DX・会計・ERPが沸騰! ビジネスブレイン太田昭和の高騰に連なる「次なる主役」20銘柄

会計・ERP(統合基幹業務システム)のコンサルティングとITソリューションを手掛けるビジネスブレイン太田昭和 (9658) の株価が高騰しています。これは、同社の好調な業績に加え、日本企業が直面する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「インボイス制度・電子帳簿保存法対応」「ERPの2027年問題(SAP S/4HANAへの移行)」といった待ったなしの経営課題が、IT投資需要として顕在化していることの証左と言えるでしょう。

BBSの急騰は、単なる一企業の事象ではなく、**「企業の根幹業務(会計・経営管理)のDX」**という巨大なテーマが株式市場で再評価され始めたサインかもしれません。

この記事では、BBSの高騰から連想される3つの主要テーマ(①会計・ERPシステム関連、②DX・ITコンサルティング、③特定領域特化型SIer)に基づき、同様の追い風を受ける可能性を秘めた注目の20銘柄を、推奨理由とともに徹底的にリサーチしました。誰もが知る巨大企業ではなく、BBSのように専門領域で確かな強みを持ち、これからの成長が期待される中堅・新興企業を中心に選定しています。


【投資に関する免責事項】 本記事は、情報提供のみを目的として作成されたものであり、特定の金融商品(株式、投資信託、暗号資産など)の売買を推奨、勧誘、またはあっせんするものではありません。


目次

会計・ERP・経営管理ソリューション関連

ビジネスブレイン太田昭和の事業と直接的に関連する、会計ソフト、ERP導入、経営管理ソリューション(連結会計など)に強みを持つ企業群です。

【連結会計ソフト国内トップシェア】株式会社アバントグループ (3836)

◎ 事業内容: 連結会計パッケージソフト「DivaSystem LCA」の開発・販売が中核。企業の経営管理(CPM/BI)ソリューションや、DX推進支援、アウトソーシングサービスも手掛ける持株会社です。

 ・ 会社HP:https://www.avantgroup.com/

◎ 注目理由: BBSが会計・経営管理領域に強い点と直接的に連想されます。特に連結会計システムで国内トップシェアを誇り、強固な顧客基盤を持ちます。2025年10月末に発表された第1四半期決算は営業利益22.8%増と絶好調で、通期計画に対する進捗率も高く、業績の上振れ期待が高まっています。企業のグループ経営管理の高度化やDX需要を着実に取り込んでおり、BBSと同様に専門性の高い領域でのITソリューション提供が光ります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1997年設立。「DivaSystem」で連結会計市場をリードしてきました。近年は経営管理(BI/CPM)領域やDX支援にも注力。2025年10月には「資本コストや株価を意識した経営」に関する対応策を発表し、15億円の追加株主還元や成長投資の上積みを計画するなど、株主価値向上への意識も高く評価されます。

◎ リスク要因: 主力の連結会計ソフト市場の成熟・飽和リスク。企業のDX投資が抑制された場合の成長鈍化。クラウドサービスにおけるサイバー攻撃リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3836

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3836.T


【会計事務所に強み持つERP老舗】株式会社ミロク情報サービス (9928)

◎ 事業内容: 会計事務所(税理士・公認会計士)および、その顧問先である中堅・中小企業向けに、会計・給与・販売などの基幹業務システム(ERP)を開発・販売・保守する独立系大手。

 ・ 会社HP:https://www.mjs.co.jp/

◎ 注目理由: BBSの会計・ERP分野からの連想銘柄です。同社は特に全国の会計事務所との強固なリレーションを強みとしており、法制度改正(インボイス制度、電子帳簿保存法)への対応需要が継続的に発生する安定的な事業基盤を持ちます。近年は従来のパッケージソフトからSaaS(クラウド)型へのビジネスモデル転換を強力に推進しており、ストック収益の着実な積み上がりが期待されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1977年設立。会計事務所向け市場でオービックビジネスコンサルタント(OBC)やPCAと並ぶ高いシェアを持つ老舗です。近年は中小企業向けのクラウドERP「MJSLINK DX」や、インボイス制度対応サービスなどを展開し、SaaS事業の拡大を急いでいます。

◎ リスク要因: クラウド会計分野における新興SaaSベンダー(マネーフォワード、freee)との競争激化。法改正対応の遅れやソフトウェアの品質問題。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9928

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9928.T


【中小企業向け「勘定奉行」】株式会社オービックビジネスコンサルタント (4733)

◎ 事業内容: 中小企業向け基幹業務パッケージソフト「奉行シリーズ」(勘定奉行、給与奉行など)の開発・販売。会計ソフト分野で国内トップクラスのシェアを誇ります。

 ・ 会社HP:https://www.obc.co.jp/

◎ 注目理由: BBSの会計・ERP分野における強力な連想銘柄。「勘定奉行」の圧倒的なブランド力で、中小企業市場に強固な地盤を持ちます。最大の注目点は、従来のパッケージソフトからクラウドSaaS「奉行クラウド」への移行が順調に進んでいることです。これにより、安定的なストック収益が増加し、高収益体質がさらに強化されています。インボイス制度や電帳法への対応需要の確実な受け皿となっており、業績は堅調な増収増益基調です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1980年設立。オービック(4684)の子会社。PC向け会計ソフト「勘定奉行」で市場を席巻しました。現在は「奉行クラウド」を最重要戦略と位置づけ、ストック型ビジネスへの転換を推進。全国約3,000社の強力な販売パートナー網も強みです。

◎ リスク要因: クラウド会計分野での新興勢力(freee、マネーフォワード)との価格・機能競争。中小企業のIT投資意欲の減退。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4733

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4733.T


【「PCA会計」のクラウド移行進む】ピー・シー・エー株式会社 (9629)

◎ 事業内容: 中小企業向け基幹業務パッケージソフト「PCA」シリーズ(PCA会計、PCA給与など)の開発・販売。OBCと並ぶ同分野の大手です。

 ・ 会社HP:https://corp.pca.jp/

◎ 注目理由: BBS、OBCと同様、会計ソフト・ERP分野での連想銘柄です。公認会計士によって設立された経緯があり、会計分野での専門性と信頼性に定評があります。同社もクラウド版「PCAクラウド」への移行を推進しており、ストック収益モデルへの転換が進んでいます。直近の上期決算(10月27日発表)も増収増益と好調でした。株価面では、予想配当利回りが5%超(2025年11月4日時点)と非常に高く、高配当株としての魅力も兼ね備えています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1980年設立。会計事務所との強固なネットワークを背景に、中小企業向けパッケージソフト市場で高いシェアを確立。法改正対応とクラウド化の波に乗り、安定成長を続けています。

◎ リスク要因: OBCや新興SaaSベンダーとの競争激化。中小企業の景気動向によるIT投資の抑制。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9629

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9629.T


【SAPコンサル特化の黒子】株式会社シイエヌエス (4076)

◎ 事業内容: 独立系SIer。特にSAP導入コンサルティング、開発、保守運用サービスに特化しており、高い専門性を強みとしています。

 ・ 会社HP:https://www.cns.co.jp/

◎ 注目理由: BBSのERPコンサルティング事業と真っ向から連想される、SAP特化型銘柄です。SAP S/4HANAへの移行期限(2027年問題)が迫る中、専門コンサルタントを抱える同社への需要は極めて旺盛です。その証拠に、直近の第1四半期決算(10月10日発表)は、売上高14.0%増に対し、営業利益は128.7%増(前年同期比)と驚異的な伸びを達成。BBSと同様に業績が絶好調です。好業績の割にPERが10倍台前半と、株価指標面での割安感も注目されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1985年設立。長年にわたりSAPコンサルティング事業を核に成長。2021年10月にグロース市場へ上場しました。S/4HANA移行の本格化を受け、業績は急拡大フェーズに入っています。

◎ リスク要因: SAP関連技術者の採用・育成コストの増大。S/4HANA移行需要が一巡した後の成長鈍化懸念。特定ベンダー(SAP)への高い依存度。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4076

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4076.T


【経費精算SaaSの雄】株式会社ラクス (3923)

◎ 事業内容: 中小企業向けのクラウド(SaaS)サービスを幅広く展開。「楽楽精算」(経費精算)、「楽楽明細」(電子請求書発行)、「メールディーラー」(メール共有管理)などが主力。

 ・ 会社HP:https://www.rakus.co.jp/

◎ 注目理由: BBSが会計・経営管理ソリューションを提供する点からの連想。ラクスは特に「経費精算」というバックオフィス業務のDX支援で圧倒的なシェアを持ちます。法改正(インボイス、電帳法)対応需要も強力な追い風となっています。直近の第1四半期決算(8月12日発表)は営業利益57.1%増と大幅増益を達成。祖業のIT人材事業を譲渡し、高成長・高収益のクラウド事業に経営資源を集中する方針を打ち出しており、中長期的な成長期待が再燃しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2000年設立。中小企業のバックオフィス業務の非効率を解消するSaaSを次々と展開し急成長。積極的なテレビCMによる高いブランド認知度も強みです。

◎ リスク要因: 経費精算SaaS市場における競争激化(マネーフォワード、freeeなど)。成長維持のための広告宣伝費の増加による利益率の圧迫。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3923

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3923.T


【クラウド会計で急成長】株式会社マネーフォワード (3994)

◎ 事業内容: 個人向け資産管理アプリ「マネーフォワード ME」と、法人・個人事業主向けクラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド」が二本柱のFintech企業。

 ・ 会社HP:https://corp.moneyforward.com/

◎ 注目理由: BBSの会計システム分野での連想。スモールビジネス〜中堅企業向けのクラウド会計・ERP市場でfreeeと共に急成長しています。直近の決算(10月14日発表)では、SaaSのARR(年間経常収益)が大幅に成長しており、特に法人向けサービスが前年同期比35.4%増と好調を維持。インボイス制度や電帳法対応の需要を確実に取り込んでいます。先行投資(広告宣伝費など)により営業赤字が続いていますが、売上総利益やEBITDAマージンは過去最高を更新しており、収益性改善への期待も高まっています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2012年設立。個人向け家計簿アプリで知名度を上げ、その後法人向けクラウド会計市場に参入。会計、請求書、給与計算、経費精算などをシームレスに連携する「クラウドERP」戦略を推進しています。

◎ リスク要因: 先行投資負担による営業赤字の継続。SaaS市場(特に会計分野)での競争激化。個人情報や企業機密データの漏洩リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3994

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3994.T


【スモールビジネスのDX】フリー株式会社 (4478)

◎ 事業内容: スモールビジネス(個人事業主・中小企業)向けのクラウドERP(統合業務ソフト)「freee」を提供。「freee会計」「freee人事労務」を中核とします。

 ・ 会社HP:https://corp.freee.co.jp/

◎ 注目理由: BBSの会計システム分野での連想。マネーフォワードと並び、スモールビジネス向けクラウド会計市場のデファクトスタンダードを争います。最大の注目点は、直近の決算(8月13日発表)で、2025年6月期の連結経常損益が初の通期黒字化(4.1億円)を達成する見通しを発表したことです。売上高も24%の大幅増を見込むなど、高成長と黒字化の両立フェーズに入った可能性があり、BBSの好業績と連動して「会計DX関連」として見直される可能性があります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2012年設立。簿記の知識がなくても使えるUI/UXで、個人事業主やスタートアップを中心に急速にシェアを拡大。インボイス制度や電帳法への対応を強みとしています。

◎ リスク要因: マネーフォワードや従来のパッケージソフト(PCA、OBC)との競争激化。スモールビジネス市場の景気動向への依存。計画通りの黒字化が達成できないリスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4478

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4478.T


DX支援・ITコンサルティング関連

BBSが手掛けるコンサルティングやDX支援という、より広範なテーマに関連する企業群です。

【金融・決済に強い大手SI】TIS株式会社 (3626)

◎ 事業内容: 独立系大手SIer。金融機関向け(特にクレジットカードなど決済領域)のシステム開発に圧倒的な強みを持つほか、産業、公共分野など幅広くDX支援を手掛けます。

 ・ 会社HP:https://www.tis.co.jp/

◎ 注目理由: BBSと同様にERP導入支援やITコンサルティングを手掛けますが、規模はTISが格段に大きい存在です。直近の第2四半期決算(10月30日発表)が営業利益16.5%増と好調で、通期予想も上方修正。旺盛な企業のIT投資需要を背景に、高付加価値なDX案件が成長を牽引しています。BBSの高騰が「ERP・DX需要の強さ」を反映したものなら、同業大手で業績好調なTISにも注目が及ぶのは自然な流れです。

◎ 企業沿革・最近の動向: TIS、インテック、ソランなどが経営統合し現体制へ。決済ソリューションで高いシェア。近年はDX関連のオファリングサービス(クラウド、AIなど)や、グローバル展開を強化しています。

◎ リスク要因: 大手SIer共通の課題であるプロジェクトの不採算化リスク。金融業界のIT投資動向への依存。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3626

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3626.T


【製造・金融に強み】株式会社電通総研 (4812)

◎ 事業内容: 旧ISID(電通国際情報サービス)。電通グループのSIer。製造業向けの設計・開発ソリューション(CAD/PLM)や、金融機関向けシステム、人事・会計などの基幹業務システム(SAP等)に強み。

 ・ 会社HP:https://www.dentsusoken.com/

◎ 注目理由: BBSと同様にERP(特にSAP)導入コンサルティングや、統合HCM(人的資本管理)ソリューション「POSITIVE」を手掛けており、DX需要の恩恵を受ける銘柄として連想されます。直近の第3四半期決算(10月29日発表)も営業利益12.5%増と好調。2024年1月にISIDから電通総研へと社名変更し、単なるSIerから、上流のコンサルティング領域を強化する姿勢を鮮明にしており、今後の付加価値向上に期待が持てます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1975年設立。GEと電通の合弁会社としてスタート。製造業のエンジニアリング系システムで高い実績。近年はSAP S/4HANAへの移行案件や、企業のDX支援を強化しています。

◎ リスク要因: 親会社である電通グループの業績や戦略の影響。製造業や金融業の設備投資動向への依存。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4812

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4812.T


【高付加価値ITコンサル】フューチャー株式会社 (4722)

◎ 事業内容: 独立系ITコンサルティングファーム。企業のIT戦略立案から設計・構築・運用までを一気通貫で支援。特に金融機関向けの次世代バンキングシステム導入などで高い実績。

 ・ 会社HP:https://www.future.co.jp/

◎ 注目理由: BBSがコンサルティングとITソリューションを融合させている点と共通します。「ITコンサルティング」という上流工程から手掛ける高い付加価値が強み。直近の第3四半期決算(10月22日発表)では経常利益が増益となっており、ITコンサルティング&サービス事業が好調を維持。金融機関の大型DX案件などが業績を牽引しており、BBSの好調と通底するDX需要の強さを示しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1989年設立。特定のベンダーに依存しない独立系ITコンサルとして成長。銀行、物流、アパレルなど多様な業界でDX支援の実績を持ちます。

◎ リスク要因: 景気後退による企業のIT投資(特にコンサルティング費用)の抑制。優秀なITコンサルタントの採用・維持コストの増大。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4722

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4722.T


【DXコンサルティングの雄】株式会社ベイカレント・コンサルティング (6532)

◎ 事業内容: 総合コンサルティングファーム。IT戦略立案やDX(デジタルトランスフォーメーション)支援、業務プロセス改革(BPR)、システム導入支援などを手掛けます。

 ・ 会社HP:https://www.baycurrent.co.jp/

◎ 注目理由: BBSがコンサルティングとITを融合させている点と共通し、同社は特にDXコンサルティング市場で急成長を遂げています。企業のDX需要の高まりを背景に、売上高・利益ともに高成長を継続。非常に高いROE・ROAを維持しており、収益力の高さは折り紙付きです。BBSの高騰が「高付加価値なITコンサル・DX需要」を反映したものなら、その筆頭格である同社にも注目が集まります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1998年設立。ITコンサルティングからスタートし、戦略コンサルティング領域にも進出。特定のベンダーや製品に依存しない独立系ファームとして、企業のDXパートナーとしての地位を確立しました。

◎ リスク要因: 景気後退による企業のコンサルティング需要の減少。優秀なコンサルタントの採用競争激化と人件費の高騰。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/6532

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/6532.T


【品質保証からDXへ急拡大】株式会社SHIFT (3697)

◎ 事業内容: ソフトウェアの品質保証・テスト受託事業が主力。近年はITコンサルティング、SI(システム開発)、セキュリティ分野にもM&Aを活用して急速に領域を拡大しています。

 ・ 会社HP:https://www.shiftinc.jp/

◎ 注目理由: BBSの好調の背景にあるDX需要の拡大は、システム品質の担保(テスト)需要の拡大と表裏一体です。同社は「売れるDX」を掲げ、品質保証の観点から企業のDXプロジェクトを支援。直近の本決算(10月13日発表)では営業利益48.3%増と大幅増益を達成。積極的なM&Aによる事業拡大と、それに伴う継続的な高成長が魅力です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2005年設立。ソフトウェアテストのアウトソーシング市場を開拓し急成長。2014年上場。近年はM&Aを連発し、コンサルティングや開発領域にも進出、総合ITサービス企業へと変貌を遂げています。

◎ リスク要因: 積極的なM&Aに伴う「のれん」の増大と減損リスク。M&A先のPMI(経営統合)が順調に進まないリスク。IT人材の採用・育成コスト。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3697

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3697.T


【DX人材育成で黒字化】株式会社アイデミー (5577)

◎ 事業内容: 企業のAI/DX内製化支援。オンラインDXラーニング「Aidemy Business」によるデジタル人材育成が主力。AIシステム開発やコンサルティングも手掛けます。

 ・ 会社HP:https://aidemy.co.jp/

◎ 注目理由: BBSの好調の背景にあるDX需要を、「人材育成」の側面から支援する企業です。企業のDX推進にはITシステム導入(BBSの領域)と、それを使いこなす人材(アイデミーの領域)の両輪が必要不可欠です。直近の第1四半期決算(10月13日発表)では、売上は微増ながら営業黒字化を達成(純損失は特殊要因)。DX人材育成市場の拡大という長期トレンドに乗る銘柄として注目されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2014年設立。AI人材育成のオンラインサービスで急成長。2023年6月グロース市場に上場。近年は単なる研修提供に留まらず、DXプロジェクトの伴走支援なども手掛けています。

◎ リスク要因: DX人材育成市場での競争激化(インソースなど他社研修企業含む)。受講者数の伸び悩み。赤字継続リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5577

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5577.T


【中小企業のDX支援へ転換】株式会社デジタルホールディングス (2389)

◎ 事業内容: 中小企業のDX支援と、インターネット広告代理事業の2本柱。DX支援では、コンサルティングからツール導入、運用までをワンストップで提供します。

 ・ 会社HP:https://digital-holdings.co.jp/

◎ 注目理由: BBSが中堅企業以上の会計・ERPという基幹システムDXを得意とするのに対し、デジタルHDは「中小企業」のDX支援に特化している点で連想されます。日本のDX需要の裾野の広がりを示す銘柄。直近の中間決算(8月6日発表)では、投資事業の利益増も寄与し営業利益が58.7%増と大幅改善。業績は改善傾向にあり、本業のDX支援事業の成長が期待されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1994年設立。旧オプト。インターネット広告代理店大手として成長。2020年に現社名に変更し、DX支援事業へ大きく舵を切りました。

◎ リスク要因: 広告市場の景気変動への依存。DX支援事業における競合他社(コンサル、SIer)との競争。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2389

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2389.T


特定領域特化型SIer・DX技術関連

BBSが「会計・ERP」に特化しているように、特定の技術領域や業界に特化してDXを推進する、個性派の企業群です。

【金融系DXに強み】株式会社ニーズウェル (3992)

◎ 事業内容: 独立系SIer。金融(銀行、生損保)向けのシステム開発に強みを持つほか、RPA導入支援やAI、セキュリティ関連のソリューションも手掛けます。

 ・ 会社HP:https://www.needswell.com

◎ 注目理由: BBSが会計・ERPという専門領域に強いSIerである点からの連想。ニーズウェルは「金融」という専門領域で高い実績を持ちます。企業のDX投資が活発な中、基幹システムである金融システムの開発・保守需要は底堅い。RPAなど業務効率化ソリューションも手掛けており、DX関連銘柄としての側面も持ちます。業績も堅調に推移しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1986年設立。金融業界向けをメインに安定成長。近年はRPAソリューション「WinActor」の導入支援や、自社開発のRPA業務自動化プラットフォーム「Needs-Robo」なども展開しています。

◎ リスク要因: 金融業界のIT投資動向への依存。システム開発プロジェクトの不採算化リスク。ITエンジニアの人材確保難。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3992

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3992.T


【DB・クラウド基盤構築】株式会社システムサポート (4396)

◎ 事業内容: 独立系SIer。データベース(Oracle/SQL Server)の設計・構築・運用・保守に強み。また、自社開発のクラウド型ERP「建て役者」(建設業向け)なども手掛けます。

 ・ 会社HP:https://www.sts-hd.co.jp/

◎ 注目理由: BBSがERPやITソリューションを提供する点からの連想。同社は「データベース」というITインフラのコア技術に強みを持ち、企業のDX基盤構築を支援。また、建設業向けERPという特定業種特化型のソリューションも持ち、BBSの会計特化と類似性があります。業績は改善傾向にあり、IT投資需要の拡大とDX推進の恩恵を受けています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1980年設立。石川県金沢市が本社。データベース関連サービスで安定した顧客基盤を築く。建設業向けERP「建て役者」のSaaS展開も強化中です。

◎ リスク要因: 特定ベンダー(Oracleなど)の技術動向への依存。ITエンジニアの人材確保。景気後退によるIT投資の抑制。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4396

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4396.T


【AIによる専門領域DX】株式会社FRONTEO (2158)

◎ 事業内容: 自社開発のAIエンジン「KIBIT」を活用したソリューションを提供。国際訴訟支援(リーガルテックAI)が祖業だが、近年は創薬支援(ライフサイエンスAI)やビジネスインテリジェンス(不正検知など)に注力。

 ・ 会社HP:https://www.fronteo.com/

◎ 注目理由: BBSが会計・経営管理という専門領域のDXを支援するのに対し、FRONTEOはAIを活用して「創薬」や「訴訟・不正調査」という超専門領域のDXを支援します。特にライフサイエンスAI事業の成長期待が高いです。直近の第1四半期決算(8月14日発表)は減収減益でしたが、通期では増収増益を予想しており、ライフサイエンスAI事業の成長が鍵を握ります。AIという先端技術分野のDX銘柄として注目されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2003年設立。eディスカバリ(電子証拠開示)支援で成長。2007年マザーズ上場。近年はAIエンジン「KIBIT」を核に、ライフサイエンス分野などへ事業を多角化しています。

◎ リスク要因: ライフサイエンスAI事業の不確実性(薬事承認など)。AI技術の急速な進化と競争激化(特に生成AIの台頭)。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2158

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2158.T


【クラウドネイティブSIer】株式会社FIXER (5129)

◎ 事業内容: クラウド(特にMicrosoft Azure)の導入・設計・開発・保守運用を一貫して手掛けるクラウドネイティブSIer。SaaS型自動架電サービスなども提供します。

 ・ 会社HP:https://fixer.co.jp/

◎ 注目理由: BBSがERP導入などで企業の基幹システムDXを支援するのに対し、FIXERはクラウド基盤の構築・運用(クラウドDX)に特化しています。特にAzureに関する高い技術力が強みです。ただし、直近の業績(本決算)は営業損失17.29億円と大幅な赤字を計上しており、業績は極めて不安定。今後は生成AI技術を活用した事業構造変革を推進する方針であり、業績回復期待が持たれますが、ハイリスク・ハイリターンな銘柄と言えます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2009年設立。Microsoft Azureのパートナーとして急成長し、政府系の大規模案件(ワクチン接種記録システムなど)も手掛けました。2022年10月グロース市場上場。直近は特定の大口案件の剥落などで業績が悪化しています。

◎ リスク要因: 業績の大幅な悪化(赤字)。特定ベンダー(Microsoft)への高い依存度。大口案件の失注リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/5129

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/5129.T


【DXスタジオ(ベトナム活用)】株式会社Sun Asterisk (4053)

◎ 事業内容: 企業のDX(デジタライゼーション)を支援する「デジタル・クリエイティブスタジオ」事業。ベトナムなどの豊富なIT人材を活用し、新規事業のアイデア創出から設計、開発、運用までを一貫して支援します。

 ・ 会社HP:https://sun-asterisk.com/

◎ 注目理由: BBSがITソリューションで企業の経営課題を解決するのと同様に、同社は「DXの推進」という現代的な経営課題に対し、デザインとエンジニアリングの両面から支援します。ベトナムの優秀なIT人材を活用した開発体制に強みがあります。直近の中間決算(8月12日発表)は増収減益となり、株価は低迷していますが、企業のDX投資意欲は根強く、「物流の2024年問題」解決支援など社会課題解決型DXにも取り組んでおり、今後の業績回復が期待されます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2012年創業。ベトナム・ハノイでのIT人材育成・開発を起点に成長。2020年マザーズ上場。大企業の新規事業創出やDX内製化支援で実績を積んできました。

◎ リスク要因: 直近の業績悪化(減益)傾向。ベトナムを中心とした海外人材の採用・維持コストやカントリーリスク。プライム市場維持基準への抵触リスク。

◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/4053

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/4053.T


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