- 遺伝子治療薬の国産パイオニアアンジェス株式会社 (4563)
- ゲノム編集の国産希望の星株式会社モダリス (4883)
- 超低位の老舗がん創薬ベンチャーオンコセラピー・サイエンス株式会社 (4564)
- 細胞医療と再生医療の元祖株式会社メディネット (2370)
マーケットアナリスト
投資リサーチャー低位バイオ株が再び個人投資家の熱視線を浴びています。記憶に新しいのは、アンジェス(4563)が新型コロナワクチン開発期待で2020年初頭の700円台から6月には2,492円まで約3.6倍に急騰した相場です。サンバイオ(4592)、そーせいグループ(現ネクセラファーマ・4565)、モダリス(4883)など、1つの治験成功や提携契約のニュースで一夜にしてテンバガー級の値動きを見せたバイオベンチャーは枚挙にいとまがありません。
近年、再生医療等製品の早期承認制度、希少疾患領域への国策支援、AI創薬の本格化など、創薬ビジネスを取り巻く環境は劇的に変化しています。世界の処方箋薬市場は2030年に向けて年平均6%超で成長が見込まれ、なかでも遺伝子治療・核酸医薬・細胞療法は二桁成長が予測されています。日本国内でも高齢化を背景に、がん・神経難病・眼科疾患といった巨大未充足領域が広がり、メガファーマからの導出契約獲得を狙うバイオベンチャーには大きなチャンスが訪れています。
東証グロース市場には、株価100円前後で時価総額数十億円規模の創薬ベンチャーが多数眠っています。1単元(100株)が1万円台前後で買える銘柄も少なくなく、まさに個人投資家の”宝探し”の宝庫です。本記事では、東証に現在上場中の低位バイオ・創薬関連銘柄から、モダリス・アンジェスに続く第二・第三の急騰候補となり得る注目20銘柄を厳選し、事業内容・注目理由・リスクまで掘り下げて解説していきます。
本記事は投資情報の提供を目的とした記事であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は読者ご自身の責任で行ってください。本記事の情報は執筆時点の公開情報をもとに作成しており、正確性・完全性を保証するものではありません。株価・業績・パイプラインの状況は日々変化するため、投資の最終判断にあたっては各企業のIR資料・有価証券報告書・最新ニュース等で必ず確認してください。特にバイオ株は値動きが極めて大きく、治験失敗・承認見送り等の悪材料で1日で-30〜-50%下落するケースもあります。余裕資金の範囲内で分散投資を心がけてください。
【遺伝子治療薬の国産パイオニア】アンジェス株式会社 (4563)
◎ 事業内容: 大阪大学医学部発のバイオベンチャーで、遺伝子治療薬・難病治療薬の研究開発が主力です。HGF遺伝子治療薬「コラテジェン」は、世界初のプラスミドDNAを用いた遺伝子治療用製品として国内で条件期限付き承認を取得した実績があります。子会社ジェノミディアを通じた創薬支援事業も展開しています。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 本記事のタイトルにも掲げた、低位バイオ株の代名詞的存在です。2020年の新型コロナDNAワクチン開発期待では株価が約3.6倍に急騰し、個人投資家に「バイオドリーム」の威力を強烈に印象付けた銘柄です。現在は株価が長期低迷していますが、HGF遺伝子治療薬を巡って、2026年にも米国での再申請を目指す方針を示しており、再上市シナリオが復活すれば再評価の可能性が大いにあります。閉塞性動脈硬化症(ASO)・椎間板性腰痛症など、複数のパイプラインが進行中で、提携先との臨床進捗が出るたびに株価が動意づく構造です。発行済株式数が多いため値幅は重い反面、超低位株ゆえに少額資金で大量の株数を保有できる点が個人に好まれています。買収防衛策の更新や私募債ファシリティーといったコーポレート・アクションも継続しており、財務面の動向にも注目が集まります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1999年12月設立、2002年9月に東証マザーズ上場。2019年に「コラテジェン」が国内承認を取得しましたが、2024年に承認失効。2026年にも米国での遺伝子治療薬の再申請を目指す方針を発表しています。2026年2月には2025年12月期決算で経常赤字の縮小、株主総会・新株予約権関連の適時開示が継続的に出ています。
◎ リスク要因: 赤字が継続しており、新株予約権発行に伴う株式希薄化リスクが高い銘柄です。臨床開発の遅延や承認見送り時の急落リスクも常に意識する必要があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
【ゲノム編集の国産希望の星】株式会社モダリス (4883)
◎ 事業内容: CRISPR-Cas技術を改変した独自プラットフォーム「CRISPR-GNDM」で、遺伝子の発現量を調整する次世代の遺伝子治療薬を開発するバイオベンチャーです。DNA配列を切断せずに遺伝子発現を調節する方式で、従来のゲノム編集の安全性課題を回避できる点が技術的特徴です。デュシェンヌ型筋ジストロフィーや脆弱X症候群などの難治性遺伝性疾患を対象としています。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 本記事タイトルでアンジェスと並べた、ゲノム編集銘柄の本命格です。アステラス製薬や塩野義製薬といった国内大手製薬との提携実績を持ち、上場時には1,000円超の株価をつけた人気銘柄でしたが、現在は株価が大幅に調整しています。主力プログラムMDL-101(デュシェンヌ型筋ジストロフィー)の臨床移行準備が進んでおり、IND申請が近づけば一気に市場の注目が再燃する可能性があります。2025年12月期は事業収益0円ながら研究開発費が前期比65%超増加しており、開発が加速していることが読み取れます。CRISPR-GNDMはAddgene社経由でアカデミアにも採用が広がっており、技術プラットフォームとしての将来性は依然として高い評価を受けています。低位水準にある今は、新規投資家にとってリスク許容度に応じて打診できる水準とも言えます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2016年2月設立、2020年8月に東証マザーズ(現グロース)に上場。2026年2月12日発表の2025年12月期決算では、研究開発費の大幅増加により営業損失が22.12億円(前期比65.4%増)に拡大しました。MDL-101の臨床移行準備と後続パイプラインの検証進展が今後の収益成長を支えるポイントとされています。次回決算は2026年5月14日予定。
◎ リスク要因: 事業収益がほぼゼロで研究開発費が増加し続けており、増資による希薄化リスクが大きい銘柄です。提携・資金確保の進捗が遅延した場合の急落リスクも意識すべきです。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
【超低位の老舗がん創薬ベンチャー】オンコセラピー・サイエンス株式会社 (4564)
◎ 事業内容: 東京大学医科学研究所発のがん創薬ベンチャーです。多数のがん関連標的分子(癌特異抗原)を独自に同定しており、それらを狙った低分子医薬品、がんペプチドワクチン、抗体医薬の研究開発を進めています。自社開発パイプラインに加え、大手製薬企業へのライセンスアウトでも収益を確保するモデルです。 ・ 会社HP:
https://www.oncotherapy.co.jp/
◎ 注目理由: 東証グロース市場で常に株価ランキング下位に位置する超低位株の代表格で、株価は20円台というワンコイン以下の水準です。1単元(100株)が3,000円以下で買える数少ないバイオ株のひとつで、極めて少額の投資で大量の株数を保有できる点が個人投資家に支持されています。発行済株式数が多いため値幅は重いものの、好材料が出れば値動きが軽くなり、過去にも株価が短期間で2倍、3倍に化けた局面が複数回あります。同社の保有する癌抗原ライブラリは世界最大級と評され、ペプチドワクチン領域では国内最有力の特許群を保有しています。CAR-T療法、TCR-T療法、二重特異性抗体など、次世代がん免疫療法の波が来た際にライセンス収入が拡大する潜在力を秘めています。短期トレード対象としても、長期の宝くじ的ホールド対象としても両様で注目されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年4月設立、2003年12月にマザーズ上場。創業以来、数百種類のがん関連分子を同定してきました。直近では、塩野義製薬・大塚製薬等との共同研究契約を経て、複数のパイプラインが臨床段階に到達しています。2026年も提携契約の進展や臨床試験の中間結果発表が期待されます。
◎ リスク要因: 株価水準が極端に低く、整理銘柄入りや継続疑義注記といったコーポレート・リスクには注意が必要です。希薄化を伴う資金調達が頻発する銘柄でもあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4564
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4564.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4564
【細胞医療と再生医療の元祖】株式会社メディネット (2370)
◎ 事業内容: 東京大学医科学研究所発のバイオベンチャーで、細胞培養加工受託(CDMO)と細胞医療製品開発が二本柱です。樹状細胞ワクチンやγδT細胞療法など、活性化リンパ球療法を中心とした免疫細胞医療技術を持ち、国内外の医療機関・製薬企業向けに細胞培養加工サービスを提供しています。再生医療等製品開発のCMC(製造管理)領域に強みがあります。 ・ 会社HP:
https://www.medinet-inc.co.jp/
◎ 注目理由: 株価30円台という超低位水準にあり、1単元が4,000円以下で買える”ワンコインバイオ”のひとつです。再生医療等製品の市場拡大に伴い、CDMO(製造受託)需要は構造的に増加しており、自社で製造設備を持つメディネットには順風が吹いています。CAR-T療法、iPS細胞由来製品、再生医療等製品の臨床開発が国内で活発化するなか、培養加工施設を保有する数少ない上場企業として独自のポジションを確立。直近では複数の再生医療プロジェクトに関与している模様で、提携契約の積み上げが業績反転のドライバーになり得ます。低位水準ゆえに、ちょっとした材料で株価が短期間に2〜3倍化するボラティリティを秘めており、出来高急増局面では個人投資家の人気投票上位に顔を出す常連です。再生医療産業全体の成長が本格化する2020年代後半に向け、地味ながら見逃せない一銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1995年設立、2003年マザーズ上場。長期にわたる赤字経営から事業構造の見直しを進めており、再生医療等製品の製造受託に経営資源を集中。直近は新規顧客獲得や受託契約の拡大が継続的にIRで開示されています。
◎ リスク要因: 長期赤字が続いており、希薄化を伴う増資が定期的に行われています。整理ポストや上場維持基準への抵触リスクにも注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/2370
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/2370.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=2370
【日中アジアのスペシャリティファーマ】ソレイジア・ファーマ株式会社 (4597)
◎ 事業内容: 日本および中国・韓国を中心としたアジア諸国で、がん領域の革新的医薬品の開発・販売を行うスペシャリティファーマです。海外で承認済みの医薬品をアジアでライセンス導入し、現地で開発・上市するビジネスモデルが特徴です。化学療法による口腔粘膜炎を予防する「エピシル」など、すでに収益化している製品を持っています。 ・ 会社HP:
https://solasia.co.jp/
◎ 注目理由: 株価30円前後の超低位バイオ株で、1単元が3,000円程度で買える希少な銘柄です。中国市場でのオンコロジー製品販売は、中国の医薬品市場成長(年率7-8%)の追い風を受ける構造で、為替次第で利益弾性が大きい点も注目されます。多くの創薬ベンチャーが基礎研究段階で苦戦するなか、ソレイジアは”開発〜販売”に絞った差別化戦略で、一定の事業収益を計上している点が他のバイオ低位株とは異なります。直近では追加パイプラインの中国でのフェーズ3進捗、新製品の承認取得など、業績インパクトのあるイベントが控えており、上市スケジュール次第では株価評価が急変する可能性があります。バイオ銘柄のなかでは比較的”見える業績”がある分、ファンダメンタルズの好転で再評価されやすい銘柄です。逆に低位水準ゆえに材料1本で値動きが軽くなる性質も持ち合わせています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2006年12月設立、2017年3月にマザーズ上場。エピシルの中国上市、PledOxの開発など、複数製品の上市・開発が進行中。2025年12月期も赤字基調が続きますが、ライセンス収入と製品売上の組み合わせで収益構造の改善を模索しています。
◎ リスク要因: 株価が超低位水準にあり、希薄化を伴う資金調達リスクや、中国市場の薬価制度変更による収益圧迫リスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4597
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4597.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4597
【がん免疫療法の専業ベンチャー】ブライトパス・バイオ株式会社 (4594)
◎ 事業内容: 新規がん免疫治療薬の開発に特化したバイオベンチャーで、がんペプチドワクチン、樹状細胞ワクチン、TCR-T細胞療法など、複数モダリティのがん免疫療法パイプラインを保有しています。久留米大学発の独自技術を起点に、難治性がん領域での新薬創出を目指しています。 ・ 会社HP:
https://www.brightpathbio.com/
◎ 注目理由: 株価60円台の低位バイオ株で、1単元が約7,000円で購入できます。がん免疫療法は世界的にも開発競争が激しく、ペプチドワクチン領域での独自技術や、TCR-T療法の自社パイプラインを持つ点が他社との差別化要因です。直近の中間決算では新株予約権の行使により10.6億円の資金調達に成功し、財務基盤の強化が進んでいます。主力開発品BP2202については2026年3月末を目標に米国での臨床試験開始申請(IND)を目指す計画で、IND承認が出れば株価評価が一段階上がる可能性があります。米国でのフェーズ1開始は、海外メガファーマからの導出契約獲得に向けた重要なマイルストーンです。低位水準にある現在、IND申請の成否を見極めながら打診できる水準にあり、短中期の値動きを狙える銘柄として個人トレーダーから注目されています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2003年12月設立、2015年9月にマザーズ上場。直近の中間期は売上高3.3万円、営業損失4.64億円。新株予約権の行使により10.6億円を調達し、2026年3月末の米国IND申請を目指しています。次回決算発表は2026年2月13日でした。
◎ リスク要因: 売上高がほぼゼロの完全な研究開発フェーズ企業で、新株予約権発行による継続的な希薄化リスクが大きい銘柄です。IND申請が遅延した場合の落胆売りにも注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4594
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4594.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4594
【RNAアプタマー創薬の唯一無二】株式会社リボミック (4591)
◎ 事業内容: 東京大学発のバイオベンチャーで、RNAアプタマー創薬技術を世界で唯一実用化しているプレイヤーです。RNAアプタマーは抗体よりも標的への結合力と特異性が高いとされ、従来は抗体創薬が困難だった標的にもアプローチできる可能性を持つ次世代モダリティです。加齢黄斑変性治療薬「RBM-007(エミクストラニブ)」が主力パイプラインです。 ・ 会社HP:
https://www.ribomic.com/jp/
◎ 注目理由: 株価80円〜90円台の低位水準で、1単元1万円弱で購入可能なバイオ低位株のお手本のような存在です。RNAアプタマー創薬は世界的にもプレイヤーが極めて少なく、リボミックは独自プラットフォーム「RiboART System」で多様な標的に対するアプタマー創製能力を持っています。主力パイプラインのRBM-007は加齢黄斑変性を対象としており、これは世界市場規模が1兆円超の巨大領域です。米国でフェーズ2試験を実施しており、結果次第ではメガファーマへの導出契約による一括金獲得が現実味を帯びます。導出契約のニュースが出れば、過去のサンバイオ・モダリス並みの急騰再現も視野に入る銘柄です。2025年3月期は経常損失約10億円ながら、自己資本比率は維持されており、当面の資金繰りは確保されています。次世代モダリティ銘柄として、再評価のタイミングを待ちたい一銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2003年8月設立、2014年9月にマザーズ上場。RBM-007の米国第2相試験を継続中で、2026年3月期も研究開発費の増加が見込まれています。直近では適時開示で資金調達関連や臨床試験進捗の発表が断続的に出ています。
◎ リスク要因: 売上が極小で経常赤字が続いており、新株予約権による希薄化が想定されます。RBM-007の臨床結果が期待を下回った場合、株価が大きく下落するリスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4591
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4591.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4591
【経皮吸収製剤のFDA承認獲得】株式会社メドレックス (4586)
◎ 事業内容: 独自のイオン液体技術および経皮吸収製剤(TDDS)プラットフォームを保有する創薬バイオベンチャーです。皮膚を通じて薬効成分を浸透させる技術により、経口剤や注射剤からの剤形変更で患者QOL改善や薬効向上を実現できる点が特徴です。痛み・神経疼痛領域に強みを持ちます。 ・ 会社HP:
https://www.medrx.co.jp/
◎ 注目理由: 株価80円前後の低位バイオ株でありながら、2025年9月にデ・ウエスタン・セラピテクス研究所(4576)と共同開発したMRX-5LBT(リドカインテープ剤、商標名Bondlido)について、米国食品医薬品局(FDA)から成人の帯状疱疹後神経疼痛を適応として販売承認を取得した実績を持つ”承認済み低位株”です。承認発表時にはストップ高を記録し、注目度が一気に高まりました。今後、販売提携先の選定を進めて2026年前半に米国での販売開始を計画しており、ロイヤリティ収入のフェーズに入ります。低位バイオ株のなかで、すでに承認済み製品を持つ銘柄は希少で、再生医療等製品やワクチンとは異なる安定収益モデルへの期待が膨らみます。後続パイプラインも複数控えており、米国販売開始後の業績寄与度次第では、株価のステージが切り替わる可能性を秘めた銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2002年6月設立、2014年7月にマザーズ上場。2025年9月にMRX-5LBTがFDAから帯状疱疹後神経疼痛の適応で販売承認取得という大型材料を実現。次回決算発表は2026年5月15日予定。米国での販売パートナー選定が今後の最大のイベントです。
◎ リスク要因: 販売開始後の売上立ち上がりが計画を下回るリスクや、後続パイプラインの開発遅延リスクがあります。低位水準ゆえに需給で大きく振らされる点にも注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4586
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4586.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4586
【三重大発・眼科創薬の地味な実力派】株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 (4576)
◎ 事業内容: 三重大学発の創薬バイオベンチャーで、眼科領域および疼痛領域の医薬品開発が主力です。既存製品の収益基盤を持ちつつ、自社開発パイプラインの実用化を進めるハイブリッド型のビジネスモデルが特徴です。メドレックスとの共同開発でリドカインテープ剤MRX-5LBTの米国承認取得に成功するなど、提携開発でも実績を持ちます。 ・ 会社HP:
https://www.dwti.co.jp/
◎ 注目理由: 株価100円台前半の低位水準で、1単元が約10,000円〜11,000円で購入可能です。地味なイメージながら、2025年9月にFDA承認を獲得した共同開発品Bondlidoでは、メドレックスとともに大商いとなりました。眼科領域の自社パイプラインは、緑内障や角膜疾患など未充足ニーズの大きな領域を狙っており、上市時のロイヤリティ収益化が期待されます。創薬ベンチャーのなかでは比較的派手さに欠ける分、過熱感が乏しく、業績モメンタムの好転と低株価が同居している場面では妙味のある水準と言えます。共同開発品のロイヤリティ収益、自社パイプラインの臨床進捗、提携契約の動向の3点を継続的にウォッチしたい銘柄です。バイオ低位株のなかでも、相対的に資金繰りに余裕があるとされる点が、安心感につながっています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年7月設立、2008年5月にマザーズ上場。2025年9月のメドレックスとの共同開発品MRX-5LBTのFDA承認取得が直近最大のトピックでした。今後は米国での販売パートナー選定とロイヤリティ収益化が注目点となります。
◎ リスク要因: パイプラインが少数に集中しており、開発計画の遅延が業績に直結するリスクがあります。共同開発品の販売立ち上がり次第ではロイヤリティ収益が想定を下回る可能性もあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4576
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4576.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4576
【抗がん剤トレアキシンの独自販路】シンバイオ製薬株式会社 (4582)
◎ 事業内容: がん・血液疾患・ペインマネジメント領域に特化した医薬品の開発・商業化を手掛けるスペシャリティファーマです。主力製品はB細胞性非ホジキンリンパ腫治療薬「トレアキシン」で、自社販売チームによる国内マーケティングを行っています。新規剤形開発や適応拡大も継続的に進めています。 ・ 会社HP:
https://www.symbiopharma.com/
◎ 注目理由: 株価100円台の低位バイオ株のなかで、自社販売製品を持ち実売上高がある”事業実態のある”銘柄です。1単元が1万円超で購入可能で、低位バイオ株のなかでは比較的事業の見えやすさがあります。トレアキシンは後発品参入のリスクがありながらも、新規剤形(RTD製剤・RI製剤)の上市で差別化を図っており、ライフサイクルマネジメントが進んでいます。後続パイプラインとして、ブリンシドフォビル(BCV)による移植後ウイルス感染症治療薬の開発も進めており、希少疾患領域での承認取得を狙う構図です。低位水準にあるため、適応拡大や新規パイプラインの臨床進捗1本で株価が大きく動く可能性があります。バイオベンチャーのなかでは比較的売上高がある分、ファンダメンタルズの好転局面では再評価されやすい銘柄と言えるでしょう。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2005年3月設立、2011年12月にジャスダック上場(現グロース)。トレアキシンの新剤形展開と、ブリンシドフォビルの開発が継続中です。直近は赤字基調が続いていますが、新剤形による単価向上と適応拡大が業績改善のカギを握っています。
◎ リスク要因: トレアキシンの後発品参入による売上減少リスク、後続パイプラインの開発遅延リスクがあります。資金調達による希薄化にも注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4582
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4582.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4582
【阪大発・機能性ペプチド創薬】株式会社ファンペップ (4881)
◎ 事業内容: 大阪大学大学院医学系研究科の研究成果を起点とする創薬バイオベンチャーで、機能性ペプチドの研究開発を主力としています。医薬品・化粧品・医療機器の各事業領域に展開可能な技術プラットフォームを持ち、抗体誘導ペプチドの研究テーマを中心に複数の開発品を保有しています。化粧品原料商社向けのペプチド原薬販売も収益源です。 ・ 会社HP:
https://www.funpep.co.jp/
◎ 注目理由: 株価100円〜120円台の低位バイオ株で、1単元が1万〜1万2千円程度で購入可能です。機能性ペプチド創薬は、低分子と抗体の中間モダリティとして近年注目を集めており、製造コスト面でも抗体医薬より優位性があります。同社の抗体誘導ペプチド技術は、ワクチン開発と類似のアプローチで標的タンパク質に対する抗体を体内で誘導するもので、慢性疾患の長期管理薬としてのポテンシャルが期待されます。化粧品原料事業による安定収益が一部あり、純粋な研究開発型バイオよりは事業の足腰がある点も評価ポイントです。直近では臨床試験品目の進捗とファイナンス実施が継続的に開示されており、開発を加速させるための資金確保が進んでいます。低位水準ゆえに、ペプチド創薬への市場テーマ性が再燃した際には、爆発力のある値動きを見せる潜在力があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2013年9月設立、2021年4月に東証マザーズ上場。直近は臨床試験品目の進捗とファイナンス実施に関するIR開示が多く、開発加速の段階にあります。次回決算は2026年5月18日予定。
◎ リスク要因: 事業収益が小規模で研究開発フェーズが中心のため、希薄化リスクが大きい銘柄です。臨床試験の結果次第では大きな下落リスクもあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4881
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4881.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4881
【理研発・抗体創薬技術ADLib】株式会社カイオム・バイオサイエンス (4583)
◎ 事業内容: 理化学研究所発の創薬バイオベンチャーで、独自の抗体作製技術「ADLibシステム」を保有しています。ニワトリB細胞由来の細胞ライブラリーから多様な抗体を効率的に取得できるユニークなプラットフォームで、従来の手法では作製困難な抗体も創製可能です。創薬支援(ライセンス)事業と自社抗体創薬の両輪で事業を展開しています。 ・ 会社HP:
https://www.chiome.co.jp/
◎ 注目理由: 株価120円台の低位バイオ株で、1単元が1万2千〜1万3千円程度で買えます。2024年11月に旭化成ファーマと抗CX3CR1抗体の独占的ライセンス契約を締結し、ヒト化抗体の価値最大化と開発・商業化スピードアップが期待される段階です。CX3CR1は炎症性疾患領域での新規標的として有望視されており、開発進捗次第で大型導出契約に発展する可能性があります。ADLibシステムは抗体創薬プラットフォームとして大手製薬・バイオテックへの提供実績を積んでおり、技術導出収入の安定化が見込まれます。理研の知名度と抗体技術への根強い需要が下支えとなり、抗体医薬関連テーマが盛り上がる局面では物色の対象になりやすい銘柄です。創薬ベンチャーとしては、提携先の臨床進捗マイルストーンに連動した段階収益が期待できる構造です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2005年2月設立、2011年9月にマザーズ上場。2024年11月の旭化成ファーマとの抗CX3CR1抗体の独占的ライセンス契約締結が直近の最大トピック。2026年12月期は売上高6億円を見込み、コラボレーションや提携を通じた事業拡大方針です。
◎ リスク要因: 売上規模がまだ小さく、ライセンス契約の進捗が業績に大きく影響します。提携先の開発遅延が直接業績インパクトとなる点に注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4583
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4583.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4583
【米国発・眼科領域の異色ベンチャー】窪田製薬ホールディングス株式会社 (4596)
◎ 事業内容: 米国シアトルに本社を置く子会社・アキュセラを通じて、眼科領域の革新的医薬品・医療技術の探索と開発を行うバイオベンチャーです。加齢黄斑変性、糖尿病性網膜症、スターガート病、糖尿病性黄斑浮腫など、視力に関わる複数の網膜疾患を対象とした視覚サイクルモジュレーション技術が主軸です。近視進行抑制デバイス「クボタメガネ」の開発も継続中です。 ・ 会社HP:
https://www.kubotaholdings.co.jp/
◎ 注目理由: 株価120円〜130円台の低位バイオ株で、1単元1万2千〜1万3千円程度で購入できます。米国本社という日本のバイオベンチャーとしては異色の立ち位置で、グローバル基準の研究体制を持つ点が特徴です。網膜色素変性や加齢黄斑変性は世界で患者数が拡大している巨大未充足領域で、ピーク売上が数千億円規模に達するポテンシャルを持っています。近視進行抑制デバイスの市場性も大きく、子供の近視増加が世界的問題となるなか、商業化への期待が膨らみます。発行済株式数が多いため値幅は重い反面、経口剤による視覚機能の改善・維持という独自のアプローチは大手にない強みです。米国での新規特許取得など、知的財産戦略も着実に進んでおり、提携先の選定や臨床進捗1本で値動きが軽くなる潜在力を秘めています。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2002年米国設立、2014年12月に東証マザーズに上場(2016年に窪田製薬HDに商号変更)。2026年の業績予想は合理的算定が困難として開示見送りで、開発フェーズに集中する姿勢です。米国での特許取得、近視進行抑制デバイスの商業化準備が継続しています。
◎ リスク要因: 事業収益がほぼなく、為替リスクと希薄化リスクの両方を抱えています。臨床試験の結果が想定を下回った場合の急落リスクもあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4596
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4596.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4596
【核酸医薬とミセル化ナノ粒子のハイブリッド】株式会社NANOホールディングス (4571)
◎ 事業内容: 旧社名はナノキャリア、その後NANO MRNAを経て現在のNANOホールディングス。日本発のナノテクノロジーを応用したミセル化ナノ粒子技術をコアに、がん領域での遺伝子治療製品、核酸医薬、組織再生促進医薬品等の研究開発・製造販売を展開しています。投資事業も傘下に持ち、グループとして再生医療・核酸医薬関連事業に多角化しています。 ・ 会社HP:
https://www.nanocarrier.co.jp/
◎ 注目理由: 株価140円〜160円台の低位バイオ株で、1単元1万4千〜1万6千円程度。再発膠芽腫向け核酸医薬「TUG1 ASO」のAACR(米国がん研究学会)2026での第I相試験結果発表というビッグイベントを2026年4月に開示しており、株価変動の材料が出そろっている状態です。膠芽腫は予後が極めて悪い難治がんで、新規治療薬の登場は学会・市場ともに大きな注目を集めます。ミセル化ナノ粒子はDDS(薬物送達システム)領域でユニークな技術であり、抗がん剤と組み合わせることで副作用低減と効果向上を狙う戦略です。第3四半期決算では売上高が前年同期比57.5%増と大きく改善しており、創薬と投資事業のシナジーが生まれつつあります。臨床データの市場消化度合いと、追加パイプラインの進捗が今後の値動きを左右する局面です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1996年6月設立、2008年12月にマザーズ上場。社名変更を経てNANOホールディングスとなり、創薬・投資・核酸医薬の3領域を運営しています。直近は研究開発費の増加で赤字幅が拡大しているものの、売上高は増加基調にあります。
◎ リスク要因: 社名変更が複数回あり、事業構造の見直しが続いている点に注意が必要です。第I相試験結果が市場期待を下回った場合の急落リスクもあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4571
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4571.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4571
【iPS細胞関連事業のパイオニア】株式会社リプロセル (4978)
◎ 事業内容: iPS細胞関連の研究試薬・サービスを世界に展開するバイオ企業で、横浜国立大学発のベンチャーです。iPS細胞由来の心筋細胞・神経細胞・肝細胞などを製薬企業の創薬研究向けに供給するほか、再生医療等製品の受託製造、CRO事業(臨床試験受託)も手掛けています。海外子会社を複数持つグローバル展開が特徴です。 ・ 会社HP:
https://www.reprocell.co.jp/
◎ 注目理由: 株価130円〜170円台の低位バイオ株で、1単元1万3千〜1万7千円程度で購入可能です。iPS細胞関連市場は、再生医療等製品の承認加速とともに拡大しており、研究試薬の需要は構造的に伸長しています。同社のiPS細胞由来凍結心筋細胞は、製薬企業の創薬安全性試験で広く使われており、安定的な売上基盤を形成しています。多木化学や順天堂大学などとの協業による心筋シート開発関連でも材料性があり、再生医療テーマが盛り上がる局面で連動して動意づきやすい特性を持ちます。CRO事業の海外展開も収益貢献の幅を広げる要因です。クオリプスのiPS心筋シート承認申請をはじめ、iPS細胞由来製品の相次ぐ実用化で、関連銘柄として再評価される地合いが整いつつあります。低位水準にある今、テーマ買いの中核として注目したい銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2003年2月設立、2013年6月にマザーズ上場。iPS細胞由来心筋細胞などの研究試薬販売、CRO事業、再生医療等製品の受託製造を継続。直近は売上拡大とともに業績改善の兆しが見られます。
◎ リスク要因: 為替変動による海外子会社の業績影響、競合他社の台頭による価格競争リスクがあります。中長期赤字が続いているため希薄化リスクも残ります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4978
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4978.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4978
【抗がん剤特化のクリエイティブ創薬】株式会社デルタフライ・ファーマ (4598)
◎ 事業内容: 徳島大学発の創薬バイオベンチャーで、新規抗がん剤の開発に特化しています。既存の抗がん剤の構造を改変したり、複数の有効成分を組み合わせて新規医薬品を創製する”DDD(Drug Delivery Design)”アプローチが特徴です。少数精鋭の研究体制ながら、複数のがん領域でフェーズ2試験まで進んだパイプラインを保有しています。 ・ 会社HP:
https://www.deltaflypharma.com/
◎ 注目理由: 株価200円台前半の低位バイオ株で、1単元2万円台前半で購入可能です。抗がん剤領域での独自性のあるアプローチが評価され、過去にも臨床試験進捗のニュースで株価が短期間に大きく動いた実績があります。ニッチ領域に特化する戦略により、メガファーマとの直接競合を避けながら、ライセンス導出を狙う構図です。バイオベンチャー株価週報の上昇率ランキング上位に登場することも多く、トレーダーから注目される銘柄として知られています。フェーズ2まで進んだパイプラインがあるため、結果次第ではメガファーマへの導出契約による一括金獲得が現実味を帯びる段階にあります。徳島大学という地方大学発のバイオベンチャーは数が少なく、地域発の創薬の希少性も評価ポイントです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2010年6月設立、2018年12月に東証マザーズ上場。複数の抗がん剤パイプラインで臨床試験を進めており、2026年3月期も研究開発を継続。第3四半期決算短信を含む適時開示が継続的に出ています。
◎ リスク要因: パイプラインが少数集中型のため、1つの開発品の臨床失敗が業績に大きく響きます。資金調達による希薄化リスクもあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4598
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4598.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4598
【バイオシミラーと小児再生医療の二刀流】株式会社キッズウェル・バイオ (4584)
◎ 事業内容: 旧社名はジーンテクノサイエンス。北海道大学発のバイオベンチャーで、(1)バイオシミラー(バイオ後続品)事業、(2)バイオ新薬事業(抗RAMP2抗体など)、(3)新規バイオ事業(小児先天性心疾患向け心臓内幹細胞、口唇口蓋裂・腸管神経節細胞僅少症向け歯髄幹細胞)の3本柱で展開しています。小児領域の再生医療等製品開発に独自性があります。 ・ 会社HP:
https://www.kidswellbio.com/
◎ 注目理由: 株価250円〜280円台で、1単元2万5千円程度で購入可能です。バイオシミラーは特許切れ後の生物製剤市場を狙う安定収益事業で、フィルグラスチム、ペグフィルグラスチム、ダルベポエチンアルファ、ラニビズマブなどの後続品を展開しています。一方で、小児先天性心疾患向けの心臓内幹細胞、口唇口蓋裂向けの歯髄幹細胞といった、競合がほとんどいない超ニッチ再生医療領域でも独自パイプラインを持っており、ピボタル試験での成果次第では国内初の小児向け再生医療等製品となる可能性があります。みんかぶの予想株価は450円(80%上昇余地)で、52週レンジは93円〜417円と値幅が大きい点も特徴です。アナリストレーティングで「強い買い」が出ている銘柄で、低位水準からの再評価が期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年4月設立、2014年7月にマザーズ上場。社名変更を経てキッズウェル・バイオへ。バイオシミラー販売、バイオ新薬開発、小児再生医療開発の3領域を継続。次回決算は2026年5月7日予定。
◎ リスク要因: バイオシミラー市場の競合激化リスク、小児再生医療パイプラインの開発長期化リスクがあります。事業多角化が裏目に出る可能性も意識すべきです。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4584
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4584.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4584
【阪大発・再生誘導医薬の異端児】株式会社ステムリム (4599)
◎ 事業内容: 大阪大学発のバイオベンチャーで、ケガや病気で損傷した生体組織の機能的再生・治癒を促進する「再生誘導医薬」の研究開発を主力としています。生きた細胞を投与せず、薬剤投与によって体内の幹細胞を呼び寄せて組織再生を誘導するというユニークなコンセプトの医薬品です。塩野義製薬との提携でも有名です。 ・ 会社HP:
https://www.stemrim.com/
◎ 注目理由: 株価300円前後で、1単元3万円程度で購入可能です。本記事のなかでは比較的高めですが、再生医療領域のテーマ性とパイプラインの独自性から候補銘柄に加えました。リードプロダクトのレダセムチド(HMGB1ペプチド)は、表皮水疱症や脳梗塞といった巨大未充足領域を対象としており、塩野義製薬による開発が進んでいます。再生誘導医薬は世界的にも例の少ないコンセプトで、製造コストが安価な医薬品によって再生医療を実現できる潜在力を持つ点が大きな魅力です。中間決算では営業損失が9.93億円と前年同期比で6.9%減少し、自己資本比率は74.6%と高水準を維持。2028年までの研究開発資金を確保しているとされ、財務面の安心感も他のバイオベンチャーと比べて高い銘柄です。承認申請のタイミング次第で再評価が期待されます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2006年5月設立、2019年8月にマザーズ上場。塩野義製薬との共同開発契約を継続し、レダセムチドの臨床試験を進行中。2026年7月期中間決算では研究開発の進捗とライセンスアウト活動が報告されています。
◎ リスク要因: 塩野義製薬への依存度が高く、提携先の開発戦略変更が業績に直結します。臨床試験結果が期待を下回るリスクもあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4599
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4599.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4599
【東大発・抗体医薬の重点開発企業】株式会社ペルセウスプロテオミクス (4882)
◎ 事業内容: 東京大学発の抗体医薬研究開発企業で、がん細胞表面に存在する標的分子(GPC3、CDH3、TfRなど)に対する治療抗体の開発が主力です。鉄代謝に関わるトランスフェリン受容体を標的とする創薬で独自のアプローチを持ち、がんと希少疾患の両領域で複数のパイプラインを保有しています。 ・ 会社HP:
https://ppmx.com/
◎ 注目理由: 株価300円〜450円のレンジで推移しており、1単元3万〜4万5千円程度で購入できます。本記事のなかでは比較的高めですが、東大発の抗体創薬企業として独自性が高く、注目に値します。グリピカン3(GPC3)、カドヘリン3(CDH3)、トランスフェリン受容体(TfR)を標的とする複数のファースト・イン・クラス候補を保有しており、特にTfR標的のPPMX-T003は、鉄を必要とする多数のがん細胞や免疫疾患を対象とできるユニークな機序を持ちます。武田薬品工業など大手との提携実績があり、提携契約の積み上げが収益化のドライバーです。フェーズに進捗した候補があるため、データ発表時のサプライズ次第で株価評価が大きく変わる可能性があります。直近で出来高が増加傾向にあり、新しいトレンドの兆候とも言えます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年4月設立、2021年6月にマザーズ上場。次世代の抗体医薬パイプラインを複数開発中。直近の四半期では業績の動きが活発で、日次平均株式取引高が3か月で2倍以上に増加しています。
◎ リスク要因: 売上規模が小さく、開発の進捗が業績に大きく響きます。臨床試験結果次第での急落リスクや希薄化リスクにも注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4882
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4882.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4882
【iPS細胞×普遍的細胞医療の本命】株式会社ヘリオス (4593)
◎ 事業内容: iPS細胞・体性幹細胞を用いた次世代医薬品の開発を行うバイオベンチャーです。iPS細胞由来網膜色素上皮細胞(RPE細胞)や、ドナー由来体性幹細胞「HLCM051」(脳梗塞・急性呼吸窮迫症候群対象)など、複数のモダリティで再生医療等製品の開発を進めています。理研の高橋政代博士との協業や、アサルト社買収による事業拡張など、グローバル展開が特徴です。 ・ 会社HP:
https://www.healios.co.jp/
◎ 注目理由: 株価360円〜460円で1単元3万6千〜4万6千円程度ですが、本記事のなかでは時価総額・知名度・取引量から外せない銘柄です。iPS細胞由来製品の実用化を目指す企業のなかでは時価総額上位に位置し、機関投資家・個人投資家ともに注目度が高い銘柄です。HLCM051は脳梗塞・ARDS(急性呼吸窮迫症候群)を対象としたフェーズ2/3段階のパイプラインで、承認取得となれば国内初の体性幹細胞医薬品となるインパクトを秘めています。網膜色素上皮細胞のiPS製剤は加齢黄斑変性向けで、世界的にも先行しています。同社は「ユニバーサル・ドナー細胞」というコンセプトで、HLA編集により誰にでも使える細胞医薬を目指しており、これが実現すれば再生医療産業の構造を変える可能性すらあります。低位とまでは言えない水準ですが、テーマ性と材料の豊富さから、第二・第三の急騰候補リストに加える価値のある銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2011年2月設立、2015年6月にマザーズ上場。HLCM051の脳梗塞・ARDS適応開発、iPS細胞由来網膜色素上皮細胞開発、アサルト社買収による領域拡張を継続。アナリスト・個人投資家の注目度は高水準です。
◎ リスク要因: HLCM051の臨床結果が想定を下回った場合の急落リスク、開発長期化による継続的な希薄化リスクがあります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/4593
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
https://finance.yahoo.co.jp/quote/4593.T
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://kabutan.jp/stock/news?code=4593
| 銘柄名 | コード | ポイント |
|---|---|---|
| アンジェス株式会社 | 4563 | アンジェス株式会社 |
| 株式会社モダリス | 4883 | 株式会社モダリス |
| オンコセラピー・サイエンス株式会社 | 4564 | オンコセラピー・サイエンス株式会社 |
| 株式会社メディネット | 2370 | 株式会社メディネット |
| ソレイジア・ファーマ株式会社 | 4597 | ソレイジア・ファーマ株式会社 |
| ブライトパス・バイオ株式会社 | 4594 | ブライトパス・バイオ株式会社 |
| 株式会社リボミック | 4591 | 株式会社リボミック |
| 株式会社メドレックス | 4586 | 株式会社メドレックス |
| 株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 | 4576 | 株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 |
| シンバイオ製薬株式会社 | 4582 | シンバイオ製薬株式会社 |
| 株式会社ファンペップ | 4881 | 株式会社ファンペップ |
| 株式会社カイオム・バイオサイエンス | 4583 | 株式会社カイオム・バイオサイエンス |
本記事のまとめ
本記事のテーマ: 【1万円以下で買える】低位バイオ株20選、モダリス・アンジェスに続く第二第三の急騰候補リスト
注目銘柄: アンジェス株式会社(4563)、株式会社モダリス(4883)、オンコセラピー・サイエンス株式会社(4564)
投資判断のポイントは需給・業績・テーマ性の3点を総合的に見極めること


















コメント