2026年に向けて仕込みたい!業績回復が期待できる「素材・化学セクター」逆張り銘柄20選

2026年、沈黙していた「素材・化学」が目覚める刻。逆張りの好機は今ここにある。

市場の歪みにこそ、最大の勝機が潜んでいる。

2026年1月1日、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年も皆様の資産形成において、鋭利な刃の如き洞察と、市場の喧騒に惑わされない羅針盤となるべく、全力を尽くす所存です。

さて、2026年の幕開けとなる今、私が敢えてスポットライトを当てるのは、AI半導体や宇宙開発といった華やかなテーマ株の陰で、長らく辛酸を舐め続けてきた**「素材・化学セクター」**です。なぜ今、この地味で重厚長大、そして多くの投資家が見放しかけたセクターに注目するのか。そこには、市場心理の裏をかく「逆張り(コントラリアン)」の哲学と、確固たるマクロ経済の転換シグナルが存在するからです。

過去2年間、このセクターは「三重苦」に喘いできました。第一に、原油・ナフサ価格の高止まりによる原材料コストの圧迫。第二に、中国経済の停滞による汎用化学品(コモディティ)の需給悪化。そして第三に、世界的な金融引き締めによる設備投資の減速です。多くの化学メーカーは減損処理を余儀なくされ、株価は純資産倍率(PBR)1倍を大きく割り込む水準で放置されてきました。投資家の視線は、輝かしい成長を描くテック企業に注がれ、工場の煙突が並ぶコンビナート企業からは資金が流出し続けていたのです。

しかし、夜明け前が最も暗いように、相場の底は絶望の中に形成されます。

2026年、風向きは変わりつつあります。 まず、原材料コストの安定化です。エネルギー価格のボラティリティが低下し、製品価格への転嫁が一巡したことで、化学メーカーの採算ライン(スプレッド)は劇的に改善し始めています。これは、売上高が横ばいであっても、利益率が急回復することを意味します。いわゆる「マージン改善相場」の到来です。

次に、半導体サイクルの復権です。2024年から2025年にかけてのAIサーバー投資の爆発的増加に続き、2026年はエッジAI(PC、スマートフォン、自動車)への実装が本格化する年です。これにより、最先端のフォトレジスト、封止材、高機能樹脂といった「高付加価値素材」の需要が再び逼迫し始めています。日本の化学メーカーは、これらニッチな高機能材料において世界シェアの過半を握る企業が少なくありません。汎用品で苦戦しても、スペシャリティケミカルで稼ぐ体質へと変貌を遂げた企業が、再評価されるステージに入ったのです。

さらに見逃せないのが、「株主還元強化」への外圧です。東証によるPBR1倍割れ是正要請は、2026年に入り、もはや「要請」から「義務」に近い圧力へと変わっています。キャッシュリッチでありながら株価が低迷している化学企業は、大規模な自社株買いや増配、あるいはM&Aによる業界再編へと動かざるを得ません。これは、既存株主にとっては強烈な株価上昇のカタリストとなります。

今回選定した20銘柄は、単に株価が安いだけの銘柄ではありません。「構造改革の断行」「高機能材へのシフト」「圧倒的な財務余力」という、復活へのトリガーを持った企業たちです。中には、過去の巨額赤字からV字回復を狙うリスキーな銘柄も含まれていますが、リスクを取るからこそ得られるリターン(アルファ)があります。

皆が悲観している時に買い、歓喜している時に売る。これこそが投資の真髄であり、資産を爆発的に増やす唯一の道です。2026年、工場の轟音が、投資家の懐を潤すファンファーレとなることを信じて。


【免責事項】 本記事は、情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。掲載されている情報は、作成時点(2026年1月1日)における信頼できると考えられる情報源に基づいておりますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。株価や市場環境は刻一刻と変化します。投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。本記事に基づいて被ったいかなる損害についても、著者は一切の責任を負いかねます。株式投資には元本割れのリスクが伴います。余裕資金での運用を強く推奨いたします。


【半導体材料で世界屈指の技術力】株式会社レゾナック・ホールディングス (4004)

◎ 事業内容: 旧昭和電工と日立化成が統合して誕生。半導体後工程材料で世界トップシェアを誇るほか、黒鉛電極、石油化学など幅広い事業ポートフォリオを持つ総合化学メーカー。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 統合に伴う巨額の構造改革費用が一巡し、2026年は利益回収フェーズに入る「刈り取りの年」。特に生成AI向け半導体パッケージ材料(FC-BGA用基板材料など)の需要が急拡大しており、半導体材料部門の利益率向上が全社の業績を牽引する。旧来の石化事業の切り離しや再編も視野に入っており、コングロマリット・ディスカウントの解消が期待される本命銘柄。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2023年の統合以降、不採算事業の売却を加速。2025年には半導体材料への投資を集中させ、シリコンバレーにも開発拠点を強化。AI半導体市場の拡大と連動性が高い。

◎ リスク要因: 半導体市況のサイクルの影響を強く受ける点。また、原油価格急騰時のナフサコスト増が石化部門の重荷になる可能性。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【医薬の崖を越え復活を期す】住友化学株式会社 (4005)

◎ 事業内容: 財閥系総合化学の大手。石油化学、農薬、情報電子化学、そして医薬品(住友ファーマ)と多角展開。サウジアラビアでのペトロ・ラービグ計画など海外大型案件も多数。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 過去数年、子会社の医薬品特許切れ(ラツーダクリフ)と石化市況悪化で歴史的な苦境に立たされたが、まさに「逆張り」の象徴的銘柄。徹底的な資産売却と人員削減によるコストカットが進み、損益分岐点が低下。2026年は農薬事業(南米向け)の回復と、半導体プロセス材料の伸長により、最悪期を脱したとの見方が広がり、ショートカバー(空売りの買い戻し)による急騰余地がある。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2024~2025年にかけて抜本的な構造改革案を発表。医薬品依存からの脱却と、高機能材へのシフトを鮮明にしている。配当復配への期待も株価の下支え要因。

◎ リスク要因: 住友ファーマの再建遅れと、中東プロジェクト(ペトロ・ラービグ)の追加損失リスク。財務体質の改善には時間を要する。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【クロルアルカリの雄、円安恩恵】東ソー株式会社 (4042)

◎ 事業内容: 山口県周南に巨大コンビナートを持つ総合化学。苛性ソーダ、塩化ビニル樹脂(PVC)などのクロルアルカリ事業と、ハイシリカゼオライト等の機能商品事業が二本柱。

 ・ 会社HP:https://www.tosoh.co.jp/

◎ 注目理由: 財務体質が極めて健全な「キャッシュリッチ」企業でありながら、PBR1倍割れ常連という割安株。インドや東南アジアでのインフラ投資に伴う塩ビ需要の底打ちが2026年の追い風。また、排ガス浄化触媒や半導体向け石英ガラスなどの高収益製品が育っており、コモディティ依存からの脱却が進んでいる。増配や自社株買いへの期待値も高い。

◎ 企業沿革・最近の動向: 機能商品事業の比率を高める戦略を継続。バイオ医薬精製用の分離剤など、ヘルスケア分野への投資も積極化し、安定収益源を育成中。

◎ リスク要因: 中国の不動産不況長期化による塩ビ市況の低迷継続。エネルギーコスト上昇による製造原価の悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4042

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4042.T


【半導体シリコンの老舗が放つ輝き】株式会社トクヤマ (4043)

◎ 事業内容: ソーダ灰・苛性ソーダの基礎化学品と、半導体用多結晶シリコンで世界トップクラスのシェアを持つ。セメント事業やファインケミカルも展開。

 ・ 会社HP:https://www.tokuyama.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体ウエハーの原料となる「多結晶シリコン」において圧倒的な品質とシェアを誇る。半導体在庫調整が終了し、2026年の再稼働ラッシュに向けて出荷量が急回復する見込み。また、水素事業への注力度が高く、次世代エネルギー銘柄としての側面も持つ。株価は長らくボックス圏にあったが、半導体素材としての再評価で上放れが期待できる。

◎ 企業沿革・最近の動向: 過去の太陽電池シリコン事業での巨額損失を乗り越え、財務は改善傾向。現在は半導体グレードの超高純度シリコンと、放熱材料(窒化アルミニウム)に注力。

◎ リスク要因: 半導体市況の二番底リスク。石炭価格の変動が自家発電コスト(セメント・化学製造)に直結するため、エネルギー価格動向に脆弱。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4043

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4043.T


【瞬間接着剤だけではない高配当株】東亞合成株式会社 (4045)

◎ 事業内容: 「アロンアルフア」で知名度抜群。アクリル酸等の基礎化学品から、高機能接着剤、電子材料まで手掛ける名古屋地盤の化学メーカー。

 ・ 会社HP:https://www.toagosei.co.jp/

◎ 注目理由: 派手さはないが、無借金に近い好財務と安定した高配当が魅力のディフェンシブ・ケミカル。EV(電気自動車)の軽量化に伴い、ネジや溶接に代わる「構造用接着剤」の需要が拡大中。また、半導体・ディスプレイ向けの光硬化型樹脂も好調。PBRが低く、東証の要請に対する株主還元強化(DOE採用など)の発表があれば水準訂正が早い。

◎ 企業沿革・最近の動向: 高付加価値品へのシフトを進め、汎用品の価格変動リスクを低減中。セルロースナノファイバーなど新素材開発にも積極的。

◎ リスク要因: 原料ナフサ価格の変動。国内人口減による汎用接着剤の市場縮小懸念(海外展開でカバー中)。

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【ニッチトップの宝庫】株式会社ADEKA (4401)

◎ 事業内容: 化学品(樹脂添加剤、情報・電子化学品)と食品(マーガリン、ショートニング)の二刀流。特に半導体メモリ向け高誘電率材料で世界トップシェア。

 ・ 会社HP:https://www.adeka.co.jp/

◎ 注目理由: 食品株の安定感と、半導体材料株の爆発力を併せ持つ稀有な銘柄。「プラスチックの添加剤」で世界首位級であり、インドなど新興国のプラスチック需要増の恩恵を直接受ける。2026年は先端半導体(DRAM/NAND)の微細化競争が再燃し、同社の誘電材料「アデカオルセラ」シリーズの特需が見込まれる。PER指標面でも割安感が強い。

◎ 企業沿革・最近の動向: 海外売上比率が拡大中。食品事業での値上げ浸透により利益率が改善。半導体材料の韓国・台湾生産拠点を増強し、地政学リスクに対応。

◎ リスク要因: 原材料(油脂・化学品)コストの上昇。食品部門は国内消費動向の影響を受けやすい。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4401

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【炭素繊維とガバナンス改革】帝人株式会社 (3401)

◎ 事業内容: 合成繊維の名門。炭素繊維、アラミド繊維などのマテリアル事業と、在宅医療・医薬品のヘルスケア事業を展開。

 ・ 会社HP:https://www.teijin.co.jp/

◎ 注目理由: 自動車向け複合成形材料の不振などで株価は低迷していたが、航空機需要の完全回復により炭素繊維・アラミド繊維の収益性が向上。2026年は「物言う株主」等の圧力もあり、不採算事業の整理とガバナンス改革が加速する年。PBR解散価値割れの水準は、事業価値に対して明らかに売られすぎであり、リバウンド狙いの妙味がある。

◎ 企業沿革・最近の動向: 経営陣の刷新と構造改革プランを実行中。IT事業(インフォコム等)の動向や、ヘルスケア部門の譲渡・再編の噂が株価刺激材料になりうる。

◎ リスク要因: 自動車生産の減速リスク。ヘルスケア事業(後発薬参入の影響など)の収益不安定化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3401

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【電池材料とエラストマーの強者】日本ゼオン株式会社 (4205)

◎ 事業内容: 古河グループの化学メーカー。合成ゴム(タイヤ用等)と高機能樹脂が主力。リチウムイオン電池用バインダー(正極・負極用結着剤)で高シェア。

 ・ 会社HP:https://www.zeon.co.jp/

◎ 注目理由: EV市場の踊り場が叫ばれたが、ハイブリッド車や次世代電池の開発は継続しており、同社の電池材料需要は底堅い。特に注目は光学フィルムと、半導体製造プロセスで使用されるフッ素系溶剤等のスペシャリティケミカル。これらは利益率が高く、2026年の業績回復ドライバーとなる。自社株買いに積極的な姿勢も好感。

◎ 企業沿革・最近の動向: 合成ゴムの価格転嫁が進み採算改善。カーボンニュートラル対応製品(バイオマス素材など)の開発を加速させている。

◎ リスク要因: 自動車タイヤ需要の変動。ブタジエンなどの原料市況の影響。EV普及スピードの鈍化懸念。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4205

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【インク世界首位、液晶の次へ】DIC株式会社 (4631)

◎ 事業内容: 印刷インキで世界トップシェア。有機顔料、合成樹脂も展開。旧社名は「大日本インキ化学工業」。

 ・ 会社HP:https://www.dic-global.com/ja/

◎ 注目理由: ペーパーレス化で主力の出版インキは縮小傾向だが、パッケージ用(食品包装など)インキは新興国で堅調。特筆すべきは、半導体・ディスプレイ向けの顔料分散技術と、買収した「PCAS社」(欧州)を通じたヘルスケア材料への展開。構造改革による固定費削減効果が2026年に顕在化し、低PBRからの脱却を図るターンアラウンド銘柄。

◎ 企業沿革・最近の動向: 欧州事業の再構築を進めている。「価値創造委員会」を設置し、資本コストを意識した経営へ転換中。アクティビストの保有も一部で話題に。

◎ リスク要因: 欧州経済の低迷。為替(ユーロ・ドル)の影響を大きく受ける。のれん減損リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4631

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4631.T


【隠れた半導体関連の筆頭格】トリケミカル研究所 (4369)

◎ 事業内容: 半導体製造に必要な高純度化学薬品(プリカーサー等)の開発・製造に特化した研究開発型企業。微細化に不可欠な材料を多数保有。

 ・ 会社HP:https://www.trichemical.com/

◎ 注目理由: 大手化学メーカーとは一線を画す高収益体質。2024-2025年の半導体調整局面で株価は調整したが、2nm/3nm世代の量産本格化に伴い、同社の絶縁膜・配線材料の需要は飛躍的に伸びる。ニッチすぎて他社が参入できない「オンリーワン」製品が多く、2026年のテック相場裏本命。

◎ 企業沿革・最近の動向: 台湾・韓国の最先端ファウンドリとの共同開発が強み。新工場の稼働により供給能力を拡大中。

◎ リスク要因: 特定の大口顧客(半導体メーカー)への依存度が高い。先端技術の変更により製品が陳腐化するリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4369

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4369.T


【農薬と特殊化学の独自路線】日本曹達株式会社 (4041)

◎ 事業内容: 農薬、工業薬品、医薬品添加剤などを手掛ける。「ニッソ」ブランド。流動性の高い機能性化学品に強み。

 ・ 会社HP:https://www.nippon-soda.co.jp/

◎ 注目理由: 食糧安全保障の観点から、世界的に農薬(殺菌剤・殺虫剤)の需要は底堅い。同社の強みは、医薬品添加剤「HPC」などの高付加価値製品。これらはジェネリック医薬品市場の拡大と共に伸びている。円安メリット銘柄でもあり、輸出比率が高い。株主還元意欲が高く、安定配当狙いの逆張りとして機能する。

◎ 企業沿革・最近の動向: 農薬の自社創製力を強化中。環境負荷の低い次世代農薬の開発に注力。自己株式取得を定期的に実施。

◎ リスク要因: 天候不順による農薬需要の減退。海外での農薬登録規制の強化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4041

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4041.T


【メタノール・ガス化学の独自性】三菱ガス化学株式会社 (4182)

◎ 事業内容: メタノール、過酸化水素、キシレンなどが主力。エンジニアリングプラスチックや半導体パッケージ材料(BT材料)も強い。

 ・ 会社HP:https://www.mgc.co.jp/

◎ 注目理由: 世界的な「メタノールエコノミー」の進展に加え、半導体パッケージ用「BTレジン」の世界シェアが高いことが最大の武器。AIサーバー向け基板需要増で、BT材料は供給不足になるほどの引き合いがある。PER/PBRともに割安圏に放置されており、素材セクターの中では成長性と割安感のバランスが最も良い銘柄の一つ。

◎ 企業沿革・最近の動向: サウジアラビアやトリニダード・トバゴなど海外でのメタノール生産拠点を運営。半導体材料の能力増強投資を継続中。

◎ リスク要因: メタノール市況の変動リスク。地政学リスク(生産拠点が海外に点在するため)。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4182

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4182.T


【半導体封止材で圧倒的】住友ベークライト株式会社 (4203)

◎ 事業内容: 住友化学系。フェノール樹脂で世界首位。半導体封止材(スミコン)で世界トップシェア(約4割)を握る優良企業。

 ・ 会社HP:https://www.sumibe.co.jp/

◎ 注目理由: 「生成AI」ブームの裏で、チップを保護する封止材の技術革新をリードしている。従来のワイヤーボンディングだけでなく、先端パッケージ技術に必要な顆粒状・液状封止材でも先行。EV向けのモーター用樹脂なども伸びており、典型的な「好業績なのに地味で買われていない」銘柄。2026年は再評価の年になる。

◎ 企業沿革・最近の動向: 医療機器分野にも展開しており収益源を多角化。中国・台湾市場での販売網が強固。

◎ リスク要因: 半導体サイクルの波。親会社(住友化学)の財務状況による株式売出し懸念(需給悪化リスク)。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4203

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4203.T


【繊維からフィルム、環境へ】東洋紡株式会社 (3101)

◎ 事業内容: 紡績の名門だが、現在はフィルム、機能樹脂、バイオ・メディカルが収益柱。「ザイロン」「イザナス」などスーパー繊維に強み。

 ・ 会社HP:https://www.toyobo.co.jp/

◎ 注目理由: 液晶用偏光板保護フィルムの在庫調整が完了し、自動車エアバッグ用繊維や包装用フィルムの需要が回復基調。また、海水淡水化用の中空糸膜が中東エリアで好調。過去の不祥事や品質問題によるディスカウント期間が長く続いていたが、ガバナンス改革が進み、禊(みそぎ)は済んだと判断できる水準。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2024年に品質管理体制を抜本改革。環境配慮型フィルム「バイオフォルム」の拡販に注力。

◎ リスク要因: 原料価格高騰の転嫁遅れ。品質問題の再燃リスク(信頼回復途上)。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3101

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3101.T


【感染症対策とワクチンの黒子】デンカ株式会社 (4061)

◎ 事業内容: カーバイド化学から出発し、電子材料、インフラ素材、ワクチン・検査キット等のライフイノベーション部門へ展開。

 ・ 会社HP:https://www.denka.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体製造用テープや放熱材料(球状アルミナ)で高いシェアを持つ「スペシャリティ・フュージョン」企業。コロナ後の検査キット特需剥落で株価は調整したが、本業の電子材料と、EV向け「xEV」戦略製品群の成長率が高い。2026年はこれら戦略製品の売上寄与が本格化し、利益V字回復が期待できる。

◎ 企業沿革・最近の動向: 既存の石化事業(クロロプレンゴム等)を米国企業へ譲渡するなど、ポートフォリオの入れ替えを大胆に実行中。

◎ リスク要因: ワクチン事業の変動性。インフラ需要(セメント等)の国内縮小。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4061

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4061.T


【火薬と安全部品のニッチ王者】日本化薬株式会社 (4272)

◎ 事業内容: 産業用火薬から出発。現在は自動車エアバッグ用インフレータ(火薬)、半導体用エポキシ樹脂、抗がん剤などを展開。

 ・ 会社HP:https://www.nipponkayaku.co.jp/

◎ 注目理由: 防衛関連(火薬)としての側面と、半導体封止材向け樹脂の側面を併せ持つ。地政学リスクの高まりで防衛需要は底堅く、かつ半導体先端パッケージ向けの特殊樹脂も伸びている。自己資本比率が高く財務は盤石。PBR1倍割れ是正に向けた還元策強化が期待される「バリュー株」の筆頭。

◎ 企業沿革・最近の動向: 自動車部品部門のグローバル展開を加速。ジェネリック医薬品事業も安定収益源となっている。

◎ リスク要因: 薬価改定による医薬品部門の減益圧力。自動車生産台数の変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4272

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4272.T


【表面処理のデファクト】日本パーカライジング株式会社 (4095)

◎ 事業内容: 金属表面処理剤の最大手。自動車や家電の防錆・塗装下地処理で圧倒的シェア。タイや中国などアジア展開が進む。

 ・ 会社HP:https://www.parker.co.jp/

◎ 注目理由: 自動車生産が戻れば自動的に儲かるビジネスモデル。EV化が進んでも、バッテリーケースやボディの防錆需要はなくならない(むしろ異種材料接合などで技術力が求められる)。地味だが高シェア・高収益・好財務の三拍子が揃っており、市場が見落としている「超・出遅れ銘柄」。2026年の自動車生産正常化シナリオに乗るならここ。

◎ 企業沿革・最近の動向: 海外拠点からの収益が連結業績を牽引。インド市場への攻勢を強めている。

◎ リスク要因: 自動車メーカーの生産停止や減産。原材料価格の高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4095

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4095.T


【CMPスラリーの世界トップ】株式会社フジミインコーポレーテッド (5384)

◎ 事業内容: 半導体シリコンウエハーの研磨材(CMPスラリー)で世界トップクラス。HDD用研磨材でも高シェア。

 ・ 会社HP:https://www.fujimiinc.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体の微細化・積層化が進めば進むほど、平坦化工程(CMP)の回数が増え、同社の研磨材が大量に消費される。AI半導体向けの先端ロジック・メモリ製造において同社の技術は不可欠。素材セクターの中では比較的PERが高いが、成長力を考慮すれば調整局面は絶好の押し目買いチャンス。

◎ 企業沿革・最近の動向: 台湾・米国での生産能力増強を継続。次世代パワー半導体(SiC)向けの研磨材も育成中。

◎ リスク要因: 半導体設備投資の延期。競合他社(海外メーカー等)との価格競争激化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5384

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5384.T


【肥満治療薬精製の黒衣】株式会社大阪ソーダ (4046)

◎ 事業内容: 基礎化学品(ソーダ工業)に加え、機能化学品を展開。特に医薬品精製材料(シリカゲル)に強み。

 ・ 会社HP:https://www.osaka-soda.co.jp/

◎ 注目理由: 世界的ブームとなっている「GLP-1受容体作動薬(肥満症治療薬)」の精製工程に使われるシリカゲルで世界トップシェアを誇る。2024年以降、設備増強を続けており、2026年もその需要は衰えることを知らない。化学株でありながら「バイオ関連」のような爆発力を秘めている。株価のボラティリティは高いが、調整時は狙い目。

◎ 企業沿革・最近の動向: ヘルスケア事業への投資を最優先。導電性材料など電池分野も育成。

◎ リスク要因: 肥満治療薬市場の成長鈍化懸念。特定製品への依存度上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4046

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4046.T


【セルロースと火薬の革新】ダイセル株式会社 (4202)

◎ 事業内容: タバコフィルター用アセテートで高シェア。自動車エアバッグ用インフレータ、エンジニアリングプラスチックも主力。

 ・ 会社HP:https://www.daicel.com/

◎ 注目理由: 安定したキャッシュカウ(アセテート)を持ちつつ、新規事業への種まきがうまい。特に、木材等のバイオマスを常温で溶かす新技術などが注目される。自動車部材の回復に加え、半導体レジスト材料などの高機能品が利益を押し上げる。株主還元にも積極的で、長期保有に適した「負けない化学株」。

◎ 企業沿革・最近の動向: メディカル・ヘルスケア領域へのM&Aを含めた拡大戦略。ポリプラスチックス(子会社)の収益力が高い。

◎ リスク要因: タバコ需要の世界的減少(アセテート事業)。為替変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4202

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4202.T


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