- 国産サイバー防衛の中核候補 FFRIセキュリティ (3692)
- 認証・ネットワーク防御の実力派 ソリトンシステムズ (3040)
国家安全保障の主戦場は、陸・海・空だけでなく、サイバー、宇宙、電磁波、通信インフラへと大きく広がっています。企業活動でもランサムウェア、標的型攻撃、サプライチェーン攻撃が常態化し、重要インフラ、官公庁、防衛産業、金融、医療、製造業にとって、サイバー防衛は単なるIT投資ではなく「事業継続の生命線」になりました。日本政府も防衛力の抜本的強化を進め、令和8年度予算案ではサイバー領域の能力強化が大きな柱として位置づけられています。防衛省資料では、サイバー領域における能力強化に約2,331億円が示されており、サイバー、電磁波、宇宙、無人化、AIを横断する防衛テック投資が加速しています。(防衛省)
株式市場でも、従来の「防衛関連株」は火工品、艦艇、航空機、レーダー、通信機器などハード寄りの銘柄が中心でした。しかし、現代の安全保障では、標的型攻撃を検知するソフトウェア、ゼロトラスト、認証基盤、ネットワーク監視、脆弱性診断、SOC運用、暗号・電子証明書、衛星通信、高周波デバイスなどが一体で機能しなければなりません。つまり、防衛テーマは「ミサイルや艦船」だけでなく、「守るためのデータ」「止めない通信」「侵入を前提にした監視」「電波・宇宙・センサー」へ広がっているのです。
本記事では、現在東証に上場している銘柄の中から、サイバー防衛、情報セキュリティ、防衛通信、電子戦、航空宇宙、防衛装備に関わる20社を厳選しました。超大型株だけに偏らず、グロース・スタンダードの専門企業、プライム市場の中堅SI、防衛装備の老舗メーカーまで幅広く取り上げます。短期的なテーマ物色だけでなく、中長期で「日本の防衛インフラを支える企業はどこか」を考えるための保存版リストです。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動、業績悪化、流動性、為替、金利、政策変更などのリスクがあります。掲載情報は作成時点で信頼できる情報をもとにしていますが、正確性・完全性を保証するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行い、最新情報は各企業のIR、決算短信、有価証券報告書、適時開示等で確認してください。
国産サイバー防衛の中核候補 FFRIセキュリティ (3692” target=”_blank” rel=”noopener”>3692)
◎ 事業内容:
FFRIセキュリティは、標的型攻撃対策やマルウェア解析に強みを持つサイバーセキュリティ専業企業です。主力製品「FFRI yarai」を中心に、官公庁、重要インフラ、企業向けに高度な脅威対策ソリューションを提供しています。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
サイバー戦時代において、国産セキュリティ技術を持つ企業の重要性は高まっています。FFRIは独立系のセキュリティ専業企業であり、標的型攻撃、未知マルウェア、ゼロデイ攻撃といった高度な脅威への対策に注力してきました。防衛、官公庁、重要インフラでは、海外製品だけに依存しないセキュリティ体制の構築が課題です。特に国家安全保障領域では、検知ロジック、解析技術、運用ノウハウを国内に蓄積する意味が大きく、同社の技術的な希少性が評価されやすい局面です。サイバー攻撃はAI活用で高度化しており、従来型のシグネチャ検知だけでは対応が難しくなっています。そのため、ふるまい検知や多層防御に強い企業への需要は継続的に拡大する可能性があります。Kabutanでも同社は「ヤライ」などサイバーセキュリティ製品の開発・販売、標的型攻撃対策に特化した企業として紹介されています。(株探)
◎ 企業沿革・最近の動向:
2007年設立の国産サイバーセキュリティ企業で、研究開発型の技術企業として成長してきました。近年は政府・防衛関連のサイバー対処能力強化、重要インフラ防護、企業のゼロトラスト投資拡大を背景に注目度が高まっています。2026年に入ってもサイバー防衛関連テーマの中心銘柄として市場で取り上げられています。
◎ リスク要因:
官公庁案件の時期ずれ、研究開発費負担、競合製品との価格競争、テーマ人気による株価変動の大きさに注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
認証・ネットワーク防御の実力派 ソリトンシステムズ (3040” target=”_blank” rel=”noopener”>3040)
◎ 事業内容:
ソリトンシステムズは、認証、ネットワーク分離、情報漏洩対策、映像伝送などを手掛けるITセキュリティ企業です。企業・官公庁向けのセキュアアクセス、リモートワーク、ログ管理、映像コミュニケーション製品を展開しています。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
サイバー防衛で重要なのは、攻撃を防ぐソフトだけではありません。誰が、どこから、どの端末で、どの情報にアクセスしているかを制御する認証・アクセス管理が不可欠です。ソリトンは、認証基盤、ネットワークセキュリティ、情報漏洩対策を長年手掛けており、ゼロトラスト時代の基盤企業として注目できます。防衛・官公庁・自治体・教育・金融などでは、端末管理、リモートアクセス、閉域網、ネットワーク分離といった需要が根強く、同社の製品群と相性が良い領域です。また、映像伝送技術も持ち、災害対応、警備、現場監視、遠隔支援といった安全保障周辺分野への応用余地があります。東証プライム上場で、証券コード3040であることは同社IRの株式情報でも確認できます。(株式会社ソリトンシステムズ)
◎ 企業沿革・最近の動向:
1979年設立。ネットワーク、セキュリティ、映像通信を軸に事業を拡大してきました。近年はリモートワーク、クラウド利用、ゼロトラスト化の流れを受け、セキュアアクセス関連の需要が継続しています。IR資料では2025年12月期決算短信など最新資料も公開されています。(株式会社ソリトンシステムズ)
◎ リスク要因:
企業IT投資の減速、公共案件の期ずれ、海外大手セキュリティ企業との競争、製品更新サイクルの変動がリスクです。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):


















コメント