インフレに勝つ! 資産防衛のための「実物資産」関連銘柄 20選 ~円安・金利上昇局面の戦い方~

はじめに:なぜ今、「実物資産」なのか

今、私たちの資産を取り巻く環境は劇的な変化の只中にあります。長らく続いたデフレの時代は終わりを告げ、インフレ(物価上昇) が常態化しつつあります。スーパーマーケットでの買い物、ガソリン価格、電気代……あらゆるモノの値段が上がり、相対的に「現金の価値」が目減りしていることを肌で感じているのではないでしょうか。

かつては「現金を銀行に預けておけば安心」と言われましたが、インフレ局面において現金のみを保有することは、実質的な資産を目減りさせるリスクと隣り合わせです。例えば、インフレ率が年3%で推移すれば、100万円の価値は10年後には購買力ベースで約74万円相当まで低下してしまいます。

そこで注目すべきなのが**「実物資産(ハードアセット)」**を持つ企業です。

実物資産とは、不動産、貴金属、エネルギー資源、穀物など、それ自体に価値がある資産のことです。これらはインフレ時に価格が上昇する傾向があり、資産価値の保全に役立ちます。株式投資において、こうした実物資産をビジネスの源泉としている企業、あるいは豊富な含み益のある不動産や在庫(インベントリ)を保有している企業は、**「インフレヘッジ銘柄」**として強さを発揮します。

さらに、現在の日本市場における**「円安」「金利上昇」**のトレンドも無視できません。 円安は輸入コストを押し上げますが、資源権益を持つ企業や、海外に資産を持つ企業にとっては評価益の増大につながります。また、金利上昇は一般的に不動産株の向かい風とされますが、強固な財務基盤と賃料値上げ力(プライシングパワー)を持つ優良な不動産会社にとっては、淘汰が進みシェアを拡大するチャンスでもあります。

今回は、単に「有名な企業」ではなく、以下の3つの視点で厳選した20銘柄をご紹介します。

  1. 資源・エネルギー: 原油、ガス、金属など、産業の血液を握る企業。

  2. 不動産・倉庫: 一等地に優良資産を持ち、インフレを賃料に転嫁できる企業。

  3. 食料・素材: 人が生きていく上で不可欠なコモディティを扱う企業。

これらは派手な急騰を繰り返すITグロース株とは異なり、地味ながらも足腰が強く、長期的に資産を守りながら増やす「守りながら攻める」ためのポートフォリオ候補です。皆様の資産防衛の一助となれば幸いです。


免責事項

本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄への投資を勧誘するものではありません。掲載されている情報は記事作成時点(2026年1月)のものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願いいたします。


【国内最大級のエネルギー開発】株式会社INPEX (1605)

◎ 事業内容: 国内唯一の「国際石油開発帝石」として、世界中で石油・天然ガスの探鉱・開発・生産を行うエネルギー最大手。オーストラリアでの大型LNGプロジェクト「イクシス」が収益の柱。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: エネルギー価格の上昇がダイレクトに利益に直結する、日本株におけるインフレヘッジの筆頭格です。原油・ガス価格が高止まりする環境下では圧倒的なキャッシュフローを生み出します。株主還元にも積極的で、配当利回りの高さと自社株買いによる株価の下支えも魅力。円安も業績の追い風となります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 国策企業としての側面を持ちつつ、脱炭素社会に向けて水素・アンモニア事業や再生可能エネルギーへの投資も加速させています。「イクシス」プロジェクトの安定操業が続いており、財務体質は極めて健全です。

◎ リスク要因: 原油価格の急落、地政学リスク(中東情勢など)、為替の急激な円高進行。脱炭素規制の強化。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【千葉発・世界シェアトップのヨウ素】K&Oエナジーグループ株式会社 (1663)

◎ 事業内容: 千葉県を中心とした国産天然ガスの開発・供給と、その副産物である「ヨウ素」の製造・販売を行う。ヨウ素は医薬品やレントゲン造影剤、液晶パネルなどに不可欠な希少資源。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 世界シェアの約3割を日本が握る「ヨウ素」において、同社はトップクラスの生産量を誇ります。ヨウ素価格の上昇に加え、地産地消型の天然ガス事業は輸入価格高騰の影響を受けにくく、利益率が高いのが特徴。資源を持たない日本において、数少ない「純国産資源」を持つ強みがあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: ヨウ素の国際価格上昇を背景に業績は好調。ペロブスカイト太陽電池(次世代太陽電池)の原料としてもヨウ素が注目されており、将来的な需要拡大期待が高まっています。

◎ リスク要因: ヨウ素市況の悪化、千葉県を中心とした局所的な地震リスク、埋蔵量の減退懸念。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【風力・再エネ&石油のハイブリッド】コスモエネルギーホールディングス株式会社 (5021)

◎ 事業内容: 石油精製・販売の大手。サービスステーション(SS)運営に加え、陸上・洋上風力発電の開発では国内トップクラスの実績を持つ。アラブ首長国連邦(UAE)との強固な関係も特徴。

 ・ 会社HP:https://www.cosmo-energy.co.jp/

◎ 注目理由: 原油高の恩恵を受ける石油事業に加え、再生可能エネルギー(特に風力)という「次世代の実物資産」を早期から積み上げている点が評価できます。アクティビスト(物言う株主)との対話を経て、資本効率の改善や株主還元策が強化されている点も投資妙味があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 洋上風力発電の入札プロジェクトへの参画を積極的に進めています。製油所の統廃合など構造改革を進めつつ、持続可能なエネルギー企業への転換を図っています。

◎ リスク要因: 原油市況の変動、風力発電開発の遅れやコスト増、環境規制の強化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5021

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5021.T


【財務鉄壁・高収益のH形鋼】大和工業株式会社 (5444)

◎ 事業内容: 電炉大手。鉄スクラップを原料に、建設資材となる「H形鋼」などを製造。米国、タイ、韓国、中東などグローバルに展開しており、特に米国のジョイントベンチャーからの利益貢献が大きい。

 ・ 会社HP:https://www.yamatokogyo.co.jp/

◎ 注目理由: 「鉄」はインフラの基礎となる実物資産です。同社は無借金経営に近い強固な財務基盤を持ち、海外での高収益事業が円安の恩恵を最大化させています。米国でのインフラ投資需要を取り込める位置にあり、高い配当利回りも長期保有向きです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 米国経済の堅調さを背景に、持分法投資利益が大きく貢献。国内事業の効率化も進めており、グローバルな鉄鋼需要の波に乗っています。

◎ リスク要因: 鉄スクラップ価格の高騰(原料高)、米国経済の減速、為替の円高進行。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5444

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5444.T


【資源リサイクルのパイオニア】DOWAホールディングス株式会社 (5714)

◎ 事業内容: 非鉄金属の製錬、環境・リサイクル、電子材料などを手掛ける。「都市鉱山」からの貴金属回収技術に優れ、廃棄物処理でも大手。

 ・ 会社HP:https://www.dowa.co.jp/

◎ 注目理由: 金・銀・銅などの金属価格上昇が追い風となるだけでなく、廃棄物から資源を取り出すリサイクル事業は、資源高の時代にこそ輝きます。環境規制が厳しくなる中、有害廃棄物の処理技術を持つ同社の「処理場の価値」は、見えざる実物資産と言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 自動車の電動化に伴うリチウムイオン電池のリサイクル事業を強化中。半導体向け材料などの高付加価値製品へのシフトも進めています。

◎ リスク要因: 金属相場の急落、エネルギーコストの上昇、環境事故のリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5714

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5714.T


【都市鉱山・金価格連動の雄】AREホールディングス株式会社 (5857)

◎ 事業内容: 旧アサヒホールディングス。歯科用貴金属材料から始まり、現在では電子基板や宝飾品からの貴金属リサイクル(都市鉱山事業)で高シェア。北米でも事業展開。

 ・ 会社HP:https://www.are-holdings.co.jp/

◎ 注目理由: 事業構造上、金価格との連動性が極めて高い銘柄です。インフレヘッジとして「金(ゴールド)」そのものを買う代わりに、同社株を持つという選択肢があります。リサイクル事業のため、鉱山開発のような莫大な投資リスクがなく、効率的に利益を上げられるビジネスモデルです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 金価格の歴史的な高騰を背景に業績は堅調。M&Aによる海外拠点の拡大を進めており、グローバルな貴金属リサイクルネットワークを構築しています。

◎ リスク要因: 金・パラジウム等の貴金属相場の下落、貴金属スクラップの集荷競争激化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5857

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5857.T


【貴金属回収と食品商社の二刀流】松田産業株式会社 (7456)

◎ 事業内容: 半導体・電子部品工場からの貴金属回収・精錬を行う「貴金属関連事業」と、水産品や農産品を扱う「食品関連事業」の2本柱。

 ・ 会社HP:https://www.matsuda-sangyo.co.jp/

◎ 注目理由: 貴金属と食料という、2つの異なる「実物資産」を扱っている点がユニークで、リスク分散が効いています。半導体市場の拡大に伴い、製造工程から出るスクラップ回収の需要は底堅く、食品部門もインフレによる価格転嫁が進めば売上増が期待できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: ベトナムやタイなどアジア圏での貴金属回収拠点を拡充。食品事業では為替変動への対応力を強化しています。PBR(株価純資産倍率)が低く、割安感が強いのも特徴。

◎ リスク要因: 貴金属相場及び為替の変動、半導体市況の減速、食品の調達コスト増。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7456

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7456.T


【非鉄金属とセメントの複合体】三菱マテリアル株式会社 (5711)

◎ 事業内容: 銅加工、電子材料、金属製錬、セメント、アルミ加工など多角的に展開。銅鉱山権益を保有し、リサイクル事業にも注力。

 ・ 会社HP:https://www.mmc.co.jp/

◎ 注目理由: 「銅」はEV(電気自動車)やデータセンターに不可欠な素材であり、世界的に需要逼迫が予想される戦略物資です。同社は優良な銅鉱山権益を持っており、銅価格上昇のメリットを享受できます。インフレに強い「資源」と「素材」の総合デパート的な存在です。

◎ 企業沿革・最近の動向: ポートフォリオの入れ替えを進め、収益性の低い事業を整理し、銅・電子材料・環境リサイクルへ経営資源を集中させています。

◎ リスク要因: 銅市況の変動、海外鉱山の操業リスク、エネルギーコストの上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5711

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5711.T


【電線・データセンターのインフラ】株式会社フジクラ (5803)

◎ 事業内容: 電線・ケーブル大手。光ファイバー、フレキシブルプリント基板(FPC)、自動車用ワイヤーハーネスなどを製造。

 ・ 会社HP:https://www.fujikura.co.jp/

◎ 注目理由: 生成AIの普及に伴うデータセンター建設ラッシュにより、光ファイバーや電力ケーブルの需要が爆発的に伸びています。これらはデジタル社会を支える物理的な「インフラ資産」です。銅価格上昇を製品価格に転嫁しやすいポジションにあり、世界的なインフラ投資の恩恵を受けます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 構造改革が奏功し、利益率が劇的に改善。北米や欧州向けの光配線ソリューションが絶好調で、株価も高パフォーマンスを記録しています。

◎ リスク要因: 世界的な景気後退によるIT投資の冷え込み、銅価格の乱高下。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5803

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5803.T


【米国住宅市場と森林資産】住友林業株式会社 (1911)

◎ 事業内容: 国内の木造住宅トップメーカーであると同時に、米国・豪州などで大規模に住宅事業を展開。広大な社有林を保有する「山林王」でもある。

 ・ 会社HP:https://sfc.jp/

◎ 注目理由: 日本の国土の約800分の1に相当する社有林を保有しており、木材という再生可能な「実物資産」を持っています。しかし現在の利益の源泉は海外、特に米国住宅事業です。米国の住宅不足とインフレは同社にとって追い風であり、円安メリットも非常に大きい銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 米国でのM&Aを繰り返し、全米有数のホームビルダーに成長。木材の価値を見直す「ウッド・チェンジ」の潮流に乗り、中大規模木造建築にも注力しています。

◎ リスク要因: 米国金利の高止まりによる住宅ローン需要の減退、木材市況の急落。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1911

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1911.T


【東京一極集中の恩恵】ヒューリック株式会社 (3003)

◎ 事業内容: 東京23区の駅近オフィス・商業施設を中心に不動産賃貸を展開。物件の建て替えやリノベーションによるバリューアップが得意。

 ・ 会社HP:https://www.hulic.co.jp/

◎ 注目理由: 空室リスクの低い都心好立地に資産を集中させており、インフレ下でも賃料転嫁がしやすい強みがあります。上場以来、最高益更新を続けている成長力は圧巻。実物資産である不動産を持ちながら、売買益と賃貸収益のバランスが良く、金利上昇局面でも機動的な対応が期待できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: データセンターや物流施設、高級老人ホーム、こども教育分野など、オフィス以外の成長領域へアセットを多様化させています。

◎ リスク要因: 金利上昇による調達コスト増、都心不動産市況の悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3003

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3003.T


【兜町の大家さん・再開発】平和不動産株式会社 (8803)

◎ 事業内容: 東京証券取引所がある「日本橋兜町・茅場町」エリアに多くのビルを保有する不動産会社。全国の証券取引所ビルの賃貸も行う。

 ・ 会社HP:https://www.heiwa-net.co.jp/

◎ 注目理由: 「金融の街・兜町」の再開発を主導しており、街のブランド価値向上に伴う含み益の拡大と賃料上昇が見込めます。一等地の土地という、これ以上ない実物資産を独占的に保有している点が強み。再開発プロジェクトの進展が、長期的な株価上昇のドライバーとなります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 兜町にオシャレな飲食店やホテルを誘致し、街のイメージを一新。資産の入れ替えを進めつつ、株主還元(高配当・自社株買い)にも積極的です。

◎ リスク要因: 再開発事業の遅延、オフィス市況の悪化、金利上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8803

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【倉庫街の隠れた大地主】三菱倉庫株式会社 (9301)

◎ 事業内容: 倉庫業界最大手。港湾運送や国際輸送に加え、好立地に保有する倉庫跡地などを活用したオフィスビル賃貸(不動産事業)が収益の柱。

 ・ 会社HP:https://www.mitsubishi-logistics.co.jp/

◎ 注目理由: バブル期以前から保有する土地が多く、帳簿価格と時価の差(含み益)が莫大です。「倉庫株」というよりは「実質的な不動産株」としての側面が強く、PBR改善要請の高まりから、これらの含み益を顕在化させる(株価に反映させる)動きが期待されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: データセンター対応の倉庫や、高機能物流施設の開発を加速。医薬品物流などの高付加価値分野に注力しています。

◎ リスク要因: 貨物取扱量の減少、不動産市況の悪化、人件費等の物流コスト上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9301

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9301.T


【データセンター特化の不動産】京阪神ビルディング株式会社 (8818)

◎ 事業内容: 京阪神エリアを中心にオフィスビルを展開。特徴的なのは、サーバーを設置するための堅牢な「データセンタービル」の賃貸で先駆者であること。

 ・ 会社HP:https://www.keihanshin.co.jp/

◎ 注目理由: 生成AI普及で需要が急増するデータセンターは、現代の「デジタル資産の保管庫」です。同社は長年のノウハウを持ち、安定した賃料収入を得ています。一般的なオフィスビルよりも解約率が低く、インフレに強い収益基盤を持っています。アクティビストの保有もあり、資本効率改善への圧力もプラス要因。

◎ 企業沿革・最近の動向: 関西圏でのデータセンター構築需要を取り込み中。ウインズ(場外馬券売場)の賃貸などユニークな物件も保有。

◎ リスク要因: IT企業の設備投資抑制、金利上昇リスク、特定テナントへの依存。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8818

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8818.T


【世界の胃袋を支える種子】サカタのタネ (1377)

◎ 事業内容: 野菜・花の種子の開発・生産・販売を行う種苗メーカー。ブロッコリーなど世界シェアトップクラスの品目を多数持つグローバル企業。

 ・ 会社HP:https://www.sakataseed.co.jp/

◎ 注目理由: 「種(タネ)」は農業の根源であり、食料インフレにおける究極の実物資産関連です。海外売上比率が高く、円安メリット銘柄でもあります。人口増加と気候変動が進む世界において、病気に強く収穫量の多いハイブリッド種子の価値は上がり続けます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 新興国での野菜需要増を取り込み成長中。研究開発費を潤沢に投じ、他社が真似できない品種改良技術で高い利益率を維持しています。

◎ リスク要因: 天候不順による採種不良、各国の種苗法規制の変更、為替変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1377

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1377.T


【価格決定力を持つ食品の巨人】株式会社日清製粉グループ本社 (2002)

◎ 事業内容: 製粉業界の圧倒的ガリバー。小麦粉の製造・販売、加工食品、中食・惣菜事業などを展開。海外での製粉事業も拡大中。

 ・ 会社HP:https://www.nisshin.com/

◎ 注目理由: 小麦というコモディティを扱い、原材料価格の上昇を製品価格に転嫁できる「プライシングパワー」を持っています。インフレ局面では、価格転嫁力の有無が企業の勝敗を分けます。生活必需品であるため景気に左右されにくく、資産防衛ポートフォリオのディフェンス要員として優秀です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 豪州や米国での製粉事業買収により、海外ネットワークを強化。国内では高付加価値製品へのシフトを進めています。

◎ リスク要因: 国際小麦相場の急騰(転嫁のタイムラグ)、輸送コスト増、為替変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2002

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2002.T


【港湾のインフラ支配者】株式会社上組 (9364)

◎ 事業内容: 港湾運送最大手。神戸港・東京港など主要港湾での物流を支配。倉庫、トラック輸送、重量物輸送なども手掛ける。

 ・ 会社HP:https://www.kamigumi.co.jp/

◎ 注目理由: 港湾という、新規参入が極めて困難なインフラ資産を押さえている点が強みです。実質無借金の超優良財務であり、豊富なキャッシュを背景に自社株買いや増配を行う余力があります。PBR1倍割れ是正への期待も高く、堅実な資産株として機能します。

◎ 企業沿革・最近の動向: 半導体工場向けの重量物輸送など、成長分野の物流を獲得。海外港湾事業への投資も進めています。

◎ リスク要因: 貿易摩擦による貨物減、国内製造業の空洞化、人手不足。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9364

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9364.T


【攻めの投資と資源権益】双日株式会社 (2768)

◎ 事業内容: 総合商社大手。自動車、航空機、肥料、化学品、資源など多角的に展開。他商社に比べ、東南アジアや新興国に強み。

 ・ 会社HP:https://www.sojitz.com/jp/

◎ 注目理由: 総合商社は「実物資産の塊」です。石炭や金属などの資源権益に加え、海外のインフラ事業や不動産など、インフレに強い資産を多数保有しています。PBRがまだ割安圏にあり、高配当利回りを維持している点も資産防衛の観点から魅力的です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 非資源分野(リテールや化学品)を強化し、市況に左右されにくい収益構造を目指しています。積極的なM&Aで成長を加速中。

◎ リスク要因: 資源価格の急落、新興国のカントリーリスク、為替変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2768

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2768.T


【技術と食の専門商社】兼松株式会社 (8020)

◎ 事業内容: 電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空を柱とする専門商社。ニッチな特定分野で高いシェアを持つ。

 ・ 会社HP:https://www.kanematsu.co.jp/

◎ 注目理由: ICTソリューションと食料ビジネスに強みがあります。特に食料分野では安定したサプライチェーン(実物資産の流通網)を構築しています。派手さはありませんが、財務内容が良く、着実な増配を続ける「累進配当」的な動きを見せており、長期保有に適しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 兼松エレクトロニクスを完全子会社化し、DX関連事業を強化。効率的な経営体制への移行が進んでいます。

◎ リスク要因: IT投資の減速、為替変動、地政学リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8020

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8020.T


【建設スチールの名門】共英製鋼株式会社 (5440)

◎ 事業内容: 鉄スクラップを原料とする電炉メーカー大手。建設用鉄筋(鉄筋コンクリート用棒鋼)でトップシェア。海外(ベトナム、北米)展開も。

 ・ 会社HP:https://www.kyoeisteel.co.jp/

◎ 注目理由: 都市再開発やインフラ更新工事に不可欠な鉄筋を供給。鉄スクラップという循環資源を活用するため、環境負荷が低く、資源高の局面でも価格転嫁を進めやすい立場にあります。国内建設需要の底堅さと、海外事業の成長が両輪です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 国内事業のマージン改善に加え、ベトナムやカナダでの事業拡大を図っています。PBRが低く、バリュー株としての側面も強い。

◎ リスク要因: 建設需要の冷え込み、電力コストの上昇、海外市況の悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5440

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5440.T


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