【保存版】次のテーマは「排熱」だ!データセンターを冷やせ!厳選・冷却関連銘柄20選

投資判断と市場概況:AIの進化が引き起こす「熱との戦い」

生成AIの爆発的な普及は、デジタル社会に新たな「物理的制約」を突きつけました。それが**「排熱問題」**です。

高性能なGPU(画像処理半導体)を搭載したAIサーバーは、従来のサーバーとは桁違いの熱を発します。NVIDIAの最新チップなどは、チップ単体で数百ワット、ラック全体では100キロワットを超える熱密度に達しつつあります。これまでの「空調で部屋全体を冷やす(空冷)」方式では、もはや冷却が追いつかず、電力効率(PUE)も悪化の一途をたどっています。

そこで注目されているのが、**「液浸冷却(Liquid Cooling)」「水冷(Direct-to-Chip)」**といった次世代冷却技術です。液体は空気の約25倍の熱伝導率を持ち、圧倒的に効率よく熱を奪うことができます。ゴールドマン・サックスなどの試算によれば、データセンター向け冷却市場は今後数年で倍増以上の成長が見込まれています。

今回の銘柄選定では、単に「エアコンを作っている会社」ではなく、「データセンター特有の高負荷冷却に対応できる技術を持つ企業」や、冷却システムに不可欠な「熱交換器・ポンプ・部材」、そして実際にその技術を導入する**「建設・設備」**関連に焦点を当てました。

誰もが知る大型株だけでなく、サプライチェーンの要となるニッチトップ企業を含めた20銘柄を厳選しました。この「熱」を制する企業こそが、次なる相場の主役となるでしょう。


免責事項

本記事は、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。掲載されている情報は、記事作成時点(2025年12月2日)の公開情報に基づいています。株価や企業業績は変動する可能性があり、市場環境も変化します。投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。本記事の情報を利用した結果生じたいかなる損害についても、著者は責任を負いません。


日東工業 (6651)

◎ 事業内容: 配電盤、キャビネット、ブレーカーの大手メーカー。近年はデータセンター(DC)向けのサーバーラックや、次世代冷却技術である「液浸冷却システム」に経営資源を集中している。

 ・ 会社HP:https://www.nito.co.jp/

◎ 注目理由:  「液浸冷却」の本命銘柄の一つ。従来の空冷ラックでは対応できない高発熱サーバー向けに、油などの冷媒にサーバーごと浸す液浸冷却装置を開発・提供しています。データセンターの省エネ化要請(PUE改善)は国策レベルの課題であり、同社の専用ラックや冷却ソリューションへの引き合いは、AIサーバーの増加とともに飛躍的に伸びると予想されます。配電盤で培った堅牢なインフラ技術と冷却技術の融合が強みです。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2024年には液浸冷却システムの実証実験を複数のパートナー企業と推進。AIデータセンター向けの専用ラック「FSシリーズ」なども好調です。建設コスト上昇や部材高の中でも、データセンター建設ラッシュを背景に高付加価値製品の売上が伸長しています。

◎ リスク要因: 原材料(銅・鋼材)価格の高騰による利益率の圧迫。データセンター建設プロジェクトの延期や見直しによる受注ズレ込み。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6651

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6651.T


高砂熱学工業 (1969)

◎ 事業内容: 日本最大の空調設備工事会社。オフィスビル、工場、病院、そしてデータセンター(DC)の空調設備設計・施工で圧倒的な実績を持つ。

 ・ 会社HP:https://www.tte-net.com/

◎ 注目理由:  「空調の王者」であり、データセンター建設における設備工事の筆頭格です。AIサーバーの発熱に対応するためには、建物全体の熱流体を緻密に計算・制御するエンジニアリング能力が不可欠であり、同社の技術力なしにハイパースケールDCの建設は困難です。液冷システムの施工ノウハウも蓄積しており、DC建設ラッシュの恩恵を最も直接的に受ける企業と言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向:  受注残高は歴史的な高水準で推移しており、特に産業空調(半導体工場・DC)が牽引しています。世界的な脱炭素の流れを受け、省エネ性能の高い空調システムの提案力が評価され、大型案件の獲得が続いています。

◎ リスク要因: 建設業界全体の「2024年問題」に続く人手不足による工期の長期化や労務費の上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1969

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1969.T


フジクラ (5803)

◎ 事業内容: 電線・ケーブルの大手だが、電子部品分野における「ヒートパイプ」「ベーパーチャンバー」などの熱制御部品で世界的なシェアを持つ。

 ・ 会社HP:https://www.fujikura.co.jp/

◎ 注目理由:  CPUやGPUから発生した熱を瞬時に移動させる「ヒートパイプ」技術で世界トップクラスです。AI半導体の発熱量が増大する中、同社の高性能ヒートパイプおよびベーパーチャンバーは、サーバー内部の冷却に不可欠なコンポーネントです。データセンター冷却用として、従来比2倍の熱輸送量を持つ新型ヒートパイプを開発するなど、技術革新をリードしています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  光ファイバー需要の回復に加え、データセンター向けの熱関連製品が収益の柱に成長しつつあります。AIサーバー需要の急増に伴い、同社の熱管理ソリューションへの問い合わせが急増しています。

◎ リスク要因: 銅価格の変動リスク。主要顧客であるサーバーメーカーや半導体メーカーの生産調整の影響。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5803

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5803.T


日阪製作所 (6247)

◎ 事業内容: 産業用熱交換器の専業大手。プレート式熱交換器で国内トップシェアを誇り、化学プラントから空調、食品まで幅広い分野に製品を供給。

 ・ 会社HP:https://www.hisaka.co.jp/

◎ 注目理由:  液冷・水冷式データセンターにおいて、温まった冷媒(水や油)を冷却水と熱交換して冷やす「プレート式熱交換器」は心臓部とも言える装置です。同社の製品は熱交換効率が極めて高く、コンパクトであるため、スペース効率が求められるDCに最適です。AIサーバー普及による液冷化の進展は、同社にとって巨大な追い風となります。

◎ 企業沿革・最近の動向:  省エネ・脱炭素ニーズの高まりを受け、廃熱利用や高効率冷却用途での熱交換器需要が拡大中。データセンター向けでも、グローバルなパートナーシップを通じて採用実績を伸ばしています。

◎ リスク要因: ステンレスなどの原材料価格高騰。海外市場(特に中国・アジア)の景気減速による設備投資抑制。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6247

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6247.T


山洋電気 (6516)

◎ 事業内容: 冷却ファン、無停電電源装置(UPS)、サーボモータなどを手掛ける。特にサーバー向けの高性能冷却ファンで高い技術力を持つ。

 ・ 会社HP:https://www.sanyodenki.co.jp/

◎ 注目理由:  「San Ace」ブランドの冷却ファンは、高風量・高静圧で知られ、世界の主要なサーバーメーカーに採用されています。液冷が注目されつつも、依然として空冷ファンの需要は根強く、特にハイブリッド冷却においては、より強力で精密なファンが必要とされます。AIサーバーは内部密度が高いため、同社の高信頼性ファンへの依存度はむしろ高まっています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  5G基地局やデータセンター向けの需要が堅調。AI・半導体製造装置向けの冷却ファンや、停電対策としてのUPS(無停電電源装置)も好調に推移しており、デジタルインフラの両輪を支えています。

◎ リスク要因: 電子部品不足の再燃リスク。海外売上比率が高いため、為替変動の影響を受けやすい。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6516

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6516.T


神和工業 (3447)

◎ 事業内容: 溶接技術を核とした金属加工メーカーだが、新規事業として「液浸冷却装置」の開発・製造に注力しているニッチトップ企業。

 ・ 会社HP:https://www.shinwa-jpn.co.jp/

◎ 注目理由:  時価総額は比較的小さいものの、液浸冷却分野での特許技術や開発力には定評があります。精密な溶接技術を活かし、冷媒が漏れない高気密な液浸タンクを製造。大手SIerや通信キャリアとの実証実験にも関与しており、液浸冷却が本格普及期に入れば、ハードウェア供給元として大化けするポテンシャルを秘めています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  本業の建設機械向け部品などは堅調ですが、投資家の注目は圧倒的に液浸冷却事業にあります。省エネ性能を極限まで高めた冷却システムの展示会出展など、認知度向上に努めています。

◎ リスク要因: 液浸冷却市場の立ち上がりスピードの遅れ。特定の大口顧客への依存度リスク。流動性が低い小型株特有のボラティリティ。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3447

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3447.T


菱洋エレクトロ (167A) ※旧・リョーサン菱洋

◎ 事業内容: 半導体商社のリョーサンと菱洋エレクトロが統合して誕生。NVIDIA製品の取り扱いや、熱対策ソリューションの提案に強み。

 ・ 会社HP:https://www.ryosan-ryoyo.co.jp/

◎ 注目理由:  単なる半導体販売にとどまらず、ヒートシンクや冷却ファン、熱伝導シートなどを組み合わせた「熱対策ソリューション」を提案できる技術商社です。NVIDIAの正規代理店としての強みも持ち、AIサーバーの導入から冷却部材の選定までを一気通貫でサポートできる立ち位置は貴重です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  2024年の経営統合により、取扱製品のラインナップが拡充。AI・IoT分野への注力を掲げ、データセンター向けのシステム提案営業を強化しています。

◎ リスク要因: 半導体市況のサイクルの影響。メーカー直販化などの商流変化リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/167A

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/167A.T


ダイダン (1980)

◎ 事業内容: 電気・空調・水道工事を手掛ける総合設備工事会社。特に「光・空気・水」の制御技術に優れ、データセンター空調で独自の強みを持つ。

 ・ 会社HP:https://www.daidan.co.jp/

◎ 注目理由:  データセンター向けに「間接蒸発式冷却システム」などの高効率空調を提案・施工しています。クリーンルーム技術にも長けており、精密な温度管理が求められるAIデータセンターにおいて、同社の施工能力は高く評価されています。再生可能エネルギー利用と組み合わせたグリーンデータセンターの構築支援も行っています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  首都圏や関西圏での再開発プロジェクト、およびデータセンター新設案件を着実に受注。技術研究所での実証を通じた、省エネ提案営業が奏功しています。

◎ リスク要因: 建設資材価格の高止まり。技術者不足による受注機会の損失。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1980

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1980.T


大気社 (1979)

◎ 事業内容: 産業空調設備の最大手の一つ。特に塗装プラントと、半導体工場やデータセンター向けの産業空調に強みを持つグローバル企業。

 ・ 会社HP:https://www.taikisha.co.jp/

◎ 注目理由:  半導体工場のクリーンルーム空調で培った超精密な気流制御技術を、データセンター冷却に応用しています。サーバーからの排熱を効率的に処理するシステム設計において、世界レベルの実績を持ちます。海外売上比率も高く、グローバルなデータセンター投資の恩恵を受けやすい体質です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  半導体・バッテリー工場向けの大型空調案件が好調。データセンター向けでは、空調エネルギー消費を極限まで下げるソリューション開発を加速させています。

◎ リスク要因: 自動車産業(塗装プラント)の設備投資動向の影響。海外プロジェクトにおける地政学リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1979

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1979.T


三機工業 (1961)

◎ 事業内容: 三井グループの総合設備建設大手。空調、給排水、電気、搬送システムなど幅広い事業領域を持つ。

 ・ 会社HP:https://www.sanki.co.jp/

◎ 注目理由:  データセンターの企画・設計から構築・運用までをトータルサポートできる総合力が強みです。特に、サーバー室内の気流シミュレーション技術や、省エネ空調システム「エコサーバー」などの独自技術を有し、ハイパースケールDCの案件獲得に積極的です。ファシリティ全体を最適化する能力が買われています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  半導体工場や大型物流センター、データセンター向けの設備工事が増加傾向。サステナビリティ経営を推進し、環境配慮型設備の提案で差別化を図っています。

◎ リスク要因: 原材料価格および労務費の高騰。公共工事の減少リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1961

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1961.T


オルガノ (6368)

◎ 事業内容: 水処理エンジニアリング大手。超純水製造装置でトップクラス。半導体産業向けに加え、発電所や工場の冷却水処理も手掛ける。

 ・ 会社HP:https://www.organo.co.jp/

◎ 注目理由:  データセンターの水冷化・液冷化が進むと、冷却媒体としての「水」の質と管理が極めて重要になります。不純物が混じれば配管の詰まりや腐食、ショートの原因となるためです。同社の高度な水処理技術とメンテナンス網は、水冷式データセンターの安定稼働を裏で支える必須インフラです。

◎ 企業沿革・最近の動向:  半導体業界向けの超純水装置が絶好調。これに加え、データセンター冷却水循環システムの需要取り込みを強化しており、ストックビジネスとしての薬品販売・メンテも堅調です。

◎ リスク要因: 半導体設備投資サイクルの谷間。海外事業における為替リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6368

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6368.T


栗田工業 (6370)

◎ 事業内容: 水処理国内最大手。水処理装置の製造・販売から、メンテナンス、水処理薬品の製造まで垂直統合で展開。

 ・ 会社HP:https://www.kurita.co.jp/

◎ 注目理由:  データセンターの冷却塔(クーリングタワー)で使用される冷却水の水質管理、および水冷システム向けの水処理薬品で圧倒的なシェアを持ちます。冷却効率の維持や設備の長寿命化には同社のケミカル技術が不可欠。また、使用水量を削減するリサイクル技術も、環境意識の高いDC事業者から選ばれる理由です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  半導体産業向けの超純水供給サービスが収益を牽引。データセンター市場に対しても、冷却水処理の自動化・遠隔監視サービスなどを展開し、顧客基盤を拡大しています。

◎ リスク要因: 原材料コストの上昇。顧客企業の稼働率低下による薬品需要の減少。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6370

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6370.T


ニデック (6594)

◎ 事業内容: 世界No.1の総合モーターメーカー。HDD用モーターからEV用、そしてサーバー冷却用モジュールまで多角展開。

 ・ 会社HP:https://www.nidec.com/jp/

◎ 注目理由:  AIサーバー向けの水冷モジュール(CDU:Coolant Distribution Unit)を増産しており、Supermicroなどの主要サーバーメーカーへの供給実績があります。モーター技術を応用したポンプやファン、そして液冷システム全体を包括的に提供できる数少ないプレイヤーであり、サーバー冷却部品市場での覇権を狙っています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  EV事業の苦戦が報じられる一方、AIデータセンター向けの冷却製品事業は急成長しており、新たな収益の柱として期待されています。タイなどの工場でCDUの生産能力を大幅に増強中です。

◎ リスク要因: EV市場の減速による全社業績への影響。中国市場の地政学リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6594

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6594.T


ミネベアミツミ (6479)

◎ 事業内容: 極小ボールベアリングで世界シェア6割。アナログ半導体、モーター、センサーなどを融合した「相合」精密部品メーカー。

 ・ 会社HP:https://www.minebeamitsumi.com/

◎ 注目理由:  データセンターのサーバー冷却用ファンモーターにおいて、高いシェアと信頼性を誇ります。同社のベアリング技術を使用したファンは耐久性と静音性に優れ、24時間365日稼働するDC環境に最適です。また、熱管理に不可欠なアナログ半導体やセンサー類も自社で手掛けており、複合的なソリューション提案が可能です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  M&Aを積極的に行い事業領域を拡大。データセンター向けでは、ファンモーターの高付加価値化(高回転・低振動)を進め、AIサーバー特需を取り込んでいます。

◎ リスク要因: 為替円高による収益目減り。原材料価格高騰の転嫁遅れ。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6479

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6479.T


古河電気工業 (5801)

◎ 事業内容: 電線・非鉄金属大手。光ファイバー技術に加え、熱対策製品(ヒートシンク、熱伝導シート等)に強み。

 ・ 会社HP:https://www.furukawa.co.jp/

◎ 注目理由:  データセンター内の高速通信用ケーブルだけでなく、サーバー冷却用の高性能ヒートシンクや、熱伝導技術で高い競争力を持ちます。特に生成AIの普及に伴い、光通信のバックボーン増強と熱対策の両面で恩恵を受けるポジションにいます。

◎ 企業沿革・最近の動向:  北米を中心としたデータセンター向けの光ファイバーケーブル需要が回復基調。熱対策製品も、高機能サーバー向けに採用が拡大しており、事業構造の転換を進めています。

◎ リスク要因: 光通信インフラ投資の一時的な停滞。銅などの素材市況変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5801

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5801.T


荏原製作所 (6361)

◎ 事業内容: ポンプの世界的メーカー。半導体製造装置(CMP装置)でも世界トップクラス。インフラからハイテクまで支える。

 ・ 会社HP:https://www.ebara.co.jp/

◎ 注目理由:  水冷式データセンターにおいて、冷却水を循環させる「ポンプ」や、水を冷やす「チラー(冷凍機)」は基幹設備です。同社は高効率かつ高耐久なポンプ技術を有しており、大規模DCの冷却水循環システムで重要な役割を果たします。精密・電子事業の好調さに隠れがちですが、冷却インフラの根幹を握る企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  半導体製造装置の需要が旺盛。建築・産業カンパニーにおいても、データセンター向けの空調用ポンプや給水ユニットの需要が底堅く推移しています。

◎ リスク要因: 半導体市場の短期的な調整。地政学リスクによるサプライチェーン分断。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6361

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6361.T


さくらインターネット (3778)

◎ 事業内容: 独立系データセンター事業者。クラウドコンピューティングサービスを提供。「ガバメントクラウド」の認定事業者として注目。

 ・ 会社HP:https://www.sakura.ad.jp/

◎ 注目理由:  冷却技術の「ユーザー」代表です。石狩データセンターなどで、外気冷却や高電圧直流給電などの先進技術をいち早く導入してきました。国策としてNVIDIAのGPUを大量に調達し、生成AI向けクラウド基盤を整備中。この大規模GPUサーバー群を冷やすための最新技術(水冷・液浸など)を積極的に採用・実証する場となっており、関連銘柄への波及効果の中心地です。

◎ 企業沿革・最近の動向:  経済産業省からの補助金を受け、AI向け計算資源を大幅に増強中。株価はAI相場の象徴として大きく動意していますが、実需としての設備投資はこれからが本番です。

◎ リスク要因: 先行投資負担による短期的利益の圧迫。他社クラウド(AWS, Azure等)との競争激化。株価のボラティリティの高さ。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3778

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3778.T


関電工 (1942)

◎ 事業内容: 東京電力系の総合設備工事会社。電気設備工事で国内首位級。データセンターの受変電設備から空調、通信工事まで一括対応。

 ・ 会社HP:https://www.kandenko.co.jp/

◎ 注目理由:  データセンターは「巨大な電気の消費地」であり、冷却システムを動かすための安定した電力供給設備が不可欠です。同社はDC特有の大容量受変電設備や、非常用電源の構築に強みを持ちます。首都圏近郊のDC建設プロジェクトにおいて、電気・空調の両面で受注を積み上げています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  再開発案件や産業用施設の設備更新需要が旺盛。データセンター関連工事の売上比率が上昇傾向にあり、堅実な成長を続けています。

◎ リスク要因: 資材高騰と労務費上昇。電力業界全体の再編や規制変更の影響。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1942

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1942.T


富士通ゼネラル (6755)

◎ 事業内容: 富士通系の空調機メーカー。「ノクリア」ブランドで有名だが、中・大型空調機やビル用マルチエアコンも展開。

 ・ 会社HP:https://www.fujitsu-general.com/jp/

◎ 注目理由:  一般家庭用だけでなく、業務用空調での技術力をデータセンター向けに応用しています。富士通グループとしての連携を活かし、IT機器の熱特性を熟知した空調ソリューションを提供できるのが強み。特に海外市場(北米・欧州・中東)での空調需要取り込みに注力しており、高効率なヒートポンプ技術が評価されています。

◎ 企業沿革・最近の動向:  欧州のヒートポンプ暖房需要は一服感があるものの、業務用・産業用空調へのシフトを加速。親会社富士通との連携によるデータセンター冷却ソリューションの深化が期待されます。

◎ リスク要因: 欧州経済の停滞によるヒートポンプ需要減。銅・アルミ価格の変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6755

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AGC (5201)

◎ 事業内容: ガラス世界最大手。電子部材、化学品(フッ素化学)など多角化。液浸冷却用フッ素系溶剤で重要なプレイヤー。

 ・ 会社HP:https://www.agc.com/

◎ 注目理由:  液浸冷却や二相式冷却に使用される「フッ素系冷媒(HFOなど)」を手掛けています。米3M社がPFAS(有機フッ素化合物)の製造終了を決定したことで、代替品としての環境配慮型フッ素系溶剤の需要が、AGCなどの日本メーカーに流れてくる可能性があります。ガラス基板など半導体材料と合わせ、DC市場へ素材からアプローチします。

◎ 企業沿革・最近の動向:  戦略事業(電子・ライフサイエンス・モビリティ)へのポートフォリオ転換を推進。環境負荷の低い次世代冷媒の開発・増産を進め、データセンター冷却市場でのシェア拡大を狙います。

◎ リスク要因: 塩ビやガラス市況の変動。化学品に関する環境規制の強化リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5201

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5201.T

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