【決定版】まだ残っていたのか!親会社がリッチな「親子上場・解消予備軍」厳選リスト【20選】

東京証券取引所によるPBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正要請から数年、日本株市場における「コーポレートガバナンス改革」は最終章に突入しています。その中心にある最大のテーマこそが**「親子上場の解消」**です。

かつて、日本の株式市場には「親会社」と「上場子会社」が同時に上場しているケースが溢れていました。しかし、少数株主の利益を損なう「利益相反」の温床として、海外投資家や東証からの風当たりは年々強まりました。その結果、日立製作所や三菱商事などの巨大企業をはじめ、ここ数年で数多くの親子上場がTOB(株式公開買付け)によって解消されてきました。

なぜ今、このテーマなのか? 答えはシンプルです。「まだ残っている銘柄(ゴールデン・エッグ)」があるからです。 親会社がTOBを行って完全子会社化する場合、現在の株価に対して通常30%〜40%、時にはそれ以上の「プレミアム(上乗せ価格)」が支払われます。つまり、解消候補の銘柄を安値で仕込んでおくことは、ローリスク・ハイリターンを狙う有力な投資戦略となり得るのです。

今回選定したのは、親会社が圧倒的な資金力(リッチ)を持ち、かつ事業シナジーが高いため「完全子会社化」するメリットが大きい、あるいは外部への売却で株価が跳ねる可能性を秘めた「生き残り」20銘柄です。


※免責事項 本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスクなどが伴います。投資に関する最終決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。本記事に記載された情報は作成時点のものであり、正確性や完全性を保証するものではありません。


【企業のエネルギー変革を担う】伊藤忠エネクス (8133)

◎ 事業内容: 伊藤忠商事グループの中核エネルギー商社。ガソリンスタンド経営、産業用燃料、電力・ガス事業に加え、EV充電器や再生可能エネルギーなどの脱炭素ビジネスにも注力。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 親会社である伊藤忠商事は、グループ全体の効率化と非資源分野の強化を急ピッチで進めています。エネクスは高配当で財務も健全ですが、PBRは依然として割安圏。親会社にとって、エネルギー転換期における戦略子会社として完全取り込みを行うメリットは非常に大きく、市場でも常に「いつTOBがあってもおかしくない」と囁かれる筆頭候補です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1961年設立。全国に販売ネットワークを持ち、生活インフラを支えてきました。最近では、伊藤忠グループ全体での脱炭素戦略の一翼を担い、太陽光発電やEV関連インフラへの投資を加速。親会社との協業案件が増加しており、一体運営の必要性が高まっています。

◎ リスク要因: 原油価格や為替の変動が業績に直結します。また、脱炭素への移行コストが一時的に利益を圧迫する可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【三菱グループの食品流通の要】三菱食品 (7451)

◎ 事業内容: 三菱商事系列の国内最大級の食品卸。加工食品、低温食品、酒類、菓子などあらゆる食品をスーパーやコンビニに供給。物流機能の強さに定評あり。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 三菱商事が50%超を保有。商社セクターの中でも三菱商事は「稼ぐ力」の強化に余念がなく、ローソンをKDDIと共同経営化するなど食品流通の大改革を行っています。その物流・供給の心臓部である三菱食品を上場させておく理由は薄れており、完全子会社化による意思決定の迅速化が期待される銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 複数の食品卸が合併して誕生。長らく薄利多売のビジネスモデルでしたが、近年は物流効率化やPB開発支援で利益率が改善。AIを活用した需要予測など、三菱商事のネットワークを活用したDX投資が進んでいます。

◎ リスク要因: 物流コスト(人件費・燃料費)の高騰が利益圧迫要因。また、主要取引先であるスーパーやコンビニの再編・競合激化の影響を受けやすい。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【食品卸の名門、ブランド力強固】伊藤忠食品 (2692)

◎ 事業内容: 伊藤忠商事系の酒類・食品卸大手。特に酒類に強く、百貨店や高級スーパー向けのギフト事業や高付加価値商品の提案力に強みを持つ。

 ・ 会社HP: https://www.isc.co.jp/

◎ 注目理由: 伊藤忠エネクス同様、伊藤忠グループの再編候補。同業他社との競争が激化する中、親会社主導での業界再編(例えば他の卸との統合や完全子会社化)のシナリオが描けます。PBRが低く、キャッシュリッチであるため、物言う株主からの圧力もかかりやすい構造です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 老舗の食品卸として強固な顧客基盤を維持。最近は「凍眠」などの冷凍技術を活用した新事業や、デジタルマーケティングを活用したリテール支援(DX)に注力しており、単なる「卸」からの脱却を図っています。

◎ リスク要因: 国内人口減少による食品市場の縮小。物流2024年問題への対応コスト。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2692

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2692.T


【日本製鉄のDX頭脳】日鉄ソリューションズ (2327)

◎ 事業内容: 日本製鉄が親会社のシステムインテグレーター(SIer)。製造業向けの生産管理システムに圧倒的な強みを持つほか、金融、流通、公共分野へも展開。

 ・ 会社HP: https://www.nssol.nipponsteel.com/

◎ 注目理由: 日本製鉄による保有比率が6割超。親会社は「USスチール買収」などグローバル展開を加速させており、グループ全体のDX統合は急務です。情報漏洩リスクの観点からも、重要なシステム子会社を上場させたままにするリスクは高く、完全子会社化の合理性が極めて高い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 新日本製鐵の電算部が起源。技術力の高さには定評があり、AIやローカル5Gなどの先端技術活用でも業界をリード。親会社以外の売上比率も高く、自立した収益基盤を持ちますが、グループ連携は年々強化されています。

◎ リスク要因: IT人材不足による人件費高騰。親会社の鉄鋼事業の好不調による設備投資抑制の影響を受ける可能性。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2327

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2327.T


【住友商事系のIT中核】SCSK (9719)

◎ 事業内容: 住友商事系列のSIer大手。システム開発からITインフラ構築、BPOまでをワンストップで提供。働き方改革の先進企業としても有名。

 ・ 会社HP: https://www.scsk.jp/

◎ 注目理由: 住友商事の保有比率は50%強。親会社にとって非資源分野の稼ぎ頭であり、DX戦略の中核です。時価総額が大きいためTOBのハードルは高いものの、グループ内での重要度は増すばかり。配当性向が高く、待っている間のインカムゲインも魅力的な「守りの親子上場株」です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 住商情報システムとCSKが合併して誕生。最近では、自動車の車載ソフトウエア開発や金融機関の基幹システム刷新など、大型案件を相次ぎ受注。ネットワンシステムズへのTOBを行うなど、SCSK自身も買収主体として動いています。

◎ リスク要因: 大型プロジェクトの不採算化リスク。買収した企業のPMI(統合プロセス)が遅れるリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9719

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9719.T


【九州のシリコンアイランド銘柄】九電工 (1959)

◎ 事業内容: 九州電力グループの電気工事会社大手。九州全域の配電線工事に加え、屋内配線、空調管工事、再エネ発電事業などを展開。

 ・ 会社HP: https://www.kyudenko.co.jp/

◎ 注目理由:

九州電力が筆頭株主。TSMCの熊本進出により「シリコンアイランド」として沸く九州において、工場建設やインフラ整備で最大の恩恵を受ける企業の一つ。親会社の九州電力との連携強化や、グループ全体の利益取り込みのために再編の対象となる可能性があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 九州電力の配電工事からスタートし、現在は首都圏や海外へも進出。再エネ事業への投資も積極的で、太陽光や風力発電の施工・運営実績が豊富です。半導体工場関連の特需で業績は絶好調。

◎ リスク要因: 資材価格の高騰。九州エリアの特需が一巡した後の反動減。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1959

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1959.T


【関西電力グループの雄】きんでん (1944)

◎ 事業内容: 関西電力系の電気工事最大手。屋内配線工事で国内トップクラスの実績。財務体質が極めて優良なキャッシュリッチ企業。

 ・ 会社HP: https://www.kinden.co.jp/

◎ 注目理由: 関西電力が30%超を保有する重要関連会社。大阪・関西万博や都市再開発など関西圏のビッグプロジェクトが目白押し。豊富な手元資金を持つため、増配や自社株買いへの期待が高い一方、親会社による資本政策の見直し(完全子会社化や持分引き上げ)の思惑が常にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: インフラ工事の「横綱」として安定経営を継続。環境設備やデータセンター向け工事など、成長分野へのシフトを進めています。海外事業の拡大も模索中。

◎ リスク要因: 建設業界全体の人手不足。関西電力の原発稼働状況や電力政策の影響。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1944

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1944.T


【中部電力の工事部隊】トーエネック (1946)

◎ 事業内容: 中部電力グループの総合設備企業。配電線工事、屋内電気工事、空調管工事に加え、太陽光発電事業なども手がける。

 ・ 会社HP: https://www.toenec.co.jp/

◎ 注目理由: 中部電力が50%超を保有する親子上場。トヨタグループのお膝元である中部地方の設備投資需要を取り込んでいます。PBRが依然として1倍を割れる局面もあり、東証の要請に応える形での親会社によるTOBや、抜本的な株主還元策が期待されやすい銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 安定した電力インフラ工事を基盤に、リニア中央新幹線関連や再開発案件を受注。親会社との連携による再エネ設備の導入支援サービスが拡大中。

◎ リスク要因: 原材料費高騰の価格転嫁の遅れ。中部地区の製造業(特に自動車)の設備投資動向に左右される。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1946

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1946.T


【東北の復興と再エネの柱】ユアテック (1934)

◎ 事業内容: 東北電力グループの電気工事会社。東北6県と新潟を地盤に、配電工事、空調、情報通信工事などを行う。

 ・ 会社HP: https://www.yurtec.co.jp/

◎ 注目理由: 東北電力が40%強を保有。東北地方は風力発電などの再エネ適地が多く、送電網強化の需要が見込まれます。電力各社がグループ再編を進める中、ユアテックもグループ内での位置づけ再定義(完全子会社化など)の対象となり得ます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 震災復興需要が一巡した後も、老朽インフラの更新需要や再エネ関連工事で堅調。ベトナムなど海外での設備工事にも展開し、収益源の多角化を図っています。

◎ リスク要因: 東北エリアの人口減少による建設需要の先細り。電力システム改革による競争環境の変化。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/1934

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/1934.T


【高機能樹脂のグローバル企業】住友ベークライト (4203)

◎ 事業内容: 住友化学系列。半導体封止材で世界トップシェアを誇る高機能プラスチックメーカー。医療機器向け部材や産業用樹脂も展開。

 ・ 会社HP: https://www.sumibe.co.jp/

◎ 注目理由: 住友化学が筆頭株主。親会社の住友化学は業績変動が激しい一方、子会社のベークライトは半導体材料という「ドル箱」を持っています。親会社が財務立て直しのためにベークライトを完全子会社化してキャッシュフローを取り込むか、あるいは虎の子としてさらに高値で売却するか、戦略的価値が非常に高い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: プラスチックのパイオニア。近年はAI・データセンター需要で半導体封止材が急拡大。EV向けの部材開発も進めており、脱炭素・デジタル化の追い風を受けています。

◎ リスク要因: 半導体市況のシリコンサイクルによる在庫調整の影響。原材料である原油・ナフサ価格の変動。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4203

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4203.T


【トヨタの内装を一手に担う】トヨタ紡織 (3116)

◎ 事業内容: トヨタ自動車系列の内装部品メーカー。シート、ドアトリム、フィルター製品などを製造。トヨタグループ内での重要度は極めて高い。

 ・ 会社HP: https://www.toyota-boshoku.com/jp/

◎ 注目理由: トヨタ自動車が筆頭株主。トヨタグループは「デンソー」「アイシン」など持ち合い解消を進めていますが、完全子会社化によるグループ再編の動き(トヨタ車体のようなケース)も過去にありました。自動運転時代、車内空間(シート)の重要性は増しており、トヨタ本体との一体開発強化のために資本関係が整理される可能性があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: トヨタの創業のルーツである豊田紡織が源流。グローバル展開が進んでおり、北米・中国市場での収益が大きい。航空機シートや高級車向けの快適空間システム開発に注力。

◎ リスク要因: 中国市場での日系車販売苦戦の影響。電動化に伴う部品点数削減(フィルター類)への対応。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3116

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3116.T


【キヤノンの宇宙・精密部隊】キヤノン電子 (7739)

◎ 事業内容: キヤノンの子会社。カメラ用シャッターやドキュメントスキャナー等の事務機部品が主力だが、近年は人工衛星や宇宙関連事業で注目を集める。

 ・ 会社HP: https://www.canon-elec.co.jp/

◎ 注目理由: キヤノンが50%超を保有。親会社キヤノンは医療や監視カメラなど新規事業への転換を進めています。キヤノン電子が手掛ける「宇宙事業」はグループの次の柱候補。意思決定の迅速化や技術流出防止の観点から、完全子会社化による取り込みシナリオが想定されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 精密加工技術を武器に高収益を維持。超小型人工衛星の打ち上げ実績もあり、宇宙関連銘柄としての地位を確立しつつあります。独自経営色が強いものの、資本関係は強固。

◎ リスク要因: ペーパーレス化によるスキャナー需要の減少。宇宙事業の収益化までに時間がかかるリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7739

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7739.T


【みずほ・リコーの提携象徴】リコーリース (8566)

◎ 事業内容: 事務機大手リコーとみずほリースの持分法適用会社。中小企業向けのリース・金融サービス、集金代行サービスに強み。

 ・ 会社HP: https://www.r-lease.co.jp/

◎ 注目理由: リコーとみずほリースが大株主という変則的な親子上場・兄弟上場的な立ち位置。再編の噂が絶えません。リコーがハードウェア売り切りからサービス業へ転換する中で、金融機能を持つ同社の扱いは重要。配当利回りが高く、連続増配企業としても有名で、株価の下値硬直性が強いのも魅力。

◎ 企業沿革・最近の動向: リコー製品のベンダーリースからスタートし、現在は太陽光発電投資や不動産リースへ展開。集金代行事業が安定的なキャッシュカウとなっています。

◎ リスク要因: 金利上昇による調達コスト増。中小企業の倒産増加による与信コストの上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/8566

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8566.T


【みずほ・伊藤忠の金融戦略】東京センチュリー (8439)

◎ 事業内容: みずほフィナンシャルグループと伊藤忠商事が大株主の総合リース会社。航空機リース、レンタカー(ニッポンレンタカー)、データセンターなどに強み。

 ・ 会社HP: https://www.tokyocentury.co.jp/

◎ 注目理由: 伊藤忠商事との結びつきが非常に強く、実質的な「商社系金融」の性格を持ちます。伊藤忠がファミリーマートなどを非上場化した流れから、金融戦略の中核として東京センチュリーへの関与をさらに強める(あるいは完全グループ化する)可能性はゼロではありません。

◎ 企業沿革・最近の動向: センチュリー・リーシングと東京リースが合併。海外展開に積極的で、航空機リースでは世界有数の規模。NTTとの協業でデータセンター事業やオートリース事業を拡大中。

◎ リスク要因: 地政学リスクによる航空機リースの減損。金利上昇局面での利ざや縮小。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/8439

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8439.T


【イオンの施設管理を一手に】イオンディライト (9787)

◎ 事業内容: イオングループのファシリティマネジメント(施設管理)会社。商業施設の清掃、警備、設備管理、内装工事などを総合受託。中国・ASEANにも展開。

 ・ 会社HP: https://www.aeondelight.co.jp/

◎ 注目理由: イオンが50%超を保有。イオングループは「ウエルシア」などの再編を進めており、グループ内の重複機能の整理に積極的です。施設の維持管理はグループ運営の要であり、完全子会社化することでコストコントロールを徹底する動機があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: マイカル系列のジャパンメンテナンスとイオン系列が合併。イオングループ以外の施設管理(病院やオフィスビル)も拡大中。省エネ改修などの環境ビジネスが伸びています。

◎ リスク要因: 人手不足による清掃・警備スタッフの労務費高騰。イオングループの出店ペース鈍化の影響。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9787

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9787.T


【北の大地のイオン】イオン北海道 (7512)

◎ 事業内容: 北海道エリアで「イオン」「マックスバリュ」「まいばすけっと」などを展開する地域最大級の流通企業。

 ・ 会社HP: https://www.aeon-hokkaido.jp/

◎ 注目理由: イオンが80%近くを保有する圧倒的な親子上場。浮動株が極めて少なく、上場維持基準のクリアが常に課題となる銘柄。このまま上場を維持するよりも、完全子会社化して北海道エリアの経営を親会社直轄にする方が合理的との見方が根強くあります。株主優待が人気ですが、それゆえにTOB時のプレミアム期待も高い。

◎ 企業沿革・最近の動向: ポスフール(旧マイカル北海道)が前身。イオングループ入り後、北海道内のダイエー店舗などを統合しシェアを拡大。ネットスーパーや物流網の整備に注力。

◎ リスク要因: 北海道の人口減少と過疎化。物流コストの上昇。冬場の光熱費負担増。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7512

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7512.T


【LINEヤフーのEC事業の要】アスクル (2678)

◎ 事業内容: 事務用品通販「ASKUL」と個人向け通販「LOHACO」を展開。LINEヤフーが筆頭株主。物流システムに強みを持つ。

 ・ 会社HP: https://www.askul.co.jp/

◎ 注目理由: LINEヤフーが約45%を保有。かつて経営権を巡る対立もありましたが、現在は協調体制。LINEヤフーグループは再編の真っ只中にあり、EC事業の強化においてアスクルの物流網は必須資産。バリューコマースなど他の子会社の動きを見るに、アスクルも支配関係の強化(完全子会社化)か、あるいは独立性を高めるための売却か、大きな動きが予想されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: プラスの社内ベンチャーから独立。Amazonなどの外資に対抗するため、ヤフー(現LINEヤフー)と提携。物流火災を乗り越え、高度な自動化倉庫を構築。

◎ リスク要因: 配送コストの増加。Amazonやモノタロウとの競争激化。LINEヤフーの経営方針変更リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2678

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2678.T


【GMOの金融プラットフォーム】GMOペイメントゲートウェイ (3769)

◎ 事業内容: GMOインターネットグループの決済代行最大手。ECサイト、NHK受信料、公金払いなど幅広い決済インフラを提供。

 ・ 会社HP: https://www.gmo-pg.com/

◎ 注目理由: GMOインターネットが親会社。時価総額が非常に大きく「親孝行な子会社」の代表格。親会社よりも時価総額が大きくなる「逆転現象」が起きるほどの成長株ですが、グループ全体の金融戦略の中核であることに変わりはありません。親子上場の弊害議論の中で、将来的には資本構成の見直し(海外展開加速のための再編など)があり得ます。

◎ 企業沿革・最近の動向: EC黎明期から決済サービスを提供。現在は対面決済や後払いサービス(BNPL)、融資サービスなどFinTech領域へ多角化。毎年25%以上の営業増益を目標に掲げる高成長企業。

◎ リスク要因: キャッシュレス決済手数料の引き下げ圧力。システム障害リスク。高PERであり成長鈍化時の株価下落リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3769

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3769.T


【みずほ系の高配当リース】芙蓉総合リース (8424)

◎ 事業内容: みずほフィナンシャルグループ系の総合リース会社。不動産リース、航空機、BPOサービスなどに強み。事務処理代行大手のアクサスを傘下に持つ。

 ・ 会社HP: https://www.fgl.co.jp/

◎ 注目理由: みずほ系リースの再編候補。興銀リース(現みずほリース)との統合や、ヒューリックとの連携など、株主構成が複雑ですが、それゆえに整理される際のインパクトは大きい。PBR1倍割れが定着しており、株主還元強化やMBO(経営陣による買収)などの抜本策が求められるフェーズです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 芙蓉グループ(旧富士銀行系)のリース会社。再エネや物流施設への投資を加速。M&AによりBPO事業を拡大させ、単なるモノ貸しからの脱却を図っています。

◎ リスク要因: 金利上昇による調達コスト増。保有する不動産価格の下落リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/8424

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8424.T


【三菱倉庫・物流の雄】三菱倉庫 (9301)

◎ 事業内容: 三菱グループの倉庫大手。倉庫・港湾運送に加え、丸の内・日本橋エリアなどに優良ビルを多数保有する不動産賃貸業が大きな収益源。

 ・ 会社HP: https://www.mitsubishi-logistics.co.jp/

◎ 注目理由: 厳密には「親会社」がいるわけではありませんが、三菱グループの株式持ち合いが強く、実質的な系列企業。PBR1倍割れ対策として、またグループ内の物流機能統合(三菱商事などとの連携強化)の文脈で、アクティビストや再編のターゲットになりやすい構造です。保有不動産の含み益が莫大で、実質的な企業価値は株価を大きく上回ります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1887年創業の名門。医薬品物流に強みを持ち、災害に強い倉庫網を構築。データセンター事業にも参入。株主還元方針を強化し、自社株買いを積極的に行っています。

◎ リスク要因: 海運・航空貨物の市況悪化。オフィスビル空室率の上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9301

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9301.T


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