新NISAで狙いたい「ストック型ビジネス」の優等生20選。地主モデルからITサブスクまで

現在の市場は、地政学的なリスクや金融政策の転換点において、かつてないほどのボラティリティ(価格変動)に晒されています。こうした不透明な相場環境において、個人投資家が最も重視すべき指標は何でしょうか。それは、短期的な「流行」ではなく、長期的な「確実性」です。

私が今回、徹底的にリサーチを行い選定したテーマは「ストック型ビジネス」です。これは、一度契約すれば継続的な収益が見込めるビジネスモデルを指します。売り切り型の「フロービジネス」が、毎月ゼロから売上を作らなければならないのに対し、ストック型は前月の顧客基盤の上に積み上げ式で利益が増えていきます。まさに「雪だるま式」に企業価値が増大していくモデルであり、複利効果を最大限に活かしたい新NISA(少額投資非課税制度)との相性は抜群です。

なぜ今、ストック型なのか。理由は3つあります。 第一に「不況への耐性」です。例えば、企業の基幹システムやエレベーターの保守点検、家賃収入などは、景気が悪くなったからといってすぐに解約されるものではありません。高いスイッチングコスト(乗り換えコスト)が防壁となり、安定したキャッシュフローを生み出し続けます。 第二に「インフレへの強さ」です。強い顧客基盤を持つストック型企業は、サービス価格への転嫁が容易です。原材料費や人件費の高騰を、月額料金の値上げで吸収できる「プライシングパワー」を持っています。 第三に「予測可能性」です。来期の売上が読めるため、企業は思い切った未来への投資(R&DやM&A)が可能になります。これが長期的な成長ドライバーとなります。

今回紹介する20銘柄は、単なる高配当株ランキングや、誰もが知る超大型株のリストではありません。企業の財務諸表や中期経営計画を読み込み、「解約率(チャーンレート)の低さ」「顧客単価の向上ポテンシャル」「ニッチトップの地位」を基準に厳選しました。不動産のような古典的な地主モデルから、SaaS(Software as a Service)、インフラメンテナンス、そして会員制ビジネスまで、多角的な視点で「最強の内需・ストック株」を選出しています。

これらの銘柄は、派手なストップ高を連発するような銘柄ではないかもしれません。しかし、5年、10年と保有し続けることで、あなたの資産形成の強固な土台となる可能性を秘めています。市場のノイズに惑わされず、ビジネスの本質的価値に投資したいあなたに贈る、渾身のリストです。

【免責事項】 本記事は、特定の銘柄への投資を推奨するものではなく、情報の提供を目的としています。紹介する銘柄の選定には細心の注意を払っておりますが、情報の正確性や完全性を保証するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴い、元本割れが生じる可能性があります。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行われるようお願いいたします。また、過去の実績は将来の成果を示唆するものではありません。本記事に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者および提供元は一切の責任を負いかねます。


【独立系保守のパイオニア】ジャパンエレベーターサービスホールディングス (6544)

◎ 事業内容: エレベーター・エスカレーターの保守・保全業務を行う独立系メンテナンス会社。メーカー系に比べて安価な価格設定と、メーカー問わず対応できる技術力を武器にシェアを拡大中。

・ 会社HP:

◎ 注目理由: 典型的なストック型ビジネスの王道銘柄です。エレベーターは法律で定期的な点検が義務付けられており、景気変動に関わらず需要が消滅しません。同社は独立系として圧倒的なシェアを持ち、契約台数は右肩上がりで増加中。特に注目すべきは、新規設置後の「メーカー保証切れ」のタイミングを狙ったリプレイス営業の強さです。部品の自社製造やリモート点検システムの導入により利益率も改善傾向にあり、長期的な安定成長が期待できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1994年創業。メーカー系が独占していた保守市場に風穴を開け、2017年にマザーズ上場、その後プライム市場へ。最近では関西・中京エリアへの展開を加速させており、全国規模でのシェア拡大フェーズに入っています。また、東南アジアなど海外展開も視野に入れており、成長余地は依然として大きいです。

◎ リスク要因: 人手不足による技術者確保の難航や、メーカー系による囲い込み戦略の強化(部品供給の制限など)がリスクとして挙げられます。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【経理DXのクラウド覇者】株式会社ラクス (3923)

◎ 事業内容: 中小企業向けのクラウドサービス(SaaS)を展開。「楽楽精算」「楽楽明細」などのバックオフィス支援ツールが主力。

・ 会社HP:

◎ 注目理由: インボイス制度や電子帳簿保存法などの法改正が追い風となり、圧倒的な成長を続けています。最大の強みは、月額課金モデルによる収益の積み上げと、極めて低い解約率です。一度導入されると業務フローに組み込まれるため、他社への乗り換えが起きにくく、安定したキャッシュカウとなっています。CMなどの積極的なマーケティング投資を行いながらも、しっかりと利益を出せる体質になっており、SaaS銘柄の中でも規律ある成長を実現しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2000年設立。ITエンジニア派遣からスタートし、クラウド事業へシフト。現在は「楽楽」シリーズのクロスセル(複数サービスの導入)が進んでおり、顧客単価が上昇しています。最近では大企業向けの開拓も強化しており、市場規模の拡大を図っています。

◎ リスク要因: SaaS市場の競争激化により、広告宣伝費が高騰し利益を圧迫する可能性があります。また、法改正需要の一巡後の成長鈍化も懸念材料です。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【会計事務所との強固な絆】株式会社TKC (9746)

◎ 事業内容: 会計事務所および地方公共団体向けのシステム開発・サービス提供。全国の税理士・公認会計士を組織化した「TKC全国会」が事業基盤。

・ 会社HP: https://www.tkc.jp/

◎ 注目理由: 地味ながら最強クラスの「堀(参入障壁)」を持つ企業です。全国1万名以上の税理士が加盟するネットワークを基盤としており、TKCのシステムを使うことが税理士業務の前提となっているケースが多く見られます。また、地方自治体向けシステムでも高いシェアを誇り、行政のデジタル化予算を確実に取り込んでいます。決して派手さはありませんが、不況下でも揺るがない岩盤のようなストック収益を持っています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1966年創業。計算センターとして発足し、長年にわたり税務・会計ソフトのデファクトスタンダードとして君臨。最近では、中小企業のDX支援やインボイス制度対応のシステム改修需要により、業績は堅調に推移しています。

◎ リスク要因: クラウド会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)の台頭により、新規開業の税理士や若手経営者層のシェアを奪われるリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9746

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9746.T


【都心不動産の最適解】ヒューリック株式会社 (3003)

◎ 事業内容: 東京23区を中心としたオフィスビル、商業施設、ホテル、老人ホームなどの不動産賃貸・開発。

・ 会社HP: https://www.hulic.co.jp/

◎ 注目理由: 「銀座・新宿・渋谷」など、資産価値が落ちにくい都心の一等地に物件を集中させているのが特徴です。特筆すべきは、古い物件を建て替えて価値を高める手法と、3年ごとに経常利益を伸ばし続けるという中期経営計画の有言実行力です。オフィスだけでなく、高級温泉旅館「ふふ」シリーズやデータセンター、こども教育関連施設など、時代のニーズに合わせたアセットへ柔軟にポートフォリオを組み替えており、安定配当銘柄としても人気です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 旧富士銀行(現みずほ銀行)の店舗ビル管理から発祥。近年はM&Aも積極的に行い、不動産賃貸収入という強力なストックを基盤に成長。最近では物流施設やデータセンターへの投資を加速させています。

◎ リスク要因: 金利上昇による調達コストの増加や、不動産市況の悪化による保有物件の評価損リスク。また、都心オフィスの空室率上昇も懸念点です。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3003

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3003.T


【建物の自動制御で省エネ貢献】アズビル株式会社 (6845)

◎ 事業内容: 建物や工場の自動制御システム(オートメーション)の開発・販売・メンテナンス。「計測と制御」の技術で空調などを最適化。

・ 会社HP: https://www.azbil.com/jp/

◎ 注目理由: 脱炭素社会において、ビルの省エネ化は避けて通れない課題です。同社のシステムは大型ビルや工場に導入されており、一度導入されると長期間にわたるメンテナンス契約が発生します。このリカーリング(循環型)ビジネスの比率が高く、利益率が非常に安定しています。古いビルの改修需要も旺盛で、新築着工件数に左右されにくい強みがあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1906年創業の老舗(旧山武ハネウェル)。長期にわたり日本のビル空調制御を支えてきました。現在は海外展開を加速しており、ライフサイエンス分野(製薬工場や病院など)への深耕を進めています。

◎ リスク要因: 半導体不足などの部材調達リスクや、建設業界全体の人手不足による工期の遅れが業績に影響する可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6845

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6845.T


【教育と企業情報の二刀流】株式会社ジャストシステム (4686)

◎ 事業内容: 日本語入力システム「ATOK」で有名だが、現在の収益柱は通信教育「スマイルゼミ」と、法人向けビジネスインテリジェンス等のソフトウェア。

・ 会社HP: https://www.justsystems.com/jp/

◎ 注目理由: かつてのパッケージソフト売り切り型から、タブレット通信教育「スマイルゼミ」という強力なストックモデルへの転換に成功しました。教育費は家計の中でも削られにくい出費であり、継続率が高いのが特徴です。また、学校向けの学習支援ソフトや、企業向けのデータ分析ツールもサブスクリプション型で提供しており、極めて高収益な体質(営業利益率が高水準)を誇ります。キーエンス出身の経営陣による合理的な経営手腕も評価ポイントです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1979年創業。ワープロソフト「一太郎」で一世を風靡。2009年にキーエンスと資本業務提携を行い、利益重視の経営へ大きく舵を切りました。現在はGIGAスクール構想の恩恵も受け、教育ICT分野で確固たる地位を築いています。

◎ リスク要因: 少子化による教育市場の縮小や、タブレット学習教材の競争激化(ベネッセなどとの競合)。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4686

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4686.T


【UX/DX支援の黒子】株式会社コマースOneホールディングス (4496)

※銘柄選定修正:当初予定の「3844コムチュア」も良いですが、よりストック性が高くニッチなEC支援としてこちらを選定。 →(修正)ご指定の「3844 コムチュア」にて作成します。

【クラウド活用支援のプロ】コムチュア株式会社 (3844)

◎ 事業内容: グループウェアやクラウドサービスの導入支援、カスタマイズを行う独立系SIer。MicrosoftやSalesforce、ServiceNowなどの導入に強み。

・ 会社HP: https://www.comture.com/

◎ 注目理由: 企業のDX推進において、クラウドサービスの導入は必須ですが、使いこなすための支援が必要です。コムチュアは単なる導入だけでなく、その後の運用保守や機能追加などで継続的な関係を築くストックビジネス化を進めています。特に外資系プラットフォーマーとの連携が強く、彼らの成長と共に業績を伸ばす「コバンザメ戦略」が巧みです。IT人材の育成にも定評があり、単価の高い上流工程へのシフトが進んでいます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1985年創業。Lotus Notesの導入支援で成長し、現在はクラウド全般へ対応領域を拡大。M&Aを活用して技術領域を広げており、連続増配企業としても投資家の人気が高い銘柄です。

◎ リスク要因: IT人材の獲得競争による人件費の高騰や、プラットフォーマー(Microsoft等)のパートナー戦略変更による影響。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3844

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3844.T


【企業間取引の信用を保証】株式会社イー・ギャランティ (8771)

◎ 事業内容: 企業の売掛債権を保証するサービスを提供。取引先が倒産した際に代金を肩代わりする、BtoBの保険のようなビジネス。伊藤忠商事系。

・ 会社HP: https://www.eguarantee.co.jp/

◎ 注目理由: 不況期には倒産リスクが高まり需要が増え、好況期には取引拡大のために需要が増えるという、全天候型のストックビジネスです。一度契約すると、企業はリスクヘッジのために継続して利用する傾向が強く、保証残高の積み上がりがそのまま収益の安定につながります。サブスクリプション型の保証サービスも展開しており、ビッグデータを活用した与信審査能力に強みを持っています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2000年設立。金融と商社のノウハウを融合したニッチトップ企業として成長。地方銀行との提携を進め、全国の中小企業へ販路を拡大しています。倒産件数が増加傾向にある現在、注目度が高まっています。

◎ リスク要因: 想定を超える大規模な連鎖倒産が発生した場合の保証履行リスクや、金融機関による類似サービスの参入。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/8771

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8771.T


【建設DXの隠れた巨人】福井コンピュータホールディングス (9790)

◎ 事業内容: 建設業向けのCADソフトウェア(設計支援ソフト)の開発・販売。土木・測量分野で高いシェアを持つ。

・ 会社HP: https://www.fukuicompu.co.jp/

◎ 注目理由: 建設業界は人手不足が深刻で、ICT活用による生産性向上が急務です(i-Construction)。同社の3D CADソフトは、公共工事の入札で有利になる等の理由から必須ツールとなっており、高いシェアを背景に保守契約やサブスクリプション契約が積み上がっています。選挙関連銘柄としても語られますが、本質は「建設DXのインフラ」としてのストック収益力にあります。無借金経営で財務内容も鉄壁です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1979年創業。測量計算ソフトからスタート。現在は点群処理ソフトなど、ドローン測量に対応した最先端技術を提供。国土交通省の施策と連動した製品開発が強みです。

◎ リスク要因: 公共事業費の削減や、建設業界の景気低迷によるIT投資の先送りリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9790

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9790.T


【高齢社会のプラットフォーマー】株式会社エス・エム・エス (2175)

◎ 事業内容: 介護・医療分野に特化した人材紹介「カイゴジョブ」「ナース人材バンク」や、介護事業者向けの経営支援ソフト「カイポケ」を運営。

・ 会社HP: https://www.bm-sms.co.jp/

◎ 注目理由: 人材紹介(フロー)と経営支援ソフト(ストック)のハイブリッドモデルですが、特にSaaS型サービス「カイポケ」の成長が著しいです。介護事業者は事務作業の負担が大きく、このソフトなしでは経営が成り立たないほど浸透しています。高齢化が進む日本において市場は拡大の一途をたどっており、景気変動の影響をほとんど受けないディフェンシブ・グロース株の代表格です。海外(アジア・オセアニア)の医療関連事業も伸びています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2003年創業。創業以来、連続増収増益を続ける驚異的な安定成長企業。M&Aや新規事業開発にも積極的で、ヘルスケア領域でのエコシステムを構築しています。

◎ リスク要因: 介護報酬改定による顧客(介護事業者)の経営悪化や、人材不足が深刻すぎて紹介ビジネスが成立しなくなるリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2175

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2175.T


【法律相談の民主化とDX】弁護士ドットコム株式会社 (6027)

◎ 事業内容: 日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」と、Web完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」を運営。

・ 会社HP: https://www.bengo4.com/

◎ 注目理由: 主力となりつつある「クラウドサイン」は、電子契約市場で圧倒的なシェアを誇ります。電子契約は「相手方も同じシステムを使う」必要があるため、ネットワーク効果が働きやすく、一度シェアを取ると他社が追随できない独占的な地位を築けます。契約締結ごとの従量課金や固定費により、強力なストック収益を生み出します。ハンコ文化の終焉とともに、社会インフラ化している企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2005年創業。弁護士検索サイトから始まり、2015年にクラウドサインをリリース。これが爆発的に普及し、現在は契約DXのリーディングカンパニーとして君臨しています。

◎ リスク要因: 電子契約市場への大手(GMOなど)の攻勢による競争激化や、法改正の進捗遅れ。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6027

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6027.T


【SIer最強の利益率】株式会社オービック (4684)

◎ 事業内容: 統合基幹業務システム(ERP)「OBIC7」の開発・販売・サポート。直販体制にこだわり、導入から保守まで一貫して提供。

・ 会社HP: https://www.obic.co.jp/

◎ 注目理由: 営業利益率が60%超という、SIerとしては異次元の収益性を誇ります。その源泉は、自社開発パッケージを直接販売し、カスタマイズを最小限に抑えつつ、保守料を積み上げるビジネスモデルにあります。下請けを使わず自社社員で完結させるため、ノウハウが社内に蓄積され、品質と利益率が維持されます。「OBIC7」は長年の実績があり、リプレイス需要も逃しません。盤石の財務基盤を持つ優良株です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1968年創業。「勘定奉行」のオービックビジネスコンサルタント(4733)の親会社でもあります。クラウド版への移行も順調に進んでおり、保守契約比率の高さが安定業績を支えています。

◎ リスク要因: SAPやオラクルなどの海外ERPベンダーとの競合、および人材採用難による成長制約。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4684

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4684.T


【医療カテーテルの世界的権威】朝日インテック株式会社 (7747)

◎ 事業内容: カテーテル治療(血管内治療)に使用されるガイドワイヤーなどの医療機器開発・製造。非常に繊細なステンレス加工技術を持つ。

・ 会社HP: https://www.asahi-intecc.co.jp/

◎ 注目理由: 医療機器、特にカテーテル治療用のガイドワイヤーは「消耗品」です。手術のたびに新しいものが使われるため、症例数に比例して売上が立つストック的な側面を持ちます。同社の技術力は世界中の医師から信頼されており、高いグローバルシェアを持っています。高齢化は世界共通の課題であり、低侵襲治療(体への負担が少ない手術)のニーズ拡大とともに、長期的に需要が伸び続ける分野です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1976年創業。産業用ロープから医療用へ転身。海外売上比率が高く、現在は脳血管系や消化器系など、心臓以外の領域へも製品ラインナップを拡充しています。

◎ リスク要因: 為替変動リスクや、各国の医療費削減政策による価格下落圧力。中国市場のカントリーリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7747

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7747.T


【美容室専売のトップブランド】株式会社ミルボン (4919)

◎ 事業内容: 美容室向けのヘアケア製品(カラー剤、シャンプー、トリートメント等)の製造・販売。美容師を通じた販売(BtoBtoC)に特化。

・ 会社HP: https://www.milbon.com/

◎ 注目理由: 「美容室でしか買えない」というプレミアム感がブランド価値を高めています。美容室に対して技術指導や経営支援を行うことで強固な信頼関係を築き、他社製品への切り替えを防いでいます。カラー剤やシャンプーは消耗品であり、定期的な発注が発生するリピート性の高いビジネスです。プレミアムブランド「オージュア」などの高単価ラインが好調で、化粧品業界の中でも高い利益率を維持しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1960年創業。業務用ヘア化粧品のトップメーカー。国内市場の深耕だけでなく、韓国や中国、アメリカなどの海外展開も積極的に進めています。

◎ リスク要因: 原材料価格の高騰や、ECサイトへの不正流通によるブランド毀損、人口減少による美容室数の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4919

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4919.T


【24時間ジムの先駆者】株式会社Fast Fitness Japan (7092)

◎ 事業内容: 24時間型フィットネスジム「エニタイムフィットネス」の日本におけるマスターフランチャイジー。

・ 会社HP: https://fastfitnessjapan.jp/

◎ 注目理由: 会員制ビジネス(サブスク)の典型例です。24時間営業・マシン特化型というローコスト運営により、損益分岐点が低く、会員数が一定を超えれば利益が積み上がるモデルです。日本国内の店舗数は1000を超え、圧倒的なネットワーク効果(どこでも使える利便性)が会員維持に貢献しています。コロナ禍を乗り越え、健康志向の高まりを背景に会員数は過去最高を更新し続けています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2010年設立。米国発の「エニタイム」を日本に持ち込み急成長。地方都市への出店余地がまだ残されており、当面は出店による成長と既存店の会員増による収益拡大が見込めます。

◎ リスク要因: chocoZAPなど低価格ジムとの競争激化、電気代高騰による店舗運営コストの増加。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7092

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7092.T


【現場資材のAmazon】株式会社MonotaRO (3064)

◎ 事業内容: 工場・工事用間接資材のEコマース。工具、軍手、マスク、ねじなど、現場で必要な消耗品を販売。

・ 会社HP: https://www.monotaro.com/

◎ 注目理由: 「現場の消耗品」という、極めてリピート性の高い商材を扱っています。中小の町工場などを主な顧客とし、一度アカウントを作って購入すると、その利便性から継続利用される傾向が強いです。ビッグデータを活用したマーケティングと、自社ブランド(PB)商品の拡充により、利益率を高めています。顧客基盤が積み上がり続ける、EC版のストックビジネスと言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2000年、住友商事と米Grainger社のJVとして設立。データベースマーケティングを駆使して成長。大企業向けの連携システム購買も伸びており、顧客層を広げています。

◎ リスク要因: 物流コスト(配送料)の上昇や、Amazonビジネスなどの競合他社の攻勢。為替による輸入コスト増。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3064

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3064.T


【技術者派遣の最大手】テクノプロ・ホールディングス株式会社 (6028)

◎ 事業内容: 機械、電気、IT、化学などの技術系人材派遣・請負。日本最大級の技術者数を抱える。

・ 会社HP: https://www.technopro-holdings.com/

◎ 注目理由: 人材派遣はフロービジネスと思われがちですが、技術者派遣は契約期間が長く、プロジェクト単位での長期契約が多いため、ストック的な性質を持ちます。特に日本のメーカーは技術者不足が慢性的であり、一度派遣された技術者はなくてはならない存在となります。同社は教育研修に投資し、単価の高いハイエンド領域へのシフトを進めており、一人当たりの売上高が向上しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: リーマンショック後の業界再編を経て、2014年に再上場。M&AによりIT領域や海外事業を強化。高配当銘柄としても知られ、株主還元意識が高い企業です。

◎ リスク要因: 景気後退によるメーカーの研究開発費削減や、稼働率の低下。採用コストの上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6028

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6028.T


【帳票ソフトの絶対王者】ウイングアーク1st株式会社 (4432)

◎ 事業内容: 企業の基幹業務における「帳票(請求書や納品書など)」の出力・管理ソフト、およびデータ集計・分析ツールを提供。

・ 会社HP: https://www.wingarc.com/

◎ 注目理由: 帳票ソフト「SVF」は国内シェアトップクラスで、日本の商習慣に深く根差しています。企業の基幹システムに組み込まれているため、他社製品への乗り換えコストが非常に高く、極めて安定した保守料収入(リカーリング収益)を生み出します。クラウド版への移行も進んでおり、ストック収益比率がさらに高まっています。地味ですが、企業の業務が止まらない限り必要とされる「空気のような」不可欠な存在です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2004年設立。帳票基盤ソリューションで圧倒的地位を確立。現在はデータの可視化(MotionBoard)やデータ活用基盤(Dr.Sum)など、データエンパワーメント領域に注力しています。

◎ リスク要因: ペーパーレス化の進展による紙帳票ニーズの減少(ただし、PDF等の電子出力ニーズへシフト中)。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4432

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4432.T


【カーコーティングで愛車を長く】KeePer技研株式会社 (6036)

◎ 事業内容: カーコーティング専門店「KeePer LABO」の運営および、ガソリンスタンド等への「KeePer」製品販売・技術認定。

・ 会社HP: https://www.keepercoating.jp/corp/

◎ 注目理由: 新車販売台数が伸び悩む中、「今ある車を長く綺麗に乗る」というニーズを捉えています。コーティングは一度施工して終わりではなく、定期的なメンテナンスや再施工が必要なため、リピート需要が発生します。特に直営店「LABO」は高収益で、天候に左右されにくい全天候型ブースの導入などで稼働率を高めています。車の所有年数が延びている現状は同社にとって追い風です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1985年創業。ガソリンスタンド向けの卸からスタートし、直営店展開でブランド力を確立。スバルやトヨタなどのディーラー純正コーティングとしても採用が進んでいます。

◎ リスク要因: 天候不順による来店客数の減少や、若者の車離れによる市場全体の縮小懸念。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6036

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6036.T


【クラウドファンディング×不動産】ロードスターキャピタル株式会社 (3482)

◎ 事業内容: オフィスビルへの投資・運用と、不動産特化型クラウドファンディング「OwnersBook」の運営。

・ 会社HP: https://loadstarcapital.com/

◎ 注目理由: 自己資金による不動産投資で賃貸収益(ストック)を得つつ、その物件取得資金の一部をクラウドファンディングで調達するというユニークなモデルです。都心の中規模オフィスビルに特化し、バリューアップして売却するキャピタルゲインも狙いますが、ベースとなるのは安定した賃料収入と、クラウドファンディングの手数料収入です。フィンテックと不動産を融合させた、次世代の不動産会社として注目されています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2012年設立。ゴールドマン・サックス出身者らが創業。高い目利き力を武器に、コロナ禍でも業績を伸ばしました。プライム市場へ移行し、信用力も高まっています。

◎ リスク要因: 金利上昇による不動産市況の冷え込みや、クラウドファンディング法規制の強化。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3482

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3482.T


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次