まえがき:デジタルが生み出す「現代の錬金術」に投資せよ
株式市場において、製造業や小売業が常に頭を悩ませる問題があります。それは「原価」と「在庫」です。原油価格の高騰、円安による輸入コストの増大、物流費の上昇……これらは企業の利益を容赦なく削り取ります。しかし、この物理的な制約から解き放たれ、驚異的な利益率を叩き出し続けるセクターが存在します。それが**「ゲームソフトウェア産業」**です。
なぜ今、ゲーム株なのか。その理由は極めて合理的かつ構造的な強さにあります。
第一に、**「限界利益率の高さ」**です。ゲームは一度開発してしまえば、それを1本売ろうが100万本売ろうが、追加の製造コストはほぼゼロです。かつてのようにプラスチックのカートリッジやディスクを製造し、トラックで運ぶ必要は薄れました。SteamやPlayStation Store、App Storeを通じたダウンロード販売(DL販売)が主流となった今、売上の大部分がそのまま利益として積み上がる構造が完成しています。営業利益率30%、40%という数字は、製造業では異常値ですが、トップクラスのゲーム企業では「当たり前」の光景なのです。
第二に、**「最強の外貨獲得装置」**であることです。日本のコンテンツ、特にアニメ調のキャラクターや精緻なアクションゲームは、世界中で熱狂的なファンを持っています。開発拠点は日本にあり、コストは日本円で支払われますが、売上はドルやユーロで入ってきます。つまり、円安は彼らにとってコスト増要因ではなく、純粋な利益押し上げ要因として機能します。トヨタ自動車などの輸出企業も円安の恩恵を受けますが、ゲーム企業は部材輸入がない分、その恩恵をよりダイレクトに享受できるのです。
第三に、**「リカーリング(継続課金)とIPの資産化」**です。かつてのゲームは「売り切り」でおしまいでした。しかし現在は、発売後も追加コンテンツ(DLC)やガチャ、サブスクリプションで長期的に収益を生み続けます。また、一度人気となったIP(知的財産)は、映画、グッズ、アニメへと展開し、宣伝費をかけずともファンが次の作品を待ち望むという好循環を生み出します。これはもはや単なる娯楽産業ではなく、強力なブランドビジネスです。
しかし、リスクがないわけではありません。開発費の高騰、リリースの延期、そして「クソゲー」を出してしまった時のブランド毀損。これらは株価を大きく揺さぶります。だからこそ、財務体質が健全で、複数のヒットIPを持ち、グローバルで戦える「本物」を選ぶ必要があります。
本記事では、単なる期待先行の銘柄ではなく、強固な収益基盤を持ち、デジタルシフトによって利益率を最大化させている「最強の内需株」にして「最強の輸出株」であるゲーム関連銘柄を20社、徹底的にリサーチし選定しました。日本が世界に誇るこの産業は、不透明な相場環境における一筋の光となるでしょう。
【免責事項】 本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。掲載されている情報は記事作成時点のものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。各企業の業績や株価は市場環境により変動します。投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。本記事に基づいて被ったいかなる損害についても、作成者は一切の責任を負いません。
【営業利益率50%超えも視野の業界王者】株式会社カプコン (9697)
◎ 事業内容: 『モンスターハンター』『バイオハザード』『ストリートファイター』など、世界的に知名度の高い強力なIPを多数保有する大手ゲームメーカー。近年はPC向けのデジタル販売比率を極限まで高め、高収益体質に変貌。
・ 会社HP:https://www.capcom.co.jp/
◎ 注目理由: 世界トップクラスの開発力とデジタル販売戦略の成功により、11期連続で最高益更新を狙える位置にいます。特に旧作(カタログタイトル)がセール等で継続的に売れ続けるモデルが完成しており、利益率が極めて高いのが特徴。2025年には超大型タイトル『モンスターハンターワイルズ』の発売を控えており、株価の期待値は最高潮に向かいます。円安恩恵も大きく、まさに王道の投資対象です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 大阪の喫茶店向けゲーム機製造から始まり、アーケードゲームで黄金時代を築いた後、家庭用ゲームへシフト。最近ではeスポーツ分野への注力に加え、IPの映画化・グッズ化も積極的。直近の決算でもデジタル販売比率の上昇が寄与し、利益率がさらに改善傾向にあります。
◎ リスク要因:『モンスターハンターワイルズ』など大型新作の発売延期や、クオリティが期待を下回った場合の反動安。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9697
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9697.T
【投資の神髄とIP戦略の融合】株式会社コーエーテクモホールディングス (3635)
◎ 事業内容: 『信長の野望』『無双』シリーズに加え、他社IPとのコラボ作品(ゼルダ無双など)の開発も手掛ける。特筆すべきは、会長のエリザベス・女川氏による卓越した資産運用能力で、営業外収益も極めて大きい。
・ 会社HP:https://www.koeitecmo.co.jp/
◎ 注目理由: パッケージゲームの高い利益率に加え、スマートフォン向けゲームのライセンス収入が安定収益源となっています。同社は「IPの多面展開」が非常に上手く、一つのエンジンや素材を流用・発展させて複数のタイトルを作る効率性を持っています。自己資本比率が高く財務は鉄壁。新作『真・三國無双 ORIGINS』への期待も高く、安定成長と高配当・自社株買いなどの株主還元も期待できます。
◎ 企業沿革・最近の動向: テクモとの経営統合を経て、現在の強固な体制を確立。近年は『Rise of the Ronin』など、グローバル市場を意識したAAA級タイトルの開発に注力しています。運用資産の規模は数百億円規模に上り、金融市場の変動にも強い独自の経営スタイルを貫いています。
◎ リスク要因: 資産運用益が経常利益に大きく影響するため、株式市場全体の暴落時には業績が見かけ上悪化するリスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3635
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3635.T
【スポーツとゲームのハイブリッド】コナミグループ株式会社 (9766)
◎ 事業内容: 『プロ野球スピリッツ』『パワフルプロ野球』『eFootball(旧ウイイレ)』などのスポーツゲームに加え、カジノ機器(ゲーミング&システム)、スポーツクラブ運営も手掛ける複合企業。
・ 会社HP:https://www.konami.com/
◎ 注目理由: 『遊戯王』という世界最強クラスのカードゲームIPをデジタル(マスターデュエル)とアナログの両方で展開しており、極めて高い利益率を維持しています。また、カジノ事業はインバウンドや海外のIR需要回復に伴い復調。ゲーム事業以外の柱があることが強みであり、リスク分散が効いています。過去最高益を更新する勢いがあり、機関投資家の評価も高い銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: アーケード、コンシューマー、モバイル、カジノと多角化に成功。最近では『メタルギアソリッド』『サイレントヒル』といった往年の名作IPのリメイク・新作プロジェクトを始動させており、古くからのファン層を再び取り込む動きが活発化しています。
◎ リスク要因: モバイルゲーム市場の競争激化や、スポーツゲームにおけるライセンス料の高騰リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9766
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9766.T
【再編と再生のRPG巨人】株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス (9684)
◎ 事業内容: 『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』という国民的2大RPGを擁する。出版事業(マンガアプリ)やアミューズメント事業も展開。
・ 会社HP:https://www.hd.square-enix.com/
◎ 注目理由: 近年は開発体制の見直しやタイトルの絞り込みを行い、利益率の改善を急ピッチで進めています。「量より質」への転換期にあり、この構造改革が成功すれば利益率は劇的に跳ね上がるポテンシャルを秘めています。『ドラクエ3 HD-2Dリメイク』のヒットも記憶に新しく、今後続く『ドラクエ1&2』やナンバリング新作への期待が株価の下支えとなります。
◎ 企業沿革・最近の動向: エニックスとスクウェアの合併により誕生。近年はMMORPG『FF14』が安定した収益基盤(課金収入)となり、業績を牽引してきました。現在は海外スタジオの売却など、資産の入れ替えと選択と集中を進めています。
◎ リスク要因: 新作AAAタイトルの開発長期化によるコスト増と、リリースの空白期間による業績のボラティリティ。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9684
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9684.T
【ポケカで世界を席巻】株式会社ディー・エヌ・エー (2432)
◎ 事業内容: モバイルゲーム開発の大手。任天堂との業務資本提携により、任天堂IPのアプリ開発・運営を行う。スポーツ(横浜DeNAベイスターズ)、ライブ配信、ヘルスケアなど多角展開。
・ 会社HP:https://dena.com/jp/
◎ 注目理由: 直近の最大の注目点は、ポケモン社等と共同開発した『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』の爆発的ヒットです。リリース直後から世界中で驚異的な売上を記録しており、業績への貢献度が計り知れません。既存のゲーム事業が軟調だった中での起死回生の一打となり、株価のトレンドを大きく変える可能性があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: オークションサイトから始まり、モバゲーで一時代を築く。その後は任天堂との提携やAI事業、自動運転などへの投資を加速。ベイスターズの優勝も追い風となり、企業としての勢いを取り戻しつつあります。
◎ リスク要因: 『ポケポケ』の勢いが短期で失速した場合の失望売り。他事業の赤字縮小ペースの遅れ。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2432
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2432.T
【トイホビーとゲームの最強ミックス】株式会社バンダイナムコホールディングス (7832)
◎ 事業内容: 『ガンダム』『ドラゴンボール』『ワンピース』など、日本最強のキャラクターIP群を保有。ゲームだけでなく、玩具、プラモデル、アニメ制作までを垂直統合で行う。
・ 会社HP:https://www.bandainamco.co.jp/
◎ 注目理由: 『ELDEN RING』の大ヒットとそのDLCにより、世界的なハイエンドゲーム市場での評価を確固たるものにしました。ゲームでファンを作り、フィギュアやプラモデルで回収するというビジネスモデルは他社が模倣できない強みです。海外売上比率も高く、円安メリットを最大限に享受できる銘柄の一つです。
◎ 企業沿革・最近の動向: バンダイとナムコの統合。近年は「IPメタバース」構想を掲げ、デジタル空間でのファンコミュニティ形成に注力。欧米市場での家庭用ゲーム販売が好調で、業績を牽引しています。
◎ リスク要因: 原材料費高騰によるトイホビー事業の利益率圧迫。オンラインゲームの新作失敗リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7832
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7832.T
【オンラインゲームの世界的ガリバー】株式会社ネクソン (3659)
◎ 事業内容: 韓国発祥、日本上場のグローバルオンラインゲーム企業。『メイプルストーリー』『アラド戦記』など、長期間にわたり収益を生み出すPC・モバイルオンラインゲームに強み。
・ 会社HP:https://www.nexon.co.jp/
◎ 注目理由: 営業利益率が業界内でも極めて高く、安定したキャッシュフローを誇ります。特に中国市場での展開力が強く、『アラド戦記モバイル』の中国展開が業績に巨大なインパクトを与えています。また、シューター系新作『The First Descendant』など、グローバル向け新作のヒット率も向上しており、成長性が再評価されています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 基本プレイ無料(F2P)モデルの先駆者。近年は西洋市場への進出を強化しており、特定の地域への依存度を下げるポートフォリオ改革を進めています。
◎ リスク要因: 中国当局のゲーム規制強化やライセンス認可の不透明性(チャイナリスク)。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3659
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3659.T
【ウマ娘とメディアの融合】株式会社サイバーエージェント (4751)
◎ 事業内容: ネット広告代理店国内トップ。メディア事業(ABEMA)への先行投資を、ゲーム事業(Cygames)の利益で支える構造。『ウマ娘 プリティーダービー』が大ヒット。
・ 会社HP:https://www.cyberagent.co.jp/
◎ 注目理由: 『ウマ娘』の爆発力は落ち着きましたが、依然として高い収益性を維持。子会社のCygamesは技術力が非常に高く、コンシューマー向け新作『グランブルーファンタジー リリンク』なども世界でミリオンセラーを記録。ABEMAのワールドカップ配信等でメディア事業の黒字化も見えてきており、利益フェーズへの転換が期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: ブログサービスからスマホ市場へシフト。藤田社長の強力なリーダーシップのもと、リスクを取って新規事業(ABEMA)に巨額投資を行うスタイル。AI技術の広告への活用でも先行しています。
◎ リスク要因: ゲーム事業のヒット作依存度が高い点。ABEMAへの投資継続による利益圧迫懸念。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4751
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4751.T
【カジノとソニックの二刀流】セガサミーホールディングス株式会社 (6460)
◎ 事業内容: ゲーム大手セガと、パチスロ大手サミーが統合。『ソニック』『龍が如く』『ペルソナ』等の世界的IPを持つ。
・ 会社HP:https://www.segasammy.co.jp/
◎ 注目理由: 買収したアトラス(『ペルソナ』『メタファー』)の作品が世界的に大絶賛されており、JRPGのトップブランドとしての地位を確立しました。これらのタイトルはSteam等でのデジタル販売比率が高く、利益率向上に貢献しています。また、スマートパチスロ(スマスロ)の導入により遊技機事業も好調で、両輪が回る状態にあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 構造改革により欧州の採算の悪いスタジオを整理し、筋肉質な体制へ移行中。映画『ソニック』シリーズの大ヒットにより、IP価値が再認識されています。
◎ リスク要因: 欧州市場でのゲーム販売不振や、パチンコ・パチスロ規制の強化リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6460
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【少数精鋭の高収益職人集団】日本ファルコム株式会社 (3723)
◎ 事業内容: 『軌跡』シリーズ、『イース』シリーズなどのRPGに特化した老舗ゲームメーカー。社員の多くが開発に関わるクリエイター集団。
・ 会社HP:https://www.falcom.co.jp/
◎ 注目理由: 上場以来、無借金かつ黒字経営を続ける驚異的な安定企業です。自社で大規模な宣伝を行わず、ライセンスアウト(他社への移植や翻訳権の供与)で利益を得るモデルが確立されており、営業利益率は常に高水準(40-50%に達することも)。固定ファンが確実についており、大崩れしない安心感があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: PCゲーム黎明期からの老舗。近年はSwitchやPS5へのマルチプラットフォーム展開に加え、アジア市場でのライセンス収益が拡大しています。
◎ リスク要因: グラフィック技術等の進化に対し、小規模な開発体制で対応しきれるかという技術的課題。
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【モンスト一本足からの脱却】株式会社MIXI (2121)
◎ 事業内容: スマホゲーム『モンスターストライク』が長年の主力。近年はスポーツ(FC東京など)、公営競技(競輪・オートレース)のDX事業に注力。
・ 会社HP:https://mixi.co.jp/
◎ 注目理由: 『モンスト』はリリースから10年以上経過してもなお、トップクラスの売上を叩き出す怪物アプリです。ここから得られる潤沢なキャッシュを、競輪投票サイト「TIPSTAR」などの成長領域に投資しています。配当利回りが比較的高く、財務も健全であるため、バリュー株的な側面でも魅力があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: SNS『mixi』で一世を風靡した後、モンストで復活。現在は「スポーツのMIXI」としてのブランド構築を進めています。
◎ リスク要因: 依然として収益のモンスト依存度が高く、同タイトルの減衰が業績に直結するリスク。
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【パズドラのロングセラー】ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 (3765)
◎ 事業内容: スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』を運営。家庭用ゲームやPCオンラインゲーム(ラグナロクオンライン)も展開。
・ 会社HP:https://www.gungho.co.jp/
◎ 注目理由: パズドラの安定感は抜群で、eスポーツ展開などを通じてコミュニティを維持しています。無借金経営で現金保有高が非常に多く、財務の安全性は鉄壁です。時折行われる自社株買いなどの株主還元策も積極的。新作ヒットが出れば株価が跳ねるポテンシャルを持ちながら、下値が堅いのが特徴。
◎ 企業沿革・最近の動向: ソフトバンクグループから独立性が高まる。パズドラ以降、次のメガヒット模索が続いていますが、既存タイトルの運営能力は極めて高い評価を得ています。
◎ リスク要因: 次なるヒット作不在によるジリ貧懸念。パズドラのユーザー離れ。
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【IP創出力と投資事業】株式会社アカツキ (3932)
◎ 事業内容: モバイルゲームの企画・開発。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(バンダイナムコと協業)が主力。IP創出や投資事業にも積極的。
・ 会社HP:https://aktsk.jp/
◎ 注目理由: 『ドッカンバトル』による海外収益が莫大で、高い利益水準を維持しています。単なる下請け開発ではなく、自社オリジナルIP『トライブナイン』などのメディアミックス展開に挑戦しており、当たれば大きい。ソニーグループやコーエーテクモとの資本業務提携を行っており、業界内での立ち位置も強化されています。
◎ 企業沿革・最近の動向: ゲーム事業で得た資金を、エンタメ×テクノロジー領域のスタートアップへ投資する「ハートドリブンファンド」も展開。Web3/ブロックチェーンゲームへの取り組みも早い。
◎ リスク要因: ドッカンバトルの運営移管や契約変更などがあった場合の収益激減リスク。
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【ブロックチェーンゲームの先駆】株式会社コロプラ (3668)
◎ 事業内容: 『白猫プロジェクト』『ドラゴンクエストウォーク』(スクエニと協業)などの位置情報ゲーム・RPGに強み。
・ 会社HP:https://colopl.co.jp/
◎ 注目理由: 『ドラクエウォーク』が安定収益源。特筆すべきはブロックチェーンゲーム(BCG)子会社Brilliantcryptoの設立と上場(IEO)です。「Play to Earn」の市場形成に本気で取り組んでおり、デジタル宝石を掘るゲームなどが話題。メタバースやAIへの投資意欲も旺盛で、技術トレンドへの感度が高い企業です。
◎ 企業沿革・最近の動向: ガラケー時代の位置ゲーからスマホへ移行し急成長。任天堂との特許訴訟を経て和解し、現在は技術開発に専念できる環境にあります。
◎ リスク要因: 新作開発費の増大による短期的な利益圧迫。ブロックチェーン市場の不確実性。
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【女性向け・プリクラの独自路線】フリュー株式会社 (6238)
◎ 事業内容: プリントシール機で圧倒的シェア。クレーンゲーム景品(プライズ)、家庭用・スマホゲーム、アニメ出資などを展開。
・ 会社HP:https://www.furyu.jp/
◎ 注目理由: 「Z世代女性」のトレンドを掴むマーケティング能力が極めて高い企業です。プリントシール機は利益率が高く、そこで得た知見を活かしたキャラクタービジネスが好調。ゲーム事業ではニッチながら熱心なファンを持つタイトルを低コストで開発し、確実に利益を上げる手腕があります。インバウンドによるプリクラ需要回復も追い風。
◎ 企業沿革・最近の動向: オムロンのエンタテインメント部門から独立。海外でのプライズ展開を強化中。
◎ リスク要因: 少子化による若年層人口の減少。円安によるプライズ景品の原価高騰。
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【健康×ゲームのニッチトップ】イマジニア株式会社 (4644)
◎ 事業内容: Switch向け『Fit Boxing』シリーズが大ヒット。キャラクター(サンエックス等)のコンテンツ事業も展開。
・ 会社HP:https://www.imagineer.co.jp/
◎ 注目理由: 『Fit Boxing』は世界累計出荷本数が多く、派生作品(北斗の拳コラボなど)も展開する高収益IPに育ちました。派手さはありませんが、教育・知育分野やキャラクターライセンスで着実に稼ぐ堅実経営です。配当利回りが良く、長期保有に向いた地味ながら強い銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: コンテンツプロバイダとして長年の実績。Switch市場での成功により、コンシューマー事業の比率が高まっています。
◎ リスク要因: 『Fit Boxing』シリーズへの収益依存度が高く、飽きられた際のリスク。
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【TCGとイベントの相乗効果】株式会社ブシロード (7803)
◎ 事業内容: トレーディングカードゲーム(TCG)、モバイルゲーム、プロレス(新日本プロレス)などを展開するエンタメ企業。
・ 会社HP:https://bushiroad.co.jp/
◎ 注目理由: TCG市場は世界的に拡大しており、デジタルとアナログの両方で展開できる強みがあります。コロナ禍で打撃を受けたライブ・イベント事業が完全復活しており、収益の柱が複数あるのが強み。自社IP(バンドリ!など)のゲーム化によるメディアミックス戦略を徹底しています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 創業者・木谷氏のカリスマ性で成長。コンソールゲーム開発部門を新設し、「ブシロードゲームズ」として自社パブリッシングを強化中。
◎ リスク要因: モバイルゲーム部門の不振と、開発費の減損リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7803
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7803.T
【VTuberという新時代のゲーム会社】カバー株式会社 (5253)
◎ 事業内容: 世界最大級のVTuber事務所『ホロライブプロダクション』を運営。配信だけでなく、メタバース『ホロアース』や自社ゲームの開発も行う。
・ 会社HP:https://cover-corp.com/
◎ 注目理由: 厳密にはタレント事務所ですが、ビジネスモデルは「デジタルIPビジネス」そのものであり、マーチャンダイジング(グッズ)とライセンスの利益率が非常に高いです。さらに現在、所属タレントを起用した本格的なゲーム開発やメタバース開発に巨額投資を行っており、将来的には「次世代のゲームプラットフォーマー」になる可能性があります。海外売上比率も急伸中。
◎ 企業沿革・最近の動向: 技術屋集団からスタートし、VTuberブームを牽引。東証グロース市場の主力銘柄として、機関投資家の注目度も抜群です。
◎ リスク要因: 人気タレントの引退や炎上による短期的な収益ダウンリスク。メタバース開発投資の負担。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5253
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【エルデンリングの親会社】株式会社KADOKAWA (9468)
◎ 事業内容: 出版、映像、ゲーム、Webサービスを統括。子会社に『ELDEN RING』『アーマード・コア』のフロム・ソフトウェアを持つ。
・ 会社HP:https://group.kadokawa.co.jp/
◎ 注目理由: フロム・ソフトウェアの利益貢献が凄まじく、ゲーム事業がグループ全体の利益を牽引しています。出版IP(ラノベ・漫画)をゲーム化するメディアミックスの源流を持っており、ソニーやテンセントとも資本提携。買収観測が出るほどコンテンツ価値が高く評価されています。
◎ 企業沿革・最近の動向: ニコニコ動画へのサイバー攻撃影響からは復旧。フロム・ソフトウェアの新作開発状況が今後の株価の最大のカタリスト。
◎ リスク要因: サイバー攻撃などインフラ面の脆弱性リスク。買収報道による株価の乱高下。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9468
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【牧場物語と2.5次元】株式会社マーベラス (7844)
◎ 事業内容: オンラインゲーム、コンシューマーゲーム(牧場物語、ルーンファクトリー)、音楽映像(舞台・ミュージカル)の3本柱。
・ 会社HP:https://corp.marv.jp/
◎ 注目理由: 『牧場物語』シリーズは世界中にファンを持つ長寿IPで、安定した販売が見込めます。また、2.5次元ミュージカル(テニミュ等)のパイオニアであり、コト消費の回復で収益が改善。テンセント子会社との提携により、モバイル向けの大型新作開発も進んでおり、ヒットすれば業績が一変する爆発力を秘めています。
◎ 企業沿革・最近の動向: セガ出身者等が設立。現在はアミューズメント(ポケモンメザスタ等)も好調で、子供向け市場でも強さを発揮しています。
◎ リスク要因: 新作ゲームの開発遅延や、スマホゲーム市場での競争劣後。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7844
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7844.T


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