ラピーヌ(8143)高騰で連想するバリュー銘柄20選

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2025年6月26日のザラ場で注目されているラピーヌ(8143)の高騰。この記事では、関連するバリュー銘柄20選を分野別に整理し、連想買いの可能性とリスクをまとめて解説していきます。

2025年6月26日(木曜日)の東京証券市場で、百貨店向け婦人服などを手掛ける老舗アパレルラピーヌ(8143)(東証スタンダード)の株価が大きな注目を集めて高騰しています。この動きは、長らく割安に放置されてきたアパレル・繊維といった「オールドエコノミー」セクターの、ブランド価値や保有資産に対する再評価が始まったサインと捉えることができます。

本記事では、この流れを受けてラピーヌと同様に独自のブランド力を持ちながら株価が割安水準にある関連バリュー銘柄に連想買いが向かう可能性を考え、注目すべき20社を分野別に厳選してご紹介します。

目次

📊 ラピーヌ連想銘柄20選 サマリー一覧

✅ この記事の3つのポイント
  • ラピーヌ(8143)の高騰背景にある割安ブランド株再評価の流れを整理
  • アパレル・繊維8銘柄/百貨店・専門店6銘柄/その他ブランド株6銘柄の合計20選を分野別に解説
  • 各銘柄のPBR・配当利回り・注目カタリストを一覧表で比較できるサマリー付き
表1:ラピーヌ連想銘柄20選 サマリー(PBR・配当利回り)
銘柄(コード)PBR目安配当利回り目安事業の特徴
三陽商会(8011)0.9倍前後約2.5%「マッキントッシュ ロンドン」「ポール・スチュアート」など、百貨店を主…
TSIホールディングス(3608)0.7倍台約2.3%「パーリーゲイツ」「ナノ・ユニバース」など多数のブランドを束ねる総合ア…
オンワードホールディングス(8016)0.8倍台約2.4%「23区」「組曲」など百貨店中心のアパレルブランドを多数展開する大手ア…
ワコールホールディングス(3591)0.9倍前後約2.8%女性用下着で国内最大手。中国・米国・欧州など海外展開も推進。…
グンゼ(3002)0.7倍台約3.5%メンズインナー、レッグウェアを中核に、機能フィルムやプラスチック事業も…
ルックホールディングス(8029)0.9倍前後約3.0%「A.P.C.」「marimekko」など欧州の有力アパレルブランドの…
シキボウ(3109)0.4倍台約2.9%繊維事業、機能材事業のほか、抗ウイルス加工繊維「フルテクト」など独自素…
クラボウ(3106)0.5倍台約3.2%繊維事業に加え、化成品、エレクトロニクス、バイオ関連事業も展開する技術…
J.フロント リテイリング(3086)0.7倍台約2.8%「大丸」「松坂屋」を運営する大手百貨店持株会社。不動産・クレジットカー…
高島屋(8233)0.6倍台約2.5%都心主要駅前に大型店を構える大手百貨店。海外展開や不動産賃貸も収益柱。…
三越伊勢丹ホールディングス(3099)1.0倍前後約2.0%「三越」「伊勢丹」ブランドを擁する百貨店業界のリーダー。…
AOKIホールディングス(8214)0.7倍台約3.5%メンズスーツなどビジネスウェア大手。カラオケ「コート・ダジュール」、複…
青山商事(8219)0.6倍台約4.0%「洋服の青山」を展開する紳士服最大手。カジュアル業態の出店も加速。…
しまむら(8227)1.6倍前後約1.8%低価格帯の総合衣料品チェーン。郊外型出店モデルとSPAに近い独自MDが…
シチズン時計(7762)0.8倍台約3.0%腕時計大手。工作機械事業も手掛ける製造系コングロマリット。…
セイコーグループ(8050)0.6倍台約3.2%腕時計の老舗。電子部品、システムソリューション、不動産事業も展開。…
キングジム(7962)0.7倍台約3.6%ファイル製品「キングファイル」、ラベルライター「テプラ」で高シェアを誇…
パイロットコーポレーション(7846)1.2倍前後約2.4%万年筆、ボールペンなど筆記具で国内最大手。海外売上比率も高くグローバル…
イトーキ(7972)1.2倍前後約2.7%オフィス家具、公共施設用家具、設備機器の製造販売。働き方改革に合わせた…
サンマルクホールディングス(3395)1.2倍前後約2.5%「サンマルクカフェ」「鎌倉パスタ」など多様な飲食ブランドを全国展開する…
表2:連想買い対象セクターの魅力とリスクのマトリクス
観点魅力(プラス材料)リスク(マイナス材料)
バリュエーションPBR1倍割れ銘柄が多数、東証要請の追い風業績成長が鈍く割安が放置される「バリュートラップ」
インバウンド高額品消費の回復、免税売上の伸長為替・地政学リスクで観光客動向が振れる
構造改革黒字転換/不採算ブランド整理の進展改革遅延、減損計上で短期業績が悪化
保有資産都心不動産・有価証券の含み益売却・有効活用が進まない場合は再評価されない

🧥 ① アパレル・繊維 ― 「次のラピーヌ」を探せ(8選)

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まずはラピーヌと最も親和性の高いアパレル・繊維セクター。PBR1倍割れが多く、構造改革と資産バリューの両面で再評価余地があります。
✅ セクション①の要点3つ

三陽商会(8011

  • 事業内容:「マッキントッシュ ロンドン」「ポール・スチュアート」など、百貨店を主販路とする高品質アパレルブランドを展開する老舗メーカー。
  • 連想買いの根拠ラピーヌ(8143)と同じく百貨店主販路の老舗アパレル。大規模な構造改革を経て黒字化を達成したものの、PBRは依然として1倍割れ。ブランド価値と収益力回復の両軸が市場に正しく評価されれば、株価の見直し余地は大きい。
  • 株価の上昇トリガー:インバウンド需要の回復や富裕層消費の拡大が、百貨店チャネルの売上を押し上げる材料発表。

TSIホールディングス(3608

  • 事業内容:「パーリーゲイツ」「ナノ・ユニバース」など多数のブランドを束ねる総合アパレル持株会社。
  • 連想買いの根拠:不採算ブランド整理など構造改革を加速し、収益性の高いブランドへ経営資源を集中。PBRも割安で、変革成果が織り込まれれば中期的な上昇余地は大きい。
  • 株価の上昇トリガー:主力ブランドの海外展開加速、もしくはEC事業の収益性改善が市場予想を上回る。

オンワードホールディングス(8016

  • 事業内容:「23区」「組曲」など百貨店中心のアパレルブランドを多数展開する大手アパレル持株会社。
  • 連想買いの根拠ラピーヌ三陽商会と並ぶ百貨店アパレルの代表格。PBRは1倍を割り込む水準で、EC化と新ブランド戦略次第で再評価が進む可能性がある。
  • 株価の上昇トリガー:DX戦略の進捗発表、海外事業の黒字化に向けた構造改革の前進。

ワコールホールディングス(3591

  • 事業内容:女性用下着で国内最大手。中国・米国・欧州など海外展開も推進。
  • 連想買いの根拠:インナーウェアでの圧倒的なブランド力と人間科学研究所の技術蓄積が強み。構造改革による収益性改善が進めば、ブランド価値の再評価が見込まれる。
  • 株価の上昇トリガー:海外事業の収益性改善、国内シェアの再拡大、値上げ浸透の証左。

グンゼ(3002

  • 事業内容:メンズインナー、レッグウェアを中核に、機能フィルムやプラスチック事業も展開する繊維コングロマリット。
  • 連想買いの根拠:インナーウェアで培った機能性素材の開発力は他分野にも応用可能。PBR0.7倍台の割安さに加え、多角化事業の安定性が評価ポイント。
  • 株価の上昇トリガー:電子部品関連の機能材事業や、医療材料事業で好材料が出た場合。

ルックホールディングス(8029

  • 事業内容:「A.P.C.」「marimekko」など欧州の有力アパレルブランドの国内展開を主力とする。
  • 連想買いの根拠:独自のブランドポートフォリオを構築。PBR1倍割れで配当利回りも比較的高く、安定したファン層を持つブランド群の価値が見直される余地。
  • 株価の上昇トリガー:インバウンド観光客による同社展開ブランドへの需要増加、SNSバズ。

シキボウ(3109

  • 事業内容:繊維事業、機能材事業のほか、抗ウイルス加工繊維「フルテクト」など独自素材を持つ老舗。
  • 連想買いの根拠:PBR0.4倍台という極端な割安水準。保有不動産や資産価値が株価にほぼ反映されておらず、東証の資本効率改善要請が追い風となる典型的な資産バリュー株。
  • 株価の上昇トリガー保有不動産の有効活用策(売却・再開発)の発表、抗ウイルス素材の採用拡大。

クラボウ(3106

  • 事業内容:繊維事業に加え、化成品、エレクトロニクス、バイオ関連事業も展開する技術系コングロマリット。
  • 連想買いの根拠:繊維で培った技術を他分野に応用する多角化経営が特徴。PBR0.5倍台と割安で、各事業価値の合算(SOTP評価)で大きな乖離。
  • 株価の上昇トリガー:半導体関連の電子事業、もしくはバイオメディカル事業で好材料が出た場合。
表3:①アパレル・繊維セクター8銘柄の比較
銘柄PBR目安配当利回り再評価のキーワード
三陽商会(8011)0.9倍前後約2.5%ブランド再評価/インバウンド
TSIホールディングス(3608)0.7倍台約2.3%ブランド再評価/インバウンド
オンワードホールディングス(8016)0.8倍台約2.4%ブランド再評価/インバウンド
ワコールホールディングス(3591)0.9倍前後約2.8%ブランド再評価/インバウンド
グンゼ(3002)0.7倍台約3.5%ブランド再評価/インバウンド
ルックホールディングス(8029)0.9倍前後約3.0%ブランド再評価/インバウンド
シキボウ(3109)0.4倍台約2.9%構造改革/ブランド/不動産含み益
クラボウ(3106)0.5倍台約3.2%構造改革/ブランド/不動産含み益

🏬 ② 小売(百貨店・専門店)― 販路としての価値再評価(6選)

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続いて百貨店・専門店セクター。ラピーヌの主販路でもあり、インバウンド需要回復と都心一等地の不動産価値見直しが鍵となります。
✅ セクション②の要点3つ

J.フロント リテイリング(3086

  • 事業内容:「大丸」「松坂屋」を運営する大手百貨店持株会社。不動産・クレジットカード事業も保有。
  • 連想買いの根拠:PBR0.7倍台。インバウンド客による高額品消費・免税売上の回復が業績を牽引。都心一等地の不動産価値が株価に反映されていない可能性が高い。
  • 株価の上昇トリガー:インバウンド観光客数や一人当たり消費額が市場予想を大幅に上回る。

高島屋(8233

  • 事業内容:都心主要駅前に大型店を構える大手百貨店。海外展開や不動産賃貸も収益柱。
  • 連想買いの根拠:PBR0.6倍台J.フロント同様にインバウンド回復の恩恵。保有不動産の含み益が株価に十分反映されていない。
  • 株価の上昇トリガー:月次売上高(特に高額品の販売好調)が力強い伸びを示す。

三越伊勢丹ホールディングス(3099

  • 事業内容:「三越」「伊勢丹」ブランドを擁する百貨店業界のリーダー。
  • 連想買いの根拠:百貨店業界のリーダーとして富裕層顧客基盤とブランド力は健在。インバウンド需要も取り込み業績は回復基調。割安水準からの見直しが期待される。
  • 株価の上昇トリガー:都心店舗の大規模リニューアル、新たな顧客体験を提供するサービスの発表。

AOKIホールディングス(8214

  • 事業内容:メンズスーツなどビジネスウェア大手。カラオケ「コート・ダジュール」、複合カフェ「快活CLUB」も運営。
  • 連想買いの根拠:主力スーツ事業が出社回帰で回復基調。PBR0.7倍台と割安で、多角化事業の安定性が見直される可能性。
  • 株価の上昇トリガー:企業の出社率上昇、ビジネスウェア需要の回復データ。

青山商事(8219

  • 事業内容:「洋服の青山」を展開する紳士服最大手。カジュアル業態の出店も加速。
  • 連想買いの根拠AOKIと同様にビジネスウェア市場の回復から恩恵。PBR0.6倍台という割安さと構造改革による収益性改善が注目される。
  • 株価の上昇トリガー:カジュアル衣料も含めた新店舗フォーマットの成功、新中期経営計画。

しまむら(8227

  • 事業内容:低価格帯の総合衣料品チェーン。郊外型出店モデルとSPAに近い独自MDが強み。
  • 連想買いの根拠:高価格帯のラピーヌとは対極だが、「アパレル小売」の括りでデフレマインドに強い独自ビジネスモデルと効率経営が評価される。
  • 株価の上昇トリガー:消費者の節約志向が強まる経済指標、月次売上高の予想超過。
表4:②小売セクター6銘柄の比較
銘柄PBR目安配当利回り主なドライバー
J.フロント リテイリング(3086)0.7倍台約2.8%インバウンド/不動産含み益
高島屋(8233)0.6倍台約2.5%インバウンド/不動産含み益
三越伊勢丹ホールディングス(3099)1.0倍前後約2.0%インバウンド/不動産含み益
AOKIホールディングス(8214)0.7倍台約3.5%出社回帰/ビジネスウェア需要
青山商事(8219)0.6倍台約4.0%出社回帰/ビジネスウェア需要
しまむら(8227)1.6倍前後約1.8%デフレ耐性/節約志向

⌚ ③ その他 ― 独自のブランドを持つ割安銘柄(6選)

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最後はアパレル・小売以外で独自ブランドを持つ割安銘柄。時計、文具、家具、外食など、非アパレルでもブランド再評価のテーマが波及する候補です。
✅ セクション③の要点3つ
  • 時計2強はグローバルブランドとしての再評価余地(シチズンセイコー
  • 文具・家具老舗はオフィス回帰海外売上が成長ドライバー
  • 外食サンマルクHD消費マインドの回復が直接的なカタリスト

シチズン時計(7762

  • 事業内容:腕時計大手。工作機械事業も手掛ける製造系コングロマリット。
  • 連想買いの根拠:グローバルに展開する「CITIZEN」ブランド。PBR0.8倍台と割安で、ブランド再構築やインバウンド需要の回復が株価のカタリストとなり得る。
  • 株価の上昇トリガー:円安進行による輸出採算改善、新興国でのブランド浸透。

セイコーグループ(8050

  • 事業内容:腕時計の老舗。電子部品、システムソリューション、不動産事業も展開。
  • 連想買いの根拠シチズンと並ぶ日本の代表的時計ブランド。PBR0.6倍台という割安さは、ブランド価値が株価に反映されていない可能性を示唆。
  • 株価の上昇トリガー高級腕時計市場の活況、ヘリテージモデル復刻版のヒット。

キングジム(7962

  • 事業内容:ファイル製品「キングファイル」、ラベルライター「テプラ」で高シェアを誇る老舗文具メーカー。
  • 連想買いの根拠:オフィス文具で圧倒的なブランド力を持つ老舗。PBR0.7倍台と割安で、安定した事業基盤と配当が魅力。
  • 株価の上昇トリガー:オフィス回帰の加速、ペーパーレス化に対応した新ファイル製品のヒット。

パイロットコーポレーション(7846

  • 事業内容:万年筆、ボールペンなど筆記具で国内最大手。海外売上比率も高くグローバル展開。
  • 連想買いの根拠:万年筆からボールペンまで高いブランド力と技術力を誇る。海外売上比率も高く、グローバル文具市場での安定成長が期待されるバリュー株。
  • 株価の上昇トリガー:新興国の教育熱の高まり、高級筆記具市場の拡大。

イトーキ(7972

  • 事業内容:オフィス家具、公共施設用家具、設備機器の製造販売。働き方改革に合わせた新提案も。
  • 連想買いの根拠:オフィス家具大手。PBR1倍台前半と同業比でまだ割安感があり、企業のオフィス投資回復の恩恵を受ける銘柄。
  • 株価の上昇トリガー:フリーアドレスや新しい働き方に合わせたオフィス家具の新製品ヒット。

サンマルクホールディングス(3395

  • 事業内容:「サンマルクカフェ」「鎌倉パスタ」など多様な飲食ブランドを全国展開する外食持株会社。
  • 連想買いの根拠:独自のブランドポートフォリオを複数展開し、安定した成長を続ける外食チェーン。PBRも1倍台前半と比較的割安で、消費マインドの回復から恩恵を受ける。
  • 株価の上昇トリガー:既存店月次売上高が力強い回復を示す、新業態の成功。
表5:③その他セクター6銘柄の比較
銘柄PBR目安配当利回り成長ドライバー
シチズン時計(7762)0.8倍台約3.0%海外ブランド浸透/円安
セイコーグループ(8050)0.6倍台約3.2%海外ブランド浸透/円安
キングジム(7962)0.7倍台約3.6%オフィス回帰/働き方改革
パイロットコーポレーション(7846)1.2倍前後約2.4%海外ブランド浸透/円安
イトーキ(7972)1.2倍前後約2.7%オフィス回帰/働き方改革
サンマルクホールディングス(3395)1.2倍前後約2.5%外食消費マインド

📈 連想買いシナリオの全体像

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セクター横断で見ると、バリュー再評価という共通テーマの下、銘柄ごとにカタリストリスクは微妙に異なります。
表6:4つのシナリオと恩恵が大きい銘柄
シナリオ影響セクター恩恵が大きい銘柄例コメント
インバウンド継続百貨店、時計、ライフスタイルJ.フロント / 高島屋 / シチズン高額品・免税の伸びが直接寄与
オフィス回帰ビジネスウェア、文具、家具AOKI / キングジム / イトーキ出社率上昇は明確な追い風
東証PBR要請繊維老舗、百貨店シキボウ / クラボウ / 高島屋保有不動産の活用余地が大きい
円安・輸出採算時計、文具シチズン / パイロット海外売上比率の高さが効く
表7:PBR・配当利回りで見るスクリーニング
スクリーニング条件該当銘柄視点
PBR0.7倍以下(深掘りバリュー3109シキボウ / 3106クラボウ / 8233高島屋 / 8050セイコー / 8219青山商事資産・ブランド価値の極端な放置
配当利回り3%以上(インカム重視3002グンゼ / 8029ルックHD / 8214AOKI / 8219青山商事 / 8050セイコー / 7962キングジム配当でダウンサイドを抑えやすい
PBR1倍超(成長性込み)8227しまむら / 7846パイロット / 7972イトーキ / 3395サンマルクHDバリュー+質的成長の両取り候補

⚠️ 投資判断にあたっての注意点

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最後に必ず押さえたいのがバリュートラップのリスク。割安だから上がる、ではなくカタリストの有無を冷静に確認しましょう。
✅ 注意点の3つのポイント
  • 連想買いは短期需給に強く依存し、熱が冷めると急速に株価が下がる
  • PBR1倍割れの放置は珍しくない。カタリストと東証要請の進捗を要確認
  • 記事内の数値は2025年6月時点の目安。最新IR資料と月次開示で必ず再確認すること

上記でご紹介した銘柄は、現時点の情報に基づき、ラピーヌ高騰の背景となる割安ブランド株への再評価の流れの中で、連想買いが期待される企業です。ただし必ずしも当日のザラ場で上昇することを保証するものではありません。連想買いは短期的な需給で株価が大きく動く一方、その熱が冷めると急速に株価が下落するリスクもあります。また、割安に放置されている銘柄が長期間評価されないままとなる「バリュートラップ」のリスクも十分に意識する必要があります。

📝 免責事項

本情報は、現時点(2025年6月26日 午前5時00分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた参考情報であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。

❓ よくある質問(FAQ)

Q. なぜラピーヌ(8143)の高騰が他のアパレル株に波及するのですか?

A. 百貨店主販路の老舗アパレルというラピーヌの属性が、PBR1倍割れで放置されてきた同業他社にも当てはまるため、いわゆる「連想買い」が起こりやすいからです。業界全体で構造改革やインバウンド需要の見直しが進んでおり、代表銘柄の高騰が他銘柄の再評価を呼び込みやすい構図になっています。

Q. 「バリュートラップ」とは何ですか?

A. PBRや配当利回りで一見割安に見えても、収益成長が乏しく企業価値そのものが伸びないため、結果として株価が長期間低迷し続ける状態のことです。PBR1倍割れ銘柄を選ぶ際は、必ずカタリスト(東証要請への対応、自社株買い、事業ポートフォリオ見直しなど)の有無を確認することが重要です。

Q. 20銘柄の中でPBRが特に割安なのはどれですか?

A. 記事内ではPBR0.4倍台のシキボウ(3109)、0.5倍台のクラボウ(3106)、0.6倍台の高島屋(8233)セイコー(8050)青山商事(8219)などが特に割安水準です。ただし割安さだけでなく、保有資産の活用余地と業績モメンタムを併せて確認することが大切です。

Q. インバウンド関連で注目度が高い銘柄はどれですか?

A. 百貨店三強のJ.フロント(3086)高島屋(8233)三越伊勢丹(3099)は高額品消費と免税売上から直接的に恩恵を受けます。加えてグローバルブランドを持つシチズン(7762)セイコー(8050)も時計需要の回復で注目されます。

Q. リスクを抑えながら参加する方法はありますか?

A. テーマ株は値動きが荒くなりやすいので、(1)分散投資する、(2)配当利回り3%以上の銘柄を中心に組み入れてダウンサイドを抑える、(3)月次売上高など事実ベースの開示が出てから動く、(4)損切りラインを事前に決めておく、といった基本動作を徹底することが重要です。

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👤
お疲れさまでした!20銘柄は数が多いので、まずはご自分のポートフォリオに合うセクターからチェックしてみてくださいね。最新の月次開示IR資料を必ず突き合わせるのが鉄則です。

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この記事を書いた人

「日本個別株デューデリジェンスセンター」運営者。日本の個別株に特化した投資リサーチを専門とし、銘柄分析・企業デューデリジェンス・業界動向・IPO分析を中心に2,800本超の分析レポートを執筆。ファンダメンタルズ分析とデータドリブンなアプローチで、個人投資家の意思決定をサポートしています。毎日更新の分析レポートを通じて、プロ水準のリサーチを個人投資家に届けることをミッションとしています。

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