXの土台を支えるインフラ企業です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のクラウド利用の加速や、データセンターへの需要増。

ネットワンシステムズ株式会社 (7518)

  • 事業内容: ネットワークインテグレーション大手。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業のLAN/WANやデータセンターのネットワーク構築で高いシェア。基幹システムの安定稼働には、同社の技術力が欠かせません。株価は割安な水準です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のサイバーセキュリティ対策強化や、ハイブリッドワークに対応したネットワーク環境の再構築。

株式会社ラック (3857)

  • 事業内容: サイバーセキュリティ診断・監視・対策サービス(JSOC)、システムインテグレーションなどを提供。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業の基幹システムがデジタル化・クラウド化するほど、サイバーセキュリティの重要性は増します。同社は、日本のDXを守る「最後の砦」の一つです。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 大手企業を狙った大規模なサイバー攻撃のニュース。

株式会社ミライト・ワン (1417)

  • 事業内容: 情報通信インフラ構築、電気設備、環境・社会イノベーション事業。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業のDXを物理的な面から支えるインフラ企業。データセンターの建設や、光ファイバー網の敷設などで安定した需要があります。割安なPBRと高い配当利回りが魅力。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): データセンターへの投資拡大や、5G/6Gといった次世代通信網の普及。

株式会社ソリトンシステムズ (3040)

  • 事業内容: ITセキュリティ製品・サービス、及び映像コミュニケーションシステムなどを開発。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業のDX化に不可欠なサイバーセキュリティ分野で、独自の認証技術やリモートアクセス製品を提供。安定した需要が見込めるバリュー株として注目されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のゼロトラストセキュリティへの移行加速。

萩原電気ホールディングス株式会社 (7467)

  • 事業内容: 半導体・電子デバイスなどを扱うエレクトロニクス技術商社。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: 企業のDXを支えるサーバーやネットワーク機器に必要な半導体・電子部品を供給。PBR1倍割れ、高配当の割安な技術商社として注目されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 半導体市況の回復や、企業のITハードウェア投資の拡大。

株式会社電通総研 (旧:電通国際情報サービス) (4812)

  • 事業内容: 製造業向けの設計・開発支援システムや、金融機関向けのソリューションで高い実績。

  • ビジネスエンジニアリング高騰との関連性と注目理由: ビジネスエンジニアリングと同様、製造業の基幹業務、特に設計・開発プロセスのDX化を支援する専門性の高いSIerとして連想されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 製造業における研究開発投資の回復や、サプライチェーン全体のデジタル化の動き。

投資判断にあたっての注意点

上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「ビジネスエンジニアリング高騰」の背景となる基幹業務DXのテーマで連想買いが期待されるバリュー株です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇することを保証するものではありません。連想買いは短期的な需給で株価が大きく動く一方、その熱が冷めると急速に株価が下落するリスクもあります。

市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。

免責事項

本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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