【完全版】新電元工業の次に輝くのは?プロが厳選する「お宝バリュー株」30銘柄

nd20d2e53dd37
  • URLをコピーしました!

パワー半導体大手の新電元工業(6844)が再評価され、株価は大きく上昇しました。市場が示したのは、EVシフトと再エネ普及というメガトレンドに乗る老舗の技術力と割安さを巡る再発見であり、同じ構造的追い風を受けながらもPBR1倍割れに放置されている「お宝バリュー株」は決して新電元工業だけではない、というメッセージです。

本記事では、新電元工業(6844)の躍進から連想して、プロが厳選する30銘柄のバリュー株を①パワー半導体・電子部品、②自動車・EV、③エネルギー・インフラ、④素材・その他製造業、の4セクターに分けて徹底解剖します。各企業について事業内容・注目理由・最近の動き・リスク要因を簡潔にまとめ、初心者の方でもポートフォリオに組み入れる候補を絞り込めるよう設計しました。

👤
パワー半導体の新電元工業(6844)が急騰しましたよね。
次に再評価される割安バリュー株って、どんな銘柄があるんですか?
👤
EV・再エネ・半導体投資という3つのメガトレンドに乗っている企業のうち、PBR1倍割れで放置されている老舗を中心に30銘柄に絞り込みました。東証のPBR改革要請も追い風になりますので、順番に見ていきましょう。
目次

新電元工業の急騰が示す3つのキーワードと30銘柄の全体像

👤
まずは新電元工業の躍進が暗示する3つの投資キーワードと、その文脈で本記事が選んだ30銘柄の全体マップを確認しましょう。
この章の要点
  • 新電元工業の急騰はEVシフト・再エネ普及・PBR是正の3つが交差した結果
  • 同じ構造変化の恩恵を受けながら割安な30銘柄を4セクターに整理
  • 各銘柄はPBR目安・配当利回り目安・EV/再エネ関連でスクリーニングしやすい一覧表に

新電元工業(6844)の急騰は単発の物色ではなく、パワーエレクトロニクスの再評価再エネと電力インフラ投資東証によるPBR改革要請の3つが同時に作用した結果と見るのが自然です。次の表でそれぞれのキーワードと代表銘柄を整理しました。

キーワード内容投資テーマ代表銘柄
EVシフト自動車の電動化急速充電・インバーター・モーターアイシン、GSユアサ
再エネ普及発電・系統安定化パワコン・系統安定化・蓄電明電舎、電源開発、ダイヘン
半導体投資FAB増設と国産化前工程/後工程素材・部材TOPPAN、AGC、大陽日酸
PBR是正東証要請への対応資本効率改善と株主還元豊田自動織機、住友電気工業

以下が、本記事で取り上げる30銘柄の全体マップです。PBR・配当利回り・EV関連の強みでざっと俯瞰し、気になる銘柄からセクション内の詳細解説へ飛んでください。

セクター銘柄PBR目安配当利回り目安EV関連の強み
パワ系タムラ製作所(6768)0.5〜0.7倍2%台後半◎ EV充電器・インバーター
パワ系サンケン電気(6707)0.8倍前後3%前後◎ モーター制御
パワ系日本ケミコン(6997)0.4〜0.6倍2%台◎ インバーター
パワ系太陽誘電(6976)1倍前後2%台◎ ADAS高度化
パワ系大真空(6962)0.4倍前後2%台◎ 車載タイミングデバイス
自動系アイシン(7259)0.7倍前後3%前後◎ eAxle
自動系ジェイテクト(6473)0.5倍前後3%超◎ EPS・ステアバイワイヤ
自動系ミツバ(7280)0.3倍前後3%前後○ 補機モーター
自動系曙ブレーキ工業(7238)0.3倍前後無配◎ 回生協調ブレーキ
自動系スタンレー電気(6923)0.9倍前後3%前後◎ 次世代ヘッドランプ
エネ系明電舎(6508)0.9倍前後3%超◎ 急速充電インフラ
エネ系ダイヘン(6622)1倍前後3%前後○ ワイヤレス充電
エネ系GSユアサ(6674)1倍前後2%前後◎ 車載LIB(ホンダ協業)
エネ系住友電気工業(5802)0.9倍前後3%前後◎ ワイヤーハーネス・GaN
エネ系電源開発(J-POWER)(9513)0.5倍前後4%超△ 充電インフラ程度
素材系ADEKA(4401)0.9倍前後2%台◎ 樹脂添加剤
素材系日本精工(NSK)(6471)0.7倍前後3%超◎ モーター用ベアリング
素材系KYB(7242)0.4倍前後3%前後◎ 高性能ダンパー
素材系大同特殊鋼(5471)0.6倍前後3%超◎ モーターコア材
素材系豊田自動織機(6201)0.8倍前後2%前後◎ 電動コンプレッサー
素材系小松製作所(コマツ)(6301)1.5倍前後3%超◎ 電動建機
素材系日本ガイシ(5333)0.9倍前後3%前後○ セラミックス
素材系TOPPANホールディングス(7911)0.9倍前後2%台○ 車載パッケージング
素材系AGC(5201)0.7倍前後3%前後◎ EV向けガラス・樹脂
素材系酉島製作所(6363)0.5倍前後2%前後△ 限定的
素材系ニッパツ(5991)0.4倍前後4%前後◎ モーターコア・次世代シート
素材系日本酸素ホールディングス(旧大陽日酸)(4091)2倍前後2%前後○ 水素サプライ
素材系ヒロセ電機(6806)2倍前後2%前後◎ 高速伝送・大電流
素材系DMG森精機(6141)1.2倍前後3%前後◎ 加工機・自動化
素材系日立建機(6305)0.8倍前後4%超◎ 電動建機

投資テーマ別マッピング:6つのテーマに30銘柄を割り当てる

👤
30銘柄をテーマ別に並べ替えると、自分のポートフォリオの「足りないピース」が浮き彫りになります。
この章の要点
  • EV・再エネ・半導体・素材など6つのテーマに30銘柄をマッピング
  • 自分のPFに不足しているテーマを可視化できる
  • 複数テーマに重複する総合バリュー株も発見しやすい

テーマ別マップを使うと、既に多数保有しているテーマまだ手薄なテーマが一目で分かります。

投資テーマ関連銘柄
EV駆動・電動化アイシン(7259)ジェイテクト(6473)ミツバ(7280)スタンレー電気(6923)豊田自動織機(6201)
パワー半導体/GaNタムラ製作所(6768)サンケン電気(6707)住友電気工業(5802)
再エネ系統・蓄電明電舎(6508)ダイヘン(6622)GSユアサ(6674)電源開発(J-POWER)(9513)日本ガイシ(5333)
半導体製造装置・素材TOPPANホールディングス(7911)AGC(5201)日本酸素ホールディングス(旧大陽日酸)(4091)太陽誘電(6976)日本ケミコン(6997)大真空(6962)ヒロセ電機(6806)
インフラ・建機・特殊鋼小松製作所(コマツ)(6301)日立建機(6305)日本精工(NSK)(6471)酉島製作所(6363)大同特殊鋼(5471)ニッパツ(5991)KYB(7242)DMG森精機(6141)
樹脂・化学・添加剤ADEKA(4401)

①パワー半導体・電子部品関連セクター

👤
パワー半導体・電子部品セクターでは、EVの心臓部を握る5社を厳選しました。GaN対応MLCCなど、新電元工業の周辺領域が中心です。
このセクターの要点
  • EVシフトで構造的に需要が増えるパワー半導体・電子部品の中核5社
  • GaN・MLCC・水晶デバイスといった次世代キーワードを網羅
  • PBR0.4〜1倍前後のバリューゾーンに集中

このセクターは「EV・再エネ化の心臓を握る」というテーマで括れます。新電元工業(6844)の躍進から連想される恩恵銘柄を、PBRや配当利回りの観点で割安に放置されている企業に絞って選びました。

銘柄事業の柱PBR目安配当利回り目安
タムラ製作所(6768)電子部品(リアクトル・トランス)、はんだ材料、放送機器の3本柱を持つ老舗電気電子部品メーカー。電源用…0.5〜0.7倍2%台後半
サンケン電気(6707)パワー半導体と電源ICを主力とする半導体メーカー。モーター制御用IC・電源ICなどアナログ技術に強み…0.8倍前後3%前後
日本ケミコン(6997)アルミ電解コンデンサで世界トップクラスのシェアを誇る電子部品メーカー。リチウムイオンキャパシタなど次…0.4〜0.6倍2%台
太陽誘電(6976)積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界トップクラスのシェア。インダクタやSAW/BAWフィルタも…1倍前後2%台
大真空(6962)水晶振動子・水晶発振器の専業メーカー。小型・高精度で世界トップクラス。…0.4倍前後2%台

【パワー半導体・電子部品関連セクター】株式会社タムラ製作所(6768)

株式会社タムラ製作所(6768)は、電子部品(リアクトル・トランス)、はんだ材料、放送機器の3本柱を持つ老舗電気電子部品メーカー。電源用部品やはんだフラックスで高シェアを誇る。を主力とする企業です。

証券コード株式会社タムラ製作所(6768)
PBR目安0.5〜0.7倍
配当利回り目安2%台後半
EV関連での強み◎ EV充電器・インバーター
再エネ・脱炭素◎ パワコン用リアクトル

事業内容

電子部品(リアクトル・トランス)、はんだ材料、放送機器の3本柱を持つ老舗電気電子部品メーカー。電源用部品やはんだフラックスで高シェアを誇る。

注目理由

EVの急速充電器やインバーターに不可欠なリアクトル需要が拡大。GaN(窒化ガリウム)対応の次世代パワー部品にも注力しており、PBR1倍割れでバリュー妙味あり。

最近の動向

1924年創業。放送機器で培った技術を電子部品に応用し、近年はGaN関連の電子部品開発を加速。

リスク要因

民生機器の需要変動や原材料価格の影響を受けやすい。

【パワー半導体・電子部品関連セクター】サンケン電気株式会社(6707)

サンケン電気株式会社(6707)は、パワー半導体と電源ICを主力とする半導体メーカー。モーター制御用IC・電源ICなどアナログ技術に強みを持つ。を主力とする企業です。

証券コードサンケン電気株式会社(6707)
PBR目安0.8倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み◎ モーター制御
再エネ・脱炭素○ 電源IC全般

事業内容

パワー半導体と電源ICを主力とする半導体メーカー。モーター制御用IC・電源ICなどアナログ技術に強みを持つ。

注目理由

EVシフトと省エネ化の追い風を受ける直接的なパワー半導体プレーヤー。子会社アレグロ売却で財務体質が改善し、成長投資余力が増している。

最近の動向

1946年創業。不採算事業を整理し、パワー半導体への経営資源集中を加速中。

リスク要因

シリコンサイクルと為替変動の影響を受けやすい。

【パワー半導体・電子部品関連セクター】日本ケミコン株式会社(6997)

日本ケミコン株式会社(6997)は、アルミ電解コンデンサで世界トップクラスのシェアを誇る電子部品メーカー。リチウムイオンキャパシタなど次世代エネルギーデバイスも手掛ける。を主力とする企業です。

証券コード日本ケミコン株式会社(6997)
PBR目安0.4〜0.6倍
配当利回り目安2%台
EV関連での強み◎ インバーター
再エネ・脱炭素◎ パワコン用大容量品

事業内容

アルミ電解コンデンサで世界トップクラスのシェアを誇る電子部品メーカー。リチウムイオンキャパシタなど次世代エネルギーデバイスも手掛ける。

注目理由

EVインバーターや充電器、パワコンに不可欠な大容量コンデンサ需要が構造的に拡大。技術力の評価に比して株価は低位。

最近の動向

1931年創業。アルミ電解コンデンサの研究開発をリードし、車載・5G・データセンター向け製品を強化。

リスク要因

アルミ箔価格と中華勢との価格競争。

【パワー半導体・電子部品関連セクター】太陽誘電株式会社(6976)

太陽誘電株式会社(6976)は、積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界トップクラスのシェア。インダクタやSAW/BAWフィルタも主力。を主力とする企業です。

証券コード太陽誘電株式会社(6976)
PBR目安1倍前後
配当利回り目安2%台
EV関連での強み◎ ADAS高度化
再エネ・脱炭素○ 基地局・データセンター

事業内容

積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界トップクラスのシェア。インダクタやSAW/BAWフィルタも主力。

注目理由

MLCCは産業のコメ。EV1台あたりの搭載個数が急増しており、需要は中長期で構造的に拡大する。

最近の動向

素材から一貫生産。車載・データセンター・5G基地局向けに重点投資。

リスク要因

スマホ市況に左右されやすく、為替・競合との価格競争もリスク。

【パワー半導体・電子部品関連セクター】株式会社大真空(6962)

株式会社大真空(6962)は、水晶振動子・水晶発振器の専業メーカー。小型・高精度で世界トップクラス。を主力とする企業です。

証券コード株式会社大真空(6962)
PBR目安0.4倍前後
配当利回り目安2%台
EV関連での強み◎ 車載タイミングデバイス
再エネ・脱炭素○ 5G基地局

事業内容

水晶振動子・水晶発振器の専業メーカー。小型・高精度で世界トップクラス。

注目理由

5G・IoT・車載電装化で構造的に需要増。新電元工業の電源製品が組み込まれる最終製品の高度化を間接的に支える。

最近の動向

1959年創業。超小型化技術で業界をリード。

リスク要因

スマホ市場の成熟化・大口顧客への依存度。

②自動車・EV関連セクター

👤
自動車・EVセクターは、駆動・操舵・制動・照明という車の基本動作を担う5社をピックアップ。EV化でも必須機能は残る点がポイント。
このセクターの要点
  • EV化でも残る駆動・操舵・制動・照明・補機の代表5社
  • アイシン・ジェイテクトなどPBR1倍割れの大物が並ぶ
  • 認証問題からの回復シナリオを織り込むハイリターン候補も

このセクターは「EV駆動と走行性能を担う」というテーマで括れます。新電元工業(6844)の躍進から連想される恩恵銘柄を、PBRや配当利回りの観点で割安に放置されている企業に絞って選びました。

銘柄事業の柱PBR目安配当利回り目安
アイシン(7259)トランスミッション世界トップクラスの総合自動車部品メーカー。ブレーキ・車体・エンジン関連も幅広く展開…0.7倍前後3%前後
ジェイテクト(6473)操舵装置(ステアリング)と軸受(ベアリング)が二本柱。EPSで世界トップシェア。…0.5倍前後3%超
ミツバ(7280)ワイパーシステム、パワーウインドウモーター、ファンモーター等の自動車向け小型モーターメーカー。…0.3倍前後3%前後
曙ブレーキ工業(7238)自動車用ブレーキ及び摩擦材の専門メーカー。国内外OEMに供給。…0.3倍前後無配
スタンレー電気(6923)自動車用ヘッドランプ・テールランプの大手。LED化を主導。電子デバイスも展開。…0.9倍前後3%前後

【自動車・EV関連セクター】株式会社アイシン(7259)

株式会社アイシン(7259)は、トランスミッション世界トップクラスの総合自動車部品メーカー。ブレーキ・車体・エンジン関連も幅広く展開。を主力とする企業です。

証券コード株式会社アイシン(7259)
PBR目安0.7倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み◎ eAxle
再エネ・脱炭素△ 工場省エネ程度

事業内容

トランスミッション世界トップクラスの総合自動車部品メーカー。ブレーキ・車体・エンジン関連も幅広く展開。

注目理由

駆動モーター・ギア・インバーター一体型のeAxleが今後の成長軸。PBR1倍割れの是正余地が大きい。

最近の動向

2021年にアイシン精機とアイシンAWが経営統合。電動化対応を最重要課題に設定。

リスク要因

オートマチックトランスミッション市場の縮小、転換スピード。

【自動車・EV関連セクター】株式会社ジェイテクト(6473)

株式会社ジェイテクト(6473)は、操舵装置(ステアリング)と軸受(ベアリング)が二本柱。EPSで世界トップシェア。を主力とする企業です。

証券コード株式会社ジェイテクト(6473)
PBR目安0.5倍前後
配当利回り目安3%超
EV関連での強み◎ EPS・ステアバイワイヤ
再エネ・脱炭素△ 風力ベアリング

事業内容

操舵装置(ステアリング)と軸受(ベアリング)が二本柱。EPSで世界トップシェア。

注目理由

自動運転に伴うステア・バイ・ワイヤ普及で高機能EPS需要が拡大。長期PBR1倍割れの修正余地が大きい。

最近の動向

光洋精工と豊田工機の合併で誕生。高出力EPSの開発と軸受の効率化を推進。

リスク要因

完成車メーカーの生産動向、ベアリングの市況変動。

【自動車・EV関連セクター】ミツバ株式会社(7280)

ミツバ株式会社(7280)は、ワイパーシステム、パワーウインドウモーター、ファンモーター等の自動車向け小型モーターメーカー。を主力とする企業です。

証券コードミツバ株式会社(7280)
PBR目安0.3倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み○ 補機モーター
再エネ・脱炭素△ 限定的

事業内容

ワイパーシステム、パワーウインドウモーター、ファンモーター等の自動車向け小型モーターメーカー。

注目理由

EV化でもワイパー・電動ウォーターポンプ・パワーシートは必須。PBR0.3倍前後と極端な割安水準に放置。

最近の動向

自転車用ランプから出発し、二輪・四輪向けモーターで成長。事業構造改革で収益性改善中。

リスク要因

特定顧客への依存、原材料・物流費の高騰。

【自動車・EV関連セクター】株式会社曙ブレーキ工業(7238)

株式会社曙ブレーキ工業(7238)は、自動車用ブレーキ及び摩擦材の専門メーカー。国内外OEMに供給。を主力とする企業です。

証券コード株式会社曙ブレーキ工業(7238)
PBR目安0.3倍前後
配当利回り目安無配
EV関連での強み◎ 回生協調ブレーキ
再エネ・脱炭素

事業内容

自動車用ブレーキ及び摩擦材の専門メーカー。国内外OEMに供給。

注目理由

回生ブレーキ協調制御の高度化でブレーキの重要性は不変どころか上昇。事業再生ADR後の業績回復が進めば株価大化け期待。

最近の動向

1929年創業。F1供給実績あり。2019年ADR後はリストラと財務再建を実施。

リスク要因

財務リスク残存、原材料価格の高騰。

【自動車・EV関連セクター】スタンレー電気株式会社(6923)

スタンレー電気株式会社(6923)は、自動車用ヘッドランプ・テールランプの大手。LED化を主導。電子デバイスも展開。を主力とする企業です。

証券コードスタンレー電気株式会社(6923)
PBR目安0.9倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み◎ 次世代ヘッドランプ
再エネ・脱炭素

事業内容

自動車用ヘッドランプ・テールランプの大手。LED化を主導。電子デバイスも展開。

注目理由

EV化で車のデザイン自由度が増し、ランプがブランドの顔へ。ADB・レーザー光源など次世代技術も保有。

最近の動向

1920年創業。HID→LED→次世代光源と技術革新を主導。

リスク要因

完成車の生産・投資動向、LEDチップ価格変動。

③エネルギー・インフラ関連セクター

👤
エネルギー・インフラセクターは、再エネ系統・蓄電・充電網という新電元工業の本丸領域です。高配当バリューも多く揃っています。
このセクターの要点
  • 再エネ系統・蓄電・充電網を支える総合重電・電源系5社
  • 電源開発(J-POWER)の高配当が示す資産価値の高さ
  • GSユアサ・住友電工は新電元工業との連想ライン

このセクターは「電力安定供給と充電網を支える」というテーマで括れます。新電元工業(6844)の躍進から連想される恩恵銘柄を、PBRや配当利回りの観点で割安に放置されている企業に絞って選びました。

銘柄事業の柱PBR目安配当利回り目安
明電舎(6508)発電・変電・送電システム、水処理、産業用モーター・インバーターを手掛ける総合重電メーカー。…0.9倍前後3%超
ダイヘン(6622)電力用変圧器・配電スイッチ、溶接機・切断機、半導体製造装置向け高周波電源の3本柱。…1倍前後3%前後
GSユアサ(6674)自動車用・産業用鉛蓄電池で国内トップシェア。リチウムイオン電池・大規模蓄電システムにも注力。…1倍前後2%前後
住友電気工業(5802)電線・ケーブル、自動車部品(ワイヤーハーネス等)、情報通信、エレクトロニクス、エネルギーの5事業を展…0.9倍前後3%前後
電源開発(J-POWER)(9513)国内最大の卸電気事業者。水力・大型石炭火力を保有・運営し、再エネ開発にも積極的。…0.5倍前後4%超

【エネルギー・インフラ関連セクター】株式会社明電舎(6508)

株式会社明電舎(6508)は、発電・変電・送電システム、水処理、産業用モーター・インバーターを手掛ける総合重電メーカー。を主力とする企業です。

証券コード株式会社明電舎(6508)
PBR目安0.9倍前後
配当利回り目安3%超
EV関連での強み◎ 急速充電インフラ
再エネ・脱炭素◎ 系統安定化

事業内容

発電・変電・送電システム、水処理、産業用モーター・インバーターを手掛ける総合重電メーカー。

注目理由

再エネ拡大の系統安定化、EV急速充電インフラ整備の双方で恩恵。新電元工業の領域と近接し連想されやすい。

最近の動向

1897年創業。脱炭素関連事業とEV向けモーター・インバーター開発を強化。

リスク要因

国内公共投資の動向、海外プラントの地政学リスク。

【エネルギー・インフラ関連セクター】ダイヘン株式会社(6622)

ダイヘン株式会社(6622)は、電力用変圧器・配電スイッチ、溶接機・切断機、半導体製造装置向け高周波電源の3本柱。を主力とする企業です。

証券コードダイヘン株式会社(6622)
PBR目安1倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み○ ワイヤレス充電
再エネ・脱炭素◎ 変圧器・配電

事業内容

電力用変圧器・配電スイッチ、溶接機・切断機、半導体製造装置向け高周波電源の3本柱。

注目理由

電力インフラ更新と再エネ拡大、半導体投資の三重の追い風。柱上変圧器は国内トップシェア。

最近の動向

1919年創業。ワイヤレス充電システム開発を加速し、AGVや将来のEVへの応用を見込む。

リスク要因

半導体シリコンサイクルと国内外景気の影響。

【エネルギー・インフラ関連セクター】株式会社GSユアサ(6674)

株式会社GSユアサ(6674)は、自動車用・産業用鉛蓄電池で国内トップシェア。リチウムイオン電池・大規模蓄電システムにも注力。を主力とする企業です。

証券コード株式会社GSユアサ(6674)
PBR目安1倍前後
配当利回り目安2%前後
EV関連での強み◎ 車載LIB(ホンダ協業)
再エネ・脱炭素◎ 系統用蓄電

事業内容

自動車用・産業用鉛蓄電池で国内トップシェア。リチウムイオン電池・大規模蓄電システムにも注力。

注目理由

再エネ普及で蓄電池は不可欠。EV向けリチウムイオン電池ではホンダと協業し、株価の見直し余地は大きい。

最近の動向

日本電池とユアサコーポレーションが統合。リチウムイオン電池に大規模投資を継続。

リスク要因

中韓勢との競争激化、原料(リチウム・コバルト)価格変動。

【エネルギー・インフラ関連セクター】住友電気工業株式会社(5802)

住友電気工業株式会社(5802)は、電線・ケーブル、自動車部品(ワイヤーハーネス等)、情報通信、エレクトロニクス、エネルギーの5事業を展開する複合企業。を主力とする企業です。

証券コード住友電気工業株式会社(5802)
PBR目安0.9倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み◎ ワイヤーハーネス・GaN
再エネ・脱炭素◎ 海底ケーブル

事業内容

電線・ケーブル、自動車部品(ワイヤーハーネス等)、情報通信、エレクトロニクス、エネルギーの5事業を展開する複合企業。

注目理由

EV・エネルギー・半導体の全領域で同社製品が深く関わる。GaN基板で世界をリード。

最近の動向

1897年創業。銅線製造から多角化、次世代パワー半導体材料に注力。

リスク要因

事業範囲が広く特定事業の好不調が他事業で相殺される、為替変動。

【エネルギー・インフラ関連セクター】電源開発株式会社(9513)

電源開発株式会社(9513)は、国内最大の卸電気事業者。水力・大型石炭火力を保有・運営し、再エネ開発にも積極的。を主力とする企業です。

証券コード電源開発株式会社(9513)
PBR目安0.5倍前後
配当利回り目安4%超
EV関連での強み△ 充電インフラ程度
再エネ・脱炭素◎ 水力・洋上風力

事業内容

国内最大の卸電気事業者。水力・大型石炭火力を保有・運営し、再エネ開発にも積極的。

注目理由

国内有数の水力発電設備と全国の送変電網は洋上風力など再エネ展開の大きな強み。資産対比で株価は極めて割安、高配当バリュー株の代表格。

最近の動向

1952年に国の特殊会社として設立、現在は完全民営化。CO2フリー水素・洋上風力・バイオマスを加速。

リスク要因

石炭火力規制強化、カーボンプライシング導入。

④素材・その他製造業セクター

👤
素材・その他製造業セクターは、縁の下の力持ちとなるニッチトップ群。EVや半導体投資の裏側で需要が拡大します。
このセクターの要点
  • EV・半導体・建機・産業ガスまで横断する素材&ニッチトップ12社
  • 豊田自動織機・コマツ・日立建機など世界シェア銘柄が多数
  • PBR1倍割れのまま放置されたグローバル企業が複数

このセクターは「EV時代のニッチトップ群」というテーマで括れます。新電元工業(6844)の躍進から連想される恩恵銘柄を、PBRや配当利回りの観点で割安に放置されている企業に絞って選びました。

銘柄事業の柱PBR目安配当利回り目安
ADEKA(4401)樹脂添加剤・界面活性剤などの機能化学品と、マーガリン・ショートニングなどの食品素材の2本柱。…0.9倍前後2%台
日本精工(NSK)(6471)ベアリング(軸受)の国内最大手で世界トップクラス。自動車向けと産業機械向けが両輪。…0.7倍前後3%超
KYB(7242)自動車・二輪向けショックアブソーバで世界トップクラス。建機向け油圧シリンダー、航空・鉄道用油圧機器も…0.4倍前後3%前後
大同特殊鋼(5471)金型・工具に使う工具鋼や、エンジン・駆動部品向け構造用鋼など特殊鋼の国内最大手。…0.6倍前後3%超
豊田自動織機(6201)フォークリフト世界トップシェア。繊維機械、エンジン・カーエアコン用コンプレッサー、RAV4の受託生産…0.8倍前後2%前後
小松製作所(コマツ)(6301)建設・鉱山機械グローバル大手。ブルドーザー・油圧ショベルで世界トップクラスのシェア。…1.5倍前後3%超
日本ガイシ(5333)電力用碍子で世界首位、自動車排ガス浄化セラミックス(ハニセラム)、半導体製造装置用セラミックス、NA…0.9倍前後3%前後
TOPPANホールディングス(7911)印刷技術を核にICカード、液晶カラーフィルタ、食品パッケージ、建装材まで幅広く展開。…0.9倍前後2%台
AGC(5201)建築・自動車用ガラスで世界トップクラス。ディスプレイ用ガラス、半導体プロセス用部材、フッ素化学品など…0.7倍前後3%前後
酉島製作所(6363)電力プラント、海水淡水化、上下水道などで使う大型・高圧ポンプ専門メーカー。…0.5倍前後2%前後
ニッパツ(5991)自動車用懸架ばね・シート・精密ばねで世界トップクラス。HDD基幹部品も手掛ける。…0.4倍前後4%前後
日本酸素ホールディングス(旧大陽日酸)(4091)鉄鋼・化学・エレクトロニクス・医療など産業ガス(酸素・窒素・アルゴン)を供給する国内最大手。…2倍前後2%前後
ヒロセ電機(6806)スマホ・自動車・産業機器向けコネクタ専門メーカー。小型・高性能で高収益。…2倍前後2%前後
DMG森精機(6141)マシニングセンタ・NC旋盤などの工作機械で世界トップクラス。…1.2倍前後3%前後
日立建機(6305)日立グループから独立した油圧ショベル主力の建機大手。鉱山向け超大型機械にも強み。…0.8倍前後4%超

【素材・その他製造業セクター】株式会社ADEKA(4401)

株式会社ADEKA(4401)は、樹脂添加剤・界面活性剤などの機能化学品と、マーガリン・ショートニングなどの食品素材の2本柱。を主力とする企業です。

証券コード株式会社ADEKA(4401)
PBR目安0.9倍前後
配当利回り目安2%台
EV関連での強み◎ 樹脂添加剤
再エネ・脱炭素○ 太陽電池封止材

事業内容

樹脂添加剤・界面活性剤などの機能化学品と、マーガリン・ショートニングなどの食品素材の2本柱。

注目理由

自動車部品の軽量化や半導体封止材性能向上に添加剤が不可欠。EV化と電子部品高性能化のトレンドを素材で支える。

最近の動向

苛性ソーダから出発し応用化学で成長。半導体微細化対応材料とライフサイエンスを強化。

リスク要因

原油価格変動、川下産業の景気後退。

【素材・その他製造業セクター】日本精工株式会社(6471)

日本精工株式会社(6471)は、ベアリング(軸受)の国内最大手で世界トップクラス。自動車向けと産業機械向けが両輪。を主力とする企業です。

証券コード日本精工株式会社(6471)
PBR目安0.7倍前後
配当利回り目安3%超
EV関連での強み◎ モーター用ベアリング
再エネ・脱炭素○ 風力主軸

事業内容

ベアリング(軸受)の国内最大手で世界トップクラス。自動車向けと産業機械向けが両輪。

注目理由

EV化でもモーター・車輪・ステアリングのベアリングは不可欠。より静かで高効率な回転が求められ技術力が活きる。

最近の動向

1916年に国内初のベアリング生産を開始。超低フリクション製品など環境対応に注力。

リスク要因

主要顧客の設備投資動向、中国市場依存。

【素材・その他製造業セクター】KYB株式会社(7242)

KYB株式会社(7242)は、自動車・二輪向けショックアブソーバで世界トップクラス。建機向け油圧シリンダー、航空・鉄道用油圧機器も。を主力とする企業です。

証券コードKYB株式会社(7242)
PBR目安0.4倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み◎ 高性能ダンパー
再エネ・脱炭素△ 限定的

事業内容

自動車・二輪向けショックアブソーバで世界トップクラス。建機向け油圧シリンダー、航空・鉄道用油圧機器も。

注目理由

EV化でも乗り心地と走行安定性を司るショックアブソーバは必須。重量増対応で高性能化が必要。信頼回復の進展で株価再評価期待。

最近の動向

航空機用油圧機器から自動車部品・建機分野へ進出。品質問題後の再発防止と収益改善に注力中。

リスク要因

品質問題によるブランド毀損、完成車の生産動向。

【素材・その他製造業セクター】大同特殊鋼株式会社(5471)

大同特殊鋼株式会社(5471)は、金型・工具に使う工具鋼や、エンジン・駆動部品向け構造用鋼など特殊鋼の国内最大手。を主力とする企業です。

証券コード大同特殊鋼株式会社(5471)
PBR目安0.6倍前後
配当利回り目安3%超
EV関連での強み◎ モーターコア材
再エネ・脱炭素○ 風力部材

事業内容

金型・工具に使う工具鋼や、エンジン・駆動部品向け構造用鋼など特殊鋼の国内最大手。

注目理由

EV化でもモーター・減速機やモーターコア・車体成形金型に特殊鋼は不可欠。事業転換が進めば現状PBR1倍割れは修正余地大。

最近の動向

豊田佐吉翁の自動織機特許権を基に設立。EV・航空機・エネルギー分野向け製品を強化。

リスク要因

自動車生産台数の変動、原料・エネルギーコスト。

【素材・その他製造業セクター】株式会社豊田自動織機(6201)

株式会社豊田自動織機(6201)は、フォークリフト世界トップシェア。繊維機械、エンジン・カーエアコン用コンプレッサー、RAV4の受託生産など多角展開。を主力とする企業です。

証券コード株式会社豊田自動織機(6201)
PBR目安0.8倍前後
配当利回り目安2%前後
EV関連での強み◎ 電動コンプレッサー
再エネ・脱炭素○ 工場再エネ

事業内容

フォークリフト世界トップシェア。繊維機械、エンジン・カーエアコン用コンプレッサー、RAV4の受託生産など多角展開。

注目理由

電動コンプレッサーで世界首位を維持。物流自動化の潮流でフォークリフトは安定成長。トヨタ自動車の筆頭株主で資産価値は莫大、PBR1倍割れは割安。

最近の動向

1926年設立。トヨタ自動車誕生の源流企業。

リスク要因

認証不正問題によるガバナンス課題、信頼回復。

【素材・その他製造業セクター】株式会社小松製作所(6301)

株式会社小松製作所(6301)は、建設・鉱山機械グローバル大手。ブルドーザー・油圧ショベルで世界トップクラスのシェア。を主力とする企業です。

証券コード株式会社小松製作所(6301)
PBR目安1.5倍前後
配当利回り目安3%超
EV関連での強み◎ 電動建機
再エネ・脱炭素○ 鉱山DX

事業内容

建設・鉱山機械グローバル大手。ブルドーザー・油圧ショベルで世界トップクラスのシェア。

注目理由

世界インフラ投資と資源開発が事業を下支え。スマートコンストラクションと電動化建機の推進が成長ドライバー。

最近の動向

1921年創業。自律走行ダンプトラック等DXを積極推進。

リスク要因

世界景気・中国/資源国動向、為替、競合との競争。

【素材・その他製造業セクター】日本ガイシ株式会社(5333)

日本ガイシ株式会社(5333)は、電力用碍子で世界首位、自動車排ガス浄化セラミックス(ハニセラム)、半導体製造装置用セラミックス、NAS電池が主力。を主力とする企業です。

証券コード日本ガイシ株式会社(5333)
PBR目安0.9倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み○ セラミックス
再エネ・脱炭素◎ NAS電池

事業内容

電力用碍子で世界首位、自動車排ガス浄化セラミックス(ハニセラム)、半導体製造装置用セラミックス、NAS電池が主力。

注目理由

NAS電池は再エネ普及の系統蓄電として有望。半導体微細化対応の機能セラミックスも追い風。

最近の動向

森村グループの中核企業。CO2分離膜など新技術開発に注力。

リスク要因

排ガス浄化部品はEVシフトで市場縮小リスク。

【素材・その他製造業セクター】TOPPANホールディングス株式会社(7911)

TOPPANホールディングス株式会社(7911)は、印刷技術を核にICカード、液晶カラーフィルタ、食品パッケージ、建装材まで幅広く展開。を主力とする企業です。

証券コードTOPPANホールディングス株式会社(7911)
PBR目安0.9倍前後
配当利回り目安2%台
EV関連での強み○ 車載パッケージング
再エネ・脱炭素○ 再エネ・蓄電関連

事業内容

印刷技術を核にICカード、液晶カラーフィルタ、食品パッケージ、建装材まで幅広く展開。

注目理由

フォトマスク、FC-BGAなど最先端半導体関連事業が成長エンジン。ハイテク企業への変貌が株価に十分織り込まれていない。

最近の動向

1900年創業。2023年に持株会社化。DX・ヘルスケア・エネルギー投資を加速。

リスク要因

出版印刷の構造的市場縮小、成長事業への転換成否。

【素材・その他製造業セクター】AGC株式会社(5201)

AGC株式会社(5201)は、建築・自動車用ガラスで世界トップクラス。ディスプレイ用ガラス、半導体プロセス用部材、フッ素化学品なども展開。を主力とする企業です。

証券コードAGC株式会社(5201)
PBR目安0.7倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み◎ EV向けガラス・樹脂
再エネ・脱炭素○ 太陽電池カバー

事業内容

建築・自動車用ガラスで世界トップクラス。ディスプレイ用ガラス、半導体プロセス用部材、フッ素化学品なども展開。

注目理由

EUV用フォトマスクブランクス、EV向け部材、ライフサイエンスといった高付加価値事業が成長ドライバー。巨大企業ながらPBR1倍割れで水準訂正余地大。

最近の動向

旧旭硝子。三菱グループの中核。エレクトロニクス・ライフサイエンスへ経営資源集中。

リスク要因

原燃料価格高騰、世界経済の減速。

【素材・その他製造業セクター】株式会社酉島製作所(6363)

株式会社酉島製作所(6363)は、電力プラント、海水淡水化、上下水道などで使う大型・高圧ポンプ専門メーカー。を主力とする企業です。

証券コード株式会社酉島製作所(6363)
PBR目安0.5倍前後
配当利回り目安2%前後
EV関連での強み△ 限定的
再エネ・脱炭素◎ 地熱・バイオマス向け

事業内容

電力プラント、海水淡水化、上下水道などで使う大型・高圧ポンプ専門メーカー。

注目理由

ポンプの省エネ化はCO2削減に直結。脱炭素潮流で重要性が増し、地味ながら更新需要が見込める。PBRは低水準。

最近の動向

1919年創業。地熱・バイオマス・CCS向けポンプ開発も推進。

リスク要因

国内外プラント受注のタイミングで業績変動が大。

【素材・その他製造業セクター】株式会社ニッパツ(5991)

株式会社ニッパツ(5991)は、自動車用懸架ばね・シート・精密ばねで世界トップクラス。HDD基幹部品も手掛ける。を主力とする企業です。

証券コード株式会社ニッパツ(5991)
PBR目安0.4倍前後
配当利回り目安4%前後
EV関連での強み◎ モーターコア・次世代シート
再エネ・脱炭素

事業内容

自動車用懸架ばね・シート・精密ばねで世界トップクラス。HDD基幹部品も手掛ける。

注目理由

EVでも懸架ばね・シートは必須でバッテリー重量増対応で技術要求が高まる。モーターコアなどEV関連事業も拡張中。

最近の動向

1939年設立。電動化・自動運転対応の次世代シート・高効率モーターコアを開発。

リスク要因

自動車生産動向、HDDからSSDへの構造変化。

【素材・その他製造業セクター】日本酸素ホールディングス株式会社(4091)

日本酸素ホールディングス株式会社(4091)は、鉄鋼・化学・エレクトロニクス・医療など産業ガス(酸素・窒素・アルゴン)を供給する国内最大手。を主力とする企業です。

証券コード日本酸素ホールディングス株式会社(4091)
PBR目安2倍前後
配当利回り目安2%前後
EV関連での強み○ 水素サプライ
再エネ・脱炭素◎ 水素関連

事業内容

鉄鋼・化学・エレクトロニクス・医療など産業ガス(酸素・窒素・アルゴン)を供給する国内最大手。

注目理由

半導体製造で大量に必要な特殊ガス・高純度産業ガス需要が拡大。水素エネルギー社会でも中核を担う。

最近の動向

三菱ケミカルグループの一員。M&Aでグローバル基盤を確立。

リスク要因

電力多消費型のため電気料金上昇、世界景気後退による産業需要減。

【素材・その他製造業セクター】ヒロセ電機株式会社(6806)

ヒロセ電機株式会社(6806)は、スマホ・自動車・産業機器向けコネクタ専門メーカー。小型・高性能で高収益。を主力とする企業です。

証券コードヒロセ電機株式会社(6806)
PBR目安2倍前後
配当利回り目安2%前後
EV関連での強み◎ 高速伝送・大電流
再エネ・脱炭素○ 蓄電・PCS

事業内容

スマホ・自動車・産業機器向けコネクタ専門メーカー。小型・高性能で高収益。

注目理由

EV化と高性能化で情報・電力量が増加し、高速伝送・大電流対応の同社製品の重要性が上昇。超優良財務で逆風時に拾える銘柄。

最近の動向

1937年創業。FA・車載向け高信頼性製品を強化。

リスク要因

エレクトロニクス市況、スマホ需要動向。

【素材・その他製造業セクター】DMG森精機株式会社(6141)

DMG森精機株式会社(6141)は、マシニングセンタ・NC旋盤などの工作機械で世界トップクラス。を主力とする企業です。

証券コードDMG森精機株式会社(6141)
PBR目安1.2倍前後
配当利回り目安3%前後
EV関連での強み◎ 加工機・自動化
再エネ・脱炭素○ 風力部品加工

事業内容

マシニングセンタ・NC旋盤などの工作機械で世界トップクラス。

注目理由

EVモーター・バッテリーケース・半導体製造装置部品の加工に高性能工作機械が必須。自動化・DXソリューションも提供。

最近の動向

独Gildemeister AGとの統合で現体制。ハードとソフトの両面で業界を牽引。

リスク要因

工作機械業界は景気感応度が高い。地政学・サプライチェーン混乱。

【素材・その他製造業セクター】日立建機株式会社(6305)

日立建機株式会社(6305)は、日立グループから独立した油圧ショベル主力の建機大手。鉱山向け超大型機械にも強み。を主力とする企業です。

証券コード日立建機株式会社(6305)
PBR目安0.8倍前後
配当利回り目安4%超
EV関連での強み◎ 電動建機
再エネ・脱炭素○ 風力建設機械

事業内容

日立グループから独立した油圧ショベル主力の建機大手。鉱山向け超大型機械にも強み。

注目理由

世界の人口増・都市化に伴うインフラ整備と資源開発が中長期成長を支える。電動建機・DXで小松と並ぶ存在。PBR1倍割れ・高配当。

最近の動向

1970年に日立から独立。2022年に伊藤忠商事との連携を強化。

リスク要因

新興国・資源国の景気動向、鋼材高、競合との価格競争。

投資判断のチェックポイントとリスクマトリクス

👤
30銘柄を眺めた後は、共通のチェックポイントリスクシナリオを一度押さえておきましょう。
この章の要点
  • PBR水準を5段階で読み解くフレームワーク
  • 高配当バリューの上位8銘柄をランキング表で可視化
  • 6つのリスク要因と影響度をマトリクス化

PBRは単純な高低だけで判断しないことが肝心です。以下の表で、PBR水準ごとの市場の見方と着眼点を整理しました。

PBR水準市場の見方着眼点
0.3倍以下極端な割安、または市場が業績悪化を強く織り込み業績反転・財務再建のシナリオが必要
0.3〜0.5倍資産価値ベースで割安、東証要請の対象ゾーンROE改善と株主還元強化の有無を確認
0.5〜0.8倍やや割安、ニッチトップが多い事業ポートフォリオ転換の進捗が鍵
0.8〜1.0倍適正に近づく境界線稼ぐ力と成長戦略が次の論点
1.0倍以上資本効率の改善が織り込まれた水準更なる上方修正と業績裏付けが必要

インカムゲインを重視する場合は、配当利回り目安でも30銘柄をランキングしておくと選定が捗ります。

順位銘柄配当利回り目安PBR目安
1位電源開発(J-POWER)(9513)4%超0.5倍前後
2位ニッパツ(5991)4%前後0.4倍前後
3位日立建機(6305)4%超0.8倍前後
4位サンケン電気(6707)3%前後0.8倍前後
5位アイシン(7259)3%前後0.7倍前後
6位ジェイテクト(6473)3%超0.5倍前後
7位ミツバ(7280)3%前後0.3倍前後
8位スタンレー電気(6923)3%前後0.9倍前後

最後に、これらの銘柄群に共通する主要リスクと対策をマトリクスでまとめます。

リスク要因発生確率影響度対策・着眼点
EVシフトの遅延電動化銘柄は2030年マイルストーンを必ず確認
半導体シリコンサイクル受発注バランスと在庫日数で先回りモニター
為替(円安・円高反転)海外売上比率の高い銘柄は感応度を要チェック
地政学リスク中国・ロシア・台湾関連の調達依存度を確認
原料・電力コスト素材・産業ガス・建機などコスト感応度大
品質・認証問題豊田自動織機・KYBなど過去事例銘柄は要監視

5つの成長ドライバーと注目銘柄の対応関係

👤
バリュー株は割安だから買うのではなく、追い風がある中で割安だから買うのが鉄則です。
この章の要点
  • 30銘柄を支える5つの構造的ドライバー
  • 各ドライバーに代表3銘柄を紐付け
  • 単一テーマでなく複数テーマに乗る銘柄が中長期で強い

次の表に5つの成長ドライバー代表銘柄を整理しました。自分の保有銘柄が複数のドライバーに乗っているかをチェックしてみてください。

成長ドライバー市場インパクト注目銘柄
EVシフト車載半導体・モーター・電池・コネクタ需要が中長期で構造的に拡大アイシン、GSユアサ、ヒロセ電機
再エネ普及・系統増強送変電機器・パワコン・系統用蓄電池の更新/新設が継続明電舎、ダイヘン、日本ガイシ
半導体国産化と先端FAB前工程・後工程素材/装置部材の継続発注AGC、TOPPAN、大陽日酸
PBR改革(東証要請)資本効率の改善と株主還元強化による株価是正豊田自動織機、住友電気工業、電源開発
自動運転・ADAS高度化高機能EPS・センサー・MLCC・コネクタの搭載点数増ジェイテクト、太陽誘電、ヒロセ電機

よくある質問(FAQ)

👤
最後に、本記事の30銘柄やバリュー株投資に関するよくある質問にまとめてお答えします。

Q. 新電元工業(6844)が再注目される理由は?

A. 新電元工業はパワー半導体大手であり、EVと再エネ普及によって自社のダイオードモジュールやインバーターの需要が拡大する構造変化の最前線に立っています。東証によるPBR1倍割れ企業への改善要請が重なり、技術力と資産価値が再評価される素地ができたためです。

Q. バリュー株とは何ですか?

A. 企業の利益や資産価値に対して株価が割安に放置されている銘柄を指します。PBR1倍割れ配当利回り3〜4%超が代表的なシグナルで、本記事の30銘柄はいずれも資産価値や事業内容から見て市場評価が低いと考えられる銘柄群です。

Q. PBR1倍割れの銘柄に投資する際の注意点は?

A. PBRが低い理由が業績悪化を織り込んだ結果である可能性もあります。ROEや営業利益率の方向性、東証の資本効率改善要請への対応スタンス、株主還元強化の有無を必ずセットで確認してください。

Q. EVシフトでメリットが大きい銘柄はどれですか?

A. 駆動・モーター制御・電池・パワー半導体に直接関わる、アイシン(7259)ジェイテクト(6473)GSユアサ(6674)サンケン電気(6707)などが代表的です。

Q. 高配当バリュー株として注目できる銘柄は?

A. 配当利回り3%超かつPBR1倍割れの観点では、電源開発(9513)日立建機(6305)ニッパツ(5991)明電舎(6508)が候補に挙がります。
👤
今日の30銘柄、参考になりました!明日からPBRと配当利回りを意識して見ていきます。
👤
ぜひ、テーマ別マップとリスクマトリクスと組み合わせて使ってみてください。新電元工業(6844)に続く第二・第三のバリュー株を、一足先に仕込めるはずです。

📚 投資スキルを磨くおすすめ書籍

当サイト管理人が厳選した、個人投資家に本当に役立つ5冊

会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい
会社四季報はココだけ見て得する株だけ買えばいい

四季報の読み方がわかる決定版。銘柄選びの効率が劇的に上がります。

Amazonで見る →
世界一やさしい株の教科書 1年生
世界一やさしい株の教科書 1年生

株式投資の基本を丁寧に解説。初心者が最初に読むべき一冊。

Amazonで見る →
億までの人 億からの人
億までの人 億からの人

ゴールドマン・サックス出身の投資家が語る、資産形成のマインドセット。

Amazonで見る →
激・増配株投資入門
激・増配株投資入門

配当で資産を増やす実践手法。高配当株投資の教科書的存在。

Amazonで見る →
マンガでわかるテスタの株式投資
マンガでわかるテスタの株式投資

累計利益100億円超のカリスマトレーダーの手法をマンガで学べる。

Amazonで見る →

※ 上記リンクはAmazonアソシエイトリンクです。購入費用の一部が当サイトの運営費に充てられます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「日本個別株デューデリジェンスセンター」運営者。日本の個別株に特化した投資リサーチを専門とし、銘柄分析・企業デューデリジェンス・業界動向・IPO分析を中心に2,800本超の分析レポートを執筆。ファンダメンタルズ分析とデータドリブンなアプローチで、個人投資家の意思決定をサポートしています。毎日更新の分析レポートを通じて、プロ水準のリサーチを個人投資家に届けることをミッションとしています。

コメント

コメントする

目次