- 【電力ケーブル再評価の中心銘柄】SWCC (5805)
- 【海底・地中ケーブルの実力派】古河電気工業 (5801)
生成AI、半導体工場、データセンター、再生可能エネルギー、EV、蓄電池、電炉化。これらを一言でまとめるなら、次の主役は「電気を大量に使う経済」です。株式市場ではAI半導体やデータセンター関連が先に物色されましたが、その裏側で確実に必要になるのが、電気を運ぶ電線、電力ケーブル、変圧器、開閉器、配電盤、送電線工事、鉄塔・地中線・変電設備といった送電インフラです。経済産業省の第7次エネルギー基本計画でも、DX・GXの進展、データセンターや半導体工場の新増設により、2024年度以降は電力需要が増加に転じ、2034年度にかけて増加すると想定されています。
さらに、電力広域的運営推進機関の広域系統長期方針では、広域連系系統の増強に必要な投資額としてベースシナリオで約6.0兆〜7.0兆円が示され、北海道、東北、東京、九州、四国、周波数変換設備など、全国規模で送電網の増強が検討されています。 つまり、電力インフラは単なる老朽化更新ではなく、AI時代・GX時代の産業立地を決める成長投資へ変わりつつあります。発電所を増やしても、電気を運べなければ工場もデータセンターも動きません。ここに「高圧経済」という投資テーマの本質があります。
本記事では、東証に上場する銘柄の中から、電線・電力ケーブル、変電・配電機器、電設資材、送配電工事、広域系統運用に関わる20銘柄を厳選しました。単に「電力関連」という大きな括りではなく、どの会社がどの工程で稼ぐのか、なぜ今注目されるのか、どのリスクを見ておくべきかまで、個人投資家が銘柄比較しやすいように整理しています。
免責事項
本記事は、公開情報をもとに日本株の投資テーマと関連銘柄を整理したものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動、業績下振れ、金利・為替・資材価格変動などのリスクがあります。情報の正確性には注意していますが、完全性を保証するものではありません。最終的な投資判断は、必ず各社IR、決算短信、有価証券報告書など最新情報を確認したうえで、自己責任で行ってください。
【電力ケーブル再評価の中心銘柄】SWCC (5805” target=”_blank” rel=”noopener”>5805)
◎ 事業内容:
SWCCは、電線・電力ケーブル、通信ケーブル、産業用電線、巻線、電力機器などを手掛ける非鉄金属メーカーです。電力インフラ向けのケーブルや接続部材、建設・産業向け電線、AIデータセンター向け通信関連製品などが収益の柱です。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
SWCCは「高圧経済」テーマの中でも、最もストレートに電力インフラ投資の恩恵を受けやすい銘柄です。送配電網の増強、都市部の再開発、データセンター新設、再エネ接続、老朽化設備の更新では、電力ケーブルや関連部材の需要が不可欠になります。同社の2026年3月期第3四半期決算補足資料では、電力インフラ、通信ケーブル事業の好調や銅価高騰を背景に増収となり、エネルギー・インフラ分野では電力インフラ向け需要が引き続き好調とされています。(IRPocket) これは一過性の大型案件というより、国内電力網の構造的な更新需要が表面化しているサインです。さらに、通信ケーブルでは米国AIデータセンター向け需要にも触れられており、電力と通信の両方からAIインフラ投資を取り込める点が強みです。電線株の中では、テーマ性と業績変化の見えやすさが両立している銘柄といえます。
◎ 企業沿革・最近の動向:
旧・昭和電線ホールディングスを前身とし、電線・ケーブル技術を軸に社会インフラを支えてきた企業です。近年は社名をSWCCへ変更し、電力インフラ、通信、モビリティ、半導体関連などへ事業領域を整理しています。直近では電力インフラ向け需要やAIデータセンター関連需要が決算資料で強調され、従来型の電線メーカーからインフラ成長株としての評価が高まりつつあります。
◎ リスク要因:
銅価格の急変、電力会社や建設案件の投資時期ずれ、工事平準化による四半期業績の変動、海外通信需要の反動には注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
【海底・地中ケーブルの実力派】古河電気工業 (5801” target=”_blank” rel=”noopener”>5801)
◎ 事業内容:
古河電気工業は、電力ケーブル、光ファイバー、通信インフラ、自動車部品、機能製品などを展開する総合非鉄メーカーです。エネルギーインフラ、情報通信、モビリティ、機能製品の複数領域で社会インフラ向け素材・部品を供給しています。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
古河電工の魅力は、電力ケーブルと情報通信インフラの両面で高圧経済を取り込める点です。再エネの大量導入では、発電した電気を需要地へ送るための送電線・地中線・海底ケーブルが必要になります。また、データセンター増設では、電力だけでなく光通信網の高速化も同時に求められます。同社は電線大手として、電力会社向けの高圧・超高圧ケーブルや産業電線を持つ一方、光ファイバー関連でも世界的な競争力があります。2026年3月期第3四半期の開示では、エネルギーインフラ事業において電力ケーブルおよび産業電線・機器の販売が堅調に推移し、営業利益が前回予想を上回る見込みとされています。(古河電工) 電線株は銅価格や景気敏感性の影響を受けますが、古河電工の場合、AI・通信・電力の複合テーマを持つため、単純な素材株ではなくインフラ成長株として見る価値があります。
◎ 企業沿革・最近の動向:
1884年創業の古河グループ中核企業で、電線、伸銅、光ファイバー、自動車部品などを長く手掛けてきました。近年は「古河電工グループ ビジョン2030」のもと、情報・エネルギー・モビリティ領域を重点化しています。直近のIRでは、エネルギーインフラ事業やデータセンター関連製品の伸びが業績の支えになっており、国内外の電力・通信投資の追い風を受けています。
◎ リスク要因:
海外景気、光ファイバー市況、銅価格、為替、自動車関連需要の影響が大きく、事業領域が広いぶん高圧経済以外の要因でも株価が動きます。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):


















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