ブラックロックが大量保有する?!日本株20選!海外マネーが流入する「本命」はこれだ

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記事の導入と市場解説

世界最大の資産運用会社、ブラックロック(BlackRock)。運用資産残高は約10兆ドル(約1500兆円)を超え、その動向は「市場のクジラ」として世界中の投資家が注視しています。彼らが日本株を大量に保有するということは、単なる投資行動以上の意味を持ちます。それは、その企業がグローバルスタンダードなガバナンスを持ち、持続的な成長が見込め、かつ割安であるという「お墨付き」を得たことと同義だからです。

2024年から2025年にかけて、日本市場は大きな転換点を迎えました。東京証券取引所によるPBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正要請、コーポレートガバナンス・コードの改訂、そして長年続いたデフレからの脱却。これらはすべて、海外機関投資家、特にブラックロックのような長期投資家が好む「変化」です。彼らは短期的な値動きよりも、企業の資本効率(ROE)の改善や、株主還元への積極姿勢、そしてESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを重視します。

特に注目すべきは「大量保有報告書(5%ルール)」の提出です。ブラックロックが特定の日本株を5%以上保有、あるいは買い増しを行った際、それは強力な買いシグナルとなり得ます。彼らのリサーチ力は凄まじく、徹底的なファンダメンタルズ分析に基づいて銘柄を選定しています。つまり、ブラックロックのポートフォリオを紐解くことは、今の日本株の中で「真に稼ぐ力があり、リスク管理ができている企業」を見つけ出す最短ルートなのです。

しかし、単に「持っているから買う」では不十分です。なぜ彼らがその銘柄を選んだのか? その背景にあるセクターローテーションや、グローバルなマクロ経済の潮流(金利動向、半導体サイクル、脱炭素トレンド)を読み解く必要があります。本記事では、誰もが知る超大型株(トヨタやソニーなど)だけでなく、ブラックロックが密かに、しかし確実にシェアを高めている「実力派」の銘柄、あるいは構造改革によって再評価されている銘柄を中心に20社を厳選しました。

これらは、機関投資家の資金流入による株価の下支えが期待できるだけでなく、長期的な資産形成におけるコア銘柄となり得るポテンシャルを秘めています。「巨人の肩に乗る」投資戦略、ぜひ参考にしてください。


投資に関する免責事項

本記事は、信頼できる情報源に基づき作成されていますが、情報の正確性や完全性を保証するものではありません。本記事で紹介する銘柄や投資戦略は、あくまで情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨・勧誘するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴い、投資元本を割り込む可能性があります。

2025年12月15日時点での市場環境や企業状況は変化する可能性があります。投資判断においては、最新の有価証券報告書や決算短信等を必ずご自身で確認し、ご自身のリスク許容度に合わせて、自己責任で行っていただきますようお願い申し上げます。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、著者は一切の責任を負いません。


【構造改革の優等生】株式会社日立製作所 (6501)

◎ 事業内容: IT、エネルギー、インダストリー、モビリティ、ライフスタイルの5分野で社会イノベーション事業を展開。上場子会社の整理を進め、デジタル(Lumada)を核としたグローバル企業へと変貌を遂げた総合電機メーカー。

 ・ 会社HP:https://www.hitachi.co.jp/

◎ 注目理由: ブラックロックのみならず、海外投資家が「日本株の変革」の象徴として最も評価している企業の一つです。かつての「何でも屋」から脱却し、デジタルソリューション「Lumada」を軸に高収益体質へ転換しました。ブラックロックはESG投資を重視しており、日立のグリーンエナジーや送配電事業、そしてガバナンス改革の進展を高く評価し、長期保有の対象として組み入れています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2008年の巨額赤字から奇跡の復活を遂げました。近年はGlobalLogic買収など海外IT事業を強化。鉄道事業やパワーグリッド事業でもグローバルプレゼンスを高めています。直近では生成AI向けのデータセンター需要を取り込むためのインフラ整備や、産業用DXの受注が好調で、純利益率の向上が続いています。

◎ リスク要因: 海外売上比率が高いため、欧米や中国の景気減速の影響を直接受けます。また、大型M&Aに伴うのれん減損リスクも常に潜在しています。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6501

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6501.T


【半導体製造装置の雄】東京エレクトロン (8035)

◎ 事業内容: 半導体製造装置(SPE)およびフラットパネルディスプレイ製造装置(FPD)の開発・製造・販売を行う、世界シェアトップクラスのリーディングカンパニー。

 ・ 会社HP:https://www.tel.co.jp/

◎ 注目理由: AI半導体や次世代通信規格の普及に伴い、微細化技術に不可欠なコータ/デベロッパなどで圧倒的なシェアを誇ります。ブラックロックはテクノロジーセクターへの配分を維持しており、中でも「AI・データセンター銘柄」として同社を重要視しています。景気敏感株ですが、高い配当性向と自社株買いによる株主還元姿勢も、機関投資家を惹きつける大きな要因です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 創業以来、技術革新をリード。最近では、EUV露光工程向けの次世代装置や、3次元実装技術に対応したボンディング装置など、先端パッケージング分野での受注が拡大しています。米中摩擦による輸出規制の影響をこなしつつ、中国以外の市場(北米・台湾・韓国)での成長を加速させています。

◎ リスク要因: 半導体シリコンサイクルによる業績のボラティリティが高い点。また、米国の対中輸出規制強化による中国市場の売上減少リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8035

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8035.T


【リースから投資銀行へ】オリックス (8591)

◎ 事業内容: リース事業を祖業としながら、不動産、銀行、保険、事業投資、環境エネルギーなど多角的な事業を展開する異色の金融サービス企業。

 ・ 会社HP:https://www.orix.co.jp/

◎ 注目理由: ブラックロックは「割安(低PBR)」かつ「高利回り」の銘柄を選好する傾向があります。オリックスは常に高いROEを維持しながらも、株価指標面で割安に放置されがちでした。しかし、積極的な株主還元(増配・自社株買い)と、関西国際空港運営や再生可能エネルギーなど安定キャッシュフローを生む事業ポートフォリオが、長期保有に適していると判断されています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 伝統的な金融の枠を超え、近年は海外の資産運用会社買収や、再生可能エネルギー事業への巨額投資を進めています。特に、大阪IR(統合型リゾート)の開業に向けた中心プレイヤーとしての期待値も高く、インバウンド回復と地方創生の文脈でも注目されています。

◎ リスク要因: 金利上昇局面における調達コストの増加。また、不動産市況の悪化や、投資先企業の業績不振による評価損のリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8591

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8591.T


【工場の自動化を支える】SMC株式会社 (6273)

◎ 事業内容: 工場の自動化(FA)に不可欠な空気圧制御機器で世界首位。空圧シリンダーやアクチュエーターなどを製造し、世界中の製造現場を支える。

 ・ 会社HP:https://www.smcworld.com/

◎ 注目理由: 「高収益・好財務・高シェア」の三拍子が揃った、まさに機関投資家好みのクオリティ銘柄です。営業利益率は常に高く、潤沢なキャッシュフローを持っています。世界的な人手不足や賃金上昇を背景に、工場の自動化需要は構造的に伸び続けており、ブラックロックのような長期投資家にとって、ポートフォリオの核となる資本財セクターの筆頭格です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 顧客の要望に即応する短納期体制と、圧倒的な製品バリエーションで他社を寄せ付けません。最近では、半導体製造装置向けの温調機器(チラー)や、食品・医療業界向けの電動アクチュエーターの販売が伸長。省エネ性能の高い製品群で、顧客の脱炭素化支援(Scope3対応)にも貢献しています。

◎ リスク要因: 中国経済の減速によるFA投資の冷え込み。原材料価格の高騰に対する価格転嫁の遅れなどが挙げられます。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6273

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6273.T


【医療×精密機器のグローバルニッチ】HOYA株式会社 (7741)

◎ 事業内容: ヘルスケア(メガネレンズ、コンタクト、内視鏡)と情報通信(HDD用ガラス基板、半導体マスクブランクス)の2軸で展開するグローバル企業。

 ・ 会社HP:https://www.hoya.com/

◎ 注目理由: 徹底したポートフォリオ管理で、高収益事業に資源を集中させる経営手腕は、外国人投資家から絶大な信頼を得ています。特に半導体製造に不可欠な「マスクブランクス」で世界シェアの大半を握っており、半導体微細化(EUV)の恩恵を直接受けます。景気に左右されにくいヘルスケア事業とのバランスが良く、ディフェンシブかつ成長株という稀有な存在です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 経営の多角化に成功し、常に高い営業利益率(30%前後)を維持。最近では、データセンター需要によるHDDの大容量化に伴い、ガラス基板の需要が底堅く推移。内視鏡分野でも新製品を投入し、シェア拡大を図っています。自社株買いにも積極的で、資本効率への意識が極めて高い企業です。

◎ リスク要因: サプライチェーンの分断リスク。また、HDD市場がSSDに置き換わることによる長期的需要減退の懸念(ただしデータセンター向けは堅調)。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7741

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【食品からバイオへの転換】味の素 (2802)

◎ 事業内容: 調味料、加工食品、冷凍食品に加え、半導体絶縁材料(ABFフィルム)やバイオ医薬品受託製造(CDMO)など、アミノ酸技術を核とした事業展開。

 ・ 会社HP:https://www.ajinomoto.co.jp/

◎ 注目理由: 単なる食品株ではなく、「テック株」としての側面をブラックロックは評価しています。パソコンやサーバーのCPUに不可欠な絶縁材「ABFフィルム」で世界シェアほぼ独占状態にあり、デジタル社会の裏側を支えています。ASV(Ajinomoto Group Shared Value)経営を掲げ、非財務資本の強化にも熱心であり、ESGスコアが高い点も機関投資家保有の決め手です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 構造改革により、低収益の食品事業を整理し、高付加価値なヘルスケア・電子材料分野へシフト。2025年に向けて、海外の冷凍食品事業の拡大と、遺伝子治療薬などのCDMO事業の強化を進めています。値上げによるコスト吸収力も証明済みです。

◎ リスク要因: 原材料価格やエネルギーコストの高騰。海外売上比率が高いため、為替変動の影響を受けやすい点。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2802

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2802.T


【警備業界の巨人】セコム (9735)

◎ 事業内容: 日本初の警備保障会社。セキュリティ事業を中心に、防災、メディカル、保険、地理情報サービス、BPO・ICT事業などを展開。

 ・ 会社HP:https://www.secom.co.jp/

◎ 注目理由: 圧倒的なストックビジネス(継続課金)モデルであり、キャッシュフローが極めて安定しています。ブラックロックは、不況時でも収益が落ちにくい「ディフェンシブ銘柄」としてポートフォリオの守りを固めるために保有します。また、高齢化社会における「見守りサービス」や、データセンターの物理セキュリティ需要など、新たな成長ドライバーも豊富です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 伝統的な警備から、AIやドローンを活用した次世代セキュリティへ移行中。海外展開もアジアを中心に進めています。最近では、サイバーセキュリティ分野の強化や、大規模施設向けのシステム警備の受注が増加しています。

◎ リスク要因: 人手不足による人件費の上昇が利益を圧迫するリスク。国内市場の飽和感に対する懸念。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9735

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【空調で世界一を狙う】ダイキン工業 (6367)

◎ 事業内容: 空調機、化学製品の製造・販売。業務用・家庭用空調で世界トップクラスのシェアを持ち、グローバルに事業を展開。

 ・ 会社HP:https://www.daikin.co.jp/

◎ 注目理由: 世界的な気候変動対策(ヒートポンプ需要)と、新興国の経済成長に伴う空調需要の拡大という「メガトレンド」に乗っています。ブラックロックは環境関連銘柄としての側面を重視。独自の企業文化による強い販売網と、M&Aによる巧みな市場開拓力は、長期投資における安心材料となっています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 欧米での環境規制強化を追い風に、燃焼式暖房からヒートポンプ暖房への置き換え需要を獲得。インドやアフリカなどの未開拓市場へも早期に進出しています。冷媒の環境負荷低減技術においても業界をリードしており、サステナビリティ経営の代表格です。

◎ リスク要因: 銅やアルミなどの原材料市況の高騰。欧州や中国の住宅着工件数の減少による需要減退。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6367

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【ゲームという名の知的財産】カプコン (9697)

◎ 事業内容: 「バイオハザード」「モンスターハンター」「ストリートファイター」など、世界的な人気コンテンツを持つ家庭用ゲームソフトの開発・販売。

 ・ 会社HP:https://www.capcom.co.jp/

◎ 注目理由: ブラックロックは、強力なIP(知的財産)を持ち、デジタル販売比率向上によって利益率を高めているゲーム会社を評価します。カプコンは旧作(カタログタイトル)が長期にわたり売れ続けるモデルを確立しており、収益のボラティリティが低下しています。eスポーツ分野での成長期待も込めた保有が見られます。

◎ 企業沿革・最近の動向: デジタル配信への完全シフトを進め、営業利益率が大幅に改善。PC向け販売を強化し、販売国を世界200以上の国と地域に拡大。映画やキャラクターグッズなどのライセンスビジネスも好調で、「ワンコンテンツ・マルチユース」戦略が機能しています。

◎ リスク要因: 新作タイトルのヒット不発リスク。開発費の高騰と、優秀なクリエイターの流出リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9697

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【計測と制御のスペシャリスト】アズビル (6845)

◎ 事業内容: 建物(ビルオートメーション)、工場(アドバンスオートメーション)、ライフライン(ライフオートメーション)の計測・制御機器大手。

 ・ 会社HP:https://www.azbil.com/jp/

◎ 注目理由: 省エネ・脱炭素化の動きはビルや工場の制御システム更新需要を喚起しており、アズビルはその中心的プレイヤーです。地味ながらも非常に高い技術力とストック収益を持ち、ROIC(投下資本利益率)経営を徹底している点が、規律ある海外投資家から好まれます。ブラックロックの大量保有報告にも度々登場する常連銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 旧・山武。近年は海外事業の拡大に注力。既存ビルの省エネ改修需要が堅調で、メンテナンスサービスによる収益が安定しています。半導体製造装置向けのマスフローコントローラなども好調で、事業ポートフォリオのバランスが改善されています。

◎ リスク要因: 設備投資サイクルの減速。部品調達難による納期遅延の影響。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6845

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【電子顕微鏡から医用まで】日本電子 (6951)

◎ 事業内容: 理科学計測機器(電子顕微鏡など)、半導体関連機器、産業機器、医用機器の製造・販売・開発研究。電子顕微鏡で世界トップクラス。

 ・ 会社HP:https://www.jeol.co.jp/

◎ 注目理由: ノーベル賞級の研究を支えるハイエンドな電子顕微鏡技術を持っており、世界的なニッチトップ企業です。半導体の微細化研究や、電池材料の開発において同社の機器は不可欠。ブラックロックはこうした「他社が模倣できない技術的堀(Moat)」を持つ企業を選好します。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2021年にニコンと資本業務提携を行い、経営基盤を強化。マルチビーム描画装置などの半導体製造装置関連が成長ドライバーとなっています。大学や官公庁の研究予算に左右される側面がありましたが、民間需要の開拓により収益構造が強固になっています。

◎ リスク要因: 為替(円高)による利益目減り。公的研究予算の縮小リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6951

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6951.T


【技術者派遣の最大手】テクノプロ・ホールディングス (6028)

◎ 事業内容: 機械、電気・電子、情報システム、化学・バイオなど、幅広い技術領域における技術者派遣および受託開発。

 ・ 会社HP:https://www.technoproholdings.com/

◎ 注目理由: 日本の構造的なエンジニア不足は解消のめどが立っておらず、技術者派遣の需要は長期的に右肩上がりです。高配当であり、キャッシュフローも潤沢。ブラックロックは、こうした「労働市場の歪み」を解決するサービスを提供する企業に投資妙味を見出しています。ROEが高く、資本効率が良い点も評価ポイントです。

◎ 企業沿革・最近の動向: M&AによりIT領域や海外事業を強化。単なる派遣から、ソリューション提案型の高単価ビジネスへの転換を図っています。リスキリング(学び直し)によるエンジニアの単価アップに成功しており、DX需要の取り込みが進んでいます。

◎ リスク要因: 景気後退による企業の採用抑制や派遣切り。エンジニアの採用難による成長鈍化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6028

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【水処理の総合エンジニアリング】栗田工業 (6370)

◎ 事業内容: 水処理薬品、水処理装置の製造・販売、およびメンテナンスサービス。超純水供給事業など。

 ・ 会社HP:https://www.kurita.co.jp/

◎ 注目理由: 「水」は半導体製造やあらゆる産業活動に不可欠な資源であり、世界的な水不足懸念からESG投資のど真ん中に位置します。特に半導体洗浄に使われる「超純水」の供給ビジネスは参入障壁が高く、ブラックロックのサステナビリティ戦略に合致します。

◎ 企業沿革・最近の動向: ペンタゴン(米国)の水処理会社買収など、グローバル展開を加速。顧客の工場内で水処理設備を保有・運転し、使用量に応じて対価を得る「超純水供給事業」が安定収益源となっています。電子産業向けの需要が拡大中です。

◎ リスク要因: 原材料価格の高騰。半導体メーカーの設備投資延期による影響。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6370

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6370.T


【損保のリーディングカンパニー】東京海上ホールディングス (8766)

◎ 事業内容: 国内損害保険、国内生命保険、海外保険事業などを展開する保険持株会社。

 ・ 会社HP:https://www.tokiomarinehd.com/

◎ 注目理由: 海外M&Aの成功例として知られ、利益の海外比率が高いグローバル企業です。政策保有株の売却を加速させており、その資金を原資とした増配や自社株買いへの期待が強まっています。ブラックロックは金融セクターの中でも、特に資本配分が上手く、リスク分散が効いている同社を高く評価しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 海外保険会社の買収により、北米や新興国での収益基盤を確立。自然災害リスクへの対応力を高めつつ、サイバー保険などの新種保険の販売を伸ばしています。ガバナンス改革のリーダー的存在でもあります。

◎ リスク要因: 大規模自然災害の発生による保険金支払いの増加。金融市場の混乱による運用益の悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8766

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8766.T


【自動車用ファスナーの世界首位】ニフコ (7988)

◎ 事業内容: 自動車向け工業用プラスチックファスナー(留め具)、精密成形部品の製造・販売。ベッドや家具向け部品も展開。

 ・ 会社HP:https://www.nifco.com/

◎ 注目理由: 自動車のEV化・軽量化において、金属部品をプラスチックに置き換えるニーズは増え続けています。ニフコは提案力に定評があり、1台あたりの搭載点数を増やし続けています。中小型株ながら財務内容が良く、ブラックロック等の海外投資家が好む「ニッチトップ・グロース」の典型です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 国内外の自動車メーカーほぼ全てと取引があります。EV向けの冷却制御部品や、AD/ADAS(先進運転支援システム)関連の部品開発に注力。環境対応製品の拡充により、付加価値を高めています。

◎ リスク要因: 自動車生産台数の減少。原材料樹脂価格の高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7988

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【ITコンサルの最高峰】野村総合研究所 (4307)

◎ 事業内容: コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスを提供する日本最大級のシンクタンク兼SIer。

 ・ 会社HP:https://www.nri.com/jp

◎ 注目理由: 高い利益率と強固な顧客基盤(野村證券やセブン&アイなど)を持ちます。DX需要の取り込みにおいて国内屈指の実力を持ち、ブラックロックは日本のデジタル化における「本命」として保有しています。配当成長株としても魅力的です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 海外、特にオーストラリアなどのオセアニア地域でのM&Aを進め、グローバル展開を加速。クラウド活用支援やセキュリティ対策など、高付加価値サービスの比率を高めています。人的資本への投資も積極的です。

◎ リスク要因: システム開発プロジェクトの不採算化リスク。IT人材の獲得競争激化による人件費高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4307

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4307.T


【半導体切断・研削装置】ディスコ (6146)

◎ 事業内容: 半導体チップをウエハーから切り出す「ダイシングソー」、薄く削る「グラインダ」などで世界シェアトップ。

 ・ 会社HP:https://www.disco.co.jp/

◎ 注目理由: パワー半導体(SiC)や生成AI向けHBM(広帯域メモリ)など、半導体の高機能化には「切る・削る・磨く」技術の高度化が必須です。ディスコはその技術力が圧倒的で、利益率も極めて高い(営業利益率30~40%級)。ブラックロック好みの「ハイ・クオリティ・グロース」の代表格です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 独自の「アメーバ経営」を進化させた管理会計により、筋肉質な経営体質を維持。AI半導体向けの製造装置需要が爆発的に伸びており、新工場の建設などで能力増強を図っています。株主還元への意識も非常に高い企業です。

◎ リスク要因: 半導体市況の急激な悪化。地政学リスクによる供給網の寸断。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6146

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【工作機械の世界的ブランド】DMG森精機 (6141)

◎ 事業内容: マシニングセンタ、ターニングセンタ、複合加工機などの工作機械製造・販売。ドイツ企業との統合により世界最大級に。

 ・ 会社HP:https://www.dmgmori.co.jp/

◎ 注目理由: 航空宇宙、医療、EVなど、高度な加工が必要な分野で圧倒的な存在感を示しています。工程集約による自動化提案(MX)が進んでおり、単なる機械売りからソリューションプロバイダーへ変貌。ブラックロックは、製造業の復活と自動化トレンドの中心銘柄として注目しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 5軸加工機や複合加工機といったハイエンド機に注力し、平均単価が上昇。デジタルツインなどのDXソリューションも展開。生産拠点の現地化を進め、為替リスクの低減を図っています。

◎ リスク要因: 欧州経済の低迷。設備投資意欲の減退。

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【製薬×コンシューマー】ロート製薬 (4527)

◎ 事業内容: 目薬、スキンケア(肌ラボ、メラノCCなど)、内服薬、食品などの製造・販売。再生医療分野にも進出。

 ・ 会社HP:https://www.rohto.co.jp/

◎ 注目理由: インバウンド需要に強いだけでなく、海外(特にアジア)でのブランド力が絶大です。大衆薬メーカーから「ウェルビーイング企業」への転換を進めており、連続増配や好業績が続いています。中長期的な成長ストーリーが描け、かつ不況耐性もあるため、機関投資家が好んで保有します。

◎ 企業沿革・最近の動向: スキンケア関連が売上の大半を占めるようになり、収益性が向上。再生医療分野では、幹細胞を用いた治療薬の開発などで先行しています。M&Aにも積極的で、海外事業の拡大が続いています。

◎ リスク要因: 海外法規制の変更。化粧品市場の競争激化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4527

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4527.T


【不動産と街づくりの覇者】三井不動産 (8801)

◎ 事業内容: ビル賃貸、商業施設運営、住宅分譲、ホテル・リゾート、ロジスティクスなど総合デベロッパー最大手。

 ・ 会社HP:https://www.mitsuifudosan.co.jp/

◎ 注目理由: インフレヘッジ(物価上昇対策)としての不動産保有は、ブラックロックの基本戦略の一つです。三井不動産は都心の一等地に優良資産を多数保有し、含み益が莫大です。また、アクティビストの圧力もあり、株主還元強化や資産効率改善(ROA向上)に本腰を入れている点が評価されています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 東京ミッドタウン八重洲の開業や、神宮外苑再開発など大型プロジェクトが進行中。海外事業も北米・英国を中心に拡大。最近ではスタジアム・アリーナ事業など、体験型施設への投資も強化しています。

◎ リスク要因: 金利上昇による調達コスト増と不動産市況の冷え込み。オフィス空室率の上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8801

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8801.T


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