投資と政局:不透明な時代にこそ「国策」という道標を
2026年1月、東京市場は再び大きな転換点を迎えています。政局の流動化は、一見すると市場にとってネガティブな材料と捉えられがちです。「政治の安定こそが株高の条件」というこれまでの経験則からすれば、新政権の誕生やそれに伴う混乱は、外国人投資家の売りを誘うリスク要因となり得るからです。しかし、歴史を振り返れば、政権交代や政治的な緊張が高まる局面こそ、特定のテーマ株が爆発的なパフォーマンスを見せる絶好の機会でもありました。その中心にあるのが、いつの時代も変わらぬ日本最大の課題、すなわち「地方創生」です。
なぜ今、再び「地方創生」なのか。それは、日本の構造的な欠陥が限界点に達しているからです。東京一極集中による地方の疲弊、少子高齢化、そして労働力不足。これらはもはや「将来の課題」ではなく「眼前の危機」です。新政権が誰の手によって樹立されようとも、地方票の獲得、そして日本経済の底上げのためには、地方経済の再生を最優先事項として掲げざるを得ません。かつてのアベノミクスが金融緩和による円安株高を演出したように、これからの政権は「財政出動」と「規制緩和」をセットにした地方への資金還流を加速させるでしょう。ここに、投資家が注目すべき巨大なマネーフローが生まれます。
具体的に資金が向かう先はどこか。それは旧来型の公共事業(道路や橋の建設)だけではありません。もちろん、防災・減災の観点からインフラ強靭化は必須ですが、現代の地方創生は「デジタル(DX)」と「人的資本」がキーワードになります。地方自治体のシステム標準化、人手不足を補うための省人化技術、地方企業の事業承継M&A、そしてインバウンド観光の地方分散。これらはすべて、政府が予算を投じてでも推進したい「国策」です。「国策に売りなし」という相場格言の通り、政策の追い風を受ける企業は、全体相場が軟調な時でも力強い値動きを見せる傾向があります。
本記事では、単なる「地方銀行」や「建設株」といった安直な連想ではなく、より深く、構造的な変化によって恩恵を受ける銘柄を厳選しました。例えば、地方企業のDXを支援するIT企業、地方特有の「空き家問題」や「事業承継問題」を解決するプラットフォーマー、そして地方の魅力を外貨に変える観光・特産品関連企業です。これらは、日経平均株価を構成するような超大型株(トヨタやソニーなど)とは異なり、機関投資家の保有比率がまだ低く、個人投資家の資金流入によって株価が跳ね上がる余地を大きく残しています。
また、リスク管理の観点からも、内需主導の地方創生関連株は魅力的です。世界経済の減速懸念や為替変動の影響を受けやすい輸出関連株に対し、地方創生関連は国内の政策予算や内需に支えられているため、外部環境の変化に対して比較的堅牢です。政局が混迷を極め、マクロ経済の先行きが見通せない今だからこそ、確実な需要が存在し、かつ政府の強力なバックアップが期待できる分野に資金をシフトさせる戦略が有効となるのです。
これより紹介する20銘柄は、徹底的なリサーチに基づき、財務の健全性、市場でのポジショニング、そして何より「政策との親和性」を重視して選定しました。時価総額が比較的小さく、ボラティリティ(価格変動)が高い銘柄も含まれますが、それこそが大きなリターンを生む源泉です。新時代の国策テーマに乗る準備はできていますか? 深く分析された至極の銘柄リストを、あなたのポートフォリオの参考にしてください。
免責事項 本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。紹介する銘柄は、2026年1月24日時点での情報に基づき選定されていますが、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行われますようお願いいたします。本記事の情報を利用した結果、被った損害について、作成者は一切の責任を負いません。
【地方銀行の雄、石破関連の筆頭】山陰合同銀行 (8381)
◎ 事業内容: 島根県と鳥取県を地盤とする広域地方銀行。山陰地方で圧倒的なシェアを誇りつつ、兵庫・大阪など県外への展開も積極的。強固な財務基盤と高配当政策で知られる地銀の優等生。
・ 会社HP:
◎ 注目理由: 政界のキーマンである石破茂氏の選出地盤(鳥取)における最大の金融機関であり、政局が「地方重視」へ傾く際のシンボルストックとなりやすい。また、日銀の金融政策正常化(金利ある世界)への移行は、預貸金利ざやの改善を通じて業績に直結する。PBR1倍割れ是正に向けた株主還元強化も期待でき、攻守ともに隙がない。
◎ 企業沿革・最近の動向: 地方銀行の中でもいち早くデジタル化を推進し、対面と非対面の融合店舗を展開。最近では、再エネ分野への融資や、地域商社機能を通じた地元産品の販路拡大支援など、金融以外の収益源確保にも注力している。
◎ リスク要因: 山陰地方の人口減少スピードは全国でも早く、長期的には地域経済の縮小が貸出残高の減少につながる恐れがある。
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【土産物で地方経済を回す】コトブキスピリッツ (2222)
◎ 事業内容: 「ルタオ(LeTAO)」や「東京ミルクチーズ工場」など、地域ブランド菓子を製造・販売する製菓グループ。全国各地に製造拠点を持ち、地域限定ブランド戦略に強みを持つ。本社は鳥取県米子市。
・ 会社HP:
◎ 注目理由: 「地方創生×インバウンド」のど真ん中銘柄。地方空港や駅ナカでの販売網が強く、観光客の回復がダイレクトに業績に寄与する。特に本社が鳥取にあることから、地方活性化の成功モデルとして政策的な注目度も高い。プレミアム・ギフトスイーツ市場でのブランド力は圧倒的で、値上げ転嫁力も高くインフレに強い。
◎ 企業沿革・最近の動向: コロナ禍からの急回復を遂げ、過去最高益更新を視野に入れる。海外展開も視野に入れつつ、国内では新ブランドの立ち上げを継続。インバウンド需要の地方分散化の流れは同社にとって強力な追い風となる。
◎ リスク要因: 原材料価格(小麦、乳製品など)の高騰や、観光需要が冷え込むようなパンデミック、地政学リスクの再燃。
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【ふるさと納税と自治体DXのプラットフォーマー】チェンジホールディングス (3962)
◎ 事業内容: 自治体向けDX支援、ふるさと納税プラットフォーム「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンクを傘下に持つ。IT人材育成や業務プロセス改革(BPO)も手掛ける。
・ 会社HP: https://www.change-jp.com/
◎ 注目理由: ふるさと納税は地方自治体にとって貴重な財源であり、制度が存続する限り同社の収益基盤は盤石。さらに、政府が進める「自治体システムの標準化・共通化」において、同社のDX支援ノウハウへの需要は爆発的に高まっている。地方創生予算がデジタル分野に配分される際、最も恩恵を受ける企業の一つ。
◎ 企業沿革・最近の動向: イー・ガーディアンやKDDIとの連携を深め、セキュリティやインフラ面でのサービス拡充を図る。地方自治体の業務効率化を支援するSaaS型ツールの導入数が順調に拡大中。
◎ リスク要因: ふるさと納税制度のルール変更(ポイント還元の規制など)による寄付額の減少や、競合他社とのプラットフォーム競争の激化。
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◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3962.T
【地方の事業承継問題を解決】M&A総研ホールディングス (9552)
◎ 事業内容: 完全成功報酬型のM&A仲介サービスを展開。AIを活用したマッチングシステムにより、短期間での成約を実現。特に中小企業の事業承継案件に強みを持つ。
・ 会社HP: https://masouken.com/
◎ 注目理由: 地方では黒字廃業の危機にある中小企業が急増しており、事業承継は待ったなしの国策課題。同社のAIマッチングは、地方の隠れた優良企業と買い手を効率的に結びつけるため、地方経済の維持に不可欠な存在となっている。成長スピードが著しく、機関投資家の注目度も極めて高い。
◎ 企業沿革・最近の動向: 上場以来、驚異的なペースで増収増益を継続。M&Aアドバイザーの積極採用を続けており、成約件数が増加し続けている。地方銀行との提携も強化し、案件発掘ルートを盤石にしている。
◎ リスク要因: M&A仲介業界への規制強化(利益相反問題などへの対応)や、急激な組織拡大に伴う人材の質のバラつき、コンプライアンスリスク。
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【農業の工業化と地方インフラ】コメリ (8218)
◎ 事業内容: 新潟県を本拠地とし、全国にホームセンターを展開。特に農業資材・金物に特化した「パワー」や「ハード&グリーン」を農村部中心に出店。
・ 会社HP: https://www.komeri.bit.or.jp/
◎ 注目理由: 日本の農業を守るためのインフラ企業。「農業の産業化」を掲げ、農家への資材供給だけでなく、農産物の流通支援なども行う。地方の農村部において圧倒的なドミナント戦略を敷いており、地方創生=第一次産業の復権という文脈で再評価されるべきバリュー株。PBRも低く割安感がある。
◎ 企業沿革・最近の動向: PB(プライベートブランド)商品の比率を高め、利益率の改善を図っている。また、DXを活用した在庫管理や物流効率化を進め、人手不足の中でも運営できる店舗モデルを構築中。
◎ リスク要因: 天候不順による農家の作柄悪化(資材需要の減退)や、電気代・物流費の高騰による利益圧迫。
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【地方スーパーのM&Aと再生】リテールパートナーズ (8167)
◎ 事業内容: 山口県の丸久、大分県のマルミヤストア、福岡県のマルキョウなどを傘下に持つ食品スーパー連合。中国・九州地方を地盤とする。
・ 会社HP: https://retailpartners.co.jp/
◎ 注目理由: 地方スーパーは人口減で苦境にあるが、同社はM&Aによる規模拡大とシステム統合で生き残りを図る「勝ち組」連合。地方の食のライフラインを維持するという公共的な役割も担う。九州・中国地方は半導体工場の進出などで経済が活性化しており、その恩恵を享受できる小売り銘柄。
◎ 企業沿革・最近の動向: 積極的な店舗改装と、プロセスセンター(食品加工場)の集約化で生産性を向上。株主優待の人気も高く、個人投資家の保有比率が高い安定銘柄でもある。
◎ リスク要因: 電気代の高騰、最低賃金の上昇による人件費負担の増加。ドラッグストアやディスカウントストアとの競合激化。
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【地域医療とホスピス運営】アンビスホールディングス (7071)
◎ 事業内容: 医療依存度の高い患者を受け入れる「医心館」を全国展開。終末期医療や難病患者へのケアに特化し、地域の医療機関と連携するビジネスモデル。
・ 会社HP: https://www.amvis.com/
◎ 注目理由: 地方では病院のベッド数削減が進む一方、高齢化で医療ニーズは増大している。「病院から在宅・施設へ」という国の医療政策に合致しており、地方都市への出店余地が依然として大きい。地域医療の崩壊を防ぐ受け皿として、自治体や医師会からの信頼も厚い。
◎ 企業沿革・最近の動向: 高い病床稼働率を維持しつつ、年間10施設以上のペースで新規開設を継続。高成長グロース株として評価されていたが、調整局面を経てバリュエーション的な魅力も出てきている。
◎ リスク要因: 診療報酬・介護報酬の改定による収益への影響。看護師などの医療人材の確保難(特に地方部での採用競争)。
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【地方自治体向け電子契約の覇者】弁護士ドットコム (6027)
◎ 事業内容: 日本最大級の法律相談ポータルサイト運営に加え、電子契約サービス「クラウドサイン」を提供。
・ 会社HP: https://www.bengo4.com/corporate/
◎ 注目理由: 「クラウドサイン」は地方自治体での導入シェアが圧倒的。デジタル庁が推進する行政手続きのデジタル化において、紙とハンコをなくす同社のサービスは必須インフラ。地方自治体のDX予算が執行される際、最も確実に収益化できるルートを持っている。
◎ 企業沿革・最近の動向: 自治体への導入が進むにつれ、その地域の民間企業への波及効果(ネットワーク効果)が生まれ、契約送信件数が加速的に増加中。AIを活用した契約書レビュー支援など新サービスも投入。
◎ リスク要因: 競合他社(GMO等)との価格競争激化や、法改正の遅れ。先行投資継続による利益率の一時的な低下。
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【福井発、ドミナント戦略の鬼】Genky DrugStores (9267)
◎ 事業内容: 福井県を中心に、北陸・東海地方でメガドラッグストアを展開。生鮮食品を扱い、地域のスーパーマーケット機能も代替する。
・ 会社HP: http://www.genkydrugstores.co.jp/
◎ 注目理由: 「近所で生活必需品が全て揃う」というコンセプトは、高齢化が進む地方部で極めて強力。徹底したドミナント出店と自社プロセスセンターによる低コスト運営で、人口密度の低い地域でも高収益を上げるモデルを確立している。地方創生の基礎となる「生活インフラ」銘柄。
◎ 企業沿革・最近の動向: 食品構成比を高め、来店頻度を向上させる戦略が奏功。PB商品の拡充で粗利率の改善も進めている。新規出店エリアの拡大に積極的。
◎ リスク要因: ドミナントエリア内での自社競合(カニバリゼーション)や、大手イオン系などとの価格競争。
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【北海道のDXとデータセンター】さくらインターネット (3778)
◎ 事業内容: 独立系データセンター大手。北海道石狩市に日本最大級のデータセンターを保有。クラウドサービス、ガバメントクラウドへの対応などで注目。
・ 会社HP: https://www.sakura.ad.jp/
◎ 注目理由: 政府系クラウドの提供事業者に選定されており、「デジタル田園都市国家構想」のインフラ基盤を担う。北海道石狩のDCは、冷涼な気候を利用した省エネ型であり、エネルギーコスト面で優位性がある。地方へのデータセンター分散は国策であり、その筆頭格。
◎ 企業沿革・最近の動向: 生成AI向けのGPUクラウドサービスに巨額投資を行い、AI開発需要を取り込んでいる。NVIDIA製GPUの確保に成功し、国からの助成金も活用して急成長中。
◎ リスク要因: 巨額の設備投資による減価償却費負担、電力料金の高騰、技術革新のスピードに追いつくための継続的な投資負担。
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【災害大国日本の国土強靭化】ライト工業 (1926)
◎ 事業内容: 特殊土木工事の大手。法面(のりめん)対策や地盤改良工事に強み。独自の工法を多数保有し、利益率が高い。
・ 会社HP: https://www.raito.co.jp/
◎ 注目理由: 地方創生は「安全な国土」があってこそ。頻発する豪雨災害や地震に対し、地方の道路や山間部の補強は急務。新政権が公共事業予算を組む際、防災関連は削減されにくい聖域。特に同社の技術力は代替が難しく、受注単価を維持しやすい。
◎ 企業沿革・最近の動向: 老朽化したインフラの補修需要が旺盛で、受注高は高水準で推移。米国など海外事業も拡大しており、国内公共事業依存からの脱却も進めている。
◎ リスク要因: 公共事業予算の縮小(可能性は低いが)、資材価格の高騰、建設業界全体の人手不足による工期遅延。
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【「アクティビティ」で地方観光を予約】アドベンチャー (6030)
◎ 事業内容: 航空券予約サイト「skyticket」を運営。航空券に加え、レンタカー、ホテル、現地アクティビティの予約も一括で提供。
・ 会社HP: https://jp.adventurekk.com/
◎ 注目理由: 訪日外国人が地方へ足を伸ばす際、移動手段(LCC)と現地での体験(アクティビティ)の予約は必須。同社はOTA(Online Travel Agent)として、大手旅行代理店よりも身軽に、地方の観光資源を商品化している。地方空港の活性化とセットで伸びる銘柄。
◎ 企業沿革・最近の動向: インバウンド需要の回復により業績はV字回復。グローバル展開を加速させており、多言語対応や海外顧客の獲得に注力している。
◎ リスク要因: 為替変動による海外旅行需要の減退、Googleフライトなどのプラットフォーマーによる市場浸食、広告宣伝費の高騰。
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【地方の遊休地を駐車場に】アズーム (3496)
◎ 事業内容: 月極駐車場検索サイト「CarParking」運営と、サブリース事業。不動産の空きスペースを駐車場として収益化する。
・ 会社HP: https://azoom.jp/
◎ 注目理由: 地方都市では車社会でありながら、適切な駐車場管理がなされていない「空き地」が多い。同社はネット集客力を武器に、地主から遊休地を借り上げ、駐車場として高稼働させる。地方の不動産オーナーの悩みを解決しつつ収益化するモデルは、地方都市のリノベーションに直結する。
◎ 企業沿革・最近の動向: 管理台数は右肩上がりで増加。DXによる契約手続きの簡素化を進め、アナログな駐車場業界のデジタル化を牽引している。
◎ リスク要因: 将来的な自動運転普及やカーシェア拡大による「所有から利用へ」の変化に伴う、月極駐車場需要の長期的減少。
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【九州発、宇宙への挑戦】QPS研究所 (5595)
◎ 事業内容: 九州大学発の宇宙ベンチャー。小型SAR衛星(レーダー衛星)の開発・運用を行い、準リアルタイムの地球観測データを提供。
・ 会社HP: https://i-qps.net/
◎ 注目理由: 「地方から世界へ、宇宙へ」を体現する企業。福岡を拠点に多数の地元企業とサプライチェーンを構築しており、地方のモノづくり企業の技術力を結集している。政府の宇宙安全保障予算の増額や、災害時の状況把握ニーズ(能登半島地震でも活用)により、国策ど真ん中のハイテク株。
◎ 企業沿革・最近の動向: 衛星の打ち上げに相次ぎ成功し、商用サービスの提供を開始。防衛省や内閣府からの大型受注を獲得しており、収益化フェーズに入りつつある。
◎ リスク要因: ロケット打ち上げ失敗による衛星喪失リスク、開発スケジュールの遅延、宇宙ビジネス特有の先行投資負担の重さ。
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【地方中小企業の事業再生コンサル】山田コンサルティンググループ (4792)
◎ 事業内容: 独立系経営コンサルティング大手。中小企業の経営改善、事業承継、M&A、海外進出支援などを総合的に行う。
・ 会社HP: https://www.yamada-cg.co.jp/
◎ 注目理由: 地方銀行とのネットワークが非常に強く、地銀から紹介された経営不振企業の再生案件を多数手掛ける。金利上昇局面では、借入負担に苦しむゾンビ企業の選別・再生が加速するため、同社への特需が発生する。地方経済の新陳代謝を促す「企業のお医者さん」。
◎ 企業沿革・最近の動向: 事業承継コンサルティングの需要増に対応するため、専門人材を増強。公会計(自治体向け)コンサルにも強く、地方行政の効率化も支援している。
◎ リスク要因: コンサルタントの人材流出リスク、景気悪化によるクライアント企業の支払い能力低下。
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【農業×IT×流通のパイオニア】オイシックス・ラ・大地 (3182)
◎ 事業内容: 有機野菜などの食品宅配大手。「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」を運営。生産者と消費者を直接繋ぐ。
・ 会社HP: https://www.oisixradaichi.co.jp/
◎ 注目理由: 地方のこだわり生産者が、適正な価格で農産物を販売できるプラットフォームを提供。地方農業の収益性向上に寄与しており、SDGsやサステナブル農業の文脈でも評価される。移動スーパー「とくし丸」事業(子会社シダックス経由等で連携)などを通じ、買い物難民対策にも貢献。
◎ 企業沿革・最近の動向: シダックスを子会社化し、給食事業やBtoB領域へも進出。物流センターの自動化投資を進め、配送コストの抑制を図る。
◎ リスク要因: 物流2024年問題に伴う配送コスト増、生鮮食品の品質管理リスク、消費者の節約志向による高単価食材への買い控え。
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【北海道のドラッグストア、インバウンド恩恵】サツドラホールディングス (3544)
◎ 事業内容: 北海道地盤のドラッグストア「サツドラ」を展開。地域共通ポイントカード「EZOCA」を通じたデータマーケティングも行う。
・ 会社HP: https://satudora-hd.co.jp/
◎ 注目理由: 北海道はインバウンド人気No.1エリアであり、観光客による化粧品・医薬品の爆買い需要を取り込める。また、北海道内のエネルギー事業や決済事業にも参入しており、単なる小売業を超えた「北海道の生活インフラ企業」として独自のエコシステムを築いている。
◎ 企業沿革・最近の動向: 台湾などアジア圏での知名度が高く、インバウンド需要が完全に復調。自動発注システムの導入で店舗運営を効率化。
◎ リスク要因: 北海道内の人口減少、光熱費の高騰(北海道は暖房費負担が重い)、競合(ツルハなど)との激しいシェア争い。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3544
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3544.T
【地方のリゾート再生とスキー場運営】日本スキー場開発 (6040)
◎ 事業内容: 白馬八方尾根(長野)やめいほう(岐阜)など、著名なスキー場の運営・再生を手掛ける。グリーンシーズンの観光開発も行う。
・ 会社HP: https://www.nippon-ski.jp/
◎ 注目理由: 日本のパウダースノー(JAPOW)は世界的なブランドとなっており、地方の山間部に外貨を呼び込む最強のコンテンツ。同社はリフト券の価格適正化(値上げ)に成功しており、インバウンド客単価の上昇が利益に直結している。冬だけでなく夏の集客にも力を入れ、通年型リゾートへの転換を進める。
◎ 企業沿革・最近の動向: インバウンド客の比率が急上昇しており、過去最高益水準。レンタルギアの高級化やVIP向けサービスの拡充で収益性を高めている。
◎ リスク要因: 暖冬による雪不足、リフト等の設備老朽化に伴う更新投資負担、海外旅行ブームによる日本人客の減少。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6040
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【空き家再生とリノベーション】ツクルバ (2978)
◎ 事業内容: 中古住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を運営。リノベーション物件に特化。
・ 会社HP: https://tsukuruba.com/
◎ 注目理由: 地方都市や郊外で深刻化する「空き家問題」に対するソリューション企業。中古住宅をリノベーションして価値を高め、流通させるビジネスは、新築偏重だった日本の住宅市場を変革する。移住促進や二拠点生活(デュアルライフ)の浸透も追い風。
◎ 企業沿革・最近の動向: 物件の仕入れから販売までを一気通貫で行うサービスの拡充。金融機関と提携し、リノベーション済み物件向けのローン商品を開発するなど、購入のハードルを下げている。
◎ リスク要因: 金利上昇による住宅ローン需要の冷え込み、不動産市況の悪化、在庫物件の滞留リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2978
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【地方自治体の「財源」を確保】ホープ (6195)
◎ 事業内容: 自治体の広報紙やHPの空きスペースを広告枠として販売し、自治体に収益をもたらすサービス。電力販売事業の撤退を経て、祖業に回帰・集中。
・ 会社HP: https://www.zaigenkakuho.com/
◎ 注目理由: 過去に電力事業で経営危機に陥ったが、奇跡的な復活を遂げた。事業内容は「自治体の財源確保」そのものであり、地方財政が厳しい中でニーズがなくなることはない。新政権下で地方自治体の自主財源確保が求められる中、非常にニッチだが確実な需要がある。リスク許容度の高い投資家向けの大穴銘柄。
◎ 企業沿革・最近の動向: 債務超過解消に向けた取り組みが進み、黒字化定着を図るフェーズ。マクロな景気変動の影響を受けにくい公的セクター向けビジネスに特化している点が強み。
◎ リスク要因: 過去の経営危機の記憶による市場の不信感(バリュエーションのディスカウント)、自治体の広告掲載基準の厳格化。
◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6195
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6195.T
次にあなたが取るべき行動
紹介した銘柄の中に、あなたの「地元の企業」や「馴染みのあるサービス」はありましたか? まずは、気になった銘柄を3つピックアップし、スマホの株価アプリの「お気に入り」に登録することから始めてください。そして、明日9時の寄り付きの気配値をチェックしてみてください。それが、地方創生という巨大な潮流に乗るための第一歩です。


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