- 【警備業界の絶対王者】セコム (9735)
- 【現金輸送と機械警備の2強の一角】ALSOK(綜合警備保障)(2331)
- 【鉄道インフラ警備の専門家】セントラル警備保障 (9740)
- 投資家の視点
2026年の日本株市場で、最も「国策」が分かりやすく業績に直結しているテーマがあります。
それが「セキュリティ&警備」関連です。
2025年10月に発足した高市早苗内閣は、防衛費のGDP比2%目標を2025年度補正予算で前倒し達成し、年間11兆円規模の防衛予算が現実のものになりました。さらにGDP比3%への引き上げ議論も俎上に上り、向こう10年間、防衛・安全保障関連予算が縮小する材料はほぼ見当たりません。
加えて2025年5月に成立した「サイバー対処能力強化法」は2026年11月までに施行され、能動的サイバー防御(アクティブ・サイバー・ディフェンス)への政策転換が本格化します。これは警察庁・防衛省・関係省庁が一体となって、攻撃を受ける前に攻撃元を無力化する体制への移行を意味します。
民間の警備需要も歴史的な追い風が吹いています。首都圏で相次いだ「闇バイト強盗」を受け、政府は防犯カメラ設置費用の公費補助を経済対策に盛り込み、家庭・店舗・自治体の防犯投資が一気に拡大しました。鉄道車両への監視カメラ設置義務化、訪日外国人の急増による空港・観光地警備の需要拡大、人手不足対応のAI警備システム……買い手は防衛省・警察庁・自治体・大手警備会社と「国そのもの」です。
つまり「予算が増え続ける買い手」が存在し、新規参入が極めて難しい寡占市場という、株式投資の観点では夢のような構造が今、出来上がっています。
本記事では、自衛隊・警察庁・大手警備会社といった「お金を出す側」が買わざるを得ない製品やサービスを提供している、東証上場の20銘柄を厳選してご紹介します。誰もが知る超大型株よりも、テーマ性が業績に直接効く中堅・小型株も多く取り上げます。
【免責事項】
本記事は情報提供のみを目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。記載された情報の正確性については万全を期しておりますが、その完全性・正確性を保証するものではなく、株価・業績数値等は執筆時点のものです。最新の業績・IR情報・上場状況については、各社のIRサイトおよび証券取引所の公式情報を必ずご確認ください。本記事の情報を利用したことにより生じたいかなる損害についても、筆者は一切の責任を負いません。
【警備業界の絶対王者】セコム (9735)
◎ 事業内容:
警備サービス国内首位で、機械警備(センサーで異常を検知し警備員が急行するシステム)が主力です。法人向けのオンライン・セキュリティシステムから、家庭向けのホームセキュリティ、現金護送、防災、情報セキュリティ、メディカル(在宅医療・介護)まで幅広く展開し、日本以外に海外21の国と地域に拠点を持つグローバル企業でもあります。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
セコムを単なる「ディフェンシブ株」と見ているなら、それは古い理解です。同社の最大の強みは、契約件数の積み上げによるストック型収益モデルにあります。第3四半期累計売上高9,098億円(前年同期比5.2%増)、営業利益1,107億円(同10.4%増)と過去最高を更新しており、機械警備の値上げ効果も着実に業績へ反映されています。
注目すべきは「AI警備員」の社会実装です。カメラ映像から異常行動をリアルタイムで検知する仕組みは、人手不足時代の警備の解になりつつあります。さらにサイバーセキュリティ事業も子会社のセコムトラストシステムズを通じて拡大しており、自治体・金融機関の重要システムを守る存在として認知されています。
加えて、コインパーキング、不動産、保険、地理空間情報事業など警備周辺の事業ポートフォリオが厚く、不況に強い超ディフェンシブ銘柄でありながら、AI警備や能動的サイバー防御という成長テーマも併せ持つ稀有な銘柄です。配当利回りも安定水準で、長期保有の中核に据える投資家が多いのも特徴です。
◎ 企業沿革・最近の動向:
1962年に日本初の警備保障会社として創業。1966年には機械警備システム「SPアラーム」をスタートし業界の常識を変えました。1981年には日本初のホームセキュリティ「マイアラーム」を発売。近年は2025年に「AI警備員」関連の発表を行い、データ管理のあり方を巡って規制論議が起こるなど社会的影響力の大きさを改めて示しています。直近では海外事業の強化と、サイバー領域での官公庁案件獲得を加速しています。
◎ リスク要因:
警備員の人件費高騰、顧客契約の解約増、海外子会社の為替影響、AI関連の個人情報・プライバシー規制強化、競合のサービス価格競争激化などが挙げられます。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
【現金輸送と機械警備の2強の一角】ALSOK(綜合警備保障)(2331)
◎ 事業内容:
警備業界第2位の総合警備会社で、ホームセキュリティ「アルソック」のブランドで広く知られています。機械警備、常駐警備、現金輸送警備、ATM管理、防災・防犯機器販売、介護・高齢者見守りサービスまで多角展開しており、特に金融機関向けの現金警備輸送と、コンビニATMの現金管理で圧倒的シェアを誇ります。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
ALSOKは「セコムの2番手」というイメージが先行しがちですが、実態は強固な収益基盤を持ち、株主還元にも積極的な優良銘柄です。値上げ効果が業績に効き始めており、2025年9月には年初来高値を更新する局面もありました。
注目すべき成長ドライバーは3つあります。第1に、サイバー防御領域での拡大余地です。物理警備で培った企業との接点を活かし、サイバーセキュリティ・サービスへのクロスセルが進んでいます。第2に、高齢化社会を背景にした見守り・介護サービスの拡大。第3に、訪日外国人の急増に伴うイベント警備・施設警備需要の構造的増加です。
また同社は警察庁OBが多く在籍することでも知られ、官公庁・自治体・大手金融機関との太いリレーションを持ちます。能動的サイバー防御の関連業務や、重要インフラ防護の領域でも、信頼性ベースで案件を獲得しやすい立ち位置にあります。配当利回りも比較的高めで、ディフェンシブ性と政策テーマ性を両立する銘柄として、機関投資家にも人気があります。
◎ 企業沿革・最近の動向:
1965年に綜合警備保障株式会社として設立。1973年にALSOKのシンボルマークを制定し、長く親しまれてきました。近年はサイバー警備事業を強化し、子会社を通じてSOC(セキュリティ運用センター)サービスを展開。2025年には能動的サイバー防御をにらんだ事業強化を発表し、政府関連案件の獲得を狙う姿勢を鮮明にしています。
◎ リスク要因:
人件費の継続的な上昇、契約単価の値上げ交渉難航、現金需要の長期的減少、競合との価格競争激化、不祥事による信頼低下のリスクが挙げられます。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
https://www.alsok.co.jp/company/ir/
【鉄道インフラ警備の専門家】セントラル警備保障 (9740)
◎ 事業内容:
| 項目 | 本記事の要点 |
|---|---|
| 【警備業界の絶対王者】セコム (9735) | 本記事固有の論点(【警備業界の絶対王者】セコム (9735)) |
| 【現金輸送と機械警備の2強の一角】ALSOK(綜合警備保障)(2331) | 本記事固有の論点(【現金輸送と機械警備の2強の一角】ALSOK(綜合警備保障)(2331)) |
| 【鉄道インフラ警備の専門家】セントラル警備保障 (9740) | 本記事固有の論点(【鉄道インフラ警備の専門家】セントラル警備保障 (9740)) |
| 登場銘柄コード | 2331、9735、9740 |
| 記事タイトル要約 | 自衛隊・警察・警備会社が買う側──「セキュリティ&警備関連で爆騰候補の20社」を… |


















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