【歴史的賃上げの波に乗れ】可処分所得の増加で業績確変が濃厚な「内需・消費セクター」厳選20銘柄リスト

日本の株式市場において、長らく続いたデフレマインドからの完全な脱却がいよいよ鮮明になってきました。その最大の原動力となっているのが、歴史的な水準で推移している「春季労使交渉(春闘)」における力強い賃上げの波です。大手企業を中心に基本給のベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた賃上げ率が過去最高水準を記録し、その流れは中堅・中小企業や非正規雇用者へと徐々に波及しつつあります。実質賃金のプラス転換が視野に入る中、私たちの手取り額、すなわち「可処分所得」の増加はもはや疑いようのないトレンドとなりつつあります。

可処分所得が増加した際、消費者は真っ先にどのような行動をとるでしょうか。それは、これまで物価高で我慢していた「プチ贅沢」や、日々の生活の質を劇的に向上させるための「モノ・コト消費」への支出拡大です。週末の家族での外食を少し豪華なものにする、ワンランク上のブランドで洋服を新調する、近場のリゾートホテルでリフレッシュする、あるいはエンターテインメント施設で思い切り遊ぶといった消費行動が、日本全国で同時多発的に巻き起こることが予想されます。

こうしたマクロ経済の劇的な変化において最大の恩恵を受けるのが、これまで原材料高や円安によるコストプッシュ型インフレに苦しめられてきた「内需・消費セクター」の企業群です。優れた商品力や独自のサービス展開力を持つ企業は、賃上げによる消費者の「値上げ許容度」の向上を背景に、強気な価格設定(プライシングパワー)を発揮できるようになります。客数を落とさずに客単価をスルスルと引き上げることができれば、それはダイレクトに企業の利益率向上、すなわち「業績確変」へと直結するのです。

本記事では、この歴史的賃上げの波を余すことなく享受し、今後の決算発表で市場の期待を超えるサプライズをもたらす可能性を秘めた内需・消費セクターの厳選20銘柄をピックアップしました。誰もが知る超大型株ではなく、中小型株から独自性を持つ大型株まで、今回のテーマに完全にフィットした銘柄のビジネスモデルを深掘りしています。

【投資に関する免責事項】 本記事で紹介している銘柄および投資情報は、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には、株価の変動リスク、発行企業の信用リスク、為替変動リスクなど、様々なリスクが伴います。マクロ経済の動向や企業の業績は常に変化しており、過去のデータや現在の予測が将来の成果を保証するものではありません。実際の投資判断にあたっては、読者様ご自身の責任と判断において行っていただきますようお願い申し上げます。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。必ず最新のIR情報や市場動向をご自身で確認した上で、慎重な資産運用をお願いいたします。


目次

【家族の財布の紐を解く郊外型外食の雄】株式会社物語コーポレーション (3936)

◎ 事業内容: 「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」などを直営およびフランチャイズで全国展開する外食チェーン。郊外のロードサイドを中心に、ファミリー層をターゲットにした店舗づくりに強みを持つ。

・ 会社HP:

◎ 注目理由: 賃上げによる可処分所得の増加は、真っ先に「家族での外食」という形での消費拡大に繋がります。同社が展開する「焼肉きんぐ」はテーブルオーダー式の食べ放題という形式をとっており、定額で気兼ねなく美味しいお肉を楽しめることから、プチ贅沢を求めるファミリー層のニーズを完璧に捉えています。消費者の財布に余裕ができることで、より上位の食べ放題コースへの移行(客単価の向上)や、来店頻度の増加が期待できます。また、同社は「焼肉ポリス」と呼ばれる独自の接客指導や徹底した店舗オペレーションにより、単なる食事以上のエンターテインメント体験を提供しており、これが高いリピート率を生んでいます。巧みなメニュー改定によって原材料高を吸収しつつ利益率を向上させるプライシングパワーも兼ね備えており、内需拡大の恩恵を最もストレートに受ける銘柄の一つです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1949年に愛知県豊橋市でおでん屋として創業。その後、時代に合わせて業態を柔軟に変化させ、現在は焼肉とラーメンを主力に急成長を遂げています。近年は国内の出店ペースを維持しつつ、中国や東南アジアなど海外展開も積極的に推進しており、次なる成長フェーズへと突入しています。

◎ リスク要因: 輸入牛肉価格の急激な高騰や、想定を超える急激な円安の進行は、一時的に原価率を押し下げ、利益を圧迫するリスクがあります。

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【インバウンドと内需のハイブリッド小売り】株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (7532)

◎ 事業内容: 総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」や総合スーパー「アピタ」「ピアゴ」を展開。独自の仕入れルートとアミューズメント性あふれる店舗空間の提供を強みとする小売りの巨人。

・ 会社HP:

https://ppih.co.jp/

◎ 注目理由: ディスカウントストアと聞くと「節約志向」の恩恵を受けると思われがちですが、同社の真髄はプライベートブランド(PB)「情熱価格」を通じた「価値ある消費」の提供にあります。賃上げによって懐が温まった若年層や単身世帯は、エンタメ性を求めて同社店舗へ足を運び、日用品だけでなく家電やブランド品、コスメなどの高単価商品をついで買いする傾向が強まります。また、同社の店舗スタッフはパート・アルバイトが多く、社会全体の賃上げの恩恵を直接受ける層でもあります。この層の購買力向上がそのまま自社店舗の売上増加に還流するエコシステムを持っています。さらに、圧倒的なインバウンド需要の取り込みにも成功しており、内需の底上げと訪日外国人消費のダブルエンジンで、業績のさらなる上値追いが濃厚な優良企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1980年に雑貨販売として創業し、1989年にドン・キホーテ1号店を開業。ユニーの買収によりGMS事業にも進出し、生鮮食品の取り扱いを強化しました。近年はアジアや北米での店舗展開も加速しており、グローバル小売業としての地位を確立しつつあります。

◎ リスク要因: 海外店舗の展開スピードの鈍化や、訪日外国人観光客の消費トレンドが突然変化した場合、成長シナリオに狂いが生じる可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):

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【お出かけ需要を捉えるマルチブランドアパレル】株式会社アダストリア (2685)

◎ 事業内容: 「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、多様な顧客層に向けた30以上のカジュアルファッションブランドを国内外で展開するSPA(製造小売業)企業。

・ 会社HP: https://www.adastria.co.jp/

◎ 注目理由: アパレル産業は、消費者の可処分所得の増減に極めて敏感に反応するセクターです。賃上げによって生活にゆとりが生まれれば、外出機会の増加に伴い「新しい服を買おう」というマインドが醸成されます。同社はターゲット層やテイストの異なる多数のブランドを保有しており、ショッピングモールを中心に強固な出店網を持っています。特に主力ブランドの「グローバルワーク」などは、30代から40代の中間層の男女から絶大な支持を得ており、賃上げの恩恵を最も受けやすいボリュームゾーンに合致しています。また、自社ECサイト「.st(ドットエスティ)」の会員数は非常に多く、店舗とECを融合したオムニチャネル戦略が奏功し、高い利益率を確保できる体質へと変貌を遂げている点も見逃せません。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1953年に茨城県水戸市で紳士服店として創業。その後、SPAモデルへ転換し、ターゲットを細分化したマルチブランド戦略で成長しました。近年は飲食や生活雑貨事業への参入、台湾などアジア圏での積極的な出店を進めており、ライフスタイル全般を提案する企業へと進化しています。

◎ リスク要因: 暖冬や冷夏など、季節の変わり目における異常気象が長引いた場合、季節モノの衣料品の販売が大きく落ち込む天候リスクがあります。

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【プチ贅沢旅行の決定版を提供するホテル運営】株式会社共立メンテナンス (9616)

◎ 事業内容: 学生寮・社員寮の運営からスタートし、現在はビジネスホテル「ドーミーイン」やリゾートホテル「共立リゾート」の運営を主力とする。サウナやご当地朝食など独自のサービスに定評がある。

・ 会社HP: https://www.kyoritsugroup.co.jp/

◎ 注目理由: 収入が増えれば、人々は「質の高い休息」や「思い出作り」にお金を使います。同社が展開する「ドーミーイン」は、単なる宿泊施設にとどまらず、天然温泉や充実したサウナ、そして名物の「夜鳴きそば」や豪華なご当地朝食バイキングといった圧倒的な付加価値を提供しています。これにより、ビジネス客だけでなく、週末のプチリフレッシュを目的とした国内のレジャー客からの需要を強力に取り込んでいます。可処分所得の増加は、こうした「少し高くても満足度の高い体験」への支出を後押しします。実際に、同社は強気な価格設定(ADR=客室平均単価の引き上げ)を行っても高稼働率を維持できており、国内旅行需要のアップグレードというテーマにおいて最強クラスの恩恵を受ける企業と言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1979年に受託給食事業と社員寮管理で創業。培った「食と住」のノウハウを活かして1993年に「ドーミーイン」1号店を開業しました。近年はインバウンドの個人旅行客(FIT)からの人気も爆発しており、国内の新規出店だけでなく海外展開も視野に入れた成長戦略を描いています。

◎ リスク要因: 宿泊業界全体が抱える慢性的な人手不足により、清掃やフロントスタッフの確保が困難となり、客室の稼働制限を余儀なくされるリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9616

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【家族のお出かけ消費を独占する室内遊園地】株式会社イオンファンタジー (4343)

◎ 事業内容: イオングループのショッピングセンター内を中心に、ファミリー向けアミューズメント施設「モーリーファンタジー」や室内プレイグラウンドを展開。アジア各国への海外展開も積極的。

・ 会社HP: https://www.fantasy.co.jp/

◎ 注目理由: 賃上げによる家計の好転は、子供の娯楽費や家族のレジャー費用の増加に直結します。同社の店舗はショッピングモール内に併設されているため、週末の買い物ついでに立ち寄るという極めて強力な導線を持っています。クレーンゲームのプレイ回数が増えたり、メダルゲームにかける予算が増加したりと、数百円から数千円単位の細かな消費の積み重ねが同社の売上を大きく押し上げます。特に、天候に左右されない屋内型アミューズメント施設は、猛暑や悪天候時におけるレジャーの受け皿として確固たる地位を築いています。プライズ(景品)の魅力を高めることで客単価の引き上げにも成功しており、親の可処分所得増加が子どもの笑顔と自社の利益に直結する、非常にわかりやすい好業績シナリオを持った銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1997年にイオンの遊戯施設事業を分社化して設立。国内での圧倒的なシェアを基盤に、中国や東南アジアのショッピングモールへの出店を急速に拡大しています。近年はカプセルトイ専門店など、スペースを有効活用した高利益率な新業態の開発にも注力しています。

◎ リスク要因: 少子化の急激な進行による国内ターゲット層の縮小や、海外展開における地政学的なカントリーリスクが中長期的な懸念材料となります。

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【「美」への自己投資を支える都市型ドラッグストア】株式会社マツキヨココカラ&カンパニー (3088)

◎ 事業内容: 「マツモトキヨシ」と「ココカラファイン」を中核とするドラッグストア大手。都市部や駅前に強みを持ち、化粧品や医薬品など高粗利なヘルス&ビューティーケア(H&BC)商品に注力している。

・ 会社HP: https://www.matsukiyococokara.com/

◎ 注目理由: 賃上げにより生活に余裕ができると、女性を中心に「美容や健康」への支出意欲が大幅に高まります。同社は他の郊外型ドラッグストア(食品で集客し日用品で稼ぐモデル)とは一線を画し、都市部の好立地で高単価な化粧品や独自開発のプライベートブランド(PB)商品を販売するビジネスモデルを確立しています。お出かけ機会の増加に伴い、メイクアップ化粧品や高機能スキンケア製品の売上が飛躍的に伸びており、これらは利益率が非常に高いため、売上の増加がそのまま大幅な増益に直結します。また、都市部中心の店舗網はインバウンドの免税売上を取り込む上でも最強の布陣となっており、国内消費者の美への投資拡大と訪日客需要の両輪で、強固な収益基盤を誇っています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2021年10月にマツモトキヨシホールディングスとココカラファインが経営統合して誕生。購買データの統合により、精緻な顧客マーケティングやPB商品の共同開発を加速させています。近年はアジア圏への海外出店にも力を入れており、日本の高品質なコスメを世界に発信しています。

◎ リスク要因: 競合他社(ディスカウントストアや他のドラッグストア)との都市部での苛烈な出店競争による利益率の低下や、インバウンド需要の突然の失速リスクがあります。

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【リユース市場を牽引するブランド品買い取りのガリバー】株式会社コメ兵ホールディングス (2780)

◎ 事業内容: ブランドバッグ、時計、ジュエリー、アパレルなどのリユース品(中古品)の買取および販売を行う「KOMEHYO」を全国展開。圧倒的な真贋判定のノウハウとAIを活用した値付けに強みを持つ。

・ 会社HP: https://komehyohd.com/

◎ 注目理由: 「賃上げでなぜ中古品?」と疑問に思うかもしれませんが、現代の消費者は「価値あるものを賢く手に入れる」ことを好みます。可処分所得が増加すると、憧れの高級時計やハイブランドのバッグに対する購買意欲が高まりますが、新品は価格が高騰し続けているため、状態の良い高品質なリユース品への需要が爆発的に増加しています。同社は単なるリサイクルショップではなく、高級感のある店舗で富裕層や中間層の「手の届く贅沢」をサポートしています。また、消費者の手元にある不要なブランド品を買い取る際も、相場の上昇により高額査定が出やすくなっており、それがさらなる消費への資金源となるという好循環を生み出しています。インバウンド客からの引き合いも極めて強く、高単価商品の好調な回転が業績を力強く牽引しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1947年に愛知県名古屋市で古着屋として創業。その後、時計や宝石、ブランド品へと取扱商材を拡大し、リユース業界のリーディングカンパニーへと成長しました。最近ではAIを活用した真贋判定や査定システムの導入を進め、属人的な業務の効率化と買取精度の向上を図っています。

◎ リスク要因: 高級時計(ロレックスなど)やブランドバッグの中古市場相場が急激に下落した場合、保有している在庫の価値が目減りし、利益を圧迫するリスクがあります。

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【九州経済の熱狂と食の流通を支配する卸売】ヤマエグループホールディングス株式会社 (7130)

◎ 事業内容: 九州を地盤に、食品、酒類、住宅資材などを取り扱う独立系総合卸売企業。M&Aを積極的に活用し、全国規模への事業拡大や中食・外食産業への進出を図っている。

・ 会社HP: https://www.yamaegrouphd.co.jp/

◎ 注目理由: 今回のテーマにおける「隠れた大本命」とも言えるのが同社です。現在、九州地方は半導体受託製造の世界最大手TSMCの熊本進出を皮切りに、未曾有の経済ブームと強烈な賃上げの波が押し寄せています。九州全域で雇用が創出され、可処分所得が跳ね上がっている中で、同社はその胃袋を満たす「食の流通」を根底から支えています。スーパーやコンビニ、外食チェーンへの食品卸売が主軸であるため、地域の消費が活発になればなるほど、同社を通過する物流の量と金額が増大します。さらに、積極的なM&Aによってピザ宅配チェーンなどの外食事業や製造機能も取り込んでおり、単なる卸売業から「食の総合プロデュース企業」へと変貌を遂げています。地域経済の爆発的な成長をダイレクトに業績に取り込める、非常に魅力的なポジションにいます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1950年にヤマエ久野として設立。九州エリアでの圧倒的なシェアを基盤に、長年にわたり安定した経営を続けてきました。2021年にホールディングス化し、以降は関東や関西の企業も積極的にM&Aでグループに迎え入れ、全国的なサプライチェーンの構築を急ピッチで進めています。

◎ リスク要因: 積極的なM&Aに伴うのれん代の償却負担の増加や、買収した企業の業績が計画を下回った場合の減損リスクが存在します。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7130

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【体験型うどんで世界を攻める外食の雄】株式会社トリドールホールディングス (3397)

◎ 事業内容: セルフ形式のうどんチェーン「丸亀製麺」を主力とする外食企業。店内製麺による「できたて」の価値提供にこだわり、ハワイやアジアなど海外展開も大成功を収めている。

・ 会社HP: https://www.toridoll.com/

◎ 注目理由: 賃上げによる消費意欲の向上は、手軽でありながら確かな満足感を得られる「丸亀製麺」にとって強力な追い風となります。同社は全店舗で粉からうどんを打つという非効率なオペレーションをあえて採用することで、「手作り・できたて」という圧倒的な体験価値を生み出しています。可処分所得が増えた消費者は、ベースとなるうどんに加えて、天ぷらなどのトッピング(サイドメニュー)を1品、2品と追加するようになり、これが客単価と利益率を劇的に押し上げます。また、同社は原材料高に対しても巧みなメニュー改定と期間限定のキャンペーン商品で対応し、顧客離れを起こすことなく価格転嫁に成功しています。国内の盤石なキャッシュカウ事業と、急成長する海外事業の二刀流で、外食セクターの中でも群を抜く成長性を見せています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1990年に焼き鳥店「トリドール三番館」として創業し、2000年に「丸亀製麺」1号店を出店して大ブレイク。現在はM&Aを通じてラーメンやカフェなど複数業態を展開し、世界中に数千店舗を構えるグローバル・フードカンパニーへと飛躍的な成長を続けています。

◎ リスク要因: 小麦粉や食用油などの主要原材料の価格高騰が長期化した場合、価格転嫁が追いつかず利益率が一時的に低下する懸念があります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3397

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3397.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.toridoll.com/ir/


【世界中から愛されるIPビジネスの巨人】株式会社サンリオ (8136)

◎ 事業内容: ハローキティ、マイメロディ、シナモロールなど、世界的な知名度を誇るキャラクター(IP)の企画・販売、ライセンス展開、およびテーマパーク事業を運営するエンターテインメント企業。

・ 会社HP: https://www.sanrio.co.jp/

◎ 注目理由: 賃上げによる消費者の財布のゆとりは、生活必需品ではない「推し活」や「キャラクターグッズ」といった心の豊かさを満たす消費へと力強く向かいます。サンリオは国内に熱狂的なファン層を抱えており、テーマパーク(サンリオピューロランド等)への来場者増や、高単価な限定グッズの飛ぶような売れ行きが業績を強烈に牽引しています。さらに特筆すべきは、同社のビジネスモデルが自社で商品を製造・販売するだけでなく、他社にキャラクターを使用させる「ライセンス事業」へと大きくシフトしている点です。これにより、高い利益率を確保しながら国内外でIPの価値を最大化することに成功しています。賃上げによる国内のエンタメ消費拡大と、グローバルでのライセンス収入の二層構造で、まさに業績が確変状態にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1960年に山梨シルクセンターとして創業し、1973年にサンリオへ社名変更。ハローキティの大ヒットで世界的なキャラクター企業となりました。近年は経営陣の若返りに伴い、デジタルマーケティングの強化や海外ライセンス事業の再構築を行い、V字回復から過去最高益の更新へと劇的な復活を遂げています。

◎ リスク要因: キャラクターの人気の移り変わりや、海外(特に北米や中国)における消費の冷え込みがライセンス収入を減少させるリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/8136

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8136.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.sanrio.co.jp/corporate/ir/


【ボウリングとクレーンゲームで独り勝ち】株式会社ラウンドワン (4680)

◎ 事業内容: ボウリング、アミューズメント(クレーンゲーム等)、カラオケ、スポッチャなどの複合レジャー施設を国内外で展開。米国市場での多店舗展開も急速に進めている。

・ 会社HP: https://www.round1.co.jp/

◎ 注目理由: 友人や家族とのレジャー需要は、可処分所得の増加とともに急激に活発化します。ラウンドワンは国内の複合レジャー施設として競合不在の圧倒的なポジションを築いています。特に近年、業績の巨大な牽引役となっているのが「クレーンゲーム」を主力とするアミューズメント部門です。給料が上がり懐が温まった若年層やファミリー層は、人気のキャラクター景品を獲得するために、数百円単位の出費を躊躇なく行います。このアミューズメント部門は利益率が非常に高く、来店客数の増加がそのまま莫大なキャッシュフローを生み出します。また、スポッチャなどの体験型エンターテインメントは値上げに対する抵抗感が少なく、プライシングパワーを発揮しやすい点も強みです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1980年に大阪府でローラースケート場として創業し、その後ボウリングを中心とした複合レジャー施設へと転換しました。国内市場が成熟する中、近年は米国市場への進出を大成功させており、米国でのアミューズメント需要を根こそぎ取り込む勢いで出店を加速させています。

◎ リスク要因: 施設の老朽化に伴う大規模な修繕費用の発生や、米国経済が深刻なリセッション(景気後退)に陥った場合の海外事業の失速リスクがあります。

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【引越しと生活アップデートを支える総合リユース】株式会社トレジャー・ファクトリー (3093)

◎ 事業内容: 家具、家電、洋服、アウトドア用品など、幅広いジャンルの商品を買い取り・販売する総合リユースショップを展開。単身赴任や引っ越し時の買取サービスにも強みを持つ。

・ 会社HP: https://www.treasure-f.com/

◎ 注目理由: 賃上げやベースアップが活発な企業では、それに伴う人事異動や若者の独立(引っ越し)などのライフイベントも増加します。同社は家具や家電などの大型リユース品の取り扱いに強みを持ち、引っ越しと買取をセットにした独自のサービスを展開しているため、生活環境が変わる際の需要をまるごと取り込むことができます。また、実質賃金が上向き始めるとはいえ、物価高への防衛策として「賢い消費」を選択する層は依然として多く、新品ではなく高品質な中古品で生活をアップデートしようとする動きは活発です。買い取った商品を店舗や自社ECで効率よく販売するシステムが確立されており、在庫の回転率が非常に高いのが特徴です。消費者の生活防衛と生活向上の両方のニーズを満たす、盤石なビジネスモデルを構築しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1995年に東京都足立区で創業。データを活用した独自POSシステムによる適正価格での買取・販売を武器に関東圏で成長しました。近年は関西や地方都市への出店を強化するとともに、タイや台湾など海外でのリユース事業展開にも挑戦しています。

◎ リスク要因: メルカリなどのCtoC(個人間取引)フリマアプリのさらなる台頭により、良質な中古品の仕入れ(買取)が困難になる競争リスクが存在します。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3093

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◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.treasure-f.com/ir/


【ハレの日の消費を総取りするブライダル企業】株式会社ノバレーゼ (2128)

◎ 事業内容: ゲストハウス型結婚式場の運営を中心に、ドレスのレンタル・販売、レストランの運営を行うブライダル企業。歴史的建造物をリノベーションした上質な式場に特色がある。

・ 会社HP: https://www.novarese.co.jp/

◎ 注目理由: 結婚式は人生における最大の「ハレの日」の消費です。若年層の賃上げが実現し、将来への経済的な不安が少しでも和らげば、これまで資金面を理由に結婚式を諦めたり、規模を縮小したりしていた層が、式を挙げる決断を下しやすくなります。同社は完全貸し切りのゲストハウスウェディングを得意としており、顧客のこだわりに徹底的に寄り添うため、一人当たりの単価(組単価)が高いという特徴があります。可処分所得の増加は、料理のランクアップ、ドレスの追加、装花の豪華化など、オプションの追加注文(アップセル)に直結し、これが同社の利益率を大きく跳ね上げます。少子化という逆風はありますが、一件あたりの単価上昇によって十分に成長を描ける、賃上げ恩恵のダークホース的銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2000年に名古屋市で設立。デザイン性の高いドレスと独自性のある結婚式場で支持を集めました。一度はMBOにより上場廃止となりましたが、経営体制を刷新し収益性を高めた上で2023年に再上場を果たしました。現在は都市部だけでなく地方都市でのM&Aを通じた式場網の拡大を進めています。

◎ リスク要因: 晩婚化・非婚化の急激な進行による挙式件数そのものの減少や、結婚式に対する価値観の多様化(なし婚など)が業績の頭打ちを招くリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2128

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◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.novarese.co.jp/ir/


【小売とフィンテックの融合で若者の消費を支援】株式会社丸井グループ (8252)

◎ 事業内容: 商業施設「マルイ」「モディ」の運営(小売事業)と、クレジットカード「エポスカード」の展開(フィンテック事業)を両輪とする独自のビジネスモデルを展開。

・ 会社HP: https://www.0101maruigroup.co.jp/

◎ 注目理由: 同社は単なる百貨店ではなく、若年層を中心とした消費者の「好き」を応援する企業へと劇的な変貌を遂げています。賃上げによって若年層の懐が温まれば、彼らはアニメ、推し活、ファッションといった自身の趣味に積極的にお金を使います。丸井の店舗は、モノを売る場所から「体験を提供する場所(アニメのポップアップストアなど)」へと進化しており、そこで発生した消費を自社の「エポスカード」で決済させるという完璧な導線を築いています。エポスカードは若年層のメインカードとして利用される割合が高く、可処分所得の増加はそのままカード決済取扱高の増大、すなわちフィンテック事業の莫大な手数料収入へと直結します。小売の殻を被った高収益金融企業として、強烈な業績アップサイドを秘めています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1931年に家具の月賦販売からスタート。その後、若者向けのファッションビルとして一時代を築きました。近年はアパレルの自社販売から撤退し、テナントから定期的な家賃収入を得る不動産モデルへ転換するとともに、利益の大部分をエポスカードの金融事業で稼ぎ出すハイブリッド企業へと進化しています。

◎ リスク要因: クレジットカード業界全体におけるポイント還元競争の激化や、深刻な景気後退によるカード利用者の貸倒れ(デフォルト)増加が収益を圧迫するリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/8252

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8252.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/


【圧倒的な価格支配力を持つ食卓の覇者】山崎製パン株式会社 (2212)

◎ 事業内容: 国内最大手の製パン企業。「ロイヤルブレッド」「ランチパック」などの圧倒的なブランド力を持ち、和洋菓子やコンビニ(デイリーヤマザキ)の展開も行う食品インフラ企業。

・ 会社HP: https://www.yamazakipan.co.jp/

◎ 注目理由: 「賃上げでパンが売れるの?」と思うかもしれませんが、同社が享受するのは「圧倒的なプライシングパワー(価格決定力)」の恩恵です。これまで小麦粉や物流費の高騰に苦しめられてきましたが、世の中の賃上げムードと消費者の「値上げ許容度」の高まりを背景に、主力製品の価格改定(値上げ)をスムーズに浸透させることに成功しました。消費者は給料が上がっているため、生活必需品である美味しいパンが数十円値上がりしても買い渋ることはありません。さらに、生活にゆとりができることで、少し価格の高い高付加価値なパンやスイーツ(菓子パン、洋菓子など)へのシフトが起こります。強力な流通網とブランド力に値上げ効果が乗算されることで、利益水準が一段上のステージへと駆け上がっています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1948年に千葉県市川市で創業。戦後の食糧難の時代から日本の食卓を支え続け、現在では国内パン市場で他を寄せ付けない圧倒的なシェアを誇ります。自社で物流網を持ち、災害時の緊急食糧支援など、社会インフラとしての側面も非常に強い企業です。

◎ リスク要因: 小麦や油脂などの国際的な穀物相場の異常な高騰や、トラックドライバー不足による物流コストの急激な上昇が利益率を圧迫するリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2212

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2212.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.yamazakipan.co.jp/company/ir/


【インバウンドと国内レジャーの交差点】藤田観光株式会社 (9722)

◎ 事業内容: 「ホテル椿山荘東京」「ワシントンホテル」「箱根小涌園」などを運営する老舗の観光・ホテル企業。ラグジュアリーからビジネス、リゾートまで幅広いポートフォリオを持つ。

・ 会社HP: https://www.fujita-kanko.co.jp/

◎ 注目理由: 賃上げに伴う旅行・レジャー消費の活発化を、多様な価格帯の施設で取り込めるのが同社の強みです。可処分所得が増えた層は、週末に家族で「箱根小涌園ユネッサン」などの温泉リゾートへ出かけたり、特別な記念日に「ホテル椿山荘東京」で高級なディナーを楽しんだりします。こうした国内の旺盛なレジャー需要の回復に加えて、円安を背景としたインバウンド(訪日外国人)の宿泊需要がワシントンホテルなどのビジネス業態の客室単価(ADR)を劇的に押し上げています。過去の構造改革によって不採算部門の整理やコスト削減を徹底したことで、売上の増加がそのまま利益の急回復に直結する筋肉質な経営体質へと生まれ変わっており、業績のV字回復シナリオが明確な銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1955年にDOWAホールディングス(旧藤田組)の観光部門として独立。日本のホスピタリティ産業のパイオニアとして歴史ある施設を多数保有しています。コロナ禍では甚大な打撃を受けましたが、資産の入れ替えや旗艦施設の改装(箱根小涌園の再開発など)を行い、見事に復活を遂げました。

◎ リスク要因: 新たなパンデミックや大規模な自然災害の発生などにより、人々の移動や旅行そのものが大きく制限される事態となった場合の業績への悪影響は甚大です。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9722

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9722.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.fujita-kanko.co.jp/ir/


【アミューズメント景品で快進撃を続ける】株式会社エスケイジャパン (7608)

◎ 事業内容: ゲームセンターのクレーンゲーム用景品(プライズ)や、カプセルトイ(ガチャガチャ)、ファンシー雑貨の企画・製造・販売を行うエンターテインメント関連企業。

・ 会社HP: https://www.sk-japan.co.jp/

◎ 注目理由: 内需における「コト消費・体験消費」の代表格となっているのが、ショッピングモールなどに併設されたゲームセンターでのクレーンゲームです。賃上げによってお小遣いが増えた若者や、休日に家族で出かけるファミリー層は、人気のキャラクター景品を手に入れるために活発にゲームをプレイします。同社は、星のカービィや忠犬もちしばといった人気キャラクターのプライズをアミューズメント施設に供給しており、クレーンゲーム市場の活況を裏側から支える「ツルハシ銘柄」としての強みを持っています。アミューズメント施設運営会社が好調であれば、景品の仕入れ量も必然的に増加するため、同社の売上は安定的に右肩上がりを描きます。カプセルトイ市場の急拡大も強力な追い風となっています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1989年に大阪市で創業。ぬいぐるみなどのファンシー雑貨の企画から始まり、ゲームセンター向けのプライズ事業で大きく成長しました。近年は自社オリジナルキャラクターの育成や、アニメIPの獲得に注力しており、商品企画力の高さを武器に安定した業績成長を続けています。

◎ リスク要因: 景品製造の多くを中国などの海外工場に委託しているため、為替の急激な円安変動や、現地のロックダウン等によるサプライチェーンの分断がコスト増に直結します。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7608

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7608.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.sk-japan.co.jp/ir


【多様な業態で外食の多様なニーズを囲い込む】株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)

◎ 事業内容: ショッピングセンター内のフードコートから、居酒屋「磯丸水産」、カフェ、ベーカリーなど、立地やターゲットに合わせて200以上の多種多様なブランドを展開する外食企業。

・ 会社HP: https://www.createrestaurants.com/

◎ 注目理由: 賃上げにより消費者の外食パターンは多様化します。「休日のランチはフードコートで」「金曜日の夜は同僚と居酒屋で」「週末の午後はオシャレなカフェで」といったあらゆるシーンに対し、同社はすべて自社グループの店舗で対応できる「マルチブランド・マルチロケーション戦略」という最強のポートフォリオを持っています。好立地への出店にこだわり、立地の特性に合わせて最適なブランドを配置するため、店舗の収益性が非常に高いのが特徴です。可処分所得の増加による外食頻度の向上と客単価の上昇を、グループ全体で漏れなくすくい上げることができる構造になっています。M&A巧者でもあり、優良な外食ブランドを取り込むことで非連続な成長も期待できる企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1999年に三菱商事の外食事業子会社として設立され、その後独立。ショッピングセンターのフードコートへの出店で成長の足場を固め、M&Aを駆使して「磯丸水産」を展開するSFPホールディングスなどを傘下に収め、巨大な外食コングロマリットを形成しました。

◎ リスク要因: 多数の店舗を運営するため、外食産業全体の問題であるアルバイトスタッフなどの慢性的な人手不足や、それに伴う人件費の急騰が利益を圧迫するリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3387

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3387.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.createrestaurants.com/ir/


【若い女性の「オシャレしたい」を叶えるSPA】株式会社バロックジャパンリミテッド (3528)

◎ 事業内容: 「MOUSSY(マウジー)」「SLY(スライ)」「AZUL BY MOUSSY」など、若い女性を中心に絶大な人気を誇るアパレルブランドを展開する製造小売業。

・ 会社HP: https://www.baroque-global.com/

◎ 注目理由: アパレルの中でも、特に若年層の女性はトレンドに敏感であり、交際費や服飾費への支出意欲が極めて高い層です。最低賃金の引き上げや初任給の増額などにより、この層の懐事情が改善することは、同社にとって非常に強力なダイレクト・カタリスト(株価上昇の引き金)となります。同社はSNSを駆使したカリスマ店員(ビジュアルスタッフ)による発信力が圧倒的であり、熱狂的なファンを囲い込んでいます。ECでの販売比率も高く、店舗で試着してネットで買うといったオムニチャネル戦略が上手く機能しています。また、株主還元(高配当や魅力的な株主優待)にも積極的であり、業績の回復・成長が直接的に投資家のメリットに繋がりやすい点も高く評価できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2000年に渋谷の109で「MOUSSY」を立ち上げ、いわゆる「マルキュー系」ブランドとして一世を風靡しました。その後はショッピングモール向け業態の「AZUL BY MOUSSY」をヒットさせ、顧客層を拡大。近年は中国市場での合弁事業など、海外展開による成長も模索しています。

◎ リスク要因: 流行の移り変わりが非常に激しいターゲット層を相手にしているため、商品企画がトレンドを外し、大量の不良在庫を抱えてしまうリスクが常に伴います。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3528

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3528.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.baroque-global.com/jp/ir


【家系ラーメンで世界を熱狂させる成長株】株式会社ギフトホールディングス (9279)

◎ 事業内容: 横浜家系ラーメン「町田商店」などを直営展開するほか、プロデュース店(フランチャイズのような形態だがロイヤリティを取らず麺やスープを卸すビジネス)を全国に展開する外食企業。

・ 会社HP: https://www.gift-group.co.jp/

◎ 注目理由: 外食産業の中でも「ラーメン」は日常食でありながら、賃上げによるプチ贅沢の対象になりやすい特性を持っています。財布に余裕があれば、チャーシューを増量したり、ネギや味玉をトッピングしたり、サイドメニューの餃子を追加したりと、客単価は簡単に跳ね上がります。同社が展開する「町田商店」は、元気な接客と中毒性のある濃厚なスープで若い男性を中心に熱狂的なリピーターを獲得しています。直営店の驚異的な売上成長もさることながら、同社の真骨頂は「プロデュース事業」にあります。自社工場で製造した高品質な麺やスープをパートナー店舗に卸すことで、店舗運営のリスクを負わずに安定したストック収益を得るという、ラーメン業界における極めて優れたビジネスモデルを構築しており、圧倒的な利益成長を続けています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2008年に東京都町田市で「町田商店」1号店を開業。その後、直営店の出店とプロデュース事業の両輪で急成長を遂げました。近年は豚山(二郎インスパイア系)など別業態の立ち上げにも成功しており、アメリカなどを中心とした海外出店にも強烈なドライブをかけています。

◎ リスク要因: 豚骨や小麦粉など主要原材料の価格高騰、および店舗スタッフの確保難による人件費の急激な上昇が、同社およびプロデュース先店舗の利益を圧迫するリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9279

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9279.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.gift-group.co.jp/ir/

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