建設業界:2026年に向けた「選別」と「進化」の正念場
2025年も残すところあとわずかとなりました。現在、建設業界はかつてない変革の嵐の中にいます。2024年に適用された「働き方改革関連法(2024年問題)」の影響は、2025年を通じて業界全体に重くのしかかりました。中小規模の工務店や建設会社では、人手不足と資材高騰による倒産が過去最多ペースで推移しています。しかし、投資家の視点で見れば、これは**「業界の健全な淘汰と再編」**が進んでいるシグナルでもあります。
2026年に向けて、建設株への投資は**「誰が生き残るか」から「誰が次世代の覇者になるか」**を見極めるフェーズに入ります。キーワードは明確に3つです。
-
省人化・DX(デジタルトランスフォーメーション) 熟練工の引退が加速する中、自動施工ロボット、遠隔操作、BIM(Building Information Modeling)を現場レベルで実装できている企業だけが、利益率を維持・向上させることができます。もはや「人海戦術」は通用しません。技術力のある大手がさらにシェアを伸ばす「寡占化」が進むでしょう。
-
国家プロジェクトとインフラ強靭化 大阪・関西万博の建設需要はピークを越えましたが、次は「ポスト万博」の再開発、そして九州や北海道で進行中の半導体工場建設ラッシュが控えています。加えて、国土強靭化計画に基づく老朽インフラ(橋梁、トンネル、上下水道)の更新需要は、景気動向に関わらず発生する「国策需要」です。
-
資本効率の改善(PBR1倍割れ是正) 長年、建設株は「万年割安」に放置されてきました。しかし、東証の要請を受け、自社株買いや増配などの株主還元を強化する企業が急増しています。豊富なキャッシュを持つ建設会社が、それをどう投資家へ還元するか、その姿勢の変化も株価上昇のドライバーとなります。
今回は、単なる「割安株」ではなく、2026年以降も成長ストーリーが描ける**「最強の建設株20銘柄」**を厳選しました。スーパーゼネコンの底力から、特定の技術で市場を独占するニッチトップ企業まで、深くリサーチした結果をお届けします。
投資は自己責任となりますが、このリストが皆様のポートフォリオ構築の一助となれば幸いです。
【インフラ運営のガリバーへ】インフロニア・ホールディングス (5076)
◎ 事業内容: 前田建設工業、前田道路、前田製作所を傘下に持つ持株会社。「請負」だけでなく、空港や道路などのインフラ運営権(コンセッション)事業に強みを持つ。 ・ 会社HP:https://www.infroneer.com/
◎ 注目理由: 単なる建設会社から「総合インフラサービス企業」への脱皮に成功しています。愛知県有料道路や仙台空港などの運営権事業が安定収益源として育っており、フロー(建設工事)とストック(運営収入)の両輪が回っています。2026年に向けては、老朽インフラの更新と運営をセットで受注する公的案件での強さが際立つでしょう。建設業界のゲームチェンジャーとして期待大です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2021年に設立。旧来のゼネコンと道路会社の枠を超え、風力発電事業やデジタルツイン技術への投資を加速。日本風力開発の買収など、再エネ分野への攻めの姿勢も鮮明です。
◎ リスク要因: 金利上昇による資金調達コストの増加や、コンセッション事業における災害リスク(運営インフラの被災)が懸念されます。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5076 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5076.T
【半導体工場の心臓部】高砂熱学工業 (1969)
◎ 事業内容: 空調設備工事の最大手。特に産業用空調(クリーンルームなど)に圧倒的な技術力を持ち、ビル空調から工場設備まで幅広く手掛ける。 ・ 会社HP:https://www.tte-net.com/
◎ 注目理由: 日本の半導体産業復活の「隠れた本命」です。微細なゴミも許されない半導体工場のクリーンルーム施工において、世界屈指の技術を誇ります。九州のTSMC関連や北海道のラピダスなど、巨大プロジェクトには同社の空調技術が不可欠。2026年も続く半導体投資の恩恵を直接的に受ける銘柄であり、受注残高も潤沢です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1923年創業。近年は「環境クリエイター」を掲げ、水素製造装置の開発など脱炭素技術にも注力。世界的な半導体設備投資の波に乗り、業績は過去最高水準で推移しています。
◎ リスク要因: 半導体市況のシリコンサイクルによる設備投資の延期・凍結リスク。また、熟練技術者の不足が受注制約になる可能性。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1969 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1969.T
【インフラメンテナンスの絶対王者】ショーボンドホールディングス (6073)
◎ 事業内容: 橋梁、道路、トンネルなどの社会インフラの「補修・補強」に特化した専門工事会社。新設工事を行わず、メンテナンスのみに集中する独自のビジネスモデル。 ・ 会社HP:https://www.sho-bond.co.jp/
◎ 注目理由: 高度経済成長期に作られたインフラが一斉に老朽化を迎えており、補修需要は今後数十年尽きることがありません。新設工事と異なり、景気の波に左右されにくい「ディフェンシブ性」と、独自工法による「高収益性」を兼ね備えています。2026年も国土強靭化予算の恩恵を最も安定して享受できる銘柄の一つです。連続増配への意識も高く、株主還元も魅力的。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1958年創業。「コンクリート補修」のパイオニアとして、独自のアクリル樹脂や補強工法を開発。M&Aよりも技術開発による有機的成長を重視しており、財務内容は極めて健全です。
◎ リスク要因: 公共事業依存度が高いため、国の公共事業予算削減が直撃するリスク。ただ、維持修繕予算は削られにくい傾向にあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6073 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6073.T
【洋上風力のパイオニア】五洋建設 (1893)
◎ 事業内容: 海洋土木(マリコン)の最大手。臨海部の埋め立て、港湾整備、海底トンネルなどに強み。海外事業比率も高く、シンガポール等で実績多数。 ・ 会社HP:https://www.penta-ocean.co.jp/
◎ 注目理由: 政府が推進する「洋上風力発電」の建設において、SEP船(自己昇降式作業台船)を保有するなど他社をリードしています。日本の排他的経済水域(EEZ)での風力発電設置が進めば、海洋土木に強い同社の出番は激増します。2026年は再エネ関連の建設需要が具体化する年であり、環境関連株としての側面も強まるでしょう。
◎ 企業沿革・最近の動向: スエズ運河改修工事など歴史的プロジェクトに参加。最近は鹿島建設とSEP船の共同保有運用会社を設立するなど、業界連携でリスクを分散しつつ大型受注を狙っています。
◎ リスク要因: 海外工事における地政学リスクや為替変動リスク。また、洋上風力プロジェクトの入札遅延や計画変更の影響。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1893 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1893.T
【九州経済圏の守護神】九電工 (1959)
◎ 事業内容: 九州電力系の電気設備工事会社。九州全域の配電線工事を独占的に担うほか、屋内配線、空調管工事も手掛ける。 ・ 会社HP:https://www.kyudenko.co.jp/
◎ 注目理由: 「シリコンアイランド」として復活する九州経済のど真ん中に位置する銘柄です。熊本のTSMC進出に伴う関連施設の建設ラッシュ、福岡の「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」などの再開発案件が目白押し。九州エリアの工事需要は東京を凌ぐ勢いがあり、地場の巨人である同社には黙っていても仕事が舞い込む状況が2026年も続きます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 九州での圧倒的基盤を背景に、近年は首都圏や海外(東南アジア)へも展開。再エネ発電事業も手掛け、ストックビジネスを強化しています。
◎ リスク要因: 九州エリアへの集中度が高いため、同地域の経済失速や大型プロジェクト終了後の反動減リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1959 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1959.T
【通信インフラの盟主】コムシスホールディングス (1721)
◎ 事業内容: NTT工事を主体とする通信建設業界のトップ企業。光ファイバー網、携帯基地局、そして近年はデータセンターやクラウド基盤の構築も担う。 ・ 会社HP:https://www.comsys-hd.co.jp/
◎ 注目理由: 5Gエリアの拡大、IOWN構想、そしてAI普及に伴うデータセンターの新設・増設ラッシュが追い風です。建設業の中でも「通信・IT」に特化しているため、従来の土木建築とは異なる成長サイクルを持っています。2026年に向けては、老朽化した通信インフラの更新需要と、スマートシティ関連の受注が期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 日本コムシスを中心にグループ再編。通信キャリア依存からの脱却を目指し、一般企業向けのITソリューション事業(サンクレックス買収など)を拡大中です。
◎ リスク要因: NTTグループの設備投資抑制や、通信キャリアからの値下げ要請による利益率低下のリスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1721 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1721.T
【自動化施工のフロントランナー】鹿島建設 (1812)
◎ 事業内容: スーパーゼネコンの一角。超高層ビル、ダム、トンネルなどあらゆる分野で国内トップクラス。技術研究所を擁し、建設DXで業界をリード。 ・ 会社HP:https://www.kajima.co.jp/
◎ 注目理由: 「鹿島の現場は未来」と言われるほど、自動化施工システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」の実用化が進んでいます。人手不足が深刻化する2026年、機械が自律的にダムを作るような同社の技術力は他社との決定的な差別化要因になります。海外事業や不動産開発事業の利益率も高く、総合力が頭一つ抜けています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 創業1840年。最近ではシンガポールでの大型開発や、国内での半導体工場施工実績を積み上げ。PBR1倍割れ是正に向けた株主還元強化も発表済み。
◎ リスク要因: 資材価格高騰の転嫁遅れによる利益圧迫。海外大型プロジェクトでの不採算リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1812 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1812.T
【宇宙と地上の建設技術】大林組 (1802)
◎ 事業内容: スーパーゼネコンの一角。東京スカイツリーの施工などランドマーク案件に強い。再生可能エネルギー事業や宇宙エレベーター構想など未来志向が強い。 ・ 会社HP:https://www.obayashi.co.jp/
◎ 注目理由: 2025年大阪・関西万博の主要施工を担当し、その後の関西再開発でも中心的な役割を果たします。また、地熱発電や水素製造など、建設業の枠を超えたグリーンエネルギー分野への投資が実を結び始めています。2026年は本業の建設と新領域のシナジーが試される年となりますが、技術開発への積極投資は評価できます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 創業1892年。最近は配当性向の引き上げなど、株主還元策を大幅に強化し、株価が見直される局面が続いています。シリコンバレーにも拠点を持ち、テック企業との連携を模索。
◎ リスク要因: 大型工事における設計変更や工期遅延による追加コスト発生リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1802 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1802.T
【防災・特殊土木のスペシャリスト】ライト工業 (1926)
◎ 事業内容: 特殊土木(法面処理、地盤改良)の最大手。独自の工法を多数持ち、斜面の崩落防止や軟弱地盤の補強を行う。 ・ 会社HP:https://www.raito.co.jp/
◎ 注目理由: 日本は自然災害大国であり、豪雨による崖崩れ対策や、老朽化した盛土の補強は喫緊の課題です。ライト工業はニッチな「斜面・地盤」に特化しており、競合が少なく利益率が高いのが特徴。国土強靭化計画の予算が重点配分される分野であり、2026年も底堅い需要が見込まれます。財務内容も良く、隠れた優良株です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 米国事業が好調で、老朽インフラ補修の需要を取り込んでいます。国内でも都市部の再開発に伴う地盤改良工事が増加傾向。
◎ リスク要因: 公共事業への依存度が高いため、政府の予算配分に業績が左右されやすい点。原材料(セメント等)価格の変動。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1926 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1926.T
【橋梁建設のトップランナー】横河ブリッジホールディングス (5911)
◎ 事業内容: 橋梁建設・エンジニアリングの最大手。新設だけでなく、既存橋梁の保全・更新工事も手掛ける。システム建築事業も柱の一つ。 ・ 会社HP:https://www.ybhd.co.jp/
◎ 注目理由: 高速道路のリニューアルプロジェクト(大規模更新)が本格化しており、特に難易度の高い橋梁架け替え工事において同社の技術は不可欠です。システム建築(倉庫や工場を短工期・低コストで建てる)事業も、物流倉庫需要の高まりを受けて好調。インフラ更新と物流DXの二重のテーマに乗れる銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1907年創業の名門。豊富な手元資金を活かし、M&Aや株主還元に積極的。受注残高は高水準を維持しており、2026年に向けても仕事量は確保済み。
◎ リスク要因: 鋼材価格の高騰が利益率を圧迫するリスク。公共工事の発注時期のずれ込み。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5911 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5911.T
【システム×エンジニアリング】EXEOグループ (1951)
◎ 事業内容: 協和エクシオが前身。通信建設からスタートし、現在は都市インフラ、システムソリューション(SI)へ事業領域を拡大。 ・ 会社HP:https://www.exeo.co.jp/
◎ 注目理由: 単なる工事会社から「エンジニアリングソリューション企業」への転換が進んでいます。特にITソリューション部門の成長が著しく、ネットワーク構築からサーバー保守まで一気通貫で提供できるのが強み。企業のDX需要を取り込みつつ、電線地中化などのインフラ工事もこなす、ハイブリッドな経営が2026年の強みとなります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 海外M&Aを積極的に行い、シンガポール等での事業基盤を確立。非通信キャリア向けビジネスの比率を高め、経営の安定化を図っています。
◎ リスク要因: IT人材の不足による受注機会の損失。海外子会社のガバナンスリスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1951 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1951.T
【都市再生の立役者】大成建設 (1801)
◎ 事業内容: スーパーゼネコンの一角。「地図に残る仕事。」のキャッチコピーで有名。市街地再開発や土木工事に定評。 ・ 会社HP:https://www.taisei.co.jp/
◎ 注目理由: 都心の大型再開発プロジェクトに強く、2026年以降も続く東京の街づくり(神宮外苑、新宿、日本橋など)において主導的な役割を果たします。また、環境配慮型コンクリート「T-eConcrete」などの脱炭素技術で先行しており、ESG投資の観点からも選好されやすい銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 札幌ドームや新国立競技場など国家的プロジェクトを多数施工。最近は医薬品製造施設など、高度な設備技術が必要な分野への注力を強めています。
◎ リスク要因: 過去の施工不良問題などによるブランド毀損リスク(現在は品質管理を徹底強化中)。建築資材高騰の影響。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1801 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1801.T
【建機レンタルの巨人】カナモト (9678)
◎ 事業内容: 建設機械レンタルの大手。北海道を地盤に全国展開。ショベルカーから発電機、ダンプまで幅広く貸し出す。 ・ 会社HP:https://www.kanamoto.co.jp/
◎ 注目理由: 建設会社は資産効率を上げるため、建機を「保有」から「レンタル」へ切り替えています。また、北海道地盤であるため、千歳市のラピダス(次世代半導体)工場建設や、札幌駅周辺再開発の特需を直接的に受けています。2026年も北海道エリアの建設需要は旺盛で、同社の稼働率は高水準が続くでしょう。
◎ 企業沿革・最近の動向: 積極的なM&Aでエリアを拡大。ITを活用した建機の稼働管理システム導入など、レンタル業務のDX化も推進中。
◎ リスク要因: レンタル単価の下落競争。金利上昇による借入コストの増加(レンタル資産購入のため借入が多い)。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9678 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9678.T
【無借金経営の堅実派】奥村組 (1833)
◎ 事業内容: 関西地盤の中堅ゼネコン。土木(トンネル技術)に定評があり、免震技術でも業界をリード。堅実経営で知られる。 ・ 会社HP:https://www.okumuragumi.co.jp/
◎ 注目理由: 「堅実の奥村」と呼ばれるほどの好財務体質(実質無借金)が魅力です。金利上昇局面では、借金の多い建設会社は苦しくなりますが、同社はその懸念が極めて低い。リニア中央新幹線などの難工事トンネルも手掛ける技術力があり、関西万博後のインフラ整備でも着実な受注が見込めます。守りに強い銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: バイオマス発電事業への参入など、収益源の多角化を進めています。株主還元にも前向きで、安定配当を継続中。
◎ リスク要因: 関西地区への依存度が比較的高いため、同地区の公共投資動向の影響を受けやすい。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1833 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1833.T
【塗装システムの世界的企業】大気社 (1979)
◎ 事業内容: 空調設備工事と塗装システムの大手。自動車工場向けの塗装プラントでは世界トップクラスのシェアを持つ。 ・ 会社HP:https://www.taikisha.co.jp/
◎ 注目理由: 世界の自動車メーカーがEV(電気自動車)への転換を進める中、製造ラインの刷新需要を取り込んでいます。また、産業用空調(クリーンルーム)でも高い技術を持ち、電子部品・半導体工場の建設需要にも対応。海外売上比率が高く、円安メリットを享受しやすい体質も2026年の業績を下支えします。
◎ 企業沿革・最近の動向: 植物工場事業など、空調制御技術を活かした新規事業も展開。グローバルな供給網を活かし、資材調達リスクを分散しています。
◎ リスク要因: 世界的な自動車販売の減速リスク。海外プロジェクトにおける為替変動の影響。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1979 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1979.T
【鉄道メンテナンスの守り神】東鉄工業 (1835)
◎ 事業内容: JR東日本パートナー会社。線路メンテナンス、駅舎建設、踏切工事などを手掛ける。JR東日本からの受注が売上の大半。 ・ 会社HP:https://www.totetsu.co.jp/
◎ 注目理由: 世界一過密な首都圏の鉄道網を守る、極めて参入障壁の高いビジネスです。景気が悪化しても線路のメンテナンスを止めることはできないため、業績の安定感は抜群。ホームドア設置工事や駅のバリアフリー化など、2026年に向けても安定した需要があります。ディフェンシブ株としてポートフォリオの守りを固めるのに最適。
◎ 企業沿革・最近の動向: JR工事で培った技術を活かし、公営鉄道や私鉄へも販路を拡大中。人手不足対応として、線路工事の機械化・ロボット化を推進。
◎ リスク要因: JR東日本の設備投資計画の縮小。労務費高騰による利益率への圧迫。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1835 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1835.T
【クリーンルームの老舗】ダイダン (1980)
◎ 事業内容: 電気・空調・水道工事を手掛ける総合設備工事会社。「光と空気と水」をテーマに、病院や工場の設備に強み。 ・ 会社HP:https://www.daidan.co.jp/
◎ 注目理由: 医薬品工場や病院の手術室、半導体工場など、高度な清浄度が求められる空間づくりに強みを持ちます。特に製薬・医療関連の設備投資は景気変動の影響を受けにくく、安定収益源となっています。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)改修のノウハウも豊富で、2026年の脱炭素改修需要を取り込める企業です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 九州や関西での実績も豊富。シンガポール拠点を中心に海外事業も堅調に推移。配当利回りも比較的高水準で安定。
◎ リスク要因: 建設現場の人手不足による工期への影響。民間設備投資の冷え込みリスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1980 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1980.T
【ダムとトンネルの技術屋】ハザマ・アンドウ (1719)
◎ 事業内容: 土木に強い安藤建設と間組が合併。ダム建設、トンネル、超高層ビルに強み。海外ODA案件などの実績も豊富。 ・ 会社HP:https://www.ad-hzm.co.jp/
◎ 注目理由: 治水対策としての「ダム再生事業(既存ダムの嵩上げや改造)」に強みを持ちます。気候変動による豪雨対策は国策であり、同社の技術への需要は高まる一方です。また、山岳トンネル工事の自動化技術開発に積極的で、生産性向上による利益率改善が期待できます。割安感が強い銘柄の一つです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 黒部ダム建設など歴史的難工事の実績多数。最近は風力発電基礎工事など、再エネ土木へも注力。
◎ リスク要因: 海外事業(特に新興国)におけるカントリーリスク。国内公共工事の競争激化。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1719 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1719.T
【プラントメンテナンスの雄】太平電業 (1968)
◎ 事業内容: 火力・原子力・再エネ発電所の建設およびメンテナンスを行う。プラントの「主治医」的役割。 ・ 会社HP:https://www.taihei-dengyo.co.jp/
◎ 注目理由: 電力不足が懸念される中、既存の火力発電所の延命・補修工事は非常に重要です。また、バイオマス発電所の自社運営も行っており、建設業からエネルギー供給事業への多角化に成功しています。2026年は脱炭素移行期として、既存プラントの効率化工事と再エネ新設の両面で活躍が期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 海外でのプラント建設実績も豊富。最近は廃プラスチック発電など環境リサイクル分野への参入も模索。
◎ リスク要因: 脱炭素加速による石炭火力発電所の早期閉鎖・縮小リスク(長期的にはマイナスだが短期的には解体・改修需要あり)。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1968 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1968.T
【伝統と革新の建築】清水建設 (1803)
◎ 事業内容: スーパーゼネコンの一角。宮大工の系譜を引く伝統建築から、最新のオフィスビル、医療施設まで手掛ける。 ・ 会社HP:https://www.shimz.co.jp/
◎ 注目理由: 医療・福祉施設の施工実績がトップクラスであり、高齢化社会が進む2026年以降も強みを発揮します。また、現場のロボット活用やデジタルツインによる施工管理において、業界内で最も先進的な取り組みを行っている企業の一つ。大型案件での損失計上による株価低迷期を経て、選別受注による収益性改善フェーズに入っています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 創業1804年。深海未来都市構想など夢のあるプロジェクトを発信。最近は非建設事業(不動産開発、エンジニアリング)の収益比率向上を目指しています。
◎ リスク要因: 大型建築工事での採算悪化リスク。原材料価格高騰の影響を強く受ける建築比率の高さ。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1803 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1803.T


コメント