浜松ホトニクス決算で浮上する厳選20銘柄、次に資金が向かう“光技術関連株”はどこだ?

■リード

浜松ホトニクスの直近決算を眺めると、市場が見ているのは単純な増収減益ではない。2026年9月期第1四半期は売上高が前年同期比2.6%増だった一方、営業利益は43.9%減となった。ただ、内訳に踏み込むと景色が変わる。生成AIの普及を背景にデータサーバー基板検査向けのマイクロフォーカスX線源が伸び、半導体製造・検査装置向けのイメージセンサも増え、遠隔病理診断向けのデジタルスライドスキャナも売れた。つまり、光技術の需要源泉が研究機関だけでなく、AIサーバー、半導体検査、医療デジタル化、FAへと広がっているわけだ。レーザ事業は減収で営業損失が拡大したが、だからこそ資金は同社そのものの勝ち負けだけでなく、周辺のどの領域に需要が波及するのかを探し始める。ここに次の物色の種がある。

足元の光技術テーマは、昔ながらの照明やレンズだけでは説明できない。いまは光源、受光素子、薄膜、検査、測定、光通信、光電融合までが一本の流れでつながっている。オプトランは2026年から「第2次創業」として光学薄膜成膜装置企業から光学薄膜成膜企業、さらに光電融合企業への進化を打ち出した。QDレーザはシリコンフォトニクス向けに適した量子ドットレーザを前面に出し、santecは光通信用部品、光測定器、光画像センシングの三層構造を持つ。アンリツも統合レポートで光電融合デバイスの測定技術確立を中計テーマに掲げている。浜松ホトニクスの決算が「光半導体と画像計測はまだ強い」と示したことで、物色は材料株、装置株、部材株、通信株へ横に広がりやすい局面に入っている。

そこで本稿では、2026年3月8日時点で東証上場を確認でき、しかもテーマ適合が濃い銘柄に絞った。誰もが最初に思いつく超大型株は最小限に抑え、その代わり、需要の源泉がどこにあるのか、利益率が改善しやすいか、設備投資や受注残が効くか、制度や技術トレンドが追い風になるかを重視している。見どころは三つある。ひとつはAIサーバーや半導体の前工程・後工程で光がどう使われるか。二つ目はデータセンターや海底ケーブルなど通信インフラの増強がどこに利益を落とすか。三つ目は医療、FA、検査機器など景気循環と別の軸で動く需要を持つ企業があるかだ。明日の値動きを当てる記事ではなく、次の決算でどのKPIを見ると答え合わせができるかまで含めて読んでほしい。

■投資に関する免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスク、流動性リスク、業績悪化リスクなどがあり、元本割れが生じる可能性があります。記載内容は公表資料や各社開示資料などを基に作成していますが、正確性、完全性、最新性を保証するものではありません。最終的な投資判断は、読者ご自身が有価証券報告書、決算短信、説明会資料、適時開示などを確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。

■注目銘柄リスト

◆検査需要の震源地 浜松ホトニクス(6965)

◎ 事業内容: 光電子増倍管、イメージセンサ、X線源、病理デジタルスライドスキャナ、レーザ関連製品などを手がける光技術の総合企業。研究用途だけでなく、半導体検査、医療、FA、分析機器まで収益源が広い。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 今回の決算で最も重要なのは、売上高51,910百万円、前年同期比2.6%増という表面数字よりも、伸びた場所だ。生成AI普及を背景としたデータサーバー基板検査向けマイクロフォーカスX線源、半導体製造・検査装置向けイメージセンサ、FA向けフォトダイオード、遠隔病理向けデジタルスライドスキャナが伸びた。利益は落ちても、光技術需要の中心がAI、半導体、医療に移っていることを示した点が大きい。周辺銘柄を探る起点そのものだ。

◎ 企業沿革・最近の動向: 光電子増倍管で知られる企業から、現在は光半導体、画像計測、レーザまで抱える総合フォトニクス企業へ拡大した。2026年9月期第1四半期は光半導体事業が前年同期比8.8%増、画像計測機器事業が9.5%増と堅調だった一方、レーザ事業は11.2%減収で営業損失が拡大。3月には自己株式取得の進捗開示も続き、資本政策にも目配りがある。今後は光半導体と画像計測の伸びがレーザの弱さを吸収できるかが焦点になる。

◎ リスク要因: 半導体設備投資の波、医療分析機器向け需要の鈍化、レーザ事業の赤字長期化が重なると、増収でも利益が伴わない展開になりやすい。

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◆光学部品の地味な本命 シグマ光機(7713)

◎ 事業内容: 研究開発用や製造用レーザー向けの光学要素部品、光学ユニット、光学システムを展開。単品部品からシステムまで持つのが強みで、研究用途と産業用途の両方に食い込める。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 浜松ホトニクスの決算が示した半導体検査、FA、研究用途の継続需要を、より川上で拾えるのがこの会社だ。レンズ、ミラー、ステージ、レーザー周辺機器は、装置メーカーが増産に動く前段階でも受注が入りやすい。2026年5月期第2四半期は売上高54億4,100万円、営業利益5億2,600万円とやや軟調だったが、要素部品が弱い一方でシステム製品は堅調。部品からシステムへミックスが変われば利益率改善余地がある。

◎ 企業沿革・最近の動向: 光学機器専門メーカーとして研究開発市場で地盤を築き、その後は産業機器向けも拡大してきた。足元では2026年5月期第2四半期決算を1月に開示し、通期では増収増益計画を維持している。研究投資だけに依存せず、装置組み込み向け比率をどこまで上げられるかが今後の見どころ。決算では要素部品の回復タイミングより、システム製品の受注継続を追いたい。

◎ リスク要因: 研究開発費の抑制や大学・公的機関向け予算の変動を受けやすい。部品販売中心に傾くと価格競争が利益率を圧迫しやすい。

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◆成膜から光電融合へ オプトラン(6235)

◎ 事業内容: 光学薄膜成膜装置を主力とし、蒸着・スパッタなどの成膜技術を持つ。スマホ、自動車、AR、光通信など、光学薄膜が必要な領域に広く装置を供給する。

 ・ 会社HP:

https://www.optorun.co.jp/

◎ 注目理由: この会社の面白さは、単なる装置株にとどまらず、自らを光学薄膜成膜企業、さらには光電融合企業へ変える戦略を鮮明にした点にある。2026年2月公表の資料では、第2次創業として製品事業の立ち上げとシリコンフォトニクス事業の構築を打ち出した。スマホ向けの回復待ちだけではなく、自動車、光通信、AR、そして光電融合へ市場を広げにいく構図で、テーマ性は極めて濃い。

◎ 企業沿革・最近の動向: 中国スマホ市場の光学薄膜装置需要を取り込み成長してきたが、現在はその一本足打法からの転換期にある。2026年2月の通期説明では、新中期目標とパートナー戦略を公表し、成膜装置に加えて製品事業、シリコンフォトニクス関連へ進む道筋を示した。装置メーカーから事業ポートフォリオを変えられるかは簡単ではないが、成功すれば評価軸はPERではなく事業変貌プレミアムに変わる。

◎ リスク要因: スマホや中国設備投資の変動が大きく、製品事業化や新分野投資が想定より遅れると、先行費用だけが先に立つ恐れがある。

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https://minkabu.jp/stock/6235

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

https://finance.yahoo.co.jp/quote/6235.T

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◆量子ドットの切り札 QDレーザ(6613)

◎ 事業内容: 量子ドットレーザなどの通信・産業用高効率半導体レーザと、網膜投影型の視覚情報デバイスを開発・製造・販売。シリコンフォトニクス向け光源としても期待が大きい。

 ・ 会社HP:

https://www.qdlaser.com/

◎ 注目理由: 光電融合テーマを正面から買うなら外せない。量子ドットレーザはシリコンフォトニクスとの相性が良く、光源の省電力化や小型化の文脈で注目されやすい。2026年3月期第3四半期は売上高が前年同期比6.3%増、営業損失は縮小。内訳では高出力レーザが17.5%増、量子ドットレーザが133.5%増と伸びが際立った。まだ黒字銘柄ではないが、テーマが実需へ寄り始めた時の値動きは大きくなりやすい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 東京大学発の技術系企業として2006年に設立され、レーザデバイスと視覚情報デバイスの二本柱で成長を目指してきた。2025年11月には新社屋の引き渡しが行われ、2026年はPhotonics Westへの出展も実施。研究テーマだった会社が、量産・営業の体制整備へ一歩踏み出している。今後は量子ドットレーザの売上構成比、視覚情報デバイスの販路構築、粗利率の改善速度を見たい。

◎ リスク要因: 依然として赤字基調で、販路構築や量産立ち上げが遅れると資金調達懸念が再燃しやすい。研究開発依存の高さも値動きを荒くする。

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◆結晶から握る中核素材 オキサイド(6521)

◎ 事業内容: 高機能光学単結晶、光学素子、レーザ、光計測システムを展開。単結晶から素子、モジュールまで持ち、半導体、量子、医療、計測向けのニッチを攻める。

 ・ 会社HP:

https://www.opt-oxide.com/

◎ 注目理由: 光技術関連株の中でも、最終製品ではなく材料・結晶という一段上流を押さえる希少な存在だ。2026年2月期第3四半期は売上高63億5,700万円で前年同期比11.1%増、営業損失は残るものの前年より改善した。注力領域は半導体、ヘルスケア、新領域で、会社資料ではデータセンター向け新規案件や量子、パワー半導体テーマも見える。テーマの裾野が広く、一つ当たるとレバレッジが大きい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 山梨発の結晶メーカーとして出発し、グローバルニッチトップを掲げて成長してきた。現在は光学単結晶に加え、レーザや計測まで広げている。2025年の成長可能性資料では、量子、パワー半導体、新領域を含む複数テーマを同時進行で育成中。2026年2月期は売上成長を維持しつつ先行投資を続ける局面で、黒字化のタイミングよりも、どの分野が量産フェーズに入るかが株価の分水嶺になる。

◎ リスク要因: 開発案件の立ち上がりが遅いと、研究開発費や設備投資が先行して赤字が長引く。特定案件への依存も残りやすい。

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◆通信と計測の二刀流 santec Holdings(6777)

◎ 事業内容: 光通信用部品、光測定器、光画像センシング、光応用システムを手がける。通信、計測、医療寄りのイメージングまで広い光技術を束ねる構成が特徴。

 ・ 会社HP:

https://www.santec.com/jp

◎ 注目理由: データセンター向け光通信、研究開発向け計測、医療周辺のセンシングまで一社で押さえられる点が強い。2026年3月期第3四半期は売上高21,248百万円で前年同期比22.7%増、営業利益6,836百万円で26.1%増。1月には業績予想と期末配当予想の修正も公表した。光電融合や高速通信が話題になる局面では、部品単体ではなく計測需要まで連れて伸びやすい銘柄として見ておきたい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 愛知発の光技術企業として、通信部品から計測へ、さらに画像センシングへと領域を広げてきた。足元では四半期決算の伸びに加え、会社分割や業績予想修正など資本政策・事業再編の動きも出ている。好業績が続く間は、通信向け部品だけでなく高採算の測定器ビジネスがどれだけ利益を押し上げるかが焦点。受注残と営業利益率の維持が重要になる。

◎ リスク要因: 通信設備投資の一服や大型案件の反動減が出ると、利益の伸びが急に鈍ることがある。海外需要の変動も無視できない。

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◆センサーの裾野を広げる オプテックスグループ(6914)

◎ 事業内容: 防犯、自動ドア、FA向けの光電センサー、変位センサー、画像センサー、LED照明、水質計測センサーなどを展開。センシングソリューションと産業自動化が主軸。

 ・ 会社HP:

https://www.optexgroup.co.jp/

◎ 注目理由: 光技術テーマを、半導体専業ではなく現場の自動化需要で取り込めるのが強みだ。会社計画では2025年12月期実績658億円、2026年12月期計画690億円、営業利益は81億円から88億円へ伸ばす想定で、IA事業では電気・電子・半導体業界や自動車業界への深耕を打ち出している。変位センサーや画像センサー、検査用照明は、半導体や電池の品質管理強化と相性がいい。地味だが継続性の高い光技術株だ。

◎ 企業沿革・最近の動向: 防犯センサーから出発し、現在はSS事業とIA事業の二本柱で複数子会社を束ねるグループ経営が進む。2024年から2026年の経営目標を示した後、2025年実績と2026年計画を更新し、配当方針もDOE重視へ見直した。単なる機器販売からソリューション提供へ変わる局面にあり、売上成長よりも営業利益率13%を維持できるかが重要になる。

◎ リスク要因: 設備投資サイクルが鈍るとFA向け需要が落ちやすい。多品種展開ゆえに販管費が先行し、ソリューション化が遅れると利益率が崩れやすい。

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◆光源再編の受け皿 ウシオ電機(6925)

◎ 事業内容: 産業用光源、映像・エンタメ向け照明、半導体・電子部品向け装置、UV関連製品などを展開。光源の用途が広く、装置との組み合わせでも稼ぐ。

 ・ 会社HP:

https://www.ushio.co.jp/jp/

◎ 注目理由: 半導体、ディスプレー、産業用途の光源需要を押さえつつ、M&Aでポートフォリオの組み替えを進めている点が注目だ。2026年3月期第3四半期資料と新成長戦略の進捗を公表し、3月にはams-OSRAM関連の子会社化完了や自己株式の消却、特別利益計上も開示した。単純なランプ株ではなく、光源の再編メリットと資本政策の両面で見直し余地がある。

◎ 企業沿革・最近の動向: プロジェクターや産業用ランプで知られるが、近年は装置、UV、半導体周辺へ軸足を広げている。2024年度から2026年度の新成長戦略を掲げ、事業の選択と集中を継続。2026年3月には自己株式関連の開示が相次ぎ、財務面の整理も進む。今後は買収した事業の統合効果と、光源単体からソリューションへどこまで収益構造を変えられるかがポイントになる。

◎ リスク要因: 旧来光源の需要減、買収後の統合コスト、半導体関連投資の変動が重なると、成長戦略の見栄えほど利益が伸びない恐れがある。

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◆ランプと装置の複合型 ヘリオス テクノ ホールディング(6927)

◎ 事業内容: ランプ事業と製造装置事業を持つ持株会社。フェニックス電機などを通じて光源領域を押さえつつ、装置側でも収益を狙う構造。

 ・ 会社HP:

https://www.heliostec-hd.co.jp/

◎ 注目理由: 規模は大きくないが、光源と装置の両輪を持つため、テーマ物色で見落とされやすい割に資金が入りやすい。2026年2月には営業外収益の計上と通期業績予想、配当予想の上方修正を発表し、その後は子会社化の開示も続いた。大型テーマの恩恵を直接受けるというより、照明・製造装置の改善が業績修正につながるタイプで、需給主導の局面に強い。

◎ 企業沿革・最近の動向: 映像・光の進化とともに事業を拡大し、現在は持株会社体制でランプと製造装置を束ねている。2025年秋の説明資料ではグループ構造と収益源を整理し、2026年2月には増配を伴う業績修正を実施。単なる低位株としてではなく、業績の変化率で見るべき局面に入っている。受注や子会社統合の進捗が、評価修正の材料になりやすい。

◎ リスク要因: 事業規模が小さく、個別案件や子会社業績の影響を受けやすい。ランプ需要の構造減少も中長期では無視できない。

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◆赤外線で非破壊検査を取る 日本アビオニクス(6946)

◎ 事業内容: 赤外線カメラ、サーモグラフィ、接合装置、マイクロエレクトロニクスを展開。熱の見える化を通じて非破壊検査や設備監視に強い。

 ・ 会社HP:

https://www.avio.co.jp/

◎ 注目理由: 浜松ホトニクス決算で再評価された検査需要を、赤外線センシング側から拾える。赤外線サーモグラフィは電池、電子部品、インフラ設備の異常検知で用途が広く、景気敏感な設備投資と保全需要の両方に乗れる。2026年3月期第3四半期は売上高19,726百万円、営業利益3,371百万円と大きく伸び、受注残も31,612百万円まで積み上がった。数字の勢いがはっきりしている。

◎ 企業沿革・最近の動向: 防衛・情報システムの印象が強い会社だが、電子機器分野ではセンシングソリューションと接合機器を持つ。2024年には中期経営計画を公表し、株式分割や自己株式公開買付も実施して資本効率を意識した経営を打ち出した。2026年3月期は四半期ごとに売上・利益が伸び、自己株取得も進んでいる。今後は電子機器セグメントの収益改善が続くかを確認したい。

◎ リスク要因: 防衛関連比率の高さで業績が読みづらく、センシング単独の評価が埋もれやすい。官需案件の timing に左右される点にも注意したい。

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◆赤外線センサーの実力派 日本セラミック(6929)

◎ 事業内容: 焦電型赤外線センサ、サーモパイル、超音波センサ、電流センサなどを展開。人感、温度検知、車載、住宅設備まで応用範囲が広い。

 ・ 会社HP:

https://www.nicera.co.jp/

◎ 注目理由: 派手さはないが、光技術を実需で回す典型例だ。人体や熱を捉える赤外線センサは、防犯、空調、車載、スマート家電に入り込む。2025年12月期は売上高27,325百万円、営業利益6,228百万円と過去数年で見ても利益の伸びが強く、2026年2月には中期経営計画と自己株取得方針も開示された。半導体検査のような一時テーマだけでなく、生活インフラとモビリティの両方に乗れる点が効く。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1970年代から超音波や赤外線センサを手がけ、現在はセンサ専業に近い形で強みを磨いてきた。2026年2月には2025年12月期通期決算に加え、中期経営計画、自己株取得、配当関連開示を同時に実施。決算説明会は大雪で中止となったが、会社側のIR姿勢はむしろ積極的だ。センサ需要が車載と住宅設備の双方で伸びるなら、バリュー株の見え方が変わる。

◎ リスク要因: 民生機器や住宅設備の需要減速、車載向け採用の遅れ、為替変動が重なると、高収益がピークアウトしたと見なされやすい。

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◆レンズの高収益メーカー タムロン(7740)

◎ 事業内容: 交換レンズ、車載・監視向け光学製品、産業向けレンズなどを展開。写真用レンズだけでなく、BtoB向け光学の利益貢献が大きい。

 ・ 会社HP:

https://www.tamron.com/jp/

◎ 注目理由: 光技術関連株と聞くと半導体寄りに偏りがちだが、レンズは監視、車載、FA、医療周辺まで応用が広い。会社予想では2026年12月期の売上高910億円、営業利益185億円を計画しており、利益率の高さが際立つ。写真市場だけではなく、車載・監視・産業用途が伸びる構造に変わってきた点が大きい。光学技術を「消費財企業」でなく「高収益部材企業」として見直す余地がある。

◎ 企業沿革・最近の動向: 写真レンズでブランドを築きながら、近年は産業や監視向けも育ててきた。2026年2月の通期決算と業績予想では増収増益見通しを示しており、為替前提も明示している。民生向けだけに依存しない体質へ移行できているかがポイントで、今後は写真関連の販売本数より、車載や監視向けの売上構成比、営業利益率の維持を見たい。

◎ リスク要因: 円高やデジカメ需要の鈍化が収益を押し下げやすい。車載や監視向け拡大が遅れると、高収益体質への期待が剥落しやすい。

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◆フォトマスクの裏街道 ブイ・テクノロジー(7717)

◎ 事業内容: 半導体、FPD、フォトマスク向けの製造装置、検査装置、露光装置、修正装置、測定装置を手がける。装置群の幅広さが売り。

 ・ 会社HP:

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株式会社ブイ・テクノロジー ブイ・テクノロジーの公式サイトです。FPD、LCD、OLED、半導体に貢献する、製造装置、検査装置、露光装置、検査装置、修正装置、測定装置のに関する情報、蒸着マスクなどの...

◎ 注目理由: 半導体の前工程だけでなく、フォトマスクやアドバンストパッケージ周辺まで食い込めるのが魅力だ。2026年3月期第3四半期は累計売上高32,057百万円、営業利益627百万円で大幅改善。3月にはアドバンストパッケージ事業推進本部を新設し、1月には先端半導体パッケージ技術アライアンスへの参画も公表した。光学検査と半導体実装が交差する場所を狙っている。

◎ 企業沿革・最近の動向: FPD装置メーカーとして拡大したが、半導体とフォトマスクの比重を高めてきた。会社概要でも半導体、FPD製造装置を主力に掲げており、事業の重心は明確だ。2026年は新組織設置でアドバンストパッケージに踏み込み、FPD偏重からの脱却を進める局面。決算ではFPD減少を半導体・フォトマスクの拡大でどこまで補えるかを見ていきたい。

◎ リスク要因: FPD市況の戻りが鈍いなか、半導体向け投資が想定通り伸びないと、事業転換の途中で業績がぶれやすい。大型案件偏重にも注意。

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◆検査装置の王道 レーザーテック(6920)

◎ 事業内容: 光応用技術を用いた半導体・FPD向け検査、計測装置を展開。EUVマスクブランクス欠陥検査装置で業界標準の地位を持つ。

 ・ 会社HP:

https://www.lasertec.co.jp/

◎ 注目理由: すでに有名株だが、光技術関連の中で外す理由がない。EUVマスク、フォトマスク、ウェハ検査まで一気通貫で押さえ、最先端半導体の歩留まり改善に不可欠な位置にいる。2026年6月期第2四半期は営業利益629億91百万円で前年同期比1.1%減にとどまり、サービス売上は四半期として高水準。浜松ホトニクスの半導体検査向けセンサ好調とつながる「検査強い」流れの本丸だ。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1970年代に世界初のフォトマスク欠陥検査装置を開発した歴史を持ち、いまも光学検査の中核企業であり続ける。2025年末にはブランクス欠陥検査装置MAGICSシリーズの新製品を投入し、2026年1月末には第2四半期決算を発表。株価はすでに高評価だが、EUV世代の微細化が続く限り、受注とサービスの積み上がりは軽視しにくい。

◎ リスク要因: 高評価株だけに、受注の伸び鈍化や前受金の減少が見えると調整が大きくなりやすい。特定大口顧客への依存も意識したい。

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◆薄膜装置の横綱候補 アルバック(6728)

◎ 事業内容: 真空技術を軸に、半導体、電子部品、ディスプレー向け成膜・エッチング・分析関連装置を展開。光学薄膜や先端パッケージ周辺にも絡む。

 ・ 会社HP:

https://www.ulvac.co.jp/

◎ 注目理由: 光技術そのものというより、光デバイスや半導体を作るための真空・薄膜プロセスを握る銘柄だ。2026年6月期中間期は売上高123,893百万円、営業利益8,456百万円で減益だったが、これは逆に再評価余地でもある。中長期計画では半導体・電子中心への事業ポートフォリオ見直しを進めており、光通信やシリコンフォトニクス向け設備投資が本格化すれば恩恵を受けやすい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 真空装置大手として広範な電子産業を支えてきたが、2025年8月には「バリューアッププラン」を策定し、2026年2月にはその一環として希望退職者募集も開示した。つまり、いまは改革期だ。短期の数字だけを見ると弱いが、半導体電子中心へ絞る構図が見えている。次の決算では受注、受注残、半導体関連の構成比が改善しているかを確かめたい。

◎ リスク要因: 改革コストが先行し、ディスプレーや一般産機の弱さを半導体が埋め切れないと、回復シナリオが先延ばしになりやすい。

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◆AIデータセンターの配線屋 フジクラ(5803)

◎ 事業内容: 光ファイバケーブル、光配線部材、融着接続機などを展開。通信インフラ、データセンター、光コンポーネントで強い。

 ・ 会社HP:

https://www.fujikura.co.jp/

◎ 注目理由: 光電融合が実用段階へ進むほど、最後に必要になるのは配線と接続だ。フジクラはAI需要で高速化・高密度化が進むデータセンター向けに、光ファイバケーブルや配線ソリューションを前面に出している。2026年3月期第3四半期は売上高854,931百万円で前年同期比20.2%増、営業利益142,196百万円で47.7%増。テーマ株というより実需株として、光関連の資金受け皿になりやすい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 通信インフラの老舗だが、近年は生成AIによる通信量爆発を追い風に、データセンター関連製品の露出を増やしている。2026年2月のJANOG57出展でも、次世代超小型光配線ソリューションや高密度ケーブルを訴求した。研究開発のテーマ株ではなく、すでに売上が立っている実務銘柄というのが強い。決算では情報通信セグメントの伸びと利益率を追いたい。

◎ リスク要因: 通信インフラ投資の反動や原材料高が利益率を圧迫しやすい。好業績が続いているだけに、伸び率の鈍化には市場が敏感になりやすい。

◎ 参考URL(みんかぶ):

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◆AIサーバーの接点部材 エンプラス(6961)

◎ 事業内容: 精密プラスチック加工を基盤に、半導体向けソケット、光通信関連部品、ライフサイエンス関連製品などを手がける。

 ・ 会社HP:

https://www.enplas.co.jp/

◎ 注目理由: 光通信そのものの企業ではないが、AIサーバー向けソケットやハイパースケーラー向けASIC案件の増加が直近業績を押し上げている。2026年1月末には通期業績予想を上方修正し、その理由として大手GPUメーカー向けAIサーバー用ソケットやハイパースケーラー案件の増加を挙げた。光電融合が進むほどサーバー周辺の高付加価値部材も動く。そこを実績で示したのがこの銘柄だ。

◎ 企業沿革・最近の動向: 自動車や電子部品向けの精密成形で培った技術を、半導体やライフサイエンスへ展開してきた。2026年3月期第3四半期ではSemiconductor事業の利益改善が目立ち、固定費吸収が進んでいる。一方で光通信関連を含むDigital Communication事業には波があるため、AIサーバー偏重で終わるか、通信・車載を含む多面展開に進むかが次の評価ポイントになる。

◎ リスク要因: AIサーバー向け案件の反動減が出ると、評価も業績も振れやすい。光通信関連が弱いままだと、事業ポートフォリオの偏りが残る。

◎ 参考URL(みんかぶ):

https://minkabu.jp/stock/6961

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

https://finance.yahoo.co.jp/quote/6961.T

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◆海底光ケーブルの隠れ主役 湖北工業(6524)

◎ 事業内容: アルミ電解コンデンサ用リード端子と、光部品・デバイスを展開。特に海底光通信用部品で存在感が大きい。

 ・ 会社HP:

https://www.kohokukogyo.co.jp/

◎ 注目理由: 光通信の本命がデータセンターだけだと思うと見落とす銘柄だ。湖北工業は海底光通信用部品のリーディング企業で、2025年12月期決算説明資料では光部品・デバイス事業の拡大が続き、2025年業績は売上高、営業利益とも過去最高を更新した。生成AI時代の通信トラフィック増は海底ケーブル需要にもつながる。派手ではないが、長期テーマを業績に変えやすい立ち位置にある。

◎ 企業沿革・最近の動向: リード端子で培った精密加工技術を生かして2000年から光通信分野へ進出。トップメッセージでは、海底光ケーブル向け光アイソレータ関連で50%超のシェアを持つことも示している。2026年2月の決算では2026年12月期も増収増益計画を打ち出した。今後は光部品・デバイス事業の営業利益率がどこまで上がるか、中計進捗が重要になる。

◎ リスク要因: 海底ケーブル関連は案件タイミングで受注がぶれやすい。特定市場依存が高いだけに、大口需要の端境期は株価変動が大きくなりやすい。

◎ 参考URL(みんかぶ):

https://minkabu.jp/stock/6524

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

https://finance.yahoo.co.jp/quote/6524.T

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◆高密度配線の職人株 精工技研(6834)

◎ 事業内容: 光通信部品、光接続部品、フェルール、コネクタ、アダプタなどを展開。精密加工技術を光通信部材へ応用している。

 ・ 会社HP:

https://www.seikoh-giken.co.jp/

◎ 注目理由: データセンターの高密度実装が進むほど、部品の細かな工夫が効いてくる。精工技研は光通信用部品の新製品として、実装スペースを約40%削減できるLCユニブーツコネクタを訴求している。2026年2月には通期業績予想修正と期末配当予想の増配を開示しており、業績面も追い風だ。規模の割にテーマ適合が濃く、資金が回るときは一気に評価されやすい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 精密加工メーカーとして出発し、現在は光通信と精密金型の二本柱で展開する。2025年12月には連結孫会社による子会社設立を発表し、2026年2月には増配と業績上方修正を打ち出した。光通信部品の標準品だけでなく、データセンター向け高密度配線で差別化できるかが鍵。決算では通信関連製品の伸びと海外売上比率を見たい。

◎ リスク要因: 通信投資の停滞や価格競争が激しくなると、ニッチ高付加価値の優位性が薄れやすい。金型事業側の景気変動も混ざる。

◎ 参考URL(みんかぶ):

https://minkabu.jp/stock/6834

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

https://finance.yahoo.co.jp/quote/6834.T

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◆光電融合を測る側 アンリツ(6754)

◎ 事業内容: 通信計測、品質保証、環境計測などを展開。無線だけでなく、光電融合デバイスや近赤外検査装置など測定・検査分野にも広がる。

 ・ 会社HP:

https://www.anritsu.com/ja-jp

◎ 注目理由: 光電融合で重要なのは、作る会社だけではなく測る会社だ。アンリツは統合レポートで、APNを実現するための光電融合デバイス測定技術の確立を明示している。2026年3月期第3四半期はPQA事業好調で増収増益。6G、サブテラヘルツ、光電融合のインフラが進むほど、測定技術の価値は上がる。テーマの本流にいるのに、半導体製造装置ほど過熱していない点が妙味だ。

◎ 企業沿革・最近の動向: 通信計測大手として長い歴史を持つが、近年は品質保証や検査ソリューションも強化している。2026年2月の会社説明資料では中計GLP2026の下で成長戦略を示し、1月の第3四半期決算も公表した。無線計測の会社という古い理解では足りず、今後は光電融合向け測定、PQAの収益構成、ソフトウエア化の進展を見ていく必要がある。

◎ リスク要因: 通信投資サイクルが鈍ると計測需要は一時的に落ちやすい。研究開発投資が先行しても案件化が遅れると株価は反応しづらい。

◎ 参考URL(みんかぶ):

https://minkabu.jp/stock/6754

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

https://finance.yahoo.co.jp/quote/6754.T

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◆LEDとセンサーの量産王 スタンレー電気(6923)

◎ 事業内容: 自動車用ランプに加え、紫外・可視光・赤外LED、光センサー、紫外線除菌製品などを展開。光デバイスの量産力が強み。

 ・ 会社HP:

https://www.stanley-electric.com/jp/

◎ 注目理由: 企業規模はやや大きいが、光技術関連としての厚みは相当ある。コンポーネンツ事業で紫外、可視光、赤外LEDと光センサーを持ち、電子応用製品では紫外線除菌や車載センサーまで展開。2026年3月期第3四半期は売上高3,802.8億円で前年同期比1.2%増、営業利益は13.2%減だったが、これは中国環境や米国関税影響を受けた結果。逆にいえば、底打ちが見えると見直し余地がある。

◎ 企業沿革・最近の動向: 100年を超える歴史の中で、照明からLED、車載、センサーへと進化してきた。現在は自動車機器の印象が強いが、光デバイスの裾野は広い。2026年1月の第3四半期資料では、中国の利益率改善やアジア二輪の堅調さも示された。自動車ランプ企業としてだけでなく、紫外LEDや光センサーの量産企業として市場が再評価するかが注目点だ。

◎ リスク要因: 自動車販売の減速や中国競争の激化が全体業績を左右しやすい。光部品の価値が車載事業の波に埋もれる点も弱みになる。

◎ 参考URL(みんかぶ):

https://minkabu.jp/stock/6923

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

https://finance.yahoo.co.jp/quote/6923.T

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