デザインツールのFigma、IPOを申請で連想高騰するバリュー銘柄20選

2025年7月3日(木曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 昨晩、世界的なクラウド型デザインツール大手「Figma」が、米国市場でIPO(新規株式公開)を申請したとのニュースが駆け巡りました。この大型IPOは、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支えるSaaSプラットフォームや、デジタルコンテンツを制作する「クリエイターエコノミー」の価値を改めて浮き彫りにするものです。 本日は、この流れを受け、Figmaのような成長期待の高いグロース株だけでなく、同じエコシステムの中で事業を展開しながらも、株価がまだ割安な水準にある関連のバリュー銘柄に連想買いが向かう可能性を考え、注目すべき20社を分野別に厳選してご紹介いたします。

免責事項: 本情報は、現時点(2025年7月3日 午前5時20分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。また、ソフトウェア・ITサービス業界は競争が激しい分野です。


目次

【1】クリエイター支援・コンテンツ制作 (5選)

Figmaと同様、デザイナーやエンジニアといったクリエイターの活動を支えるツールやプラットフォームを提供する企業群。

株式会社セルシス (3663)

  • 事業内容: イラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」を開発・提供。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: FigmaがUI/UXデザインの分野をリードするなら、同社はイラストやマンガ制作という分野で世界中のクリエイターから絶大な支持を得ています。「クリエイターエコノミー」の拡大という共通のテーマで、そのプラットフォーム価値が見直される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 「CLIP STUDIO PAINT」の海外ユーザー数の飛躍的な増加や、新たなAI機能の搭載。

株式会社IMAGICA GROUP (6879)

  • 事業内容: 映画やテレビ番組のポストプロダクション(編集、CG、音響効果など)大手。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 高品質な映像コンテンツ制作に不可欠な存在。Figmaのようなデザインツールで制作されたアセットを、実際の映像作品に仕上げる工程を担います。PBR1倍割れと割安です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内外の大型映像作品のエンドロールに同社名がクレジットされるなど、その技術力が可視化された場合。

株式会社クリーク・アンド・リバー社 (4763)

  • 事業内容: 映像、Web、広告、ゲームなどのクリエイター専門の人材エージェンシー。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: Figmaを使いこなすWebデザイナーやUI/UXデザイナーといった、専門性の高いクリエイターを企業に供給。デジタルクリエイティブ業界の「人」のインフラを支えるバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): クリエイティブ業界の人材不足が深刻化し、専門エージェントの価値が高まる。

株式会社ブロードメディア (4347)

  • 事業内容: 映像配信技術、クラウドゲーム、コンテンツ配信などを手掛ける。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 制作されたデジタルコンテンツを、ユーザーに届ける配信技術で貢献。PBR1倍割れ。eスポーツやクラウドゲームといった成長分野での活躍が期待されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 同社のクラウドゲーム技術が、大手ゲーム会社の新たなタイトルに採用された場合。

株式会社アスカネット (2438)

  • 事業内容: 空中に映像を結像させる「ASKA3Dプレート」の開発・製造、フォトブック事業など。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: FigmaでデザインされたUIなどを、空中に浮かび上がらせる未来のインターフェース技術。サイネージや車載、医療分野などへの応用が期待されるユニークな技術を持つバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 同社の空中結像プレートが、大手メーカーの製品や、公共施設の案内に採用されたとのニュース。


【2】B2B SaaS・ソフトウェア – 企業のDXを支える (6選)

Figmaと同様、企業の業務効率化や生産性向上に貢献する、SaaSやソフトウェアを提供する割安な企業群。

株式会社オービックビジネスコンサルタント (OBC) (4733)

  • 事業内容: 中小企業向けERPソフト「勘定奉行」を提供。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: Figmaがデザイン業務を効率化するなら、同社は会計・経理という企業の基幹業務をSaaSで効率化します。安定した収益基盤を持つ、B2B SaaSの代表的なバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): インボイス制度や電子帳簿保存法への対応で、中小企業の会計システムの更新需要が継続。

ラクスル株式会社 (4384)

  • 事業内容: 印刷、広告、物流のシェアリングプラットフォームを運営。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: Figmaで作成されたデザインを、実際に印刷物にする際に、同社のプラットフォームが活用されます。中小企業のマーケティング活動を効率化・低コスト化する点で、Figmaの思想と通じます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 中小企業のDX投資や、アウトソーシング需要の高まりを示す調査結果。

株式会社ラック (3857)

  • 事業内容: サイバーセキュリティ診断・監視・対策サービス(JSOC)、システムインテグレーションなどを提供。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: Figmaのようなクラウドサービスを企業が安心して利用するためには、強固なセキュリティが不可欠。企業のDXを「守り」の面から支える、割安なセキュリティ関連株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 大手企業を狙った大規模なサイバー攻撃のニュースや、セキュリティ対策の義務化。

株式会社データ・アプリケーション (3848)

  • 事業内容: 企業間電子データ交換(EDI)のためのソフトウェア「ACMSシリーズ」を開発。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 企業のサプライチェーンを支える基幹システムを提供。安定した収益基盤を持つ、典型的な隠れた優良バリュー株として、DXテーマの中で見直される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): サプライチェーン全体のDX化や、トレーサビリティ確保に向けたEDIの重要性が再認識される。

株式会社ソリトンシステムズ (3040)

  • 事業内容: ITセキュリティ製品・サービス、及び映像コミュニケーションシステムなどを開発。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 企業のDX化に不可欠なサイバーセキュリティ分野で、独自の認証技術やリモートアクセス製品を提供。安定した需要が見込めるバリュー株として注目されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のゼロトラストセキュリティへの移行加速。

株式会社CIJ (4826)

  • 事業内容: ヘルスケア分野を含む多様な業種へのシステム開発で実績を持つ独立系SIer。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: Webマーケティングシステムと、企業の基幹システムを連携させるなど、複雑なシステムインテグレーションで活躍。安定した財務基盤を持つ割安株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のIT投資意欲の回復を示す経済指標。


【3】Web・システム開発 – デザインを「形」にする (5選)

Figmaで制作されたデザインを、実際のWebサイトやアプリケーションとして構築する、割安なSIer企業群。

SCSK株式会社 (9719)

  • 事業内容: システム開発、ITインフラ構築、BPOサービスなどを幅広く提供。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 企業のWebサイトや業務システムの構築・運用で豊富な実績。FigmaでデザインされたUI/UXを、堅牢なシステムとして実装する役割を担います。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のIT投資の回復や、基幹システムの刷新プロジェクトの増加。

TIS株式会社 (3626)

  • 事業内容: 金融・決済分野のシステム開発に強みを持つ大手SIer。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: クレジットカードの決済画面など、高いデザイン性とセキュリティが求められるWebシステムの構築で高い実績。金融DXを支えるバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): キャッシュレス決済の普及や、新たな金融サービスのオンライン展開。

株式会社DTS (9682)

  • 事業内容: 金融・通信向けを主力とする独立系大手SIer。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 大規模で複雑なWebシステムの構築・運用ノウハウは、企業のデジタル戦略に不可欠。PBR1倍台前半と、大手SIerの中では比較的割安感があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 金融機関におけるシステム投資の回復や、通信業界の設備投資再開。

株式会社ニーズウェル (3992)

  • 事業内容: 金融機関向けのシステム開発などを手掛ける独立系SIer。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: フィンテック関連のWebアプリケーション開発で実績。割安な株価が見直される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 新たな決済サービスの登場や、同社が開発に携わる金融システムの大型案件受注。

株式会社アイ・エス・ビー (9702)

  • 事業内容: モバイル・ネットワーク関連のソフトウェア開発、システムインテグレーションなどを展開。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 企業のモバイルアプリ開発で高い技術力。Figmaでデザインされたアプリを、高品質なソフトウェアとして実装します。割安なバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 5G/6Gといった次世代通信網の普及や、企業のモバイル活用戦略の本格化。


【4】その他(オフィス環境・人材)(4選)

株式会社イトーキ (7972)

  • 事業内容: オフィス家具、公共施設用家具、設備機器などの製造・販売。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: Figmaのようなコラボレーションツールが普及する中で、リアルなオフィス空間も、協業を促すデザインやレイアウトが求められます。同社はそのような新しいオフィス環境を提案します。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業の「ウェルビーイング経営」への関心が高まり、従業員の働きやすさを向上させるオフィス環境への投資が活発化。

株式会社オカムラ (7994)

  • 事業内容: オフィス家具で国内トップクラス。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: イトーキと同様、デジタルでの協業と、リアルな場での協業を融合させた「ハイブリッドワーク」環境の構築を支援。PBR1倍近辺のバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): フリーアドレスなど、新しい働き方に合わせたオフィス家具の新製品がヒット。

TOPPANホールディングス株式会社(旧:凸版印刷) (7911)

  • 事業内容: 総合印刷に加え、企業のDX支援、マーケティング支援などを展開。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: 企業のマーケティング活動を、デジタルからリアルまでトータルで支援。Figmaで制作されたデザインを活用した、Webサイト構築や販促物制作で貢献します。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のDX投資拡大や、半導体関連事業の好調。

大日本印刷株式会社 (7912)

  • 事業内容: 凸版印刷と並ぶ総合印刷大手。BPO、情報セキュリティなども強化。

  • 「Figma IPO」で注目する理由: PBR1倍割れ。企業のデジタルマーケティングや顧客コミュニケーションを幅広く支援。その総合力が、DX時代に再評価される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業のノンコア業務のアウトソーシング化の流れが加速。

投資判断にあたっての注意点

上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「Figma IPO申請」をきっかけとしたクリエイティブ・DX分野への関心の高まりの中で、連想買いが期待されるバリュー株です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇することを保証するものではありません。連想買いは短期的な需給で株価が大きく動く一方、その熱が冷めると急速に株価が下落するリスクもあります。

市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。

免責事項

本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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