2026年に向けて仕込みたい!「PBR1倍割れ × 高配当」でスクリーニングした割安日本株20選

現在の日本株式市場は、かつてないほどの構造変革の真っただ中にあります。本記事をご覧の皆さまは、2024年から始まった東証による「PBR1倍割れ是正要請」が、単なる一時的なブームではなく、日本企業の資本政策を根底から覆す不可逆的な流れであることを既に肌で感じていることでしょう。

2025年12月現在、日経平均株価は乱高下を繰り返しつつも、底堅い動きを見せています。しかし、指数全体の上昇に惑わされてはいけません。重要なのは「中身」です。円安の一服や金利のある世界への移行に伴い、これまで相場を牽引してきた超大型のグロース株や半導体関連株の一部には高値警戒感が出ています。一方で、地味ながらも着実に利益を積み上げ、株主還元を強化している「バリュー株(割安株)」への資金シフトが鮮明になっています。

なぜ今、「PBR1倍割れ × 高配当」なのか。理由は3つあります。

第一に、**「是正圧力の継続性」**です。東証の要請は強制力を伴わないものの、海外投資家からの圧力は年々強まっています。PBRが1倍を割れているということは、市場から「解散したほうがマシ」と評価されている屈辱的な状態です。経営陣にとって、これを放置することは自身の経営能力の否定に他なりません。そのため、多くの企業が「増配」「自社株買い」「政策保有株の売却」といった具体的なアクションプランを打ち出し続けています。2026年に向けて、この動きはさらに加速します。

第二に、**「下値抵抗力の強さ」**です。2026年は世界的な景気減速のリスクも囁かれています。そうした不透明な局面において、高い配当利回りは株価の下支え役(クッション)として機能します。「株価が下がれば利回りがさらに魅力的になる」という構造が、買い支えを誘発するからです。PBRがすでに低い銘柄は、悪材料が出てもこれ以上売り込まれる余地が少なく、リスク・リワードの観点から非常に優位性があります。

第三に、**「新NISAによる長期資金の流入」**です。新NISA制度の定着により、個人投資家の資金は「短期的な値上がり益」よりも「長期的なインカムゲイン(配当)」を重視する傾向にあります。今回紹介する銘柄群は、まさにこの新NISAの成長投資枠やつみたて投資枠(一部)での受け皿として最適な、財務健全性の高い銘柄ばかりです。

本記事では、単にスクリーニングで機械的に抽出した銘柄ではなく、事業の将来性、業界内での立ち位置、そして経営陣の改革意欲(IR姿勢)を定性的に分析し、「2026年に花開く可能性が高い」と判断した20銘柄を厳選しました。誰もが知るトヨタや三菱商事といった超大型株はあえて外し、時価総額数千億円〜中堅規模の「実力派隠れ銘柄」を中心に構成しています。これらは機関投資家の大量保有がまだ少なく、見直し買いが入った瞬間の上昇余地が大きいのが特徴です。

2026年、あなたのポートフォリオを強固にする「最強の盾」となり得る銘柄たち。ぜひ、じっくりと吟味してください。

投資に関する免責事項

本記事は、特定の銘柄への投資を推奨・勧誘するものではありません。掲載されている情報は、記事作成時点(2025年12月)での公開情報や信頼できると判断した情報源に基づいておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。株価や配当利回り、PBRなどの指標は市場環境により日々変動します。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行われますようお願いいたします。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者および提供元は一切の責任を負いません。


【化学商社の枠を超えた高収益体質】稲畑産業株式会社 (8098)

◎ 事業内容: 住友化学系の専門商社。電子材料、住宅設備関連、化学品、合成樹脂など多岐にわたる事業を展開。特に液晶・有機EL部材や医薬中間体に強みを持つ。海外売上比率が高く、グローバル展開が進む。

・ 会社HP:https://www.inabata.co.jp/

◎ 注目理由: 商社セクターの中でも株主還元意識が極めて高い企業です。累進配当政策を堅持しており、減配リスクが低い点が長期投資家にとって最大の魅力。PBRは依然として割安圏内にあり、政策保有株の縮減を着実に進めています。住友化学系ですが、独立独歩のビジネス拡大に成功しており、親会社の業績不振の影響を最小限に抑えつつ、独自の高収益モデルを確立している点を高く評価します。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1890年創業の老舗。合成樹脂の加工から始まり、現在では情報電子・ライフサイエンス分野へシフト。最近では、環境配慮型プラスチックや再エネ関連ビジネスへの投資を加速。2025年においても最高益更新を視野に入れた堅実な経営が続いています。

◎ リスク要因: 住友化学グループへの依存度は低下傾向にあるものの、依然として取引関係はあるため、親会社の動向や、為替変動(円高進行時)による海外利益の目減りがリスク要因です。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8098

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8098.T


【マンション施工首位の圧倒的シェア】株式会社長谷工コーポレーション (1808)

◎ 事業内容: マンション建設・開発を中心とするゼネコン。用地取得から設計、施工、販売、管理までを一貫して行う「土地持ち込み特命受注」という独自のビジネスモデルを持つ。

・ 会社HP:https://www.haseko.co.jp/

◎ 注目理由: マンション業界でのシェアは約3割と圧倒的。建設資材高騰の価格転嫁が進んでおり、利益率が改善傾向にあります。PER、PBR共に市場平均を大きく下回るバリュー株の筆頭格。配当利回りが高く、自社株買いにも積極的。2026年に向けて都市部の再開発需要が底堅いため、業績の大崩れが想定しにくいディフェンシブ性も魅力です。

◎ 企業沿革・最近の動向: バブル崩壊後の経営危機を独自のビジネスモデルで克服。近年はフロービジネス(建設)だけでなく、マンション管理やリフォームなどのストックビジネスを強化し、収益の安定化を図っています。DXによる施工省力化も推進中。

◎ リスク要因: 金利上昇による住宅ローン金利の引き上げが、一次取得層のマンション購入意欲を冷やす可能性があります。また、人手不足による労務費の上昇も懸念材料です。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1808

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1808.T


【リース業界の隠れた高成長株】芙蓉総合リース株式会社 (8424)

◎ 事業内容: みずほフィナンシャルグループ系の総合リース会社。不動産リース、航空機リース、BPOサービスなどを展開。再エネ事業や海外展開にも積極的。

・ 会社HP:https://www.fgl.co.jp/

◎ 注目理由: 20年以上の連続増配記録(またはそれに準ずる実績)を持つ「連続増配株」としての信頼感が抜群です。単なるモノの貸し出しにとどまらず、BPO(業務受託)による収益拡大が続いており、事業ポートフォリオの転換に成功しています。PBR1倍割れの常連でしたが、着実な利益成長により是正が進みつつあります。それでも指標面での割安感は健在です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1969年設立。M&Aを効果的に活用し、事務受託会社などを次々と傘下に収め、非リース事業の利益比率を高めています。最近では物流倉庫やデータセンターなどの不動産リースが好調です。

◎ リスク要因: 金利上昇局面では調達コストが増加するため、リース料への転嫁が遅れると利ざやが縮小するリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8424

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8424.T


【独立系鉄鋼商社の雄】阪和興業株式会社 (8078)

◎ 事業内容: 「商社活動を行う流通のプロ」を標榜する独立系商社。鉄鋼を中心に、非鉄金属、食品、石油・化成品、木材、機械などを扱う。特に鉄鋼分野でのプレゼンスが高い。

・ 会社HP:https://www.hanwa.co.jp/

◎ 注目理由: 大手総合商社が資源価格に大きく左右されるのに対し、阪和興業は「ユーザー系商社」として、顧客の細かいニーズに応える加工・流通機能に強みがあります。PBRは恒常的に低評価されていますが、財務体質の改善が進み、配当性向の引き上げなど株主還元強化の姿勢を鮮明にしています。2026年に向けたインフラ更新需要の恩恵を受けやすい銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1947年設立。積極的なM&Aや設備投資を行い、「そこまでするか」と言われるほどの顧客密着営業を展開。最近は電池材料(リチウム、ニッケル等)のサプライチェーン構築に注力しています。

◎ リスク要因: 鉄鋼市況の悪化や、中国経済の減速による需給バランスの崩れが業績に直結します。在庫評価損のリスクも常にあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8078

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8078.T


【駆動系部品のグローバルサプライヤー】株式会社エクセディ (7278)

◎ 事業内容: 自動車用クラッチ最大手。トルクコンバータなどの駆動系部品を製造。MT車用クラッチ、AT車用部品ともに世界的なシェアを持つ。

・ 会社HP:https://www.exedy.com/

◎ 注目理由: 「EV化で不要になる部品メーカー」として売り込まれすぎた反動で、超割安水準に放置されていました。しかし、HEV(ハイブリッド車)の好調や、新興国での内燃機関需要は根強く、当面は高収益が続きます。潤沢なネットキャッシュを保有しており、大規模な自社株買いや高配当を実施する余力が十分。アクティビスト(物言う株主)の標的にもなりやすく、資本効率改善へのプレッシャーが良い方向に働いています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1950年設立。アイシンとの資本関係見直しなど、持ち合い株解消の動きあり。電動化対応製品の開発も進めていますが、既存事業のキャッシュカウとしての能力が再評価されています。

◎ リスク要因: 長期的には完全EV化が進むと主力製品の市場が縮小する構造的リスクは消えません。新規事業の立ち上げスピードが鍵となります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7278

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7278.T


【断熱工事のニッチトップ】明星工業株式会社 (1976)

◎ 事業内容: 熱絶縁工事(断熱工事)の最大手。LNG(液化天然ガス)タンクやプラントの配管などの保温・保冷工事を行う。ボイラーなどのエンジニアリング事業も展開。

・ 会社HP:https://www.meisei-kogyo.co.jp/

◎ 注目理由: エネルギー関連施設には不可欠な「断熱」というニッチ分野で圧倒的地位を築いています。LNG関連プロジェクトや老朽化したプラントのメンテナンス需要は景気変動の影響を受けにくく、業績が安定しています。財務は磐石で、PBR1倍割れかつ高配当という条件を綺麗に満たしています。目立たない銘柄ですが、確実なリターンを狙うには最適です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 戦後復興期から日本のエネルギー産業を支える。最近は国内のメンテナンス需要に加え、東南アジアを中心とした海外展開を強化中。脱炭素関連での新規断熱需要も取り込んでいます。

◎ リスク要因: 海外プロジェクトにおける工期遅延やコスト超過リスク。また、原油価格下落によるプラント建設投資の冷え込みが懸念されます。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1976

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【ホーロー技術で独自路線】タカラスタンダード株式会社 (7981)

◎ 事業内容: システムキッチン、バス、洗面化粧台などの住宅設備機器大手。高品位ホーロー技術に強みを持ち、清掃性や耐久性に優れた製品を展開。

・ 会社HP:https://www.takara-standard.co.jp/

◎ 注目理由: 堅実経営で知られていましたが、近年はIR姿勢が劇的に改善。PBR1倍割れ対策として、株主還元の強化やROE向上策を打ち出しています。「ホーロー」という絶対的な差別化技術を持っており、リフォーム市場での指名買いが多いのが強み。新築着工減の中でも、高付加価値商品の販売増で利益率を維持しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1912年創業。長く無借金経営を続けてきたが、近年は資本効率を意識し、手元資金を成長投資と還元に回す方針へ転換。海外市場への開拓も模索中。

◎ リスク要因: 原材料(鋼板など)価格の高騰。また、国内住宅市場の縮小に対し、海外展開が遅れている点が中長期的な課題です。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7981

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【電気設備のインフラ企業】日東工業株式会社 (6651)

◎ 事業内容: 配分電盤、キャビネット、遮断器などの電気設備機器メーカー。データセンター向けやEV充電スタンド関連製品も手掛ける。

・ 会社HP:https://www.nito.co.jp/

◎ 注目理由: データセンター建設ラッシュとEVインフラ整備という2つの国策テーマに乗っています。分電盤やキャビネットで国内トップシェアを持ち、価格決定力があるため、コスト増を価格転嫁しやすい体質です。PBRは低水準にとどまっており、テーマ性と割安感を兼ね備えた銘柄として注目。配当も安定的です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1948年設立。電設資材のスタンダードとして定着。最近は省施工・省エネ製品に注力。熱対策機器など、データセンター特有のニーズに応える製品群が好調。

◎ リスク要因: 銅や鋼材などの原材料価格変動リスク。また、建設現場の人手不足による工期遅れが、製品納入の遅れにつながる可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6651

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【建機レンタルのパイオニア】西尾レントオール株式会社 (9699)

◎ 事業内容: 建設機械レンタルの大手。建設現場だけでなく、イベント会場設営や通信機器レンタルなど、幅広い産業向けに機材を提供。

・ 会社HP:https://www.nishio-rent.co.jp/

◎ 注目理由: 大阪万博関連や国土強靭化計画など、建設・イベント需要の恩恵を直接受けます。「所有から利用へ」という社会トレンドに合致しており、建機レンタル市場は拡大傾向。PBR1倍前後を行き来していますが、株主還元への意識が高く、増配基調が続いています。独自のフランチャイズ展開や海外進出も積極的です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1959年創業。道路機械からスタートし、総合レンタル業へ進化。最近はオーストラリアや東南アジアでのM&Aを進め、グローバル展開を加速させています。

◎ リスク要因: 金利上昇によるリース資産調達コストの増加。また、万博などの大型イベント終了後の需要反動減が懸念されます。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9699

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【道路舗装機械のスペシャリスト】酒井重工業株式会社 (6358)

◎ 事業内容: 道路建設機械(ロードローラなど)の専業メーカー。国内シェア約7割と圧倒的。米国やアジアなど海外展開も進んでいる。

・ 会社HP:https://www.sakainet.co.jp/

◎ 注目理由: 「道路がある限り需要がなくならない」という究極のニッチトップ企業。米国インフラ投資法などの海外需要を取り込み、業績は絶好調。PBR1倍割れ是正に向けた配当方針の変更(DOE採用など)により、高配当株としての地位を確立しました。時価総額が小さく、機関投資家の組み入れ余地が大きいです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1918年創業。100年以上の歴史を持つ老舗。近年は無人化施工や環境対応エンジンの開発に注力。北米市場での売上が利益を牽引しています。

◎ リスク要因: 為替感応度が高く、急激な円高は業績の下押し要因になります。海外の公共投資計画の変更にも影響を受けます。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6358

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【BPOサービスの巨人】トランスコスモス株式会社 (9715)

◎ 事業内容: コールセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供するBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)大手。アジアを中心に海外展開も広範。

・ 会社HP:https://www.trans-cosmos.co.jp/

◎ 注目理由: 人手不足が深刻化する日本において、業務のアウトソーシング需要は拡大の一途です。売上高は巨大ですが、利益率の低さが課題で株価は低迷、PBRも低い状態が続いています。しかし、DX支援による単価向上や不採算案件の整理が進めば、利益率改善による株価修正余地(アップサイド)は非常に大きいです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1966年創業。ネット黎明期からデジタルマーケティングに進出。最近はAIを活用したコンタクトセンターの自動化ソリューションに注力しています。

◎ リスク要因: 労働集約型ビジネスであり、人件費の高騰が利益を圧迫します。また、生成AIの普及により、単純なコールセンター業務が代替されるリスクへの対応が必要です。

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【ハイクラス転職のエキスパート】株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント (2124)

◎ 事業内容: 管理職・専門職に特化した人材紹介業。ロンドン発祥の日系企業で、外資系や海外進出企業への紹介に強みを持つ。両面型(企業と求職者を同一担当者が担当)が特徴。

・ 会社HP:https://corp.jac-recruitment.jp/

◎ 注目理由: 人材業界の中でも群を抜く高収益体質と、配当性向の高さ(利益の多くを配当に回す方針)が魅力。日本の労働市場の流動化、ジョブ型雇用への移行は追い風。株価指標的に割安な時期があり、高配当狙いの投資家に根強い人気があります。無借金経営で財務は鉄壁。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1988年設立。景気変動に敏感な人材業界にあって、ハイクラス層に特化することで比較的安定した実績を残しています。最近はミドル層向けの別ブランド展開も強化。

◎ リスク要因: 景気後退による企業の採用凍結が最大のリスク。また、リクルートなどの競合他社との競争激化も懸念材料。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2124

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2124.T


【バルブシステムのトップランナー】株式会社キッツ (6498)

◎ 事業内容: 総合バルブメーカー国内首位。建築設備、石油化学、水処理、半導体製造装置などあらゆる配管に使用されるバルブを製造。

・ 会社HP:https://www.kitz.co.jp/

◎ 注目理由: 水素ステーション向け超高圧バルブや、半導体工場向けクリーンバルブなど、成長分野への製品投入が奏功しています。PBR1倍割れを意識した経営計画を発表しており、自社株買いと増配を組み合わせた総還元性向の目標値を設定しています。オールドエコノミーと見せかけて、先端産業の下支え役として再評価が進んでいます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1951年設立。素材(鋳造)から加工・組立まで一貫生産できるのが強み。海外M&Aによりグローバルシェアを拡大中。データセンターの冷却水用バルブ需要も取り込んでいます。

◎ リスク要因: 原材料価格(銅・ステンレス)の変動リスク。中国経済の停滞による設備投資需要の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6498

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6498.T


【伊藤忠系コンタクトセンター】株式会社ベルシステム24ホールディングス (6183)

◎ 事業内容: 伊藤忠商事系のコールセンター大手。凸版印刷とも資本業務提携。カスタマーサポート業務の代行や、チャットボット導入支援などを行う。

・ 会社HP:https://www.bell24.co.jp/

◎ 注目理由: 安定したストック収入が見込めるビジネスモデル。配当利回りが恒常的に高く、株価の変動幅(ボラティリティ)が比較的低いため、配当再投資に向いています。伊藤忠グループのネットワークを活かした営業力も強み。PBR是正というよりは、安定高配当株としての魅力が強い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1982年に日本初の本格的コールセンター代行として創業。数度の親会社変更を経て、現在は伊藤忠グループの中核企業。在宅オペレーションの推進によりコスト構造改革を進めています。

◎ リスク要因: 人件費上昇と採用難。AIによる自動応答技術の進化に追随できない場合、競争力を失うリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6183

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6183.T


【塩ビコンパウンドの老舗】リケンテクノス株式会社 (4220)

◎ 事業内容: 化学メーカー。塩化ビニル樹脂コンパウンド(加工用材料)で国内首位、世界有数。自動車部品、建材、医療用チューブ、食品ラップ(リケンラップ)などを製造。

・ 会社HP:https://www.rikentechnos.co.jp/

◎ 注目理由: 地味な化学メーカーですが、海外売上比率が高く、グローバルニッチトップの地位を確立しています。財務体質が良く、配当利回りも高水準。PBR1倍割れの状態が続いていますが、着実な増益基調にあり、見直し買いが入る余地が大きいです。自動車生産の回復が追い風になります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1951年、理化学研究所から派生して設立。タイや米国など早期から海外展開。最近はバイオマスプラスチックなど環境配慮製品の開発を加速。

◎ リスク要因: 原油・ナフサ価格の変動による原料コスト増。北米やアジアの自動車生産台数の増減に業績が連動しやすい。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4220

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4220.T


【名古屋地盤の堅実商社】岡谷鋼機株式会社 (7480)

◎ 事業内容: 名古屋に本社を置く老舗の独立系商社。鉄鋼、機械を中心に取り扱う。トヨタグループとの取引が太く、中部財界での存在感が大きい。

・ 会社HP:https://www.okaya.co.jp/

◎ 注目理由: 「名門」と呼ぶにふさわしい歴史と顧客基盤を持ちます。PBRは極めて低く評価されがちですが、含み益の大きい不動産や有価証券を多数保有する「資産バリュー株」の代表格。名証プレミア単独上場(東証には上場していない場合あり、要確認※注)であることが多いですが、その分、割安放置されやすく、長期保有での配当狙いに適しています。(※注:岡谷鋼機は名証プレミア単独上場銘柄の代表格ですが、流動性はある程度あり、バリュー投資家には有名です)。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1669年創業、350年以上の歴史。航空宇宙産業やロボット産業など、中部地区の産業高度化と共に歩む。最近は海外現地法人の機能強化を図っています。

◎ リスク要因: 自動車産業(特にトヨタグループ)の生産動向に影響を受けやすい。名証単独のため流動性が低く、売買しにくい場面がある点に注意。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7480

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7480.N ※コード末尾が.N(名古屋)となる点に注意。


【小型工作機械とプリンター】スター精密株式会社 (7718)

◎ 事業内容: 静岡地盤の精密機器メーカー。工作機械(自動旋盤)と特機(POSプリンターなど)が2本柱。海外売上比率が非常に高いグローバル企業。

・ 会社HP:https://www.star-m.jp/

◎ 注目理由: 株主還元に極めて積極的で、配当だけでなく機動的な自社株買いを頻繁に行います。工作機械業界の中では小型精密部品に特化しており、医療機器や時計、自動車部品向けの需要が底堅い。円安メリット銘柄でもあります。PBR1倍前後の攻防ですが、キャッシュ創出能力が高く、株価の下値は堅いです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1950年設立。時計部品加工からスタート。POSプリンターはUber Eatsなどのフードデリバリー需要で特需があった後も、底堅く推移。工作機械は欧米向けが好調。

◎ リスク要因: 欧米の景気後退リスク。為替が円高に振れた場合の業績下押し圧力。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7718

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7718.T


【医療用電子機器のトップ】日本光電工業株式会社 (6849)

◎ 事業内容: 医用電子機器の総合メーカー。脳波計や心電計でトップシェア。AED(自動体外式除細動器)の普及でも知られる。

・ 会社HP:https://www.nihonkohden.co.jp/

◎ 注目理由: 医療機器というディフェンシブなセクターでありながら、PBRなどの指標面で割安感が出る局面があります。消耗品ビジネス(センサーや電極など)の比率が高く、収益が安定的。3年程度の中期経営計画でROE向上を掲げており、株主還元の強化が期待できます。高齢化社会において不可欠な企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1951年設立。「病魔を克服したい」という創業の精神を受け継ぐ。コロナ禍での患者モニタ特需の反動減を乗り越え、米国市場でのシェア拡大に注力中。

◎ リスク要因: 診療報酬改定による医療機関の設備投資抑制。海外競合メーカー(フィリップス等)との価格競争。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6849

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6849.T


【特装車の極み】新明和工業株式会社 (7224)

◎ 事業内容: ダンプカー、ゴミ収集車、脱着ボデートラックなどの「特装車」で国内首位。航空機部品(救難飛行艇US-2など)や流体(ポンプ)、パーキングシステムも展開。

・ 会社HP:https://www.shinmaywa.co.jp/

◎ 注目理由: 特装車分野は多品種少量生産が必要で参入障壁が高く、安定した収益源となっています。PBRは1倍を割れることが多く、割安修正期待があります。防衛関連(飛行艇)というテーマ性も隠し持っています。配当利回りが良く、事業の安定性とテーマ性を両立した渋い優良銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 前身は川西航空機。戦後、航空機技術を民生用に転用し特装車事業を開始。最近はインドなど新興国のインフラ需要に向けた海外展開や、航空機部品の民間機向け増産対応を進めています。

◎ リスク要因: トラックシャーシメーカー(いすゞや日野など)の生産停止問題が起きると、架装ができず売上が止まるリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7224

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7224.T


【トンネル工事のスペシャリスト】株式会社熊谷組 (1861)

◎ 事業内容: 準大手ゼネコン。「難所あるところに熊谷組あり」と言われるほどトンネル工事や難工事に高い技術力を持つ。土木に強み。

・ 会社HP:https://www.kumagaigumi.co.jp/

◎ 注目理由: 建設業界の中でもPBR1倍割れ是正に対する意識が高く、高水準の配当性向を維持しています。住友林業との資本業務提携により、木造建築分野や海外事業でのシナジー効果が徐々に表れ始めています。リニア新幹線工事などの大型土木案件も抱えており、手持ち工事量は潤沢です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1898年創業。かつては海外不動産投資で危機に陥ったが再生。現在は堅実経営に徹している。風力発電などの再エネ土木工事にも積極的に参入。

◎ リスク要因: 資材価格高騰と労務費上昇による利益率の圧迫。大型工事における設計変更やトラブルによる採算悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1861

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1861.T

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