かつて「斜陽産業」と揶揄されたアパレル・小売業界に、今、強烈な追い風が吹いています。
その象徴とも言えるのが**三陽商会(8011)**です。バーバリーのライセンス契約終了後、長らく赤字に苦しんでいましたが、「脱・百貨店依存」「不採算店舗の大量閉鎖」「プロパー消化率(定価販売)の向上」という断行的な構造改革を経て、見事な復活を遂げました。株価は底値から数倍へと跳ね上がり、市場の評価を一変させました。
では、**「次の三陽商会」**はどこにあるのか
現在の日本市場には、以下の3つの強力なカタリスト(株価上昇の起爆剤)が存在します。
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インフレと価格転嫁の成功 長年のデフレマインドから脱却し、アパレル各社は原材料高を背景とした値上げに成功しています。単価上昇はそのまま利益率の改善(営業レバレッジ)に直結し始めています。
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インバウンドとリオープニング 円安を背景とした訪日外国人の購買力は、ラグジュアリーブランドだけでなく、日本の高品質なミドルブランドやセレクトショップにも波及しています。
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東証のPBR1倍割れ是正要請 アパレルセクターは長らく放置され、PBR(株価純資産倍率)が1倍を大きく割り込む「万年割安株」の宝庫でした。しかし、アクティビスト(物言う株主)の介入やMBO(経営陣による買収)の観測が高まり、企業側は自社株買いや増配といった株主還元を強化せざるを得ない状況にあります。
今回は、単なる「好業績株」ではなく、**「どん底からの復活」「構造改革による利益率改善」「隠れた資産バリュー」**という観点から、第2の三陽商会となり得るポテンシャルを秘めた20銘柄を厳選しました。
リスクを恐れず、変革に挑む企業たちの「夜明け前」を捉えてください。
【免責事項】 本記事は情報の提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。掲載されている情報は作成時点のものであり、その正確性や安全性を保証するものではありません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本記事に基づいて被った損害について、執筆者および提供元は一切の責任を負いません。
【M&Aとデジタルで甦るアパレルの巨人】株式会社ワールド (3612)
◎ 事業内容: 「アンタイトル」「インディヴィ」など多数のブランドを展開する総合アパレル大手。M&Aによるブランド再生や、他社ECサイトの運営代行などプラットフォーム事業も拡大中。
・ 会社HP:https://corp.world.co.jp/
◎ 注目理由: 再上場後、構造改革を経てコア営業利益が最高益を更新するなど、完全復活のフェーズに入っています。特筆すべきはデジタル事業とプラットフォーム事業の成長で、単なる服屋から「アパレル業界のソリューション企業」へと脱皮しつつあります。ROE改善目標もクリアしており、財務体質の良化と攻めのM&A戦略が両立している点が評価できます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 過去の過剰出店による失敗を教訓に、不採算店舗の撤退とEC化率の向上を推進。最近では、海外ブランドのライセンス取得や、古着・リユース事業への参入など、ポートフォリオの多角化を進めています。2025年2月期もコア営業利益の高成長が期待されています。
◎ リスク要因: 暖冬などの天候不順による季節商品の販売不振や、原材料費高騰によるコスト増が利益圧迫要因となる可能性があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3612 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3612.T
【ストリート&ゴルフで攻める構造改革銘柄】株式会社TSIホールディングス (3608)
◎ 事業内容: 「ナノ・ユニバース」「パーリーゲイツ」「ステューシー(取扱)」などを展開。ゴルフウェアやストリートファッションに強みを持つアパレル企業。
・ 会社HP:https://www.tsi-holdings.com/
◎ 注目理由: 現在、大規模な構造改革の真っ只中にあります。本社人員の約20%削減を打ち出すなど、固定費削減への本気度が伺えます。「パーリーゲイツ」などのゴルフウェアは高単価で利益率が高く、インバウンド需要も取り込めています。コスト削減効果が顕在化する来期以降、利益のV字回復が濃厚です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 東京スタイルとサンエー・インターナショナルの統合で誕生。ブランドポートフォリオの整理を進めており、不採算ブランドの廃止と、成長分野(ストリート、アスレジャー)への集中投資を行っています。2025年2月期は一時的な下方修正がありましたが、これは膿を出し切るプロセスと見られます。
◎ リスク要因: 若者向けブランドの流行廃りが早く、トレンドを見誤ると在庫評価損が発生するリスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3608 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3608.T
【OMO戦略の先駆者、復活の象徴】株式会社オンワードホールディングス (8016)
◎ 事業内容: 「23区」「組曲」などを展開する老舗アパレル。百貨店中心のビジネスモデルから、ECと実店舗を融合させたOMO(Online Merges with Offline)戦略へ転換。
・ 会社HP:https://www.onward-hd.co.jp/
◎ 注目理由: 百貨店アパレルの苦境をいち早く脱し、デジタルシフトに成功した代表例です。自社EC「オンワード・クローゼット」の成長が著しく、クリック&トライ(試着サービス)などの施策が奏功。2025年2月期の中計目標を前倒しで達成する勢いであり、構造改革の完了宣言とも取れる力強い業績推移を見せています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 数百店舗規模の大量閉店を断行し、固定費を劇的に圧縮。現在は「23区」などの主力ブランドへの集中と、オーダーメイドスーツ「カシヤマ」の拡大に注力しています。見上愛を起用したプロモーションも話題で、ブランド若返りも図っています。
◎ リスク要因: 百貨店チャネルの比率が依然として高いため、百貨店自体の集客力低下の影響を受ける可能性があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8016 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8016.T
【スーツから「ビジネスウェア」へ】青山商事株式会社 (8219)
◎ 事業内容: 紳士服専門店「洋服の青山」を全国展開。ビジネスウェア事業に加え、カード事業やフランチャイズ事業(ダイソー、焼肉きんぐ等)も手がける。
・ 会社HP:https://www.aoyama-syouji.co.jp/
◎ 注目理由: 「スーツ離れ」という構造的不況に対し、オーダースーツ事業の強化で単価アップに成功しています。オーダースーツの売上は倍増ペースで推移しており、在庫リスクの低いビジネスモデルへの転換が進んでいます。また、PBRが低く、高配当利回りを維持しているため、バリュー株としても魅力的です。
◎ 企業沿革・最近の動向: コロナ禍での赤字転落を経て、不採算店の統廃合と店舗の小型化・デジタル化を推進。女性向けオフィスウェアや、カジュアルセットアップ「ゼロプレッシャー」シリーズがヒットし、新たな客層を開拓しています。
◎ リスク要因: クールビズやオフィスカジュアルの浸透により、伝統的なスーツ需要の減少トレンド自体は止まらない点が懸念材料です。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8219 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8219.T
【イオンの救済で死の淵から生還】株式会社ジーフット (2686)
◎ 事業内容: 「ASBee」「Greenbox」などを展開する靴小売大手。イオングループの一員として、ショッピングセンター内を中心に店舗を展開。
・ 会社HP:https://www.g-foot.co.jp/
◎ 注目理由: 【ハイリスク・ハイリターン枠】 債務超過により上場廃止の危機に瀕していましたが、2024年12月に親会社イオンから65億円の資金調達を発表し、倒産リスクが大きく後退しました。「屋号の統一」や「不採算店整理」による再生シナリオが明確になり、株価は最安値圏からのリバウンドが期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 長らく赤字が続いていましたが、イオンの支援を受けて財務体質を改善。今後はPB(プライベートブランド)商品の比率を高め、利益率の向上を目指します。まさに「崖っぷちからの生還」を賭けた局面です。
◎ リスク要因: 依然として財務は脆弱であり、再建に失敗すれば株式価値が毀損するリスクが高い銘柄です。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2686 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2686.T
【聖域なきコスト改革を断行】株式会社ワコールホールディングス (3591)
◎ 事業内容: 女性用下着トップメーカー。「ワコール」「ウイング」「ピーチ・ジョン」などを展開。海外事業も手掛ける。
・ 会社HP:https://www.wacoalholdings.jp/
◎ 注目理由: 長年の業績低迷を受け、過去最大級の構造改革に着手しています。3000SKU(商品数)の削減やサプライチェーンの抜本的見直しを発表。PBR1倍割れ対策として、自社株買いなどの株主還元強化も期待されます。ブランド力は絶大であるため、経営効率化さえ進めば利益は劇的に回復するポテンシャルを持っています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 国内市場の縮小に伴い、米国や中国事業に注力してきましたが苦戦。現在は「選択と集中」を掲げ、不採算ブランドの整理を進めています。2026年3月期に向けた新中計での数値目標達成が試金石となります。
◎ リスク要因: EC専業ブランドやユニクロなどの低価格機能性インナーとの競争激化によるシェア低下懸念があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3591 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3591.T
【A.P.C.とインバウンドの恩恵】株式会社ルックホールディングス (8029)
◎ 事業内容: 「A.P.C.」「マリメッコ」「イルビゾンテ」などの海外著名ブランドの輸入販売・ライセンス事業を展開。
・ 会社HP:https://www.look-holdings.jp/
◎ 注目理由: 展開するブランドがインバウンド(訪日外国人)に非常に人気が高く、円安の恩恵を直接受けています。特に韓国や欧米からの観光客による売上が好調。また、ニッチで熱狂的なファンを持つブランド(マリメッコ等)が多く、価格転嫁しても客離れが起きにくい強みがあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: コロナ禍では苦戦しましたが、韓国子会社が好調を維持し支えました。現在は国内店舗の回復に加え、ジェラートピケ等を運営するマッシュHDとの協業など、新しい動きも見せています。
◎ リスク要因: 海外ブランドへの依存度が高いため、為替レートの急激な変動や、ライセンス契約終了のリスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8029 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8029.T
【国内回帰で再成長を狙う】株式会社TOKYO BASE (3415)
◎ 事業内容: 「STUDIOUS」「UNITED TOKYO」など、高品質な国産(Made in Japan)ブランドに特化したセレクトショップ・SPAを展開。
・ 会社HP:https://www.tokyobase.co.jp/
◎ 注目理由: 中国事業の不振で株価は低迷していましたが、不採算店舗の撤退を迅速に進め、再び国内事業の収益性向上に舵を切りました。国内では依然として若年層からの支持が厚く、原価率50%という「高品質・適正価格」戦略はインフレ下で消費者の選別眼が厳しくなる中で強みを発揮します。
◎ 企業沿革・最近の動向: 急激な海外展開が裏目に出ましたが、現在は国内の既存店売上が復調傾向。社員インフルエンサーを活用した販売力も健在で、業績の底入れ感が強まっています。
◎ リスク要因: ファッション感度の高い層がターゲットのため、トレンドの変化に敏感で、ヒット商品が出ないシーズンのボラティリティが高いです。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3415 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3415.T
【中国リスク後退と高配当】株式会社バロックジャパンリミテッド (3548)
◎ 事業内容: 「MOUSSY」「SLY」など、渋谷109系発祥のレディースブランドを展開。中国市場に強みを持つ。
・ 会社HP:https://www.baroque-global.com/
◎ 注目理由: かつては中国事業への過度な依存が懸念されていましたが、合弁会社の整理などによりリスクをコントロールできる体制になりつつあります。国内ではEC売上が伸長。何より配当利回りが高く、インカムゲイン狙いの投資家からも注目されています。株価は底値圏で推移しており、見直し買いの余地があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 米国事業の縮小と中国事業の再構築を進めています。国内では店舗網の最適化を行い、利益率の改善を図っています。SHEIN等の超ファストファッションとの差別化が鍵となります。
◎ リスク要因: 中国経済の減速影響を依然として受けやすく、地政学リスクもゼロではありません。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3548 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3548.T
【イオングループのアパレル再生】株式会社コックス (9876)
◎ 事業内容: イオングループのカジュアル衣料専門店。「ikka」「LBC」などをSC中心に展開。
・ 会社HP:https://www.cox-online.co.jp/
◎ 注目理由: 長年の赤字体質から脱却し、黒字定着が見えてきました。親会社イオンのSC集客力を活かしつつ、不採算店の閉鎖とEC強化を並行。特に、ターゲットを明確にした「ikka」ブランドのライフスタイル提案が奏功し、客単価が上昇しています。低位株であり、個人投資家の物色が入りやすい銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: マスク販売で一時期話題になりましたが、現在は本業の衣料品販売でしっかりと利益を出せる体質に変化。営業利益率の大幅改善を目指し、プロパー販売比率を高めています。
◎ リスク要因: イオングループ内での再編や、テナント料等のコスト負担増がリスクとなる可能性があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9876 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9876.T
【靴のチヨダ、復活の狼煙】株式会社チヨダ (8185)
◎ 事業内容: 「東京靴流通センター」「シュープラザ」を展開する靴小売大手。
・ 会社HP:https://www.chiyodagrp.co.jp/
◎ 注目理由: プライベートブランド(PB)商品の強化と、スニーカーブームの再燃により業績が回復基調です。特に高機能・高単価なPB商品がシニア層にヒット。不採算店舗の整理も一巡し、利益が出やすい筋肉質な体制に移行しています。PBRも低く、資産バリュー面での割安感があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 都心部店舗の改装や、アプリ会員の拡大によるCRM(顧客管理)強化を進めています。EC売上の増加も寄与し、既存店売上高は前年を上回る月が増えています。
◎ リスク要因: ABCマートなどの競合他社との価格競争や、ロードサイド店舗の集客減がリスクです。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8185 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8185.T
【「推し活」で新市場を開拓】クロスプラス株式会社 (3320)
◎ 事業内容: 婦人服製造卸の大手。量販店向けが主力だが、近年は自社ブランドやEC事業を強化。
・ 会社HP:https://www.crossplus.co.jp/
◎ 注目理由: 従来のアパレルOEM事業に加え、「推し活(アイドルやアニメファンの活動)」向けグッズ事業が大ヒットしています。スマホケースやうちわケースなど、ニッチだが熱量の高い市場を捉え、収益の柱に育ちつつあります。PBRが極めて低く、現金同等物も多いため、財務的な安全性と変革への期待値が高い銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: コロナ禍でのマスク特需の反動減を乗り越え、現在はアパレルと雑貨のハイブリッド戦略を推進。若手社員のアイデアを積極的に採用し、商品開発スピードが向上しています。
◎ リスク要因: 原材料高騰を販売価格に転嫁しきれない場合、主力の量販店向け卸事業の利益率が低下する恐れがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3320 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3320.T
【名門繊維商社の高配当戦略】タキヒヨー株式会社 (9982)
◎ 事業内容: 名古屋地盤の老舗繊維商社。「しまむら」など大手小売りへの卸売が主力。ゴルフウェアや化粧品なども展開。
・ 会社HP:https://www.takihyo.co.jp/
◎ 注目理由: 本業の繊維事業での利益率改善に加え、不動産ポートフォリオの見直しなどでキャッシュ・フローを改善させています。伝統的に株主還元意識が高く、配当利回りが魅力的。PBR是正の流れの中で、資産の有効活用による企業価値向上が期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: アパレル卸一辺倒から、テキスタイル販売や海外展開へシフト。サステナブル素材の開発にも注力しています。
◎ リスク要因: 大口取引先(しまむら等)の販売動向に業績が左右されやすい構造的リスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9982 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9982.T
【ブルックスブラザーズとアクティビスト】株式会社ダイドーリミテッド (3205)
◎ 事業内容: 毛織物メーカー。「ニューヨーカー」ブランドや、米国「ブルックスブラザーズ」の日本法人を展開。
・ 会社HP:https://www.daidoh-limited.com/
◎ 注目理由: 【アクティビスト注目枠】 「物言う株主」ストラテジックキャピタルが大量保有し、経営陣に対して資産の有効活用やガバナンス改革を強く迫っています。これにより、不動産売却や政策保有株の縮減など、株価上昇につながる施策が打たれる可能性が高いです。ブルックスブラザーズのブランド力も健在。
◎ 企業沿革・最近の動向: 経営陣と株主の対立構造が鮮明化しており、コーポレートアクション(TOBやMBO含む)の思惑が常に働いています。業績面では赤字縮小傾向にあります。
◎ リスク要因: お家騒動による経営の混乱や、アクティビストの出口戦略(株売却)による需給悪化リスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3205 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3205.T
【クロコダイルの堅実経営】株式会社ヤマトインターナショナル (8127)
◎ 事業内容: 「クロコダイル」ブランドを中心としたカジュアルウェアの製造・販売。GMS(総合スーパー)が主戦場。
・ 会社HP:https://www.yamatointr.co.jp/
◎ 注目理由: 派手さはありませんが、シニア層の堅い需要に支えられています。コロナ後の外出需要回復で、主力の「クロコダイル」が復調。無借金経営に近い財務体質の良さと、PBR0.4倍台(記事執筆時点)という超割安水準が魅力。見直し買いが入れば上昇余地は大きいです。
◎ 企業沿革・最近の動向: EC販売の強化と、若年層向けのアウトドアカジュアルラインの拡充を図っています。コスト削減も進み、黒字基調が定着しつつあります。
◎ リスク要因: 主要販路であるGMS(イトーヨーカドー等)の店舗閉鎖や事業縮小の影響を直接受けるリスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8127 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8127.T
【キャッシュリッチなPBR改革株】株式会社キング (8118)
◎ 事業内容: レディスアパレル、テキスタイル、ファッショングッズなどを展開。独立系のアパレルメーカー。
・ 会社HP:https://www.king-group.co.jp/
◎ 注目理由: アパレル業界屈指の財務体質の良さを誇ります(自己資本比率が高い)。現預金を潤沢に持っており、PBR1倍割れ対策としての増配や自社株買いの期待が常にあります。業績も堅調で、ミセス層向けのブランドが底堅く推移しています。
◎ 企業沿革・最近の動向: ライセンスブランドに頼らず、自社ブランドの育成に注力。不動産賃貸収入もあり、経営の安定感は抜群です。
◎ リスク要因: 顧客層の高齢化が進んでおり、次世代の顧客獲得が遅れると長期的な縮小均衡に陥る可能性があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8118 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8118.T
【デフレの勝ち組、再評価】株式会社ハニーズホールディングス (2792)
◎ 事業内容: 低価格レディス衣料「ハニーズ」を全国展開。SPA(製造小売)モデルで高収益を維持。
・ 会社HP:https://www.honeys.co.jp/
◎ 注目理由: 「復活」というよりは「強さの再確認」です。インフレ下でも価格を抑えつつ利益を出すSPAの完成度が高く、節約志向の消費者をがっちり掴んでいます。ミャンマーの自社工場活用によるコスト競争力は他社の追随を許しません。高配当株としても人気があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: ECとの連携を強化し、店舗受取サービスなどを拡充。アニメ「鬼滅の刃」等とのコラボ商品も巧みで、幅広い年齢層を集客しています。
◎ リスク要因: 為替(円安)の進行は原価増になりますが、海外生産比率が高いため、為替予約等でコントロールできているかが鍵です。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2792 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2792.T
【セレクトショップの王道復権】株式会社ユナイテッドアローズ (7606)
◎ 事業内容: 「UNITED ARROWS」「BEAUTY&YOUTH」などを展開するセレクトショップ大手。
・ 会社HP:https://www.united-arrows.co.jp/
◎ 注目理由: コロナ禍で苦戦した「お出かけ需要」の回復を最も享受している銘柄の一つです。富裕層やインバウンド客の取り込みに成功しており、高単価商品の動きが活発です。「CITEN」などの新ブランドがEC主軸で成長しており、次の成長エンジンも育っています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 在庫管理の精度向上により、セール販売への依存度を低下させ、粗利益率を改善させています。台湾などアジア展開も再加速しています。
◎ リスク要因: 暖冬などの気候リスクに加え、消費者の好みが「モノ」から「コト(体験)」へシフトしすぎるとアパレル消費が鈍る懸念があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7606 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7606.T
【3COINSの快進撃とアパレル】株式会社パルグループホールディングス (2726)
◎ 事業内容: アパレル(CIAOPANIC等)と雑貨(3COINS)の二本柱。若年層に圧倒的な支持を持つ。
・ 会社HP:http://www.palgroup.co.jp/
◎ 注目理由: 雑貨事業「3COINS」の爆発的な成長に加え、アパレル事業もECとSNSを駆使した販売戦略で絶好調です。アパレル企業の復活モデルとして最も成功している例の一つですが、まだ成長余地があります。社員インフルエンサーの育成制度など、業界最先端のマーケティング手法を持っています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 売上高、利益ともに過去最高水準を更新中。3COINSの大型店化や、地方都市への出店余地も残されており、安定成長が見込まれます。
◎ リスク要因: 円安による輸入コスト増は、低価格雑貨事業(3COINS)にとって利益圧迫の大きな要因となります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2726 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2726.T
【通販からソリューション企業へ】株式会社スクロール (8005)
◎ 事業内容: カタログ・EC通販大手。生協向けの衣料品販売や、他社ECの物流代行・決済代行なども行う。
・ 会社HP:https://www.scroll.jp/
◎ 注目理由: アパレル通販のノウハウを活かした「物流代行・EC支援」などのソリューション事業が利益の柱に成長しています。単なる小売業から、BtoBのインフラ企業への転換が進んでおり、収益の安定性が増しています。配当性向の引き上げなど株主還元にも積極的です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 4期ぶりの増収増益基調へ復帰。M&Aにも意欲的で、アウトドアやコスメなど取扱ジャンルを拡大しています。
◎ リスク要因: 物流業界の「2024年問題」による配送コストの上昇や、人件費の高騰が利益を圧迫するリスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8005 ◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8005.T


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