安永(7271)ショック!連想買いが狙う「隠れ技術」保有の低位株30選

2025年10月21日、東京証券市場。特定の銘柄が急騰すると、市場の投資家たちは即座に「次」を探し始めます。いわゆる「連想買い」です。直近で市場の注目を集めた銘柄の一つが、東証スタンダード上場の株式会社安永 (7271) です。

一見すると、安永は自動車のエンジン部品(コネクティングロッドなど)を主力とする伝統的な自動車部品メーカーです。しかし、市場が同社に熱い視線を送る理由は、その「もう一つの顔」にあります。それが、半導体製造装置、特にEV(電気自動車)の電力制御に不可欠なSiC(炭化ケイ素)パワー半導体のウエハーを切断する「ワイヤーソー」の高い技術力です。さらに、過去にはリチウムイオン電池(LiB)の長寿命化に関する技術開発でも注目を集めた経緯があり、まさに「EVシフト」の核心に触れる技術を複数保有する企業として認識されています。

つまり、安永(7271)の株価が動くとき、市場が連想するテーマは一つではありません。

  1. SiCパワー半導体:EVや再生可能エネルギーのキーデバイスであり、その製造装置(特に切断・研磨)への需要。

  2. リチウムイオン電池:EVの航続距離や安全性を左右する部材(正極材、セパレーター等)や製造装置。

  3. 自動車部品メーカーのDX/EVシフト:安永自身がそうであるように、従来のエンジン部品からEV向け部品や新事業へ果敢に転換を図る企業群。

この記事では、安永(7271)の急騰劇をヒントに、これら3つの主要テーマに沿って「次に市場が注目する可能性のある」中小型株を中心に、最低30銘柄を厳選して紹介します。誰もが知る超大型株ではなく、安永のように特定の分野で高い技術力を持ちながらも、その価値がまだ市場に十分織り込まれていない可能性のある銘柄に焦点を当てています。


【投資に関する免責事項】 本記事は、特定の銘柄の売買を推奨するものでは一切ありません。投資助言を目的としたものではなく、あくまで情報提供を目的としています。 掲載されている情報は、本記事作成時点(2025年10月21日)において信頼できると判断した情報源(公表情報、検索結果等)に基づき作成していますが、その正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。 株価や市場の動向は、国内外の政治経済情勢、企業業績、金利、為替など多くの要因によって変動します。特に、本記事で取り上げる中小型株やグロース市場の銘柄は、株価の変動(ボラティリティ)が非常に高くなる傾向があります。 株式投資は、元本を割り込むリスクを含む金融商品です。投資に関する最終的な決定と実行は、ご自身の判断と責任において行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損失についても、作成者およびその関係者は一切の責任を負いません。 過去の株価動向や業績は、将来の成果を示唆または保証するものではありません。投資前には、必ず各企業の有価証券報告書や決算短信、公式ウェブサイト等の一次情報を確認し、ご自身の投資目的、財務状況、リスク許容度を十分に考慮してください。

目次

第1部:SiCパワー半導体 関連銘柄 (安永の「ワイヤーソー」連想)

安永のワイヤーソーがSiCウエハーの切断に使われることから、SiCの製造プロセス(切る・削る・磨く・成膜する)に関連する装置・部材メーカーをピックアップします。

【SiC切断装置の最右翼】株式会社タカトリ (7488)

◎ 事業内容: 半導体製造装置(SiC材料切断加工装置、LED用サファイア切断装置など)、液晶・有機ELディスプレイ製造装置、繊維機械(自動裁断装置)の開発・製造・販売。  ・ 会社HP: https://www.takatori-corp.co.jp/

◎ 注目理由: 安永(7271)の「SiC向けワイヤーソー」というテーマにおいて、最も直接的な連想が働く競合かつ専業メーカー。特にSiCウエハーの切断加工装置(ワイヤーソー)で世界トップクラスのシェアを誇ります。EV向けパワー半導体市場の拡大は、同社の装置需要に直結します。安永が注目されるならば、同社が注目されない理由がなく、連想買いの筆頭候補と目されます。業績の受注残も豊富で、市場の期待が高い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1950年設立。元々は繊維機械(ストッキングの編機)メーカーとして創業。その後、液晶パネルの貼り合わせ装置などで技術を蓄積し、半導体分野へ進出。近年は、硬くて脆いSiC材料を高い歩留まりでスライスする技術が評価され、パワー半導体メーカーからの大型受注が相次いでいます。生産能力の増強を進めており、旺盛な需要に対応中です。

◎ リスク要因: 特定の大型顧客や半導体設備投資のサイクルに業績が左右されやすい点。安永を含む他社との競争激化。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7488

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7488.T


【研削・研磨のスペシャリスト】株式会社岡本工作機械製作所 (6125)

◎ 事業内容: 平面研削盤、円筒研削盤、内面研削盤などの「研削盤」で国内トップクラス。半導体製造装置(ウエハー研削盤、CMP装置など)も手掛ける工作機械メーカー。  ・ 会社HP: https://www.okamoto.co.jp/

◎ 注目理由: SiCウエハーは「切る(スライス)」だけでなく、その後に「削る(グラインド)」「磨く(ポリッシュ)」必要があります。同社は、シリコンウエハーはもちろん、硬いSiCウエハーを薄く、平坦に研削・研磨する装置で高い技術力を持ちます。安永やタカトリが「切断」で注目されるなら、その後の工程を担う同社にも連想が及びやすいポジションです。PBR(株価純資産倍率)が1倍を割れているケースも多く、資産価値から見た割安感も注目点です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1926年創業の老舗工作機械メーカー。研削盤のトップメーカーとしての地位を確立。その超精密加工技術を応用し、半導体製造装置分野へ進出。近年は、半導体市場の活況を受け、特にウエハーの薄型化や平坦化に不可欠なバックグラインダーやCMP装置の需要が好調です。

◎ リスク要因: 世界的な工作機械需要の景気変動リスク。半導体設備投資サイクルの影響。為替変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6125

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6125.T


【SiCデバイスの雄】ローム株式会社 (6963)

◎ 事業内容: 半導体(LSI、トランジスタ、ダイオード)、受動部品(抵抗器など)の大手電子部品メーカー。特にSiCパワー半導体では世界トップクラスのシェアを持つ。  ・ 会社HP: https://www.rohm.co.jp/

◎ 注目理由: 安永やタカトリが「装置」メーカーであるのに対し、ロームはSiCパワー半導体そのものを製造・販売する「デバイス」メーカーです。SiC市場の拡大から最も直接的に恩恵を受ける企業の一つ。安永の装置への需要が高まるのは、ロームのようなデバイスメーカーが設備投資を積極化しているためであり、テーマの根幹を成す銘柄です。やや大型株ですが、テーマ性を語る上で欠かせません。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1958年設立。抵抗器から出発し、半導体分野へ進出。早くからSiCに着目し、2010年に世界で初めてSiC MOSFETの量産を開始。近年はEVや産業機器向けにSiCの需要が爆発的に増加しており、巨額の設備投資を継続。国内外に新工場を建設し、生産能力を大幅に増強しています。

◎ リスク要因: SiC分野での世界的な開発・投資競争の激化。半導体市況全体の変動。設備投資負担の増大。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6963

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6963.T


【SiCウエハー素材】レゾナック・ホールディングス株式会社 (4004)

◎ 事業内容: 旧・昭和電工と旧・日立化成が統合。石油化学、化学品、エレクトロニクス(半導体・電子材料)、無機材料(黒鉛電極)、アルミなど多岐にわたる事業を持つ総合化学メーカー。  ・ 会社HP: https://www.resonac.com/jp/

◎ 注目理由: SiCパワー半導体の「ウエハー」そのもの(エピタキシャルウエハー)で世界トップクラスのシェアを持ちます。安永やタカトリが「装置」なら、ロームが「デバイス」、レゾナックは「素材」という、SiCサプライチェーンの最上流に位置します。SiCウエハーは製造難易度が非常に高く、同社の技術的優位性は当面続くとみられます。SiC市場の拡大を素材面から支える中核企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 昭和電工が2020年に日立化成を買収し、2023年に持株会社体制へ移行、社名をレゾナックに変更。「半導体材料のトップメーカー」を標榜し、特にSiCウエハーやCMPスラリーなどの分野で積極的な投資と開発を進めています。

◎ リスク要因: 石油化学事業など、半導体以外の景気敏感事業の業績変動。素材開発における巨額の研究開発費。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4004

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【SiC製造用黒鉛】東洋炭素株式会社 (5310)

◎ 事業内容: 等方性黒鉛(アイソスタティック・グラファイト)の世界的な大手メーカー。半導体製造工程(SiCウエハー製造用部材など)、EDM(放電加工)用電極、高温炉部材などに使用される特殊炭素製品を手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.toyotanso.co.jp/

◎ 注目理由: SiCウエハーは超高温で製造されますが、その製造プロセス(昇華法など)で使われる部材(ヒーターやルツボ)に、同社の高純度な等方性黒鉛が不可欠です。SiCウエハーの生産量が増加すれば、同社の部材需要も比例して増加する関係にあります。安永の連想テーマであるSiCの「隠れた」関連銘柄として、玄人好みの銘柄と言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1947年設立。等方性黒鉛の量産技術を世界で初めて確立。高い技術力を背景に、エレクトロニクス、産業機械、原子力など幅広い分野に製品を供給。近年は、SiCパワー半導体向けや、リチウムイオン電池負極材向け(開発中)など、先端分野での需要が好調です。

◎ リスク要因: 黒鉛電極の市況変動(同社の主力は特殊黒鉛だが影響は受ける)。半導体設備投資サイクルの影響。

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【ニッチな成膜装置】サムコ株式会社 (6387)

◎ 事業内容: 半導体、電子部品、オプトエレクトロニクス分野向けの薄膜形成装置(CVD装置、ドライエッチング装置など)を製造・販売。特に化合物半導体(SiC、GaNなど)向けに強み。  ・ 会社HP: https://www.samco.co.jp/

◎ 注目理由: 安永がSiCの「切断」なら、サムコはSiCウエハー上に電子回路を形成する「成膜」「加工」工程の装置を手掛けます。特にSiCやGaN(窒化ガリウム)といった次世代パワー半導体の研究開発・少量生産ライン向けに高いシェアを持ちます。ニッチながらも先端分野に不可欠な技術を持つ企業として、SiCテーマで連想されやすい存在です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1979年、京セラ出身者らが設立。研究開発用途の装置からスタートし、徐々に量産市場へも展開。化合物半導体というニッチ市場で高い存在感を確立。近年はパワー半導体や高周波デバイス(5G、6G)市場の拡大を追い風に、業績を伸ばしています。

◎ リスク要因: 研究開発向け需要の変動。特定の技術トレンドへの依存。大手装置メーカーとの競争。

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【ウエハー検査装置】株式会社テセック (6337)

◎ 事業内容: 半導体製造の後工程で使われる「テスタ(検査装置)」と「ハンドラ(搬送装置)」の専門メーカー。特にディスクリート(個別半導体)やパワー半導体向けに強み。  ・ 会社HP: https://www.tesec.co.jp/

◎ 注目理由: SiCパワー半導体も製造された後は、その性能や信頼性を厳しく検査する必要があります。同社は、SiCデバイスを含むパワー半導体向けのテスタやハンドラを提供しています。SiCの生産量が増加すれば、当然ながら検査装置の需要も増加します。安永の連想テーマであるSiCサプライチェーンの一角を担う企業として注目されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1969年設立。半導体の検査・搬送装置に特化。特にパワー半導体やアナログ半導体といった、高い電圧や電流を扱うデバイスの検査技術に強みを持つ。近年のEV化や省エネ化の流れを受け、パワー半導体市場の拡大と共に成長。

◎ リスク要因: 半導体設備投資サイクルの影響を強く受ける。特定顧客への依存度。技術革新の速さ。

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【超純水・水処理】オルガノ株式会社 (6368)

◎ 事業内容: 水処理エンジニアリング大手。半導体・液晶工場向けの超純水製造装置で世界トップクラス。一般産業向けの水処理プラント、発電所向け水処理なども手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.organo.co.jp/

◎ 注目理由: SiCを含む半導体製造プロセスでは、ウエハーの洗浄工程などで不純物を極限まで取り除いた「超純水」が大量に必要です。安永のワイヤーソーが稼働するような最先端の半導体工場には、オルガノのような超純水プラントが必ず併設されています。SiC工場の新設・増設は、そのまま同社のビジネスチャンスとなります。半導体製造を「水」で支える、縁の下の力持ち銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1946年設立。イオン交換樹脂技術をベースに水処理事業を展開。半導体産業の発展と共に、超純水分野での技術を磨き、高いシェアを獲得。近年は、国内外での大型半導体工場建設プロジェクトを次々と受注し、好調な業績が続いています。

◎ リスク要因: 大型プロジェクトの受注動向や納期によって業績が変動。半導体設備投資サイクルの影響。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6368

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【超純水・水処理】野村マイクロ・サイエンス株式会社 (6254)

◎ 事業内容: オルガノと同様、超純水製造装置の専業メーカー。特に韓国や台湾など海外の半導体・液晶メーカー向けに強みを持つ。メンテナンスサービスも収益源。  ・ 会社HP: https://www.nomura-nms.co.jp/

◎ 注目理由: オルガノの競合であり、同様に半導体設備投資の活況から恩恵を受けます。特に海外(韓国サムスン電子、台湾TSMCなど)での大型案件に強いとされ、グローバルな半導体投資の波に乗る銘柄です。SiC関連の工場投資が海外で活発化すれば、同社の出番となります。オルガノとセットで連想されやすい銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1969年設立。超純水装置に特化し、高い技術力で海外市場を開拓。特に韓国、台湾、中国での実績が豊富。近年の世界的な半導体工場建設ラッシュにより、大型案件の受注が続き、業績は絶好調の局面が続いています。

◎ リスク要因: 海外の特定顧客(サムスンなど)への依存度が高い。為替変動リスク。半導体設備投資サイクルの影響。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6254

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【真空技術】アルバック株式会社 (6728)

◎ 事業内容: 真空技術を核とした総合装置メーカー。半導体製造装置、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置、電子部品、材料などを幅広く手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.ulvac.co.jp/

◎ 注目理由: SiCの成膜やエッチングなど、半導体製造プロセスの多くは「真空」環境下で行われます。アルバックはその真空技術の権威であり、SiC向けを含む多様な製造装置(スパッタリング装置、アッシング装置など)を提供しています。安永の「切断」とは異なる工程ですが、SiC製造プロセス全体を支える重要なプレーヤーの一社です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1952年設立。真空技術のパイオニアとして、日本のエレクトロニクス産業の発展を支えてきました。近年は半導体市場の活況、特に先端ロジックやメモリ、パワー半導体向けの投資拡大を背景に、装置需要が旺盛です。

◎ リスク要因: FPD(液晶・有機EL)市場の市況変動の影響も受ける。半導体設備投資サイクルの影響。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6728

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【特殊ガラス・基板】株式会社オハラ (5218)

◎ 事業内容: 光学ガラス(カメラレンズ用など)の老舗メーカー。光関連の特殊ガラスや、半導体・液晶製造プロセスで使われるガラスセラミックス、ガラス基板なども手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.ohara-inc.co.jp/

◎ 注目理由: 安永のワイヤーソーがSiCを「切る」のに対し、オハラは半導体製造工程で使われる「フォトマスク」の基板材料(マスクブランクス)などを手掛けます。また、次世代半導体技術として注目される「ガラスコア基板」関連の材料メーカーとしても期待されています。SiCとは直接的な関連は薄いかもしれませんが、「先端半導体材料」という大きな括りで連想が働く可能性のある、技術志向の企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1935年設立。光学ガラスのトップメーカーとして成長。近年は、デジタルカメラ市場の縮小を受け、エレクトロニクス分野(半導体、液晶関連)や宇宙・天文分野への製品展開を強化しています。

◎ リスク要因: 主力の光学ガラス市場(デジカメなど)の縮小。為替変動リスク。新事業分野の立ち上がりの遅れ。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/5218

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【ウエハー搬送】株式会社ローツェ (6323)

◎ 事業内容: 半導体・FPD工場内で使われるウエハーやガラス基板の自動搬送システム(EFEM、N2パージストッカーなど)の専業メーカー。  ・ 会社HP: https://www.rorze.com/

◎ 注目理由: 安永のワイヤーソーで切断されたSiCウエハーは、次の工程へ自動で搬送されなければなりません。ローツェは、半導体工場のクリーンルーム内でウエハーを汚染なく高速に搬送するシステムで高いシェアを持ちます。SiC工場の新設・増設が進めば、同社の搬送システムが導入される機会も増大します。半導体投資の恩恵を幅広く受ける銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1985年設立。モータ制御技術を核に、半導体・FPD業界の自動化ニーズに応えて成長。特にアジア(韓国、台湾、中国)での売上比率が高い。世界的な半導体工場建設ラッシュを背景に、高い成長を続けています。

◎ リスク要因: アジア市場、特に韓国・台湾の設備投資動向への依存度が高い。為替変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6323

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6323.T


【半導体パッケージ】新光電気工業株式会社 (6967)

◎ 事業内容: 半導体パッケージ(リードフレーム、ICパッケージ基板)の大手。特に高性能なフリップチップ(FC)パッケージで世界トップクラス。富士通の子会社。  ・ 会社HP: https://www.shinko.co.jp/

◎ 注目理由: SiCデバイスも最終的にはパッケージングされ、製品に組み込まれます。同社は、CPUやAIアクセラレータなど最先端の半導体に使われる高性能パッケージ基板で高い技術力を持ちます。SiCのようなパワー半導体は高熱を発するため、放熱性に優れた高性能なパッケージが求められ、同社の技術が活きる分野です。半導体「後工程」の重要銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1946年設立。リードフレームから出発し、ICパッケージ基板へと事業を高度化。特にPCやサーバー向けCPUの高性能化と共に成長。近年はデータセンター、AI、5G関連の需要が旺盛で、積極的な設備投資を継続しています。

◎ リスク要因: 親会社(富士通)の動向。PC市場など特定分野の需要変動。半導体パッケージ技術の急速な進化。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6967

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【切断・研削(大型)】株式会社ディスコ (6146)

◎ 事業内容: 半導体・電子部品向けの切断・研削・研磨装置(ダイシングソー、グラインダー、ポリッシャー)で世界シェアNo.1。  ・ 会社HP: https://www.disco.co.jp/

◎ 注目理由: 「切る・削る・磨く」というテーマでは、世界最強の企業です。安永のワイヤーソーが「スライス(インゴットからウエハーへ)」なら、ディスコのダイシングソーは「ダイシング(ウエハーからチップへ)」を担当します。SiCウエハーの加工においても同社の装置は不可欠です。株価は大型株の部類に入り、誰もが知る銘柄ですが、安永のテーマ性を考える上で、このガリバー企業の動向は無視できません。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1937年、砥石メーカーとして創業。半導体製造用の精密加工装置に特化し、圧倒的な世界シェアを確立。高い収益性が特長。近年は半導体の微細化、薄型化、SiCなどの新素材化を背景に、付加価値の高い装置の需要が継続しています。

◎ リスク要因: 半導体設備投資サイクルの影響を強く受ける。超大型株であり、短期的な値幅は限定的になる可能性。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6146

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【測定・検査(大型)】株式会社東京精密 (7729)

◎ 事業内容: 半導体製造装置(ウエハーのプロービングマシン、研削盤など)と、精密測定機器(三次元座標測定機など)の大手。  ・ 会社HP: https://www.accrete.jp/

◎ 注目理由: ディスコと同様、SiCウエハーを「削る」グラインダーを手掛ける一方、製造されたチップの電気的特性をウエハー段階で検査する「プロービングマシン」でも高いシェアを持ちます。安永の「切断」テーマから「削る」「検査する」という連想が働く場合、有力な候補となります。半導体製造の前工程から後工程まで幅広く関わる企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1949年設立。精密測定機器の技術を応用し、半導体製造装置分野へ進出。特にウエハープロービングマシンで世界的な地位を確立。近年の半導体需要の拡大、特にウエハーの大口径化や積層化(3D-NAND)の進展が追い風となっています。

◎ リスク要因: 半導体設備投資サイクルの影響。韓国や台湾メーカーとの競争。為替変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7729

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第2部:リチウムイオン電池 関連銘柄 (安永の「電池技術」連想)

安永が過去にLiBの長寿命化技術で注目された経緯から、EVの核心であるLiBの部材(正極材、セパレーター等)や製造装置を手掛ける、技術力のある中小型株をピックアップします。

【正極材のスペシャリスト】田中化学研究所 (4080)

◎ 事業内容: リチウムイオン電池(LiB)やニッケル水素電池に使われる「正極材料」の開発・製造・販売。特にハイニッケル系など高性能な正極材に強み。  ・ 会社HP: https://www.tanaka-chem.co.jp/

◎ 注目理由: EVの性能(航続距離)を左右する最も重要な部材が正極材です。同社はLiBの正極材に特化した専業メーカーであり、住友化学のグループ企業です。EV市場の拡大は、正極材の需要増に直結します。安永がLiB関連技術で注目される際、真っ先に連想されやすい「電池材料」の中核銘柄の一つです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1957年設立。磁性材料から出発し、二次電池材料へシフト。LiBの高性能化(高容量化)ニーズに応えるため、ハイニッケル系正極材の開発・量産に注力。車載向けを中心に、国内外の電池メーカーへ供給しています。

◎ リスク要因: LiB材料の国際的な価格競争。特定の取引先への依存。次世代電池(全固体電池など)の技術動向。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4080

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【セパレーター専業】株式会社ダブル・スコープ (6619)

◎ 事業内容: リチウムイオン電池(LiB)の主要4部材の一つである「セパレーター(絶縁材)」の専業メーカー。韓国に大規模な生産拠点を持ち、車載向けに強み。  ・ 会社HP: https://www.w-scope.co.jp/

◎ 注目理由: 安永が過去にセパレーター関連の技術で注目された経緯があり、セパレーター専業の同社は連想の対象となりやすいです。LiBの安全性と性能を担保する重要な部材であり、EV市場の拡大と共に需要が急増しています。株価の変動(ボラティリティ)が非常に高いことで知られますが、それだけ市場の注目度が高い銘柄とも言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2005年設立。LiBセパレーターの開発・製造に特化。韓国子会社を通じて大規模生産体制を構築し、韓国のLiBメーカー(LG、サムスンSDIなど)を主要顧客として成長。近年は欧州での新工場建設など、グローバルな生産体制の確立を急いでいます。

◎ リスク要因: 非常に高い株価変動リスク。韓国市場や特定顧客への依存。巨額の設備投資に伴う財務リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6619

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【酸化鉄からの展開】戸田工業株式会社 (4047)

◎ 事業内容: 磁性材料(フェライト)や着色材料(酸化鉄)の大手。その技術を応用し、LiB用正極材料(NCA、LFPなど)も手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.todakogyo.co.jp/

◎ 注目理由: 田中化学研究所と同様にLiBの正極材を手掛けます。主力の磁性材料で培った粉体技術を活かし、高性能な正極材を製造。特に、安価で安全性が高いとされるLFP(リン酸鉄リチウム)系正極材への関心が高まる中、同社の存在感も増しています。安永のLiB連想において、正極材の選択肢として注目されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1823年創業の超老舗企業(ベンガラ製造)。酸化鉄のトップメーカーとして成長し、磁気テープ材料などを経て、現在はLiB材料や電子部品材料に注力。TDKとの合弁事業なども行っています。

◎ リスク要因: LiB材料の価格競争。主力の着色材料や磁性材料の市況変動。新材料開発の成否。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4047

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【電池・半導体向け洗浄装置】株式会社ジェイ・イー・ティ (6228)

◎ 事業内容: 半導体製造装置(洗浄装置)と、リチウムイオン電池(LiB)電極製造用の塗布・乾燥装置(コーター・ドライヤー)を手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.jet-corp.jp/

◎ 注目理由: 安永がSiC(半導体)とLiB(電池)の両方に関連するように、同社も半導体洗浄装置とLiB製造装置の二刀流です。特にLiBの電極(正極・負極)を製造する際の塗布・乾燥工程は、電池の性能を左右する重要なプロセスであり、同社の装置が活躍します。半導体と電池の両方の設備投資テーマに乗る銘柄として、連想の対象となり得ます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2009年設立。半導体洗浄装置で実績を積み、その技術を応用してLiB製造装置分野へ進出。特に韓国や中国のメーカーへの納入実績が豊富。近年の半導体・LiB双方の設備投資活況を背景に、業績を急拡大させています。

◎ リスク要因: 韓国・中国など海外市場への依存度が高い。設備投資サイクルの影響。為替変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6228

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6228.T


【電池の「揺れ」を試験】アイエムブイ株式会社 (7760)

◎ 事業内容: 振動シミュレーションシステム(振動試験装置)の専業最大手。自動車、航空宇宙、電機、鉄道など幅広い分野で、製品の耐久性試験に使用される。  ・ 会社HP: https://www.imv-corp.com/

◎ 注目理由: EVに搭載されるリチウムイオン電池は、走行中の「振動」に長期間耐える必要があります。同社は、そのLiBやバッテリーパックが振動に耐えられるかを試験する装置で高いシェアを持ちます。EVの安全性・信頼性を確保するために不可欠な装置です。安永のLiB技術が「性能」なら、同社はLiBの「安全性」を支える銘柄として連想されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1957年設立。振動試験装置一筋で成長し、国内トップ、世界でも有数のメーカーとなる。近年は、EVシフトを背景に、大型のLiBやモーターを試験できる高性能な装置の需要が国内外で高まっており、業績は好調に推移しています。

◎ リスク要因: 企業の設備投資(特に研究開発費)の動向に左右される。為替変動リスク。競合他社との競争。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7760

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7760.T


【電池電極の塗布・乾燥】テクノスマート株式会社 (6246)

◎ 事業内容: LiBの電極製造工程で使われる塗布・乾燥装置(コーター)や、FPD・フィルム製造用の精密コーティング装置などを手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.technosmart.co.jp/

◎ 注目理由: ジェイ・イー・ティ(6228)と同様、LiBの正極・負極を製造する「コーター」が主力です。LiBの性能は、活物質をどれだけ均一に薄く塗布できるかにかかっており、同社の精密塗布技術が活かされます。LiBの設備投資が活発化する局面では、こうした製造装置メーカーへの連想が働きやすくなります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 旧・井上金属工業の塗工機部門が独立。長年のフィルムコーティング技術を蓄積。近年は、EV向けLiB市場の急拡大を受け、大型の電極製造用コーターの受注が好調です。

◎ リスク要因: LiB設備投資のサイクル変動。特定顧客への依存。韓国・中国メーカーとの価格競争。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6246

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6246.T


【小型電池・材料】FDK株式会社 (6955)

◎ 事業内容: 各種電池(リチウム電池、アルカリ乾電池など)、電子部品(トランス、スイッチング電源)の製造・販売。富士通グループ。  ・ 会社HP: https://www.fdk.co.jp/

◎ 注目理由: EV向け大型電池とは異なりますが、電子機器やバックアップ電源に使われる小型のリチウム電池や、次世代電池として期待される「全固体電池」の開発に注力しています。特に全固体電池は、LiBの次の本命技術の一つとされており、安永の「LiB先端技術」という連想から、より未来の技術である全固体電池を手掛ける同社に注目が向かう可能性があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1950年設立。フェライト材料から出発し、電池事業、電子部品事業を展開。近年は、収益性の高い小型電池や、全固体電池などの新規開発にリソースを集中しています。

◎ リスク要因: 全固体電池などの新技術開発の成否と実用化の時期。汎用電池市場での価格競争。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6955

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6955.T


第3部:自動車部品メーカーのEVシフト関連銘柄 (安永の「本業転換」連想)

安永の本業であるエンジン部品は、EV化で需要減退が懸念されます。安永自身が半導体装置などに活路を見出すように、他のエンジン・駆動系部品メーカーもEV向け新製品や新事業への転換(ピボット)を急いでいます。そうした「脱・エンジン」銘柄をピックアップします。

【駆動系部品のEVシフト】武蔵精密工業株式会社 (7220)

◎ 事業内容: 四輪車・二輪車向けの駆動系部品(デファレンシャル、トランスミッションギヤ、ボールジョイントなど)の大手。ホンダ系。  ・ 会社HP: https://www.musashi.co.jp/

◎ 注目理由: 安永がエンジン部品の「コンロッド」なら、武蔵精密は「ギヤ」や「デフ」など、同じくエンジン車・HVに不可欠な精密部品を手掛けます。同社はEV化の波に対応し、EV専用の減速機ユニット(ギヤボックス)や、AIを活用した検査装置、再生可能エネルギー事業など、積極的な多角化を進めています。安永と同様に「本業の転換」を迫られる中、具体的な手を打っている企業として連想対象になります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1938年創業。ホンダの成長と共に、精密鍛造技術を核とした駆動系部品で世界的な地位を確立。近年は、EVシフトへの危機感を背景に、既存事業の効率化と、EV向け新製品およびAI・エネルギーなどの新規事業創出を経営の両輪としています。

◎ リスク要因: 主要顧客(ホンダなど)の生産動向への依存。EV化による既存のエンジン・ミッション部品の需要減少。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7220

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7220.T


【ピストンリングからの転換】株式会社TPR (6463)

◎ 事業内容: エンジン部品の「ピストンリング」で世界トップクラスのシェア。シリンダライナなど他のエンジン部品も手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.tpr.co.jp/

◎ 注目理由: ピストンリングは、まさにエンジンの中核部品であり、EV化で最も影響を受ける製品の一つです。同社は、その危機感から早くから新事業の育成に着手。ゴム・樹脂製品、燃料電池(FCV)用セパレーター、医療分野などへ多角化を進めています。特にFCV向け部材は、EVとは異なるもう一つの脱炭素技術として注目されます。安永と並ぶ「脱・エンジン」の代表格銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1939年設立。ピストンリングの技術を深耕し、世界シェアを拡大。内燃機関の進化と共に成長。近年は、EVシフトを見据え、中長期経営計画で「非ピストンリング事業」の拡大を最重要課題に掲げ、M&Aや研究開発を積極化しています。

◎ リスク要因: 主力のピストンリング事業のEV化による縮小スピード。新事業の収益化の遅れ。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6463

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6463.T


【クラッチからの転換】株式会社エフ・シー・シー (7296)

◎ 事業内容: 二輪車・四輪車(主にAT・CVT)用のクラッチで世界トップクラスのシェアを持つ。ホンダ系。  ・ 会社HP: https://www.fcc-net.co.jp/

◎ 注目理由: クラッチもまた、EV(モーター駆動)では不要になる部品の代表格です。同社は、クラッチで培った摩擦材技術やプレス技術を応用し、EV・FCV向けの新製品開発(モーターコア部品、セパレーターなど)や、産業機械分野への展開を急いでいます。武蔵精密(7220)やTPR(6463)と同様、ホンダ系であり、「脱・エンジン」への転換が急務の銘柄として連想されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1939年設立。二輪車用クラッチからスタートし、四輪AT用クラッチで世界的な地位を築く。主要顧客はホンダ。近年は、EV化への対応を急ぎ、クラッチ以外の製品ポートフォリオの構築に全社を挙げて取り組んでいます。

◎ リスク要因: 主要顧客(ホンダなど)の生産動向、特に二輪車市場への依存。EV化によるクラッチ需要の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7296

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7296.T


【燃料系から水素へ】愛三工業株式会社 (7283)

◎ 事業内容: 自動車の燃料系・吸排気系部品(フューエルポンプモジュール、スロットルボディなど)の大手。トヨタ系。  ・ 会社HP: https://www.aisan-ind.co.jp/

◎ 注目理由: 燃料ポンプやスロットルボディも、ガソリン車の根幹部品であり、EV化で不要になります。同社は、ガソリン車向けで培った流体制御技術を活かし、EV・FCV・HEV向けの製品開発を加速。特にトヨタが注力するFCV(燃料電池車)向けの「水素インジェクタ」など、水素関連部品の開発に強みを持っています。安永の連想から、EVだけでなく「水素」という別の脱炭素テーマへも連想が広がる可能性を示唆する銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1938年設立。トヨタ自動車の発展と共に、キャブレター(気化器)から燃料噴射装置へと、燃料系部品のスペシャリストとして成長。近年は、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)対応を急ぎ、特に電動化と水素社会を見据えた製品開発に注力。

◎ リスク要因: 主要顧客(トヨタグループ)への依存度が高い。EV化による既存の燃料系部品の需要減少スピード。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7283

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7283.T


【ピストンリングからの転換②】日本ピストンリング株式会社 (6461)

◎ 事業内容: TPR(6463)と並ぶ、エンジン用ピストンリングの大手。船舶用や産業機械用も手掛ける。日産系。  ・ 会社HP: https://www.npr.co.jp/

◎ 注目理由: TPRと同様、ピストンリング専業からの脱却が急務。同社もEV・FCV向け部品(モーター部品、セパレーターなど)や、医療機器分野(ステントなど)への多角化を進めています。TPRと比較されることが多いですが、こちらは日産系という違いがあります。安永、TPRと同様の「脱・エンジン」銘柄としての連想対象です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1934年設立。ピストンリングの国産化を目指して創業。自動車用、船舶用など幅広いエンジンのピストンリングを手掛ける。近年は、内燃機関の効率向上に貢献する製品と並行し、非エンジン分野の事業拡大を最重要課題として取り組んでいます。

◎ リスク要因: 主力のピストンリング事業のEV化による縮小。主要顧客(日産など)の生産動向。新事業の収益化。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6461

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6461.T


【バス機器からEV充電へ】レシップホールディングス株式会社 (7213)

◎ 事業内容: バス用の運賃箱、ICカードリーダー、行先表示器などの機器で国内トップシェア。鉄道用機器、産業機器用電源なども手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.lecip.co.jp/

◎ 注目理由: 安永の連想テーマである「EV」において、車両そのものではなく「インフラ」側で関連する銘柄。同社はバス用機器で培った電源技術や屋外機器のノウハウを活かし、EV用の急速充電器や普通充電器の開発・販売に力を入れています。EVが普及すれば必ず充電インフラが必要になるため、隠れたEV関連銘柄として注目されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1948年設立。バス用運賃箱からスタートし、公共交通機関向けの電装機器でニッチトップの地位を確立。近年は、バスのEV化や自動運転化に対応した機器開発と並行し、EV充電インフラ事業を新たな柱として育成中です。

◎ リスク要因: 公共交通機関(特にバス)の設備投資動向への依存。EV充電器市場での競争激化。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7213

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7213.T


第4部:環境・水処理 関連銘柄 (安永の「環境機器」連想)

安永のもう一つの事業である環境機器(エアーポンプなど)からの連想。半導体関連(超純水)と重複する部分もありますが、より広く産業排水や汚泥処理など、社会インフラとしての環境関連銘柄をピックアップします。

【汚泥処理・プラント】月島機械株式会社 (6332)

◎ 事業内容: 水処理プラント(上下水道、汚泥処理)や、化学・食品・鉄鋼向け産業プラントのエンジニアリング大手。  ・ 会社HP: https://www.tsk-g.co.jp/

◎ 注目理由: 安永が手掛ける浄化槽用ポンプなどの「環境機器」の、より大規模な領域である「水処理プラント」の有力企業。特に下水処理場の汚泥焼却・減容化技術に強みを持ちます。公共事業関連であり、半導体のような派手さはありませんが、社会インフラを支える安定的な需要が見込めます。安永の事業ポートフォリオの「安定」部分を連想させる銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1905年創業の老舗。製糖機械から出発し、水処理、産業プラントへと事業を拡大。M&Aにも積極的で、水処理分野での技術とシェアを強化。近年は、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)やコンセッション(公共施設等運営権)事業にも注力しています。

◎ リスク要因: 公共事業や民間設備投資の動向に左右される。大型プロジェクトの採算性や納期。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6332

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6332.T


【水処理・環境ソリューション】神鋼環境ソリューション (6299)

◎ 事業内容: 神戸製鋼所グループの水処理・廃棄物処理プラントメーカー。上下水道、産業排水処理、ゴミ焼却・リサイクル施設などを手掛ける。  ・ 会社HP: https://www.kobelco-eco.co.jp/

◎ 注目理由: 月島機械(6332)と同様、水処理・環境プラントを手掛けます。安永の環境機器事業からの連想。上下水だけでなく、ゴミ焼却やリサイクルといった廃棄物処理分野にも強いのが特徴です。カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー(循環型経済)といった大きなテーマにも関連する、インフラ系銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 神戸製鋼所の環境部門が独立。長年のプラントエンジニアリング技術と、神鋼グループの総合力を背景に事業を展開。近年は、施設の維持管理・運営事業(O&M)にも力を入れ、安定収益の確保を図っています。

◎ リスク要因: 親会社(神戸製鋼所)の動向。公共事業や民間設備投資の動向。大型案件の採算性。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6299

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6299.T


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