リオン(6823)高騰で連想するバリュー銘柄20選

2025年7月14日(月曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 先週末来、補聴器や音響・振動計測器の国内最大手であるリオン(6823 東証プライム)の株価が、市場の大きな注目を集め高騰しています。この動きは、日本の「高齢化社会」という、不可逆的な構造変化に対応するヘルスケア技術や、生活の質(QoL)を向上させる製品への再評価が本格的に始まったサインと捉えることができます。 本日は、この流れを受け、リオンと同様に高齢化社会の課題解決に貢献する事業を展開しながらも、株価がまだ割安な水準にある関連のバリュー銘柄に連想買いが向かう可能性を考え、注目すべき20社を分野別に厳選してご紹介いたします。

免責事項: 本情報は、現時点(2025年7月12日 午前9時30分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。また、医療・ヘルスケア関連銘柄は、診療報酬改定や国の政策変更などに業績が大きく左右されます。


目次

【1】医療機器・ヘルスケア – QoL向上を支える技術 (8選)

リオンの補聴器事業と同様、高齢化に伴う身体機能の変化をサポートし、生活の質(QoL)向上に貢献する、割安な医療機器・ヘルスケア企業群。

【在宅医療機器のリーダー】フクダ電子株式会社 (6960)

  • ◎ 事業内容: 心電計などの循環器系医療機器に強みを持つ大手。在宅医療向けの酸素濃縮器や、遠隔モニタリングシステムなども手掛ける。

  • ◎「リオン」高騰との関連性と注目理由: リオンが「聴こえ」を支えるなら、同社は「心臓・呼吸」という生命維持の根幹を支えます。高齢化に伴う心疾患患者の増加や、在宅医療の普及は、同社の事業に強力な追い風となります。PBR1倍近辺と、その安定性に対して株価は割安です。

  • ◎ カタリスト: 政府による在宅医療推進策や、遠隔モニタリングへの診療報酬適用拡大。

  • ◎ リスク要因: 診療報酬改定による価格引き下げ圧力。

【生体情報モニターの巨人】日本光電工業株式会社 (6849)

  • 事業内容: 生体情報モニターや心電計、AEDなどの医用電子機器大手。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 病院の手術室やICUで必ず使用される生体情報モニターで高いシェア。高齢者の入院・手術が増加する中で、医療現場の安全を支える同社の役割はますます重要になります。安定した事業基盤を持つバリュー株です。

  • カタリスト: 病院の設備投資回復や、集中治療室(ICU)の高度化。

  • リスク要因: 特定の製品分野での海外メーカーとの競争激化。

【医療・介護用ベッドの首位】パラマウントベッドホールディングス株式会社 (7817)

  • 事業内容: 医療・介護用ベッドで国内首位。マットレスや福祉用具も手掛ける。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 高齢者のQoLを、睡眠や離床といった最も基本的な部分から支える企業。見守りセンサーを搭載したスマートベッドは、介護現場の人手不足解消にも貢献します。PBR1倍近辺の割安株として注目されます。

  • カタリスト: 介護施設の増加や、病院の設備更新投資の動き。

  • リスク要因: 介護保険制度の変更。

【家庭用・医療用計測器】株式会社A&Dホロンホールディングス (7745)

  • 事業内容: 血圧計などの家庭用・医療用計測機器、及び半導体関連の検査装置などを手掛ける。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: リオンの補聴器と同様、家庭での健康管理(セルフメディケーション)に不可欠な血圧計で高い実績。高齢化による健康管理意識の高まりが、同社の製品需要を下支えします。

  • カタリスト: 「セルフメディケーション」への関心の高まり。

  • リスク要因: 個人向け製品の価格競争。

【歯科医療機器のニッチトップ】株式会社ナカニシ (7716)

  • 事業内容: 歯科用ハンドピース(歯を削るドリル)で世界トップクラスのシェア。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 高齢化に伴い、歯の健康維持の重要性は増しています。「食べる喜び」というQoLに直結する歯科治療分野で、高い技術力とグローバルな販売網を誇る、隠れた優良バリュー株です。

  • カタリスト: 新興国での歯科医療水準の向上。高付加価値な製品への需要シフト。

  • リスク要因: 為替変動リスク。各国の医療規制の変更。

【手術用器具の専門家】株式会社マニー (7730)

  • 事業内容: 手術用縫合針、眼科ナイフ、歯科用根管治療機器などのニッチトップ。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 「世界一の品質」を武器に、医療の極めて専門的な分野で高い世界シェアを誇ります。医師の繊細な作業を支える「職人技」の企業として、その技術力と安定性が見直される可能性があります。

  • カタリスト: 高齢化や新興国での医療水準向上に伴う、外科手術件数の増加。

  • リスク要因: 医療材料費の価格引き下げ圧力。

【眼科検査機器のリーダー】株式会社トプコン (7732)

  • 事業内容: 測量機器、及び眼科用医療機器(眼底カメラなど)を手掛ける。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 高齢化に伴い増加する緑内障や糖尿病網膜症といった眼科疾患の早期発見に、同社の診断機器は不可欠。リオンが「耳」なら、同社は「目」のQoLを支える企業として連想されます。

  • カタリスト: AIによる画像診断支援システムが、保険適用となるなどのニュース。

  • リスク要因: 医療機器業界の競争激化。

【ディスポ製品の安定企業】株式会社ニプロ (8086)

  • 事業内容: 人工透析関連製品、注射・輸液関連製品などを手掛ける総合医療メーカー。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 人工透析や注射・点滴といった、日常的な医療行為に不可欠なディスポーザブル(使い捨て)製品で高いシェア。PBR1倍割れで、安定した需要が魅力のバリュー株です。

  • カタリスト: 高齢化に伴う透析患者の増加や、海外市場での事業拡大。

  • リスク要因: 医療材料費の価格引き下げ圧力。


【2】精密機器・計測 – 産業と科学の「耳と目」 (6選)

リオンの音響・振動計測器事業と同様、産業界や研究開発に不可欠な、専門性の高い計測・分析機器を手掛ける企業群。

【分析・計測機器のリーダー】株式会社堀場製作所 (6856)

  • ◎ 事業内容: エンジン排ガス測定装置で世界シェア8割。その他、環境・科学・医療分野の分析・計測機器を幅広く手掛ける。

  • ◎「リオン」高騰との関連性と注目理由: リオンが騒音・振動を測るなら、同社は排ガスや水質、半導体プロセスなどを測る、計測・分析の総合企業。あらゆる産業の品質管理と環境保全を支える、技術力のあるバリュー株です。

  • ◎ カタリスト: 世界的な環境規制のさらなる強化。半導体プロセスで使われるガス・液体流量計の需要増。

  • ◎ リスク要因: 自動車のEV化による、エンジン排ガス測定装置の長期的な需要減少。

【計装の雄】横河電機株式会社 (6841)

  • 事業内容: 工業計器・プロセス制御システムの大手。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: プラントや工場の複雑なプロセスを精密に測定・制御するシステムで高い実績。エネルギー・素材産業のDX化を支えるバリュー株として、安定した事業基盤が魅力です。

  • カタリスト: 石油・化学プラントの設備投資回復。GX(水素・アンモニア)関連の制御システム受注。

  • リスク要因: 企業の設備投資意欲の減退。

【分析機器の老舗】株式会社島津製作所 (7701)

  • 事業内容: 分析・計測機器大手。医用機器(X線撮影装置など)も展開。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 医薬品開発から材料研究まで、あらゆる分野の研究開発に同社の分析機器は不可欠。日本の科学技術の基盤を支える企業として、その価値が見直される可能性があります。

  • カタリスト: ノーベル賞級の研究で同社の分析機器が使用されるなどのニュース。ライフサイエンス分野での研究開発投資の拡大。

  • リスク要因: 海外の競合メーカーとの競争。公的な研究開発予算の動向。

【電子顕微鏡の巨人】日本電子株式会社 (JEOL) (6951)

  • 事業内容: 電子顕微鏡、分析機器で世界トップクラス。半導体マスク描画装置も手掛ける。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 先端材料の構造を原子レベルで分析・評価するために、同社の電子顕微鏡は不可欠なツール。半導体製造の根幹をなすマスク描画装置も手掛けており、先端技術への貢献度は非常に高いです。

  • カタリスト: 次世代半導体や新素材の研究開発が世界的に活発化すること。

  • リスク要因: 研究開発投資のサイクル変動。

【時計・工作機械】シチズン時計株式会社 (7762)

  • 事業内容: 腕時計大手。工作機械事業も手掛ける。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: リオンが音響・振動計測なら、こちらは「時間」の精密計測のプロ。また、あらゆる精密部品を生み出す工作機械事業は、日本のものづくりを支える重要な役割を担います。PBRも割安です。

  • カタリスト: インバウンド需要回復による、腕時計販売の増加。製造業の設備投資回復。

  • リスク要因: スマートウォッチとの競合。

【流量計の専門家】株式会社オーバル (7727)

  • 事業内容: 流量計を中心とした流体計測機器の老舗。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: PBR0.6倍台。工場で使われる水や薬液、あるいは水素ステーションの水素など、あらゆる「流れ」を正確に測る技術を持つニッチトップ。地味ながらも産業に不可欠なバリュー株です。

  • カタリスト: 政府による水素ステーションの整備目標引き上げや、導入補助金の拡充。

  • リスク要因: 特定の業界の設備投資動向への依存。


【3】その他(部品・専門サービス)(6選)

リオンが活躍する医療や産業分野を、部品供給や専門サービスで支える、割安な企業群。

【医療用消耗品】株式会社ホギメディカル (3593)

  • 事業内容: 手術室で使われる医療用不織布製品(キット製品など)の最大手。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: リオンの補聴器と同じく、医療現場で高いシェアを持つニッチトップ。感染対策に不可欠な製品で、安定した高収益事業を築いています。

  • カタリスト: 病院における感染対策強化の動きや、国内の手術件数の安定的な増加。

  • リスク要因: 医療材料費の価格引き下げ圧力。

【介護サービス】株式会社ソラスト (6197)

  • 事業内容: 医療事務の受託・派遣、及び介護・保育事業。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 高齢化社会の課題に、医療事務と介護の両面からアプローチ。安定したストック型ビジネスであり、人手不足を背景としたアウトソーシング需要の受け皿となります。

  • カタリスト: 医療機関や介護施設における、バックオフィス業務のアウトソーシング化の流れ。

  • リスク要因: 介護・医療事務分野での人材確保と人件費の高騰。

【表面処理技術】日本パーカライジング株式会社 (4095)

  • 事業内容: 金属の表面処理剤・処理加工で国内最大手。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: リオンが製造するような精密機器の金属部品を、錆や摩耗から守る表面処理技術で貢献。PBRも割安な、製造業に不可欠なバリュー株です。

  • カタリスト: 自動車など、主要顧客の生産動向回復。

  • リスク要因: 特定業界への依存度の高さ。

【バルブの最大手】株式会社キッツ (6498)

  • 事業内容: バルブ(弁)で国内最大手。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: 医療施設で使われる医療ガス配管や、産業プラントの流体制御に、同社のバルブは不可欠。社会インフラを支える、割安なバリュー株です。

  • カタリスト: 国内外のプラント建設や、インフラ更新投資の活性化。

  • リスク要因: 建設・プラント業界の市況変動。

【特殊土木】日特建設株式会社 (1792)

  • 事業内容: 基礎・地盤改良工事、法面保護工事など、特殊土木に強み。

  • 「リオン」高騰との関連性と注目理由: リオンの振動計測器が活躍するような、建設現場やインフラ施設の安全を、地盤改良や法面保護といった専門技術で支えます。防災・減災意識の高まりが追い風の割安株です。

  • カタリスト: 大規模な自然災害の発生や、それに伴う復旧・復興需要の高まり。

  • リスク要因: 公共事業への高い依存度。

投資判断にあたっての注意点

上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「リオン高騰」の背景となる高齢化社会や、産業・科学技術の高度化といったテーマで連想買いが期待されるバリュー株です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇することを保証するものではありません。連想買いは短期的な需給で株価が大きく動く一方、その熱が冷めると急速に株価が下落するリスクもあります。

市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。

免責事項

本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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