トランプ関税35%の脅威で連想高騰するバリュー銘柄20選

2025年7月3日(木曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 昨晩、トランプ米大統領が、再選した場合に幅広い輸入品に対し一律35%の関税を課す可能性に言及した、と報じられました。この「トランプ関税」の脅威は、日本の輸出産業に深刻な打撃を与えるとの懸念から、市場全体のリスクオフ要因となります。 このような局面では、投資家の資金は、輸出関連株から、海外経済や為替の動向に業績が左右されにくい**「内需関連のディフェンシブ・バリュー株」へと向かう「質への逃避」が起こりやすくなります。本日は、この流れの中で、逆に「安全な避難場所」として連想買いが期待できる割安なバリュー銘柄を20社**、分野別に厳選してご紹介いたします。

免責事項: 本情報は、現時点(2025年7月3日 午前5時45分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。政治的発言に関するテーマは、状況が急速に変化する可能性があり、株価も高いボラティリティを伴います。また、大規模な貿易摩擦は、最終的に国内経済全体にマイナスの影響を及ぼすリスクもあります。


目次

【1】建設・インフラ – 国土強靭化と国内需要 (6選)

海外の動向とは無関係に、政府の「国土強靭化」計画や、国内のインフラ老朽化対策で安定した需要が見込める企業群。

ショーボンドホールディングス株式会社 (1414)

  • 事業内容: 橋梁やトンネルなど、社会インフラ構造物の補修・補強に特化した最大手。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 事業のほぼ100%が国内の公共事業であり、貿易摩擦とは無縁のビジネスモデル。インフラメンテナンスという継続的な需要に支えられており、不透明な市場環境で「安全な投資先」として真っ先に注目されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 政府による国土強靭化計画の新たな予算措置や、大規模なインフラ補修工事の発表。

株式会社NIPPO (1881)

  • 事業内容: 道路舗装で国内最大手。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 全国の道路網の維持・補修という、国内の安定した需要が事業の基盤。PBR1倍近辺で、堅実な事業を持つディフェンシブ株の代表格です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 政府による道路網のメンテナンス予算の拡大。

前田工繊株式会社 (7821)

  • 事業内容: 補強土壁、法面保護材など、土木資材の大手。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 防災・減災という、日本の国土に不可欠な分野で高いシェア。公共事業に支えられた安定需要が魅力の、割安な内需株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国土強靭化計画に基づく、道路・河川の補強工事の拡大。

株式会社NJS (2325)

  • 事業内容: 上下水道コンサルタント大手。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 上下水道インフラの老朽化対策は、景気動向に関わらず進めなければならない国策的な課題。官公庁からの安定した受注が強みです。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 自治体による上下水道管路の更新計画の前倒しや、大規模化。

株式会社カナモト (9678)

  • 事業内容: 建設機械レンタル大手。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 国内のインフラメンテナンス工事や建設プロジェクトが活発化すれば、同社の建機レンタル需要も増加します。PBR0.6倍台と割安です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 大規模な災害からの復旧・復興需要の発生。

株式会社ミライト・ワン (1417)

  • 事業内容: 情報通信インフラ構築、電気設備、環境・社会イノベーション事業。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 5Gやデータセンターといった国内のデジタルインフラ整備は、経済安全保障の観点からも重要なテーマ。安定した需要が見込める割安なインフラ株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内でのデータセンターへの投資拡大や、次世代通信網の普及。


【2】小売・外食 – 盤石な国内消費の受け皿 (6選)

海外経済の動向よりも、国内の消費マインドに業績が連動する、ディフェンシブな性格を持つ企業群。

株式会社神戸物産 (3038)

  • 事業内容: 「業務スーパー」のフランチャイズ本部。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 貿易摩擦による景気後退懸念は、消費者の節約志向を強めます。同社の「圧倒的な低価格」戦略は、そのような環境でこそ強さを発揮します。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内の消費者物価指数の上昇や、実質賃金の伸び悩み。

株式会社ニトリホールディングス (9843)

  • 事業内容: 家具・インテリア用品の製造小売大手。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 国内で圧倒的なシェアとブランド力を持つ。海外で生産した商品を国内で販売するモデルですが、円高(リスクオフによる)が進めば、むしろ仕入れコスト低減メリットも。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 為替市場での急激な円高の進行。

株式会社しまむら (8227)

  • 事業内容: 低価格帯の総合衣料品チェーン。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: ニトリと同様、海外からの製品輸入が多く、円高メリットを受けやすいです。節約志向の強い消費者の強い味方であり、不況に強いビジネスモデルです。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内の個人消費動向で、低価格帯商品への需要シフトが鮮明になった場合。

株式会社サイゼリヤ (7581)

  • 事業内容: イタリアンファミリーレストラン「サイゼリヤ」を国内外で展開。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 徹底したコスト管理による低価格が魅力。外食の中でも、景気後退局面に強いディフェンシブな銘柄として、資金の逃避先となる可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 外食産業全体の売上が鈍化する中で、同社の既存店売上が底堅さを見せた場合。

株式会社アークス (9948)

  • 事業内容: 北海道・東北地方で食品スーパーマーケットを展開する地域最大手の連合体。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 食料品という、生活に最も不可欠な商品を扱うため、業績は極めて安定的。地域経済に根差した、典型的なディフェンシブ・バリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 食料安全保障への関心から、国産食材や地域の食品スーパーの価値が見直される動き。

株式会社コメダホールディングス (3543)

  • 事業内容: 喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を運営。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 地域住民の「日常使い」の場として、盤石な顧客基盤を築いています。景気変動に強いフランチャイズモデルと、安定した収益力が魅力です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 同社の月次売上高が、安定した成長を続けていることが確認された場合。


【3】運輸・倉庫 – 国内の「血流」を担う (4選)

事業基盤が国内中心であり、海外の貿易摩擦の影響を受けにくい、インフラとしての役割を持つ企業群。

東海旅客鉄道株式会社 (JR東海) (9022)

  • 事業内容: 東海道新幹線を運営。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 日本の大動脈である東海道新幹線は、国内のビジネス・観光需要に支えられています。輸出産業の不振でビジネス利用が減るリスクはありますが、貿易摩擦の直接的な影響は軽微です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): リニア中央新幹線の建設計画に関する進展。

西日本旅客鉄道株式会社 (JR西日本) (9021)

  • 事業内容: 近畿圏、中国・北陸地方で鉄道事業を展開。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: JR東海と同様、国内の人流を支える社会インフラ。PBRも割安で、安定した事業基盤を持つバリュー株として注目されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 関西圏のインバウンド需要の底堅さを示すニュース。

セイノーホールディングス株式会社 (9076)

  • 事業内容: トラック輸送で国内最大手クラス。特に企業間物流(BtoB)に強み。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 国内の産業活動を支える物流の巨人。PBR1倍割れ。輸出が減少しても、国内での生産・消費活動がある限り、その事業基盤は揺るぎません。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): トラック運賃の値上げが浸透し、収益性が改善しているとの報道。

株式会社上組 (9364)

  • 事業内容: 港湾運送、倉庫、工場構内物流などを手掛ける大手物流会社。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 輸出入貨物の減少はマイナスですが、国内の生産・消費活動に必要な貨物の港湾荷役や保管業務は不可欠。PBRも割安で、そのインフラとしての価値が見直される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内の主要港湾の機能強化に関する政府の投資計画。


【4】その他サービス・金融 – 国内経済に根差す企業 (4選)

株式会社学研ホールディングス (9470)

  • 事業内容: 教育・出版、高齢者福祉・子育て支援などを展開。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 教育や福祉といった事業は、国内の制度や人口動態に依存しており、海外の貿易政策の影響をほとんど受けません。PBRも割安なディフェンシブ銘柄です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 政府による子育て支援策や高齢者福祉政策の強化。

株式会社ベネフィット・ワン (2412)

  • 事業内容: 企業の福利厚生代行サービスで圧倒的なシェア。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 企業の福利厚生という国内の法人向けサービスが主力。景気が悪化しても、企業は従業員のエンゲージメント維持のために福利厚生を簡単には削減できません。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 企業の人材獲得競争が激化し、福利厚生の充実が採用のキーファクターとなっているとの報道。

りそなホールディングス株式会社 (8308)

  • 事業内容: 大手銀行持株会社。リテールに強み。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 海外事業比率がメガバンクの中で比較的低く、国内のリテール事業が中心。貿易摩擦による海外融資の焦げ付きなどのリスクが相対的に小さいと見なされる可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内の金利動向や、同社のPBR改善に向けた株主還元策。

株式会社TOKAIホールディングス (3167)

  • 事業内容: LPガス、CATV、インターネット接続、アクア(宅配水)など多角的に展開。

  • 「トランプ関税」で逆に注目する理由: 事業のほとんどが、国内の個人・法人向けの生活インフラサービス。景気変動への耐性が非常に高く、安定したストック収益と高い配当が魅力のバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): エネルギー価格の安定化や、同社の情報通信事業の契約件数増加。

投資判断にあたっての注意点

上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「トランプ関税」の脅威を背景とした市場の資金シフトの中で、連想買いが期待されるバリュー株です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇することを保証するものではありません。政治的発言を巡るテーマは、状況が急速に変化する可能性があり、株価の変動性が非常に高くなるリスクがあります。

市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。

免責事項

本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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