高ROEかつ好財務!日本の中堅IT・SaaS株「厳選20銘柄」リスト公開

目次

はじめに:なぜ今、「高ROE・好財務」の中堅IT株なのか

2026年、日本の株式市場は新たな局面を迎えています。これまでの「期待先行」で買われていたグロース株相場から、実質的な「稼ぐ力(収益性)」と、金利上昇局面にも耐えうる「財務の健全性」を兼ね備えた企業が再評価される相場へとシフトしています。

特に注目すべきは、時価総額が数千億円規模の「中堅IT・SaaS(Software as a Service)」銘柄です。トヨタやソニーといった超大型株は安定感がありますが、株価が数倍になるような爆発力は限定的です。一方で、創業間もない小型株はハイリスク・ハイリターン過ぎて、資産を守りながら増やすという観点では不安が残ります。

そこで導き出された最適解が、**「すでに確固たるビジネスモデルを確立し、高い利益率(高ROE)を叩き出しながら、無借金経営や潤沢なキャッシュを持つ(好財務)中堅企業」**への投資です。

1. 「高ROE」が示す経営効率の高さ

ROE(自己資本利益率)は、投資家から預かったお金をいかに効率よく増やしているかを示す指標です。日本企業の平均が8%程度と言われる中、本リストでは15%〜20%を超える水準をターゲットにしています。IT企業、特にSaaSモデルを持つ企業は、一度システムを構築すれば、顧客が増えるほど利益率が飛躍的に向上する「規模の経済」が働きやすく、高ROEを維持しやすい特性があります。

2. 金利ある世界での「好財務」の強み

長らく続いた低金利時代が終わり、日本でも金利のある世界が定着しつつあります。借入金が多い企業にとって、金利上昇は利益を圧迫する直接的なリスクとなります。しかし、自己資本比率が高く、現預金を潤沢に持つ「好財務企業」は、金利上昇の影響を受けにくいだけでなく、暴落時にも自社株買いを行ったり、M&Aで他社を買収したりと、ピンチをチャンスに変える体力を持っています。

3. デジタルトランスフォーメーション(DX)の「第2章」

企業のDX投資は、単なる「導入」から「活用・定着」のフェーズ(第2章)に入りました。これにより、一過性の受託開発ではなく、継続的に課金されるストックビジネス(サブスクリプション型)を持つ企業の収益がより安定化しています。「2025年の崖」を乗り越え、システム更新需要が依然として底堅いことも、このセクターへの追い風です。

4. 厳選の基準と投資家の皆様へ

今回選定した20銘柄は、単にスクリーニングをかけただけのものではありません。各社の「強み(Moat)」、「市場シェア」、「経営陣の質」、そして「将来の成長余地」を複合的に分析し、自信を持ってリストアップしたものです。中には、一般のニュースではあまり耳にしない「隠れた優良企業(Hidden Gems)」も含まれています。

株式投資において最も重要なことは、株価の変動に一喜一憂することではなく、その企業の「価値」を知ることです。価値ある企業が一時的な市場の混乱で売られた時こそ、最大の買い場となります。このリストが、皆様のポートフォリオを強固にし、資産形成の一助となることを確信しています。


【投資に関する免責事項】 本記事は、特定の銘柄への投資を推奨するものではなく、情報の提供のみを目的としています。掲載されている情報は、作成時点における情報源に基づき作成されていますが、その正確性や完全性を保証するものではありません。また、本記事で紹介する銘柄は将来の株価上昇を約束するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資判断は、必ずご自身の責任と判断において行われるようお願いいたします。本記事の情報を利用して被った損害について、当方は一切の責任を負いません。


【ソフトウエアテストの絶対王者】株式会社SHIFT (3697)

◎ 事業内容 ソフトウェアの品質保証・テスト事業を主力とする異色のIT企業。「開発」ではなく「テスト」に特化することでブルーオーシャンを開拓。コンサルティングからPMO、セキュリティ診断まで領域を拡大し、IT業界の構造改革を推進しています。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由 開発工程における「バグ」をなくす品質保証市場は5兆円規模と言われていますが、アウトソース化が進んでいるのはわずか数%です。SHIFTはこの巨大な未開拓市場のリーダーであり、年率30%近い売上成長を継続しています。エンジニアの単価向上と採用力の強さが際立っており、M&Aによる周辺領域の取り込みも巧みです。高成長ながら利益率も高く、中長期での株価上昇期待が非常に高い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向 2005年設立。当初は業務改善コンサルでしたが、2009年にソフトウェアテスト事業へ参入。独自の検定試験で素質ある人材を採用・育成する仕組みを構築し、急成長を遂げました。最近では、テストだけでなく、開発上流工程からの参画や、顧客のDX支援をトータルで行う「売れるサービス作り」のパートナーへと進化しています。

◎ リスク要因 エンジニアの採用難易度が上がっており、人材確保のペースが成長のボトルネックになる可能性があります。また、人件費高騰による利益率への圧迫も注視が必要です。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【経費精算SaaSのパイオニア】株式会社ラクス (3923)

◎ 事業内容 交通費・経費精算システム「楽楽精算」や電子請求書発行「楽楽明細」など、中小企業のバックオフィス業務を効率化するクラウドサービス(SaaS)を複数展開しています。

 ・ 会社HP:

◎ 注目理由 「楽楽精算」は圧倒的な知名度とシェアを誇り、インボイス制度や電子帳簿保存法といった法改正が強力な追い風となっています。SaaSビジネスの肝である「解約率(チャーンレート)」が極めて低く、積み上げ型のストック収益が盤石です。積極的なTVCM投資を行いながらも、しっかりと利益を出す規律ある経営がなされており、高ROEと財務健全性を両立しています。

◎ 企業沿革・最近の動向 2000年設立。ITエンジニア育成スクールから始まり、メール配信システムなどで地盤を固めました。2009年に「楽楽精算」をリリースし、現在のSaaSモデルへと転換。最近では、HR(人事労務)領域のサービスも拡充しており、バックオフィス全体のDXプラットフォームを目指しています。

◎ リスク要因 SaaS市場の競争激化により、広告宣伝費が増加し続けるリスクがあります。また、法改正特需が一巡した後の成長ドライバーの育成が課題となります。

◎ 参考URL(みんかぶ):

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):


【帳票・データ活用のデファクト】ウイングアーク1st株式会社 (4432)

◎ 事業内容 企業システムの「帳票」基盤ソリューション(SVF)と、データ集計・分析プラットフォーム(Dr.Sum、MotionBoard)を提供する、企業向けソフトウェアの老舗です。

 ・ 会社HP:https://www.wingarc.com/

◎ 注目理由 帳票分野での国内シェアは圧倒的で、事実上の業界標準(デファクトスタンダード)となっています。この安定した収益基盤(キャッシュカウ)を持ちながら、成長領域であるデータ活用(BIツール)分野でもシェアを伸ばしています。営業利益率は30%前後と非常に高く、高配当政策をとることも多いため、インカムゲインとキャピタルゲインの両取りが狙える好財務銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向 2004年設立(翼システムからの分社)。長年、日本の商習慣に合わせた帳票システムを提供し、大手企業の基幹システムに深く入り込んでいます。最近では、電子契約サービス「invoiceAgent」が伸長しており、紙文化からの脱却を進める企業のニーズを的確に捉えています。

◎ リスク要因 主力である帳票市場自体は成熟しており、急激な拡大は見込みにくい点です。クラウド化への移行遅れや、競合BIツール(海外製)との競争激化がリスクとなります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4432

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4432.T


【科学的人事戦略のタレントパレット】株式会社プラスアルファ・コンサルティング (4071)

◎ 事業内容 人事情報の活用プラットフォーム「タレントパレット」を主力に、テキストマイニング「見える化エンジン」、CRM「カスタマーリングス」という3つのSaaS型ソリューションを展開しています。

 ・ 会社HP:https://www.pa-consul.co.jp/

◎ 注目理由 人的資本経営の重要性が高まる中、社員のスキルや適性をデータ化して配置や育成に活かす「タレントマネジメント」市場が急拡大しています。「タレントパレット」は多機能かつ分析力に優れ、大手企業への導入が進んでいます。営業利益率が非常に高く、マーケティングとコンサルティングを融合させた独自のビジネスモデルは他社の追随を許しません。

◎ 企業沿革・最近の動向 2006年設立。データマイニング技術を核に事業を展開。特に「タレントパレット」は後発ながら、使いやすいUI/UXと高度な分析機能でシェアを急拡大させました。最近では教育・研修領域との連携も強化し、人事データの「管理」から「活用」へのシフトをリードしています。

◎ リスク要因 タレントマネジメント市場にはSmartHRやカオナビなど強力な競合が存在します。機能競争による開発費の増加や、価格競争に巻き込まれるリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4071

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4071.T


【連結会計システムのトップランナー】アバントグループ (3836)

◎ 事業内容 グループ経営管理、連結会計、事業管理の高度化を支援するソフトウェア開発およびコンサルティングを行います。主力製品「DivaSystem」は連結会計システムの国内トップシェアを誇ります。

 ・ 会社HP:https://www.avantgroup.com/

◎ 注目理由 日本企業のグローバル化やM&Aの増加に伴い、「連結決算」の複雑性は増しており、同社の専門性が高く評価されています。単なるソフト売り切りではなく、導入後の保守やアウトソーシング受託によるストック収入が増加傾向にあります。高ROEかつ無借金経営に近い強固な財務体質であり、株主還元(増配)にも積極的な姿勢が評価できます。

◎ 企業沿革・最近の動向 1997年設立。連結会計パッケージベンダーとして創業し、着実に顧客基盤を拡大。2022年に持株会社体制へ移行し、ソフト開発、アウトソーシング、DX推進の各事業会社を再編しました。これにより、経営管理のDXを一気通貫で支援できる体制が整い、さらなる成長を目指しています。

◎ リスク要因 専門性が極めて高いため、人材の育成に時間がかかります。優秀なコンサルタントやエンジニアの流出が起きた場合、サービス品質や成長速度に影響が出る可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3836

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3836.T


【クラウド・DX支援の好業績SIer】株式会社コムチュア (3844)

◎ 事業内容 クラウドソリューション(Microsoft、Salesforce、ServiceNow等)の導入支援、および企業のデジタル変革(DX)支援を行う独立系SIerです。

 ・ 会社HP:https://www.comture.com/

◎ 注目理由 特定のベンダーに依存しない独立系でありながら、メガプラットフォーマー(MS、AWS等)の認定パートナーとして高い技術力を持ちます。特にクラウド導入支援は需要が旺盛で、二桁成長を続けています。SIerとしては珍しく営業利益率が高く、連続増配を続けるなど株主還元意識も非常に高い「優等生」銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1985年設立。IBM製品の取り扱いから始まりましたが、早期にクラウドビジネスへ舵を切ったことが現在の成功要因です。M&Aも積極的に活用し、AIやビッグデータ解析などの先端技術領域を取り込んでいます。最近では金融機関向けのDX案件も増加しています。

◎ リスク要因 IT人材不足による受注機会の損失リスクがあります。また、パートナーであるプラットフォーマー(MSやSalesforce)の戦略変更の影響を受ける可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3844

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3844.T


【医療・セキュリティのニッチトップ】テクノマトリックス株式会社 (3762)

◎ 事業内容 「情報基盤(セキュリティ・ネットワーク)」と「医療システム(PACS:医用画像管理)」の2本柱で事業展開。ニッチな領域で高いシェアを持つ技術商社兼システム開発会社です。

 ・ 会社HP:https://www.techmatrix.co.jp/

◎ 注目理由 サイバーセキュリティ需要の拡大と、医療現場のIT化(クラウドPACS等)という2つの強力な国策テーマに乗っています。特に医療事業は、画像診断データのクラウド保存サービス(NOBORI)がストック型ビジネスとして急成長しており、収益の安定化に寄与しています。財務内容も良く、地味ながら着実に成長する堅実株です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1984年設立。海外の先端セキュリティ製品の目利き力に定評があります。医療分野では、他社に先駆けてクラウド型サービスを展開し、地域医療連携システムなどでシェアを獲得。最近ではAI画像診断のプラットフォーム化を進め、医療データの利活用ビジネスを強化しています。

◎ リスク要因 セキュリティ製品は海外ベンダー依存度が高く、為替変動の影響やベンダーの買収等による代理店契約解消のリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3762

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【製造業DXの切り札】東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 (4828)

◎ 事業内容 製造業向けの生産管理・販売管理システム「mcframe」の開発・販売および導入コンサルティングを行っています。

 ・ 会社HP:https://www.b-en-g.co.jp/

◎ 注目理由 日本の製造業の現場を熟知した自社パッケージ「mcframe」は、海外製ERPが馴染まない日本企業から絶大な支持を得ています。製造業の国内回帰や工場のIoT化が進む中、サプライチェーン管理(SCM)の重要性が増しており、引き合いが絶えません。高い利益率と強固な財務基盤を持ち、配当利回りも比較的高水準です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1999年設立(東洋エンジニアリングから分社)。一貫して製造業のIT支援に従事。「mcframe」のクラウド版(SaaS)へのシフトを進めており、ストック売上比率が向上しています。海外拠点(中国、東南アジア)の展開支援にも強く、日系製造業のグローバル展開をIT面で支えています。

◎ リスク要因 顧客が製造業に集中しているため、景気後退による設備投資抑制の影響をダイレクトに受けます。また、SAPなどの巨大ERPベンダーとの競合も常態化しています。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4828

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4828.T


【高収益クラウドERPのZAC】株式会社オロ (3983)

◎ 事業内容 クラウドERP(統合基幹業務システム)「ZAC」の開発・提供を行うビジネスソリューション事業と、デジタルマーケティング支援を行うコミュニケーションデザイン事業の2本柱です。

 ・ 会社HP:https://www.oro.com/

◎ 注目理由 「ZAC」は、広告業やIT業などの「知的サービス業」に特化したERPで、プロジェクトごとの収支管理に強みを持ちます。競合が少なく、一度導入されると長く使われるため、非常に高い収益性と営業利益率(30%超も)を誇ります。無借金経営で現金同等物も多く、財務体質は鉄壁です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1999年設立。マーケティング支援からスタートし、自社の業務管理のために作ったシステムを外販したのが「ZAC」の始まりです。インボイス制度対応などで中小企業のシステム刷新需要を取り込み、契約社数を順調に伸ばしています。

◎ リスク要因 ターゲット層がIT・広告・コンサルなどのサービス業に偏っているため、これら業界の景況感に左右されます。また、人材採用費の増加が利益率を一時的に圧迫することがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3983

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3983.T


【セキュリティ専業の高利益企業】デジタルアーツ株式会社 (2326)

◎ 事業内容 Webフィルタリングソフト「i-FILTER」やメールセキュリティソフト「m-FILTER」を開発・販売する情報セキュリティメーカーです。

 ・ 会社HP:https://www.daj.jp/

◎ 注目理由 国産セキュリティソフトの老舗であり、学校や官公庁、企業向けで圧倒的なシェアを持ちます。特に「GIGAスクール構想」ではフィルタリングソフトが高いシェアを獲得しました。ソフトメーカーであるため原価率が極めて低く、営業利益率40%前後という驚異的な収益性を誇ります。自己資本比率も高く、財務内容は万全です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1995年設立。有害サイトブロックソフトのパイオニア。近年は、Webとメールを連携させて標的型攻撃を防ぐ「ホワイト運用」を提唱。クラウド版への移行を加速させ、サブスクリプション売上の比率を高めています。

◎ リスク要因 GIGAスクール特需の剥落懸念がありましたが、更新需要でカバーしつつあります。最大の脅威はMicrosoft等のOS標準機能の進化や、安価な海外製クラウドセキュリティ製品の台頭です。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2326

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2326.T


【自治体DXのプラットフォーマー】株式会社チェンジホールディングス (3962)

◎ 事業内容 「New-IT」による日本企業の生産性向上支援と、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」運営のトラストバンクを傘下に持つ、パブリックテック(官公庁DX)のリーディングカンパニーです。

 ・ 会社HP:https://www.change-jp.com/

◎ 注目理由 自治体のDXは国策のど真ん中であり、同社はふるさと納税プラットフォームを通じて全国の自治体と強固なパイプを持っています。これを活かし、自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」などのSaaSを普及させ、圧倒的シェアを獲得。DX人材育成事業も好調で、社会課題解決と収益拡大を両立させています。

◎ 企業沿革・最近の動向 2003年設立。コンサルティング会社として創業。2018年にトラストバンクを買収し、事業規模を一気に拡大しました。現在は、イー・ガーディアンとの資本提携など、セキュリティやBPO領域への拡大も進めています。

◎ リスク要因 ふるさと納税制度のルール変更リスクが常にあります。制度改正により手数料収入が減少した場合、業績へのインパクトが大きくなります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3962

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3962.T


【製造業ITの堅実な実力者】株式会社シーイーシー (9692)

◎ 事業内容 製造業向けのシステム開発や工場の自動化(FA)支援に強みを持つ独立系SIer。データセンター運営などのインフラ事業も展開しています。

 ・ 会社HP:https://www.cec-ltd.co.jp/

◎ 注目理由 トヨタグループをはじめとする大手製造業との取引が長く、工場のIoT化や生産管理システムの構築で高い信頼を得ています。派手さはありませんが、長年の実績に基づく安定した収益基盤があり、財務体質も非常に健全。PBR(株価純資産倍率)改善に向けた株主還元強化も期待できるバリュー系IT株です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1968年設立の老舗。ハードウェアに近い制御系システムから業務系アプリまで幅広く対応。最近では、工場の稼働状況を可視化する「Facteye」などの自社製品や、セキュリティ・認証ソリューション(SmartSESAME)にも注力し、利益率改善を図っています。

◎ リスク要因 主要顧客である自動車業界の設備投資動向に業績が連動しやすい点です。また、レガシーシステムの比重が比較的高く、新技術への対応スピードが課題となります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9692

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9692.T


【技術特化のプロフェッショナル】株式会社クレスコ (4674)

◎ 事業内容 金融・旅行・人材業界向けのアプリ開発と、組込み系ソフトウェア開発を両輪とする独立系SIerです。AIやクラウド技術の研究開発にも積極的です。

 ・ 会社HP:https://www.cresco.co.jp/

◎ 注目理由 高い技術力を背景に、大手顧客との直接取引(プライム案件)が多く、安定した利益率を維持しています。自己資本比率が高く、実質無借金経営。M&Aで医療やSAP領域の周辺企業をグループ化し、事業ポートフォリオを強化しています。配当利回りが比較的高く、長期保有に適した銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1988年設立。2000年代から積極的なM&A戦略をとり、グループ会社を増やしてきました。近年は「デジタル変革のリード」を掲げ、クラウド移行支援やRPA導入支援などの高付加価値サービスを拡大させています。

◎ リスク要因 金融業界や旅行業界など、特定業種の景況感に左右される側面があります。また、技術者不足による外注費の高騰が利益圧迫要因となり得ます。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4674

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4674.T


【金融系システムに特化】株式会社ニーズウェル (3992)

◎ 事業内容 金融系システム開発に強みを持つ独立系SIer。特に生損保・クレジットカード業界向けの実績が豊富です。独自の経費精算やAIソリューションも展開。

 ・ 会社HP:https://www.needswell.com/

◎ 注目理由 「経常利益目標達成で全社員に決算賞与」という制度があるほど利益重視の経営を行っており、高い成長率を維持しています。金融業界のDX需要は底堅く、AIやRPAなどのソリューション販売も好調。時価総額がまだ比較的小さく、成長余地が大きい点も魅力です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1986年設立。下請けからの脱却を進め、独自のソリューション製品ラインナップを拡充してきました。インボイス対応や電子帳簿保存法対応のソリューションがヒットし、ストックビジネスの比率を高めようとしています。

◎ リスク要因 特定の大手SIer経由の売上比率が高いため、商流の変化に弱いです。また、急成長に伴う社内体制の整備や人材育成が追いつくかが課題です。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3992

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【教育・医療・通信の三本柱】日本システム技術株式会社 (4323)

◎ 事業内容 大学向け事務システム「GAKUEN」でトップシェア。他に、通信向けシステム開発、医療ビッグデータ事業(レセプト分析)を展開しています。

 ・ 会社HP:https://www.jast.jp/

◎ 注目理由 大学向けパッケージという強力なニッチトップ製品を持ち、安定した収益を上げています。さらに、成長ドライバーとして「医療ビッグデータ事業」が急拡大中。健保組合向けのデータ分析サービスは、医療費抑制という国策に合致しており、高利益率・ストック型ビジネスとして育っています。

◎ 企業沿革・最近の動向 1973年設立。独立系SIerとして堅実に成長。大学シリーズは導入校数No.1を維持。医療ビッグデータ事業は、顧客基盤の拡大とともにデータ量が増え、そのデータの価値がさらに高まる好循環に入っています。

◎ リスク要因 少子化による大学の統廃合は、長期的には主力製品の市場縮小リスクとなります。医療データ事業の成長スピードが株価評価の鍵となります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4323

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4323.T


【オフィス・学校空間のICT】株式会社内田洋行 (8057)

◎ 事業内容 オフィス家具とICT(情報通信)関連ビジネスを融合させた事業を展開。学校向けの教育ICT機器や、企業向けのERPライセンス販売なども行います。

 ・ 会社HP:https://www.uchida.co.jp/

◎ 注目理由 「家具屋」のイメージがありますが、実は利益の大半をICT関連が稼ぎ出すIT企業です。GIGAスクール構想やオフィスのハイブリッドワーク化(Web会議室構築など)の需要を的確に捉え、過去最高益を更新する好業績銘柄へと変貌しました。財務も健全で、配当利回りも魅力的な水準にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向 1910年創業の老舗。パソコン黎明期からオフィスコンピュ-タを扱ってきた歴史があります。最近では、Windows更新需要や自治体システムの標準化など、ハード・ソフト両面の更新需要を取り込んでいます。

◎ リスク要因 官公庁や自治体向けの売上比率が高いため、予算執行の時期や国の政策変更に業績が左右されやすい季節性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8057

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8057.T


【財務体質最強のSIer】日本システムディベロップメント (9759)

◎ 事業内容 金融、通信、製造など幅広い業界向けにシステム開発を行う独立系SIerの大手。「NSD」の略称で知られます。

 ・ 会社HP:https://www.nsd.co.jp/

◎ 注目理由 特筆すべきはその財務内容の良さと高配当実績です。実質無借金で豊富なキャッシュを持ち、安定的に配当を出し続けています。事業面でも特定顧客への依存度が低く、リスク分散が効いています。派手な成長はありませんが、不況耐性が強く、長期投資のコア銘柄として安心感があります。

◎ 企業沿革・最近の動向 1969年設立。銀行系システムの開発から発展。現在は先端技術(AI・IoT)の研究開発にも投資しつつ、安定した受託開発で利益を積み上げています。株主優待も人気があり、個人投資家の支持が厚い銘柄です。

◎ リスク要因 安定成長ゆえに、株価の爆発力には欠けます。また、SIer業界全体の人件費高騰が利益率維持の課題となります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9759

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9759.T


【利益率50%超えの驚異】株式会社手間いらず (2477)

◎ 事業内容 宿泊予約サイトコントローラー「TEMAIRAZU」の開発・提供。複数の宿泊予約サイト(じゃらん、楽天、Booking.com等)の在庫と料金を一元管理するシステムです。

 ・ 会社HP:https://www.temairazu.com/

◎ 注目理由 営業利益率が50〜70%というとてつもない高収益体質を誇ります。システムさえ提供すれば、あとは自動で収益が上がる究極のストックビジネスです。インバウンド(訪日外国人)需要の復活により、ホテルの稼働率が上がれば上がるほど同社の重要性は増します。無借金で現金を積み上げ続けています。

◎ 企業沿革・最近の動向 https://www.google.com/search?q=2003%E5%B9%B4%E6%AF%94%E8%BC%83.comとして設立。比較サイト事業から宿泊予約管理システムへ軸足を移し成功。コロナ禍でも黒字を維持した底力があります。現在はインバウンド回復を追い風に、システム連携先を増やしています。

◎ リスク要因 宿泊業界への依存度が100%近いため、パンデミックや災害などで観光需要が蒸発すると業績に直結します。また、Google等のプラットフォーマーの動向リスクもあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2477

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2477.T


【コンサル×DXの高成長株】株式会社ベイカレント・コンサルティング (6532)

◎ 事業内容 日本発の総合コンサルティングファーム。戦略策定からIT実装までを一気通貫で支援します。外資系コンサルに対抗できる数少ない国内プレイヤーです。

 ・ 会社HP:https://www.baycurrent.co.jp/

◎ 注目理由 (※中堅と言うには規模が大きくなりましたが、成長性とROEの高さから外せません) ROEは常に30%近い高水準を維持。企業のDX案件は「何を作るか(戦略)」と「どう作るか(IT)」が不可分になっており、その両方を提供できる同社への需要は衰えません。高単価なコンサルタントを大量に採用・稼働させるモデルで、売上・利益ともに高い成長率を続けています。

◎ 企業沿革・最近の動向 2014年設立(前身含む)。SIer的な業務から高単価なコンサルティング業務への転換に成功。外資系ファーム出身者などを積極的に採用し、組織を急拡大させています。最近ではESG経営やサステナビリティ関連のコンサルも強化中。

◎ リスク要因 急速な人員拡大に伴い、コンサルタントの質を維持できるかが最大の課題です。また、景気悪化時に企業がコンサル費を削減するリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6532

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6532.T


【半導体工場の黒子】ジャパンマテリアル株式会社 (6055)

◎ 事業内容 半導体・液晶工場向けの特殊ガス供給システムの開発・建設、およびガス供給管理サービス(トータルガスマネジメント)を提供しています。

 ・ 会社HP:https://www.j-material.com/

◎ 注目理由 厳密にはITサービスではありませんが、ハイテク産業・半導体製造を支える不可欠なインフラ企業として選出。半導体工場は24時間365日止まることが許されず、ガスの供給管理には高度なノウハウが必要です。一度契約すると長期間継続するため、安定したストック収益が見込めます。日本の半導体復権(熊本や北海道の工場建設)における隠れた本命株です。

◎ 企業沿革・最近の動向 1997年設立。三重県のキオクシア工場(旧東芝メモリ)向けで実績を積み、全国へ展開。最近では、最先端半導体工場の新設ラッシュに伴い、配管工事やガス供給管理の引き合いが活発化しています。

◎ リスク要因 半導体シリコンサイクル(市況の波)の影響を受けます。また、主要顧客であるキオクシア等の設備投資計画の延期や凍結がリスクとなります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6055

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6055.T


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