2025年秋、東京証券市場において、東証スタンダード上場の守谷商会(1798)が市場の注目を集めています。同社は空気調和設備や給排水衛生設備などの設計・施工を手掛ける、いわゆる「サブコン(設備工事会社)」の中堅企業です。なぜ今、守谷商会のような、どちらかといえば地味な印象を持たれがちな建設関連銘柄に、投資家の熱い視線が注がれているのでしょうか。
その背景には、日本国内における「設備投資」の構造的な大転換と、それに伴う旺盛すぎる需要が存在します。
まず第一に挙げられるのが、「データセンター(DC)」建設ラッシュです。生成AIの急速な普及、クラウドサービスの拡大、IoTの進展により、社会が処理すべきデータ量は爆発的に増加しています。これらを受け止める器であるデータセンターは、まさに現代社会のインフラそのものです。 データセンターは「電気の大食い」と揶かわれるほど大量の電力を消費し、同時に膨大な熱を発します。このため、高度な受電設備や電力供給システム、そして何よりも効率的かつ大規模な「空調設備」が不可欠となります。守谷商会が得意とする空気調和設備は、まさにこのデータセンター建設において中核をなす技術であり、同分野の需要増が業績を直接的に押し上げているのです。
第二に、「半導体工場」の国内回帰・新設ブームです。経済安全保障の観点から、政府主導で進められる半導体の国内生産体制強化は、TSMCの熊本進出(JASM)やRapidusの北海道進出に代表されるように、各地で巨大工場の建設ラッシュを引き起こしています。 半導体工場は、データセンター以上に特殊な設備を要求します。塵一つ許されない「クリーンルーム」の維持には、超高度な空調・換気システムが不可欠であり、これらもまた設備工事会社の独壇場です。
第三に、「都市再開発」と「物流施設」の活況です。東京や大阪、名古屋などの大都市圏では、ポストコロナを見据えた大規模なオフィスビルや複合施設の再開発プロジェクトが依然として目白押しです。また、Eコマースの拡大と物流の「2024年問題」を背景に、より効率的で自動化された大規模物流倉庫の需要も高止まりしています。これらの大型施設にも、快適な環境を維持するための高度な空調・衛生設備が大量に必要とされます。
これら「データセンター」「半導体」「再開発・物流」という3つの巨大な需要が、同時に、そして強力に、日本の設備工事・建設業界に追い風として吹いているのです。
しかし、需要が旺盛な一方で、建設業界は深刻な「人手不足」という構造的な課題を抱えています。これが逆説的に、優良な企業にとっては好機となっています。 人手が足りないため、工事の「労務単価」は上昇傾向にあります。技術力と施工管理能力を持つ優良な設備工事会社は、採算性の高い案件を選別して受注することが可能となり、結果として利益率の改善につながっています。
さらに、株式市場の視点では**「PBR1倍割れ問題」**も重要なファクターです。建設業、特に中小型のサブコンには、長らくPBR(株価純資産倍率)が1倍を割り込む、いわゆる「割安」状態で放置されてきた銘柄が数多く存在します。守谷商会もその一つでした。 しかし、東京証券取引所からの「PBR1倍割れ改善要請」を受け、これらの企業も重い腰を上げ始めています。増配、自己株式の取得(自社株買い)といった株主還元策の強化や、IR活動の積極化による「稼ぐ力」のアピールが活発化しています。 守谷商会(1798)の株価上昇は、こうした業界全体の好環境と、個別企業(守谷商会)の株主還元強化の動きが組み合わさった結果、その「割安さ」が一気に市場に見直された(リ・レーティング)結果と分析できます。
では、投資家である私たちは、次に何をすべきでしょうか?
守谷商会(1798)の上昇は、単なる「一銘柄の急騰」ではなく、「設備工事・建設セクター全体」への再評価の始まりを示唆している可能性が高いのです。 守谷商会と同様に、データセンターや半導体工場、再開発といった旺盛な需要の恩恵を受け、高い技術力を持ちながらも、まだPBR1倍割れ近辺で市場の注目を浴びていない「隠れた優良銘柄」が、東証スタンダード市場やプライム市場の中小型株セクターには数多く眠っているはずです。
本記事では、この「守谷商会(1798)の連想」をテーマに、同様の事業内容(設備工事)、あるいは関連するニッチな建設・メンテナンス分野で強みを持ち、今後の業績拡大と株価の「見直し買い」が期待される厳選10銘柄を、その注目理由とともに詳細に解説していきます。
投資に関する免責事項
本記事は、情報提供のみを目的として作成されたものであり、特定の有価証券の売買や投資の勧誘を目的としたものではありません。本記事で紹介する銘柄は、あくまで分析や連想に基づく一例であり、その将来の株価上昇を保証するものではありません。
株式投資は、企業の業績、市場環境、金利動向、国内外の政治経済情勢など、様々な要因によって株価が変動するリスクを伴います。投資対象や投資時期の最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行われるようお願いいたします。
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情報は2025年11月3日現在のものに基づいていますが、市場環境は常に変動しています。最新の企業情報、財務状況、株価情報(IR情報、適時開示、みんかぶ、Yahoo!ファイナンスなど)を必ずご自身でご確認の上、慎重にご判断ください。
守谷商会(1798)連想! 設備投資需要に乗る注目銘柄10選
【空調・衛生設備の技術者集団】ヤマト (1967)
◎ 事業内容: 空気調和設備、衛生設備、電気設備、情報通信設備の設計・施工・保守。特にデータセンターやクリーンルーム、医薬品工場など特殊環境の空調に強みを持つ独立系の設備工事会社。
・ 会社HP: https://www.yamato-setsubi.co.jp/
◎ 注目理由: 守谷商会と同様の設備工事(サブコン)であり、連想が働きやすい筆頭格。同社の強みは、まさに今需要が爆発しているデータセンターや半導体・医薬品工場の「特殊空調」にあります。高度な技術力が求められる分野で高いシェアを持ち、旺盛な設備投資需要を直接取り込めるポジションにいます。プライム市場上場でありながら時価総額は中規模であり、PBRも依然として割安圏にあることから、業績拡大に伴う株価の見直し余地は大きいと判断されます。配当利回りも比較的高水準で、インカムゲインとキャピタルゲインの両面から魅力的な銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1945年にヤマト工業所として創業。一貫して空調・衛生設備工事を手掛けてきました。近年は、従来のオフィスビルや商業施設に加え、前述のデータセンターや半導体関連、リニューアル工事(省エネ・脱炭素化)に注力しています。受注高も高水準で推移しており、業績は安定的に拡大基調。2025年問題(建設業の残業規制)への対応として、DX推進による設計・施工管理の効率化にも積極的に取り組んでいます。
◎ リスク要因: 建設業共通のリスクである「人手不足」と「資材価格の高騰」。これらが利益率を圧迫する可能性があります。また、特定の大型案件(データセンター等)への依存度が高まると、その反動減もリスクとなります。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1967
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1967.T
【首都圏基盤の堅実サブコン】株式会社協和日成 (1981)
◎ 事業内容: 空気調和設備、給排水衛生設備工事の設計・施工。首都圏(東京・神奈川)を地盤とし、オフィスビル、マンション、学校、病院などの一般建築物向け設備工事を主力とする。
・ 会社HP: https://www.kyowanissei.co.jp/
◎ 注目理由: 守谷商会(1798)と同じ東証スタンダード市場に上場する、中堅の設備工事会社です。事業内容も空調・給排水と酷似しており、連想買いの対象として非常に分かりやすい銘柄と言えます。派手さはありませんが、首都圏の堅実な再開発需要やリニューアル需要を背景に、安定した業績基盤を持っています。守谷商会と同様にPBR1倍を大きく割り込んでいる「超割安」銘柄の一つであり、株主還元強化(増配や自社株買い)の発表一つで、株価水準が一気に訂正される可能性があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1948年設立。協和設備工業と日成工業の合併を経て現在に至ります。長年にわたり首都圏での施工実績を積み重ね、ゼネコンや官公庁からの信頼は厚いです。最近では、老朽化した設備の更新(リニューアル)工事や、省エネルギー化に対応した設備の提案・施工に力を入れています。堅実経営が持ち味ですが、近年のPBR改善要求を受け、株主還元への意識も高まりつつあります。
◎ リスク要因: 首都圏の建設市況への依存度が高い点。また、同業他社との価格競争が激化した場合、利益率が低下するリスクがあります。人手不足による労務費の上昇も懸念材料です。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1981
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1981.T
【NTT系・データセンターに強み】日比谷総合設備 (1982)
◎ 事業内容: NTTグループ系の総合設備工事会社。電気設備、空調・給排水設備、情報通信設備まで幅広く手掛ける。特にNTTグループの通信施設やデータセンター関連の工事に圧倒的な強みを持つ。
・ 会社HP: https://www.hibiya-setsubi.co.jp/
◎ 注目理由: データセンター需要というテーマにおいて、中核的な銘柄の一つです。NTTグループ向けが安定収益源であることに加え、近年はNTTグループ以外(一般企業)のデータセンターやオフィスビルの設備工事受注も積極的に拡大しています。守谷商会やヤマトが空調主体なのに対し、同社は「電気」と「空調」の両面からデータセンターの設備を一括で請け負える強みがあります。業績は好調に推移しており、財務体質も盤石。PBRも1倍を超えており市場評価は高いですが、今後も続くデータセンター投資の波に乗る銘柄として、引き続き注目されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1968年、日本電信電話公社(当時)の施設工事を担う会社として設立。NTTの民営化と共に事業を拡大し、プライム市場に上場。長年の通信インフラ構築で培った高い技術力と信頼性が武器です。近年は、データセンターの省エネ化や高効率化(PUE改善)に資するソリューション提案にも力を入れています。IOWN構想など、NTTグループの次世代インフラ戦略においても重要な役割を担うと見られています。
◎ リスク要因: 柱であるNTTグループからの受注動向に業績が左右されやすい側面があります。また、データセンター分野は競争も激化しており、技術革新へのキャッチアップが遅れると競争力が低下する可能性があります。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1982
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1982.T
【金属屋根トップ・工場・倉庫に不可欠】三晃金属工業 (1972)
◎ 事業内容: 金属製屋根(折板屋根)の製造・販売・施工で国内トップシェア。工場、物流倉庫、大型商業施設、データセンターなどの大空間建築物の屋根・外壁(金属パネル)を得意とする。
・ 会社HP: https://www.sankometal.co.jp/
◎ 注目理由: 守谷商会が建物の「内部」の設備(空調)であるのに対し、同社は建物の「外部」(屋根・外装)のスペシャリストです。連想のポイントは、活況な「工場」「物流倉庫」「データセンター」の建設に不可欠な部材・工事を手掛けている点です。特に大スパン(柱の少ない)建築物に適した金属屋根の需要は高止まりしています。また、既存工場の屋根に太陽光パネルを設置する「PPA(第三者保有モデル)事業」も手掛けており、脱炭素・再生可能エネルギー関連としての側面も持ち合わせています。業績は堅調で、PBR1倍割れ水準からの見直しが期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1949年創業。金属製屋根材のパイオニアとして成長し、耐火性、断熱性、意匠性に優れた製品を次々と開発。全国に製造・施工拠点を持ち、ゼネコンからの厚い信頼を得ています。最近では、建物の長寿命化に貢献する改修工事(リニューアル)や、前述の太陽光発電関連事業を成長ドライバーとして位置づけています。
◎ リスク要因: 主な需要先である民間設備投資(工場・倉庫)の動向に業績が左右されます。また、主原料である鋼材(鉄鋼製品)の価格高騰が利益を圧迫するリスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1972
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1972.T
【国土強靭化・防災ニッチ】株式会社日本乾溜工業 (1771)
◎ 事業内容: 建設コンサルタント事業(道路・橋梁等の設計)、斜面・法面(のりめん)の防災工事、ゴルフ場関連事業(資材販売・メンテナンス)など、多角的に展開。
・ 会社HP: https://www.karyu.co.jp/
◎ 注目理由: 守谷商会とは業態が異なりますが、「建設」という大枠の中で、特に「国土強靭化」というテーマで連想される銘柄です。福岡証券取引所(福証)単独上場であり、市場の注目度は低いですが、それゆえに割安に放置されている可能性があります。近年、ゲリラ豪雨や台風による土砂災害が頻発しており、同社が得意とする斜面・法面の防災工事(崩落防止)の需要は高まっています。また、建設コンサルタントとして公共工事の設計にも関与しており、安定した収益基盤を持ちます。ニッチながらも社会インフラの維持・安全に不可欠な事業を手掛ける「隠れた」銘柄として注目です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1939年、木炭の製造(乾溜)事業として創業したユニークな経歴を持ちます。戦後、建設資材販売を経て建設コンサルタント、防災工事へと事業をシフト。九州を地盤としながら、全国で防災・減災ソリューションを提供しています。ゴルフ場関連事業も手掛けるなど、多角的な経営が特徴です。
◎ リスク要因: 福証単独上場であるため、流動性(売買のしやすさ)が低い点が最大のリスクです。公共工事への依存度が高いため、国の予算編成や政策変更の影響を受けやすい側面もあります。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1771
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1771.T
【インフラ長寿命化・防食の雄】株式会社ナカボー (1787)
◎ 事業内容: 防食ライニング工事の国内最大手。発電所、化学プラント、上下水道施設、ごみ焼却炉など、過酷な環境下にある社会インフラ設備の「腐食」を防ぐための特殊塗装・ライニング施工を手掛ける。
・ 会社HP: https://www.nakabo.co.jp/
◎ 注目理由: 守谷商会が「新設」の設備工事に関連するのに対し、ナカボーは「維持・補修(メンテナンス)」に関連する銘柄として連想されます。日本国内の社会インフラ(発電所、プラント、上下水道管など)は、高度経済成長期に建設されたものが多く、一斉に老朽化・更新時期を迎えています。同社の防食技術は、これらインフラの「長寿命化」に不可欠であり、需要は安定的かつ継続的に発生します。東証スタンダード市場でPBR1倍割れ、高配当利回りという点も、守谷商会と共通する「割安・還元期待」銘柄としての魅力があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1951年、日本防蝕工業所として創業。一貫して「防食」技術を追求し、特にゴムライニングや樹脂ライニングにおいて高い技術力を確立。電力会社や大手プラントメーカーを主要顧客に持ち、日本のインフラを裏側から支えてきました。近年は、既存設備のメンテナンス需要に加え、再生可能エネルギー関連施設(バイオマス発電所など)の防食需要も取り込んでいます。
◎ リスク要因: 特定の顧客(電力・プラント業界)の設備投資動向への依存度が高いです。また、施工には高い技術力が求められるため、熟練技術者の確保・育成が経営課題となります。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1787
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1787.T
【インフラ切断・老朽化対策の先兵】第一カッター興業 (1716)
◎ 事業内容: ダイヤモンドカッターやウォータージェット工法を用い、コンクリート構造物(道路、橋梁、ビル)の「切断・穿孔(せんこう)」を専門に行う工事会社。インフラの維持・補修、解体工事に強み。
・ 会社HP: https://www.dai-ichi-cutter.co.jp/
◎ 注目理由: こちらもナカボーと同様、「インフラ老朽化対策・メンテナンス」というテーマでの連想銘柄です。道路の補修、橋梁の耐震補強、ビルの解体など、あらゆる場面でコンクリートの精密な切断・穴あけ技術が必要とされます。同社は、騒音や振動を抑えた特殊工法に強みを持ち、都市部での工事に不可欠な存在です。全国に拠点を持ち、高い機動力で需要に応えています。業績は安定成長を続けており、社会インフラの維持という「なくならない需要」を背景に、長期的な成長が期待できます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1967年設立。ダイヤモンド工法によるコンクリート切断の草分け的存在です。公共工事から民間工事まで幅広く手掛け、特に高速道路リニューアルプロジェクトなど、大規模なインフラ補修案件で実績を重ねています。近年は、工期の短縮や安全性の向上に寄与する新工法の開発にも注力しています。
◎ リスク要因: 公共工事の予算動向や、民間の建設投資(特に解体)の波に業績が左右される可能性があります。また、特殊な技能を持つオペレーターの確保・育成が継続的な課題です。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1716
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1716.T
【ビル省エネの鍵・計装工事】株式会社オーテック (1736)
◎ 事業内容: 空調自動制御設備の「計装工事」が主力。ビルや工場の空調、熱源、照明などを最適に制御するシステム(BA:ビルディングオートメーション)の設計・施工・保守を手掛ける。
・ 会社HP: https://www.autec.co.jp/
◎ 注目理由: 守谷商会(1798)が手掛ける空調設備(ハード)の「頭脳」や「神経」にあたる部分(制御システム)を担う企業です。守谷商会と同じ東証スタンダード市場に属します。現代のビルやデータセンターは、省エネルギー化(脱炭素)と快適性・安全性の両立が必須であり、その鍵を握るのが同社の計装技術です。新設ビルへの導入はもちろん、既存ビルの省エネ改修(リニューアル)需要も旺盛です。PBR1倍割れ、高配当利回りの「割安」銘柄であり、ビルDX・省エネという時流に乗る企業として見直し買いが期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1961年、大手制御機器メーカーの指定工事会社としてスタート。独立系として技術を磨き、全国主要都市に拠点を拡大。長年にわたり、大規模オフィスビルや病院、工場など、多岐にわたる建物の自動制御システムを手掛けてきました。近年は、IoTやクラウドを活用した遠隔監視・運用支援サービスなど、保守・サービス事業の強化にも注力しています。
◎ リスク要因: 大手制御機器メーカー(アズビルやジョンソンコントロールズなど)の動向や、建設市況(特にビル建築)の影響を受けやすいです。また、計装技術者の確保が課題となります。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1736
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1736.T
【西日本の電気設備・DC需要】株式会社中電工 (1941)
◎ 事業内容: 中国電力系の総合設備工事会社。中国地方を地盤に、発電所・送電線などの電力インフラ設備から、オフィスビル、工場、データセンターの電気・空調・通信設備まで幅広く手掛ける。
・ 会社HP: https://www.chudenko.co.jp/
◎ 注目理由: 日比谷総合設備(1982)の西日本版とも言える存在です(こちらは電気工事が主体)。守谷商会が「空調・衛生」のサブコンであるのに対し、こちらは「電気」のサブコンです。データセンターや半導体工場は、空調と並んで「大量の電力」を安定供給する電気設備が不可欠であり、同社の需要も旺盛です。中国電力系の安定した基盤を持ちながら、近年は首都圏や再生可能エネルギー分野へも進出しています。PBR1倍割れ、高配当利回りの代表的な銘柄であり、株主還元強化の動き(大規模な自社株買いの発表など)が株価の起爆剤となる可能性があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1944年、戦時中の電力設備復旧を担うために設立。戦後は中国電力の発展と共に成長し、中国地方最大の設備工事会社となりました。電力インフラで培った高い技術力を武器に、一般の建築設備工事でも高いシェアを誇ります。最近では、データセンターや工場新設の大型案件の受注に加え、太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)なども手掛けています。
◎ リスク要因: 地盤とする中国地方の経済・設備投資動向や、主要顧客である中国電力の業績影響を受けやすいです。また、建設業共通の人手不足、資材高騰がリスクとなります。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1941
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1941.T
【工場の脱炭素・省エネ支援】株式会社テスホールディングス (5074)
◎ 事業内容: 再生可能エネルギー発電所の開発・運営(バイオマス発電など)と、企業の省エネルギー(脱炭素)支援(コージェネレーションシステム導入、設備運用改善)の二軸で事業展開。
・ 会社HP: https://www.tes-h.co.jp/
◎ 注目理由: 守谷商会が手掛ける「設備」を、より「省エネ」「脱炭素」という切り口で提供・コンサルティングする企業です。直接の同業ではありませんが、「工場」や「ビル」の設備投資という文脈で連想されます。特に、CO2排出量の多い工場向けに、エネルギー効率の高い設備(コージェネなど)の導入支援や、再生可能エネルギーの調達(PPA)をワンストップで提供できる点が強みです。世界的な脱炭素の流れは不可逆的であり、同社のソリューション需要は今後ますます高まると予想されます。株価は再生可能エネルギー関連のテーマ性で変動しやすいですが、長期的な成長ポテンシャルは高いと見られます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1979年、TES(Total Energy System)エンジニアリングとして創業。一貫して企業の省エネルギー支援を手掛けてきました。2000年代以降は再生可能エネルギー分野にも進出し、バイオマス発電所の開発・運営で実績を積んでいます。2021年に東証一部(現プライム)に上場。近年は、企業の脱炭素経営をトータルでサポートするコンサルティング事業にも力を入れています。
◎ リスク要因: 再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)など、国のエネルギー政策の変更に業績が左右されるリスクがあります。また、燃料価格(バイオマス燃料など)の高騰も利益圧迫要因です。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/5074
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/5074.T


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