- 【中小企業バックオフィスの月額化を支える本命】ラクス (3923)
- 【現場が自分でアプリを作るDXプラットフォーム】サイボウズ (4776)
- 本記事のポイントを解説
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企業のIT投資は、「サーバーを買う」「ソフトを買い切る」「自社で保守する」という時代から、「必要な機能を月額で使い、使いながら拡張する」時代へ大きく変わっています。これが、初期投資ゼロ・サブスク経済の本質です。企業側にとっては、導入時の大きな設備投資を抑えられ、法改正・セキュリティ・AI対応などのアップデートを継続的に受けられる点が魅力です。一方、サービス提供企業にとっては、ARR、MRR、チャーンレート、NRRといった指標で収益の積み上がりを可視化できるため、売り切り型ビジネスよりも将来収益を読みやすい構造になります。
総務省の令和7年版情報通信白書では、デジタル技術が企業活動や社会生活の「社会基盤」として広がっていることが示され、企業のクラウド利用率も2024年に80.6%へ達したとされています。また、ITRはERP市場においてSaaS型が2024〜2029年度に年平均20.0%成長すると予測し、SaaS管理市場も2024〜2029年度に年平均27.8%成長すると見込んでいます。つまり、サブスク化は単なるソフト販売の形態変化ではなく、会計、人事、請求、契約、セキュリティ、店舗運営、コンタクトセンターまで、企業活動全体のコスト構造を変える大きな潮流です。なお、本記事の対象は、JPXが公表する東証上場銘柄一覧などで上場状況を確認し、東証プライム・スタンダード・グロース上場銘柄から選定しています。(総務省)
本記事は、投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動、業績悪化、金利・為替・市場環境の変化などにより損失が発生するリスクがあります。掲載情報は正確性に配慮していますが、内容を保証するものではありません。最終的な投資判断は、各企業の最新IR、決算短信、有価証券報告書などを確認したうえで、ご自身の責任で行ってください。
【中小企業バックオフィスの月額化を支える本命】ラクス (3923)
◎ 事業内容:
ラクスは、経費精算、請求書発行、販売管理、メール配信、問い合わせ管理など、企業のバックオフィス業務をクラウドで効率化する会社です。主力は「楽楽精算」「楽楽明細」などの楽楽クラウドで、月額課金型のストック収益を中心に成長しています。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
ラクスの強みは、企業が必ず繰り返し行う経費精算、請求、販売管理、メール対応といった定型業務に深く入り込んでいる点です。これらは一度システムを導入すると、承認ルート、取引先情報、会計処理、社内ルールがサービス上に蓄積されるため、簡単には乗り換えにくくなります。2026年3月期第2四半期資料では売上高が前年同期比25.1%増、営業利益が65.4%増と、成長投資を続けながら利益率改善も進んでいます。サブスク企業を見るうえで重要なのは、売上の伸びだけでなく、広告費投下後に利益がどれだけ残るかです。ラクスはテレビCMなどで認知を高めつつ、複数サービスのクロスセルで顧客単価を引き上げられる構造を持っています。電子帳簿保存法、インボイス制度、人手不足という外部要因も、同社のクラウド導入需要を後押ししています。(Yahoo!ファイナンス)
◎ 企業沿革・最近の動向:
2000年設立。IT人材派遣やメール配信サービスを出発点に、企業向けクラウドサービスへ事業領域を拡大してきました。近年は「楽楽クラウド」ブランドへの統合を進め、メールディーラー、配配メールなども含めた業務効率化サービス群として認知を高めています。プラスアルファ・コンサルティングとの資本業務提携も発表しており、バックオフィス以外のデータ活用領域との接点にも注目です。
◎ リスク要因:
広告宣伝費や人件費の増加、競合SaaSとの価格競争、成長期待が高い分だけ株価バリュエーションが調整されやすい点に注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
【現場が自分でアプリを作るDXプラットフォーム】サイボウズ (4776)
◎ 事業内容:
サイボウズは、業務アプリ作成クラウド「kintone」、グループウェア「サイボウズ Office」「Garoon」、メール共有システム「メールワイズ」などを提供する企業です。クラウド月額課金を中心に、企業の情報共有と業務改善を支援しています。
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
サイボウズの魅力は、単なるグループウェア企業ではなく、現場主導の業務改善プラットフォーム企業へ変化している点です。kintoneはプログラミング不要で業務アプリを作れるため、営業管理、問い合わせ管理、案件管理、在庫管理、製造現場の記録など、企業ごとに異なる業務を柔軟にクラウド化できます。2026年12月期第1四半期資料では、連結売上高が前年同期比17.0%増、連結クラウド売上高比率が91.7%、kintone連結売上高成長率が20.4%と示されており、既にクラウド企業としての性格がかなり強まっています。さらに、パートナー企業や連携サービスによるエコシステムが広がるほど、顧客はkintoneを中心に業務システムを組み立てるようになります。これはサブスク企業としての粘着性を高める重要な要素です。(Yahoo!ファイナンス)
◎ 企業沿革・最近の動向:
1997年創業。中小企業向けグループウェアで成長した後、クラウド基盤「cybozu.com」とkintoneに注力してきました。近年は国内外のパートナー拡大、製造業DX、自治体・大企業向け活用などに取り組んでいます。オムロンとの製造DX推進など、現場データ活用の領域にも広がりがあります。
◎ リスク要因:
kintoneの成長鈍化、海外展開の難易度、MicrosoftやGoogleなど巨大クラウド勢との競争、広告・人材投資による利益変動に注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
保存版について、いま改めて整理しておきたいんですよ。市場の反応がこれだけ割れているのには理由があります。
そうですね。初期投資ゼロという観点で見ると、表面的な数字より構造の方が重要に見えます。


















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