「焼鳥屋 鳥貴族」を運営するエターナルホスピタリティグループ(3193)の株価が市場の注目を集めています。その背景にあるのは、デフレ下で磨き上げた圧倒的なコストパフォーマンスを武器にした、積極的な海外展開への期待です。特に、中国・上海での1号店の成功を受け、アジア市場への本格的な進出計画が報じられたことが大きなカタリストとなりました。これは、単なる一企業の成功物語にとどまりません。「日本の食文化」という強力なソフトパワーと、「高品質・低価格」というビジネスモデルが、再び世界のマーケットで輝きを放ち始めたことを示す象徴的な出来事と言えるでしょう。
日本の外食産業は、長引くデフレと人手不足という厳しい国内市場で、徹底した効率化と付加価値向上を追求してきました。その結果、世界でも類を見ないほど洗練されたオペレーションと、高いレベルの品質管理、そして顧客満足度を誇る独自のノウハウを蓄積しています。円安という追い風もあり、これらの強みを持つ「ジャパン・ブランド」の飲食店が、今まさに海外市場、特に経済成長が著しいアジア圏において、爆発的な成長ポテンシャルを秘めているのです。エターナルホスピタリティの株価高騰は、この巨大なポテンシャルに市場が気づき始めた号砲と言っても過言ではありません。
この記事では、エターナルホスピタリティグループの成功要因である「海外展開」と「コストパフォーマンス」をキーワードに、”第二の鳥貴族”となりうるポテンシャルを秘めた注目の外食関連銘柄を20社、厳選してご紹介します。単に海外に出店しているというだけでなく、明確な戦略を持ち、現地の文化に根差しながらも日本ならではの価値を提供できている企業、そして国内においても揺るぎないブランドと収益基盤を確立している企業を中心に選定しました。インバウンド需要の回復による恩恵はもちろんのこと、アウトバウンド、すなわち海外で稼ぐ力を持つこれらの企業は、これからの日本経済を支える重要なプレーヤーとなる可能性を秘めています。未来の成長株を先取りするために、ぜひ本記事をお役立てください。
投資に関する免責事項 本記事は、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。株式投資は、元本を失うリスクを含む金融商品です。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行われますようお願い申し上げます。本記事の情報に基づくいかなる売買も、読者様ご自身の責任において行っていただくものとし、その結果について筆者および情報提供者は一切の責任を負いかねます。また、記事内で提供される情報は、その正確性や完全性を保証するものではありません。株価や業績のデータは常に変動する可能性があるため、最新の情報は金融機関や企業の公式発表をご確認ください。
ラーメン業態での海外展開の雄
【博多ラーメンの世界的ブランド】株式会社力の源ホールディングス (3561)
◎ 事業内容: 博多発祥のとんこつラーメン店「一風堂」を国内外で運営。ラーメンダイニングやフードコートなど多様な業態も展開し、日本のラーメン文化を世界に発信している。
・ 会社HP:https://www.chikaranomoto.com/
◎ 注目理由: 「一風堂」ブランドは海外で特に人気が高く、欧米やアジアなど15の国・地域で展開を加速。インバウンド回復による国内店舗の収益改善に加え、海外事業が本格的な成長軌道に乗っており、円安も業績への追い風となっている。現地の食文化に合わせたメニュー開発力も強みで、エターナルホスピタリティ同様、日本の食文化を世界に広める代表格として注目される。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1985年に福岡市で創業。2008年のニューヨーク進出を皮切りに、グローバル展開を本格化。近年はM&Aにも積極的で、他ブランドの取得や海外での合弁事業設立を通じて事業ポートフォリオを拡大している。DX活用による顧客体験向上や効率化にも注力し、国内外での持続的な成長を目指している。
◎ リスク要因: 海外事業の比率が高まるにつれ、地政学リスクや為替変動リスクの影響を受けやすくなる。また、原材料価格や人件費の高騰が収益を圧迫する可能性がある。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3561
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3561.T
【横浜家系ラーメンの急先鋒】株式会社ギフトホールディングス (9279)
◎ 事業内容: 「町田商店」をはじめとする横浜家系ラーメン店を直営・プロデュースで展開。濃厚な豚骨醤油スープと中太麺が特徴。国内での圧倒的な店舗網に加え、海外への出店も開始している。
・ 会社HP:https://www.gift-group.co.jp/
◎ 注目理由: 国内で築いた強力なブランド力と、セントラルキッチンを活用した高い収益性を背景に、海外展開を加速している点が注目される。2023年にはベトナムにも出店を果たし、アジア市場への足がかりを築いた。中毒性の高い商品力と、徹底された店舗運営ノウハウは海外でも通用する可能性が高く、今後の成長に期待がかかる。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2008年に東京都町田市で1号店をオープン。その後、直営店の出店とプロデュース事業の両輪で急成長を遂げ、2018年に東証マザーズ(当時)へ上場。近年はM&Aを通じてラーメン以外の業態も取得し、総合フードカンパニーへの進化を図っている。
◎ リスク要因: 主力である豚骨や鶏ガラの価格高騰が利益を圧迫する懸念。また、海外展開はまだ初期段階であり、カントリーリスクや文化の違いへの適応が課題となる。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9279
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9279.T
多様な業態で世界へ挑む総合外食企業
【「焼肉きんぐ」が牽引】株式会社物語コーポレーション (3097)
◎ 事業内容: 「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」を主力ブランドとし、多様な飲食店を展開。特にテーブルオーダーバイキング形式の「焼肉きんぐ」が急成長を遂げている。
・ 会社HP:https://www.monogatari.co.jp/
◎ 注目理由: 「焼肉きんぐ」のフォーマットは、エンターテイメント性が高く、ファミリー層を中心に国内外で高い支持を得ている。すでに中国やインドネシア、台湾などアジア圏で出店を拡大しており、”日本の焼肉文化”の伝道師として高い成長ポテンシャルを秘める。M&Aにも積極的で、海外企業の買収により一気に事業規模を拡大させる戦略も注目される。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1949年に愛知県豊橋市で創業。1990年代から多業態展開を本格化させ、2008年にジャスダック(当時)へ上場。「顧客体験価値」を重視した独自の経営哲学「物語メソドロジー」を強みとする。近年は米国企業の買収も行い、北米市場への本格参入も果たしている。
◎ リスク要因: 食材価格、特に牛肉の価格変動が収益に大きく影響する。また、国内外での競争激化や、景気後退による外食需要の減退がリスクとなり得る。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3097
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3097.T
【うどんから多業態へ、海外M&A巧者】株式会社トリドールホールディングス (3397)
◎ 事業内容: 讃岐うどん専門店「丸亀製麺」を国内外で展開するほか、M&Aを積極的に活用し、ラーメン、コーヒー、東南アジア料理など多様なブランドを傘下に持つグローバル外食企業。
・ 会社HP:https://www.toridoll.com/
◎ 注目理由: 「丸亀製麺」はアジア、米国、欧州など世界40以上の国・地域に出店し、日本食レストランとして世界最大級の店舗網を誇る。エターナルホスピタリティが目指す「Global YAKITORI Family」構想を、うどん業態で既に実現している点が最大の魅力。海外M&Aの実績も豊富で、現地の有力ブランドを取り込みながら成長する戦略は、リスクを抑えつつ高成長を狙えるモデルとして評価できる。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1990年に兵庫県で焼鳥店として創業後、うどん業態へ転換し急成長。2006年に東証マザーズ(当時)へ上場。2011年のハワイ出店を機に海外展開を本格化させ、近年は英国やアジアの有力外食チェーンを次々と買収し、グローバルでの存在感を急速に高めている。
◎ リスク要因: 大規模なM&Aに伴うのれん代の償却負担や、買収した海外企業の統合作業(PMI)が計画通りに進まないリスク。為替変動も業績への影響が大きい。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3397
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3397.T
【多ブランドを駆使する食のデパート】株式会社クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387)
◎ 事業内容: ショッピングセンター内のフードコートやレストラン、居酒屋、専門レストランなど、200以上の多様なブランドを運営。立地や顧客層に合わせた柔軟な業態開発力が強み。
・ 会社HP:https://www.createrestaurants.com/
◎ 注目理由: 傘下の「SFPホールディングス」が運営する「磯丸水産」は、インバウンド観光客に絶大な人気を誇り、都心部を中心に収益を伸ばしている。また、シンガポールや台湾にも子会社を持ち、ラーメン店「つけめんTETSU」など一部ブランドの海外展開も手掛ける。国内のインバウンド需要の恩恵と、今後の海外展開本格化への期待が持てる。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1999年設立。M&Aを繰り返すことで事業規模を急拡大させてきた。2005年に東証マザーズ(当時)へ上場。コロナ禍で大きな打撃を受けたが、いち早く業態転換や不採算店舗の整理を進め、収益構造を改善。現在はインバウンド需要を追い風に、回復から再成長のフェーズに入っている。
◎ リスク要因: 景気変動や消費マインドの悪化による外食需要の落ち込み。M&Aで拡大した多岐にわたるブランド・店舗の管理・運営の複雑化が課題となりうる。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3387
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3387.T
専門業態で独自の強みを発揮
【「銀だこ」で世界を目指す】株式会社ホットランド (3145)
◎ 事業内容: たこ焼チェーン「築地銀だこ」を主力事業とし、国内外に展開。たい焼店「銀のあん」やアイスクリーム店「コールド・ストーン・クリーマリー」なども運営する。
・ 会社HP:https://www.hotland.co.jp/
◎ 注目理由: 「銀だこ」は、日本の代表的なファストフードとして、特にアジア圏での人気が高い。既に台湾、香港、タイ、カンボジアなどに出店し、現地でのブランド認知度を着実に高めている。テイクアウト中心の業態は初期投資を抑えやすく、スピーディーな海外展開が可能。手軽な日本食への需要を取り込み、エターナルホスピタリティに続く成長が期待される。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1991年設立。1997年に「築地銀だこ」1号店を開店し、全国へ店舗網を拡大。2014年に東証マザーズ(当時)へ上場。近年はM&Aにより業態を多様化させるとともに、海外展開を成長の柱の一つとして位置づけ、アジア地域での出店を加速させている。
◎ リスク要因: タコや小麦粉などの原材料価格の高騰が収益を圧迫する可能性がある。また、海外における模倣店の出現や、現地の衛生・法規制への対応が課題。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3145
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3145.T
【回転寿司のグローバルリーダー】株式会社FOOD & LIFE COMPANIES (3563)
◎ 事業内容: 回転すし「スシロー」を国内外で展開する最大手。大衆寿司「京樽」や持ち帰り寿司なども手掛ける。徹底したデータ活用と効率的な店舗運営に強みを持つ。
・ 会社HP:https://www.food-and-life.co.jp/
◎ 注目理由: 「SUSHI」は世界的な日本食ブームの中心であり、同社はアジア市場で圧倒的なブランド力を誇る。特に中国、台湾、香港での成長が著しく、今後も積極的な出店が計画されている。高品質な寿司をリーズナブルな価格で提供するモデルは、エターナルホスピタリティの成功モデルと共通しており、世界の外食市場における成長余地は大きい。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1984年に大阪ですし店「鯛すし」を開業。その後「スシロー」ブランドで急成長し、2017年に東証一部(当時)へ再上場。近年は都心型店舗やテイクアウト専門店など新業態の開発に加え、海外展開を最重要戦略と位置づけ、アジアを中心に店舗網を急拡大している。
◎ リスク要因: 世界的な水産資源の枯渇懸念や、マグロなど主要な魚介類の価格高騰。海外での食品安全管理や、各国での規制強化がリスクとなりうる。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3563
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3563.T
【大阪名物で世界へ】株式会社串カツ田中ホールディングス (3547)
◎ 事業内容: 大阪の伝統的なB級グルメである串カツを、全国に展開する居酒屋チェーン「串カツ田中」を運営。ファミリー層も取り込んだ明るい店舗づくりが特徴。
・ 会社HP:https://kushi-tanaka.co.jp/
◎ 注目理由: 「串カツ」という専門性と、手頃な価格帯が魅力。国内でのブランド確立を経て、海外展開にも注力し始めている。シンガポールや米国ハワイに出店実績があり、今後はアジアを中心に本格的な展開を目指す。日本の居酒屋文化を体験できる業態として、インバウンド客にも人気があり、海外でのポテンシャルも高いとみられる。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2002年設立、2008年に「串カツ田中」1号店をオープン。独自のビジネスモデルで急成長し、2016年に東証マザーズ(当時)へ上場。近年はデリバリーやテイクアウトの強化、新業態の開発にも取り組んでいる。2022年には米国に新ブランド「TANAKA」を出店し、海外戦略を加速。
◎ リスク要因: 食用油や小麦粉などの原材料価格の高騰。アルコール提供が主体の業態のため、各国の規制や景気動向による影響を受けやすい。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3547
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3547.T
【カレーで世界市場を席巻】株式会社壱番屋 (7630)
◎ 事業内容: 「カレーハウスCoCo壱番屋」を運営するカレー専門店の最大手。トッピングの自由度の高さや、辛さ・ご飯の量が選べるシステムが特徴。
・ 会社HP:https://www.ichibanya.co.jp/
◎ 注目理由: 日本のカレーは独自の食文化として海外でも人気が高く、同社は米国、中国、東南アジアなど世界12の国と地域に200店舗以上を展開。特にアジアでのブランド力は絶大で、現地の中間層を取り込み成長を続けている。ハウス食品グループとの連携による安定した経営基盤も魅力。着実に海外店舗網を拡大しており、安定した成長が期待できる。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1978年に名古屋市で1号店をオープン。フランチャイズシステムを軸に全国展開し、1994年にはハワイに海外1号店を出店。2015年にハウス食品グループの一員となる。近年はインドへの出店も果たすなど、新たな市場開拓にも意欲的。
◎ リスク要因: 国内外での同業他社との競争激化。米や野菜、食肉などの天候不順による価格変動リスク。海外での物流網の構築や人材確保が課題となる可能性がある。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7630
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7630.T
圧倒的なコストパフォーマンスで内外需を取り込む
【イタリアンの価格破壊王】株式会社サイゼリヤ (7581)
◎ 事業内容: 低価格イタリアンレストラン「サイゼリヤ」を全国および海外で展開。徹底したコスト管理と垂直統合型のビジネスモデル(製造から販売まで一貫)に強みを持つ。
・ 会社HP:https://www.saizeriya.co.jp/
◎ 注目理由: エターナルホスピタリティ(鳥貴族)と最もビジネスモデルが近い企業の一つ。デフレ下で培った圧倒的な価格競争力を武器に、中国やアジアで絶大な人気を誇る。特に中国では「サイゼリヤ飲み」が若者文化になるなど、現地の生活に深く浸透。経済が減速気味の中国でも客足が伸びており、不況に強いビジネスモデルを海外でも証明している。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1973年に千葉県市川市で1号店を開店。徹底した合理化で低価格を実現し、ファミリーレストラン業界に革命を起こした。2003年に上海へ進出し、海外展開を本格化。近年もアジア地域への出店を継続しており、オーストラリアの自社工場からの供給網を活かしたグローバル展開を進めている。
◎ リスク要因: 為替変動(豪ドルなど)が原材料の調達コストに影響を与える。国内ではデフレマインドの再燃が追い風になる一方、人件費の上昇が利益を圧迫する。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7581
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7581.T
【首都圏の胃袋を支える】株式会社ハイデイ日高 (7611)
◎ 事業内容: 首都圏を中心に、低価格ラーメン・中華料理チェーン「熱烈中華食堂日高屋」を展開。駅前一等地への出店戦略と、ちょい飲み需要の取り込みに強みを持つ。
・ 会社HP:https://hidakaya.hiday.co.jp/
◎ 注目理由: 現時点では海外展開はしていないものの、鳥貴族と同様に「高品質・低価格」な食事とアルコールを提供するビジネスモデルは、海外、特にアジア市場で高い親和性を持つと期待される。インバウンド回復の恩恵を最も受けやすい首都圏の駅前立地に店舗が集中しており、足元の業績は好調。将来的な海外進出のポテンシャルを秘めた銘柄として注目。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1973年に埼玉県で創業。ラーメン店からスタートし、中華食堂へと業態を進化させ、首都圏の駅前を中心にドミナント戦略で店舗網を拡大。2003年にジャスダック(当時)へ上場。コロナ禍でもテイクアウトや冷凍食品の販売を強化し、安定した経営を維持した。
◎ リスク要因: 首都圏への集中出店のため、同地域での災害や景気後退の影響を大きく受ける。人件費や賃料の上昇が収益性を圧迫する可能性がある。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7611
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7611.T
【長崎ちゃんぽんの全国区】株式会社リンガーハット (8200)
◎ 事業内容: 長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」と、とんかつ専門店「濵かつ」を主力事業として全国に展開。野菜をたっぷり使ったヘルシーさが売り。
・ 会社HP:https://www.ringerhut.co.jp/
◎ 注目理由: 国産野菜の使用にこだわるなど、健康志向の強いブランドイメージは、海外でも評価される可能性が高い。既にタイ、台湾、インドネシア、米国などに出店実績があり、日本の「ちゃんぽん」文化の普及を目指している。国内では価格改定を進めながらも客足は堅調で、収益性改善が進んでいる点も評価できる。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1962年に長崎市で創業。1985年に東証二部(当時)へ上場。主力業態「リンガーハット」は、麺の増量が無料などのサービスで人気を博した。近年はDX化による店舗運営の効率化や、冷凍食品のEC販売など、新たな収益源の確保にも取り組んでいる。
◎ リスク要因: 天候不順による野菜価格の高騰が原価を圧迫する。海外事業はまだ収益貢献度が低く、本格的な軌道に乗るまでには時間を要する可能性がある。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/8200
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/8200.T
インバウンド需要と独自のブランド力が光る銘柄
【エンタメ居酒屋の雄】株式会社DDグループ (3073)
◎ 事業内容: 「わらやき屋」や「バグース」など、コンセプチュアルなレストランや居酒屋、アミューズメント施設を多岐にわたり展開。ユニークな業態開発力に定評がある。
・ 会社HP:https://www.dd-grp.com/
◎ 注目理由: インバウンド観光客に人気の高い「わらやき屋」や、古民家を改装した店舗など、エンターテイメント性の高い業態が強み。海外展開も米国ハワイなどで実績があり、日本のユニークな食文化を発信する力がある。コロナ禍からのリオープン、インバウンド需要の本格回復による業績改善が期待される。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年設立。ダーツバーの展開からスタートし、M&Aを重ねて多様な飲食・アミューズメントブランドを取得し成長。2010年に東証マザーズ(当時)へ上場。近年は不採算事業の整理を進め、収益性の高いブランドへの選択と集中を図っている。
◎ リスク要因: 景気後退や消費マインドの低下は、嗜好性の高い同社の業態に影響を与えやすい。M&Aで多様化したブランドのマネジメントが課題。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3073
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3073.T
【海鮮居酒屋の代表格】SFPホールディングス株式会社 (3198)
◎ 事業内容: 24時間営業の海鮮居酒屋「磯丸水産」や、手羽先唐揚専門店「鳥良」などを運営。クリエイト・レストランツ・ホールディングスの子会社。
・ 会社HP:https://www.sfp-a.com/
◎ 注目理由: 看板業態の「磯丸水産」は、新鮮な魚介を自分で焼くスタイルがうけ、インバウンド観光客から絶大な支持を得ている。特に都心部の店舗では、インバウンド比率が非常に高く、その恩恵をダイレクトに受ける。日本の活気ある海鮮居酒屋文化は海外でも関心が高く、将来的なアジア展開などのポテンシャルを秘めている。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1984年創業。2009年に「磯丸水産」1号店を出店し、首都圏を中心に急拡大。2014年に東証二部(当時)へ上場。2017年にクリエイト・レストランツ・ホールディングスの連結子会社となる。コロナ禍を経て、収益性の高い都心店舗への集中とデリバリー強化を進めている。
◎ リスク要因: 水産物の価格高騰や漁獲量の減少が原価に影響。インバウンド需要への依存度が高いため、国際情勢や感染症の再拡大による渡航制限などの影響を受けやすい。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3198
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3198.T
【唯一無二のブライダル・飲食複合】株式会社一家ホールディングス (7127)
◎ 事業内容: 「屋台屋 博多劇場」などの居酒屋を運営する飲食事業と、ゲストハウスウェディングを手掛けるブライダル事業の二本柱で展開。
・ 会社HP:https://www.ikkadining.co.jp/
◎ 注目理由: 主力業態の「博多劇場」は、屋台村のような活気ある雰囲気と会員向けサービスによる高いリピート率が強み。インバウンド客にも日本の横丁文化を手軽に体験できる場として訴求力が高い。飲食事業の回復に加え、コロナ禍で落ち込んだブライダル事業の本格的なリオープンによる収益貢献も期待される。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1997年設立。千葉県で居酒屋からスタートし、2012年にブライダル事業へ進出。2017年に東証マザーズ(当時)へ上場。近年は飲食事業で「博多劇場」への集中を進め、ブランド力を強化。ブライダル事業では顧客ニーズに合わせた多様なプランを提供している。
◎ リスク要因: ブライダル事業は景気動向や少子化、婚姻数の減少といったマクロ環境の影響を受ける。飲食事業はアルコール需要の動向に左右されやすい。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7127
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7127.T
【「ワタミ」ブランドの再挑戦】ワタミ株式会社 (7522)
◎ 事業内容: 居酒屋「ミライザカ」「三代目鳥メロ」などを運営する外食事業と、高齢者向け弁当の宅配などを手掛ける「宅食事業」が柱。農業や環境事業にも取り組む。
・ 会社HP:https://www.watami.co.jp/
◎ 注目理由: かつて積極的に海外展開を行っていた実績があり、近年再び中国市場へ再進出するなど、グローバル展開への意欲は高い。特に焼鳥業態はエターナルホスピタリティとも競合する分野であり、これまでのノウハウを活かした展開が期待される。焼肉業態「かみむら牧場」は台湾や香港でも人気を博しており、海外での成長ドライバーとなりつつある。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1984年設立。居酒屋「和民」で一世を風靡し、介護や農業など多角化を進めた。2000年に東証一部(当時)へ上場。近年は居酒屋業態を転換し、専門性の高いブランドへシフト。コロナ禍では宅食事業が業績を下支えした。現在は外食事業の回復と海外展開の再加速に注力。
◎ リスク要因: 外食事業における人手不足と人件費の高騰。宅食事業における同業他社との競争激化。過去のブランドイメージが客足に影響する可能性。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/7522
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/7522.T
【和食レストランの老舗】株式会社グルメ杵屋 (9850)
◎ 事業内容: うどん・そば店の「杵屋」「そじ坊」や、和食レストラン「ごはんや」などを全国の商業施設や空港、駅ビルに展開。機内食事業も手掛ける。
・ 会社HP:https://www.gourmet-kineya.co.jp/
◎ 注目理由: 空港や駅ビルといった交通の要所への出店が多く、インバウンドを含む旅行客の需要回復の恩恵を受けやすい。子会社が英国でラーメン店を運営するなど、限定的ではあるが海外展開も行っている。安定した財務基盤を持ち、日本の伝統的な麺類文化を背景にした今後の海外展開にポテンシャルがある。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1967年設立。大阪でうどん店からスタートし、全国の主要な商業施設へ出店し成長。1988年に大証二部(当時)へ上場。近年は機内食事業や水産物卸売事業のM&Aにより、事業の多角化を進めている。
◎ リスク要因: 主力の商業施設内店舗は、施設の集客力や営業方針に業績が左右される。機内食事業は航空需要の変動リスクを負う。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/9850
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/9850.T
【ベーカリーレストランの先駆者】株式会社サンマルクホールディングス (3395)
◎ 事業内容: 「ベーカリーレストラン・サンマルク」や、セルフサービス型の「サンマルクカフェ」を全国に展開。ピアノの生演奏など、独自の付加価値を提供。
・ 会社HP:https://www.saint-marc-hd.com/
◎ 注目理由: 「サンマルクカフェ」は、既にフィリピンやシンガポールなど東南アジアに出店しており、日本のカフェ文化・パン文化を海外に広めている。高品質なパンとコーヒーを手頃な価格で提供するモデルは、アジアの中間層に受け入れられやすい。国内事業の安定した収益基盤を元に、海外での店舗展開を加速できるかが注目される。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1989年に岡山県で創業。1999年に「サンマルクカフェ」事業を開始し急成長。2005年に東証一部(当時)へ上場。近年はM&Aにより寿司や天ぷらなど新業態の取得も行い、ポートフォリオの多様化を図っている。
◎ リスク要因: コーヒー豆や小麦などの国際商品市況の変動が原価に影響。国内のカフェ市場は競争が激しく、客単価の維持が課題。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3395
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3395.T
【無添蔵ブランドで世界へ】くら寿司株式会社 (2695)
◎ 事業内容: 化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料を一切使用しない「無添加」を特徴とする大手回転寿司チェーン。「ビッくらポン!」など独自のエンタメ性も強み。
・ 会社HP:https://www.kurasushi.co.jp/
◎ 注目理由: 「無添加」という食の安全・安心へのこだわりは、健康志向が強い海外市場で強力なブランドイメージを構築している。米国では上場を果たし、台湾でも店舗網を順調に拡大。今後は欧州や中国本土への展開も視野に入れており、グローバルでの成長ストーリーが期待される。FOOD & LIFE COMPANIES(スシロー)を追う海外展開の有力プレイヤー。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1977年創業。1995年に「くら寿司」としてセルフサービス形式の店舗を開店。2001年にナスダック・ジャパン(当時)へ上場。2009年に米国へ進出。近年はAIやロボットを活用した店舗運営のDX化を推進し、生産性向上と顧客満足度の両立を目指している。
◎ リスク要因: 水産物の価格高騰や安定調達が課題。海外展開における人材育成や、各国の食文化・規制への対応。為替変動リスク。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/2695
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/2695.T
【劇場型グルメ回転寿司】株式会社銚子丸 (3075)
◎ 事業内容: 関東圏を中心に、グルメ回転寿司「すし 銚子丸」を展開。職人が目の前で握るライブ感や、銚子港直送の新鮮なネタなど、高い付加価値を特徴とする。
・ 会社HP:https://www.choushimaru.co.jp/
◎ 注目理由: 大手チェーンとは一線を画す「高品質」路線で、固定ファンを掴んでいる。2024年には双日などと共同で米国に合弁会社を設立し、海外への第一歩を踏み出した。同社の強みである劇場型の店舗体験と品質へのこだわりは、海外の富裕層や日本食ファンに響く可能性があり、新たな成長ステージへの期待が高まる。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1977年設立。千葉県を地盤に店舗網を広げ、2007年にジャスダック(当時)へ上場。テイクアウト専門店の出店や、デリバリーサービスの強化など、多様なチャネルでの販売を推進。従業員の働きがい向上にも注力している。
◎ リスク要因: 海外展開は緒に就いたばかりであり、成功は未知数。高品質路線のため、原価高騰の影響を受けやすい。出店エリアが首都圏に集中しているため、地域的なリスクがある。
◎ 参考URL(みんかぶ):https://minkabu.jp/stock/3075
◎ 参考URL(Yahoo!ファイ-ナンス):https://finance.yahoo.co.jp/quote/3075.T


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