【デクセリアルズ高騰からの連想】世界シェアNo.1を狙う「グローバル・ニッチ・トップ」素材・化学・半導体関連の隠れ本命20選

目次

🚀 市場解説:なぜ今、デクセリアルズ(4980)なのか?そして次はどこか?

現在の東京株式市場において、デクセリアルズ(4980)の高騰は単なる一企業の好業績にとどまらず、日本株の「勝ち筋」を明確に示唆する象徴的な出来事です。同社は、異方性導電膜(ACF)や光学弾性樹脂(SVR)といった、スマートフォンや自動車のディスプレイ、そして半導体製造に不可欠な高機能材料で圧倒的な世界シェアを誇っています。この「他社が真似できない高付加価値な素材」こそが、インフレや円安、そして地政学リスクが高まる現代市場において、最強の防衛策であり、最大の攻撃材料となっているのです。

投資家の皆様が今、注目すべきは「第二のデクセリアルズ」の発掘です。つまり、**「特定のニッチ分野で世界シェア首位級の実力を持ち、かつ半導体・自動車・デジタル機器の進化に不可欠な部材・素材を提供している企業」**です。

なぜ、完成車メーカーや総合電機メーカー(トヨタやソニーなど)ではなく、こうした「素材・化学・部材メーカー」に注目すべきなのでしょうか。それは、最終製品の市場がどのような変遷を辿ろうとも、その根幹を支える素材技術は代替が困難だからです。特に日本の化学・素材メーカーは、長年のすり合わせ技術と特許網により、海外勢の参入を許さない深い「堀(Moat)」を築いています。

今回選定した20銘柄は、デクセリアルズの高騰から連想される「半導体後工程」「高機能フィルム」「電子材料」「表面処理」といったキーワードで繋がる、実力派の銘柄群です。誰もが知る大型株はあえて除外し、中小型〜準大型の、爆発力を秘めた「グローバル・ニッチ・トップ(GNT)」企業を中心に選抜しました。

デクセリアルズが評価された理由は、単に半導体市況の回復だけではありません。「フォトニクス(光)」領域への注力や、高収益体質への変革が評価されたのです。今回紹介する銘柄も、単なる素材屋ではなく、次世代通信(6G)、EV(電気自動車)、AIサーバーといった成長分野に深く食い込んでいる企業ばかりです。

これからの相場は、指数全体が上がるのではなく、本質的な競争力を持つ企業だけが選別される「業績相場」へと移行します。財務健全性、海外売上比率、そして何より「その会社がいなければ製品が作れない」という絶対的な技術力を持つ企業を、深く深くリサーチしました。明日以降の投資判断の一助として、このリストを徹底的に活用してください。


⚠️ 投資に関する免責事項

本記事は、信頼できる情報源(各社IR資料、四季報、東京証券取引所データ等)に基づき作成されていますが、情報の正確性や完全性を保証するものではありません。本記事で紹介する銘柄や見解は、作成時点(2025年11月)における分析であり、将来の株価変動や運用成果を約束するものではありません。

株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴い、元本割れが生じる可能性があります。特に、今回紹介する中小型株やニッチトップ銘柄は、大型株と比較して値動きが荒くなる傾向があります。投資を行う際は、ご自身の資産状況、リスク許容度、投資目的を十分に考慮し、最終的な投資判断は必ずご自身の責任において行ってください。当方は、本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いかねます。


【電子基板の微細化を支える「魔法の薬品」】メック株式会社 (4971)

◎ 事業内容: 電子基板製造用の薬品専業メーカー。特に、銅表面処理剤(密着向上剤)で世界トップシェアを誇る。半導体パッケージ基板向けに圧倒的な強み。

 ・ 会社HP:https://www.mec-co.com/

◎ 注目理由: デクセリアルズ同様、半導体の微細化・積層化(チップレット技術)が進む中、同社の「CZシリーズ」等の超高性能な表面処理剤は不可欠です。AIサーバーや高性能PC向けの需要増が直撃しており、高い利益率を維持しています。パッケージ基板の配線が微細になればなるほど、同社の技術的優位性が際立つ構造にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1969年創業。プリント基板向け薬品に特化し成長。最近では、次世代半導体パッケージ技術として注目される「ガラス基板」向けの処理剤開発でも先行しており、将来的なTAM(獲得可能な最大市場規模)の拡大が期待されています。

◎ リスク要因: 主な顧客である基板メーカー(台湾・韓国・日本)の設備投資動向に業績が左右されやすい点。銅価格の変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4971

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4971.T


【半導体材料の「心臓部」を握る高純度化学】トリケミカル研究所 (4369)

◎ 事業内容: 半導体製造用化学薬品の製造・販売。最先端プロセス(微細化)に使われる絶縁膜材料(High-k材料)などで高シェアを持つ研究開発型企業。

 ・ 会社HP:https://www.trichemical.com/

◎ 注目理由: デクセリアルズが「材料で勝つ」企業の代表なら、こちらは「液体の材料で勝つ」代表格です。半導体の3D化(GAA構造など)に伴い、同社が得意とする高誘電率材料の需要が急増しています。多品種少量生産を得意とし、大手化学メーカーが参入しにくいニッチ領域を独占している点が強みです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 南アルプス市に拠点を置く。台湾などの海外ファウンドリとの結びつきが強い。最近は韓国の半導体先端プロセス向けの出荷が回復傾向にあり、次世代メモリ向けの新規材料採用も進んでいます。

◎ リスク要因: 最先端半導体の技術トレンドの変化(材料置換リスク)。特定の大手顧客(ファウンドリ)への依存度が高い点。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4369

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4369.T


【フォトレジスト用モノマーで世界を席巻】大阪有機化学工業 (4187)

◎ 事業内容: アクリル酸エステルの製造販売。特に半導体フォトレジスト(感光材)の原料となる特殊モノマーで世界トップシェアを持つ。

 ・ 会社HP:https://www.ooc.co.jp/

◎ 注目理由: EUV(極端紫外線)露光などの最先端プロセスにおいて、フォトレジストの品質は歩留まりに直結します。同社はその原料供給で圧倒的な地位にあり、デクセリアルズのような「必須部材」企業です。半導体市況の回復と共に、稼働率向上が利益に直結する体質です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 独自の蒸留技術を武器に多品種少量生産を確立。最近ではディスプレイ用材料や、化粧品原料などへもポートフォリオを広げていますが、依然として主軸は電子材料。設備投資を積極的に行い、供給能力を増強中です。

◎ リスク要因: 半導体市況のシリコンサイクル。原油ナフサ価格に連動した原材料コストの上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4187

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4187.T


【表面処理のデパートメント】JCU (4975)

◎ 事業内容: めっき薬品、めっき装置の製造販売。電子部品、半導体パッケージ、自動車装飾部品など幅広い分野で利用される。

 ・ 会社HP:https://www.jcu-corp.co.jp/

◎ 注目理由: スマートフォンや高性能サーバーに使われるビルドアップ基板(ビア充填)において、同社のめっき薬品は世界標準の一つです。デクセリアルズ同様、スマホ・自動車・半導体の3本柱に関連しており、特に5G/6G通信機器向けの低伝送損失に対応した表面処理技術が注目されています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 旧・荏原ユージライト。海外売上比率が高く、特にアジア圏でのシェアが高い。最近は半導体後工程(アドバンストパッケージ)向けの技術開発に注力しており、TSMC等の工法進化に追随しています。

◎ リスク要因: スマートフォン市場の飽和・減速。中国経済の停滞による自動車向け需要の鈍化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4975

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【CMPスラリーで世界首位級】株式会社フジミインコーポレーテッド (5384)

◎ 事業内容: シリコンウェハーの研磨剤(CMPスラリー)のパイオニア。半導体デバイスの平坦化プロセスに不可欠な部材を提供。

 ・ 会社HP:https://www.fujimiinc.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体が多層化・高集積化するにつれて「平坦化(研磨)」の工程数は激増します。同社はこの分野のガリバーであり、AI半導体の製造に不可欠な存在です。高い営業利益率を誇り、財務内容も鉄壁。デクセリアルズの高収益体質と重なる部分が多い優良企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 光学レンズ用研磨材からスタートし、半導体向けへシフト。最近は台湾での生産能力増強を進めており、最先端ロジック半導体向けの超高純度スラリーの需要を取り込んでいます。

◎ リスク要因: 半導体メーカーの在庫調整局面での受注減。競合(キャボット等)との価格競争。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5384

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5384.T


【高純度フッ化水素のトップランナー】ステラケミファ (4109)

◎ 事業内容: 半導体・液晶製造に不可欠な高純度フッ化水素酸で世界トップシェア。リチウムイオン電池用電解質なども手掛ける。

 ・ 会社HP:https://www.stella-chemifa.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体の洗浄・エッチング工程になくてはならない「高純度フッ化水素」で圧倒的地位にあります。一時期の日韓問題で注目されましたが、その技術的障壁の高さが再認識されています。デクセリアルズと同じく、代替が効かない重要素材メーカーとしての再評価余地があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 大阪の老舗化学メーカー。半導体向けが出荷の回復基調にあります。電池材料分野では、海外メーカーとの競争が激しいものの、高機能添加剤などで差別化を図っています。

◎ リスク要因: 原料(蛍石)の中国依存度が高いことによる調達リスク。韓国等の国産化進展によるシェア低下懸念。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4109

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【工業用フィルムと粘着技術の雄】リンテック (7966)

◎ 事業内容: 粘着素材や特殊紙、剥離紙の製造。半導体製造工程用テープ(ダイシングテープ等)や積層セラミックコンデンサ製造用フィルムで高シェア。

 ・ 会社HP:https://www.lintec.co.jp/

◎ 注目理由: デクセリアルズの事業領域(フィルム・粘着)と非常に近く、半導体バックエンド工程(裏面研削・ダイシング)において必須のテープを提供しています。パワー半導体向けなどの高耐熱テープなど、高付加価値品へのシフトが進んでいます。PBRが低く、バリュー株としての側面もあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 旧・日東電気工業系列から独立的な発展。最近はグローバルでのM&Aも積極的。半導体・電子部品関連が利益の牽引役となっており、車載向けディスプレイ用粘着シートも伸長。

◎ リスク要因: 原材料(パルプ・石油化学製品)の高騰。一般ラベル用素材の低収益性。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7966

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【産業のビタミン剤、電子材料商社】エレマテック (2715)

◎ 事業内容: 豊田通商系列のエレクトロニクス商社。単なる商社機能だけでなく、企画・開発・製造受託(ODM)機能を持つ「メーカー機能を持つ商社」。

 ・ 会社HP:https://www.elematec.com/

◎ 注目理由: デクセリアルズのような高機能部材を、完成品メーカーのニーズに合わせて提案・加工して納入する役割を担います。特に自動車の電装化(EV・ADAS)に伴うディスプレイ部材や放熱材料の取り扱いが急増中。配当利回りが比較的高く、安定感があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 高千穂電気と大西電気が合併。豊田通商の子会社となり、自動車業界への販路が強固に。最近は海外(特にインド・北米)での拠点拡充を進めています。

◎ リスク要因: 為替変動リスク。親会社の方針による経営への影響(基本的にはポジティブだが再編リスクも)。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2715

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【機能性フィルムのニッチトップ】木本(KIMOTO) (7908)

◎ 事業内容: 独自のコーティング技術を用いた工業用フィルム大手。電子部品実装用の工程紙や、ディスプレイの表面保護フィルム、デジタルツイン事業も展開。

 ・ 会社HP:https://www.kimoto.co.jp/

◎ 注目理由: デクセリアルズと競合あるいは補完する「高機能フィルム」の専門家です。特に、世界的な労働力不足を背景にした「DX支援(デジタルツイン・3Dデータ作成)」という新しい柱が育ちつつあり、素材×ITのハイブリッド企業への変貌が期待されています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 測量用フィルムからスタート。現在はIoTや車載向けのハードコートフィルムが主力。株主還元(自社株買い)に積極的な姿勢を見せており、市場の評価が見直されています。

◎ リスク要因: 主力工場の稼働率低下による固定費負担。新規事業(デジタルツイン)の収益化スピード。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7908

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【半導体・液晶のコーティング装置】タツモ (6266)

◎ 事業内容: 液晶・半導体製造装置メーカー。特にカラーフィルタ用塗布現像装置や、パワー半導体向けの貼合・剥離装置で世界高シェア。

 ・ 会社HP:https://www.tazmo.co.jp/

◎ 注目理由: デクセリアルズの材料を使う「装置」側からのアプローチです。次世代パワー半導体(SiC/GaN)の製造プロセスにおいて、同社の技術は不可欠。また、有機ELディスプレイの製造装置でも強みを持ち、ハイテク産業の設備投資需要をダイレクトに取り込みます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 岡山県発祥。M&Aにより洗浄装置や搬送ロボットなど技術領域を拡大。最近は中国市場の減速懸念があるものの、パワー半導体向けが欧米・日本で堅調。

◎ リスク要因: 中国市場への依存度が比較的高い点。設備投資サイクルの波が荒い点。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6266

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【半導体パッケージの隠れた巨人】TOWA (6315)

◎ 事業内容: 半導体封止装置(モールディング装置)で世界トップシェア。超精密金型技術を核に展開。

 ・ 会社HP:https://www.towajapan.co.jp/

◎ 注目理由: 生成AI向けのHBM(広帯域メモリ)などの製造において、同社の「コンプレッション成形技術」が業界標準となりつつあります。デクセリアルズの材料(ACF等)とともに、後工程の進化を支える両輪です。株価は既に評価されていますが、AI需要の長期性を考えれば押し目はチャンスです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 京都企業。独自の樹脂封止方式を開発し市場を席巻。最近はHBM向けの受注が積み上がっており、生産能力の増強を急ピッチで進めています。

◎ リスク要因: AI半導体バブルの崩壊懸念(期待先行の剥落)。韓国・中国の競合メーカーの追い上げ。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6315

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【酸化チタンと圧電材料の独自性】テイカ (4027)

◎ 事業内容: 酸化チタンや界面活性剤の大手。化粧品向け微粒子酸化チタンや、医療・電子材料向けの圧電材料など、ニッチな高付加価値品に強み。

 ・ 会社HP:https://www.tayca.co.jp/

◎ 注目理由: スマートフォンカメラの手ブレ補正などに使われる「圧電単結晶」や、積層セラミックコンデンサ(MLCC)向けの導電性高分子薬剤など、電子部品の小型化・高性能化に寄与する素材を持っています。地味ながら技術力は高く、PBR1倍割れ水準(2025年時点想定)での割安感も魅力。

◎ 企業沿革・最近の動向: 帝国化工が前身。汎用品から機能性化学品へのシフトを推進中。化粧品需要(日焼け止め等)のインバウンド回復と、電子材料の底打ちが重なるタイミング。

◎ リスク要因: 原燃料価格の高騰。主力の酸化チタンの市況悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4027

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4027.T


【電子部品用はんだ・フラックスの王者】タムラ製作所 (6768)

◎ 事業内容: 電子部品、化学材料(はんだ付関連材料)、情報機器の3本柱。電子化学実装材料で国内トップクラス。

 ・ 会社HP:https://www.tamura-ss.co.jp/

◎ 注目理由: デクセリアルズ同様、電子回路の接続に不可欠な「はんだソルダーペースト」「フラックス」のトップ企業です。さらに、次世代パワー半導体「酸化ガリウム」の開発で世界をリードしており、EVや再エネ分野でのゲームチェンジャーになる可能性を秘めた「素材ベンチャー」的な側面も持ちます。

◎ 企業沿革・最近の動向: トランス(変圧器)から始まり化学材料へ展開。カーブアウトしたノベルクリスタルテクノロジー社(酸化ガリウム)への出資・連携が将来的な超大型材料。

◎ リスク要因: 酸化ガリウムの実用化・量産化の遅れ。民生用電子機器の需要低迷。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6768

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【真空シールで世界シェアNo.1】フェローテックホールディングス (6890)

◎ 事業内容: 半導体製造装置向けの真空シール、石英製品、セラミックス製品などを展開。サーモモジュール(温調素子)でも世界屈指。

 ・ 会社HP:https://www.ferrotec.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体を作るには「真空」環境が必須であり、同社の真空シールは消耗品として安定的な需要があります。また、パワー半導体基板(パワー半導体用DCB基板)の増産を進めており、中国市場での現地化戦略も奏功しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 磁性流体技術を核に創業。M&Aと中国展開で急成長。最近はマレーシアなどへの生産分散も進め、地政学リスクの軽減を図っています。

◎ リスク要因: 中国事業の比率が高いため、米中対立の影響を直接的に受けやすい点。為替リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6890

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【半導体ウェハ容器のニッチトップ】ミライアル (4238)

◎ 事業内容: シリコンウェハを出荷・工程間搬送するためのプラスチック製容器(FOUP等)の専業メーカー。高性能樹脂の成形技術に強み。

 ・ 会社HP:https://www.miraial.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体工場が新設されるたびに、ウェハを運ぶ「箱」が数万個単位で必要になります。デクセリアルズのような部材とは異なりますが、半導体サプライチェーンにおいて「絶対に必要で、かつ高品質が求められる(パーティクル汚染NG)」ニッチ分野です。熊本や北海道のラピダス工場稼働に向けた需要増が期待されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 旧・角一化成。住友ベークライトや信越ポリマーと競合するが、独立系として機動力が高い。300mmウェハ用容器が高収益。

◎ リスク要因: ウェハメーカーの設備投資一巡後の需要反動減。原油高による樹脂コスト増。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4238

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4238.T


【イノベーティブな化学素材】四国化成ホールディングス (4099)

◎ 事業内容: 建材(内装材・外装材)と化学品(タイヤ材料・プリント基板用防錆剤)の二本柱。特に「タフエース」などの不溶性硫黄は世界高シェア。

 ・ 会社HP:https://www.shikoku.co.jp/

◎ 注目理由: 化学品事業において、プリント配線板用の水溶性防錆剤(グライコット)が世界標準(GNT)です。半導体パッケージ基板の品質維持に不可欠であり、デクセリアルズと同様の「見えない場所で世界を支える」企業です。高配当・株主還元にも積極的です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 四国・香川県拠点の優良企業。化学品事業が利益の大半を稼ぐ構造へ転換。アドバンストパッケージ向けの微細配線形成プロセス材料の開発を強化中。

◎ リスク要因: 住宅着工件数の減少(建材事業)。ナフサ価格の変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4099

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4099.T


【半導体フォトレジストの老舗】東京応化工業 (4186)

◎ 事業内容: 半導体製造用フォトレジスト(感光性樹脂)で世界トップクラス。高純度化学薬品や製造装置も手掛ける。

 ・ 会社HP:https://www.tok.co.jp/

◎ 注目理由: EUVレジストなどの最先端材料で圧倒的な競争力を持ちます。デクセリアルズが「実装・組立」の材料なら、こちらは「回路形成」の材料の王様です。海外売上比率が高く、TSMCやSamsung、Intelといったグローバルリーダーと直接取引がある強みは絶大です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 日本のフォトレジストのパイオニア。北米や韓国での生産能力増強を推進。先端パッケージ向け材料(東京応化工業の新たな成長ドライバー)も好調。

◎ リスク要因: 最先端プロセス開発競争の激化。特定顧客への売上集中リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4186

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4186.T


【有機EL材料の黒子】保土谷化学工業 (4112)

◎ 事業内容: 精密化学品メーカー。有機EL発光材料(正孔輸送材)で世界的なシェアを持つ。過酸化水素誘導品なども展開。

 ・ 会社HP:https://www.hodogaya.co.jp/

◎ 注目理由: スマホやタブレット、車載ディスプレイの「OLED(有機EL)化」が進む中、同社の材料は極めて重要です。デクセリアルズが有機ELの「反射防止フィルム」等で稼ぐなら、保土谷は「発光そのもの」を支える材料で稼ぎます。韓国子会社を通じたSAMSUNG等への供給網が強固。

◎ 企業沿革・最近の動向: 日本初の苛性ソーダ製造から発展。現在は電子材料に注力。iPadのOLED化など、ITパネル向けの需要拡大が追い風。

◎ リスク要因: 有機EL市場の成長鈍化(マイクロLED等の競合技術台頭)。特定顧客依存。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4112

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4112.T


【フッ素化学のスペシャリスト】関東電化工業 (4047)

◎ 事業内容: 特殊ガス(半導体用エッチングガス・クリーニングガス)の大手。電池材料(電解質)も手掛ける。

 ・ 会社HP:https://www.kantodenka.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体の3D NANDフラッシュメモリなどの製造において、同社の特殊ガス(WF6など)は必須です。データセンター需要の拡大に伴い、メモリ市場が回復すれば、真っ先に恩恵を受ける素材メーカーの一つです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 渋川工場などを拠点に展開。一時期、電池材料の収益悪化に苦しんだが、半導体特殊ガスへの集中で立て直しを図る。次世代のエッチングガス開発も進行中。

◎ リスク要因: 電池材料事業の収益性改善の遅れ。原材料(無水フッ酸等)の調達リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4047

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4047.T


【めっき液のニッチトップ】石原ケミカル (4462)

◎ 事業内容: 金属表面処理剤(めっき液)の研究開発型企業。特に電子部品(コネクタ、チップ部品)向けのめっき液で高シェア。

 ・ 会社HP:https://www.iskweb.co.jp/

◎ 注目理由: 自動車のEV化により、車1台あたりのコネクタやチップ部品の搭載数は激増しています。それら全てに「めっき」が必要です。地味ですが、自動車・スマホ・産業機器の全てに関わる「隠れたデクセリアルズ」的企業。財務内容が極めて良好なキャッシュリッチ企業でもあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 神戸市拠点。自動車向け防汚コーティング剤なども手掛ける。半導体ウェハレベルパッケージ向けの薬品開発にも注力し、成長分野へ投資。

◎ リスク要因: 原材料価格(スズなどの金属)の変動。自動車生産台数の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4462

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4462.T


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