資産を守りながら増やす!金利上昇メリット享受&高配当な「鉄板銘柄」20選

目次

市場環境の激変に勝つ!今こそ見直すべき「最強の内需株」投資戦略

2025年12月現在、日本の株式市場はかつてない転換点を迎えています。「デフレからの完全脱却」と「金利のある世界」への移行が決定的となり、投資家の資金シフトは加速しています。これまで日本株を牽引してきたのは、円安を追い風にした輸出関連株でしたが、世界経済の減速懸念や為替のボラティリティ(変動率)の高まりにより、その優位性は揺らぎつつあります。

そこで今、機関投資家や賢明な個人投資家が熱い視線を注いでいるのが、**「強固な財務基盤」と「国内での圧倒的なシェア」を持ち、金利上昇を利益に変える力を持つ「内需・高配当株」**です。

なぜ今、「内需・高配当」なのか?

第一の理由は、「金利上昇メリット」の享受です。 日銀の政策修正により、長短金利は緩やかな上昇トレンドにあります。これは多くの企業にとって借入コストの増加というネガティブ要因になりますが、銀行、保険、リースといった金融セクター、あるいは豊富なキャッシュを持つキャッシュリッチ企業にとっては、運用利回りの向上という強烈な追い風となります。

第二の理由は、**「インフレ耐性(価格転嫁力)」**です。 輸入コストの上昇や人件費の高騰は企業の利益を圧迫します。しかし、業界内で高いシェアを持つ「鉄板銘柄」は、これらのコスト増を適切に価格に転嫁する力を持っています。インフレ下でも利益率を維持、あるいは拡大できる企業こそが、真の「ディフェンシブ銘柄」と言えるのです。

第三の理由は、**「株主還元の強化」**です。 東証によるPBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正要請以降、日本企業の株主還元意識は劇的に変化しました。特に内需系企業は、海外投資家を呼び込むために、増配や自社株買いを積極的に行っています。「累進配当(減配せず、配当を維持または増やす)」を掲げる企業も増えており、長期保有のインセンティブが高まっています。

「資産を守りながら増やす」ための選定基準

本記事で紹介する20銘柄は、単に配当利回りが高いだけの銘柄ではありません。以下の厳格な基準をクリアした「鉄板」と呼ぶにふさわしい銘柄群です。

  1. 安定した収益基盤: 景気変動に左右されにくい、生活必需サービスやインフラ、独自のビジネスモデルを持っていること。

  2. 金利上昇への耐性: 有利子負債が適切にコントロールされている、あるいは金利上昇が利益増につながる業態であること。

  3. 株主還元の実績: 過去の配当実績が安定しており、今後も増配余地があること。

  4. 割安感と成長性: PER(株価収益率)・PBRなどの指標面で過熱感がなく、かつ国内市場でのシェア拡大やDXによる効率化など、成長ストーリーが描けること。

本記事では、誰もが知る超大型株(トヨタやユニクロなど)はあえて外し、プロが好む「実力派」かつ「長期保有に適した」銘柄を厳選しました。これらは、派手な株価急騰こそ少ないものの、市場が暴落した際にも底堅さを発揮し、長期的に資産曲線を右肩上がりに導く力を持っています。


【免責事項】 本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨、勧誘するものではありません。掲載されている情報は記事執筆時点(2025年12月)の調査に基づくものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。株価や配当利回り、企業業績は将来にわたって変動する可能性があります。投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、筆者は一切の責任を負いません。


注目銘柄リスト:資産を守りながら増やす「鉄板」20選

【リース業界の優良株・連続増配の実力派】芙蓉総合リース (8424)

◎ 事業内容: みずほフィナンシャルグループ系の総合リース大手。情報関連機器や事務機器のリースに加え、不動産リース、再エネ発電事業、航空機リースなど多角化を推進。BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスによる企業の事務効率化支援も強み。

 ・ 会社HP:https://www.fgl.co.jp/

◎ 注目理由: 高配当株投資家の間では「鉄板」として知られる銘柄ですが、一般知名度はまだ低く狙い目です。特筆すべきは、単なるモノの貸し出しにとどまらず、不動産やエネルギー分野への投資で収益源を多角化している点です。米国の金利動向には注意が必要ですが、国内事業の安定感は抜群。20年以上の連続増配実績(またはそれに準ずる安定配当)があり、長期保有によるインカムゲイン狙いに最適です。PBR改善への意識も高く、株主還元姿勢が明確である点も評価できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1969年設立。みずほグループの顧客基盤を背景に成長。近年は「CSV(Creating Shared Value)」経営を掲げ、脱炭素社会に向けた再エネ事業や、物流施設の開発などを加速させています。M&Aによる海外事業の拡大も進めており、国内市場の縮小を補う成長戦略を描いています。

◎ リスク要因: 金利急騰による調達コストの増加。航空機リースなどグローバル事業における地政学的リスクや為替変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8424 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8424.T


【九州経済復活の象徴・半導体特需】九州フィナンシャルグループ (7180)

◎ 事業内容: 肥後銀行(熊本)と鹿児島銀行(鹿児島)を傘下に持つ金融持株会社。九州中南部を地盤とし、預金・貸出金ともに高いシェアを誇る。

 ・ 会社HP:https://www.kyushu-fg.co.jp/

◎ 注目理由: 「シリコンアイランド」として復活を遂げた九州経済の中心銘柄です。TSMC(台湾積体電路製造)の熊本進出に伴い、関連企業の設備投資需要や住宅ローン需要が爆発的に増加しています。日銀の利上げ局面において、貸出金利回りの改善が業績に直結する銀行株の中でも、明確な「地域特需」という成長エンジンを持っている点が強み。地銀再編の中でも生き残る力が強く、PBR1倍割れ是正に向けた株主還元強化も期待できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2015年に経営統合により設立。半導体関連産業の集積に向けた金融支援スキームを確立し、地元経済の活性化を主導しています。デジタル化による店舗効率化も進めており、収益性の改善が続いています。

◎ リスク要因: 半導体市況の悪化による地元経済の冷え込み。地域人口の減少による長期的資金需要の縮小。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7180 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7180.T


【通信×沖縄観光の最強ディフェンシブ】沖縄セルラー電話 (9436)

◎ 事業内容: KDDI傘下の総合通信事業者。沖縄県内で携帯電話シェア5割超という圧倒的な地盤を持つ。通信事業に加え、観光関連ソリューションやエネルギー事業も展開。

 ・ 会社HP:https://www.au.com/okinawa_cellular/

◎ 注目理由: 「不況に強い通信株」の中でも、特に強固な城壁(モート)を持つ企業です。本土とは異なる競争環境にあり、県内でのブランド力は絶大。インバウンド需要の回復とともに沖縄経済が潤うことで、法人契約や観光客向けの通信需要も底堅く推移します。実質無借金経営に近い財務の健全性と、連続増配を続ける株主還元意識の高さは特筆もの。暴落時の避難先としても機能する、まさに「守りの要」となる銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1991年設立。地域密着型のマーケティングで、大手3キャリアがひしめく中でも高いシェアを維持。最近では沖縄県内のDX支援や、再生可能エネルギー事業への参入など、通信以外の柱を育成しています。

◎ リスク要因: 通信料金引き下げ圧力の再燃。台風などの自然災害によるインフラ設備の損壊リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9436 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9436.T


【都市開発と独自ビジネスモデル】ヒューリック (3003)

◎ 事業内容: 東京23区を中心とした不動産賃貸が主力。中規模オフィスビル、商業施設、ホテル、老人ホームなどを保有。建て替えやリノベーションによるバリューアップ事業に強み。

 ・ 会社HP:https://www.hulic.co.jp/

◎ 注目理由: 旧富士銀行(現みずほ銀行)の店舗ビル管理から発祥した不動産会社で、都内好立地の物件を多数保有しています。特筆すべきは「3Kビジネス(高齢者・健康・観光)」やデータセンターなど、社会需要の高い分野へいち早く投資する先見性です。空室リスクの低い長期間の賃貸契約を重視しており、景気変動に強い収益構造を持っています。10年以上連続増配を継続しており、カタログギフトなどの株主優待も人気が高く、個人投資家の支持が厚い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2008年上場以来、急速に業績を拡大。近年はこども教育事業への参入や、データセンター開発を強化。金利上昇局面でも、保有物件の賃料改定や物件売却益でカバーできる体制を構築しています。

◎ リスク要因: 金利上昇による借入コスト増。都心オフィス市況の悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3003 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3003.T


【国内損保の雄・金利上昇メリット大】MS&ADインシュアランスグループHD (8725)

◎ 事業内容: 三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保を中核とする国内最大級の損保グループ。国内損保事業、海外事業、生保事業を展開。

 ・ 会社HP:https://www.ms-ad-hd.com/ja/index.html

◎ 注目理由: 金利上昇が運用益の増加に直結する代表的なセクターです。海外事業の好調さに加え、国内では政策保有株の売却を進めており、その資金を原資とした大規模な自社株買いや増配が期待できます。ビッグモーター問題などで損保業界全体への風当たりはありましたが、それを契機とした適正な保険料率への改定が進んでおり、本業の採算性はむしろ向上トレンドにあります。高配当ポートフォリオの核となる銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2010年統合。デジタル化による業務効率化を推進し、リスクコンサルティングなどの新事業も強化。自然災害リスクへの対応力を高めるため、再保険の活用やリスク分散を進めています。

◎ リスク要因: 大規模自然災害の多発による保険金支払いの増加。自動車保有台数の減少による自動車保険市場の縮小。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8725 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8725.T


【インフラ構築の黒衣・通信建設】エクシオグループ (1951)

◎ 事業内容: NTT工事を主体とする電気通信建設大手。通信インフラに加え、都市インフラ(電線地中化、再エネ設備)、システムソリューション事業も展開。

 ・ 会社HP:https://www.exeo.co.jp/

◎ 注目理由: 5G基地局整備やデータセンター建設、老朽化したインフラの更新など、国策に関連する工事需要を一手に引き受けています。NTT依存からの脱却を進めており、都市インフラやシステム開発分野の利益率が向上しています。業績は極めて安定的で、自己資本比率も高く財務は健全。高配当かつ、株価の変動が比較的マイルドなため、長期で安心して保有できる「縁の下の力持ち」銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 協和エクシオから社名変更。M&AによりIT企業をグループ化し、DX支援能力を強化。国内の人手不足に対応するための省人化ソリューション需要も取り込んでいます。

◎ リスク要因: 公共工事の削減やNTTの設備投資抑制。建設資材価格の高騰や人手不足による工期遅延。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1951 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1951.T


【化学専門商社の隠れた高配当株】稲畑産業 (8098)

◎ 事業内容: 住友化学系の化学専門商社。情報電子、合成樹脂、生活産業(食品・農水産)、化学品など幅広い分野でビジネスを展開。海外展開、特にアジア地域に強み。

 ・ 会社HP:https://www.inabata.co.jp/

◎ 注目理由: 商社セクターの中でも、特に株主還元に積極的な「隠れ高配当株」として評価が高まっています。「総還元性向の目安」を明確に掲げており、業績連動でありながらも下限配当を設定するなど、投資家への配慮が行き届いています。円安メリットを享受しつつ、特定の商材に依存しないバランスの取れたポートフォリオを持っているため、業績の大崩れが少ないのが特徴です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1890年創業の老舗。医薬品原薬や太陽電池材料など、高付加価値分野へのシフトを進めています。政策保有株の縮減を進め、資本効率(ROE)の向上に取り組んでいます。

◎ リスク要因: 原油価格やナフサ価格の変動によるマージン低下。中国経済の減速影響。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8098 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8098.T


【オートオークションの独占的王者】ユー・エス・エス (4732)

◎ 事業内容: 中古車オークション会場の運営・管理で国内シェア圧倒的No.1。中古車買取店「ラビット」も展開。

 ・ 会社HP:https://www.ussnet.co.jp/

◎ 注目理由: 「会員制の中古車市場」という、参入障壁が極めて高いビジネスモデルを持っています。出品・成約ごとの手数料ビジネスであり、在庫リスクをほとんど負わないため、驚異的な利益率(営業利益率40%超など)を誇ります。新車不足の時は中古車需要が高まり、新車が売れれば下取り車が市場に流れてくるため、景気の波に左右されにくい強みがあります。20年以上連続増配の実績を持つ、まさに「鉄板」中の「鉄板」です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 業界再編をリードし、シェアを拡大。近年はネットを通じた外部応札システムを強化し、利便性を向上させています。EV中古車の流通基盤整備にも着手。

◎ リスク要因: 将来的な自動運転普及やカーシェア拡大による、自動車保有台数の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4732 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4732.T


【エネルギーDXとLPガスの巨人】ニチガス (8174)

◎ 事業内容: 関東圏を地盤とするLPガス、都市ガス小売事業者。カセットコンロガスのイメージが強いが、本質はエネルギー物流のDX化を推進するテック企業。

 ・ 会社HP:https://www.nichigas.co.jp/

◎ 注目理由: ガス事業という超安定インフラを持ちながら、独自開発の基幹システム「雲の宇宙船」により、検針や配送の効率を劇的に改善しています。このシステムを他社へ外販するプラットフォームビジネスも展開しており、公益企業からIT企業への変貌を遂げつつあります。高配当かつ、自社株買いにも積極的。国内のエネルギー供給網を効率化する国策的な重要性も帯びています。

◎ 企業沿革・最近の動向: M&Aにより顧客基盤を拡大。スマートメーターの全戸導入を完了し、世界最大級のLPガスハブ充填基地「夢の絆」を稼働させるなど、物流革命を推進中。

◎ リスク要因: 原料価格高騰の価格転嫁遅れ。電力・ガス自由化競争の激化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8174 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8174.T


【横浜地盤のメガ地銀】コンコルディア・フィナンシャルグループ (7186)

◎ 事業内容: 横浜銀行と東日本銀行を傘下に持つ、地銀トップクラスの金融グループ。神奈川県・東京都という豊かな経済圏を地盤とする。

 ・ 会社HP:https://www.concordia-fg.jp/

◎ 注目理由: 地銀の中でも圧倒的な規模と健全性を誇ります。首都圏という人口流入が続くエリアを地盤としているため、住宅ローンや中小企業向け貸出の需要が底堅いのが最大の強みです。日銀の利上げは、貸出金利の上昇を通じて直接的に利益を押し上げます。株主還元方針も明確で、配当利回りは高水準を維持。メガバンクと比較しても割安感が残っており、見直し買いが期待できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2016年設立。解決策提案型の営業スタイルへの転換を進め、事業承継やM&A支援などの手数料ビジネスを拡大中。アプリバンキングの機能拡充などDXも推進。

◎ リスク要因: 首都圏の不動産市況悪化による与信費用の増加。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7186 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7186.T


【物流とプラントの二刀流】山九 (9065)

◎ 事業内容: 製鉄所や化学プラントの機工(設備の据付・メンテ)と、構内操業支援、物流を一貫して請け負う独自ビジネス。

 ・ 会社HP:https://www.sankyu.co.jp/

◎ 注目理由: 「人を育てる」ことを社是とし、熟練技術者集団を抱える企業です。プラントのメンテナンスは定期的に必ず発生するため、ストックビジネス的な側面があり収益が安定しています。高炉メーカーなどの設備投資回復や、環境対応設備の更新需要が追い風。財務体質が非常に良く、増配基調を維持しています。一般知名度は低いですが、日本の産業インフラを支える不可欠な企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1918年創業。海外事業比率を高めており、東南アジアなどでのプラント工事・物流も拡大。人手不足に対応するため、DXによる業務効率化や外国人材の活用も進めています。

◎ リスク要因: 主要顧客である鉄鋼・化学業界の稼働率低下。人件費の高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9065 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9065.T


【エネルギー商社と生活インフラ】伊藤忠エネクス (8133)

◎ 事業内容: 伊藤忠商事グループの中核エネルギー商社。ガソリンスタンドへの燃料供給、産業用エネルギー、ガス、電力小売り、カーライフ事業などを展開。

 ・ 会社HP:https://www.itcenex.com/ja/

◎ 注目理由: エネルギーという生活必需品を扱っているため、需要が消滅することがなく、業績の安定感は抜群です。ガソリン需要の減少を見据え、再生可能エネルギーや電力事業、さらにはカーディーラー事業などへ多角化を進めています。伊藤忠グループの強力なバックボーンと、連続増配を続ける株主還元への姿勢が魅力。低PBR銘柄としても注目されており、下値不安が少ない銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1961年設立。BtoCビジネス(家庭向け電力・ガス)の顧客基盤を拡大中。廃食油由来のバイオ燃料など、次世代エネルギー分野への投資も加速。

◎ リスク要因: 暖冬などによるエネルギー需要の減少。原油価格の急激な変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8133 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8133.T


【防災・減災の国策銘柄】文化シヤッター (5930)

◎ 事業内容: シャッター国内2位。ビル用建材、住宅建材、シャッターメンテナンスなどを展開。止水板などの防災製品にも注力。

 ・ 会社HP:https://www.bunka-s.co.jp/

◎ 注目理由: 近年頻発する水害対策として「止水製品」の需要が高まっています。また、物流施設の建設ラッシュに伴う大型シャッター需要や、既存建物の改修・メンテナンス需要が堅調です。製品の値上げ浸透により利益率が改善傾向にあります。派手さはありませんが、防災という国策テーマに合致し、かつPBR1倍割れ水準(執筆時点)にある割安是正期待の銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1955年設立。IoT技術を活用した、スマートフォンで操作できるシャッターや、スマートロックシステムなど、高付加価値製品の開発に注力しています。

◎ リスク要因: 鋼材価格の高騰。新設住宅着工戸数の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5930 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5930.T


【PC周辺機器とセキュリティ】エレコム (6750)

◎ 事業内容: マウス、キーボード、スマホアクセサリなどのPC周辺機器で国内トップシェア。近年は法人向けネットワーク機器やセキュリティ事業を強化。

 ・ 会社HP:https://www.elecom.co.jp/

◎ 注目理由: 「ファブレスメーカー」として、企画・開発に特化し、高い商品回転率と利益率を実現しています。GIGAスクール構想や企業のDX化に伴い、法人需要の取り込みに成功しており、単なる家電サプライヤーからの脱却が進んでいます。円安は輸入コスト増となりますが、価格転嫁力と高付加価値品へのシフトでカバー。実質無借金で財務は盤石、増配意欲も高い優良企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1986年設立。BtoBビジネス(法人向け)の比率を高める構造改革を実行中。遠隔監視カメラシステムやクラウド録画サービスなど、ストック型ビジネスも育成中。

◎ リスク要因: 為替の急激な変動(円安)。個人消費の冷え込みによるPC・スマホ関連需要の低下。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6750 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6750.T


【企業のDX・BPOの黒子】トランスコスモス (9715)

◎ 事業内容: コールセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)大手。

 ・ 会社HP:https://www.trans-cosmos.co.jp/

◎ 注目理由: 日本国内の深刻な人手不足は、同社にとって最大の追い風です。企業はノンコア業務を外部委託せざるを得ない状況にあり、BPO需要は構造的に拡大し続けています。デジタル技術を活用した業務効率化提案に強みを持ち、顧客企業のDXパートナーとしての地位を確立しています。アジアを中心とした海外展開も積極的。株価指標面での割安感もあり、見直し余地が大きいです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1966年創業。LINEやチャットボットを活用した次世代コンタクトセンターの構築など、テクノロジーへの投資を強化。M&Aによる機能拡張も継続。

◎ リスク要因: 人件費の高騰による利益率の低下。生成AI普及によるコールセンター需要の構造変化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9715 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9715.T


【カー用品と車検の安定収益】オートバックスセブン (9832)

◎ 事業内容: カー用品店最大手。国内に約600店舗を展開。タイヤ、オイル、車検整備、車買取・販売を行う。

 ・ 会社HP:https://www.autobacs.co.jp/

◎ 注目理由: 新車の納期遅延や価格高騰により、「今ある車を長く乗る」傾向が強まり、メンテナンス需要が増加しています。特に冬場のタイヤ需要などは気候要因で爆発力があります。フランチャイズビジネスによる安定したロイヤリティ収入があり、財務内容は非常に健全。配当利回りが高く、株主還元の安定性は抜群です。為替の影響を受けにくい内需100%に近い銘柄として守りに適しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1947年創業。アプリ会員基盤を活かしたオンライン予約やEC連携を強化。EV(電気自動車)メンテ対応や、海外(東南アジア)展開も模索中。

◎ リスク要因: 暖冬によるスタッドレスタイヤ販売不振。若者の車離れ。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9832 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9832.T


【リテールNo.1銀行グループ】りそなホールディングス (8308)

◎ 事業内容: りそな銀行、埼玉りそな銀行などを傘下に持つ都市銀行グループ。メガバンクに次ぐ規模だが、中小企業・個人向けの「リテール」に特化しているのが特徴。

 ・ 会社HP:https://www.resona-gr.co.jp/

◎ 注目理由: メガバンクと比較して海外エクスポージャーが低く、国内金利上昇の恩恵をダイレクトに受けやすい構造です。信託機能を併営している強みを活かし、資産運用や不動産ビジネス、事業承継などの手数料収入を伸ばしています。店舗の軽量化やDX化によるコスト削減が進んでおり、収益性が向上中。高配当かつ自社株買いにも積極的で、国内景気回復の恩恵を最も受けやすい銀行株の一つです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年設立(統合)。「金融+デジタル」戦略を掲げ、銀行アプリのUI/UXは業界トップクラスの評価。地域金融機関との連携プラットフォームも拡大中。

◎ リスク要因: 国内中小企業の倒産増加による与信費用増。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8308 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8308.T


【環境プラントとエネルギー活用】タクマ (6013)

◎ 事業内容: ゴミ焼却炉、バイオマス発電プラントなどの環境設備が主力。設計・建設からアフターサービスまで展開。

 ・ 会社HP:https://www.takuma.co.jp/

◎ 注目理由: 自治体のゴミ処理施設は老朽化による更新時期を迎えており、安定した受注が見込めます。また、建設後の運営・保守(O&M)ビジネスが収益の柱となっており、景気に左右されにくいストック型収益を持っています。脱炭素社会に向けたバイオマス発電ニーズも高く、ESG投資の観点からも注目されます。無借金経営で財務は鉄壁、増配基調も続いています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1938年設立。国内のごみ処理施設運営受託数を拡大中。海外での廃棄物発電プロジェクトにも参画。

◎ リスク要因: 公共事業予算の縮小。原材料価格高騰によるプラント建設コスト増。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6013 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6013.T


【ハイクラス人材紹介のプロ】ジェイエイシーリクルートメント (2124)

◎ 事業内容: 年収600万円以上のハイクラス・専門職・グローバル人材に特化した人材紹介事業。両面型(企業と求職者を一人の担当者が対応)が特徴。

 ・ 会社HP:https://corp.jac-recruitment.jp/

◎ 注目理由: 日本企業のジョブ型雇用への移行や、経営幹部・専門職の人手不足は構造的な問題であり、同社への需要は長期的に拡大します。成功報酬型のビジネスモデルで、高年収帯に特化しているため利益率が非常に高いのが特徴です。景気敏感株の側面はありますが、配当性向が高く、利益が出れば株主にしっかり還元する方針を持っています。無借金経営で財務リスクも限定的。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1988年設立。海外10カ国以上に拠点を持ち、クロスボーダー求人にも強み。DX人材や管理職層の紹介実績を伸ばしています。

◎ リスク要因: 景気後退による企業の採用凍結。人材紹介市場の競争激化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2124 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2124.T


【物流M&Aの覇者】センコーグループホールディングス (9069)

◎ 事業内容: 量販店・小売、住宅建材、化学品などの物流に強い総合物流企業。M&Aにより、介護、生活支援事業なども展開。

 ・ 会社HP:https://www.senkogroupholdings.co.jp/

◎ 注目理由: 「2024年問題」などの物流業界の課題に対し、規模のメリットと効率化で対応できる大手企業です。特定の荷主に依存せず、住宅、化学、食品など幅広い業界をカバーしているため安定感があります。積極的なM&Aで物流以外の「生活支援事業」を第2の柱に育てており、成長意欲が旺盛です。連続増配の実績もあり、インフレ下でも価格転嫁を進められる強さを持っています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1916年創業。冷凍・冷蔵物流ネットワークを強化し、食品物流を拡大。M&Aにより地域物流会社を次々とグループ化し、全国網を強化しています。

◎ リスク要因: ドライバー不足の深刻化と人件費高騰。燃料価格の高止まり。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9069 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9069.T


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