【錢高組ショックを追い風に】「第2の急騰株」を探せ!PBR1倍割れ・大阪万博・国土強靭化の建設株大発掘

市場の地殻変動:錢高組急騰が示唆する「建設セクター」の再評価

2024年から2025年にかけて、東京株式市場において「建設・インフラ株」への視線がかつてないほど熱を帯びています。その象徴的な出来事が、錢高組 (1811) の株価急騰です。地味で不人気とさえ言われてきた中堅ゼネコンが、なぜこれほどまでに投資資金を引き寄せたのか。その背景には、単なる個別の材料を超えた、日本市場全体の構造変化と深い「相場のテーマ」が隠されています。

まず、最大の要因は**「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正」**への強烈な圧力です。東証による資本コストや株価を意識した経営の要請は、長年、豊富な現金を抱え込みながらも株価が低迷していた建設業界に、劇的な変化を迫りました。錢高組の急騰は、アクティビスト(物言う株主)の介入思惑や、MBO(経営陣による買収)、あるいは大規模な自社株買いや増配といった「株主還元強化」への期待が、もはや絵空事ではないことを証明したのです。投資家たちは今、「次に目覚める資産バリュー株」を血眼になって探しています。

次に、**「大阪・関西万博」および「リニア中央新幹線」**に関連する特需です。錢高組は大阪に強みを持つ企業ですが、同様に「関西地盤」「トンネル・インフラに強い」企業は、これから本格化する工事進捗とともに業績の上振れが期待されます。資材高騰や人手不足(2024年問題)という逆風はあるものの、それを価格転嫁できる強い技術力や、ニッチなシェアを持つ企業にとっては、むしろ淘汰が進み、利益率が向上する「適者生存」のチャンスとなっています。

さらに見逃せないのが**「国土強靭化」という国策**です。能登半島地震をはじめとする自然災害の頻発により、老朽化したインフラの更新、法面保護、耐震補強といったメンテナンス需要は、景気動向に関わらず今後数十年にわたって発生し続ける「確定した未来」です。ここには、派手さはなくとも着実にキャッシュを積み上げる、堅実なビジネスモデルが存在します。

本記事では、錢高組の急騰連想から導き出される、**「好財務」「割安放置(低PBR)」「独自技術」「地域・テーマ性」**を兼ね備えた、珠玉の建設・インフラ関連銘柄を20社厳選しました。誰もが知るスーパーゼネコンではなく、あえて中堅・準大手やニッチトップに絞ることで、これからの上昇余地(アップサイド)を狙います。「次の錢高組」は、このリストの中に潜んでいるかもしれません。


※投資に関する免責事項 本記事は、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。提供する情報は、記事作成時点(2025年11月時点のデータに基づく)の公開情報や市場動向の分析に基づくものであり、その正確性や完全性を保証するものではありません。株式投資には価格変動リスク、信用リスク、流動性リスクなどが伴い、元本割れが生じる可能性があります。投資判断は、必ずご自身の責任において行い、最新の決算短信や有価証券報告書をご確認の上、慎重に行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、作成者は一切の責任を負いません。


【大阪発・「学校の淺沼」】株式会社淺沼組 (1852)

◎ 事業内容: 大阪に本社を置く中堅ゼネコン。関西圏での建築事業に強み。「学校の淺沼」の異名を持ち、教育施設や官公庁建築の実績が豊富。近年はリニューアル工事にも注力。

 ・ 会社HP:https://www.asanuma.co.jp/

◎ 注目理由: 錢高組と同様に「大阪地盤」であり、関西万博関連や大阪の再開発需要の恩恵を直接的に受ける位置にいます。特筆すべきは、株主還元への積極的な姿勢への転換です。過去に高配当利回りで注目された経緯もあり、PBR是正に向けたさらなる還元策が期待されます。歴史的建造物の改修など独自技術も評価点。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1892年創業の老舗。奈良県での創業から大阪へ進出。最近では、環境配慮型建築(ZEB)や木造建築技術「GOOD CYCLE BUILDING」を推進しており、SDGs対応の建築需要を取り込んでいます。資材高騰の影響を受けつつも、受注単価の改善で利益確保を図っています。

◎ リスク要因: 関西圏への依存度が高いため、同地域の公共投資縮小リスクがあります。また、建設資材価格の急激な変動が利益率を圧迫する可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1852

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1852.T


【ダム・トンネルの名門】株式会社安藤・間 (1719)

◎ 事業内容: ダム、トンネルなどの大型土木工事に強みを持つ準大手ゼネコン。安藤建設と間組が合併して誕生。土木の「間」、建築の「安藤」の強みを融合。

 ・ 会社HP:https://www.ad-hzm.co.jp/

◎ 注目理由: インフラ強靭化の国策において、同社の得意とする山岳トンネルやダム補修技術は不可欠です。財務体質が健全で、自己資本比率も比較的高い水準。M&Aによる海外展開や再生可能エネルギー事業への参入など、成長ドライバーの育成に積極的であり、中長期的な視点での再評価余地が大きいです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 合併以降、経営効率化が進み収益力が向上。直近では、AIを活用した山岳トンネル掘削技術の自動化や、省人化施工システムの開発に注力しており、建設業界の「2024年問題(人手不足)」に対するソリューションリーダーとしての側面も持ちます。

◎ リスク要因: 海外事業における地政学リスクや為替変動リスク。また、大型公共工事への依存度があるため、国の予算執行状況に業績が左右されやすい点。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1719

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1719.T


【不動産テトラ】不動テトラ (1813)

◎ 事業内容: 地盤改良工事の最大手であり、消波ブロック(テトラポッド)でもトップシェアを誇る土木会社。防災・減災関連の銘柄として知名度が高い。

 ・ 会社HP:https://www.fudotetra.co.jp/

◎ 注目理由: 「国土強靭化」のど真ん中銘柄。液状化対策や護岸工事など、日本列島の災害対策になくてはならない企業です。PBR1倍割れの状態が長く続いており、バリュー株としての魅力が高い。キャッシュリッチでありながら株価が割安に放置されているため、錢高組のような見直し買いが入る可能性が高い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 独自の地盤改良技術「CI-CMC工法」などが好調。洋上風力発電設備の基礎工事など、脱炭素関連の新規事業も開拓中。また、株主還元の強化を掲げており、増配や自社株買いへの期待感が市場で徐々に高まっています。

◎ リスク要因: 公共事業への依存度が極めて高い点。国の防災予算削減があれば直撃を受けます。また、テトラポッドの特許切れに伴う競争激化も懸念材料。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1813

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1813.T


【関西の雄・堅実経営】株式会社奥村組 (1833)

◎ 事業内容: 大阪に本社を置く準大手ゼネコン。「技術の奥村」と称され、特に免震技術やトンネル施工技術に定評がある。堅実経営で知られる好財務企業。

 ・ 会社HP:https://www.okumuragumi.co.jp/

◎ 注目理由: 錢高組と同じく「大阪銘柄」の筆頭格。関西万博、IR(統合型リゾート)関連、リニア新幹線工事など、関西圏のビッグプロジェクトに深く関与しています。財務内容が非常に良く、実質無借金経営に近い状態であることから、アクティビストの標的になりやすい「キャッシュリッチ・低PBR」の条件を満たしています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 創業以来、堅実な歩みを続ける。最近ではバイオマス発電所の建設・運営などエネルギー分野にも進出。株主還元方針を変更し、DOE(株主資本配当率)を意識した配当政策を打ち出すなど、資本効率の改善に本腰を入れています。

◎ リスク要因: 原材料価格の高騰による利益圧迫。また、関西プロジェクトの一巡後の成長ドライバーをどこに見出すかが中長期的な課題。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1833

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1833.T


【海洋土木の名門】東亜建設工業 (1885)

◎ 事業内容: 海洋土木(マリコン)の大手。浚渫(しゅんせつ)、埋立工事に強みを持つほか、陸上土木、建築も手掛ける。海外ODA案件の実績も豊富。

 ・ 会社HP:https://www.toa-const.co.jp/

◎ 注目理由: 防衛関連(港湾整備・離島防衛)や洋上風力発電という国策テーマに乗っています。過去に不適切施工問題で株価が低迷した時期がありましたが、その後のガバナンス改革で信頼回復中。マリコン大手3社(五洋、東亜、東洋)の中で比較しても割安感があり、再評価の余地があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: アジア・アフリカ地域での港湾工事など海外展開を加速。国内では洋上風力発電のSEP船(自己昇降式作業台船)の建造・運用に参画するなど、次世代エネルギーインフラ構築へ積極投資を行っています。

◎ リスク要因: 海外工事におけるカントリーリスクや採算悪化リスク。過去の不祥事によるレピュテーションリスクが完全に払拭されているかの注視が必要。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1885

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【鉄道工事のスペシャリスト】鉄建建設 (1815)

◎ 事業内容: JR東日本系のゼネコン。鉄道関連工事(高架化、駅改良、メンテナンス)が主力。官公庁工事やマンション建設も展開。

 ・ 会社HP:https://www.tekken.co.jp/

◎ 注目理由: 鉄道という「止めることができないインフラ」を支えているため、業績の安定感は抜群です。JR関連の安定受注に加え、リニア関連工事への参画も期待材料。PBRが低く放置されており、ディフェンシブ性とバリュー性を兼ね備えた銘柄として、相場全体が不安定な時期に強さを発揮します。

◎ 企業沿革・最近の動向: 鉄道工事で培った技術を活かし、海外の鉄道インフラプロジェクトにも参画。老朽化した駅ビルの建て替えや駅周辺の再開発事業など、鉄道事業以外の収益源も拡大させています。

◎ リスク要因: JR東日本グループへの依存度が高いため、JRの設備投資計画の増減が業績に直結します。人件費上昇による利益率低下も懸念。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1815

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【防災・法面保護の巨人】ライト工業 (1926)

◎ 事業内容: 特殊土木の大手。斜面・法面(のりめん)対策工事、地盤改良工事でトップクラスの技術とシェアを持つ独自色の強い企業。

 ・ 会社HP:https://www.raito.co.jp/

◎ 注目理由: 日本の国土において「崖崩れ対策」は永遠の課題であり、同社の技術への需要は尽きることがありません。利益率が一般的なゼネコンよりも高く、高収益体質であることが特徴。PBR是正の流れの中で、その高い収益性と独自のポジショニングがあらためて評価される局面にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 米国など海外事業も好調に推移。老朽化インフラの補修技術の開発に注力しており、独自工法による差別化を進めています。連続増配を行うなど株主還元にも積極的であり、長期保有向きの銘柄です。

◎ リスク要因: 公共工事予算の縮小リスク。また、米国事業の為替リスクや、特殊工事における現場事故などの安全管理リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1926

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【道路舗装の大手】世紀東急工業 (1898)

◎ 事業内容: 東急建設系の道路舗装大手。道路舗装材料の製造・販売も行う。官公庁向けの道路工事が主力。

 ・ 会社HP:https://www.seikitokyu.co.jp/

◎ 注目理由: 道路インフラの老朽化対策は喫緊の課題であり、更新需要が底堅い。特に同社は環境配慮型のアスファルト合材など、SDGsに対応した製品開発に強みがあります。親会社の東急グループとの連携による安定性も魅力。低PBR銘柄として、インフラメンテナンス関連の物色対象になりやすい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 原油価格変動の影響を受けやすいアスファルト事業において、価格転嫁を進め利益率を維持。高速道路のリニューアル工事などの大型案件受注に注力しています。

◎ リスク要因: 原油価格(ナフサ・アスファルト価格)の高騰によるコスト増。公共事業予算への依存。天候不順による工期遅延リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1898

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1898.T


【寺社建築の最高峰】松井建設 (1810)

◎ 事業内容: 1586年創業、上場企業で最も古い歴史を持つとも言われる超老舗ゼネコン。社寺建築に圧倒的な強みを持ち、文化財修復などを手掛ける。

 ・ 会社HP:https://www.matsui-ken.co.jp/

◎ 注目理由: 他のゼネコンとは一線を画す「宮大工」の技術とブランド力があります。財務内容は極めて良好でキャッシュリッチ。PBRも低水準にあり、その歴史的価値と保有資産を考慮すると著しい割安圏にあります。独自性が強いため、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブな側面もあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 伝統建築だけでなく、現代建築や耐震改修工事も積極的に展開。後継者不足に悩む宮大工の育成にも力を入れています。安定配当を継続しており、守りの投資に適しています。

◎ リスク要因: 特殊な技術を要するため、熟練技術者の確保・育成が課題。市場規模が爆発的に拡大する分野ではないため、急成長は望みにくい。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1810

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【JR東日本の守護神】東鉄工業 (1835)

◎ 事業内容: JR東日本が筆頭株主。線路メンテナンス、駅舎建築、土木工事など、JR東日本管内の工事を主力とする。

 ・ 会社HP:https://www.totetsu.co.jp/

◎ 注目理由: 圧倒的な「安定感」が売りです。首都圏の鉄道網という巨大インフラを支えるため、仕事がなくなることがありません。財務体質も鉄壁。最近はホームドア設置工事などの安全対策需要が旺盛です。株価のボラティリティが低く、じっくりとPBR是正を待てる銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 鉄道工事特有の夜間作業などの負担軽減に向け、DXやロボット活用を推進。非鉄道分野(マンションや商業施設)への事業多角化も進めています。

◎ リスク要因: JR東日本の設備投資抑制やコスト削減圧力。労働集約型であるため、人手不足による労務費上昇が利益を圧迫する可能性。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1835

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1835.T


【PC橋梁のパイオニア】ピーエス三菱 (1871)

◎ 事業内容: プレストレスト・コンクリート(PC)技術のパイオニア。橋梁工事で国内トップクラス。三菱マテリアル系。

 ・ 会社HP:https://www.psmic.co.jp/

◎ 注目理由: 高速道路の更新工事や、物流倉庫などのPC建築需要が増加しており、PC工法の需要は拡大傾向にあります。三菱グループのネットワークを活かした受注力も強み。インフラの長寿命化にはPC技術が不可欠であり、国土強靭化銘柄として本命視されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 海外でのインフラ整備事業にも参画。国内では、リニア中央新幹線の関連工事など大型プロジェクトも手掛けています。材料費高騰対策として、生産性向上技術の導入を加速中。

◎ リスク要因: セメントや鋼材価格の高騰。公共事業の端境期における受注減。親会社の影響を受ける可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1871

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1871.T


【海洋土木の雄・防災】飛島建設 (1805)

◎ 事業内容: ダム、トンネル、海洋土木に強みを持つ中堅ゼネコン。防災関連技術に定評があり、DX推進にも積極的。

 ・ 会社HP:https://www.tobishima.co.jp/

◎ 注目理由: 「防災のトビシマ」として、災害復旧や防災インフラ整備で存在感を発揮。PBRが低く、株価水準はお手頃。近年は建設DXに注力しており、スマートコンストラクション分野での評価が高まりつつあります。経営改革を進めており、収益体質の改善が期待されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 過去の経営危機を乗り越え、現在は財務体質の改善が進んでいます。他社との提携による技術開発や、洋上風力発電関連への参入など、新しい収益源の確保に動いています。

◎ リスク要因: 過去に経営再建の歴史があり、財務基盤は大手・準大手に比べるとやや劣る面がある。有利子負債の動向には注意が必要。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1805

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【橋梁専業の強み】OSJBホールディングス (5912)

◎ 事業内容: 日本橋梁とオリエンタル白石が統合。PC橋梁、鋼橋梁の建設・補修を行う橋梁建設の専門集団。

 ・ 会社HP:https://www.osjb.co.jp/

◎ 注目理由: 橋梁の老朽化は全国的な問題であり、架け替えや大規模修繕の需要は今後数十年続きます。「ニューマチックケーソン工法」など独自技術を持ち、競争力が高い。高配当利回り銘柄としても知られ、インカムゲイン狙いの投資家からも注目されています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 高速道路リニューアルプロジェクトの受注が好調。維持補修事業(リニューアル工事)の比率を高め、安定収益化を図っています。M&Aにより事業領域の拡大も模索中。

◎ リスク要因: 公共事業特有の年度末偏重型の業績推移。鋼材価格の変動リスク。特殊工事のため、現場事故などのリスク管理が重要。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5912

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【名古屋地盤・リニア関連】矢作建設工業 (1870)

◎ 事業内容: 名古屋鉄道(名鉄)との関係が深い、愛知県地盤の中堅ゼネコン。鉄道高架化、マンション建設、不動産開発も手掛ける。

 ・ 会社HP:https://www.yahagi.co.jp/

◎ 注目理由: リニア中央新幹線の開業に向けた名古屋駅周辺の再開発において、中心的な役割を果たすことが期待されます。地域密着型で、地元財界との結びつきが強く、安定した受注基盤を持ちます。不動産事業も収益の柱となっており、建設と不動産のバランスが良い。

◎ 企業沿革・最近の動向: 耐震補強技術「ピタコラム」などの独自技術を展開。物流施設や商業施設の開発提案力を強化しています。中部圏の経済活性化とともに成長が期待される銘柄。

◎ リスク要因: 中部圏経済への依存度が高いため、自動車産業(トヨタ等)の景況感に間接的に影響を受ける可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1870

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1870.T


【北陸の雄・復興支援】福田組 (1899)

◎ 事業内容: 新潟県を地盤とする建設会社。北陸地方最大手。公共工事、民間建築、除雪などの維持管理業務も担う。

 ・ 会社HP:https://www.fkd.co.jp/

◎ 注目理由: 能登半島地震からの復旧・復興において、地理的にも実績的にも中心的な役割を担います。地方ゼネコンとしては財務内容が非常に良く、実質無借金。PBRも低く、地方創生×国土強靭化のテーマで再評価されるべき筆頭格です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 首都圏への進出も進めていますが、やはり地盤である新潟・北陸でのシェアは圧倒的。災害時の迅速な対応力が高く評価されています。好財務を生かした株主還元の強化が待たれます。

◎ リスク要因: 北陸地方の人口減少による建設需要の長期的縮小。冬場の天候による工事進捗の遅れや除雪費用の変動。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1899

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1899.T


【マンション建設に特化】大末建設 (1814)

◎ 事業内容: 大阪に本社を置く中堅ゼネコン。民間マンション建設に強みを持つ。「マンションの大末」として知られる。

 ・ 会社HP:https://www.daisue.co.jp/

◎ 注目理由: 錢高組と同様の「大阪銘柄」。関西圏のマンション需要は堅調であり、大阪万博に向けた再開発の恩恵を受けます。特定事業(マンション)に特化しているため効率性が高く、PBR改善に向けた経営努力が見られます。高配当傾向にある点も魅力。

◎ 企業沿革・最近の動向: 既存マンションの大規模修繕事業を拡大し、新築依存からの脱却を図っています。資材高騰に対しては、請負価格への転嫁交渉を強化中。

◎ リスク要因: 金利上昇によるマンション市況の冷え込みリスク。民間工事主体のため、景気変動の影響をダイレクトに受けやすい。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1814

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【高層・難工事の熊谷】熊谷組 (1861)

◎ 事業内容: 準大手ゼネコンの一角。トンネル工事や超高層ビル建設に高い技術力を持つ。住友林業と資本業務提携。

 ・ 会社HP:https://www.kumagaigumi.co.jp/

◎ 注目理由: 一時期の経営難を脱し、現在はインフラ更新需要や再開発案件で存在感を示しています。住友林業との提携により、中大規模木造建築という新しい市場を開拓中。技術力に対して株価が割安水準にあり、建設株物色の循環買いが入る可能性があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 「難所・難工事の熊谷」のDNAは健在。リニア新幹線工事や海外インフラ事業にも参画。無人化施工技術の開発など、建設テック分野への投資も行っています。

◎ リスク要因: 過去の海外不動産投資の失敗のイメージが残るが、現在は堅実。ただし、大型工事の採算管理リスクは常にあります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1861

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1861.T


【シールド工法のパイオニア】大豊建設 (1822)

◎ 事業内容: 土木工事主体のゼネコン。「ニューマチックケーソン工法」や「シールド工法」など、地下・水中土木に強み。麻生グループ傘下。

 ・ 会社HP:https://www.daiho.co.jp/

◎ 注目理由: 都市部のインフラ整備(地下鉄、下水道、共同溝)には欠かせない特殊技術を持っています。麻生グループ入りしたことで経営基盤が盤石化。親会社の政治的背景も連想されやすく、国策銘柄としての側面も。PBR1倍割れで割安感があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 複雑化する都市土木に対応するため、技術開発を強化。海外(特に東南アジア)での受注活動も継続しています。グループシナジーを生かした資材調達などの効率化が進んでいます。

◎ リスク要因: 原材料価格高騰の影響。また、公共工事の入札不調などが業績に影響を与える可能性があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1822

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【群馬発・環境エンジニアリング】佐田建設 (1826)

◎ 事業内容: 群馬県最大手のゼネコン。官公庁工事から民間建築まで幅広く手掛ける。前橋市に本社。

 ・ 会社HP:https://www.sata.co.jp/

◎ 注目理由: 地方創生・国土強靭化の恩恵を受ける地方ゼネコンの一つ。時価総額が小さいため、資金が流入した際の値動きが軽いのが特徴です。PBRが非常に低く、解散価値を大きく下回る水準で放置されていることもあり、バリュー株投資家の監視対象になりやすい。

◎ 企業沿革・最近の動向: 地域密着で安定した受注を確保。老朽化したインフラの補修工事や、地域の再開発事業に注力。財務体質の改善を継続中。

◎ リスク要因: 群馬県内の公共投資動向に大きく左右されます。流動性が低いため、売買のしにくさがリスクとなる場合があります。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1826

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1826.T


【海上土木と西日本の強者】五洋建設 (1893)

◎ 事業内容: 海洋土木(マリコン)最大手。海外事業(特にシンガポール)に強みを持つほか、国内の建築部門も成長中。

 ・ 会社HP:https://www.penta-ocean.co.jp/

◎ 注目理由: マリコンのトップであり、洋上風力発電の建設において主導権を握るポテンシャルがあります。準大手の中でも成長性が高く、海外比率が高いため日本の人口減少リスクを分散できています。PBRは1倍付近で推移しており、成長期待と割安感のバランスが良い銘柄。

◎ 企業沿革・最近の動向: 大型SEP船を保有し、洋上風力発電建設の受注体制を強化。シンガポールでの病院建設や埋立工事など大型案件を継続的に受注しています。

◎ リスク要因: 海外大型案件におけるコストオーバーラン(工事損失)のリスク。為替変動の影響。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/1893

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/1893.T


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