- 【化合物半導体プロセスの基準点】サムコ (6387)
- 【後工程と塗布・洗浄を押さえる岡山発装置株】タツモ (6266)
- 本記事のポイントを解説
- 本記事のポイントを解説

AIサーバー、HBM、先端ロジック、SiC・GaN、光電融合。半導体投資の主戦場は、単なる微細化から、材料・プロセス・後工程・検査・光技術を含む「総合力」の時代に入りました。日本半導体製造装置協会は、日本製半導体製造装置の販売高について、2026年度を前年度比12%増の5兆5,004億円、2027年度を5兆6,104億円と予測しています。背景には、DRAM投資の継続、AIサーバー向け先端ロジック投資、HBMを中心とした高帯域メモリー需要があります。(SEAJ)
さらにSEMIは、世界の300mmファブ装置投資が2026年に1,330億ドル、2027年に1,510億ドルへ拡大すると見ています。AIデータセンター向け半導体だけでなく、各国の半導体自給政策も追い風です。(SEMI) 経済産業省も半導体・デジタル産業戦略を重要政策として掲げており、先端半導体、情報処理基盤、サプライチェーン強化は日本株の中長期テーマになっています。(Ministry of Economy, Trade and Industry)
この流れで改めて注目されるのが、化合物半導体・MEMS・パワーデバイス向け装置で存在感を持つサムコです。ただし、株価テーマとして本当に面白いのは「サムコだけ」ではありません。半導体製造装置の前工程、洗浄、搬送、後工程、検査、超純水、フォトレジスト材料、CMP材料、光半導体まで見渡すと、次に評価される可能性を秘めた東証上場企業が複数あります。本記事では、サムコを軸にしながら、次世代半導体で生き残る可能性がある20銘柄を、事業内容・注目理由・最近の動向・リスクまで整理します。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には価格変動、業績悪化、為替、金利、地政学リスクなどがあり、元本を割り込む可能性があります。記載内容は作成時点で確認した情報をもとにしていますが、正確性・完全性を保証するものではありません。最終的な投資判断は、各社IR、決算短信、有価証券報告書など最新情報を確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。
【化合物半導体プロセスの基準点】サムコ (6387)
◎ 事業内容:
サムコは、半導体・電子部品向けのCVD装置、ドライエッチング装置、ドライ洗浄装置を開発・製造する装置メーカーです。シリコン半導体だけでなく、SiC、GaN、MEMS、光デバイスなど特殊プロセス領域に強みがあります。(サムコ株式会社)
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
サムコが「次世代半導体銘柄」の象徴として注目される理由は、巨大な量産ライン向けの汎用装置ではなく、化合物半導体やMEMSなど、ニッチだが成長性の高いプロセスに強い点です。AIサーバーやEVの拡大で、低損失・高耐圧・高周波に対応するSiC、GaN系デバイスの重要性は増しています。これらはシリコンとは異なる成膜・エッチング条件を必要とするため、専用ノウハウを持つ装置メーカーの価値が上がりやすい構造です。サムコはドライプロセス装置の専業色が強く、研究開発用途から量産移行まで入り込める点が魅力です。一方で、すでに市場で認知度が高まっているため、「サムコの次」を探す視点では、同じく特殊プロセス、後工程、検査、材料で強みを持つ周辺企業も同時に見ておきたいところです。
◎ 企業沿革・最近の動向:
1979年設立。京都発の研究開発型装置メーカーとして、化合物半導体、MEMS、LED、電子部品向け装置を広げてきました。2001年に上場し、現在は東証プライム市場に上場しています。直近ではAI、パワー半導体、光デバイスなどの成長テーマを背景に、特殊プロセス装置への関心が高まっています。東証上場会社情報サービスでもプライム市場上場が確認できます。(JPX)
◎ リスク要因:
装置受注は顧客の研究開発・設備投資タイミングに左右されます。高成長期待が株価に織り込まれた局面では、決算未達や受注鈍化に敏感です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
【後工程と塗布・洗浄を押さえる岡山発装置株】タツモ (6266)
◎ 事業内容:
タツモは、半導体製造装置、搬送ロボット、液晶関連装置、精密金型・樹脂成形品などを手がける装置メーカーです。半導体分野では塗布・現像、貼合・剥離、洗浄、薬液供給・再生など幅広い工程に対応しています。(タツモ)
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
次世代半導体でタツモが面白いのは、前工程の巨大装置メーカーとは違い、先端パッケージ、ウエハ処理、薬液処理、搬送といった「工程間の要所」を幅広く押さえていることです。HBMやチップレットでは、薄いウエハ、接合、剥離、洗浄、薬液管理の難易度が上がります。タツモは塗布・現像装置だけでなく、貼合・剥離装置や洗浄装置も持つため、後工程の高度化と相性が良い企業です。また、公式IRライブラリーでは2026年12月期第1四半期決算資料を掲載しており、装置需要の変化を追いやすい点も個人投資家にとって重要です。(タツモ) ナノインプリントへの取り組みも、将来的な微細加工・光学部材・次世代デバイス関連として注目です。
◎ 企業沿革・最近の動向:
1972年設立。岡山県を拠点に、半導体製造装置、搬送ロボット、FPD装置などへ事業領域を広げてきました。会社概要では、半導体製造装置、各種搬送ロボット、液晶製造装置などの開発・製造・販売を営業内容としています。現在は東証プライム市場上場です。(タツモ)
◎ リスク要因:
半導体設備投資の谷では受注が減速しやすいです。装置案件の大型化により、納期遅延や検収時期のずれが業績変動要因になります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
データだけ見ていると保存版は地味な銘柄に映ります。ただ、構造を読み解くと景色が変わりますよ。
銘柄コード6387は次のフェーズで再評価される可能性があると、私も考えています。


















コメント