この記事を読むべき理由と市場の現在地
「健康」は、もはや個人の趣味嗜好の範疇を超え、国家レベルの重要課題であり、同時に巨大なビジネスチャンスを生み出す「ゴールドマイン(金鉱)」と化しています。
2025年12月現在、私たちを取り巻く経済環境は「インフレ」と「人手不足」という二重苦の中にありますが、その裏で静かに、しかし爆発的に成長を続けているのが「ウェルネス・フィットネス産業」です。かつて、ジムと言えば「筋トレ好きの若者やボディビルダーが通う場所」というイメージがありましたが、この数年でその常識は完全に覆されました。
なぜ今、フィットネス関連株に注目すべきなのか。その理由は大きく分けて3つの構造的変化にあります。
第一に、「コンビニジム」の定着とビジネスモデルの進化です。RIZAPグループが仕掛けた「chocozap(チョコザップ)」の登場以降、フィットネスは「わざわざ行く場所」から「生活導線の一部」へと変貌を遂げました。この24時間・無人化・低価格モデルは、今までフィットネスに無関心だった層(ノンユーザー)を掘り起こすことに成功しました。そして今、フェーズは「店舗数の拡大」から「LTV(顧客生涯価値)の最大化」へとシフトしています。物販、医療連携、広告メディア化など、ジムという「箱」をプラットフォームとした新たな収益源を確立できる企業が、次の覇権を握ろうとしています。
第二に、「健康経営」と「人的資本」への投資拡大です。企業にとって、従業員の健康維持はコストではなく投資であるという考え方が定着しました。株価においても、健康経営銘柄はプレミアムがつく傾向にあります。これにより、法人向けフィットネスサービスや、福利厚生としてジム利用を提供するBtoBビジネスを展開する企業の業績が底上げされています。特に、高ストレス社会におけるメンタルヘルス対策としての運動需要は、今後も右肩上がりが予想されます。
第三に、「円安」を追い風にしたグローバル展開です。日本のスポーツ用品やフィットネスギアは、その機能性と品質の高さから海外で絶大な人気を誇ります。インバウンド需要の回復に加え、越境ECや海外拠点の強化により、外貨を稼ぐ力が強い銘柄(特にスポーツアパレル関連)は、国内市場の縮小を補って余りある成長を見せています。
本記事では、単なる「ジム運営会社」だけでなく、ウェア、ギア、システム、そして食(プロテイン・完全栄養食)に至るまで、広義のフィットネス経済圏を網羅的にリサーチしました。誰もが知る大型株から、特定のニッチ市場を独占する成長期待の小型株まで、ファンダメンタルズ分析に基づき厳選した20銘柄をご紹介します。
これからの投資において、「健康」というテーマは避けて通れません。高齢化先進国である日本が世界に提示する「健康寿命延伸」のソリューションは、そのまま世界への輸出産業になり得るからです。ぜひ、このリストをポートフォリオ構築の一助としてご活用ください。
【投資に関する免責事項】 本記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、特定の有価証券の売買を推奨・勧誘するものではありません。掲載されている情報は、記事作成時点(2025年12月)での入手可能な情報に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。株価や企業業績は市場環境により変動します。投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行われるようお願いいたします。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、著者は一切の責任を負いません。株式投資には元本割れのリスクが伴います。余裕資金での運用を心がけてください。
【圧倒的店舗数で市場を制圧】RIZAPグループ (2928)
◎ 事業内容: 「結果にコミットする」パーソナルトレーニングジムの運営から、コンビニジム「chocozap」への業態転換を成功させたフィットネス業界の風雲児。美容・健康商品のECや、M&Aによるグループ経営も展開。
・ 会社HP:https://www.rizapgroup.com/
◎ 注目理由: 「chocozap」が単なるジムではなく、脱毛・ホワイトニング・ランドリーなどを併設した「生活インフラ」としての地位を確立しました。広告収入モデル(ジム内のサイネージ広告)が新たな収益の柱として育ちつつあり、サブスクリプション収入+広告収入のハイブリッドモデルによる利益率改善が期待できます。札幌証券取引所アンビシャス市場から、東証への市場変更期待も根強いテーマです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2022年に開始したchocozapは瞬く間に国内店舗数No.1を達成。急拡大によるコスト増で一時赤字に転落しましたが、損益分岐点を超えた店舗からのキャッシュフローが潤沢になり始めています。最近では、医療機関との連携や、会員データを活用したヘルスケアプラットフォーム構想を推進中。
◎ リスク要因: 急激な店舗拡大に伴うサービス品質の低下や、マシン故障への対応遅れによる退会率の上昇。また、有利子負債の多さが財務面での懸念材料です。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2928
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2928
【24時間ジムのパイオニアと安定収益】Fast Fitness Japan (7092)
◎ 事業内容: 世界的な24時間フィットネスジムブランド「エニタイムフィットネス」の日本におけるマスターフランチャイジー。フランチャイズ(FC)展開を軸に、高収益体質なビジネスモデルを構築。
・ 会社HP:https://fastfitnessjapan.jp/
◎ 注目理由: RIZAPのchocozapとは異なり、「本格的なトレーニング層」もしっかり取り込める設備環境が強みです。FC比率が高いため、本部としてのロイヤリティ収入が安定しており、不況耐性が高いのが特徴。地方都市へのドミナント出店余地がまだ残されており、着実な成長が見込めます。財務内容も健全で、株主還元への期待も高まっています。
◎ 企業沿革・最近の動向: コロナ禍を経て会員数は過去最高水準を更新。最近では、高校生無料利用サービス「ハイスクールパス」を通じて、若年層の取り込みと地域社会への貢献を強化しており、将来の優良顧客育成に成功しています。
◎ リスク要因: 競合他社の低価格攻勢による会員の流出。また、光熱費の高騰が直営店およびFCオーナーの利益を圧迫する可能性があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7092
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7092
【シニア層の健康寿命を支える砦】カーブスホールディングス (7085)
◎ 事業内容: 女性だけの30分健康体操教室「カーブス」を運営。主要顧客は中高年女性で、運動習慣のない層をターゲットにしたコミュニティ重視のジム展開を行う。
・ 会社HP:https://www.curvesholdings.co.jp/
◎ 注目理由: 日本の高齢化社会において、最も恩恵を受ける銘柄の一つです。顧客のメイン層がデジタルネイティブではないため、リアルな店舗でのコミュニケーションが強力な「スイッチングコスト(他へ乗り換えない理由)」になっています。物販(プロテイン等)の売上比率が高く、会員数×物販単価でのアップサイドが狙えます。配当利回りも比較的高水準で推移する傾向があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 「メンズ・カーブス」の展開も徐々に進めています。コロナ禍での退会からの戻りが鮮明で、改めて「フレイル(虚弱)対策」としての重要性が認識されています。オンラインフィットネスとのハイブリッド型も導入し、顧客接点を強化中。
◎ リスク要因: コアターゲットである高齢層の人口減少(超長期的視点)や、感染症再流行時の退会リスクが他業態より高い点。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7085
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7085
【リハビリと介護の融合モデル】ルネサンス (2378)
◎ 事業内容: 総合スポーツクラブ「ルネサンス」の運営に加え、介護リハビリ施設「元氣ジム」、企業や自治体向けの健康づくり支援、スクール事業など多角的に展開。
・ 会社HP:https://www.s-renaissance.co.jp/
◎ 注目理由: 単なるジム運営にとどまらず、「介護・医療」分野への食い込みが深いです。自治体からの健康増進事業の受託実績が豊富で、公的資金を活用した安定収益が見込めます。また、スイミングスクールなどジュニア会員の基盤も厚く、世代を問わないポートフォリオが魅力です。アウトドアフィットネスなど、施設外収益の確保にも注力しています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 既存店舗のリニューアルを進めつつ、不採算店舗の整理を行い利益率を改善。オンラインレッスン「ルネサンス・オンライン・ライブストリーム」が定着し、ハイブリッド型のサービス提供体制を確立しました。ベトナムなどアジア展開も模索中。
◎ リスク要因: 大型施設を保有するため固定費負担が重く、会員数減少がダイレクトに業績悪化につながる点。光熱費変動リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2378
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2378
【歴史ある総合ジムの底力】セントラルスポーツ (4801)
◎ 事業内容: 1969年創業、日本のフィットネスクラブの草分け的存在。直営店主体の総合フィットネスクラブ運営や、インストラクターの養成、旅行業なども手掛ける。
・ 会社HP:https://www.central.co.jp/
◎ 注目理由: 業界屈指の指導ノウハウを持ち、特に「0歳から一生涯」をテーマにしたスクール事業(水泳、体操)が強力な収益基盤です。施設所有型のビジネスモデルが多いですが、近年はコストコントロールを徹底。株主優待が充実しており、個人投資家からの人気も底堅い銘柄です。24時間ジムエリアの増設など、時代のニーズに合わせた改装を進めています。
◎ 企業沿革・最近の動向: シニア向けの介護予防プログラムや、法人向けの健康経営サポート事業を強化。他社との差別化として、パーソナルトレーニングの質の高さを訴求しています。財務体質は比較的健全で、自己資本比率も安定しています。
◎ リスク要因: 施設の老朽化に伴う修繕費の増加。若年層の取り込みにおいて、格安ジムとの競合にさらされている点。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4801
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4801
【世界を走る日本ブランド】アシックス (7936)
◎ 事業内容: 競技用シューズ、スニーカー、スポーツウェアの製造・販売。特にランニングシューズにおいては世界トップクラスのシェアと技術力を誇るグローバル企業。
・ 会社HP:https://corp.asics.com/jp/
◎ 注目理由: 「Onitsuka Tiger」ブランドが欧米・アジアでファッションアイテムとして爆発的な人気を博しており、利益率が劇的に向上しています。競技用ランニングシューズでも「厚底ブーム」に対応した高機能モデルがシリアスランナーから絶大な支持を獲得。円安メリットを最大限に享受できる銘柄であり、海外売上比率の高さが成長のドライバーです。
◎ 企業沿革・最近の動向: デジタル事業を強化しており、ランニングアプリとの連携で顧客データを収集し、商品開発に活かすエコシステムを構築。インドや東南アジアなど新興国市場での成長が著しいです。
◎ リスク要因: 世界的な景気後退による消費マインドの冷え込み。原材料高騰や物流コストの上昇。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7936
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7936
【マルチスポーツの巨人】ミズノ (8022)
◎ 事業内容: 野球、ゴルフ、ランニングなどあらゆるスポーツ用品を扱う総合メーカー。技術力に定評があり、ワークシューズ(安全靴)などの非スポーツ領域も成長中。
・ 会社HP:https://corp.mizuno.com/jp
◎ 注目理由: 昨今、特に注目されているのが「ワークビジネス」です。スポーツで培った機能を応用した作業靴やユニフォームが建設・医療現場で大ヒットしており、新たな収益の柱となっています。もちろん、野球用品などでのWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)特需などのイベント効果も期待でき、PERなどの指標面でも割安感が残ることが多い銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 東南アジアや欧米での販売網を強化。カーボン素材を活用した高機能製品の開発や、環境配慮型素材への切り替えを推進し、ESG投資の観点からも評価が高まっています。
◎ リスク要因: 野球人口の減少など、国内の主要競技人口の縮小トレンド。海外ブランドとの激しい競争。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8022
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8022
【THE NORTH FACEのブランド力】ゴールドウイン (8111)
◎ 事業内容: 「THE NORTH FACE」「HELLY HANSEN」などの高機能アウトドアブランドの日本における商標権を持ち、企画・販売を行う。スポーツウェアとファッションの融合に成功。
・ 会社HP:https://corp.goldwin.co.jp/
◎ 注目理由: アウトドアブームが定着し、街着としてのスポーツウェア需要を独占しています。単価が高くても売れる強力なブランド力を持ち、値上げ転嫁が容易であるため、インフレ下でも高収益を維持できます。「ダンスキン」などの女性向けフィットネスウェアも好調で、ウェルネス市場との親和性が高いです。
◎ 企業沿革・最近の動向: クモの糸構造タンパク質素材などの新素材開発ベンチャー(Spiber社)との提携など、サステナビリティとテクノロジーへの投資を積極的に行っています。直営店比率を高め、利益率の向上を図っています。
◎ リスク要因: 暖冬などの天候不順による冬物衣料の不振。人気ブランドへの依存度が高いこと。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8111
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8111
【ホームジム・EMSの革新者】MTG (7806)
◎ 事業内容: 美容機器「ReFa」やトレーニング・ギア「SIXPAD」などのブランド開発・販売を行うファブレスメーカー。ECとダイレクトマーケティングに強み。
・ 会社HP:https://www.mtg.gr.jp/
◎ 注目理由: 「SIXPAD」は、着用するだけで筋トレができるEMS機器として確固たる地位を築いています。在宅ワークの普及に伴い、「自宅で手軽にトレーニング」というニーズは底堅いです。また、新たに展開している月額制のEMSスーツのレンタルサービスなどがストック型ビジネスとして寄与し始めています。健康経営銘柄としても注目。
◎ 企業沿革・最近の動向: 美容ブランド「ReFa」のシャワーヘッド等が大ヒットし、キャッシュフローが潤沢。これを原資に、新たなウェルネス機器の開発や、海外展開(特に中国・韓国・米国)を加速させています。
◎ リスク要因: 模倣品の出現や、流行り廃りの激しい美容・健康家電市場におけるヒット商品依存のリスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7806
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7806
【美容と健康のテクノロジー】ヤーマン (6630)
◎ 事業内容: 家庭用美容機器、健康機器の専門メーカー。業務用機器の技術を家庭用に落とし込む開発力が強み。「メディリフト」などのウェアラブルEMS美顔器が主力。
・ 会社HP:https://www.ya-man.co.jp/
◎ 注目理由: 「美容」と「筋肉(フィットネス)」の境界線が曖昧になる中、顔の表情筋を鍛えるというコンセプトは、美容感度の高い層に深く刺さっています。中国市場での売上が大きく、独身の日(W11)などでの爆発力があります。インバウンド需要の恩恵も受けやすく、美容家電から「ヘルスケア家電」への進化を遂げつつあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: グローバル展開を加速させており、特にアジア圏でのブランド認知が高いです。研究開発拠点を強化し、エビデンスに基づいた製品開発を推進。直販サイト(D2C)の売上比率を高めています。
◎ リスク要因: 中国市場のカントリーリスクや景気減速の影響。競合他社の参入による価格競争の激化。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6630
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6630
【都市開発とウェルネスの融合】東急不動産ホールディングス (3289)
◎ 事業内容: 総合不動産デベロッパー。傘下に会員制フィットネスクラブ「東急スポーツオアシス」を持ち、オフィスビルやリゾート施設など多様なアセットを展開。
・ 会社HP:https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/
◎ 注目理由: 不動産会社ですが、フィットネス事業を「街づくり」の重要なコンテンツとして位置づけています。「東急スポーツオアシス」は、アプリを活用した健康管理サービス「WEBGYM」を展開するなど、DXに積極的です。オフィスビルにフィットネス機能を組み込むなど、ハード(不動産)とソフト(健康サービス)をセットで提供できる点が強みです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 再生可能エネルギー事業にも注力しており、環境先進企業としての側面も。渋谷周辺の再開発案件が多く、保有資産の含み益が大きいです。
◎ リスク要因: 金利上昇による不動産市況の冷え込み。フィットネス部門単体での収益貢献度は全体から見ると限定的である点。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3289
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3289
【スポーツ人財のスペシャリスト】スポーツフィールド (7080)
◎ 事業内容: 体育会系学生に特化した就職支援サービス「スポナビ」を運営。スポーツ人財の採用支援や、既卒アスリートのキャリアサポートを行う。
・ 会社HP:https://www.sports-f.co.jp/
◎ 注目理由: 「フィットネス・スポーツ」を「人」の側面から支えるユニークな企業です。体力、規律、チームワークを備えた体育会系学生は企業からの需要が常に高く、少子化で採用難易度が上がる中、同社のマッチングサービスの価値は高まっています。小型株であり、成長余地が大きい「隠れた本命」です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 地方大学の体育会学生へのアプローチ強化や、eスポーツ領域への進出など、ターゲット層を拡大中。イベント開催(合同説明会)の動員数も回復傾向にあります。
◎ リスク要因: 就職活動ルールの変更や、景気後退による企業の採用意欲減退。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7080
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7080
【スポーツ量販の復権】アルペン (3028)
◎ 事業内容: 「スポーツデポ」「アルペン」「ゴルフ5」などを全国展開するスポーツ用品小売り大手。プライベートブランド(PB)商品の開発にも注力。
・ 会社HP:https://store.alpen-group.jp/corporate/
◎ 注目理由: キャンプ用品ブームが一巡した後、ランニングやフィットネス用品の売り上げが堅調に推移しています。特に、都市型旗艦店「Alpen TOKYO」などの大型店戦略が成功しており、インバウンド客の取り込みにも成功。PB商品の品質向上が著しく、利益率改善に貢献しています。配当利回りが比較的高く、優待人気も高いです。
◎ 企業沿革・最近の動向: EC事業の強化と、店舗とECの在庫一元化を進めています。アパレルブランドとのコラボレーションなどで、ファッション性の高い商品を拡充中。
◎ リスク要因: 天候不順による季節商品の販売不振。物流コスト、人件費の上昇による利益圧迫。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3028
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3028
【福利厚生のトップランナー】リログループ (8876)
◎ 事業内容: 企業の福利厚生業務のアウトソーシング(借上社宅管理、福利厚生クラブ)を手掛ける。会員に対して、スポーツクラブの割引利用などを提供。
・ 会社HP:https://www.relo.jp/
◎ 注目理由: ジムそのものを運営しているわけではありませんが、多くのジムと提携し、法人会員を送り込む「送客プラットフォーム」として機能しています。中小企業の福利厚生充実ニーズは強く、ストックビジネスとして極めて安定しています。会員数が積み上がるほど利益が出る構造です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 観光・インバウンド需要の復活により、福利厚生メニュー内の旅行・レジャー利用が活発化。グローバルリロケーション事業(海外赴任支援)も回復基調。
◎ リスク要因: 景気悪化による企業の契約解除や、会員数の伸び悩み。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8876
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8876
【完全栄養食というインフラ】ベースフード (2936)
◎ 事業内容: 1食で必要な栄養素がすべて摂れる完全栄養食「BASE FOOD(パン、パスタ、クッキー)」の開発・販売。EC主体からコンビニ展開へ拡大。
・ 会社HP:https://basefood.co.jp/
◎ 注目理由: フィットネス人口の増加は、そのまま「食事管理」への関心に直結します。手軽に高タンパク・低糖質の食事がとれるBASE FOODは、トレーニーだけでなく、忙しいビジネスパーソンの朝食・昼食として定着しました。コンビニ配架が進んだことで認知度が爆発的に向上。食品系スタートアップとしての成長期待が高いです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 商品ラインナップの拡充(冷凍パスタなど)や、生産体制の効率化による原価低減に取り組んでいます。黒字化定着に向けた重要なフェーズにあります。
◎ リスク要因: 原材料価格の高騰。競合他社(日清食品など大手)の参入による競争激化。広告宣伝費の先行投資による赤字リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2936
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2936
【ミドリムシから健康へ】ユーグレナ (2931)
◎ 事業内容: 微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)を活用した食品、化粧品の販売およびバイオ燃料の研究開発。ヘルスケア事業が現在の収益柱。
・ 会社HP:https://www.euglena.jp/
◎ 注目理由: ユーグレナに含まれる豊富な栄養素(59種類)は、健康維持や免疫力向上に関心が高い層に支持されています。健康食品の通販事業はリピート率が高く、安定したキャッシュを創出。遺伝子解析サービスなども手掛け、パーソナライズされた健康提案を行っています。バイオ燃料という「夢」だけでなく、ヘルスケアという「実」の部分での評価が必要です。
◎ 企業沿革・最近の動向: サプリメントや青汁などの食品事業に加え、キューサイ(青汁大手)をグループ化するなど、M&Aによる事業拡大を進めています。
◎ リスク要因: バイオ燃料事業の研究開発費負担が重い点。定期購入顧客の獲得コスト上昇。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2931
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2931
【ゲーミング×フィットネス】コナミグループ (9766)
◎ 事業内容: デジタルエンタテインメント(ゲーム)、アミューズメント、ゲーミング&システム、そしてスポーツクラブ運営事業を展開する複合企業。
・ 会社HP:https://www.konami.com/
◎ 注目理由: 「コナミスポーツクラブ」は業界大手の一角。ゲーム事業で培ったIT技術をフィットネスに応用する力が他社にない強みです。また、ピラティススタジオの展開や、天井ミラー設置型スタジオなど、トレンドを捉えた施設リニューアルを進めています。ゲーム事業の収益性が高く、フィットネス事業の変革を支える体力があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: eスポーツとリアルの融合や、IP(知的財産)を活用した多角展開が好調。カジノ関連機器などの海外事業も利益に貢献しています。
◎ リスク要因: ゲームタイトルのヒット不発リスク。エネルギーコスト上昇による施設運営コスト増。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9766
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9766
【機能性ウェアの価格破壊】ワークマン (7564)
◎ 事業内容: 作業服・作業用品の専門店チェーン。近年は「ワークマン女子」や「ワークマンプラス」など、アウトドア・スポーツウェア分野で一般客を取り込む。
・ 会社HP:https://www.workman.co.jp/
◎ 注目理由: プロ向けの過酷な環境に耐えうる機能性を持ちながら、圧倒的な低価格を実現したウェアは、ランナーやジムユーザーの「練習着」として市民権を得ました。スポーツブランドのウェアが高騰する中、デフレ・コスパ志向の消費者の受け皿となっています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 靴(ランニングシューズ)の開発にも力を入れており、数千円で購入できる高機能シューズが話題。ロードサイド中心からショッピングモールへの出店も強化中。
◎ リスク要因: 急激な円安による輸入コスト増(価格転嫁が難しいビジネスモデルのため)。在庫管理の難易度上昇。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7564
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7564
【スポーツ専門小売の雄】ゼビオホールディングス (8281)
◎ 事業内容: 「スーパースポーツゼビオ」「ヴィクトリア」などを展開するスポーツ用品小売り大手。ゴルフ用品にも強みを持つ。
・ 会社HP:https://www.xebio.co.jp/
◎ 注目理由: アルペンと同様、スポーツ需要回復の恩恵を受けています。特に部活動やサークル活動の再開により、競技用用品の売上が戻っています。また、インソール(中敷き)の「足型測定サービス」など、リアル店舗ならではの体験価値を提供し、ECとの差別化を図っています。PBRが低く、バリュー株としての側面もあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 在庫適正化と不採算店舗の閉鎖を進め、利益体質の強化を図っています。プロスポーツチームとの連携など、地域密着型のマーケティングを展開。
◎ リスク要因: 少子化による競技人口の減少。大型店舗の運営コスト負担。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8281
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8281
【遊びながら動くエンタメ】ラウンドワン (4680)
◎ 事業内容: ボウリング、アミューズメント、カラオケ、スポッチャ(スポーツアトラクション)などを展開する屋内型複合レジャー施設運営。北米事業が急成長中。
・ 会社HP:https://www.round1.co.jp/
◎ 注目理由: 「ストイックなジムは続かないが、体は動かしたい」というライト層の需要を「スポッチャ」が一手に引き受けています。友人や家族と遊びながら運動できる場として唯一無二の存在。特筆すべきは米国事業の絶好調ぶりで、もはや日本企業というより「グローバル・エンタメ企業」として評価すべき段階にあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 日本国内のクレーンゲーム需要増と、米国のペントアップ需要(繰越需要)取り込みで業績拡大。ギガクレーンゲームスタジアムへの改装など、集客力の高いコンテンツへ投資を集中しています。
◎ リスク要因: 米国景気の後退リスク。人件費高騰による利益圧迫。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4680
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4680
編集後記:2026年に向けての展望
今回紹介した20銘柄は、単に「ジムを運営している」だけでなく、**「人々のライフスタイルをどう変えるか」**という視点を持った企業ばかりです。
今後のフィットネス市場は、「筋トレ」から「ウェルネス(心身の健康)」、そして「未病・予防医療」へと領域を拡張していきます。特に、「データを制する企業」(RIZAPやアシックスのように顧客データを活用できる企業)と、「コミュニティを作る企業」(カーブスやルネサンスのように人が集まる理由を作れる企業)に二極化していくでしょう。
翌日の市場では、短期的な値動きに惑わされず、こうした中長期的な「健康というメガトレンド」に乗れる企業を選別してください。


コメント