相続専門会社の設立で恩恵を受ける厳選20銘柄──証券・信託銀・周辺サービスまで一気に総点検

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本記事の要点
  • 【終活・相続の巨大ポータルサイトを運営】株式会社鎌倉新書 (6184)
  • 【富裕層向け財産コンサル・不動産小口化商品の先駆者】株式会社青山財産ネットワークス (8929)
  • 【出張買取の最大手・遺品整理の巨大な受け皿】株式会社バイセルテクノロジーズ (7685)
  • 【中堅・中小企業の事業承継M&Aの雄】株式会社M&Aキャピタルパートナーズ (6080)

現在、日本は歴史上類を見ない「大相続時代」に突入しています。団塊の世代が後期高齢者となり、今後数十年で数百兆円規模とも言われる国民の金融資産や不動産が、次世代へと引き継がれていきます。この巨大な富の移転をビジネスチャンスと捉え、近年、メガバンクや信託銀行、大手証券会社をはじめとする金融機関が、相次いで「相続専門会社」を設立したり、専門部署を大幅に拡充したりする動きが加速しています。規制緩和により、より柔軟な資産管理や承継サービスが可能になったことも、このトレンドを強力に後押ししています。

しかし、株式投資の観点から見れば、誰もが知っている巨大な金融機関の株を買っても、相続ビジネスの恩恵は全体の業績の一部に薄まってしまい、大きな株価上昇(爆益)を狙うのは困難です。本当に狙うべきは、巨大資本が動くことで生じる「周辺領域の特化型企業」です。

相続専門会社が設立されれば、彼らは実務を円滑に進めるためのパートナーを必要とします。事業承継のためのM&A仲介、相続した不要な不動産の買取や活用、遺品整理や骨董品の査定、複雑な権利関係を整理するリーガルテック、そして高齢者とその家族を金融機関へと繋ぐ終活ポータルサイトなど、周辺サービスの需要は爆発的に増加します。

本記事では、そのような「大相続時代」および「相続専門会社の設立ラッシュ」の裏側で、強力な恩恵を受けると予想される中小型・特化型銘柄を中心に、厳選した20銘柄を総点検します。表面的なテーマ株ではなく、実業として強固なビジネスモデルを持つ企業を深くリサーチしました。

[投資に関する免責事項] 当記事は投資情報の提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を勧誘するものではありません。株式投資には株価の変動リスクや発行体の信用リスクなど、様々なリスクが伴います。投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。当記事の内容につきましては正確性を期しておりますが、その完全性や正確性を保証するものではありません。当記事の情報を利用して被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いかねますので予めご了承ください。

【終活・相続の巨大ポータルサイトを運営】株式会社鎌倉新書 (6184)

マーケットアナリスト
マーケットアナリスト
この記事のポイントを一言でまとめると――相続専門会社の設立で恩恵を受ける厳選20銘柄──証券・信託銀・周辺サービスまで一を巡る構造的変化に注目すべきです。現在、 日本は歴史上類を見ない「大相続時代」に突入しています 。

◎ 事業内容: 葬儀、お墓、仏壇などのポータルサイト運営からスタートし、現在では相続、介護、不動産など「終活」全般の課題解決をサポートする情報サービスを展開する企業。

株式会社鎌倉新書 株式会社鎌倉新書の公式サイトです。企業情報、サービス、ニュース、IR情報、採用情報などを掲載しています。鎌倉新書は、人と人 www.kamakura-net.co.jp

・ 会社HP:

◎ 注目理由: 日本が本格的な多死社会を迎える中、最大の課題となるのが「正しい情報へのアクセス」です。鎌倉新書は長年にわたり終活領域で圧倒的なポータルサイトの地位を築いており、相続専門会社の設立が相次ぐ金融業界にとっても、顧客獲得の強力なハブとなり得ます。信託銀行や証券会社が相続ビジネスを強化すればするほど、実際に顧客が最初に悩みを検索する入り口となる同社のプラットフォームの価値は高まります。また、自社でも「いい相続」という専門家紹介サービスを展開しており、税理士や司法書士への送客手数料収入が急増しています。単なる葬儀サイトから、シニアのライフエンディングにおける総合インフラ企業へと変貌を遂げており、相続に関連するあらゆる手続きの入り口として、中長期的な恩恵を最も直接的に受ける立ち位置にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1984年に仏教書の出版業として創業。その後、インターネットの普及に合わせて葬儀やお墓のポータルサイトへと事業をピボットし、2015年に上場しました。近年は「いい相続」「いい介護」など周辺領域への参入を積極的に行っており、官公庁との連携による自治体向けおくやみ窓口支援などのBtoG事業も好調に推移し、網羅性が年々高まっています。

◎ リスク要因: 検索エンジンのアルゴリズム変更による流入数の減少リスクや、他社メディアとの競争激化、また提携先専門家の品質維持・管理などが主な課題となります。

鎌倉新書 (6184) : 株価/予想・目標株価 [Kamakura Shinsho,] – みんかぶ 鎌倉新書 (6184) 今日の株価、予想(AI株価診断など)、チャート推移、ニュース、その他にも今後の見通しや買い時・売り minkabu.jp

◎ 参考URL(みんかぶ):

(株)鎌倉新書【6184】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス (株)鎌倉新書【6184】の株価、チャート、最新の関連ニュース、掲示板、みんなの評価などをご覧いただけます。前日終値、高値 finance.yahoo.co.jp

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

IR・投資家情報 株式会社鎌倉新書の株主やご興味のある投資家様に向け、IR情報をご紹介しています。鎌倉新書は、人と人とのつながりを感じる場面 www.kamakura-net.co.jp

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事):


【富裕層向け財産コンサル・不動産小口化商品の先駆者】株式会社青山財産ネットワークス (8929)

図表:相続専門会社の設立で恩恵を受ける厳選20銘柄──証券・信託銀・周辺サービスまで一気に総点検の論点マップ
論点本記事での扱い
論点1【終活・相続の巨大ポータルサイトを運営】株式会社鎌倉新書 (6184)
論点2【富裕層向け財産コンサル・不動産小口化商品の先駆者】株式会社青山財産ネットワークス (8929)
論点3【出張買取の最大手・遺品整理の巨大な受け皿】株式会社バイセルテクノロジーズ (7685)
論点4【中堅・中小企業の事業承継M&Aの雄】株式会社M&Aキャピタルパートナーズ (6080)
論点5【税理士ネットワークと独自のリース商品で資産防衛】株式会社FPG (7148)

◎ 事業内容: 個人資産家や企業オーナーに対して、不動産を活用した財産承継・事業承継のコンサルティングを行う企業。不動産小口化商品「アドバンテージクラブ」などを組成・販売。

青山財産ネットワークス 株式会社青山財産ネットワークスは、相続・事業承継・不動産などの総合財産コンサルティングを専門とするプロフェッショナル集団で www.azn.co.jp

・ 会社HP:

◎ 注目理由: 相続税対策において、現金を不動産に変えることによる評価額の圧縮は王道の手法です。同社は富裕層向けの財産コンサルティングに特化しており、相続専門会社を立ち上げる地方銀行や証券会社からの紹介案件(アライアンス)が非常に伸びています。金融機関は自社で複雑な不動産の実務を抱えきれないため、同社のような専門ノウハウを持つ企業へのアウトソーシングや協業が不可欠となります。特に、都心の優良物件を小口化した商品は、複数人の相続人へ平等に分割しやすく、かつ相続税の圧縮効果も得られるため、相続対策のキラーコンテンツとして爆発的な人気を誇っています。富裕層の資産防衛ニーズを的確に捉えたビジネスモデルは、大相続時代において極めて強い競争力を持ちます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1991年に創業し、会計事務所を母体とする強みを活かして税務と不動産を組み合わせた独自のコンサルティングを確立しました。最近では、全国の地方銀行との業務提携ネットワークを急速に拡大しており、地方の富裕層・企業オーナーの相続および事業承継の悩みを吸い上げるエコシステムを構築し、過去最高の業績を更新し続けています。

◎ リスク要因: 不動産市況の悪化による小口化商品の販売鈍化、および税制改正(特にタワマン節税や不動産評価ルールの厳格化など)による節税メリットの縮小リスクがあります。

青山財産ネットワークス (8929) : 株価/予想・目標株価 [AZN] – みんかぶ 青山財産ネットワークス (8929) 今日の株価、予想(AI株価診断など)、チャート推移、ニュース、その他にも今後の見通し minkabu.jp

◎ 参考URL(みんかぶ):

(株)青山財産ネットワークス【8929】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス (株)青山財産ネットワークス【8929】の株価、チャート、最新の関連ニュース、掲示板、みんなの評価などをご覧いただけます。 finance.yahoo.co.jp

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):

株主・投資家の方(IR情報) | 総合財産コンサルティング | 青山財産ネットワークス www.azn.co.jp

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事):

【出張買取の最大手・遺品整理の巨大な受け皿】株式会社バイセルテクノロジーズ (7685)

投資リサーチャー
投資リサーチャー
鎌倉新書は長年にわたり終活領域で圧倒的なポータルサイトの地位を築いており、相続専門会社の設立が相次ぐ金融業界にとっても、顧客獲得の強力なハブとなり得ます。 焦らず、銘柄選別とリスク管理の両輪で向き合いましょう。

◎ 事業内容: 「早く、高く、丁寧な買取」を掲げ、着物や切手、ブランド品などの出張買取サービス「バイセル」を全国展開。買取品のEC販売やBtoBオークションも手がける。

・ 会社HP: https://buysell-technologies.com/

◎ 注目理由: 相続が発生した際、遺族を最も悩ませる実務の一つが「遺品整理」と「不用品の処分」です。特に着物や骨董品、貴金属などは価値の判断が難しく、専門知識を持った買取業者の需要が急増しています。バイセルは出張買取における圧倒的なブランド力とコンプライアンス体制を持っており、悪徳業者が多い業界においてシニア層から絶大な信頼を得ています。今後、信託銀行などの相続専門会社が遺産整理業務を請け負う中で、動産の現金化プロセスにおいてバイセルのような透明性の高い上場企業が提携先として選ばれる蓋然性は非常に高いです。家の中に眠る「隠れ資産」は数十兆円規模とも言われており、相続の発生が直接的な買取依頼のトリガーとなる同社にとって、大相続時代は長期的な追い風となります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年の設立以来、マーケティング力を駆使して出張買取ビジネスをスケールさせ、2019年に上場。近年は同業他社のM&Aを積極的に行い、リユース業界内でのシェアを急拡大させています。また、買取した商品の自社オークションを通じた販売ルートの多角化により、利益率の大幅な改善にも成功しています。

◎ リスク要因: リユース市場における他社(店舗買取やフリマアプリ)との競争激化、出張査定員の採用・育成不足、および貴金属相場の急激な変動による利益率の悪化リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7685

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7685.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://buysell-technologies.com/ir/

【中堅・中小企業の事業承継M&Aの雄】株式会社M&Aキャピタルパートナーズ (6080)

◎ 事業内容: 主に中堅・中小企業を対象としたM&Aの仲介事業を展開。着手金無料の完全成功報酬制(一部例外あり)をいち早く取り入れ、調剤薬局や建設業界などに強み。

・ 会社HP: https://www.ma-cp.com/

◎ 注目理由: 個人の相続と表裏一体となっているのが、企業オーナーの「事業承継」です。後継者不在の企業が日本全国に溢れる中、M&Aによる事業売却は実質的な相続対策・リタイアメントプランそのものです。金融機関が相続専門会社を通じてオーナー経営者の資産を整理する際、自社株の現金化(M&A)は避けて通れないプロセスとなります。同社は他のM&A仲介会社に比べて1件あたりの案件規模(手数料単価)が大きい「中堅企業」に特化しており、オーナーの創業者利益の最大化に強みを持ちます。銀行や証券会社が発掘した大型の承継ニーズの受け皿として、高い専門性が求められるエグゼキューション(実行)部分を担うことで、莫大な手数料収入を得ることが可能です。大相続時代において、金融資産の流動化を担うキープレイヤーです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2005年設立。業界でいち早く着手金無料モデルを導入し、心理的ハードルを下げることで急成長を遂げました。2013年に上場。近年は、より大規模な案件に対応するため、プロフェッショナル人材の採用を強化するとともに、みずほ銀行など大手金融機関とのリレーションシップを深め、案件の大型化と成約数の増加を両立させています。

◎ リスク要因: 優秀なコンサルタントの引き抜きや退職によるノウハウの流出、M&A仲介業界全体に対する規制強化、景気後退による買い手企業の意欲減退リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6080

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6080.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.ma-cp.com/ir/

【税理士ネットワークと独自のリース商品で資産防衛】株式会社FPG (7148)

◎ 事業内容: 航空機や船舶、コンテナなどを対象としたオペレーティング・リース商品の組成・販売を主力とし、不動産小口化商品やM&A仲介など総合的な金融サービスを展開。

・ 会社HP: https://www.fpg.jp/

◎ 注目理由: 富裕層や高収益企業のオーナーにとって、突発的な相続に備えるための突発的な利益の圧縮・繰延は永遠のテーマです。FPGが提供するリース事業への出資(JOL/JOLCO)は、投資初年度に多額の減価償却費を計上できるため、事業承継のタイミングに合わせた自社株評価の引き下げなどに絶大な効果を発揮します。同社の最大の強みは、全国の税理士・公認会計士との強固なネットワークと、地方銀行などの金融機関を通じた強力な販売網です。相続専門会社を設立する銀行にとって、顧客の高度な節税・資産運用ニーズに応えるFPGの金融商品はラインナップに不可欠なものとなっています。近年は不動産の小口化商品(国内・海外)にも注力しており、相続税評価額の引き下げを狙う個人の富裕層向けビジネスの柱として急成長しています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年に独立系の金融サービス会社として設立。オペレーティング・リース事業で独自の地位を築き、リースファンドの組成額で国内トップクラスに成長しました。コロナ禍での航空機需要激減という危機を乗り越え、現在は不動産ファンドや海外不動産、生命保険の活用など、総合的な事業承継・資産管理ソリューション企業へと多角化を成功させています。

◎ リスク要因: 税制改正によるリース商品の税務メリットの否認リスク、航空・海運市況の悪化によるリース資産の価値下落、為替の急激な変動リスクが挙げられます。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7148

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7148.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.fpg.jp/ir/

【AIを活用した超効率的M&Aで急成長】株式会社M&A総合研究所 (9552)

◎ 事業内容: AIと独自のDXシステムを活用し、属人的になりがちなM&A仲介業務を徹底的に効率化。完全成功報酬制で、圧倒的なスピード成約を実現するM&A仲介会社。

・ 会社HP: https://masouken.com/

◎ 注目理由: 相続や事業承継のタイムリミットが迫る高齢の経営者にとって、「M&Aの成約スピード」は命綱です。M&A総合研究所は、AIを用いた独自のマッチングシステムにより、買い手候補のリストアップや企業価値算定などを瞬時に行い、平均してわずか半年強という驚異的なスピードで成約に導きます。全国の金融機関や相続専門会社が抱える膨大な「小~中規模の事業承継案件」は、従来の非効率な仲介モデルでは処理しきれません。同社のシステムと効率化されたプロセスは、これら大量の承継案件を高速で処理する究極のソリューションとなります。アドバイザーの業務効率が極めて高いため利益率も凄まじく、大相続時代における事業の流動化メカニズムにおいて、最もモダンで拡張性の高いプレイヤーとして大化けの可能性を秘めています。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2018年設立という非常に若い企業ながら、テクノロジーの力で業界の常識を覆し、2022年に東証グロース上場、その後わずかな期間でプライム市場へとステップアップしました。アドバイザーの採用ペースを驚異的な速度で維持しながら、AIシステムの精度向上により一人当たりの生産性も高く維持しており、売上・利益ともに毎期大幅な増収増益を叩き出しています。

◎ リスク要因: M&A市場全体の冷え込み、急速な組織拡大に伴うサービス品質の低下、他社による類似AIシステムの開発による優位性の喪失リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9552

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9552.T

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【相続税申告システムのインフラを握る】株式会社TKC (9746)

◎ 事業内容: 全国の税理士・公認会計士事務所向けに、財務会計・税務申告のシステムを開発・提供。地方自治体向けの行政システムでも高いシェアを持つ。

・ 会社HP: https://www.tkc.jp/

◎ 注目理由: 相続専門会社が実務を進める上で、最終的に必ず関与するのが「税理士」です。TKCは日本全国の税理士事務所に対し、圧倒的なシェアを持つシステムを提供しています。特に「TKC財産評価システム」や「TKC相続税申告書作成システム」は、複雑化する税制や特例に対応した業界のデファクトスタンダードとなっています。相続の発生件数が増加すればするほど、税理士事務所が処理する申告書の枚数は増え、TKCのシステム利用料(従量課金部分)が積み上がるビジネスモデルです。また、金融機関が顧客の資産状況を正確に把握するためのシステム連携(フィンテック領域)においても、TKCの全国ネットワークは最強のデータベースとなります。派手さはありませんが、大相続時代のバックオフィスを支えるインフラ企業として、確実かつ長期的な恩恵を享受します。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1971年の設立以来、「会計事務所の職域防衛と運命打開」を掲げ、会計事務所と共に成長してきました。クラウド化の波に乗り遅れることなくシステムをアップデートし、近年はデジタルインボイスや電子帳簿保存法対応で業績を大きく伸ばしました。自治体向けクラウドもガバメントクラウドの推進を背景に堅調であり、極めて安定した収益基盤を誇ります。

◎ リスク要因: クラウド会計ソフトの台頭(freeeやマネーフォワードなど)による新規開業税理士のシェア奪取リスク、自治体システム標準化に伴う開発コストの増加リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9746

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9746.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.tkc.jp/ir/

【個人のライフプランと相続を繋ぐ総合FP】ブロードマインド株式会社 (7343)

◎ 事業内容: 個人・法人向けに、保険、証券、住宅ローン、不動産など多様な金融商品をワンストップで提供する独立系FP(ファイナンシャルプランナー)企業。

・ 会社HP: https://www.b-minded.com/

◎ 注目理由: 相続は発生してからの対策では遅く、生前のライフプランニングの中で「どのように資産を遺すか、または使うか」を設計することが重要です。ブロードマインドは特定の金融機関に属さない独立系の強みを活かし、顧客の資産状況に合わせた最適な相続対策(生命保険の非課税枠活用、暦年贈与の設計、不動産の組み換えなど)を中立的な立場で提案できます。相続専門会社はハードルが高いと感じる一般の富裕層・アッパーマス層にとって、身近なFPである同社への相談ニーズは急増しています。複数の金融商品や不動産をまたいで提案できるため、1人の顧客から得られるLTV(生涯顧客価値)が非常に高く、相続というライフイベントは同社にとって大型契約を獲得する最大のチャンスとなります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2002年設立。生命保険の代理店からスタートし、証券、住宅ローン、不動産と取扱領域を広げ、真のワンストップ金融サービスを構築しました。2021年に上場。近年はITを活用した独自のライフプランニングシステムを開発し、金融機関向けのコンサルティング支援事業(BtoB)にも乗り出しており、収益源の多角化を進めています。

◎ リスク要因: 保険業法などの規制変更による手数料体系の悪化リスク、金融商品仲介におけるコンプライアンス違反、競合他社(乗合代理店)との販売競争激化が挙げられます。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7343

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7343.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.b-minded.com/ir/

【遺産整理・家財評価の駆け込み寺】バリュエンスホールディングス株式会社 (9270)

◎ 事業内容: 「なんぼや」ブランドでブランド品、時計、貴金属、宝石などの買取専門店を展開。買い取った商品を自社運営のBtoBオークションで国内外に販売。

・ 会社HP: https://www.valuence.inc/

◎ 注目理由: 富裕層の相続において、金融資産や不動産だけでなく、高級時計や宝石、アート作品といった「動産」の評価と現金化が非常に重要になります。バリュエンスはこれらのラグジュアリーアイテムの査定・買取において国内トップクラスの実績を持ちます。相続専門の士業や金融機関は、顧客の遺産に含まれる動産の適正な価値を把握するために、信頼できる専門業者を必要とします。バリュエンスは鑑定士の育成に定評があり、コンシェルジュのような高い接客レベルを誇るため、富裕層の顧客を紹介しやすいという強みがあります。さらに、自社のBtoBオークション「STAR BUYERS AUCTION」を通じて海外バイヤーに直接販売するルートを持つため、買取価格を高く設定でき、競合優位性を保っています。遺産整理を通じた高額品の流入は、同社の業績を大きく押し上げます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2011年設立。店舗での接客力と独自のデータ活用により急成長し、2018年に上場しました。近年は海外でのオークション開催や海外店舗の展開を加速させ、グローバルなリユース企業への脱皮を図っています。また、SDGsの観点からリユースの価値を啓蒙し、環境意識の高い新たな富裕層顧客の開拓にも成功しています。

◎ リスク要因: 金や高級時計などのグローバル相場の急落リスク、海外市場での展開の遅れ、真贋判定のミスによるブランド毀損リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9270

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9270.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.valuence.inc/ir/

【実家や古ビルの相続問題を解決する不動産DX】株式会社ランドネット (2991)

◎ 事業内容: 日本全国の中古投資用ワンルームマンションや、ファミリータイプの築古物件などを直接買い取り、リフォーム・リノベーションを施して販売する不動産再生事業。

・ 会社HP: https://landnet.co.jp/

◎ 注目理由: 相続において最も厄介なトラブルの種となるのが、「築年数が古く、遠方にある実家やアパート」の処分です。地場の不動産屋では買い手がつかず、金融機関の相続専門会社も少額の物件は手間ばかりかかって敬遠しがちです。ランドネットは独自のデータベースとシステムを活用し、全国どこにある中古物件でも、スピーディーに適正価格で直接買い取るノウハウを持っています。相続で「とにかく早く現金化して分けたい」という遺族の切実なニーズに対し、同社のダイレクト買取は最強のソリューションとなります。買い取った物件に付加価値をつけて投資家等に再販する回転率の高さは業界随一であり、日本全国で発生する「負動産」を「富動産」に変えるエンジンとして、大相続時代の流動性を担保する不可欠な企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1999年設立。いち早くデータベースマーケティングを不動産業界に持ち込み、全国の物件情報や取引事例を蓄積してきました。2021年に上場。近年はワンルームだけでなく、アパート一棟や戸建てなど取り扱いアセットを多様化させており、台湾や香港など海外投資家への販売ルートも強化し、順調に成長を続けています。

◎ リスク要因: 金利上昇に伴う不動産投資家の購買意欲の低下リスク、建築資材やリフォーム費用の高騰による利益率の圧迫リスク、保有在庫の価格下落リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/2991

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/2991.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://landnet.co.jp/ir/

【相続不動産のサブリースで収益を安定化】株式会社JPMC (3276)

◎ 事業内容: 賃貸住宅のオーナーから物件を借り上げ、入居者募集から管理、家賃保証までを一括して行うサブリース(一括借り上げ)事業のパイオニア。

・ 会社HP: https://www.jpmc.jp/

◎ 注目理由: アパートや賃貸マンションを相続したものの、自身はサラリーマンであり賃貸経営のノウハウがない「二代目オーナー」が急増しています。空室リスクや老朽化、入居者トラブルといった煩わしい業務から解放されたいというニーズに対し、JPMCが提供する「家賃保証付きのサブリース」は極めて有効な選択肢です。相続専門会社は、顧客の相続税を納付するためのキャッシュフローを安定させるため、同社のような信頼できる賃貸管理会社をパートナーとして紹介します。JPMCは大手ハウスメーカーの系列に属さない独立系であるため、メーカーを問わずあらゆる既存物件のサブリースを引き受けることができる圧倒的な強みを持っています。既存ストックの有効活用が求められる時代において、相続に伴う管理会社の切り替え(管理の引き継ぎ)の最大の受け皿となります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2002年設立。新築だけでなく「既存の賃貸物件」のサブリースに目をつけ、全国の地方パートナー企業と連携することで管理戸数を爆発的に伸ばしました。2011年に上場。近年は高齢者向けの賃貸住宅事業や、プロパティマネジメント事業にも注力しており、単なる家賃保証から総合的な不動産収益向上コンサルティングへと進化しています。

◎ リスク要因: 全国的な人口減少に伴う空室率の構造的な上昇リスク、サブリース契約における賃料減額請求を巡る法的なトラブルや規制強化リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3276

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3276.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.jpmc.jp/ir/

【リーガルテックの王者・相続トラブルの法的インフラ】弁護士ドットコム株式会社 (6027)

◎ 事業内容: 日本最大級の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の運営。また、電子契約サービス「クラウドサイン」を提供し、国内シェアトップを誇る。

・ 会社HP: https://www.bengo4.com/corporate/

◎ 注目理由: 「争族」とも揶揄されるように、相続には遺産分割協議を巡る親族間のトラブルがつきものです。また、遺言書の作成や成年後見人の選任など、法的なサポートが必要な場面が無数に存在します。相続専門会社がカバーしきれない法的紛争の解決において、最終的な拠り所となるのが弁護士です。同社が運営するポータルサイトは、相続問題に直面したユーザーが最初に専門家を探すプラットフォームとして圧倒的な認知度を持っています。弁護士からのマーケティング支援費用(月額課金)が積み上がるビジネスモデルであり、相続トラブルの増加はプラットフォームのトラフィックと弁護士の登録意欲を直接的に高めます。また、デジタル遺言など法務のDX化が進む中で、同社が持つ「クラウドサイン」の技術や法的知見が、新たな相続テックサービスの基盤となる可能性も高く、テーマのど真ん中に位置する企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2005年設立。法律というクローズドな世界をインターネットで開かれたものにし、2014年に上場。その後、法務DXの波に乗ってリリースした電子契約「クラウドサイン」が爆発的にヒットし、SaaS企業としての評価を確立しました。最近ではAIを活用した法律相談や判例検索システムの開発にも多額の投資を行っており、リーガルテックの最先端を走り続けています。

◎ リスク要因: 弁護士法(非弁行為の禁止)など関連法規の解釈変更による事業制限リスク、電子契約市場における競合(外資系企業など)の台頭リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6027

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6027.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.bengo4.com/corporate/ir/

【高齢者の賃貸入居と相続手続きを支える保証会社】株式会社イントラスト (7191)

◎ 事業内容: 賃貸住宅の家賃債務保証を中心に、医療費用保証、介護費用保証などを展開。滞納リスクをヘッジする総合保証サービスを提供する企業。

・ 会社HP: https://www.entrust-inc.jp/

◎ 注目理由: 相続と密接に関わるのが「高齢者の住まい」の問題です。自宅を売却して賃貸に移る、あるいは老人ホームに入居する際、高齢者は「連帯保証人がいない(または子どもに迷惑をかけたくない)」という壁に直面します。イントラストは家賃保証だけでなく、医療費用や介護費用の保証といったシニア特有のニッチなリスクを引き受けるサービスを展開しています。さらに注目すべきは、高齢の入居者が亡くなった後の残置物処理や相続人への連絡を代行・サポートする「終活支援・相続関連サービス」への展開です。金融機関や不動産管理会社と提携し、高齢者の生活の入り口(入居)から出口(死亡時の処理・相続)までを一貫して保証・サポートする仕組みは、社会インフラとして不可欠です。大相続時代の裏方として極めて手堅い需要を取り込んでいます。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2006年設立。プレステージ・インターナショナルのグループ企業として、家賃保証事業からスタートしました。2016年に上場。近年は、家賃保証で培った審査ノウハウと回収体制を応用し、病院向けの医療費用保証事業を業界でいち早く立ち上げ、収益の柱として育て上げました。独自の保証商品開発力に定評があります。

◎ リスク要因: 景気悪化に伴う家賃や医療費の滞納率の上昇(代位弁済費用の増加)、民法改正などによる保証会社の責任追及強化リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7191

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7191.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.entrust-inc.jp/ir/

【葬儀・お別れの会の最大手、終活支援も強化】燦ホールディングス株式会社 (9628)

◎ 事業内容: 関西地盤の「公益社」を中心に、葬儀事業を全国展開。葬儀業界で唯一の東証プライム上場企業。エンディングサポート全般を提供する。

・ 会社HP: https://www.san-hd.co.jp/

◎ 注目理由: 相続手続きの起点となるのが「葬儀」です。燦ホールディングスは葬儀業界のリーディングカンパニーであり、企業経営者や富裕層の大型葬、社葬・お別れの会において圧倒的な実績と信頼を持っています。近年は葬儀を執り行うだけでなく、生前の終活相談から、葬儀後の遺品整理、相続手続きの専門家紹介までをワンストップでサポートする「アフターサービス」に注力しています。信託銀行などの相続専門会社にとって、実際に富裕層の顧客が亡くなった直後の最初の接点を持つ同社は、重要な情報源であり連携パートナーとなります。単発の葬儀売上だけでなく、相続関連サービスへの送客ハブとしての機能を強化しており、多死社会の進行による絶対的な件数増加と相まって、確実な恩恵を受ける王道銘柄です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1932年に創業し、長きにわたり日本の葬儀文化を牽引してきました。1994年に業界初の上場。近年は家族葬などの小規模化トレンドに対応するため、家族葬専用ホールの出店を加速させるとともに、首都圏へのドミナント出店を強化し、シェアを拡大しています。また、ライフエンディングのトータルサポート企業への転換を中期経営計画で掲げています。

◎ リスク要因: 葬儀の小規模化(家族葬・直葬化)による顧客単価の低下トレンド、新規参入業者(ネット系の葬儀手配会社)との価格競争激化リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/9628

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/9628.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.san-hd.co.jp/ir/

【お墓の引越し・自動搬送式納骨堂で相続の悩みを解消】株式会社ニチリョク (7578)

◎ 事業内容: 霊園の企画・開発・販売から、墓石の建立、葬儀の施行までを手がける。都心部での自動搬送式納骨堂(ビル型のお墓)の開発に強み。

・ 会社HP: https://www.nichiryoku.co.jp/

◎ 注目理由: 相続において見落とされがちですが、遺族にとって物理的・精神的に大きな負担となるのが「お墓の継承(祭祀財産の承継)」です。地方にある先祖代々のお墓を管理しきれず、「墓じまい(改葬)」を行って都心の納骨堂に移すニーズが爆発的に増加しています。ニチリョクは都心の一等地に自動搬送式の室内納骨堂(堂内陵墓)を展開しており、天候に左右されずカード一枚で参拝できる利便性がシニア層およびその子供世代から圧倒的な支持を集めています。相続専門会社が資産の整理を進める中で、セットで相談される「お墓の引っ越し」問題に対する明確なソリューションを持っています。墓じまいから新しい納骨堂の販売、そして葬儀までを囲い込めるビジネスモデルは、大相続時代の隠れた巨大テーマです。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1966年に石材業として創業。その後、民間霊園の開発を主導し、業界の先駆者となりました。近年はライフスタイルの変化に合わせて、ビル型の納骨堂開発へいち早くシフトし、ヒットさせています。一時、投資負担等で業績が低迷した時期もありましたが、不採算部門の整理と主力事業への集中により、収益体質の改善を進めています。

◎ リスク要因: 寺院や他社との自動搬送式納骨堂の供給過剰による販売競争の激化、大型開発に伴う有利子負債の負担や資金繰りの悪化リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7578

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7578.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.nichiryoku.co.jp/corporate/ir/

【次世代への資産移転の受け皿となるロボアドバイザー】ウェルスナビ株式会社 (7342)

◎ 事業内容: スマートフォンやPCから全自動で国際分散投資を行うロボアドバイザー「WealthNavi」の提供。預かり資産額・運用者数で国内トップシェア。

・ 会社HP: https://corp.wealthnavi.com/

◎ 注目理由: 大相続時代において、親世代から子世代・孫世代へと多額の現金が移転します。しかし、投資経験の少ない若い世代が数千万単位の現金を突然手にした場合、どのように運用していいか分からない「運用難民」となります。ウェルスナビは、簡単な質問に答えるだけで世界中のETFに最適なポートフォリオで自動投資してくれるため、金融知識がない層にとって最適な「相続マネーの受け皿」となります。同社はメガバンクや地方銀行、証券会社との提携(ホワイトラベル提供)を強力に推進しており、金融機関が相続専門会社を通じて顧客の資産を次世代へ引き継ぐ際の、標準的な運用ツールとして組み込まれるケースが増加しています。手数料ビジネスのストック収益が積み上がる構造であり、資産移転の波に乗るフィンテックの筆頭です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2015年設立。複雑な金融アルゴリズムをシンプルなUI/UXに落とし込み、働く世代を中心に支持を集め、2020年に上場しました。NISA制度の拡充を強烈な追い風とし、預かり資産額は1兆円を突破するなど急拡大を続けています。近年はロボアドバイザーだけでなく、保険や年金などを含めた総合的な資産管理プラットフォームへの進化を目指しています。

◎ リスク要因: 世界的な株安による預かり資産の評価額減少(手数料収入の減少)、ネット証券各社の低コストインデックスファンドや自社開発ロボアドとの競争激化リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/7342

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/7342.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://corp.wealthnavi.com/ir

【相続されたファミリー向けマンションの買取・再生】株式会社スター・マイカ・ホールディングス (3269)

◎ 事業内容: 賃貸中のマンション(オーナーチェンジ物件)を買い取り、入居者が退去した後にリノベーションを施して販売するインベストメント事業を展開。

・ 会社HP: https://www.starmica-holdings.co.jp/

◎ 注目理由: 親が投資目的で所有していた、あるいは親族が住んでいた「賃貸中のファミリー向けマンション」を相続した際、賃借人がいる状態では市場価格よりも大幅に安くしか売れず、遺産分割の大きな足かせとなります。スター・マイカはこの「オーナーチェンジ物件」の買取において国内随一のノウハウを持ちます。同社が買い取ることで、遺族は即座に現金を手にすることができ、同社は賃貸中の家賃収入(インカムゲイン)を得ながら、退去後にリノベーションして相場で高値売却(キャピタルゲイン)するという二段階の利益を享受します。相続専門会社は、複雑な権利関係や賃借人がいる不動産の処分を専門業者に頼らざるを得ず、同社への持ち込み案件は加速度的に増加しています。独自のブルーオーシャン市場を築いている極めて強固な企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 2001年設立。「賃貸中マンションの買取」という当時誰も手がけなかったニッチ市場を開拓し、独自の価格査定システムにより業界トップに上り詰めました。2006年上場。近年はDXによる査定の自動化や、不動産小口化商品(ST:セキュリティ・トークンなど)の組成にも取り組み、資金調達の多様化と保有物件の流動性向上を図っています。

◎ リスク要因: 金利上昇に伴う不動産市況の冷え込み、リノベーション工事費用の高騰、および賃借人の退去予想期間のズレによる資金回収の遅延リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/3269

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/3269.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.starmica-holdings.co.jp/ir/

【公認会計士・税理士発のM&A仲介、士業ネットワークに強み】株式会社ストライク (6196)

◎ 事業内容: 中小企業や中堅企業のM&A仲介事業。インターネット上のM&A市場「SMART」の運営や、全国の公認会計士・税理士との強固な連携に特徴がある。

・ 会社HP: https://www.strike.co.jp/

◎ 注目理由: 事業承継型M&Aにおいて、経営者が最も信頼して相談するのは顧問税理士や会計士です。ストライクは創業者が公認会計士であり、全国の士業ネットワークや地域の金融機関との強固な提携関係を持っています。相続専門会社が設立される中、信託銀行や地方銀行で拾い上げられた企業の相続・承継問題は、専門的な財務調査(デューデリジェンス)に耐えうるストライクのような仲介会社に持ち込まれます。また、同社はネットマッチングプラットフォーム「SMART」を古くから運営しており、効率的な買い手探しが可能です。昨今はスタートアップのイグジット支援や大企業のカーブアウト案件にも領域を広げていますが、大黒柱は依然として事業承継であり、日本全国に眠る優良な後継者不在企業の流動化を一手に引き受ける立ち位置にあります。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1997年、公認会計士である荒井社長が設立。業界内でいち早くインターネットを活用したマッチングシステムを導入し、効率化を図りました。2016年に上場。近年はアドバイザーの採用を年間数十名規模で積極的に行い、拠点網も全国に拡大。採用した人材の早期戦力化を可能にする独自の教育・ノウハウ共有システムが結実し、過去最高の成約件数を更新しています。

◎ リスク要因: M&A仲介会社間の人材獲得競争の激化による人件費高騰、未上場企業の経営環境悪化(倒産増加)による優良な売り手案件の減少リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/6196

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/6196.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.strike.co.jp/ir/

【難易度の高い相続不動産の再生・バリューアップ】トーセイ株式会社 (8923)

◎ 事業内容: 東京都心部を中心とした不動産流動化事業(バリューアップ・再生)を主力に、開発、賃貸、ファンド・コンサルティングなど多角的な不動産事業を展開。

・ 会社HP: https://www.toseicorp.co.jp/

◎ 注目理由: 相続によって市場に放出される不動産は、綺麗な状態のものばかりではありません。老朽化したビル、権利関係が複雑な土地、稼働率の落ちたアパートなど、そのままでは売却しづらい物件が大量に発生します。トーセイは、こうした難易度の高い築古物件を買い取り、用途変更(コンバージョン)や大規模修繕によって現代のニーズに合わせた優良資産へと再生(バリューアップ)させるプロフェッショナルです。金融機関の相続専門会社は、顧客が抱える不良資産化しそうな不動産の処理において、トーセイの目利き力と再生ノウハウを頼りにします。さらに同社は不動産ファンド(REIT等)の運用も手がけており、再生した物件の出口戦略(売却先)を自社グループ内で完結できる点も強みです。相続による都心不動産の所有権移転の波を、最もダイナミックに利益へ変える企業です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1950年に設立。バブル崩壊後の不良債権処理の時代から不動産流動化事業でノウハウを蓄積し、2004年に上場。その後、シンガポール取引所への重複上場を果たすなど、海外投資家からの資金流入ルートも確立しています。近年は環境配慮型(ESG)のバリューアップや、物流施設、ホテルの開発・再生など、アセットタイプを柔軟に変化させながら安定的な成長を遂げています。

◎ リスク要因: 日銀の金融政策変更に伴う金利上昇が、不動産取得コストの増加やREIT市場の冷え込みを通じて業績を下押しするリスク、および建築費用の高止まりによる利益率の低下リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/8923

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/8923.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.toseicorp.co.jp/ir/

【地域密着で企業オーナーの資産承継を包括支援】山田コンサルティンググループ株式会社 (4792)

◎ 事業内容: 中堅・中小企業向けに、事業承継、M&A、企業再生、海外進出支援、人事・組織コンサルティングなどを総合的に提供する独立系コンサルティングファーム。

・ 会社HP: https://www.yamada-cg.co.jp/

◎ 注目理由: 相続と事業承継は、経営者にとって表裏一体の複雑なパズルです。単に株を売れば(M&Aをすれば)終わるわけではなく、税務、法務、後継者育成、一族の資産管理といった多岐にわたる課題を同時に解決する必要があります。同社は税理士法人を母体とし、圧倒的な税務・財務の知見をベースにした超実務的なコンサルティングに定評があります。地方銀行と全国規模で強固なネットワークを築いており、相続専門会社を立ち上げた地銀から「難易度が高すぎて自行だけでは処理できない大型の事業承継・一族の資産承継案件」がこぞって持ち込まれます。他のM&A専業会社とは異なり、コンサルティング報酬とM&A成功報酬のハイブリッドで収益を上げるため、景気変動にも強く、大相続時代における経営層向けの総合病院として替えのきかない存在です。

◎ 企業沿革・最近の動向: 1989年に山田ビジネスコンサルティングとして設立。中小企業の再生支援や事業承継に泥臭く入り込むスタイルで信頼を勝ち取り、2000年に上場。近年は東南アジアを中心とした海外進出支援やクロスボーダーM&Aに注力し、グローバルファームへの飛躍を遂げています。また、IT・DXコンサルティング部門を強化し、承継後の企業の生産性向上までを一貫して支援する体制を整えています。

◎ リスク要因: 優秀なコンサルタントの人材確保・引き留め競争の激化に伴う採用・教育コストの増加、中堅・中小企業の設備投資やコンサル予算の削減をもたらすマクロ経済の悪化リスクがあります。

◎ 参考URL(みんかぶ): https://minkabu.jp/stock/4792

◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス): https://finance.yahoo.co.jp/quote/4792.T

◎ 参考URL(最新のIRや関連するニュース記事): https://www.yamada-cg.co.jp/ir/


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この記事を書いた人

「日本個別株デューデリジェンスセンター」運営者。日本の個別株に特化した投資リサーチを専門とし、銘柄分析・企業デューデリジェンス・業界動向・IPO分析を中心に2,800本超の分析レポートを執筆。ファンダメンタルズ分析とデータドリブンなアプローチで、個人投資家の意思決定をサポートしています。毎日更新の分析レポートを通じて、プロ水準のリサーチを個人投資家に届けることをミッションとしています。

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