「水インフラ」関連銘柄 20選!老朽化対策と公営化で注目の企業を総ざらい

東京証券取引所における、今まさに仕込むべき「水インフラ関連銘柄」を厳選してご紹介します。

水は生命の源であると同時に、産業の血液でもあります。日本国内では高度経済成長期に整備された水道管の老朽化が限界を迎え、更新需要が爆発的に増加しています。さらに、TSMCやラピダスなどの半導体工場の稼働に伴う「超純水」の需要急増、そして気候変動による豪雨対策など、水インフラ市場はかつてないほどの巨大な投資機会(スーパーサイクル)に突入しています。

ここでは、単なる有名企業ではなく、特定のニッチ分野で圧倒的なシェアを持つ企業や、技術革新で市場をリードする企業を中心に、深くリサーチした20銘柄を提示します。


市場概況と投資の視点

なぜ今、「水インフラ」なのか? 2025年の投資シナリオ

「水」は21世紀の石油とも呼ばれ、「ブルーゴールド」としての資産価値が世界的に高まっています。しかし、日本国内に目を向けると、状況は危機的であり、だからこそ投資のチャンスが生まれています。

第一の理由は、**「インフラ老朽化の限界点」**です。日本の水道管の多くは、法定耐用年数(40年)を超えており、全国各地で漏水や破裂事故が相次いでいます。特に2024年の能登半島地震では、耐震化されていない水道管の脆さが露呈しました。厚生労働省の試算では、管路更新だけで今後数兆円規模の予算が必要とされており、ダクタイル鋳鉄管や高機能塩ビ管、そして耐震継手を持つメーカーには、向こう10年以上の受注残が積み上がる構造的な特需が発生しています。

第二の理由は、**「上下水道の広域化・民営化(コンセッション方式)の加速」**です。人口減少により、自治体単独での水道事業運営は財政的に困難になっています。政府は改正水道法を皮切りに、民間企業のノウハウや資金を活用するPPP/PFI事業を強力に推進しています。これにより、機器を納品するだけでなく、設備の運営・保守(O&M)までを一括で請け負える総合エンジニアリング企業が、安定的なストック収益を積み上げられる環境が整いました。

第三の理由は、**「半導体産業の復活と水処理技術」**です。半導体製造には、不純物を極限まで取り除いた「超純水」が大量に必要です。九州のシリコンアイランドや北海道のラピダス計画など、巨額の設備投資が行われる現場では、最高レベルの水処理技術を持つ日本企業の装置が必須となります。これは内需だけでなく、海外展開も見込める高成長セクターです。

第四の理由は、**「防災・減災(国土強靭化)」**です。気候変動によるゲリラ豪雨や台風の激甚化に対し、雨水貯留施設や排水ポンプ場の増強が急務です。都市型水害を防ぐための大型ポンプや、地下トンネル工事に関連する資材メーカーは、国策銘柄として息の長い相場が期待できます。

本記事の選定基準 本リストでは、誰もが知る超大型株(例:クボタなど)も重要ですが、より株価上昇余地の大きい「中小型のグローバルニッチトップ」や「特定の技術に特化した企業」を優先的にピックアップしています。 また、単に「水に関連する」だけでなく、以下の3つのテーマのいずれかに合致するものを厳選しました。

  1. 更新・耐震化需要: 水道管、バルブ、継手メーカー

  2. ハイテク・純水需要: 半導体向け超純水装置、水処理薬品

  3. 運営・DX・コンサル: 上下水道コンサル、スマートメーター、包括委託企業

これらは短期的なブームで終わらず、社会課題解決と直結しているため、中長期での資産形成に資する銘柄群です。

投資に関する免責事項 本記事は、特定銘柄への投資を推奨するものではなく、情報提供を目的としています。記載された情報は記事作成時点(2025年12月までのデータに基づく)のものであり、将来の成果を保証するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴います。投資判断は、必ずご自身の責任において行ってください。また、株価や業績の最新情報は、証券会社のツールや各社公式サイトにて必ず再確認してください。


【水処理の総合エンジニアリング】メタウォーター (9551)

◎ 事業内容: 日本ガイシと富士電機の水環境部門が統合して誕生。浄水場・下水処理場の設計・建設から運転・維持管理(O&M)までを一貫して手掛ける国内最大手の水ビジネス企業。

 ・ 会社HP:https://www.metawater.co.jp/

◎ 注目理由: 国内の上下水道事業の民営化(コンセッション方式)において、圧倒的な実績と受注能力を持っています。自治体からの包括的委託が増加しており、フロー(建設)だけでなくストック(維持管理)ビジネスの比率が高まっている点が最大の魅力。安定配当株としても評価が高く、防災・減災関連の国策銘柄としても本命視されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2008年設立。国内初のPFI事業や包括的民間委託を多数受託。最近ではAIを活用した水処理制御システムや、クラウドを用いた広域監視システムなど、DXによる効率化を推進。海外では欧州や米国企業の買収を通じてグローバル展開を加速させています。

◎ リスク要因:公共事業への依存度が高いため、国の予算配分や自治体の財政状況の影響を受けやすい。原材料価格の高騰による利益圧迫リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9551

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9551.T


【半導体産業を支える超純水の雄】オルガノ (6368)

◎ 事業内容: 水処理装置の総合メーカー。特に電子産業(半導体)向けの「超純水」製造装置に強みを持つ。東ソーの連結子会社。

 ・ 会社HP:https://www.organo.co.jp/

◎ 注目理由: 半導体の微細化が進むにつれ、洗浄工程で求められる水の純度は極限まで高まっています。TSMCやラピダスなどの国内工場新設ラッシュは同社にとって特大の追い風。メンテナンスや消耗品交換による利益率の高いビジネスモデルを確立しており、半導体サイクルの中でも比較的安定した成長が見込めます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1946年設立。理化学研究所のベンチャーとして発足。台湾や中国などアジア圏での半導体工場向け大型案件を次々と獲得。直近では、使用済み超純水の回収・再利用システムの需要も高まっており、環境配慮型技術でもリードしています。

◎ リスク要因:半導体市況のシリコンサイクルによる設備投資の波に業績が左右されやすい。特定の主要顧客への依存度。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6368

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6368.T


【半導体向け超純水の急成長株】野村マイクロ・サイエンス (6254)

◎ 事業内容: 半導体、製薬、バイオ業界向けの超純水製造装置の設計・施工・販売。特に韓国・台湾・米国などの海外半導体メーカーとの取引に強み。

 ・ 会社HP:https://www.nomura-micro.co.jp/

◎ 注目理由: オルガノと並ぶ超純水関連の有力株ですが、より成長性が高く(ボラティリティも高い)、海外売上比率が高いのが特徴です。サムスン電子やSKハイニックスなど、グローバル大手の設備投資計画に連動して業績が急拡大する傾向があります。米国での半導体工場建設も追い風。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1969年設立。高純度な水技術を武器に、アジア市場を早期に開拓。最近では、英国や米国への進出を強化し、特定の顧客(例えば韓国勢)への依存度を下げるポートフォリオ分散を図っています。

◎ リスク要因:海外売上比率が高いため、為替変動リスクや地政学リスク(特に東アジア情勢)の影響を強く受ける可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6254

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6254.T


【水道管の老朽化対策・ダクタイル鉄管】日本鋳鉄管 (5612)

◎ 事業内容: 水道用ダクタイル鋳鉄管の大手メーカー。JFEホールディングス系。水道管、継手、マンホールなどを製造・販売。

 ・ 会社HP:https://www.nichu.co.jp/

◎ 注目理由: 「国土強靭化」のド真ん中銘柄です。全国で耐用年数を超えた水道管の更新が急務となる中、耐震性に優れたダクタイル鋳鉄管の需要は長期的に底堅い。特に耐震継手技術に定評があり、災害に強い水道網構築において必須の企業です。地味ながらも確実な需要が存在します。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1937年設立。一貫して鋳鉄管事業を展開。近年は、施工現場の省力化に貢献する「NS形ダクタイル鉄管」などの普及に注力。老朽管更新のペースアップを背景に、安定した受注を確保しています。

◎ リスク要因:鉄スクラップやコークスなどの原材料価格、電力料金の高騰が製造コストを直撃し、利益率を圧迫するリスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5612

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【上下水道コンサルのパイオニア】NJS (2325)

◎ 事業内容: 上下水道を中心とした水環境分野専門の建設コンサルタント。調査・計画・設計から経営診断までを行う。ドローンによる管路点検などDXに強み。

 ・ 会社HP:https://www.njs.co.jp/

◎ 注目理由: 単なる設計だけでなく、ドローンやAIを活用した管路内調査技術が注目されています。人手不足に悩む自治体に対し、効率的なインフラ点検ソリューションを提供できる点が強み。また、海外(特に新興国)でのODA案件や技術支援にも積極的で、グローバルな水不足解消に貢献しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1951年設立。日本上下水道設計として創業。ソフトウェア開発にも注力しており、「SkyScraper」などの独自点検技術を開発。最近では、自治体の水道事業経営の効率化支援(アセットマネジメント)業務が拡大中。

◎ リスク要因:公共事業主体のビジネスモデルであるため、年度末に売上が偏重する季節性があります。技術者の採用難が成長のボトルネックになる可能性。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2325

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【水道用バルブ・継手のトップ】前澤給装工業 (6485)

◎ 事業内容: 水道配水用ポリエチレン管継手、給水装置(サドル付分水栓、止水栓)の製造販売。戸建て住宅への引き込み管周りに圧倒的な強み。

 ・ 会社HP:https://www.qso.co.jp/

◎ 注目理由: 水道本管から各家庭へ水を引く「給水装置」で高シェアを誇ります。耐震化工事に伴うサドル分水栓の需要が堅調。また、無借金経営で財務内容が極めて良く、株主還元(配当や優待)にも積極的な姿勢が投資家から好感されています。インフレ耐性のある価格転嫁力も魅力。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1937年創業。樹脂製継手のパイオニア的存在。最近では、施工時間を短縮できる「ワンタッチ継手」などが人手不足の工事現場で好まれています。M&Aにより農業用水分野など周辺領域へも事業を拡大中。

◎ リスク要因:住宅着工件数の減少が新設需要に影響を与える可能性があります。原材料(銅合金・樹脂)価格の変動リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6485

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【住宅・排水用樹脂管の大手】前澤化成工業 (7925)

◎ 事業内容: 塩化ビニル製の排水用「ます」や継手、パイプの大手メーカー。水処理関連機器も展開。前澤給装工業とは兄弟会社のような関係(資本関係あり)。

 ・ 会社HP:https://www.maezawa-k.co.jp/

◎ 注目理由: 戸建て住宅向けの排水設備で高いブランド力を持っています。近年注目すべきは、集中豪雨対策としての「雨水貯留浸透設備」です。都市部での内水氾濫を防ぐための設備需要が増加しており、気候変動対策銘柄としての側面が強まっています。高配当傾向も魅力。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1954年設立。日本で初めて硬質塩化ビニル製「ます」を開発。最近はガーデニング関連や、ベトナムでの現地生産・販売強化など、海外展開と事業多角化を進めています。

◎ リスク要因:国内の新設住宅着工戸数の減少トレンドが長期的な懸念材料。原油価格高騰によるナフサ(塩ビ原料)価格の上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7925

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【スマート水道メーターの先駆者】愛知時計電機 (7723)

◎ 事業内容: 水道メーター、ガスメーターの大手メーカー。流体計測技術に優れ、IoT対応のスマートメーターで先行。

 ・ 会社HP:https://www.aichitokei.co.jp/

◎ 注目理由: 検針員の不足解消と業務効率化のため、自治体での「スマート水道メーター」導入実証実験が全国で進んでいます。同社は通信機能付きメーターで高い技術力を持ち、この「自動検針」への切り替え特需における最大に恩恵を受ける銘柄の一つです。水道DXの中核企業と言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1898年設立の老舗。時計製造から始まり、精密加工技術を活かして計量器へ転換。現在はNB-IoTなどの通信規格に対応した製品ラインナップを拡充し、自治体の水道DXプロジェクトに多数参画しています。

◎ リスク要因:スマートメーターの普及スピードが自治体の予算都合で想定より遅れるリスク。半導体部品の調達難による生産遅延リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7723

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【水処理薬品とメンテナンスの巨人】栗田工業 (6370)

◎ 事業内容: 水処理薬品と水処理装置の双方を手掛ける国内トップ、世界有数の企業。半導体、鉄鋼、石油精製などあらゆる産業向けにソリューションを提供。

 ・ 会社HP:https://www.kurita.co.jp/

◎ 注目理由: 装置を売って終わりではなく、その後の薬品販売やメンテナンス契約で稼ぐ「リカーリングビジネス」のモデルが極めて強固です。半導体向けの超純水供給サービスでは、顧客の工場内に自社設備を持ち込み、水自体を「販売」するビジネスモデルを展開しており、安定収益源となっています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1949年設立。海外企業の積極的なM&Aにより、北米や欧州でのプレゼンスを拡大。最近では、使用済み紙おむつのリサイクル技術や、メタバースを活用した水処理施設の遠隔監視など、イノベーションにも積極的。

◎ リスク要因:グローバル展開が進んでいるため、為替リスクや各国の環境規制変更の影響を受けます。M&Aに伴うのれん減損リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6370

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【環境プラント・水処理施設の建設】タクマ (6013)

◎ 事業内容: ボイラー技術を祖業とし、ゴミ焼却施設や水処理プラントの建設・運営を行う環境プラントメーカー。

 ・ 会社HP:https://www.takuma.co.jp/

◎ 注目理由: ごみ処理発電と並び、下水処理場の汚泥処理・有効利用に強みを持ちます。バイオマス発電技術を応用し、下水汚泥を燃料化する技術などは、カーボンニュートラル社会において自治体からの引き合いが強い分野です。財務健全性が高く、受注残高も潤沢です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1938年設立。日本のボイラーの父・田熊常吉が創業。近年はDBO方式(設計・建設・運営の一括発注)による長期契約案件が増加しており、収益の安定化が進んでいます。

◎ リスク要因:公共工事の発注延期や、大型案件の失注による業績変動。鋼材価格の高騰による工事採算の悪化。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6013

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6013.T


【汚泥処理技術のトップランナー】月島ホールディングス (6332)

◎ 事業内容: 上下水道処理設備、産業用プラントのエンジニアリング会社。特に下水汚泥の焼却・乾燥・エネルギー化技術に圧倒的な実績。

 ・ 会社HP:https://www.tsk-g.co.jp/

◎ 注目理由: JFEエンジニアリングとの水エンジニアリング事業統合により、規模と技術力が一段と強化されました。下水処理過程で発生する「汚泥」の減量化や燃料化は、自治体の廃棄物処理コスト削減の切り札であり、同社の独自技術が輝きます。PFI事業への参画も積極的。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1905年創業。2023年に持株会社体制へ移行し、社名を月島機械から変更。官需と民需のバランスを取りながら、メンテナンス事業の比率を高め、収益構造の強化を図っています。

◎ リスク要因:事業統合に伴う組織融合のコストや時間。原材料高騰に対する価格転嫁のタイムラグ。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6332

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6332.T


【ヒューム管(コンクリート管)最大手】日本ヒューム (5262)

◎ 事業内容: 下水道などに使われるコンクリート製「ヒューム管」の最大手。基礎杭やマンホールなどのコンクリート製品も主力。

 ・ 会社HP:https://www.nipponhume.co.jp/

◎ 注目理由: ヒューム管は下水道整備の要です。都市部の再開発やリニア関連工事、そして老朽化した下水管の更新需要が同社のビジネスを支えています。また、太陽光発電事業や不動産賃貸など、多角化により収益基盤を安定させている点も評価できます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1925年設立。大正時代にオーストラリアからヒューム管製造権を導入し創業。最近ではプレキャストコンクリート(工場であらかじめ製造する製品)の需要が高まっており、建設現場の工期短縮ニーズに応えています。

◎ リスク要因:セメントや骨材の価格高騰、物流2024年問題による輸送コストの上昇が利益を圧迫する懸念があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5262

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5262.T


【パイプと産業機械の老舗】栗本鐵工所 (5602)

◎ 事業内容: 鋳鉄管、バルブ、産業機械、建材などを手掛ける複合メーカー。ダクタイル鋳鉄管では業界大手の一角。

 ・ 会社HP:https://www.kurimoto.co.jp/

◎ 注目理由: 水道管ビジネス(パイプシステム事業)が収益の柱の一つ。特に耐震型ダクタイル鉄管は、国土強靭化計画において必須の資材です。産業機械部門も堅調で、ポートフォリオのバランスが良い。PBRが低く、バリュー株としての側面からも見直し買いが入りやすい銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1909年創業。社会インフラから産業設備まで幅広く展開。最近では、老朽管の中に新しい管を通す「管路更生工法」に関連する部材や技術にも注力し、非開削工事のニーズを取り込んでいます。

◎ リスク要因:原材料価格およびエネルギーコストの上昇。鉄鋼市況や公共投資予算の縮小リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5602

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【浄水場・下水処理機器の専業】水道機工 (6403)

◎ 事業内容: 浄水場や下水処理場の水処理設備工事、機器製造を行う東レ系企業。

 ・ 会社HP:https://www.suidokiko.co.jp/

◎ 注目理由: 東レの膜ろ過技術を活用した高度浄水処理システムに強みがあります。特に地方自治体の小規模浄水場の更新需要に対し、コンパクトで効率的な膜処理設備の提案力で勝負できます。親会社である東レとの連携による技術開発力も強み。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1936年設立。急速ろ過装置などで実績多数。最近は、施設の長寿命化計画策定業務や、運転管理のアウトソーシング受託に力を入れ、ストックビジネス化を推進中。

◎ リスク要因:地方自治体の財政難による工事発注の見送りや縮小。原材料高および労務費の上昇。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6403

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6403.T


【水中ポンプのグローバルリーダー】鶴見製作所 (6351)

◎ 事業内容: 水中ポンプの専業メーカー。土木建設工事用、下水道用、浸水対策用など多岐にわたるポンプを製造。

 ・ 会社HP:https://www.tsurumipump.co.jp/

◎ 注目理由: 工事現場の水抜きや、豪雨時の排水になくてはならない存在です。特に近年頻発する水害対策として、排水ポンプ車の配備や固定式排水ポンプの需要が増加しています。海外売上比率も高く、北米やアジアでのインフラ投資の恩恵も受けられるグローバルニッチトップ企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1924年創業。過酷な現場で壊れない耐久性が評価され、海外でも高シェア。最近はIoTを活用したポンプの稼働監視システムを導入し、予知保全サービスを展開。

◎ リスク要因:為替リスク。海外(特に中国や東南アジア)の景気減速による建設機械需要の低迷。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6351

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6351.T


【バルブの総合メーカー】キッツ (6498)

◎ 事業内容: 国内最大手、世界でも有数の総合バルブメーカー。ビル設備、石油化学、水処理、半導体製造装置などあらゆる配管に使用されるバルブを供給。

 ・ 会社HP:https://www.kitz.co.jp/

◎ 注目理由: 水インフラの更新にはバルブの交換が不可欠です。また、半導体工場向けのクリーンバルブや、水素ステーション向けの超高圧バルブなど、次世代エネルギー・ハイテク分野でも高い技術を持っています。データセンターの冷却水向け需要なども期待材料。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1951年設立。素材から製品までの一貫生産体制が強み。最近は「デジタルバルブ」の開発や、M&Aによる海外拠点の拡充を進め、グローバルニッチトップ戦略を加速中。

◎ リスク要因:原材料(銅、ステンレス等)価格の変動。世界経済の減速による設備投資意欲の減退。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6498

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6498.T


【水と廃棄物コンサルの老舗】オリジナル設計 (4642)

◎ 事業内容: 上下水道の調査・設計・維持管理計画策定に特化した建設コンサルタント。

 ・ 会社HP:https://www.original-net.co.jp/

◎ 注目理由: 「水」に特化した技術士集団であり、自治体からの信頼が厚い。老朽化した水道管の資産管理(アセットマネジメント)業務の受注が増加しています。派手さはありませんが、公共事業の予算消化に伴い堅実に業績を上げるタイプで、無借金経営の好財務銘柄としても知られます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1962年設立。下水道台帳システムのデジタル化などで先行。最近は、海外(ODA)案件にも取り組みつつ、国内ではストックマネジメント計画の策定支援に注力。

◎ リスク要因:公共事業依存度が高く、国の予算動向に業績が連動する。人材確保が成長の鍵。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4642

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4642.T


【河川・防災技術の最大手】建設技術研究所 (9621)

◎ 事業内容: 河川・ダム・道路などの土木建設コンサルタント大手。一般社団法人建設技術研究所が母体。

 ・ 会社HP:http://www.ctie.co.jp/

◎ 注目理由: 「流域治水」など、国が推進する大規模な水害対策プロジェクトにおいて中心的役割を果たします。ハザードマップの作成や、ダムの再生・運用高度化など、ソフト・ハード両面でのコンサルティング能力が高い。気候変動適応ビジネスの筆頭格です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1945年設立。日本初の建設コンサルタントとして発足。M&Aにより英国や豪州の企業をグループ化し、海外事業を拡大中。国内ではインフラDX関連の受注が好調。

◎ リスク要因:公共事業予算の縮小。海外プロジェクトにおける地政学リスクや為替リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9621

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9621.T


【水処理・バラスト水処理装置】三浦工業 (6005)

◎ 事業内容: 小型貫流ボイラーで国内トップシェア。ボイラー技術を核に、水処理機器(軟水装置など)や船舶用バラスト水処理装置も展開。

 ・ 会社HP:https://www.miuraz.co.jp/

◎ 注目理由: ボイラーの水管理技術から派生した水処理事業が成長しています。食品工場やクリーニング工場など産業用の水処理ソリューションに強み。また、ダイキン工業との資本業務提携により、空調×水の省エネソリューション提案が加速しており、新たな成長フェーズに入っています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1959年設立。保守メンテナンスの「ZMP(Zマンパワー)」部隊による巡回サービスが強力な収益源。最近は医療用水処理分野への進出も強化。

◎ リスク要因:国内ボイラー市場の成熟化。原材料高の影響。船舶市況によるバラスト水装置の需要変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6005

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6005.T


【環境・地質調査のスペシャリスト】E・Jホールディングス (2153)

◎ 事業内容: 総合建設コンサルタント大手。エイト日本技術開発が中核。廃棄物・環境保全・防災・行政支援に強み。

 ・ 会社HP:https://www.ej-hds.co.jp/

◎ 注目理由: 官公庁向けのインフラ保全業務に強く、特に西日本地盤ですが全国展開しています。上下水道の長寿命化計画や、災害復旧関連の業務が増加中。PBRが低水準で放置されがちですが、高配当かつ安定成長企業であり、水インフラ・防災関連の割安株として注目されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2007年設立(経営統合)。インフラドクターなどのDX技術を活用し、効率的なインフラ点検を推進。M&Aにより地方コンサルをグループ化し、全国網を強化。

◎ リスク要因:官公庁需要への依存度が高い。人材不足による受注機会の損失リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2153

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2153.T


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