2025年、東京株式市場は活況を呈し、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、多くの投資家がその恩恵を享受しています。このような状況下で、個別銘柄に目を向けると、時として特定の銘柄が驚異的な高騰を見せることがあります。先日、東証スタンダード市場に上場するクルーズ(2138)が市場の注目を集め、株価を大きく上昇させました。同社は、Eコマース関連事業からゲーム事業、インターネット広告事業まで、多角的なビジネスを展開しており、その成長性や新たな材料に市場が強く反応した結果と言えるでしょう。

一つの銘柄の急騰は、単にその企業だけの話に留まりません。それは、市場に眠る類似の可能性を私たちに示唆してくれます。「クルーズのように、まだ市場にその真価を完全には評価されていない、輝きを秘めた企業があるのではないか?」「同じように複数の事業を手掛け、安定と成長を両立させている割安な銘柄があるのではないか?」――。このような連想から、次なる投資機会を見つけ出すことこそ、株式投資の醍醐味の一つです。
この記事では、クルーズの株価高騰を一つのヒントとして、「連想」をテーマに、まだ株価が割安な水準にあると考えられる「バリュー銘柄」を20銘柄、厳選してご紹介します。ここで言う「バリュー株」とは、企業の収益力や資産価値といった本質的な価値(ファンダメンタルズ)に比べて、株価が低い状態にある銘柄のことです。PBR(株価純資産倍率)が1倍を大きく下回っていたり、PER(株価収益率)が同業他社と比較して低かったり、あるいは高い配当利回りを誇っていたりと、その魅力は様々です。
今回選出した銘柄は、クルーズと同様にIT関連の事業を手掛ける企業や、ニッチな分野で高いシェアを誇る製造業、安定した収益基盤を持つサービス業など、多岐にわたります。いずれも、現時点では市場のスター的な存在ではないかもしれませんが、堅実な事業運営と独自の強みを持ち、今後の市場環境の変化や、何らかのきっかけ一つで、その価値が見直される可能性を秘めた企業ばかりです。

もちろん、株式投資に絶対はありません。株価は、企業の業績だけでなく、経済全体の動向、金利、為替、そして市場参加者の心理など、無数の要因によって変動します。どんなに有望に見える銘柄でも、予期せぬリスクによって株価が下落する可能性は常に存在します。したがって、本記事で提供する情報は、あくまで皆様の銘柄研究の一助となることを目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。
投資を行う際の最終的な判断は、ご自身の責任と判断において行っていただく必要があります。企業の財務状況や将来性、そしてご自身の投資目標やリスク許容度を十分に考慮した上で、慎重に投資判断を下していただきますよう、お願い申し上げます。
さあ、クルーズの熱狂の裏で、静かに輝きを放つ原石を探す旅に出かけましょう。この記事が、皆様の新たな投資の扉を開く一助となれば幸いです。
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【ECサイト構築のプロフェッショナル】株式会社Eストアー (4304)
◎ 事業内容: 中小企業や個人事業主をメインターゲットに、ECサイト構築システム「ショップサーブ」の提供や、マーケティング支援、決済代行サービスなどを展開。EC事業の立ち上げから運営までをワンストップでサポートする。
◎ 注目理由: クルーズが手掛けるEC事業からの連想。特に、同社は中小企業のDX化という大きな潮流に乗る企業です。安定したストック型の収益モデルに加え、PBRが1倍を割れるなど、バリュー株としての側面も持ち合わせています。コロナ禍を経てECの重要性が再認識される中、専門性の高いサービスは今後も需要が見込まれます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1999年の設立以来、ECプラットフォーム事業に特化して成長。近年は、集客支援やコンサルティングなど、付加価値の高いサービスを強化しています。ヤフー株式会社との連携もあり、集客面でのシナジー効果も期待されます。
◎ リスク要因: ECプラットフォーム市場における競合の激化。国内の景気後退による中小企業の投資意欲の減退。
【「超」がつくニッチトップメーカー】超特殊強力鋼株式会社 (5491)
◎ 事業内容: その名の通り、航空機や自動車のエンジン部品、電子部品の金型などに使われる「特殊鋼」の中でも、特に高い性能が求められるニッチな分野に特化した金属素材メーカー。
◎ 注目理由: クルーズのような派手さはないものの、特定の分野で圧倒的な技術力とシェアを誇る「隠れた優良企業」という観点からの選出。PBRが著しく低く、典型的なバリュー株です。高い技術力に裏打ちされた製品は代替が難しく、安定した収益基盤を持っています。EV化や航空宇宙産業の発展に伴い、同社の特殊技術が再評価される可能性があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 長年にわたり特殊鋼の研究開発を続け、独自の製造技術を蓄積。近年も、より高性能な新素材の開発に注力しており、先端産業の発展を根底から支えています。
◎ リスク要因: 特定の産業分野への依存度が高い。原材料価格の変動が収益に影響を与える可能性。
【ゲームから金融まで、多角化で安定】株式会社マーベラス (7844)
◎ 事業内容: 家庭用ゲームソフトの「牧場物語」シリーズや、オンラインゲーム、アニメ製作、音楽・映像事業、舞台プロデュースなど、幅広いエンターテインメント事業を手掛ける。
◎ 注目理由: クルーズのゲーム事業からの連想。同社は多数の有力IP(知的財産)を保有しており、それらを多様なメディアで展開する「メディアミックス戦略」が強みです。株価はPBR1倍割れの水準にあり、保有するIPの価値が株価に十分に反映されていない可能性があります。安定した既存IPからの収益に加え、新作ゲームのヒット次第では大きな株価上昇も期待できます。
◎ 企業沿-最近の動向: 設立以来、M&Aを繰り返しながら事業領域を拡大。近年は、グローバル市場でのゲーム展開や、新たなIPの創出・育成に力を入れています。
◎ リスク要因: 新作ゲームの開発費高騰と、ヒット作が出ない場合の業績への影響。エンターテインメント業界の流行の移り変わりの速さ。
【独立系SIerの雄、安定成長モデル】株式会社CIJ (4826)
◎ 事業内容: 官公庁や金融、通信といった大手顧客向けに、システム開発やインフラ構築、運用・保守サービスを提供する独立系のシステムインテグレーター(SIer)。
◎ 注目理由: クルーズがIT関連企業である点からの連想。特定の親会社を持たない独立系のため、顧客に最適なソリューションを提供できるのが強みです。長年の取引実績がある大口顧客が多く、収益基盤が非常に安定しています。PBR1倍割れ、かつ自己資本比率が高く財務も健全。安定した配当も魅力的なバリュー株です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1976年の設立以来、着実な成長を継続。近年は、クラウドやAI、セキュリティといった先端技術分野への取り組みを強化し、企業のDX化ニーズに対応しています。
◎ リスク要因: IT業界の人材不足と人件費の上昇。景気後退に伴う企業のIT投資の抑制。
【ECサイトの裏側を支える自動化の雄】Hamee株式会社 (3134)
◎ 事業内容: 複数のECサイトの受注・在庫・商品ページ管理などを一元化するクラウド型(SaaS)システム「ネクストエンジン」を主力事業とする。自社でもモバイルアクセサリーの企画・販売を手掛ける。
◎ 注目理由: EC関連事業というクルーズとの共通点。「ネクストエンジン」はEC事業者の業務効率化に不可欠なツールとして高いシェアを誇り、安定したストック収益を生んでいます。EC市場の拡大が続く限り、同社の事業も成長が期待できます。株価は過去に大きく買われた時期もありましたが、現在は落ち着き、改めて事業の成長性と比較して割安感が出てきています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 携帯ストラップのネット販売から事業を開始し、その運営ノウハウを元に「ネクストエンジン」を開発。近年は、越境ECへの対応や、外部サービスとの連携を強化しています。
◎ リスク要因: 「ネクストエンジン」事業への依存度が高い。ECプラットフォーム側の仕様変更や、競合SaaSの出現。
【モバイルゲームのグローバル展開】KLab株式会社 (3656)
◎ 事業内容: 「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」シリーズなど、人気IPを活用したモバイルオンラインゲームの開発・運営を主力とする。海外展開にも積極的。
◎ 注目理由: クルーズのゲーム事業との関連性が高い銘柄。特に海外での売上比率が高く、グローバルな収益基盤を持っている点が特徴です。ヒット作の有無で業績の変動は大きいものの、株価はPBR1倍を大きく下回る水準で推移しており、資産価値から見て割安感が強い状態です。新たなヒット作の兆しや、既存IPの海外での成功が株価再評価のきっかけとなり得ます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2000年設立。モバイルコンテンツ事業を経て、スマートフォン向けゲームに主軸を移す。近年は、ブロックチェーン技術を活用したゲーム(GameFi)の研究開発にも取り組んでいます。
◎ リスク要因: ヒット作への依存度が高く、業績のボラティリティが大きい。開発費用の増加と競争の激化。
【中古車輸出のプラットフォーマー】株式会社カービュー (2155)
◎ 事業内容: 自動車専門SNSサイト「みんカラ」や、中古車査定仲介サービス「カービュー」を運営。近年は、新興国向けの中古車輸出支援プラットフォーム事業に注力。
◎ 注目理由: クルーズが複数のWebサービスを展開するプラットフォーマーである点からの連想。同社も複数のWebメディアを運営し、安定した広告収入を得ています。特に、今後大きな成長が見込まれる新興国向けの中古車輸出市場でプラットフォームを確立しようとしている点に注目。PBR1倍割れで、事業の将来性に対して株価は割安な水準にあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: マイクロソフトとソフトバンクの合弁会社として設立された経緯を持つ。現在はヤフーの子会社。中古車輸出プラットフォーム「tradecarview」の拡大に経営資源を集中させています。
◎ リスク要因: 中古車市場の市況変動。為替レートの変動が輸出事業の収益に与える影響。
【IT人材教育とシステム開発の二刀流】株式会社エスエルディー (3223)
◎ 事業内容: カフェ・ダイニングの運営を祖業とするが、近年はIT人材の育成・派遣事業や、DX支援、システム受託開発事業へと大きくシフトしている。
◎ 注目理由: 飲食事業のイメージが強いですが、実態はIT企業へと変貌を遂げている「変化」の面白さがある銘柄。深刻なIT人材不足を背景に、育成から派遣まで手掛けるビジネスモデルは社会的ニーズが高いです。株価はPBR1倍を大きく割り込んでおり、事業内容の転換がまだ市場に十分に評価されていないと考えられます。まさに「隠れた」ITバリュー株と言えるかもしれません。
◎ 企業沿革・最近の動向: 「kawara CAFE&DINING」などの店舗展開で成長。近年、事業ポートフォリオを大胆に転換し、IT関連事業を急拡大させています。
◎ リスク要因: IT事業への転換が計画通りに進まない可能性。飲食事業の市況回復の遅れ。
【建設業界のDXを推進する黒子役】株式会社ビーアールホールディングス (1726)
◎ 事業内容: 高速道路や橋などのコンクリート建造物の補修・補強工事を主力とする建設会社。PC(プレストレスト・コンクリート)技術に強みを持つ。
◎ 注目理由: ITとは異なる業種ですが、「社会インフラの維持」という非常に重要な役割を担う安定企業であり、PBRが極端に低いバリュー株の代表格。クルーズのような華やかさとは対極にある「堅実さ」が魅力です。国土強靭化計画など、政府のインフラ投資の恩恵を受けやすく、安定した受注が見込めます。高い配当利回りも投資妙味の一つです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 複数の建設会社が統合して誕生。橋梁の補修・補強工事で国内トップクラスの実績を誇る。近年も、老朽化する社会インフラのメンテナンス需要を着実に捉えています。
◎ リスク要因: 公共事業への依存度が高く、国の予算編成に影響される。資材価格の高騰や人手不足。
【独立系不動産、独自の目利きで勝負】株式会社サムティ (3244)
◎ 事業内容: 主に関西圏を地盤に、投資家向けマンションの開発・販売や、不動産賃貸、ホテルの開発・運営などを手掛ける総合不動産会社。
◎ 注目理由: クルーズの多角化経営からの連想。同社もマンション販売、賃貸、ホテルと複数の収益源を持っています。PBRは1倍を割り込み、配当利回りも高い水準にある代表的なバリュー株。独自の不動産価値評価(サムティ独自の「不動産鑑定」)に強みを持ち、安く仕入れて価値を高めて販売するビジネスモデルが特徴です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1982年創業。関西地盤から全国へと事業エリアを拡大中。近年は、REIT(不動産投資信託)の運用や、積極的なホテル開発で事業規模を拡大しています。
◎ リスク要因: 不動産市況の変動、特に金利の上昇。ホテルの稼働率が景気やインバウンド需要に左右される点。
【業務用厨房機器のガリバー】ホシザキ株式会社 (6465)
◎ 事業内容: 業務用冷凍冷蔵庫、製氷機、食器洗浄機などで国内トップシェアを誇る厨房機器メーカー。海外展開も積極的。
◎ 注目理由: ニッチな分野で圧倒的なシェアを持つ「ガリバー企業」という観点からの選出。PBRは1倍を超えていますが、その圧倒的なブランド力と収益性、財務健全性を考慮すると、長期的な資産形成に向いた優良株です。国内外の飲食店の新規出店や設備更新需要を着実に捉え、安定した成長を続けています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1947年創業。製氷機の「ペンギンマーク」で知られる。M&Aにも積極的で、グローバルな厨房機器メーカーとしての地位を確立しています。
◎ リスク要因: 国内の人口減少による飲食市場の縮小。海外市場での競合激化。
【半導体製造装置の精密部品メーカー】株式会社フジミインコーポレーテッド (5384)
◎ 事業内容: 半導体製造に不可欠なシリコンウエハーの研磨材(CMPスラリー)で世界トップクラスのシェアを誇る化学メーカー。
◎ 注目理由: 世界的な半導体需要の拡大という大きな潮流に乗る企業。クルーズとは業種が全く異なりますが、「成長産業を支える必須技術」を持つという共通点で選出。株価は半導体市況に左右されますが、同社の技術は他社が容易に真似できない参入障壁の高いものです。PBRは高めですが、その技術的優位性と成長性を考えれば、今後の展開が期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 砥石の製造からスタートし、精密研磨材の分野で技術を磨く。現在は、半導体製造プロセスの最先端で同社の製品が活躍しています。
◎ リスク要因: 半導体シリコンサイクルの影響を受けやすい。特定顧客への依存度。
【独自のビジネスモデルで古着市場を席巻】株式会社コメ兵ホールディングス (2780)
◎ 事業内容: 宝飾品、時計、ブランドバッグ、衣料品などの買い取り・販売を行うリユース(中古品)事業の最大手。
◎ 注目理由: クルーズのEコマース事業からの連想で、リユースECという成長市場のプレーヤー。PBR1倍割れで、配当利回りも比較的高く、バリュー株としての側面も強いです。消費者の節約志向やサステナビリティへの関心の高まりを背景に、リユース市場は拡大傾向にあります。同社は長年培った真贋判定能力と、豊富な商品量が強みです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 名古屋の米屋として創業した異色の経歴を持つ。近年は、買い取り専門店の出店や、オンラインでの買い取り・販売を強化しています。
◎ リスク要因: 景気後退による高額品の消費手控え。偽ブランド品の流入リスクと真贋判定コスト。
【自動車向けプレス部品の老舗】株式会社フコク (5185)
◎ 事業内容: 自動車のエンジンや足回りに使われる防振ゴム、ワイパーブレードラバーなどの機能部品メーカー。高い技術力で国内全自動車メーカーと取引がある。
◎ 注目理由: PBRが0.3倍前後という極端な低PBR銘柄。市場から「万年割安株」と見なされている側面もありますが、裏を返せばそれだけ資産価値に対して株価が低いということです。EV化の流れで、エンジン関連部品のリスクはありますが、一方でEVにも必須な防振部品やシール製品も手掛けており、変化に対応する技術力を持っています。高い配当利回りも魅力です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1953年設立。ワイパーブレードラバーでは世界トップクラスのシェアを誇る。近年は、非自動車分野への事業展開も模索しています。
◎ リスク要因: 自動車業界のEVシフトへの対応の遅れ。特定業界への依存度の高さ。
【ITサービスとドキュメントのプロ】株式会社ビジネスブレイン太田昭和 (9658)
◎ 事業内容: 企業の会計・経営管理システムに関するコンサルティングからシステム構築、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)までを一貫して提供。
◎ 注目理由: 企業のバックオフィス業務を支える、地味ながらも不可欠な存在。クルーズがDX支援を手掛ける点との関連性。PBR1倍割れ、高自己資本比率の堅実な財務が魅力のバリュー株です。企業のDX化や、インボイス制度、電子帳簿保存法といった法改正が追い風となり、専門性の高い同社のサービス需要は高まっています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 公認会計士事務所を母体として設立。会計分野の深い知見を強みに、大手企業を中心に安定した顧客基盤を築いています。
◎ リスク要因: 景気悪化による企業のコンサルティング・IT投資の抑制。システム開発におけるプロジェクトの不採算リスク。
【独自のセンサー技術で世界に貢献】北陸電気工業株式会社 (6989)
◎ 事業内容: 各種のセンサー、抵抗器、圧電部品などの電子部品を開発・製造。特に自動車やスマートフォン、家電製品向けに強みを持つ。
◎ 注目理由: PBRが0.3倍台と極めて割安な水準にある電子部品メーカー。クルマの自動運転化や家電のIoT化が進む中で、あらゆる機器に搭載されるセンサーの重要性は増す一方です。同社の持つ多様なセンサー技術が、今後の技術革新の中で再評価される可能性があります。地味な存在ながら、日本のものづくりを支える重要な企業です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1943年設立の老舗電子部品メーカー。長年培った材料技術や薄膜・厚膜技術をコアに、独自の製品を開発しています。
◎ リスク要因: 電子部品業界の価格競争の激化。特定の大口顧客への依存。
【コンテンツ配信のインフラを支える】株式会社Jストリーム (4308)
◎ 事業内容: 動画や音声などのコンテンツをインターネットで配信するためのプラットフォーム(CDN)や、配信ソリューションを提供する国内のパイオニア。
◎ 注目理由: クルーズがゲームや広告でコンテンツを扱う点からの連想。オンラインでのライブイベントや、企業のIR活動、eラーニングなど、動画配信の需要はあらゆる場面で拡大しています。同社は長年の実績と高い技術力で、安定した配信インフラを提供。株価は一時期の人気から落ち着いていますが、ストック型のビジネスモデルは安定しており、改めて評価される余地があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1997年に日本で初めて動画配信事業を開始。大規模なライブ配信から、企業の個別ニーズに合わせた配信システムの構築まで幅広く対応しています。
◎ リスク要因: 外資系大手CDN事業者との競争。配信技術の急速な進化への追随コスト。
【マンション修繕のリーディングカンパニー】株式会社長谷工コーポレーション (1808)
◎ 事業内容: 新築マンションの施工で国内トップシェアを誇るゼネコン。近年は、マンションの管理・修繕、リフォーム事業にも力を入れている。
◎ 注目理由: PBR1倍割れ、かつ高配当利回りの代表的なバリュー株。新築だけでなく、今後ますます重要になるストック市場(中古マンションの維持・管理)で圧倒的な強みを発揮します。自社で施工した膨大な数のマンションが将来の管理・修繕需要につながるという、非常に強力なビジネスモデルを持っています。
◎ 企業沿革・最近の動向: マンション事業に特化することで成長。近年は、高齢者向け住宅や海外事業など、新たな収益の柱の育成にも注力しています。
◎ リスク要因: 国内の新築マンション市場の縮小。建設資材の高騰や人手不足によるコスト増。
【独立系ベンチャーキャピタル(VC)の雄】フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 (8462)
◎ 事業内容: 地方創生に特化したベンチャーキャピタル。地方の金融機関や自治体と共同でファンドを設立し、地域の中小企業やベンチャー企業に投資・育成を行う。
◎ 注目理由: クルーズが多角的な事業展開をするように、同社も多様な未上場企業に投資することで成長を目指す企業。PBRは1倍を大きく下回っており、投資先企業の価値が十分に株価に反映されていない状態です。地方創生という国策に沿ったビジネスモデルであり、投資先企業がIPO(新規株式公開)したり、大きく成長したりすることで、株価が飛躍する可能性を秘めています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 京都に本社を置き、地域密着型のVCとして独自の地位を築く。全国各地で地方創生ファンドの設立・運営を拡大しています。
◎ リスク要因: 投資先の育成がうまくいかないリスク。株式市況の悪化がIPO環境に与える影響。
【事務服から宇宙服まで、繊維のプロ】株式会社チクマ (3173)
◎ 事業内容: 企業の制服・ユニフォームの企画・製造・販売を主力とする老舗の繊維専門商社。学生服や婦人服も手掛ける。近年は、JAXAと共同で宇宙服の素材開発にも取り組む。
◎ 注目理由: PBR0.5倍前後、高配当利回りの典型的なバリュー株。企業の制服という安定した需要基盤を持ちつつ、宇宙開発という夢のある先端分野にも挑戦しているギャップが魅力です。コロナ禍で落ち込んだ需要が回復に向かう中、業績の改善が期待されます。歴史と革新性を併せ持つ、隠れた優良企業です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1903年創業の歴史ある企業。ユニフォーム事業で培ったノウハウを活かし、機能性素材の開発に強み。ESGへの関心の高まりから、リサイクル素材を使った制服なども手掛けています。
◎ リスク要因: 国内の労働人口の減少によるユニフォーム市場の縮小。原材料価格や海外の生産コストの変動。


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