オービックビジネスコンサルタント(4733)の躍進に学ぶ!今、仕込むべき「高収益・高付加価値型」バリュー銘柄30選

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目次

オービックビジネスコンサルタント(4733)の躍進が示すバリュー投資の本質

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OBC(4733)の株価がジリジリ上昇していますが、この動きから「次に来るバリュー株」を読み解くって、どういうことですか?
✅ この章の要点
奉行シリーズを擁するOBC(4733)は、営業利益率40%超の高収益モデルを確立
パッケージソフトから奉行クラウド(SaaS)への転換が株価上昇の最大の触媒
同社の特徴を5つの軸で分解すれば、市場に眠る「次のOBC候補」を見つける視点が得られる

東京株式市場でオービックビジネスコンサルタント(4733)の株価が、力強い上昇トレンドを描いています。「勘定奉行におまかせあれ」のフレーズで知られる同社は、会計・人事・給与計算などの基幹業務向けソフトウェア「奉行シリーズ」で、日本の中堅・中小企業(SME)市場において圧倒的なシェアを誇るニッチトップ企業です。ここで重要なのは、株価上昇の背景に「単発の好材料」ではなく、構造的な収益力の高さと事業モデルの強さがある、という点です。

第一の追い風は企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)加速です。バックオフィス業務の効率化は中小企業にとって不可欠であり、同社のクラウドサービス「奉行クラウド」への移行は極めて順調に進んでいます。これにより従来の売り切り型ライセンスから、継続的に収益が積み上がるSaaS型へとビジネスモデルが転換し、収益の質が劇的に向上しました。

第二の強みは、その結果生まれる驚異的な高収益性です。営業利益率は40%超と、国内ソフトウェア企業として最高水準にあります。これは強力なブランド力と、顧客業務に深く根差したスイッチングコストの高さ、すなわち「一度導入すると他社製品に乗り換えにくい」というビジネスモデルの強さに支えられています。

OBC(4733)の企業概要

項目 内容
企業名株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)
証券コード4733(東証スタンダード)
主力製品奉行シリーズ/奉行クラウド
事業セグメント業務ソフトウェア/クラウドサービス
主要顧客中堅・中小企業(SME)
特徴高ブランド力・高スイッチングコスト・SaaS転換成功

OBCの主要KPI(収益性・財務指標)

指標 水準 特徴
営業利益率40%超国内ソフトウェア企業として最高水準
自己資本比率90%超無借金経営・盤石な財務基盤
クラウド売上比率急拡大中ストック収益型ビジネスへの移行が加速
ROE約15%高い資本効率を維持
奉行シリーズ累計導入70万社超国内SME向けで圧倒的シェア

OBCの事業ポートフォリオ

事業の柱 概要 成長性
パッケージソフト「奉行シリーズ」財務会計・人事給与・販売管理など中小企業向け基幹業務既存顧客の更新が中心。安定収益源
クラウドサービス「奉行クラウド」同シリーズのSaaS版。月額課金で導入企業急拡大高成長領域。中期的な利益成長エンジン
サポート・保守導入企業向けのアフターサービスとアップグレード高粗利のストック収益
パートナー販売大塚商会(4768)などSIerとの強固な販売網国内中小市場でのシェア維持に寄与

なぜ「ニッチトップ・高収益」企業が今、再評価されるのか

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OBCのような企業の共通項を抽出すれば、似たプロファイルを持つ「未発掘のバリュー株」を体系的に探せるんですね。
✅ この章の要点
ニッチトップは価格決定力と高利益率の源泉
ストック型ビジネスは景気変動に強く、PER・PBRの安定化に寄与
中小企業DXという政策テーマが、関連銘柄群を構造的に押し上げている

ここ数年、東京市場では大型グロース株への一極集中の反動として、高収益・好財務のバリュー銘柄にじわりと資金が回り始めています。特にOBC(4733)に代表される「ニッチトップ × ストック型 × 高ROE」という三条件を満たす企業群は、機関投資家の中長期ポートフォリオのコア候補として急速に注目度を高めています。

背景には、人手不足人件費高騰を起点とした、中小企業のソフトウェア・自動化投資の構造的な拡大があります。これはDX関連企業にとって、一過性のテーマではなく、向こう10年単位で続く需要のメガトレンドです。

OBC型バリュー株のスクリーニング基準

スクリーニング軸 基準 確認ポイント
収益性営業利益率10%以上過去5期で安定した高収益を維持
財務健全性自己資本比率50%超無借金または実質無借金
事業の堅牢性ニッチトップ/高シェア参入障壁・スイッチングコストの高さ
ストック収益継続課金モデルありSaaS/保守/会員費の比率
バリュエーションPER/PBR割安水準市場平均・同業比較
株主還元配当性向30%以上安定配当または増配傾向

OBC型銘柄群を支える主要な成長ドライバー

成長ドライバー 中身 恩恵を受ける主な銘柄
SaaS/クラウド転換継続課金モデル化による収益安定・LTV拡大473399289629
中小企業DX省力化/業務効率化への政策的後押し476823179719
電子帳簿・インボイス法改正起点のシステム入替需要473399289746
事業承継・M&A後継者不足を背景にした仲介需要拡大21279658
EC・キャッシュレス決済件数の構造的増加37693834
医療・介護高齢化を背景にした人材・情報インフラ需要21754348

OBCと割安候補のバリュエーション比較イメージ

比較軸 OBC(4733) 割安候補(例) 投資妙味
利益率非常に高い中~高改善余地が株価上昇に直結
PER高水準割安水準が多いバリュエーション・キャッチアップ余地
PBR2倍超1倍前後の銘柄が多い資本効率改善でPBR上昇期待
配当利回り低~中中~高水準も多いインカム+値上がり益のハイブリッド
時価総額大型中・小型多数機関投資家未発掘の余地

注意すべきリスクマトリクス

リスク区分 影響度 発生確率 想定される事象
マクロ景気中小企業のIT投資抑制/設備投資縮小
競争環境海外SaaS企業の参入・価格競争激化
人材確保エンジニア不足・人件費高騰
為替変動低~中輸出企業の業績変動/海外ロイヤリティ影響
技術トレンドAI/クラウド/生成AIへの対応遅れ
規制・税制低~中電子帳簿保存法・インボイス等の制度変更

厳選30銘柄をカテゴリ別に俯瞰する

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30銘柄を一気に並べる前に、まずは大きなカテゴリ別に整理して頭に入れたいです。
✅ カテゴリ分類のポイント
ソフトウェア・SIer系:奉行ライクな業務ソフト+DX支援
BtoB高収益サービス系:ニッチ市場の独占型プラットフォーマー
ものづくり・インフラ系:高シェア機器とディフェンシブな安定収益

OBC(4733)と地続きで連想しやすい、同じ「ニッチトップ × 高収益」プロファイルを持つ銘柄を、まずは大きなカテゴリで分けて俯瞰します。

① ソフトウェア・SIer系(奉行に近いプロファイル)

コード 企業名 テーマ
9928株式会社ミロク情報サービス会計ソフトのもう一つの雄
4768株式会社大塚商会中小企業IT化の総合商社
9746株式会社TKC会計・税務システムの絶対的権威
9759株式会社NSD独立系SIerの優等生、無借金経営
6947図研株式会社CADソフトの隠れた巨人
9629株式会社ピー・シー・エー中小企業向け業務ソフトの古豪
3626TIS株式会社金融・決済に強みを持つ大手SIer
3646株式会社ダイワコンピュータ建設業界特化の業務ソフト
9682株式会社DTS独立系SIerの雄、金融・公共に強み
9719SCSK株式会社住友商事グループの中核SIer
4789日本電子計算株式会社文書情報管理とITソリューション
9702株式会社アイ・エス・ビーコールセンター向けソフトで首位
3697株式会社SHIFTシステムテスト・品質保証の専門企業
2317株式会社システナ企業のIT課題をワンストップで解決

② BtoB高収益サービス・プラットフォーム系

コード 企業名 テーマ
4732株式会社USS中古車オークションのプラットフォーマー
8060キヤノンマーケティングジャパン株式会社高収益なドキュメント・ソリューション
2127株式会社日本M&Aセンターホールディングス日本最大のM&A仲介会社
4704トレンドマイクロ株式会社セキュリティソフトの世界的企業
2175株式会社エス・エム・エス医療・介護情報のプラットフォーマー
4666パーク24株式会社時間貸駐車場「Times」の巨人
9658株式会社ビジネスブレイン太田昭和経営・会計コンサルとITの融合
3769GMOペイメントゲートウェイ株式会社EC決済のインフラを担う
3834株式会社朝日ネット独立ISPの草分け、安定収益
4348インフォコム株式会社電子コミックと医療情報の二本柱
9728日本管財ホールディングス株式会社ファシリティ管理のニッチトップ
4321ケネディクス株式会社独立系不動産AMのトップランナー

③ ものづくり・インフラ系(ディフェンシブ)

コード 企業名 テーマ
7701株式会社島津製作所食の安全を支える分析・検査機器
6508株式会社安川電機CAD/CAMソフトの世界的メーカー
7723愛知時計電機株式会社ガス・水道メーターの最大手
5334日本特殊陶業株式会社半導体製造装置向けセラミックス部品

厳選30銘柄を一社ずつ徹底解剖

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ここからは1社1社を、事業内容・注目理由・沿革・リスクの4軸で見ていきます。気になる銘柄からチェックしてください。
✅ 読み方のコツ
各銘柄の注目理由とOBCとのプロファイル類似度を意識して読む
リスク要因は必ずチェックし、ポートフォリオでの分散余地を確認する
コードをクリックすると、当サイトの個別銘柄ページに直接ジャンプできる

1. 【会計ソフトのもう一つの雄】株式会社ミロク情報サービス(9928

証券コード9928(東証)
企業名株式会社ミロク情報サービス
投資テーマ会計ソフトのもう一つの雄

◎ 事業内容:会計事務所およびその顧問先である中堅・中小企業向けに、業務用アプリケーション(会計・税務・給与など)を開発・販売。OBCの最大のライバルの一社。

注目理由OBCと事業領域が完全に競合しており、連想が最も働きやすい銘柄です。特に、全国の会計事務所との強固なネットワークが最大の強み。顧問先企業へ会計事務所経由でシステムが導入されるため、安定した顧客基盤を築いています。OBC同様にクラウドシフトを推進しており、今後の収益性向上が期待されます。OBCに比べてPER、PBRともに割安な水準にあり、見直し買いのポテンシャルを秘めています。

◎ 企業沿革・最近の動向:1977年設立。オフコンの販売から始まり、会計事務所向け市場を開拓。近年は、クラウド製品「MJS Cloud」シリーズの拡販や、FinTech、AIを活用した新サービスの開発に注力しています。

◎ リスク要因:会計事務所の世代交代や中小企業数の減少。新規参入のクラウド会計ソフトとの競争激化。

2. 【中小企業IT化の総合商社】株式会社大塚商会(4768

証券コード4768(東証)
企業名株式会社大塚商会
投資テーマ中小企業IT化の総合商社

◎ 事業内容:パソコンや複合機、サーバーなどの販売から、システムの受託開発、業務ソフト「SMILE」シリーズの提供、オフィス用品通販「たのめーる」まで、中小企業のIT関連をワンストップで支援。

注目理由OBCの「奉行シリーズ」の最有力販売パートナーの一つであり、中小企業のDX化という同じテーマを共有しています。OBCがソフトウェアメーカーであるのに対し、大塚商会は顧客のあらゆるニーズに応える「実践部隊」です。特定の製品に縛られず、顧客に最適なソリューションを提供できることが強み。ストック型ビジネス(保守サービスやたのめーる)の比率が高く、業績が安定している点も魅力です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1961年創業。複写機の販売からスタートし、時代のニーズに合わせて取り扱い商材を拡大。「お客様の困りごとを解決する」という姿勢で、中小企業からの絶大な信頼を勝ち取っています。

◎ リスク要因:景気後退による中小企業のIT投資抑制。ハードウェア販売における価格競争の激化。

3. 【会計・税務システムの絶対的権威】株式会社TKC(9746

証券コード9746(東証)
企業名株式会社TKC
投資テーマ会計・税務システムの絶対的権威

◎ 事業内容:会計事務所と地方公共団体の2大分野に特化した情報サービス企業。「TASKクラウド」は全国の市区町村の半数以上で導入。会計事務所向けシステムでも圧倒的なシェアを誇る。

注目理由OBCが主に一般企業をターゲットとするのに対し、TKCは会計のプロである会計事務所と、公共分野という極めて参入障壁の高い市場を独占しています。顧客の業務プロセスに深く浸透しており、スイッチングコストはOBC以上とも言われます。極めて安定した収益構造を持つディフェンシブ銘柄でありながら、着実な成長を続けています。

◎ 企業沿革・最近の動向:1966年、「栃木県計算センター」として創業。一貫して会計事務所と地方公共団体のIT化を支援。近年は、マイナンバー制度への対応や、サイバーセキュリティ、DX支援サービスを強化しています。

◎ リスク要因:顧客基盤が成熟しており、爆発的な成長は見込みにくい。地方公共団体の予算削減圧力。

4. 【独立系SIerの優等生、無借金経営】株式会社NSD(9759

証券コード9759(東証)
企業名株式会社NSD
投資テーマ独立系SIerの優等生、無借金経営

◎ 事業内容:金融、製造、通信など幅広い業種向けにソフトウェア開発やシステム運用を手掛ける独立系システムインテグレーター(SIer)。堅実な無借金経営で知られる。

注目理由OBCがパッケージソフトの会社であるのに対し、NSDはオーダーメイドのシステム開発が主力ですが、「高収益・好財務」という点で共通しています。高い技術力を持つエンジニアを多数抱え、顧客との長期的な信頼関係を構築。ソフトウェアという無形資産を扱うビジネスの本質を理解し、安定した成長を実現しています。高配当利回りであり、バリュー株としての魅力も高いです。

◎ 企業沿革・最近の動向:1969年設立。特定のメーカー系列に属さない独立系として、柔軟なシステム提案で成長。近年は、AI、IoT、クラウドといった先端技術分野の人材育成とソリューション提供を強化しています。

◎ リスク要因:IT業界全般の人材不足と人件費の高騰。景気変動に伴う企業のIT投資意欲の減退。

5. 【CADソフトの隠れた巨人】図研株式会社(6947

証券コード6947(東証)
企業名図研株式会社
投資テーマCADソフトの隠れた巨人

◎ 事業内容:エレクトロニクス製品の設計に不可欠なEDA(電子設計自動化)ツール、いわゆるプリント基板設計用のCADソフトウェアで世界トップクラスのシェアを誇る。

注目理由OBCが会計というバックオフィス業務のインフラを押さえているように、図研は「電子機器の設計」という製造業の根幹をソフトウェアで支えています。自動車の電装化や5G、IoTの進展に伴い、電子回路設計はますます複雑化しており、同社のソフトウェアの重要性は高まる一方です。世界的なニッチトップ企業であり、高い利益率を誇る点でOBCと共通します。

◎ 企業沿革・最近の動向:1976年設立。国産初のプリント基板設計CADシステムを開発。現在は、製品ライフサイクル全体を管理するPLMソリューションへと事業領域を拡大しています。

◎ リスク要因:エレクトロニクス業界の設備投資動向に業績が左右される。海外の競合メーカーとの開発競争。

6. 【中小企業向け業務ソフトの古豪】株式会社ピー・シー・エー(9629

証券コード9629(東証)
企業名株式会社ピー・シー・エー
投資テーマ中小企業向け業務ソフトの古豪

◎ 事業内容:「PCA会計」や「PCA給与」など、中小企業向けの基幹業務パッケージソフトを開発・販売。OBCやMJSと並ぶ、この分野の主要プレイヤーの一角。

注目理由OBCの直接的な競合であり、事業モデルが非常に似ています。全国の販売パートナーや会計事務所との連携で事業を拡大してきました。OBC同様にクラウド製品へのシフトを急いでおり、その進捗が今後の成長の鍵を握ります。OBCに比べて事業規模や知名度は劣るものの、その分、株価指標には割安感があり、今後の巻き返しが期待される銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1980年設立。パソコンの普及と共に成長し、一貫して中小企業向けの業務ソフトを提供。近年はサブスクリプションモデルへの転換を最重要課題と位置づけ、「PCAクラウド」の拡販に注力。

◎ リスク要因:OBCやMJSとの競争に加え、新興クラウド会計ソフトとの競争も激化。クラウドへの移行が想定通りに進まない場合のリスク。

7. 【金融・決済に強みを持つ大手SIer】TIS株式会社(3626

証券コード3626(東証)
企業名TIS株式会社
投資テーマ金融・決済に強みを持つ大手SIer

◎ 事業内容:クレジットカードの基幹システムをはじめとする決済領域や、金融、製造業向けに強みを持つ大手システムインテグレーター。

注目理由OBCのようなパッケージソフト事業ではありませんが、社会インフラ、特に「決済」という極めて重要な領域をITで支えています。大規模なシステムを安定稼働させる技術力とノウハウが参入障壁となっています。収益の安定性が高く、連続増配を続けるなど株主還元にも積極的。安定成長を続ける大型バリュー株として注目できます。

◎ 企業沿革・最近の動向:旧東洋情報システムとインテックホールディングスが合併して誕生。M&Aにも積極的で、決済関連やクラウド、AI分野のサービスを拡充しています。

◎ リスク要因:大規模プロジェクトの採算悪化リスク。金融機関のシステム投資抑制。

8. 【中古車オークションのプラットフォーマー】株式会社USS(4732

証券コード4732(東証)
企業名株式会社USS
投資テーマ中古車オークションのプラットフォーマー

◎ 事業内容:中古車オークション会場の運営で国内シェアトップ。全国の会場を衛星通信やインターネットで結び、リアルタイムで車両の売買ができるプラットフォームを提供。

注目理由業界は全く異なりますが、「圧倒的なシェアを誇るBtoBプラットフォーム事業」という点でOBCと共通のビジネスモデルを持っています。一度構築したプラットフォームには強力なネットワーク効果が働き、他社の追随を許しません。高い営業利益率を誇り、安定したキャッシュフローを生み出す力はOBCに引けを取りません。

◎ 企業沿革・最近の動向:1980年、愛知県で中古車オークション事業を開始。インターネットオークションの導入で飛躍的に成長。近年は、落札車両の陸送や金融サービスなど、周辺事業も強化しています。

◎ リスク要因:国内の中古車流通台数の減少。インターネットを活用した新たな競合の出現。

9. 【高収益なドキュメント・ソリューション】キヤノンマーケティングジャパン株式会社(8060

証券コード8060(東証)
企業名キヤノンマーケティングジャパン株式会社
投資テーマ高収益なドキュメント・ソリューション

◎ 事業内容:キヤノン製品(複合機、カメラ、プリンター等)の国内販売およびITソリューションの提供。単なる販売会社ではなく、顧客の課題解決を支援するソリューション企業へと変貌。

注目理由主力の複合機ビジネスは、単なる機器販売ではなく、保守・運用サービスというストック型収益が安定基盤となっています。近年は、ネットワークカメラやセキュリティ関連、医療ITなど、OBCが支えるような企業のDXを多角的に支援する事業を強化。高い配当利回りが魅力の代表的なバリュー株です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1968年設立。キヤノンの国内販売戦略を担う中核企業。近年はITソリューション事業の比率を高め、ハードとソフトを組み合わせた付加価値提供に注力しています。

◎ リスク要因:ペーパーレス化の進展による複合機・プリンター市場の長期的な縮小。企業のIT投資抑制。

10. 【建設業界特化の業務ソフト】株式会社ダイワコンピュータ(3646

証券コード3646(東証)
企業名株式会社ダイワコンピュータ
投資テーマ建設業界特化の業務ソフト

◎ 事業内容:建設・工事業界に特化した業務管理ソフトウェア(原価管理、会計など)の開発・販売。ニッチ市場で高いシェアを持つ。

注目理由OBCが幅広い中小企業をターゲットとするのに対し、ダイワコンピュータは「建設業」という専門領域に深く特化しています。業界特有の複雑な商慣行や業務フローに対応したソフトウェアは、高い参入障壁を築いています。ニッチトップで高収益、という点でOBCと共通する魅力を持つ隠れた優良企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1976年設立。一貫して建設業界向けのITソリューションを提供。近年は、主力製品のクラウド化や、人手不足に悩む業界の生産性向上に貢献するサービスの開発を進めています。

◎ リスク要因:建設業界の景気動向や公共投資の増減に業績が左右される。後継者問題など、業界特有の課題。

11. 【日本最大のM&A仲介会社】株式会社日本M&Aセンターホールディングス(2127

証券コード2127(東証)
企業名株式会社日本M&Aセンターホールディングス
投資テーマ日本最大のM&A仲介会社

◎ 事業内容:後継者不在に悩む中堅・中小企業のM&A(合併・買収)仲介で国内最大手。全国の会計事務所や金融機関と連携し、膨大な情報を集約している。

注目理由OBCと同じ「中小企業」を顧客とし、その存続という経営の根幹に関わる課題を解決しています。M&A仲介は高い専門性が求められる高付加価値サービスであり、驚異的な利益率を誇ります。日本の社会問題である事業承継問題の解決に貢献しており、社会的意義も大きいビジネスです。

◎ 企業沿革・最近の動向:1991年設立。M&Aという概念が一般的でなかった時代から市場を開拓。近年は、事業承継だけでなく、成長戦略としてのM&A支援や、海外展開にも力を入れています。

◎ リスク要因:景気後退によるM&A案件数の減少。競合の増加による手数料率の低下圧力。

12. 【セキュリティソフトの世界的企業】トレンドマイクロ株式会社(4704

証券コード4704(東証)
企業名トレンドマイクロ株式会社
投資テーマセキュリティソフトの世界的企業

◎ 事業内容:「ウイルスバスター」で知られるコンピュータセキュリティ製品の最大手。個人向けだけでなく、法人向けのサーバー、クラウド環境のセキュリティ対策製品で高いシェアを持つ。

注目理由OBCが企業の「経営」を守るソフトなら、トレンドマイクロは企業の「情報資産」を守るソフトです。サイバー攻撃の脅威が高まる中、セキュリティ対策はあらゆる企業にとって不可欠な投資であり、同社の製品は社会インフラの一部となっています。グローバルに展開する安定した収益基盤を持つ高収益企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1989年設立。ウイルス対策ソフトのパイオニアとして成長。近年は、巧妙化するサイバー攻撃に対応するため、AIを活用した防御技術や、クラウド、IoT機器向けのセキュリティソリューションを強化。

◎ リスク要因:新たなコンピュータウイルスの出現と、それへの迅速な対応。競合他社との激しい技術開発競争。

13. 【医療・介護情報のプラットフォーマー】株式会社エス・エム・エス(2175

証券コード2175(東証)
企業名株式会社エス・エム・エス
投資テーマ医療・介護情報のプラットフォーマー

◎ 事業内容:看護師・薬剤師などの人材紹介や、介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」など、医療・介護分野に特化した情報プラットフォームを運営。

注目理由高齢化社会という巨大な社会課題をビジネスチャンスに変えている企業です。「カイポケ」は、介護事業者の保険請求から採用、経営支援までをワンストップで提供するSaaSであり、OBCの「奉行クラウド」の介護業界版とも言えるビジネスモデルです。高い成長性と収益性を両立しています。

◎ 企業沿革・最近の動向:2003年設立。医療・介護分野における情報の非対称性を解消することを目指して創業。M&Aも活用しながら、40以上のサービスを多角的に展開しています。

◎ リスク要因:介護保険制度の改定による影響。医療・介護業界の人材不足の深刻化。

14. 【独立系SIerの雄、金融・公共に強み】株式会社DTS(9682

証券コード9682(東証)
企業名株式会社DTS
投資テーマ独立系SIerの雄、金融・公共に強み

◎ 事業内容:金融機関や通信事業者、官公庁向けに大規模なシステムインテグレーションを手掛ける独立系SIer。堅実な経営と安定した財務内容が特徴。

注目理由NSDと同様、特定のメーカーに依存しない独立系の強みを活かし、顧客との長期的な関係を築いています。OBCのような派手さはありませんが、社会を支える基幹システムの開発・運用という重要な役割を担っています。PBRは1倍を割り込み、配当利回りも比較的高く、バリュー株としての投資魅力が高い銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1972年設立。データ通信システムの開発からスタート。近年は、クラウドインテグレーションやDX推進支援に力を入れ、顧客の事業変革をサポートしています。

◎ リスク要因:システム開発におけるプロジェクトの採算管理。深刻化するITエンジニアの不足と人件費の上昇。

15. 【時間貸駐車場「Times」の巨人】パーク24株式会社(4666

証券コード4666(東証)
企業名パーク24株式会社
投資テーマ時間貸駐車場「Times」の巨人

◎ 事業内容:時間貸駐車場「タイムズパーキング」の運営で国内最大手。カーシェアリング「タイムズカー」やレンタカー事業も展開し、「移動」に関する総合的なサービスを提供。

注目理由駐車場というリアルな資産と、それを効率的に運用するITシステムを融合させたユニークなビジネスモデル。膨大な会員基盤と駐車場ネットワークが参入障壁となっています。OBCがオフィスのインフラなら、パーク24は都市の交通インフラを担う存在です。コロナ禍で業績が悪化しましたが、経済正常化と共に回復が期待されるリオープニング関連のバリュー株でもあります。

◎ 企業沿革・最近の動向:1985年設立。無人の時間貸駐車場のビジネスモデルを確立し、急成長。近年はカーシェア事業に注力し、MaaS(Mobility as a Service)企業への進化を目指しています。

◎ リスク要因:景気動向や人々の移動需要の変動。カーシェア事業における事故リスクや車両の維持コスト。

16. 【経営・会計コンサルとITの融合】株式会社ビジネスブレイン太田昭和(9658

証券コード9658(東証)
企業名株式会社ビジネスブレイン太田昭和
投資テーマ経営・会計コンサルとITの融合

◎ 事業内容:会計・経営コンサルティングと、それに基づいたシステムインテグレーションを融合して提供。特に会計分野に強みを持ち、企業の経営管理高度化を支援。

注目理由OBCがソフトウェア提供を主とするのに対し、同社はより上流のコンサルティングから入り込み、顧客の課題を解決します。企業の会計基準の変更や内部統制の強化といった動きは、同社にとって追い風となります。専門性の高いサービスを提供しており、利益率も安定しています。

◎ 企業沿革・最近の動向:1963年、公認会計士事務所を母体に設立。会計のプロフェッショナル集団として、企業の信頼を得てきた。近年はERP導入支援や、経営管理ソリューション「BizForecast」の提供に力を入れている。

◎ リスク要因:優秀なコンサルタントやエンジニアの確保・育成。企業のIT投資意欲の変動。

17. 【EC決済のインフラを担う】GMOペイメントゲートウェイ株式会社(3769

証券コード3769(東証)
企業名GMOペイメントゲートウェイ株式会社
投資テーマEC決済のインフラを担う

◎ 事業内容:ECサイトやオンラインサービス事業者向けに、クレジットカード決済をはじめとする多様な決済処理サービスを提供。オンライン決済代行の最大手。

注目理由ECで買い物をする際、ユーザーが意識することは少ないですが、その裏側ではほぼ確実に同社のような決済代行会社が動いています。OBCと同様に、企業の商流の根幹を支える「黒子」的なインフラ企業です。日本のキャッシュレス化、EC化の潮流に乗り、高い成長を続けています。バリュエーションは高いですが、その成長性と市場支配力はOBCに通じるものがあります。

◎ 企業沿革・最近の動向:1995年設立。インターネットの黎明期から決済サービスを提供。近年は、後払い決済やBNPL(Buy Now, Pay Later)、金融機関向けサービスなど、事業領域を拡大し続けています。

◎ リスク要因:EC市場の成長鈍化。決済手数料の引き下げ圧力。システム障害や情報漏洩のリスク管理。

18. 【独立ISPの草分け、安定収益】株式会社朝日ネット(3834

証券コード3834(東証)
企業名株式会社朝日ネット
投資テーマ独立ISPの草分け、安定収益

◎ 事業内容:インターネット接続サービス「ASAHIネット」を運営する独立系のインターネットサービスプロバイダー(ISP)。大学など教育機関向けに強固な顧客基盤を持つ。

注目理由インターネットが社会インフラとなった今、ISP事業は安定した収益を生むストック型ビジネスの典型です。同社は、派手な価格競争とは一線を画し、サービスの品質で顧客の支持を得ています。OBC同様、一度契約すると乗り換えにくいという特性があり、業績は極めて安定。好財務で株主還元にも積極的です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1988年設立。パソコン通信の時代からサービスを提供。近年は、ISP事業で得たノウハウを活かし、法人向けのクラウド接続支援サービスなども展開しています。

◎ リスク要因:ISP業界全体の会員数頭打ち。大手通信キャリアとの競争。

19. 【電子コミックと医療情報の二本柱】インフォコム株式会社(4348

証券コード4348(東証)
企業名インフォコム株式会社
投資テーマ電子コミックと医療情報の二本柱

◎ 事業内容:帝人グループのIT企業。電子コミック配信サービス「めちゃコミック」の運営と、製薬企業や医療機関向けのITサービス提供の二本柱で事業を展開。

注目理由「めちゃコミック」は電子書籍市場で高いシェアを誇る強力なBtoCプラットフォームです。一方、医療ITサービスは専門性が高く安定したBtoB事業。性質の異なる二つの高収益事業を持つことで、安定した成長を実現しています。OBCが単一事業を深掘りするのに対し、同社は複数のニッチで強みを持つ複合企業体です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1983年設立。親会社である帝人の情報システム部門を源流に持つ。近年は「めちゃコミック」の成長が著しく、全社の収益を牽引しています。

◎ リスク要因:電子コミック市場の競争激化。薬価改定など、医療制度の変更による影響。

20. 【住友商事グループの中核SIer】SCSK株式会社(9719

証券コード9719(東証)
企業名SCSK株式会社
投資テーマ住友商事グループの中核SIer

◎ 事業内容:製造業、流通業、金融業など幅広い顧客基盤を持つ大手システムインテグレーター。住友商事グループの安定感が強み。

注目理由TISやDTSと並ぶ大手SIerですが、特に自動車業界向けの組み込みソフトウェア開発や、企業のDX推進支援に強みを持っています。OBCが支えるバックオフィスDXと、SCSKが支える事業そのもののDXは、車の両輪の関係にあります。業績の安定性、連続増配の実績など、長期保有に適した優良バリュー株です。

◎ 企業沿革・最近の動向:住商情報システムとCSKが合併して誕生。近年は、クラウドサービス「USiZE」や、AI、IoT関連のソリューション提供を強化しています。働き方改革の先進企業としても知られています。

◎ リスク要因:大規模な不採算プロジェクトの発生リスク。IT人材の獲得競争の激化。

21. 【ファシリティ管理のニッチトップ】日本管財ホールディングス株式会社(9728

証券コード9728(東証)
企業名日本管財ホールディングス株式会社
投資テーマファシリティ管理のニッチトップ

◎ 事業内容:ビルや商業施設、マンションなどの清掃、警備、設備管理といった不動産管理サービス(ファシリティマネジメント)の独立系大手。

注目理由建物がある限りなくならない、極めて安定したストック型ビジネスです。OBCが企業の「情報」という無形資産の管理を支援するのに対し、日本管財は「不動産」という有形資産の価値維持・向上を支援します。景気の影響を受けにくく、着実に業績を伸ばしてきた実績があります。低PBR、高配当利回りとバリュー株の王道を行く銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1965年創業。ビルメンテナンス業からスタートし、不動産管理の周辺サービスへと事業を拡大。近年は、PPP/PFI方式による公共施設の運営などにも注力しています。

◎ リスク要因:労働集約的なビジネスであり、人件費の上昇が利益を圧迫する。施設管理の価格競争。

22. 【文書情報管理とITソリューション】日本電子計算株式会社(4789

証券コード4789(東証)
企業名日本電子計算株式会社
投資テーマ文書情報管理とITソリューション

◎ 事業内容:金融機関や官公庁向けに、データエントリーや帳票印刷、システム開発・運用までを一貫して提供。大量の文書情報を安全に管理するノウハウに強み。

注目理由OBCが会計データのDXを担うように、同社は紙媒体を含む大量の文書情報の電子化・管理という、企業のDXの根幹を支えています。特に、高いセキュリティが求められる金融業界や公共分野に強固な顧客基盤を持つことが強み。安定したビジネスモデルでありながら、PBRは割安な水準にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向:1962年設立。データの受託計算業務からスタート。長年にわたり、企業のバックオフィス業務をITで支援してきた。近年は、クラウドサービスやRPA導入支援などを強化。

◎ リスク要因:ペーパーレス化の進展による帳票印刷などの既存事業の縮小。金融機関の再編やシステム投資の動向。

23. 【独立系不動産AMのトップランナー】ケネディクス株式会社(4321

証券コード4321(東証)
企業名ケネディクス株式会社
投資テーマ独立系不動産AMのトップランナー

◎ 事業内容:J-REIT(不動産投資信託)の運用や、私募ファンドを通じた不動産アセットマネジメント(AM)事業の最大手。自らは不動産を保有しない「アセットライト」な経営が特徴。

注目理由OBCが高収益なソフトウェアという無形資産で稼ぐように、ケネディクスは不動産運用のノウハウという無形資産で収益を上げるビジネスモデルです。運用資産残高(AUM)が増えるほど手数料収入が積み上がるストック型収益が魅力。不動産市況に左右される面はありますが、その専門性とブランド力は高く評価されます。

◎ 企業沿革・最近の動向:1995年設立。米ケネディ・ウィルソン社の日本法人としてスタート。日本の不動産証券化市場の発展と共に成長。近年は、物流施設やデータセンター、再生可能エネルギー施設など、新たなアセットクラスへの投資を拡大。

◎ リスク要因:金利の上昇や不動産市況の悪化。投資家からの資金流入の減少。

24. 【コールセンター向けソフトで首位】株式会社アイ・エス・ビー(9702

証券コード9702(東証)
企業名株式会社アイ・エス・ビー
投資テーマコールセンター向けソフトで首位

◎ 事業内容:コールセンター(コンタクトセンター)で使われる顧客管理(CRM)などのシステム開発に強みを持つ独立系SIer。モバイルやネットワークの制御ソフトも手掛ける。

注目理由OBCがバックオフィスの生産性向上を支援するのに対し、アイ・エス・ビーは企業の「顧客接点」であるコールセンターの効率化を支援します。ニッチな分野ですが、高い専門性でトップシェアを誇り、安定した収益を上げています。企業の顧客満足度向上への意識が高まる中、同社の役割はますます重要になっています。

◎ 企業沿革・最近の動向:1970年設立。組込みソフトウェア開発からスタートし、業務アプリケーション、ネットワーク関連へと事業を拡大。近年は、AIを活用した音声認識やチャットボットなど、次世代のコールセンター向けソリューションに注力。

◎ リスク要因:主要顧客である通信キャリアの設備投資動向。ITエンジニアの確保。

25. 【食の安全を支える分析・検査機器】株式会社島津製作所(7701

証券コード7701(東証)
企業名株式会社島津製作所
投資テーマ食の安全を支える分析・検査機器

◎ 事業内容:医薬品開発や食品分析、環境測定などに使われる分析・計測機器の大手。レントゲンなどの医用機器や、航空機部品なども手掛ける。

注目理由OBCが企業の「経営の健康状態」を可視化するのに対し、島津製作所は文字通り「物質の健康状態や成分」を可視化する技術で世界をリードしています。研究開発や品質管理に不可欠な製品であり、一度導入されると長く使われる傾向にあります。ノーベル賞受賞者を輩出するなど、その技術力は折り紙付き。安定した財務基盤を持つ優良企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1875年創業の老舗。教育用理化学機器の製造から始まり、X線装置、分光光度計など、常に時代の最先端を走る製品を開発。近年は、ライフサイエンス分野やグリーンイノベーション分野に注力。

◎ リスク要因:民間企業や官公庁の研究開発予算の動向。為替変動の影響。

26. 【システムテスト・品質保証の専門企業】株式会社SHIFT(3697

証券コード3697(東証)
企業名株式会社SHIFT
投資テーマシステムテスト・品質保証の専門企業

◎ 事業内容:ソフトウェアやITシステムのテスト・品質保証サービスを専門に提供。独自の仕組みでエンジニアを育成し、属人性を排したサービス提供が強み。

注目理由OBCが作るようなソフトウェアが世に出る前には、必ず品質テストが必要です。SHIFTは、その「テスト工程」をアウトソーシングする市場を開拓したリーディングカンパニーです。ソフトウェア開発が複雑化するほど、第三者による品質保証の重要性は増します。急成長を続ける一方、ストック型の売上も増加しており、安定性が増しています。

◎ 企業沿革・最近の動向:2005年設立。コンサルティング会社としてスタートしたが、ソフトウェアのテスト事業にビジネスチャンスを見出し、急成長。M&Aにも積極的で、IT業界の様々な領域に事業を拡大中。

◎ リスク要因:急成長に伴う人材の確保と教育。M&Aを重ねたことによる組織統治(ガバナンス)のリスク。

27. 【CAD/CAMソフトの世界的メーカー】株式会社安川電機(6508

証券コード6508(東証)
企業名株式会社安川電機
投資テーマCAD/CAMソフトの世界的メーカー

◎ 事業内容:産業用ロボットや、工場のモーターを制御するサーボモーター、インバータで世界トップクラスのシェアを誇るFA(ファクトリーオートメーション)の巨人。

注目理由OBCがオフィスの自動化(OA)を担うのに対し、安川電機は工場の自動化(FA)を担います。同社の製品は、世界中の工場の生産ラインを支える「筋肉」や「神経」です。人手不足や生産性向上の要請を背景に、産業用ロボットの需要は構造的に拡大しています。日本が世界に誇る製造業の代表格であり、財務内容も良好です。

◎ 企業沿革・最近の動向:1915年設立。モーターのメーカーとして創業し、その制御技術を応用してロボット事業へと展開。「メカトロニクス」という言葉を生み出したことでも知られる。

◎ リスク要因:世界的な設備投資、特に中国の景気動向に業績が大きく左右される。半導体不足による生産への影響。

28. 【ガス・水道メーターの最大手】愛知時計電機株式会社(7723

証券コード7723(東証)
企業名愛知時計電機株式会社
投資テーマガス・水道メーターの最大手

◎ 事業内容:家庭用のガスメーター、水道メーターで国内トップシェア。都市ガス会社や水道局を主要顧客とする安定した事業基盤を持つ。

注目理由OBCのソフトウェアが企業の「お金の流れ」を計測・管理するように、同社は生活に不可欠な「ガスや水の流れ」を計測しています。公共性の高いインフラ事業であり、定期的なメーター交換需要があるため、業績は極めて安定的。近年は、通信機能を搭載したスマートメーターへの移行が進んでおり、新たな付加価値を生み出しています。代表的な資産バリュー株の一つです。

◎ 企業沿革・最近の動向:1898年創業の老舗。時計製造からスタートし、流量計測技術を応用してメーター事業へ。近年は、IoTを活用した遠隔検針やデータ活用サービスの開発に注力。

◎ リスク要因:国内の人口減少による長期的な需要減。公共事業予算の削減圧力。

29. 【半導体製造装置向けセラミックス部品】日本特殊陶業株式会社(5334

証券コード5334(東証)
企業名日本特殊陶業株式会社
投資テーマ半導体製造装置向けセラミックス部品

◎ 事業内容:自動車のエンジンに使われるスパークプラグで世界シェア1位。一方で、半導体製造装置に使われる静電チャックなどのセラミックス製品が大きな収益源となっている。

注目理由OBCがDXの「アプリケーション」側なら、同社はDXを支える半導体の「製造プロセス」に不可欠な部品を供給しています。特に半導体関連事業は利益率が高く、全社の収益を牽引。内燃機関の市場縮小という課題を、半導体という成長分野でカバーする事業ポートフォリオの転換を進めています。株主還元に積極的で、高配当利回り銘柄としても知られています。

◎ 企業沿革・最近の動向:1936年設立。スパークプラグの国産化を目指して創業。セラミック技術を応用し、半導体、医療、燃料電池など多角的に事業を展開。近年は非内燃機関事業の比率を高めることを経営目標に掲げている。

◎ リスク要因:半導体市況(シリコンサイクル)の変動。長期的な自動車エンジン市場の縮小。

30. 【企業のIT課題をワンストップで解決】株式会社システナ(2317

証券コード2317(東証)
企業名株式会社システナ
投資テーマ企業のIT課題をワンストップで解決

◎ 事業内容:スマートフォンなどのアプリ開発、金融機関向けシステム開発、ITインフラ構築・運用、そして企業のDX支援など、多岐にわたるITサービスを展開する独立系SIer。

注目理由OBCの「奉行」のような特定製品に依存せず、幅広い技術領域と顧客層を持つのが強みです。特に、企業のITインフラを丸ごと支えるサービスや、成長著しい自動車の自動運転関連ソフトウェア開発で実績を積んでいます。安定したストック収益と、成長分野への投資を両立させているバランスの良さが魅力です。

◎ 企業沿革・最近の動向:独立系として、特定のメーカーに縛られない柔軟なソリューション提供で成長。近年は、企業のDX化支援や、AI・クラウドといった先端技術分野の人材育成とサービス提供を強化しています。

◎ リスク要因:IT業界における、深刻なエンジニア不足と人件費の高騰。景気後退による企業のIT投資抑制。

30銘柄をどう組み合わせるか:実践ポートフォリオ戦略

👤
30銘柄、一気に全部買うわけにはいきません。どんな配分で組むのが現実的でしょうか?
✅ ポートフォリオ設計の3原則
中核(コア)は高収益SaaS/プラットフォーム銘柄で固める
サテライトは成長加速・テーマ性のある銘柄で上振れを狙う
ディフェンシブを最低15%確保し、相場急変時のドローダウンを抑える

OBC(4733)の成功を再現する企業を探すという視点は、銘柄選定の方位磁石にはなりますが、実際の運用ではリスク分散と相場局面ごとのリバランスが欠かせません。下表は、本記事の30銘柄をコア/サテライト戦略に当てはめた場合の配分例です。

ポートフォリオ配分例(コア/サテライト戦略)

タイプ 配分目安 役割 代表銘柄例
中核:高収益SaaS30%継続収益によるポートフォリオの安定軸47339928
準中核:BtoB高収益30%参入障壁の高いニッチトップで底堅さ確保97464732
サテライト:成長加速20%テーマ性の高い成長ドライバーへの上振れ狙い36973769
ディフェンシブ15%景気変動に強いインフラ系で守り97287723
キャッシュ5%押し目買いに備えた待機資金

運用上のチェックポイント

  • 四半期決算でクラウド/ストック収益比率の推移を必ず確認する
  • PER/PBRが市場平均から大きく乖離した銘柄は、ポジションサイズを再点検する
  • 同一テーマ(例:会計SaaS)に偏りすぎないよう、セクター分散を維持する
  • 為替・金利環境の変化が業績に直結するセクター(製造業・金融)の比重を意識する
  • 配当性向と自社株買いの動向をIR資料で継続ウォッチする

よくある質問(FAQ)

👤
読みながら気になった疑問を、ここでまとめて解消しておきます。

OBC(4733)と他の会計ソフト企業の最大の違いは何ですか?

OBC(4733)の最大の特徴は、中堅・中小企業向け基幹業務ソフトに長年集中投資してきたことで築いたブランド力とスイッチングコストの高さです。ミロク情報サービス(9928)は会計事務所経由のチャネルが強く、TKC(9746)は会計事務所+公共分野が中心と、同業でも主戦場が異なります。OBCは「事業会社の経理部に直接届ける」プレイヤーである点が最大の違いです。

バリュー株とグロース株、どちらを優先すべきですか?

本記事の30銘柄は、グロース要素を併せ持つバリュー株に分類できる企業が中心です。相場局面によって主役は入れ替わるため、コア(バリュー寄り)+サテライト(グロース寄り)の二段構えで保有し、四半期ごとにバリュエーションを見直すアプローチが現実的です。

中小企業DX関連は、すでに高くなりすぎていませんか?

一部のクラウド先行企業はPERが高めに見えますが、同テーマの中でも99289629など、相対的にバリュエーションが落ち着いている銘柄があります。テーマ全体ではなく、個別企業の収益構造とストック比率の伸びをセットで見るのがポイントです。

ディフェンシブ枠としてはどの銘柄が候補ですか?

日本管財ホールディングス(9728)愛知時計電機(7723)は、景気感応度が低く安定したキャッシュフローが見込めるディフェンシブ枠の代表です。朝日ネット(3834)も会員型のストック収益モデルで、ポートフォリオの守りに寄与します。

M&A・事業承継テーマには注目すべきですか?

はい、日本M&Aセンターホールディングス(2127)ビジネスブレイン太田昭和(9658)は、中小企業の後継者不足を背景にした構造的な追い風を受けています。コンプライアンスや競合環境のリスクは織り込みつつ、サテライト枠での組み入れが検討に値します。

初心者がこの30銘柄から最初に1つ選ぶなら?

まずビジネスモデルが理解しやすい企業から始めるのが王道です。たとえば大塚商会(4768)は身近な複合機・オフィス用品を扱い、USS(4732)は中古車オークションという明確なビジネスを展開しています。まずは事業モデルが直感的に分かる1社から学ぶのが、長続きするコツです。

まとめ:OBC(4733)が指し示す「次の主役」を狙え

👤
最後に、この記事で押さえたポイントを整理しておきましょう。
✅ 記事のまとめ
OBC(4733)の躍進はニッチトップ × SaaS化 × 高収益という勝ちパターンの証明
同じプロファイルを持つバリュー候補30銘柄は、ソフトウェア/BtoBサービス/ものづくりの3カテゴリに整理できる
実運用ではコア/サテライト戦略とリスク分散を組み合わせ、四半期ごとに見直す

本記事のバリュー株30選は、OBC(4733)という「すでに評価されつつある勝者」のプロファイル要素を分解し、同じ要素を持ちながら相対的にバリュエーションが控えめな企業を抽出したリストです。すべての銘柄が同じ速さで評価されるわけではありませんが、中小企業DXストック型ビジネスという二大トレンドが続く限り、これらの企業群は中長期で再評価されやすい立ち位置にあります。

重要なのは、派手な材料株を追いかけるのではなく、企業の本質的価値と現在の株価とのギャップに着目すること。本記事が、皆様のポートフォリオに未来のOBCを組み込むための一助となれば幸いです。

【投資に関する免責事項】

本記事は、投資に関する情報の提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。掲載された銘柄はオービックビジネスコンサルタント(4733)の事業内容や株価動向から連想されるテーマに基づき、筆者の独自の分析と判断によって選定されたものです。

株式投資は、企業の業績、市場の動向、経済情勢など、様々な要因によって株価が変動するリスクを伴います。予期せぬ要因により、投資元本を割り込む可能性もあります。本記事に掲載された情報の正確性、完全性、最新性について、当方は一切の保証をいたしません。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行われますよう、お願い申し上げます。

OBC(4733)と他の会計ソフト企業の最大の違いは何ですか?

OBC(4733)の最大の特徴は、中堅・中小企業向け基幹業務ソフトに長年集中投資してきたことで築いたブランド力とスイッチングコストの高さです。ミロク情報サービス(9928)は会計事務所経由のチャネルが強く、TKC(9746)は会計事務所+公共分野が中心と、同業でも主戦場が異なります。OBCは「事業会社の経理部に直接届ける」プレイヤーである点が最大の違いです。

バリュー株とグロース株、どちらを優先すべきですか?

本記事の30銘柄は、グロース要素を併せ持つバリュー株に分類できる企業が中心です。相場局面によって主役は入れ替わるため、コア(バリュー寄り)+サテライト(グロース寄り)の二段構えで保有し、四半期ごとにバリュエーションを見直すアプローチが現実的です。

中小企業DX関連は、すでに高くなりすぎていませんか?

一部のクラウド先行企業はPERが高めに見えますが、同テーマの中でも9928や9629など、相対的にバリュエーションが落ち着いている銘柄があります。テーマ全体ではなく、個別企業の収益構造とストック比率の伸びをセットで見るのがポイントです。

ディフェンシブ枠としてはどの銘柄が候補ですか?

日本管財ホールディングス(9728)や愛知時計電機(7723)は、景気感応度が低く安定したキャッシュフローが見込めるディフェンシブ枠の代表です。朝日ネット(3834)も会員型のストック収益モデルで、ポートフォリオの守りに寄与します。

M&A・事業承継テーマには注目すべきですか?

はい、日本M&Aセンターホールディングス(2127)やビジネスブレイン太田昭和(9658)は、中小企業の後継者不足を背景にした構造的な追い風を受けています。コンプライアンスや競合環境のリスクは織り込みつつ、サテライト枠での組み入れが検討に値します。

初心者がこの30銘柄から最初に1つ選ぶなら?

まずビジネスモデルが理解しやすい企業から始めるのが王道です。たとえば大塚商会(4768)は身近な複合機・オフィス用品を扱い、USS(4732)は中古車オークションという明確なビジネスを展開しています。まずは事業モデルが直感的に分かる1社から学ぶのが、長続きするコツです。

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この記事を書いた人

「日本個別株デューデリジェンスセンター」運営者。日本の個別株に特化した投資リサーチを専門とし、銘柄分析・企業デューデリジェンス・業界動向・IPO分析を中心に2,800本超の分析レポートを執筆。ファンダメンタルズ分析とデータドリブンなアプローチで、個人投資家の意思決定をサポートしています。毎日更新の分析レポートを通じて、プロ水準のリサーチを個人投資家に届けることをミッションとしています。

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