荏原(6361)高騰で連想するバリュー銘柄20選

2025年6月27日(金曜日)の東京証券市場で注目される可能性のある銘柄をご紹介します。 昨日来、半導体製造用の精密機械や、社会インフラを支えるポンプなどを手掛ける株式会社荏原製作所(6361 東証プライム)の株価が、市場の大きな注目を集め高騰しています。この動きは、AIブームを背景とした「半導体設備投資」と、国土強靭化やGX(グリーン・トランスフォーメーション)を背景とした「インフラ投資」という、二つの巨大なテーマへの関心が高まっていることの表れと考えられます。 本日は、この流れを受け、荏原製作所と同様にこれらのテーマで恩恵を受けると期待されながらも、株価がまだ割安な水準にある関連のバリュー銘柄20社、分野別に厳選してご紹介いたします。

免責事項: 本情報は、現時点(2025年6月27日 午前5時00分現在)における市場の想定や企業情報に基づいた推奨であり、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資はリスクを伴い、投資の最終決定はご自身の判断と責任において行ってください。連想買いの動きやテーマ株は、短期的な需給要因で株価が大きく変動する可能性があります。また、設備投資関連銘柄は景気動向に業績が大きく左右されます。


目次

【1】半導体製造装置・部品 – AI工場を支える割安な技術力 (7選)

荏原の精密機械事業と同様、半導体工場の新増設や高度化の恩恵を受ける、割安な装置・部品メーカー群。

株式会社アルバック (6728)

  • 事業内容: 真空技術を応用した装置・材料の総合メーカー。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 荏原が手掛けるドライ真空ポンプの競合であり、半導体製造に不可欠な真空環境を作り出す技術で高いシェアを誇ります。半導体設備投資の拡大から直接的な恩恵を受ける代表的な銘柄ですが、株価はまだ評価向上の余地があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内外での大規模な半導体工場の新増設計画が具体化した場合。

株式会社SCREENホールディングス (7735)

  • 事業内容: 半導体製造装置(特に洗浄装置)で世界トップクラス。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 半導体製造工程で何度も必要となる洗浄工程のリーダー。半導体市場全体の回復・成長の恩恵を着実に受けることができます。大手ながら、株価にはまだ割安感が残ります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 大手半導体メーカーからの大型受注や、新たな設備投資計画が市場予想を上回る規模で発表された場合。

株式会社TOWA (6315)

  • 事業内容: 半導体チップを樹脂で封止(モールディング)する装置で世界トップクラス。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: AI半導体の高性能化に不可欠な「後工程」の重要性が増す中、同社の精密なモールディング技術が再評価されています。荏原と同様、半導体製造を支える技術企業として連想されやすいです。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 「チップレット」技術を採用した新製品の発表や、半導体後工程への投資が世界的に加速しているとの報道。

株式会社芝浦メカトロニクス (6590)

  • 事業内容: 半導体後工程で使われるフリップチップボンダーなどを手掛ける。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 半導体の高密度実装に不可欠なボンディング装置で高い技術力。TSMCなどの先端半導体プロジェクトにおいて、後工程分野での連携強化が期待される割安な関連株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内の先端半導体プロジェクトにおける後工程分野での連携強化や、大型の設備受注。

日本ピラー工業株式会社 (6490)

  • 事業内容: 流体制御用のシール製品(グランドパッキン等)、フッ素樹脂応用製品。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 荏原が手掛けるポンプや半導体製造装置の内部で使われる、特殊なシール製品で高い技術力。装置の安定稼働に不可欠な、地味ながらも高収益なバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 半導体製造装置メーカーや、エネルギー関連プラントからの受注が大幅に増加したとのニュース。

株式会社三社電機製作所 (6882)

  • 事業内容: 電源機器(めっき用、溶接用、半導体製造装置用など)、パワー半導体デバイス。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 半導体製造に必要なめっき用電源などで高いシェア。PBR0.6倍台と割安で、先端産業を支える電源技術が見直される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内の半導体工場への設備投資が拡大し、関連する電源装置の需要が増加した場合。

萩原電気ホールディングス株式会社 (7467)

  • 事業内容: 半導体・電子デバイスなどを扱うエレクトロニクス技術商社。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 半導体製造装置メーカーへ各種電子デバイスを供給。PBR1倍割れ、高配当の割安な技術商社として、半導体設備投資のテーマで注目されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 半導体製造装置メーカーの業績が市場予想を上回り、サプライヤーである同社にも注目が集まる。


【2】産業機械・ポンプ・バルブ – インフラを支える堅実バリュー (7選)

荏原の祖業であるポンプ事業と同様、社会や産業のインフラを支える、割安な機械メーカー群。

株式会社鶴見製作所 (6351)

  • 事業内容: 水中ポンプで国内首位。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 上下水道や治水、建設現場など、社会インフラに不可欠な水中ポンプのスペシャリスト。PBR1倍割れの安定した事業基盤を持つバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 政府による国土強靭化計画や、大規模な水害対策予算の発表。

株式会社キッツ (6498)

  • 事業内容: バルブ(弁)で国内最大手。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 水処理プラントやエネルギー施設、ビル設備など、あらゆるインフラで流体を制御するバルブで高いシェア。PBRも割安です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内外のプラント建設や、水道管の更新といったインフラ投資の活性化。

株式会社酉島製作所 (6363)

  • 事業内容: ポンプメーカー。特に大型・高圧ポンプに強み。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 発電所や海水淡水化プラントなどで使われる高性能なポンプで実績。GX関連の大型プロジェクトでも、同社の技術が求められます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内外での大型インフラプロジェクト(海水淡水化、発電所など)の受注ニュース。

株式会社オー・エム製作所 (6213)

  • 事業内容: 立旋盤(大型の工作機械)や自動包装機などを手掛ける。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: PBR0.4倍台。インフラを支える重工業メーカーへの設備投資が回復すれば、同社の大型工作機械への需要も増加します。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 航空宇宙やエネルギー分野の部品加工など、大型の設備投資案件の増加。

大同メタル工業株式会社 (7245)

  • 事業内容: 自動車エンジン用などの「すべり軸受」で世界トップクラスのシェア。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: PBR0.4倍台。荏原が手掛けるポンプやコンプレッサといった回転機械にも、同社の高性能な軸受は不可欠な部品です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 自動車生産の回復、産業機械の設備投資拡大。

日本フエルト株式会社 (3512)

  • 事業内容: 製紙用フェルト(抄紙用具)の製造・販売で国内トップシェア。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: PBR0.4倍と極めて低い資産バリュー。製紙という巨大なプロセス産業を支えるニッチトップ企業として、その安定性が見直される可能性があります。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 段ボール需要の底堅さや、株主還元強化策の発表。

株式会社OKK (6205)

  • 事業内容: 中小型マシニングセンタなど工作機械メーカー。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: PBR0.4倍台。荏原が部品を供給する製造業全般の設備投資が回復する局面で、その極端な割安さから注目されるダークホース的な存在です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 工作機械受注統計の力強い回復。


【3】プラントエンジニアリング・建設 – 巨大プロジェクトの担い手 (6選)

半導体工場やエネルギー施設など、荏原の製品が使われる「場」を建設する企業群。

日揮ホールディングス株式会社 (1963)

  • 事業内容: プラントエンジニアリング大手。LNGプラントに強み。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: エネルギー価格の高止まりを受け、世界中でLNGプラントなどへの投資が活発化。PBR1倍割れと割安なエンジニアリング株として連想されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 海外での大型LNGプラントの受注や、GX(水素・アンモニア)関連のプロジェクト具体化。

東洋エンジニアリング株式会社 (6330)

  • 事業内容: プラントエンジニアリング大手。化学プラント、インフラ分野に実績。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 肥料やアンモニアプラントなどで高い実績。世界の食糧問題やエネルギー転換の流れの中で、同社の技術が求められます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 新興国での肥料プラントや、GX関連のアンモニアプラントの大型受注。

千代田化工建設株式会社 (6366)

  • 事業内容: プラントエンジニアリング大手。LNG、石油精製分野に強み。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 日揮と同様、LNGプロジェクトの活発化が最大の追い風。水素サプライチェーン構築など、次世代エネルギー分野での活躍も期待されます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 同社が手掛ける水素関連技術が、国家プロジェクトに採用されるなどのニュース。

大成建設株式会社 (1801)

  • 事業内容: 大手総合建設会社(スーパーゼネコン)。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: PBRは0.8倍前後。半導体工場やデータセンターなど、高度な技術が求められる工場の建設で高い実績。設備投資の拡大から恩恵を受けます。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国内での大規模な半導体工場やデータセンターの建設計画の発表。

鹿島建設株式会社 (1812)

  • 事業内容: 大手総合建設会社(スーパーゼネコン)。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 大成建設と同様、国内の大型設備投資の恩恵を受ける代表格。PBRも割安で、安定した事業基盤を持つバリュー株です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): 国土強靭化計画に基づく大型公共事業や、都市再開発プロジェクトの進展。

株式会社ミライト・ワン (1417)

  • 事業内容: 情報通信インフラ構築、電気設備、環境・社会イノベーション事業。

  • 「荏原」高騰との関連性と注目理由: 半導体工場やデータセンターに不可欠な、情報通信設備や電気設備の工事を担います。インフラ投資の拡大を支える割安な銘柄です。

  • ザラ場で注目される背景(直近ニュース影響): データセンターへの投資拡大や、5G/6Gといった次世代通信網の普及。

投資判断にあたっての注意点

上記にご紹介した銘柄は、現時点での情報に基づき、「荏原高騰」の背景となる半導体・インフラ投資のテーマで連想買いが期待されるバリュー株です。しかし、これらが必ずしも本日ザラ場で上昇することを保証するものではありません。連想買いは短期的な需給で株価が大きく動く一方、その熱が冷めると急速に株価が下落するリスクもあります。また、設備投資関連銘柄は景気動向に業績が大きく左右されます。

市場全体の地合い、ニュースフロー、個別銘柄の需給バランスなど、多くの要因が株価に影響を与えます。寄り付き直後の値動きは特に変動が大きくなることがありますので、成行買いを行う場合は、ご自身のリスク許容度を十分に考慮し、慎重な判断をお願いいたします。

免責事項

本情報は、投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資はリスクを伴い、元本割れする可能性もあります。投資の最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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