2025年6月24日(火曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 昨日来、石油製品やLPGの海上輸送を手掛ける共栄タンカー(9130 東証スタンダード)の株価が市場の大きな注目を集め、高騰しています。この動きは、世界的なエネルギー需要の増加や地政学リスクの高まりを背景としたタンカー市況の上昇、そしてそれに伴う海運セクター全体への再評価が始まったサインと捉えることができます。 本日は、この流れを受け、共栄タンカーと同様に恩恵を受けると期待されながらも、株価がまだ割安な水準にある関連のバリュー銘柄を20社、分野別に厳選してご紹介いたします。
免責事項: 本情報は、現時点(2025年6月23日 午後8時30分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。**連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。特に海運・造船セクターは、世界経済や市況の動向に大きく左右される点にご注意ください。**ここに記載する株価およびバリュエーション指標は、主に2024年後半から2025年初頭の決算発表や、2025年6月23日現在の株価に基づく参考値であり、実際の取引時には大きく変動している可能性があります。必ず最新の情報をご確認ください。
【1】海運(タンカー・不定期船) – 市況上昇の直接的恩恵 (7選)

共栄タンカーと同様、タンカーやばら積み船を運航し、運賃市況の上昇が直接的な収益増に繋がる企業群。
日本郵船株式会社 (9101)
事業内容: 大手海運会社。コンテナ船、不定期船(ばら積み船、タンカー)、LNG船、自動車船などを運航。 共栄タンカー高騰との関連性: エネルギー輸送を担うタンカーやLNG船、資源を運ぶばら積み船など、幅広い船隊を持つ業界のリーダー。海運市況全体の改善から大きな恩恵を受けます。 バリュエーション・株価(参考) 株価 (想定): 4,300円前後 最低投資額 (100株): 約43.0万円 PER: 約9.0倍 PBR: 約0.9倍 ROE: 約11.5% ROA: 約4.8% 売上高上昇率 (前期比・会社予想): 市況により変動 配当利回り: 約3.9%
株式会社商船三井 (9104)
事業内容: 大手海運会社。特にLNG船や自動車船で世界トップクラス。 共栄タンカー高騰との関連性: 世界最大級のLNG船隊とタンカー船隊を保有。エネルギー輸送需要の高まりが、同社の収益基盤をさらに強化します。 バリュエーション・株価(参考): 株価:4,400円, PER:約9.2倍, PBR:約1.0倍, 配当利回り:約3.7%
川崎汽船株式会社 (9107)
事業内容: 大手海運会社。コンテナ船、不定期船、自動車船などを運航。 共栄タンカー高騰との関連性: 3大海運の一角として、タンカーやLNG船市況の上昇から恩恵を受けます。株価は割安で、高い配当利回りも魅力です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,400円(株式分割後を想定), PER:約4.5倍, PBR:約0.8倍, 配当利回り:約4.5%
NSユナイテッド海運株式会社 (9110)
事業内容: 日本製鉄グループの不定期船(ばら積み船)オペレーター。 共栄タンカー高騰との関連性: 鉄鉱石や石炭を運ぶばら積み船が主力。世界経済の回復や資源需要の増加が、同社の運賃収入を押し上げます。PBRも割安です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:5,000円, PER:約7.0倍, PBR:約0.7倍, 配当利回り:約4.0%
飯野海運株式会社 (9119)
事業内容: 外航海運(タンカー、ガス船、ばら積み船)と、不動産賃貸が両輪。 共栄タンカー高騰との関連性: 共栄タンカーと同様、ケミカルタンカーやLPG船など、特殊なエネルギー・化学製品輸送に強みを持ちます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,200円, PER:約8.5倍, PBR:約0.8倍, 配当利回り:約3.5%
明治海運株式会社 (9115)
事業内容: 自動車船、タンカー、ばら積み船などを保有・運航。ホテル事業も。 共栄タンカー高騰との関連性: 多様な船種を保有することでリスクを分散しつつ、タンカー市況上昇の恩恵も受けられます。PBR0.6倍台と割安感が強いです。 バリュエーション・株価(参考): 株価:800円, PER:約7.5倍, PBR:約0.6倍, 配当利回り:約3.8%
第一中央汽船株式会社 (9132)
事業内容: 不定期船(ばら積み船)を主力とする中堅海運会社。 共栄タンカー高騰との関連性: 鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の回復から恩恵を受けます。PBR0.7倍台と割安。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,000円, PER:約6.0倍, PBR:約0.7倍, 配当利回り:約4.2%
【2】造船・舶用機器 – 船造りの現場が活気づく (7選)

海運市況の好転による新造船需要の増加や、環境規制対応のための船舶改造需要から恩恵を受ける企業群。
株式会社三井E&S (7003)
事業内容: 舶用ディーゼルエンジン世界首位、港湾クレーンなど。 共栄タンカー高騰との関連性: 新造船需要の増加は、同社の主力事業である舶用エンジンの受注増に直結。環境規制対応の次世代燃料エンジンで注目されます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,250円, PER:約11.0倍, PBR:約2.4倍, 配当利回り:-
阪神内燃機工業株式会社 (6018)
事業内容: 船舶用ディーゼルエンジン、及び関連部品の製造。 共栄タンカー高騰との関連性: 今回のテーマのきっかけとなった企業。中小型船舶向けエンジンで高いシェアを誇り、新造船需要の回復が業績を押し上げます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:7,000円, PER:約10.0倍, PBR:約0.6倍, 配当利回り:約2.5%
赤阪鐵工所 (6022)
事業内容: 低速・中速の舶用ディーゼルエンジンを製造。 共栄タンカー高騰との関連性: 阪神内燃機工業と同様、独立系の舶用エンジンメーカー。PBR0.5倍台と割安で、業界再評価の波に乗る可能性があります。 バリュエーション・株価(参考): 株価:6,200円, PER:約8.8倍, PBR:約0.5倍, 配当利回り:約3.1%
ダイハツディーゼル株式会社 (6023)
事業内容: 船舶用ディーゼルエンジン、陸用ディーゼルエンジンなどを製造。 共栄タンカー高騰との関連性: 舶用エンジンメーカーの一角として、新造船需要回復の恩恵を受けます。PBRも割安な水準です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,050円, PER:約9.2倍, PBR:約0.6倍, 配当利回り:約2.8%
株式会社名村造船所 (7014)
事業内容: ばら積み船やタンカーなど、商船の建造に強みを持つ専業造船メーカー。 共栄タンカー高騰との関連性: 新造船需要の回復を最も直接的に享受する企業の一つ。豊富な受注残高が今後の業績を支えます。PBRも割安です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,600円, PER:約7.2倍, PBR:約0.8倍, 配当利回り:約3.3%
古野電気株式会社 (6814)
事業内容: 魚群探知機、レーダーなど船舶用電子機器で世界トップクラス。 共栄タンカー高騰との関連性: 新造船には、同社の航海計器や通信機器が多数搭載されます。新技術(自動運航など)への対応力も注目されます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,550円, PER:約12.2倍, PBR:約0.7倍, 配当利回り:約2.9%
中国塗料株式会社 (4617)
事業内容: 船舶用塗料で国内首位、世界でも有数のシェア。 共栄タンカー高騰との関連性: 新造船の建造時、および定期メンテナンス時に、船底の燃費効率を高める塗料などが大量に必要とされます。PBRも割安です。 バリュエーション・株価(参考): 株価:1,600円, PER:約11.5倍, PBR:約0.8倍, 配当利回り:約3.0%
【3】資源・エネルギー関連バリュー – 大元の需要を担う (6選)

海運市況の活況の背景にある、エネルギー・資源需要の増加から恩恵を受ける割安な企業群。
株式会社INPEX (1605)
事業内容: 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産を行う国内最大手の企業。 共栄タンカー高騰との関連性: 同社が生産する原油やLNGを運ぶのがタンカー船です。エネルギー需要の高まりは、海運と資源開発の両セクターに追い風となります。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,300円, PER:約8.0倍, PBR:0.7倍, 配当利回り:約2.9%
ENEOSホールディングス株式会社 (5020)
事業内容: 石油元売り最大手。 共栄タンカー高騰との関連性: 世界中から原油を輸入し、精製・販売する同社にとって、タンカーによる安定輸送は生命線。原油価格上昇による在庫評価益も期待されます。 バリュエーション・株価(参考): 株価:740円, PER:約8.6倍, PBR:0.6倍, 配当利回り:約3.5%
コスモエネルギーホールディングス株式会社 (5021)
事業内容: 石油精製・販売、石油開発、再生可能エネルギー事業。 共栄タンカー高騰との関連性: 石油開発事業も手掛けているため、原油高の恩恵をより直接的に受けやすいビジネスモデルです。 バリュエーション・株価(参考): 株価:6,200円, PER:約6.8倍, PBR:1.1倍, 配当利回り:約2.8%
JFEホールディングス株式会社 (5411)
事業内容: 大手鉄鋼メーカーグループ。 共栄タンカー高騰との関連性: PBR0.5倍台。LNGタンクやパイプラインに使われる高機能な鋼材や、新造船に使われる厚板などの需要が増加します。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,050円, PER:約9.2倍, PBR:0.5倍, 配当利回り:約3.5%
住友金属鉱山株式会社 (5713)
事業内容: 非鉄金属大手。銅、金、ニッケルなどを手掛ける。 共栄タンカー高騰との関連性: 世界経済の回復期待は、銅などの非鉄金属市況を押し上げ、それを運ぶばら積み船の需要にも繋がります。 バリュエーション・株価(参考): 株価:5,100円, PER:約16.2倍, PBR:1.0倍, 配当利回り:約2.3%
三菱マテリアル株式会社 (5711)
事業内容: 非鉄金属大手。銅、セメント、超硬製品、電子材料などを手掛ける。 共栄タンカー高騰との関連性: PBR0.5倍台。銅の需要増に加え、貴金属リサイクル事業も手掛けており、資源価格全般の上昇が追い風となります。 バリュエーション・株価(参考): 株価:2,450円, PER:約12.8倍, PBR:0.5倍, 配当利回り:約3.3%
投資判断にあたっての注意点
上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「共栄タンカー高騰」の背景となる海運市況の活況から恩恵を受けると期待されるバリュー株です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇することを保証するものではありません。連想買いは短期的な需給で株価が大きく動く一方、その熱が冷めると急速に株価が下落するリスクもあります。また、海運・造船セクターは世界経済の動向に大きく左右される点にご注意ください。
市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。
免責事項
本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。


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