- 【国産サイバー防衛の技術本命】FFRIセキュリティ (3692)
- 【AI×クラウドWAFの成長株】サイバーセキュリティクラウド (4493)
- 本記事のポイントを解説
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生成AIの普及で、サイバー攻撃は「人手で仕掛けるもの」から「自動化・大量化・高度化されるもの」へ変わりつつあります。フィッシング文面の自然化、脆弱性探索の高速化、マルウェア改変、認証情報の悪用、クラウド設定ミスの探索など、攻撃側の生産性が一段上がる一方、防御側もAI、SOC、EDR、WAF、ID管理、ゼロトラスト、ログ監視、電子認証を組み合わせた多層防御が必須になっています。

日本でも流れは明確です。政府は能動的サイバー防御の実現に向け、重要インフラ等を含むサイバー安全保障分野で欧米主要国と同等以上の対応能力を目指す方針を示しています。IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2025」では、組織向け脅威の1位がランサム攻撃、2位がサプライチェーン攻撃、3位が脆弱性攻撃となり、地政学的リスクに起因するサイバー攻撃も初選出されました。さらに経済産業省は、登録セキスペを2030年までに5万人へ増やす目標を掲げ、人材面からもセキュリティ強化を進めています。(内閣官房)
今回の20銘柄は、単なる「セキュリティ関連」という括りではなく、攻撃面の変化に対してどの防衛ラインを担うのかで選びました。国産セキュリティ技術、クラウドWAF、SOC、認証、SASE、ログ監視、電子証明書、ゼロトラスト、情報漏えい対策、ネットワーク運用、重要インフラ向けSIまで、個人投資家がテーマの広がりを理解しやすいように、本命株から出遅れ・周辺株まで分散して取り上げます。なお、代表格だったラック(3857)は2025年2月25日に上場廃止済みのため、今回の対象から除外しています。(日本取引所グループ)
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動、流動性、業績悪化、制度変更などのリスクがあります。記載内容は公開情報をもとに作成していますが、正確性や完全性を保証するものではありません。最終的な投資判断は、各社IR、決算短信、有価証券報告書、適時開示、証券会社情報を確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。
【国産サイバー防衛の技術本命】FFRIセキュリティ (3692)
◎ 事業内容:
FFRIセキュリティは、標的型攻撃対策ソフト「FFRI yarai」などを展開する国産サイバーセキュリティ企業です。マルウェア解析、脅威研究、エンドポイント防御、ナショナルセキュリティ領域のサービスを手掛け、官公庁・重要インフラ・大企業向けの高度な防御需要に強みを持ちます。東証グロース上場です。(JPX)
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
AIサイバー攻撃元年の中で、最も「国産技術」「ナショナルセキュリティ」の文脈に乗りやすい銘柄です。海外製品を組み合わせて販売する企業が多い中、FFRIは自社研究をベースに攻撃手法を解析し、未知マルウェアや標的型攻撃への対策を提供してきました。2026年3月期決算補足説明資料では、FFRI yaraiおよびFFRI yarai analyzerの契約増加に加え、サイバー安全保障関連の需要増加が示され、売上高は43.48億円、営業利益は13.64億円と大きく伸びています。(Yahoo!ファイナンス)
国策色が強まる局面では、単なる売上成長だけでなく、国内で脅威解析・製品開発・防御知見を持つ企業の戦略的価値が見直されやすくなります。防衛、官公庁、重要インフラ、研究機関など、海外依存を減らしたい領域で存在感が高まりやすい点が投資テーマとしての魅力です。一方で、案件のタイミングや人材確保が業績変動要因になるため、決算ごとの受注状況を確認する必要があります。
◎ 企業沿革・最近の動向:
2007年設立。セキュリティ研究を核に、標的型攻撃対策やマルウェア解析分野で知名度を高めてきました。2026年3月期はセキュリティ製品とナショナルセキュリティ・サービスが伸長し、2027年3月期以降も政府・重要インフラの防御強化が追い風になり得ます。
◎ リスク要因:
官公庁・大口案件のタイミングに業績が左右されやすく、技術人材の採用競争や研究開発費の増加も利益を圧迫する可能性があります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
【AI×クラウドWAFの成長株】サイバーセキュリティクラウド (4493)
◎ 事業内容:
サイバーセキュリティクラウドは、Webアプリケーションをサイバー攻撃から守るクラウド型WAF「攻撃遮断くん」、AWS WAF自動運用サービス「WafCharm」、AWS向けマネージドルール、クラウドインシデント対応などを展開する企業です。東証グロース上場です。(JPX)
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
生成AI時代の攻撃で増えるのは、Webアプリ、API、クラウド設定、SaaS連携を狙う攻撃です。同社はまさにこの「アプリケーションセキュリティ」領域を主戦場としており、AIによる攻撃自動化が進むほど、WAF、脆弱性対策、クラウド監視、インシデント対応の需要が増えやすい立ち位置にあります。2026年12月期第1四半期決算説明資料では、営業利益が前年同期比50.6%増、経常利益が82.1%増と高い利益成長を示し、AI for Security、Security for AI、AI-Native OrganizationというAI戦略も掲げています。さらにAWS Security Incident Response Readyパートナー認定を取得し、クラウドインシデント対応を成長領域に位置付けています。(Yahoo!ファイナンス)
注目すべきは、単なるWAF専業から「防御・検知・対応・復旧」まで広げる戦略です。既存顧客に対して新サービスをクロスセルできれば、ARRとLTVの上昇が期待できます。AIアプリやAIエージェントが普及するほど、APIセキュリティやプロンプトインジェクション対策など新市場が立ち上がる可能性もあります。
◎ 企業沿革・最近の動向:
2010年設立。2020年に東証マザーズへ上場し、現在はグロース市場です。WAFを起点に、クラウドセキュリティ、インシデントレスポンス、AIセキュリティ領域へ事業を広げています。2026年12月期第1四半期では高い増益を達成しました。
◎ リスク要因:
WAF市場の競争激化、大手クラウド事業者との機能重複、M&Aや新規事業投資の失敗がリスクです。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
銘柄コード3857の動きが気になります。需給だけでは説明できない変化が出始めているように思いますが、どう見ますか?
AIサイバー攻撃元年の防衛ラインは中期で見るとまだ評価余地が残っていると考えています。短期のノイズに振らされたくない局面です。


















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