中国人が来なくても稼ぐ企業。ベルーナに見る「脱・中国依存」の成功モデルと、地政学リスクに勝つ最強の内需株

「中国がくしゃみをすれば、日本が風邪をひく」——そんな時代は、静かに、しかし確実に終わりを告げようとしています。

2025年11月。かつて世界経済のエンジンと呼ばれた中国市場は、不動産不況の後遺症と構造的なデフレ、そして深刻化する地政学リスクにより、かつての「爆買い」の面影を失いました。インバウンド(訪日客)需要は欧米や東南アジアへとシフトしていますが、それ以上に重要なのは、**「日本の国内需要だけで、あるいは中国以外の販路で、強固に利益を出せる企業」**への資金シフトです。

これまでの日本株投資は、安易な「インバウンド関連」や「中国輸出関連」が王道でした。しかし、今求められているのは**「チャイナ・フリー(脱中国依存)」「フォートレス・ジャパン(要塞化する日本)」**という概念です。

今回紹介する銘柄群は、きらびやかなハイテク輸出企業や、観光客頼みの小売りではありません。 例えば、カタログ通販のベルーナ。一見地味に見えるこの企業は、独自の顧客データベースと物流網を持ち、外部環境に左右されにくい「閉じた経済圏」を国内に構築しています。あるいは、日本の老朽化したインフラを黙々と直し続ける建設会社、人手不足をITで埋めるDX企業、そして食料安全保障を担う食品企業。

これらは、地政学的な嵐が吹き荒れても、日本人が日本で生きていく限り必ず必要とされる**「最強の内需株」**です。

投資に関する免責事項 本記事は、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。掲載されている情報は2025年11月24日時点の推測および過去のデータに基づいた分析であり、将来の運用成果を保証するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが含まれます。投資判断は、必ずご自身の責任において行ってください。本記事の情報を利用して生じた損害について、当方は一切の責任を負いません。


【カタログ通販の最強王者】株式会社ベルーナ (9997)

◎ 事業内容: 総合通販大手。カタログ通販から始まり、現在はEC、プロパティ(ホテル・不動産)、ファイナンスなど事業を多角化。「ミセス層」を中心とした強固な顧客基盤を持つ。

◎ 注目理由:  地味ながらも最強の「顧客リスト」ビジネスを展開しています。インバウンドに頼らず、国内のミセス・シニア層の生活必需品や衣料品の需要をがっちりと掴んでいます。特に注目すべきは、通販で培ったデータベースを活用したファイナンス事業や、国内観光客向けのホテル事業の収益性の高さです。中国経済の影響をほぼ受けず、円安進行時でも輸入コストを価格転嫁や商品ミックスの変更で吸収できる柔軟性を持っています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  埼玉県上尾市で印鑑の訪問販売からスタートし、カタログ通販で急成長。近年は「コト消費」へのシフトを強化し、ホテル事業やワイン通販が絶好調です。2024年以降、物流の2024年問題に対しても自社物流網の効率化で対応済み。株主優待の人気も高く、個人投資家による長期保有が株価の下支えとなっています。

◎ リスク要因: 原材料高騰による利益率の圧迫や、主要顧客層の高齢化による将来的な購買力低下のリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9997 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9997.T


【食のデフレファイター】株式会社神戸物産 (3038)

◎ 事業内容: 「業務スーパー」のフランチャイズ本部。自社グループ工場での製造と、世界各国からの直輸入を組み合わせた製販一体体制が強み。

◎ 注目理由:  国内の生活防衛意識が高まる中、圧倒的な価格競争力で支持を集めています。中国産への依存度を下げ、自社国内工場の増強や輸入先の多角化(欧州・中東・南米など)を進めており、「脱中国リスク」の優等生です。外食産業が苦戦する中でも、内食需要を取り込み続ける「不況に強い株」の筆頭格です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  兵庫県で創業し、フランチャイズシステムで全国展開。近年はM&Aによる国内食品工場の取得を加速させ、「国内製造比率」を高めています。為替変動リスクに対しても、為替予約や調達先の分散で巧みにコントロールしており、円安局面でも増益を維持する体質の強さが際立ちます。

◎ リスク要因: 急激な円安進行は輸入コスト増に直結します。また、食品衛生上のトラブルが発生した場合のブランド毀損リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3038 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3038.T


【国土強靭化の守護神】ライト工業株式会社 (1926)

◎ 事業内容: 特殊土木工事の大手。法面(のりめん)対策や地盤改良工事に特化。防災・減災工事のスペシャリスト。

◎ 注目理由:  日本は災害大国であり、老朽化したインフラの補修は「待ったなし」の国策です。ライト工業の独自技術は、崖崩れ防止やトンネル補修などで不可欠であり、景気動向に関わらず仕事が途切れません。公共事業への依存度は高いものの、その予算は「国土強靭化」の名の下に長期的に確保されており、極めて安定したディフェンシブ銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  1943年創業。斜面対策技術で業界をリードしてきました。近年は、激甚化する豪雨災害への対策工事需要が急増。また、老朽化した高速道路や橋梁のリニューアル工事においても、同社の地盤改良技術が採用されるケースが増えています。業績は安定的かつ高収益体質を維持。

◎ リスク要因: 公共事業費の削減や、工事現場での労働災害発生リスク。人手不足による受注制限の可能性。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1926 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1926.T


【インフラ保守のサブスク】ジャパンエレベーターサービスHD (6544)

◎ 事業内容: エレベーターの保守・点検・リニューアルを行う独立系メンテナンス会社。メーカー系より安価な価格設定が強み。

◎ 注目理由:  一度契約すれば数十年続くストックビジネス(継続課金)であり、景気に左右されません。メーカー系が独占していた市場に「独立系」として風穴を開け、シェアを拡大し続けています。国内には膨大な数のエレベーターがあり、メンテナンス需要は永遠になくなりません。純粋な国内内需株として極めて高い安定性を誇ります。

◎ 企業沿革・最近の動向:  1994年創業。独立系としての技術力とコスト競争力を武器に上場。近年は、リモート遠隔監視システムの導入により利益率が向上。また、メーカー系が保守契約の値上げを行う中、コスト削減を求めるマンション管理組合やビルオーナーからの切り替え需要が殺到しています。

◎ リスク要因: メーカーによる部品供給制限や囲い込み戦略の強化。人材確保難によるサービス品質の低下。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6544 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6544.T


【実用衣料の覇者】株式会社ワークマン (7564)

◎ 事業内容: 作業服・作業用品の専門店。近年は「ワークマンプラス」や「#ワークマン女子」など、一般客向けのアウトドア・カジュアルウェアへ進出。

◎ 注目理由:  「高機能・低価格」を実現するSPA(製造小売)モデルを確立。職人需要という盤石なベースに加え、キャンプやバイク、妊婦などの一般需要を取り込んでいます。中国生産への依存度を下げ、ベトナムやミャンマーなどへの生産地分散(チャイナプラスワン)を業界内でもいち早く進めてきた実績があり、サプライチェーンリスクに強い体質です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  ベイシアグループの一員。作業服市場で圧倒的シェアを獲得後、一般アパレル市場へ進出。最近では、防災用品としてのウェア需要や、猛暑対策のファン付きウェアなど、日本の気候変動に合わせた商品開発がヒットを連発しています。

◎ リスク要因: 為替円安による仕入れコスト増。国内アパレル市場の競争激化(ユニクロ等との競合)。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7564 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7564.T


【企業のDXを加速】コムチュア株式会社 (3844)

◎ 事業内容: クラウド環境の構築、ビッグデータ分析、業務アプリ開発などを行う独立系SIer。マイクロソフトやセールスフォース等のプラットフォーム活用に強み。

◎ 注目理由:  日本企業の「人手不足」は深刻で、ITによる効率化(DX)は待ったなしの状況です。コムチュアは特定のハードウェアに縛られない独立系であるため、顧客に最適なクラウドソリューションを提案できます。顧客は国内大手企業が中心で、中国リスクとは無縁。企業のIT投資意欲は不況下でも衰えず、持続的な成長が見込めます。

◎ 企業沿革・最近の動向:  1985年創業。グループウェア(Lotus Notes等)の導入支援から成長。現在はクラウドソリューションに注力し、特にMicrosoft AzureやAWS関連の案件が増加。高収益なコンサルティング領域へのシフトを進めており、連続増配を続ける株主還元意識の高さも魅力です。

◎ リスク要因: ITエンジニアの採用難と人件費高騰。技術革新のスピードに追いつけなくなる陳腐化リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3844 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3844.T


【地方農家のライフライン】株式会社コメリ (8218)

◎ 事業内容: 新潟発祥のホームセンター。農業資材や金物に強く、農村部を中心に「コメリハード&グリーン」を全国展開。

◎ 注目理由:  都市部のホームセンターとは一線を画し、ターゲットを「プロの農家」や「地方のDIY層」に絞っています。日本の農業を守るためのインフラ的存在であり、景気変動の影響を受けにくいです。また、自社開発商品(PB)の比率が高く、利益率が安定。地方創生や農業支援という国策にも合致する銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  米穀商からスタートし、金物店を経てホームセンターへ。店舗網は全国最多クラス。最近は、農業の担い手不足に対応するための「農作業代行サービス」や、農業用ドローンの販売など、物販以外のサービス事業を強化しています。

◎ リスク要因: 天候不順による農業資材の売上減。地方人口の減少による商圏の縮小。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8218 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8218.T


【少子化でも勝つ】株式会社西松屋チェーン (7545)

◎ 事業内容: ベビー・子供服、育児用品の専門店。ロードサイド中心に「ガラガラ経営(混雑させない店舗設計)」で低コスト運営を徹底。

◎ 注目理由:  少子化は逆風に見えますが、西松屋は「圧倒的な安さ」と「消耗品需要」で競合を淘汰し、残存者利益を享受しています。衣料品はベーシックなデザインが多く、流行に左右されないため在庫ロスが少ないのが特徴。生活防衛意識の高まりで、百貨店や高級ブランドから西松屋への顧客流入が続いています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  兵庫県姫路市発祥。パートタイマー主体の店舗運営や、ハンガー陳列による作業効率化など、徹底したローコストオペレーションを確立。最近はPB商品の比率を高め、利益率を改善。国内シェアは盤石であり、まさに内需のディフェンシブ銘柄です。

◎ リスク要因: 円安による輸入コストの上昇。出生数の想定以上の急激な減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7545 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7545.T


【コンクリートの延命医】ショーボンドホールディングス (1414)

◎ 事業内容: 橋梁やトンネルなど、社会インフラの補修・補強専門の建設会社。化学技術(接着剤等)と土木技術を融合。

◎ 注目理由:  「作って終わり」のゼネコンとは異なり、「直して長持ちさせる」ことに特化しています。日本のインフラは高度経済成長期に作られたものが一斉に更新時期を迎えており、今後50年は仕事が尽きません。財政難の自治体にとっても、架け替えよりコストが安い補修工法は魅力的であり、景気に左右されない強さがあります。

◎ 企業沿革・最近の動向:  1958年、コンクリート補修材の製造販売から開始。ボルトを使わない接着工法など独自の特許技術を多数保有。メンテナンス工事の専業としては国内トップシェアを独走。連続増配企業としても知られ、財務内容は極めて健全です。

◎ リスク要因: 公共工事発注の遅延。原材料(化学薬品、樹脂)価格の高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1414 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1414.T


【国内土産の再定義】寿スピリッツ株式会社 (2222)

◎ 事業内容: 地域限定のお菓子ブランドを多数展開。「ルタオ(北海道)」「東京ミルクチーズ工場」など、プレミアムな土産菓子を製造販売。

◎ 注目理由:  インバウンド銘柄と思われがちですが、実は「日本人が国内旅行や出張で買う」需要がベースにあります。地域ごとの特産品を活用したブランド戦略が巧みで、デパ地下や空港での圧倒的な存在感を誇ります。中国客がいなくとも、国内の人流回復と、欧米・アジア系観光客で十分に最高益を狙えるブランドポートフォリオを持っています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  鳥取県米子市発祥。各地の菓子メーカーをグループ化し、「地域限定ブランド」として再生させる手腕に定評あり。最近は駅ナカや空港での出店を強化し、高単価なギフト需要を確実に取り込んでいます。

◎ リスク要因: パンデミック等による人流の再制限。原材料(小麦、砂糖、乳製品)の高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2222 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2222.T


【駐車場のDX】株式会社アズーム (3496)

◎ 事業内容: 月極駐車場のサブリース(転貸)事業。駐車場検索サイト「CarParking」を運営し、空き区画と利用者をマッチング。

◎ 注目理由:  不動産を持たず、空き区画を借り上げて転貸するため、資産保有リスクがありません。日本国内の「遊休資産」をITで収益化するモデルであり、海外情勢の影響を全く受けません。都市部では駐車場の需給が逼迫しており、圧倒的な検索流入数を武器に高い成約率を誇ります。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2009年設立。月極駐車場紹介ビジネスから、保証サービス、管理代行へと領域を拡大。駐車場オーナーにとっては「空車リスクなし」で安定収入が得られるため、契約台数が積み上がり続けています。ストック型収益の比率が高く、業績のブレが少ないのが特徴です。

◎ リスク要因: カーシェア普及や若者の車離れによる、長期的・構造的な駐車場需要の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3496 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3496.T


【大廃業時代の救世主】M&A総研ホールディングス (9552)

◎ 事業内容: AIを活用したM&A仲介事業。完全成功報酬型の料金体系と、マッチングまでのスピードの速さが特徴。

◎ 注目理由:  日本は「経営者の高齢化」と「後継者不足」という深刻な構造問題を抱えています。これは景気に関係なく解決しなければならない国難であり、M&Aの需要は爆発的に増えています。同社はAIマッチングで効率化を図り、業界最短クラスの成約期間を実現。純粋な国内課題解決型企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2018年設立の若い企業ながら、急成長を遂げプライム市場へ。着手金無料・成約時のみ報酬というモデルが、譲渡を迷う中小企業オーナーに支持されています。コンサルタントの採用も順調に進み、成約件数が右肩上がりで推移しています。

◎ リスク要因: M&A業界への規制強化。コンサルタントの離職や採用難による成長鈍化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9552 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9552.T


【サイバー防衛の砦】株式会社FFRIセキュリティ (3692)

◎ 事業内容: 純国産のサイバーセキュリティソフト開発。未知のマルウェアを検知する「ヒューリスティック技術」に強み。政府・官公庁・大企業向けが中心。

◎ 注目理由:  地政学リスクの高まりとともに、サイバー攻撃への対処は「国防」レベルの課題となっています。海外製セキュリティソフトの使用がリスク視される中、「純国産」である同社の重要性は飛躍的に高まっています。まさにデジタル領域の防衛関連株であり、国策銘柄と言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2007年設立。創業者は米国でセキュリティ技術を磨いたエンジニア。防衛産業や重要インフラ企業への導入が進んでいます。最近では、自動車のセキュリティやIoT機器のセキュリティ対策など、PC以外の領域へも事業を拡大しています。

◎ リスク要因: 技術革新への追随遅れ。大手外資系セキュリティベンダーとの競合激化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3692 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3692.T


【ソフトウェアの品質保証】株式会社SHIFT (3697)

◎ 事業内容: ソフトウェアのテスト・品質保証業務のアウトソーシング受託。開発工程における「バグ」を見つけ出し、品質を担保する専門企業。

◎ 注目理由:  あらゆる産業がソフトウェア化する中、エンジニア不足で「テスト工程」まで手が回らない企業が急増しています。SHIFTはこの工程を専門化・標準化することでブルーオーシャンを開拓。IT開発がある限り需要がなくならない、裏方の必須インフラ企業です。国内需要100%と言っても過言ではありません。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2005年設立。独自の検定試験で素質ある人材を採用・育成する仕組みが強み。金融、流通、ゲームなど幅広い業界のシステムテストを受託。M&Aを積極的に行い、開発の上流工程やセキュリティ診断などへもサービス領域を広げています。

◎ リスク要因: 人材採用コストの上昇。M&A後のPMI(統合プロセス)の失敗リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3697 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3697.T


【100円の価値を守る】株式会社セリア (2782)

◎ 事業内容: 100円ショップ業界第2位。「Color the days」をコンセプトに、デザイン性の高い商品を展開。全店舗直営で、システムによる在庫管理を徹底。

◎ 注目理由:  物価高騰下において、消費者の「節約志向」の受け皿として機能します。競合が価格帯を広げる中、100円均一へのこだわり(一部例外はあるものの)と、POSデータを活用した高精度な発注システムにより高い利益率を維持。輸入コスト増は厳しいものの、円安耐性のある商品ポートフォリオへの組み替え力があります。

◎ 企業沿革・最近の動向:  岐阜県大垣市発祥。手作り・DIYコーナーの充実などで女性客の支持を獲得。セルフレジの導入を積極的に進め、店舗オペレーションの省人化・効率化でコスト増を吸収する戦略を採っています。

◎ リスク要因: 急激な円安と原材料高による原価率の悪化。100円維持の限界。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2782 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2782.T


【オフィス回帰の受け皿】株式会社ティーケーピー (3479)

◎ 事業内容: 貸会議室大手。遊休不動産を仕入れて会議室やイベントスペースとして再生・運営。

◎ 注目理由:  コロナ禍を経てオフィスを縮小した企業が、出社回帰に伴い「外部の会議室」を必要とする需要が増加しています。また、企業の研修需要や懇親会需要も復活。インバウンドホテル需要の高まりを受け、所有するホテル資産の価値も向上していますが、本質は国内企業の活動量に連動するビジネスモデルです。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2005年設立。リーマンショック後の空室増加をチャンスに変えて急成長。アパホテルとのフランチャイズ契約など柔軟な展開。最近はレンタルオフィス「リージャス」を買収し、短期貸しから中長期貸しまでラインナップを拡充しています。

◎ リスク要因: 景気後退による企業の研修・イベント予算の削減。固定費(家賃)負担の重さ。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3479 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3479.T


【高齢化社会のインフラ】エス・エム・エス (2175)

◎ 事業内容: 介護・医療業界向けの人材紹介(キャリアパートナー)、事業者向け経営支援ソフト(カイポケ)などを提供。

◎ 注目理由:  「高齢社会×情報」をテーマに、絶対に需要が減らない領域でビジネスを展開しています。看護師や介護職の不足は慢性的であり、人材紹介事業は高収益。また、介護事業者向けの経営支援ソフトはサブスクリプションモデルで、一度導入されると解約されにくく、安定したキャッシュフローを生み出します。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2003年設立。創業以来、連続増収増益を続ける驚異的な安定成長企業。海外(アジア・オセアニア)の医療関連事業も展開していますが、主軸はあくまで国内の介護・医療プラットフォームです。

◎ リスク要因: 介護報酬改定による顧客(介護事業者)の経営悪化。人材紹介市場の競争激化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2175 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2175.T


【地域医療の核】スギホールディングス (7649)

◎ 事業内容: 「スギ薬局」を関東・中部・関西で展開。調剤併設型ドラッグストアのパイオニア。

◎ 注目理由:  単なる物販ではなく、「処方箋調剤」に強みを持っています。高齢化に伴い投薬需要は増加の一途。医師の訪問診療をサポートする在宅調剤にも注力しており、地域医療のインフラとして機能しています。インバウンドに頼らず、地域住民の健康需要で稼ぐモデルです。

◎ 企業沿革・最近の動向:  愛知県発祥。薬剤師を中心に据えた店舗運営が特徴。アプリを活用したデジタルマーケティングで顧客の囲い込みに成功しており、食品や日用品のついで買いを誘発しています。

◎ リスク要因: 薬価改定による調剤報酬の引き下げ。薬剤師の人件費高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7649 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7649.T


【DXコンサルの日本代表】BayCurrent Consulting (6532)

◎ 事業内容: 総合系コンサルティングファーム。戦略立案からIT実装までを一気通貫で支援。外資系コンサルに対抗する国内最大手。

◎ 注目理由:  日本企業のDX推進や経営改革の需要は旺盛で、コンサルタント不足が続いています。同社は高学歴層の大量採用と育成に成功し、外資系ファームよりも柔軟かつ現場寄りの支援でシェアを拡大。顧客は大企業が中心で、国内の設備投資やシステム更新需要をダイレクトに取り込んでいます。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2014年設立(現法人)。高収益体質で、営業利益率は業界トップクラス。コンサルタント数を急拡大させており、規模のメリットを活かした大型案件の受注が増加しています。

◎ リスク要因: 景気悪化による企業のコンサル予算削減。急激な増員によるサービス品質の低下。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6532 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6532.T


【冷凍物流の巨人】株式会社ニチレイ (2871)

◎ 事業内容: 冷凍食品最大手かつ、低温物流(冷蔵倉庫・運送)で国内トップシェア。日本の食卓と物流を支えるインフラ企業。

◎ 注目理由:  共働き世帯や単身世帯の増加により、冷凍食品の需要は構造的に伸びています。さらに重要なのが「低温物流事業」です。トラック運転手不足(2024年問題)により、効率的な物流網を持つ同社の価値は高騰。食品だけでなく、医薬品などの輸送も担い、国内物流の要衝を押さえています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  1942年創業。戦後の食糧難時代から日本の食を支える。「本格炒め炒飯」などのヒット商品多数。物流部門では、自動倉庫の導入など省人化投資を積極的に行い、コスト競争力を高めています。

◎ リスク要因: エネルギー価格(電気代・燃料代)の高騰。原材料価格の上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2871 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2871.T


【安全安心の番人】綜合警備保障株式会社 (ALSOK) (2331)

◎ 事業内容: 警備サービス業界第2位。ホームセキュリティ、常駐警備、現金輸送など。

◎ 注目理由:  治安の悪化が懸念される中、セキュリティへの投資は「コスト」から「必須経費」へと変わりつつあります。ATM管理や現金輸送といった旧来の業務に加え、高齢者の見守りサービスや、防犯カメラ画像の解析など、社会課題解決型のサービスが成長。非常にディフェンシブで、内需主導の堅実な銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  1965年創業。東京五輪などの大型イベント警備でも実績。最近は介護事業にも本格参入し、セキュリティ×介護のシナジーを追求しています。

◎ リスク要因: 人手不足による警備員確保難と人件費増。キャッシュレス化による現金輸送業務の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2331 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2331.T

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次