2025年6月30日(月曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。先週来、データバックアップなどに使われる高信頼性のストレージ(外部記憶装置)を手掛けるニューテック(6734)(東証スタンダード)の株価が、市場の大きな注目を集め高騰しています。この動きは、AIの普及によるデータ量の爆発的な増加や、ランサムウェアなどサイバー攻撃の脅威増大を背景に、企業の「データ保管・保護」という根源的なニーズへの再評価が始まったサインと捉えることができます。本稿では、この流れを受け、ニューテック(6734)と同様にITインフラやデータセキュリティの分野で恩恵を受けると期待されながらも、株価がまだ割安な水準にある関連のバリュー銘柄を20社、分野別に厳選してご紹介します。
免責事項: 本情報は、現時点(2025年6月28日 午前9時30分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた記述であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。また、ITハードウェア業界は技術革新が速く、競争が激しい分野です。
- ✅ ニューテック(6734)高騰の本質は、AI/ランサムウェア対策によるデータ保管・保護ニーズの再評価。
- ✅ ITインフラ・電子部品・ITサービス/セキュリティの3分野から、出遅れバリュー20銘柄を厳選。
- ✅ 短期の連想買いだけでなく、中長期の業績・配当・株主還元も併せて評価する設計。
| 分野 | 銘柄 | 主な事業内容 |
|---|---|---|
| ITインフラ・ハードウェア | アイ・オー・データ機器(6916) | 個人・SOHO向けストレージ・PC周辺機器 |
| ITインフラ・ハードウェア | メルコホールディングス(6676) | BUFFALOブランドでNAS/Wi-Fiルーター展開 |
| ITインフラ・ハードウェア | エレコム(6750) | PC・スマホ周辺機器最大手の総合プレイヤー |
| ITインフラ・ハードウェア | 沖電気工業(6703) | 通信機器・ATM・社会インフラに強み |
| ITインフラ・ハードウェア | ハイパー(3054) | PC・サーバー商社、ライフサイクル管理 |
| ITインフラ・ハードウェア | 加賀電子(8154) | 半導体・電子部品・ITソリューションの商社 |
| 電子部品・半導体 | 京セラ(6971) | セラミック・電子部品の総合メーカー |
| 電子部品・半導体 | 太陽誘電(6976) | 積層セラミックコンデンサ(MLCC)大手 |
| 電子部品・半導体 | ホシデン(6804) | コネクタ・スイッチ等の電子部品 |
| 電子部品・半導体 | 帝国通信工業(6763) | 可変抵抗器・センサー・自動車向け部品 |
| 電子部品・半導体 | 日本ケミコン(6997) | アルミ電解コンデンサ世界トップ |
| 電子部品・半導体 | 萩原電気ホールディングス(7467) | 半導体・電子部品の商社/車載に強み |
| ITサービス・セキュリティ | インターネットイニシアティブ(3774) | 法人ネット・クラウド・セキュリティ |
| ITサービス・セキュリティ | ラック(3857) | 情報セキュリティ専業の老舗 |
| ITサービス・セキュリティ | ネットワンシステムズ(7518) | ネットワークインテグレーター |
| ITサービス・セキュリティ | SRAホールディングス(3817) | 独立系ソフトウェア開発 |
| ITサービス・セキュリティ | CIJ(4826) | 独立系SIer、業務システム開発 |
| ITサービス・セキュリティ | DTS(9682) | 金融・通信向けSIer |
| ITサービス・セキュリティ | セキュアヴェイル(3042) | セキュリティ運用監視(MSS) |
| ITサービス・セキュリティ | アイ・エス・ビー(9702) | 組込み/業務系SI、防衛・公共 |
【1】ITインフラ・ハードウェア – データを支える物理的な器(6選)
- ✅ ニューテック(6734)が法人向け高信頼性ストレージならば、ここは個人・SOHO・中小企業向け周辺機器の中核プレイヤー群。
- ✅ PC/NAS/Wi-Fi/ATM等、データを物理的に支える筐体・ネットワークを持つ会社が中心。
- ✅ 指標的にはPER10倍前後・高い自己資本比率の銘柄が多く、相場急変時の下値耐性も意識できる。
ニューテック(6734)と同様、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器といった、ITインフラの根幹をなすハードウェアを提供する企業群です。データセンター更新サイクルや企業のバックアップ/BCP投資が回復する局面で、業績モメンタムが効きやすいセクターと言えます。
アイ・オー・データ機器(6916)
事業内容: PC周辺機器の大手。ハードディスク、SSD、モニター、ネットワーク機器などを手掛ける独立系メーカー。
「ニューテック」高騰との関連性: ニューテック(6734)が法人向けストレージに強い一方、同社は個人・中小企業向けのストレージ製品で高いシェアを持ちます。データ保管の重要性という共通テーマで連想が働きやすい、代表的なバリュー株です。
ザラ場で注目される背景: 企業のデータバックアップ体制強化の動きや、個人向けでの高容量SSDへの買い替え需要。
メルコホールディングス(6676)
事業内容: 「BUFFALO」ブランドでPC周辺機器を展開。外付けHDD/SSD、Wi-Fiルーター、NASなどで高いシェア。
「ニューテック」高騰との関連性: アイ・オー・データ機器(6916)と並ぶ、PC・ネットワーク周辺機器のリーダー。特に中小企業のデータ共有・バックアップで使われるNAS(ネットワーク対応HDD)は、ニューテック(6734)の事業領域とも近しい。
ザラ場で注目される背景: 中小企業のIT投資回復や、テレワーク定着による家庭・小規模オフィスのネットワーク環境強化ニーズ。
エレコム(6750)
事業内容: PC・スマートフォン周辺機器の最大手。マウス、キーボードからストレージ、ケーブルまで幅広く展開。
「ニューテック」高騰との関連性: PCやサーバー周りのあらゆるハードウェアを手掛けており、ITインフラ投資拡大の恩恵を幅広く受ける。安定した収益基盤と高いブランド力が魅力のバリュー株。
ザラ場で注目される背景: 法人向けのアクセサリー需要や、PCリプレース需要、新生活シーズン以降の継続的な周辺機器需要。
沖電気工業(6703)
事業内容: 通信機器・ATM・社会インフラに強み。EMS事業も手掛ける老舗電機メーカー。
「ニューテック」高騰との関連性: 金融・公共インフラ向けのセキュアな通信/決済機器で実績。データ保護・サイバーセキュリティをテーマに見直されやすい銘柄。
ザラ場で注目される背景: 社会インフラ更新需要、金融機関の機器更新サイクル、自治体DX関連投資の継続。
ハイパー(3054)
事業内容: 独立系のPC・サーバー商社。ライフサイクル管理サービス(LCM)を展開。
「ニューテック」高騰との関連性: 企業のIT資産を導入から廃棄まで一気通貫で支える独自ポジション。データ保管/PC更新の双方で恩恵を受けやすい。
ザラ場で注目される背景: 企業の社内インフラ刷新需要、Windows更新サイクル、リユースPC市場の拡大。
加賀電子(8154)
事業内容: 半導体・電子部品・ITソリューションの大手商社。EMS事業も手掛ける。
「ニューテック」高騰との関連性: IT機器に欠かせない部品から完成品まで幅広く扱う総合商社的ポジション。半導体不足/在庫調整局面が一巡すると業績モメンタムが回復しやすい。
ザラ場で注目される背景: 半導体在庫調整の終了、データセンター・産業向け部品需要の回復、配当性向の引き上げ。
※従来、菱洋エレクトロ(8068)が同分野の代表格として挙げられていましたが、非公開化により上場廃止となったため、本記事では同業の加賀電子(8154)を採用しています。
表:ITインフラ6銘柄の概況(イメージ)
| 銘柄 | 主戦場 | バリュエーション傾向 | 注目テーマ |
|---|---|---|---|
| アイ・オー・データ機器(6916) | 個人・SOHOストレージ | PER10倍前後・低PBR | バックアップ/高容量SSD |
| メルコホールディングス(6676) | NAS/Wi-Fi | 安定配当・キャッシュ厚め | 中小企業ネットワーク強化 |
| エレコム(6750) | PC周辺機器全般 | 安定収益・配当継続 | ITアクセサリー需要全般 |
| 沖電気工業(6703) | 通信・ATM・社会インフラ | 事業再編で利益率改善余地 | 社会インフラ更新/公共DX |
| ハイパー(3054) | PC・サーバー商社 | 小型・配当志向 | PC更新/LCM需要 |
| 加賀電子(8154) | 半導体・電子部品商社 | 増配傾向・自社株買い | 在庫調整一巡/DC向け復調 |
【2】電子部品・半導体関連 – ITハードウェアの核心(6選)
- ✅ データセンター・車載・産業機器の3軸需要に乗る部品メーカーが中心。
- ✅ MLCC・コンデンサ・コネクタ・センサなど、AI/EV/産業DXの中核部品を持つ会社群。
- ✅ シクリカルだが、足元の在庫調整一巡局面で業績反転が意識されやすい。
ITハードウェアを構成する半導体や受動部品メーカー群。AIサーバー需要の増加や、EV/車載/産業機器など半導体応用先の多様化は、こうした部品メーカーにも中期的な追い風となります。
京セラ(6971)
事業内容: セラミック・電子部品から通信機器、太陽電池まで手掛ける総合電機。
「ニューテック」高騰との関連性: ファインセラミックスや積層セラミックコンデンサなど、ITインフラ・通信機器の基幹部品を提供。データセンター需要拡大の恩恵を受けやすい代表銘柄。
ザラ場で注目される背景: 保有株評価益・自己資本厚く、株主還元強化期待。AIサーバー向け部品需要。
太陽誘電(6976)
事業内容: 積層セラミックコンデンサ(MLCC)大手。スマホ・車載・産業機器向けに展開。
「ニューテック」高騰との関連性: AI/EV/5G基地局など、半導体周辺の電子部品需要に直結。在庫調整一巡後の業績反転が意識されやすい。
ザラ場で注目される背景: 車載MLCCの伸び、データセンター向け高耐圧コンデンサ需要。
ホシデン(6804)
事業内容: コネクタ・スイッチなど接続部品が主力。ゲーム機・スマホ向けにも納入。
「ニューテック」高騰との関連性: PC/サーバー/産業機器すべてで使われる汎用接続部品を提供。需要回復局面でレバレッジが効きやすい。
ザラ場で注目される背景: 主要顧客の新製品サイクル、産業機器向け接続部品の需要回復。
帝国通信工業(6763)
事業内容: 可変抵抗器(ポット)・センサー・自動車向け部品が主力。
「ニューテック」高騰との関連性: 家電・自動車・産業機器向けの地味だが必須の部品を提供。低PBR・高自己資本比率の典型バリュー。
ザラ場で注目される背景: 国内製造業の生産正常化、車載向け部品の安定需要。
日本ケミコン(6997)
事業内容: アルミ電解コンデンサ世界トップクラス。EV・産業・通信機器向けに展開。
「ニューテック」高騰との関連性: EV/太陽光/データセンターなど、電力系インフラに必須の部品。エネルギー転換の長期トレンドに乗る存在。
ザラ場で注目される背景: EV・再エネ・産業向け大型コンデンサ需要、構造改革の進展。
萩原電気ホールディングス(7467)
事業内容: 半導体・電子部品の商社。車載・産業機器向けに強み。EMS/開発受託も。
「ニューテック」高騰との関連性: 半導体在庫調整の影響を受けやすいが、車載半導体・産業機器向けの需要回復で業績モメンタム改善が見込まれる。
ザラ場で注目される背景: 車載半導体需要、ADAS関連製品、ROE改善・自社株買いの可能性。
表:電子部品・半導体関連6銘柄の業績ドライバー
| 銘柄 | 主力部品 | 主要応用先 | 中期テーマ |
|---|---|---|---|
| 京セラ(6971) | セラミック部品・通信機器 | AIサーバー・スマホ・通信 | 保有株含み益・株主還元 |
| 太陽誘電(6976) | MLCC | 車載・スマホ・産業 | 車載・AI向け高機能MLCC |
| ホシデン(6804) | コネクタ・スイッチ | ゲーム・スマホ・産業 | 主要顧客新製品サイクル |
| 帝国通信工業(6763) | 可変抵抗器・センサ | 家電・自動車・産業 | 国内製造業の正常化 |
| 日本ケミコン(6997) | アルミ電解コンデンサ | EV・産業・通信 | EV/再エネ/DC向け需要 |
| 萩原電気ホールディングス(7467) | 半導体・電子部品商社 | 車載・産業機器 | ADAS・車載半導体回復 |
【3】ITサービス・セキュリティ – データ活用の「守り」と「攻め」(8選)
- ✅ データを守る側のセキュリティ専業と、活用する側の独立系SIerを並べて比較。
- ✅ クラウド/ゼロトラスト/生成AIガバナンスは法人ITの3大テーマ。
- ✅ 多くがストック型ビジネスで、業績の振れ幅が小さく、長期保有との相性も良い。
ITハードウェアと両輪となる、データを守り、活用するためのITサービス・サイバーセキュリティ企業群です。リカーリング売上比率が高く、景気感応度が比較的低いのもこのカテゴリの強みと言えます。
インターネットイニシアティブ(IIJ)(3774)
事業内容: 法人向けインターネット接続・クラウド・セキュリティサービスの大手。
「ニューテック」高騰との関連性: 企業のデータをクラウドに上げる場面、安全に通信する場面の両方で関与。ゼロトラスト/SASEトレンドの中心プレイヤー。
ザラ場で注目される背景: 法人クラウド需要、官公庁IT需要、セキュリティ需要の継続成長。
ラック(3857)
事業内容: 情報セキュリティ専業の老舗。SOC運用、フォレンジック、コンサルティングが強み。
「ニューテック」高騰との関連性: ニューテック(6734)高騰の背景にあるランサムウェア/サイバー攻撃対策でど真ん中の銘柄。
ザラ場で注目される背景: ランサムウェア・サイバー攻撃の増加、官民のセキュリティ予算拡大。
ネットワンシステムズ(7518)
事業内容: 独立系のネットワーク・インテグレーター。シスコ系製品に強み。
「ニューテック」高騰との関連性: 企業のネットワーク・データセンター更新で必ず関与する立場。AI/クラウド連携の社内インフラ更新で恩恵。
ザラ場で注目される背景: 法人ネットワーク更新需要、教育・自治体ネットワーク案件、構造改革進捗。
SRAホールディングス(3817)
事業内容: 独立系のソフトウェア開発・クラウドサービス。中堅ながら高ROE。
「ニューテック」高騰との関連性: 金融・公共・製造の業務システム開発で地に足の付いた成長。配当利回り・株主還元も評価ポイント。
ザラ場で注目される背景: 金融・公共向けシステム更新、人材紹介・派遣事業のオプショナル成長。
CIJ(4826)
事業内容: 独立系のシステムインテグレーター。組込み・通信・金融システムに強み。
「ニューテック」高騰との関連性: IT人材不足の中、中堅独立系SIerの需要は底堅い。低PBR・高配当のバリュー特性。
ザラ場で注目される背景: 5G/組込み案件、金融機関のシステム更新、株主還元強化。
DTS(9682)
事業内容: 金融・通信向けシステム開発・運用に強みを持つ独立系SIer。
「ニューテック」高騰との関連性: 金融機関の勘定系・周辺系システム更新、運用受託の安定収益。配当性向引き上げで評価が進みやすい。
ザラ場で注目される背景: 金融機関システム更新、人材投資の成果、株主還元強化。
セキュアヴェイル(3042)
事業内容: セキュリティ運用監視(MSS)専業の中小型株。
「ニューテック」高騰との関連性: 24時間365日の監視サービスはストック型で景気依存度が低く、サイバー攻撃が増えるほど追い風。
ザラ場で注目される背景: 中小企業のSOC外注ニーズ、SaaS型監視サービスの拡大。
アイ・エス・ビー(9702)
事業内容: 組込み/業務系SI。防衛・公共・通信向けに強み。
「ニューテック」高騰との関連性: 国家安全保障・防衛・公共領域におけるセキュアシステムの比重が高く、地政学リスクの高まりで注目されやすい。
ザラ場で注目される背景: 防衛・公共IT需要、ストック型業務の積み上がり、配当引き上げ。
表:ITサービス・セキュリティ8銘柄の事業特性
| 銘柄 | 事業タイプ | 主要顧客 | バリュー視点の見どころ |
|---|---|---|---|
| インターネットイニシアティブ(3774) | クラウド・セキュリティ | 大手法人・公共 | 安定成長+ゼロトラスト中核 |
| ラック(3857) | セキュリティ専業 | 大企業・政府機関 | インシデント増で恩恵直撃 |
| ネットワンシステムズ(7518) | ネットワークSI | 大手法人・自治体 | 構造改革・配当復活余地 |
| SRAホールディングス(3817) | 独立系ソフト開発 | 金融・公共・製造 | 高ROE・株主還元志向 |
| CIJ(4826) | 独立系SI | 通信・金融 | 低PBR・配当成長 |
| DTS(9682) | 金融・通信SI | 銀行・通信キャリア | ストック収益・株主還元 |
| セキュアヴェイル(3042) | MSS(運用監視) | 中堅・中小企業 | ストック型成長 |
| アイ・エス・ビー(9702) | 組込み/業務SI | 防衛・公共・通信 | 地政学テーマ |
【4】20銘柄のリスクマトリクス – どこに気を付けて買うか
- ✅ ハードウェア群は需給・在庫サイクルの影響が大きい。
- ✅ 部品・半導体群は為替・輸出・大手顧客依存リスク。
- ✅ サービス群は人材確保・大型案件依存・労務コスト。
| 分野 | 主なリスク | 影響の出方 | モニター指標 |
|---|---|---|---|
| ITインフラ・ハードウェア | 需給・在庫サイクル/価格競争 | 営業利益率の変動 | 在庫日数・売上総利益率 |
| 電子部品・半導体 | 為替・大手顧客依存・シリコンサイクル | 受注変動・為替差損益 | 受注残・MLCC等の在庫水準 |
| ITサービス・セキュリティ | 人材確保コスト/大型案件停滞 | 労務費上昇・売上ストック | 採用人数・1人当たり売上高 |
| 共通リスク | 需給急変・テーマ一巡 | 株価ボラ拡大 | 出来高・25日移動平均乖離率 |
表:テーマ別マッピング(どの銘柄がどのテーマに刺さるか)
| テーマ | 代表銘柄 | 中期ドライバー |
|---|---|---|
| AIサーバー需要 | 京セラ(6971) / 太陽誘電(6976) / 日本ケミコン(6997) | AI/HPC向け部品需要拡大 |
| データセンター更新 | インターネットイニシアティブ(3774) / ネットワンシステムズ(7518) / 加賀電子(8154) | 法人クラウド・社内DC更新 |
| ランサムウェア対策 | ラック(3857) / セキュアヴェイル(3042) / アイ・エス・ビー(9702) | SOC・MSS・公共セキュリティ |
| PC・周辺機器更新 | アイ・オー・データ機器(6916) / メルコホールディングス(6676) / エレコム(6750) | Windows更新・SSD/NAS需要 |
| 車載・産業半導体 | 太陽誘電(6976) / 日本ケミコン(6997) / 萩原電気ホールディングス(7467) | EV・ADAS・産業機器 |
| 社会インフラDX | 沖電気工業(6703) / ハイパー(3054) / SRAホールディングス(3817) | 官公庁・自治体・金融 |
【5】「ニューテック連想銘柄」を組み入れる際の投資戦略
- ✅ 3分野バランス型:インフラ/部品/サービスを2:2:2程度で持つ。
- ✅ コア+サテライト型:京セラ・IIJなどコア銘柄を厚めに、中小型はサテライト。
- ✅ 配当・株主還元重視型:高自己資本比率・低PBR銘柄を中心に組む。
| 戦略 | 想定スタイル | 推奨銘柄イメージ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 連想買い短期型 | デイ〜スイング | アイ・オー・データ機器(6916) / メルコホールディングス(6676) / ラック(3857) | 出来高・需給急変リスク |
| 中期バリュー型 | 6か月〜1年 | 日本ケミコン(6997) / インターネットイニシアティブ(3774) / 加賀電子(8154) | 業績モメンタム確認 |
| 長期インフラ型 | 1〜3年 | 京セラ(6971) / エレコム(6750) / DTS(9682) | 景気・為替・人件費 |
| 高配当・株主還元型 | 配当重視 | 帝国通信工業(6763) / CIJ(4826) / アイ・エス・ビー(9702) | 出来高薄に注意 |
表:株主還元×財務体質サマリー
| タイプ | 該当銘柄 | 特徴 |
|---|---|---|
| 高自己資本比率・低PBR型 | アイ・オー・データ機器(6916) / メルコホールディングス(6676) / 帝国通信工業(6763) / CIJ(4826) | 財務に余裕、自社株買い余地あり |
| 安定配当・株主還元継続型 | 京セラ(6971) / エレコム(6750) / DTS(9682) / アイ・エス・ビー(9702) | 配当性向30〜50%でキャッシュ重視 |
| 成長投資×ROE改善期待型 | インターネットイニシアティブ(3774) / SRAホールディングス(3817) / 加賀電子(8154) | 事業ポートフォリオ拡大とROE向上 |
| 業績反転+増配期待型 | 太陽誘電(6976) / 日本ケミコン(6997) / 萩原電気ホールディングス(7467) | シクリカル底入れ+還元強化 |
| テーマ収益×ストック型 | ラック(3857) / セキュアヴェイル(3042) / ネットワンシステムズ(7518) | セキュリティ・運用監視の積上げ |
【6】投資判断にあたっての注意点
- ✅ PBR・PER・配当利回りは最低限確認する。
- ✅ 出来高・流動性が薄い銘柄は、エントリー/エグジットの板を見ながら。
- ✅ テーマ株は一巡後の急落に注意。利確ルールを先に決める。
本記事でご紹介した20銘柄はあくまで情報提供を目的とした例示です。実際の投資判断にあたっては、最新の決算短信・適時開示・四季報・株主通信などを必ずご確認ください。特に出来高の小さい中小型株については、想定外の値動きがあり得る点に十分ご注意ください。
【7】よくある質問(FAQ)
- ✅ ニューテック高騰の本質は何か?
- ✅ なぜ「バリュー株」と組み合わせるのか?
- ✅ 実際にどう銘柄を絞り込むか?
Q1. なぜニューテック(6734)の高騰が、他のIT関連株への連想買いにつながるのですか?
A. AIによるデータ量増加とランサムウェアなどサイバー攻撃の脅威が背景にあるためです。これはニューテック(6734)固有のテーマではなく、データ保管・保護を扱うすべてのIT企業に共通する追い風であるため、関連銘柄に資金が広がりやすくなります。
Q2. 「バリュー株」とはどのような株ですか?
A. PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)が低く、配当利回りや自己資本比率が高い、すなわち企業価値に対して株価が割安と判断される株式を指します。本記事では、ITテーマと割安性の両立を意識して銘柄を選んでいます。
Q3. 20銘柄の中から、初心者はどれを選べばよいですか?
A. 一般論としては、時価総額の大きい京セラ(6971)、太陽誘電(6976)、インターネットイニシアティブ(3774)など、流動性が高く情報も多い銘柄から検討するのが分かりやすいです。中小型株は値動きが大きいので、十分慣れてから少額で検討するのをおすすめします。
Q4. テーマ株なので、すぐ天井になってしまうのでは?
A. その懸念は妥当です。連想買いの初動から数日〜数週間は短期需給で動くケースが多いです。中長期で持つ場合は、テーマだけでなく業績・株主還元・財務を必ず確認し、割高な水準で飛び乗らない、利確ラインを事前に決めておく等のルール化が重要です。
Q5. ITインフラ系のリスクは何が一番大きいですか?
A. 短期では在庫調整・価格競争、中期では半導体サイクル・大手顧客の設備投資の波、長期では人材獲得コストとAI活用度が大きな差を生みます。銘柄ごとに「どのリスクに最も影響を受けやすいか」を整理しておくと、悪材料が出たときの対応がブレません。
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免責事項
本記事は情報提供のみを目的としたものであり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。記載内容は執筆時点の情報に基づくため、最新の業績・株価・適時開示は必ずご自身でご確認ください。投資判断は最終的にご自身の責任で行ってください。


















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