- はじめに:相場が崩れた瞬間、あなたは何をしていますか
- 第1章:なぜ私たちは狼狽売りをしてしまうのか
- 人間の脳は損失を「2倍」重く感じるようにできている
- サンクコストの過大視と「ナンピン地獄」
はじめに:相場が崩れた瞬間、あなたは何をしていますか
ある朝、スマートフォンを開くと、日経平均が前日比マイナス1,500円。保有銘柄はストップ安寸前、含み益は溶けて、含み損が膨らんでいる。SNSのタイムラインには「リーマン級」「もう日本株は終わり」といった声が並んでいます。心臓が早鐘を打ち、手が震え、気がつくと「今すぐ売って楽になりたい」という衝動に支配されている。
こうした経験を、株式投資をしている方なら一度はされたことがあるのではないでしょうか。そして、まさにこの瞬間に行われる「狼狽売り」こそが、長期的に資産を築こうとする個人投資家にとって最大の敵だと、多くの市場関係者が口をそろえて指摘しています。
景気減速が囁かれる局面では、株価は不安定になり、ニュースの見出しは恐怖を煽る言葉で埋め尽くされます。実際、2024年8月の日経平均急落や、2025年4月のいわゆるトランプショックなど、近年の市場でも個人投資家のメンタルを試す試練が続きました。こうした場面で慌てて売却し、その後の回復局面を取り逃がしてしまった方は、決して少なくないはずです。
ここで重要なのは、相場の暴落そのものより、暴落時に何をするかが投資成績を左右するという事実です。歴史を振り返れば、株式市場は幾度となく暴落を経験しながらも、長期的には右肩上がりの成長を続けてきました。その流れに乗り続けられた投資家と、途中で振り落とされてしまった投資家を分けたものは何だったのでしょうか。
それは、才能でも情報量でもなく、退場しないための「習慣」を持っていたかどうかです。
この記事では、景気減速局面において狼狽売りに陥らず、長く市場に居続けるために実践すべき3つの習慣について、行動経済学の知見や専門家の見解を交えながら丁寧に解説していきます。後半では、景気減速時にこそ注目したい、あまり知られていない優良企業を5社ご紹介します。読み終える頃には、次に相場が荒れたとき、あなたの心の置き場所が変わっているはずです。
第1章:なぜ私たちは狼狽売りをしてしまうのか
人間の脳は損失を「2倍」重く感じるようにできている
狼狽売りという行動を理解するうえで、まず押さえておきたい理論があります。それが、行動経済学の中核をなす「プロスペクト理論」です。1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーによって提唱され、後にカーネマンはこの功績でノーベル経済学賞を受賞しました。
プロスペクト理論の中で特に重要なのが「損失回避バイアス」という概念です。これは、人間が同じ金額の利益と損失を比較したとき、損失のほうを心理的に約2倍重く感じてしまうという性質を指しています。たとえば、1万円を儲けたときの嬉しさよりも、1万円を失ったときの悔しさのほうが、はるかに大きく感じられるということです。
この心理メカニズムが株式投資の場面でどのように働くかを考えてみましょう。保有株が10パーセント値下がりしたとき、私たちの脳は「これ以上の損失は耐えられない」という強い警告を発します。本来であれば、企業のファンダメンタルズや長期的な成長性を冷静に再評価すべき場面なのに、感情が先に「逃げろ」と命令してしまうのです。
行動経済学に関する解説は以下のサイトで詳しく学べます。
プロスペクト理論とは?損失回避バイアスを踏まえて投資判断する方法を解説 | 投資のコンシェルジュ
投資判断を狂わせる心理バイアスとは?行動心理学のプロスペクト理論を解説。8つの対策で感情に流されない投資を実現する方法を徹
www.invest-concierge.com
サンクコストの過大視と「ナンピン地獄」
損失回避バイアスと並んで、個人投資家を苦しめるもう一つの心理が「サンクコストの過大視」です。サンクコストとは、すでに投じてしまって取り返せないコストを指します。
投資の世界では、これがナンピン買いという行動として現れます。値下がりした株を売却して損切りするのではなく、買い増しを続けて平均購入価格を下げ、なんとか利益に戻そうとする手法です。もちろん、計画的なナンピンであれば有効な戦略となりますが、多くの場合、これは「損を確定したくない」という心理から行われる、いわば無理矢理な方法になりがちです。
ナンピンを続けた結果、保有株の比率がポートフォリオ全体の中で過大になり、その銘柄が一向に回復しないまま含み損が膨らみ続ける。最終的に資金が尽き、最も底値圏で投げ売りせざるを得なくなる。こうした「ナンピン地獄」に陥った投資家は、過去にも数多く存在します。
サンクコストと個人投資家の失敗パターンについては、こちらの解説が参考になります。
リセンシーバイアスと群集心理
もう一つ、暴落時に作用する重要な心理が「リセンシーバイアス」です。これは、直近の出来事を過大評価してしまう傾向のことを指します。株価が3日連続で下落すると、私たちの脳は「このまま下げ続ける」と直感的に判断してしまうのです。
実際には、株価は上がったり下がったりを繰り返すものであり、3日の下落は長期的に見ればただの誤差に過ぎません。しかし、目の前の動きに引きずられて、過去のデータや長期トレンドが頭から消えてしまう。これがリセンシーバイアスの怖いところです。
さらに、群集心理が加わります。SNSで「もう終わりだ」という投稿が増え、ニュースが「歴史的暴落」と報じると、私たちはその空気に飲み込まれてしまいます。一人で冷静に判断していれば売らなかったはずなのに、周囲の不安が伝染して、つい売り注文を出してしまう。これはコロナショックや2024年8月の急落時にも、多くの個人投資家が経験した光景です。
群集心理と暴落のメカニズムについては、以下の記事が分かりやすく解説しています。
高値掴みに狼狽売り…まずい投資タイミングは「行動経済学」で回避!
多くの株式投資家にとって、永遠の悩みとも言えるのが「いつ買って、いつ売るのか」という投資タイミングの判断です。…
tsubame104.com
狼狽売りが「往復ビンタ」を生む構造
ここまで見てきた心理メカニズムが組み合わさると、投資家は「高値で買って、安値で売る」という、本来最も避けるべき行動を取ってしまいます。市場が熱狂しているときに乗り遅れまいと飛び込み、暴落が始まると耐えきれずに底値で売る。この「往復ビンタ」のような取引を繰り返すうちに、資産はみるみる削られていきます。
逆説的ですが、暴落というのは本来、長期投資家にとっては絶好の買い場です。優良企業の株が、ファンダメンタルズには何の変化もないのに、市場全体のパニックによって投げ売りされる。こんなチャンスはそうそうありません。しかし、強烈な損失回避バイアスが働いている瞬間に、それを冷静に判断できる個人投資家は本当にひと握りです。
だからこそ、感情に頼らない「仕組み」を事前に作り込んでおくことが、何よりも重要になるのです。
行動経済学と投資の関係については、日本経済新聞の以下の記事も参考になります。
しくじり投資、行動経済学で斬る 心のワナ避けるには – 日本経済新聞
株式投資で損をすると分かっていても、判断が遅れて損失を拡大させてしまった経験がある個人投資家は少なくない。人間はなぜこうし
www.nikkei.com
第2章:習慣その1 ── 投資方針書を作り、自分との「契約」を結ぶ
プロが実践する「コミットメント」のテクニック
狼狽売りを防ぐ最も強力な方法は、感情を制御しようと努力することではありません。なぜなら、感情というのは生理的な反応であり、意志の力で完全に押さえつけることは不可能だからです。プロが実践しているのは、感情に左右される前に、未来の自分の行動をあらかじめ決めておくという「コミットメント」のテクニックです。
その具体的な手段として注目されているのが「投資方針書」です。これは、自分の投資の目的、目標、基本の資産配分、銘柄選択の基準、売却ルールなどを文書化したもので、いわば自分自身との契約書のような役割を果たします。
野村証券のレポートでも、米国で広く使われているこの手法が紹介されており、心理的な行動コントロールの一つとして高く評価されています。
株価が急落しても「狼狽売り」をしない人の特徴 行動ファイナンスの観点から解説 | NOMURA ウェルスタイル – 野村の投資&マネーライフ
2024年8月、株価が大幅に下落し、8月5日には日経平均株価の終値は前週末比4451円安と過去最大の下げ幅を記録しました。
www.nomura.co.jp
なぜ文書化することが効果的なのでしょうか。それは、人間が「過去の自分が決めたこと」を裏切ることに、強い心理的抵抗を感じる生き物だからです。頭の中だけで「下がっても売らないぞ」と思っていても、その決意は感情の波に簡単に流されてしまいます。しかし、紙やデジタル文書に書き出し、できれば日付と署名を入れておけば、それは明確な「過去の自分との約束」となり、未来の自分を縛る力を持ちます。
投資方針書に書くべき項目
では、具体的にどのような項目を投資方針書に盛り込めばよいのでしょうか。最低限、以下の要素を含めることをお勧めします。
第一に、投資の目的と期間です。「65歳までに教育資金として2,000万円」「30年後の老後資金として1億円」など、何のために、いつまでに、いくら必要なのかを明確に書きます。目的が曖昧だと、目先の値動きに振り回されやすくなります。
第二に、資産配分のルールです。日本株、外国株、債券、現金など、それぞれの比率をあらかじめ決めておきます。例えば「日本株50パーセント、外国株30パーセント、現金20パーセント」のように具体的な数字を入れておくことで、相場変動でバランスが崩れたときに何をすべきかが明確になります。
第三に、銘柄選定の基準です。「PERが20倍以下」「自己資本比率40パーセント以上」「連続増配10年以上」など、自分が買いたい企業の条件をリスト化しておきます。これにより、流行に乗って衝動買いするリスクを減らせます。
第四に、売却のルールです。これが最も重要かもしれません。「業績が連続して赤字になったら売る」「投資判断の前提が崩れたら売る」「目標株価に到達したら半分売る」など、感情ではなく事実に基づく売却基準を設けます。逆に「単なる株価下落では絶対に売らない」という条文を入れておくのも効果的です。
第五に、暴落時の行動指針です。「日経平均が前日比5パーセント以上下落したら、その日は一切売買しない」「VIX指数が30を超えたら、追加投資の準備をする」など、危機的状況での自分の動き方をあらかじめ決めておきます。
第三者を巻き込む仕組みを作る
投資方針書をさらに強力にする工夫として、第三者と共有する方法があります。配偶者でも、信頼できる投資仲間でも構いません。方針書を見せて「もし自分がここに書いてあることに反する行動を取ろうとしたら、止めてほしい」と頼んでおくのです。
人間は自分一人との約束は簡単に破れても、他人と共有した約束はなかなか破れないものです。これは社会心理学でも実証されている性質で、ダイエットや禁煙でも同様の効果が確認されています。
さらに踏み込むなら、方針に反した行動をとった場合のペナルティを設定するのも有効です。「ルールを破ってパニック売りをしたら、配偶者に1万円のプレゼントを贈る」など、ちょっとしたゲーム感覚のルールを作ることで、自分の規律を強化できます。
「自動化」というもう一つのコミットメント
投資方針書と並んで強力な仕組みが「自動化」です。代表的なものが、毎月一定額を自動的に投資信託や株式に積み立てる仕組みです。
積立投資の本質は、買付タイミングの判断を自分の手から離してしまうことにあります。暴落しているときも、ニュースが恐怖を煽っているときも、ただ淡々と決まった日に決まった金額を買い付ける。これにより、狼狽売りどころか「狼狽して買い付けを止める」という失敗すら避けられるのです。
ドルコスト平均法とも呼ばれるこの手法の最大の魅力は、価格が下がっているときに自動的に多くの口数を買えることです。結果として、平均購入価格が下がり、長期的なリターン向上につながります。
積立投資の仕組みについては、以下の解説が参考になります。
https://www.orixbank.co.jp/column/article/264/
ただし、ドルコスト平均法は万能ではありません。必ず利益が出るわけではなく、売却タイミングによっては損失となる可能性もあります。あくまで「投資を継続するための仕組み」として捉えることが大切です。
ドルコスト平均法の限界についても理解しておきましょう。
ドルコスト平均法は意味がない?メリット・デメリットを解説 | 株のことならネット証券会社【三菱UFJ eスマート証券】
ドルコスト平均法は意味がない?メリット・デメリットを解説のページです。「株」や投資信託を始めたい初心者の方に最適なネット証
kabu.com
第3章:習慣その2 ── キャッシュポジションと「攻めの待機資金」を持つ
暴落は「神様からのプレゼント」ではなく「準備した者の収穫」
投資の世界には「暴落は神様からのプレゼント」という表現があります。確かに、優良企業の株が割安に放置される瞬間は、長期投資家にとって貴重なチャンスです。しかし、それを「収穫」できるかどうかは、事前にどれだけ準備していたかにかかっています。
具体的には、現金や現金同等物をどれだけ持っているかという「キャッシュポジション」の問題です。フルポジション、つまり手元資金をすべて株式に投じている状態では、いくら割安なチャンスが訪れても買うことができません。それどころか、保有株の含み損で精神的に追い詰められ、底値で売ってしまうリスクすらあります。
景気減速期に備える投資の考え方については、J.P.モルガン・アセット・マネジメントの以下のレポートが秀逸です。
景気悪化時の“心得”
| J.P.モルガン・アセット・マネジメント
足元の不安を和らげるためのアイディアをご紹介します。(2019年8月)
am.jpmorgan.com
「3つの財布」という考え方
では、具体的にどの程度のキャッシュポジションを持つべきでしょうか。一つの考え方として、資金を3つの財布に分けて管理する方法があります。
一つ目の財布は「生活防衛資金」です。これは投資とは完全に切り離し、生活費の半年分から1年分を普通預金などで確保しておきます。失業や病気など不測の事態に備えるためのお金で、絶対に投資には回しません。
二つ目の財布は「コア投資資金」です。長期保有を前提とした株式や投資信託に投じる資金で、基本的には市場に置きっぱなしにします。短期の値動きでは絶対に売らないと心に誓い、可能なら別口座に分けて、普段は見ないようにすることが推奨されます。
三つ目の財布は「攻めの待機資金」です。これが今回のテーマで最も重要な部分です。普段は預金や短期国債、MMFなどに置いておき、暴落時に一気に投入するための弾薬として温存しておきます。
メンタル管理と口座分離の重要性については、以下の記事に詳しく書かれています。
「幸福な投資家」であるために。メンタル崩壊を防ぐ「不幸にならない」マインドとルール | コラム
女性向けの株式投資スクール「未来デザイン×資産運用アカデミー ハナミラ」代表の松下 りせ氏による連載コラム。第3回は、感情
japaneseinvestor.jp
攻めの待機資金は資産全体の20〜30パーセントが目安
攻めの待機資金をどの程度確保すべきかについて、絶対的な正解はありません。ただし、多くのベテラン投資家やプロの間で目安とされているのは、投資資産全体の20パーセントから30パーセント程度です。
例えば、投資に回せる総額が1,000万円あるとしましょう。このうち700万円から800万円をコア投資資金として株式に投じ、残りの200万円から300万円を待機資金として現金や流動性の高い資産で保有しておく、というイメージです。
この20パーセントから30パーセントという水準には、心理的な意味合いも込められています。これくらいの現金を持っていると、相場が大きく下落しても「むしろチャンスだ」と前向きに捉えられる余裕が生まれます。逆に、キャッシュがゼロに近いと、下落そのものが純粋な恐怖となり、判断力が著しく低下します。
「機械的な買い」のルールを決める
待機資金を持っていても、いざ暴落が来たときに買えなければ意味がありません。むしろ「もっと下がるかもしれない」と買い控え、結果として底値圏で何もできずに終わるケースが少なくありません。これを防ぐためには、機械的な買い増しルールを事前に決めておくことが有効です。
例えば、以下のようなルールが考えられます。
日経平均が前日終値から5パーセント下落したら、待機資金の3割を投入する。10パーセント下落したらさらに3割、15パーセント下落したら残りの4割を投入する、というように、下落幅に応じて段階的に買い向かう設計です。
このルールの良いところは、底を当てる必要がない点です。底値で全額を投入できれば最高ですが、それは現実的にはほぼ不可能です。であれば、段階的に買い向かうことで、平均購入価格を抑えながら、確実に安値圏で仕込んでいくほうが合理的なのです。
景気後退時のシミュレーションでは、暴落期間中も慎重に投資を続けたほうが、最終的に大きなリターンにつながるという結果が示されています。
『景気後退の事前サイン』が出たときの投資を考える
| J.P.モルガン・アセット・マネジメント
『景気後退の事前サイン』が点灯した時の投資を考えるヒントをお伝えします。(2019年11月)
am.jpmorgan.com
ポートフォリオの分散も忘れずに
キャッシュポジションと並んで重要なのが、保有銘柄や資産クラスの分散です。一つの銘柄に資産の大半を集中させていると、その企業が業績悪化に陥った瞬間、ポートフォリオ全体が大打撃を受けます。
業種、規模、地域、資産クラスといった複数の軸で分散を図ることで、特定のリスクが顕在化したときの損害を抑えられます。例えば、日本株の中でも輸出関連と内需関連を組み合わせる、金融や不動産、ヘルスケア、ITなど異なるセクターに分ける、さらに外国株や債券、REIT、金などのコモディティも組み入れる、といった具合です。
ただし、分散しすぎるとリターンも平準化されてしまうため、自分の投資目的に合った「適度な分散」を心がけることが大切です。
中長期で資産を築くための鉄則については、以下のメディアに分かりやすくまとめられています。
投資初心者でも実践できる!中長期で資産を築く10の鉄則 – MONEY PLUS
中長期で資産を築くためには、知識や投資手法だけでなく、メンタルや環境の整え方、資金管理の工夫も欠かせません。投資家が「考え
media.moneyforward.com
第4章:習慣その3 ── 企業の「本質的価値」を見る目を養う
株価ではなく企業を見る
景気減速局面で狼狽売りをしてしまう人と、冷静に保有を続けられる人の決定的な違いは、「何を見ているか」にあります。前者は株価のチャートを見ています。後者は、その企業のビジネスを見ています。
この違いはとても大きいです。株価は短期的には需給で動き、感情で揺れ動きます。一方、企業の本質的価値は、その会社が将来生み出すキャッシュフローによって決まります。優良企業のキャッシュフローは、景気減速局面でも大きくは変動しません。だからこそ、株価が30パーセント下がっても、企業価値が30パーセント下がるわけではないという、当たり前のことを思い出せるのです。
これを実践するためには、企業のビジネスモデル、競争優位性、財務体質、経営者の質、業界の構造などを深く理解しておく必要があります。長期投資の心構えとして、伝説の長期投資家たちが共通して語っているのもこの点です。
長期投資家の心構えについては、以下の記事に7つの心構えとしてまとめられています。
本格長期投資家に必要な「7カ条の心構え」 – 日本経済新聞
投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラム
www.nikkei.com
ニッチトップ企業に注目する
特に景気減速期に強さを発揮しやすいのが「ニッチトップ企業」と呼ばれる存在です。これは、特定の市場で圧倒的なシェアを持ち、他社が容易には参入できない参入障壁を築いている企業のことを指します。
ニッチトップ企業の魅力は、景気の波に大きく揺さぶられにくい点です。市場が小さいゆえに大手が参入しにくく、独占的なポジションを維持できるため、業績の安定性が高い傾向があります。また、景気減速期にはむしろ競合の淘汰が進み、相対的なシェアがさらに高まることもあります。
こうした企業は、知名度の高い大型株とは違って、ニュースやSNSで話題になることが少ないため、株価が割安に放置されることもしばしばあります。腰を据えて研究すれば、個人投資家でも十分に発掘できる可能性があるのです。
中小型株の発掘術については、日経新聞の以下の記事が参考になります。
中小型株の隠れた実力派銘柄、探索の極意 プロが告白 – 日本経済新聞
中小型銘柄は発行株式数の少なさから機関投資家が手を出しづらく、個人投資家にこそチャンスが広がっているとされる。だが、中小型
www.nikkei.com
「不景気でも需要が消えない」事業を見極める
景気減速期に強い企業を見極めるうえで、もう一つの重要な視点が「不景気でも需要が消えない事業を持っているか」という点です。
例えば、医療機器、生活必需品、社会インフラ、メンテナンス事業などは、景気が悪化しても需要が大きく減ることはありません。人は不景気でも病気をしますし、子どもは生まれ、食事をします。電気や水道は止められませんし、機械は壊れれば修理が必要です。
こうした「需要の地盤」がしっかりした業界に身を置く企業は、景気減速期にも比較的安定した業績を維持できます。株価が一時的に下落しても、ファンダメンタルズが揺らがない限り、長期的には回復する可能性が高いのです。
グローバル展開で為替リスクを分散している企業
もう一つ注目したいのは、海外売上比率が高く、複数の通貨で収益を上げているグローバル企業です。日本国内の景気が減速しても、海外での売上が支えとなり、業績全体の落ち込みを緩和してくれます。
特に、製造拠点を複数の地域に分散している企業は、関税リスクや地政学リスクへの耐性が高くなります。トランプ関税のような突発的な事象が起きても、生産地を柔軟に切り替えることで影響を最小化できる体制を持っているからです。
こうした企業を発掘するには、有価証券報告書や決算説明資料を読み込み、地域別売上比率や生産拠点の分布を確認する作業が欠かせません。手間はかかりますが、その分、他の投資家が気づかない優良企業に出会える可能性が高まります。
株主還元への姿勢を見る
最後に、景気減速期にこそ注目したいのが、その企業の株主還元への姿勢です。安定した配当を継続している企業、自社株買いを積極的に行っている企業は、経営者が株主の存在を強く意識している証拠です。
特に連続増配を実現している企業は、長期的な業績の安定性と経営の規律を兼ね備えていることが多く、暴落時にも比較的耐性があります。配当を受け取りながら保有を続けることで、たとえ含み損があってもインカムゲインで一定のリターンを確保でき、精神的にも保有を継続しやすくなります。
景気減速時の対応については、こちらの記事も参考にしてください。
株価大暴落時に慌てて売却はNG?投資初心者が知っておくべき対策 | タマルWeb | イオン銀行
株式市場には数年に1度の間隔で暴落がやってきます。今回は過去の大暴落を振り返りながら、株価暴落のきっかけや投資初心者が暴落
www.aeonbank.co.jp
第5章:景気減速期にこそ注目したい、あまり知られていない5銘柄
ここまで解説してきた「3つの習慣」を踏まえたうえで、景気減速期に研究対象としたい5つの銘柄をご紹介します。いずれも、テレビや一般ニュースで頻繁に名前を聞く大企業ではありませんが、特定の分野で圧倒的な強さを持つ、いわばニッチトップ型の企業です。
なお、ここでご紹介する銘柄はあくまで研究対象の一例であり、購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
1.エスペック(6859)── 世界が認める環境試験機の隠れた巨人
最初にご紹介するのは、エスペックです。この会社は、環境試験機と呼ばれる装置の世界的なリーディングカンパニーです。
環境試験機とは、製品が高温・低温・高湿度・振動など、さまざまな環境条件下でどのように動作するかを試験するための装置です。スマートフォン、自動車、半導体、医療機器、宇宙開発関連機器など、ありとあらゆる工業製品が、出荷前にこの試験を経て品質を保証されています。つまり、世界の製造業が成り立つために不可欠な「裏方の主役」と言える存在です。
エスペックの強みは、長年培ってきた技術力とブランド力です。海外売上比率も高く、欧米、アジアに製造拠点を構えているため、為替変動や地政学リスクへの耐性も高い体制を整えています。受託試験サービスも展開しており、装置販売と試験サービスの両輪で収益を生み出すビジネスモデルが特徴的です。
2026年3月期第3四半期決算では、受注高が過去最高を更新する一方、利益面では受託試験サービスの収益悪化と販管費増加により減益となりました。短期的な業績変動はあるものの、長期的にはEV、自動運転、半導体、AI関連の試験ニーズの拡大が見込まれ、構造的な追い風を受けやすい立ち位置にあります。
配当性向は30〜40パーセントを目指し、ROEは11パーセント前後と日本企業の平均を上回る水準を維持しています。財務的にも安定しており、潤沢な現金を持つ点も魅力です。
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エスペック (6859) : 株価/予想・目標株価 [ESPEC] – みんかぶ
エスペック (6859) 今日の株価、予想(AI株価診断など)、チャート推移、ニュース、その他にも今後の見通しや買い時・売
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2.竹内製作所(6432)── 国内ではマイナーでも海外で大暴れする小型建機メーカー
次にご紹介するのは、竹内製作所です。本社は長野県埴科郡坂城町という、決して有名な工業都市ではない地方にありますが、その実力は侮れません。
竹内製作所は、ミニショベルやクローラーローダーなど、小型建機の専業メーカーです。何より特徴的なのは、国内生産の9割以上を海外に輸出していること。特に米国市場と欧州市場で高いシェアを獲得しており、世界の建機市場におけるニッチトッププレイヤーとして知られています。
2026年2月期の連結経常利益は前期比10.1パーセント増の391億円と過去最高水準を達成しました。年間配当も増配を続けており、株主還元への姿勢も明確です。一方で、2027年2月期は関税リスクなどを織り込み、減益見通しとなっています。短期的にはこうした逆風があるものの、世界的な人手不足を背景とした自動化・省人化ニーズに応える小型建機の需要は、構造的に底堅いとみる声も多いです。
地方の本社、知名度の低さ、そして圧倒的な海外比率という条件は、まさに「機関投資家に発見されていない優良企業」の典型例といえます。景気減速局面でも、米国の住宅・インフラ投資や欧州の建設需要が支えとなる可能性があり、株価が下押しされたタイミングは長期投資家にとって研究すべきポイントとなるでしょう。
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竹内製作所 (6432) : 株価/予想・目標株価 [TAKEUCHI MFG] – みんかぶ
竹内製作所 (6432) 今日の株価、予想(AI株価診断など)、チャート推移、ニュース、その他にも今後の見通しや買い時・売
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3.ピジョン(7956)── 哺乳瓶で世界シェアを握る安定型グローバル企業
3つ目にご紹介するのは、ピジョンです。社名を聞いてピンとくる方も多いかもしれませんが、株式銘柄としては意外と注目度の低い存在です。
ピジョンは哺乳瓶や乳幼児向け製品で日本国内圧倒的シェアを誇るだけでなく、中国市場でも4割超のシェアを維持し、近年は欧米市場の開拓も進めています。少子化が進む中で逆風のように思えますが、富裕層向け高付加価値製品へのシフトや、新興国の人口増加に伴う需要拡大により、長期的な成長余地は十分に残されています。
2026年12月期第1四半期は売上高277億円、営業利益36億円と好調な滑り出しを見せており、特に中国事業が16.9パーセントの大幅増収となりました。3期連続の増収増益が見込まれており、自己資本比率も高水準で財務的に極めて安定しています。
人間の根源的なニーズである「育児」に関連する事業は、景気減速局面でも消費が削られにくい性質を持っています。哺乳瓶や乳児用品は、不景気だからといって買わないわけにはいかない商品だからです。こうしたディフェンシブ性と、グローバル展開によるグロース性を兼ね備えている点が、ピジョンの最大の魅力といえるでしょう。
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ピジョン (7956) : 株価/予想・目標株価 [PIGEON] – みんかぶ
ピジョン (7956) 今日の株価、予想(AI株価診断など)、チャート推移、ニュース、その他にも今後の見通しや買い時・売り
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4.マニー(7730)── 世界の医師が信頼する手術用縫合針メーカー
4つ目は、マニーです。栃木県に本社を構える同社は、手術用縫合針で世界シェア首位を誇る医療機器メーカーです。
マニーが扱う製品は、手術用縫合針、眼科用ナイフ、歯科治療器など、いずれも「世界最高品質でなければならない」と同社が自ら定めた基準をクリアした、極めて精緻な医療デバイスです。針金を素材とする微細加工技術は1956年の創業以来培われ、特許で守られています。世界中の外科医、眼科医、歯科医がマニー製品を信頼して手術に使用している、まさに「医療の縁の下の力持ち」です。
2026年8月期第1四半期は売上高78億円、営業利益22億円と増収増益を達成しました。アジアでのアイレス針製品の販売増加、中国でのダイヤバー販売再開などが寄与し、全セグメントで増収となっています。自己資本比率は望ましいとされる30パーセントを大きく上回る高水準で、有利子負債も小規模で財務は極めて健全です。
医療機器という分野は、景気減速の影響を最も受けにくいセクターの一つです。人々は不景気でも病気になり、手術を受ける必要があります。むしろ、新興国の医療水準向上に伴って、高品質な医療デバイスへの需要は構造的に拡大していく見通しです。
マニーのような企業は、地味で派手なニュースにはなりませんが、コツコツと利益を積み上げ続ける典型的な「安心して長期保有できる銘柄」の好例です。
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マニー (7730) : 株価/予想・目標株価 [MANI] – みんかぶ
マニー (7730) 今日の株価、予想(AI株価診断など)、チャート推移、ニュース、その他にも今後の見通しや買い時・売り時
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5.ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)── 産業用ロボットの心臓部を握る存在
最後にご紹介するのは、ハーモニック・ドライブ・システムズです。社名の長さとは裏腹に、その事業内容は非常にシンプルで、なおかつ強力です。
同社の主力製品は「ハーモニックドライブ」と呼ばれる精密制御減速装置です。これは、産業用ロボットや半導体製造装置、工作機械、人工衛星、医療機器など、精密な動作制御が求められるあらゆる装置の関節部分に組み込まれる、非常に重要なコア部品です。小型・軽量・高精度という3つの特性を併せ持ち、他社製品では代替が困難なため、世界の主要ロボットメーカーから絶大な信頼を得ています。
2026年3月期の連結売上高は595億円、営業利益25億円と大幅に改善しました。AI・ロボット・半導体関連の自動化投資が拡大基調にあり、2027年3月期も受注回復の継続が見込まれています。特に注目すべきは、ハイエンド志向の中国ロボットメーカーからの受注拡大、そして人型ロボットや航空宇宙・防衛、eモビリティといった新興分野への展開が始まっていることです。
設備投資サイクルに連動するビジネスのため、景気減速局面では受注が一時的に落ち込むリスクはありますが、長期的なメガトレンドである自動化・省人化・AI実装の流れの中で、ハーモニックドライブの需要は構造的に拡大していく可能性が高いです。むしろ、景気減速で株価が下押しされる局面は、長期投資家にとって絶好の研究機会となるかもしれません。
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ハーモニック・ドライブ・システムズ (6324) : 株価/予想・目標株価 [HDS] – みんかぶ
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銘柄選びのときに大切なこと
5つの銘柄をご紹介してきましたが、ここで一つ強調しておきたいことがあります。それは、これらの銘柄を「今すぐ買うべき」と言っているわけではないということです。
優良企業であっても、株価が割高な水準にあれば長期リターンは平凡なものになります。逆に、平凡な企業でも、底値で買えれば大きなリターンを生むこともあります。重要なのは、企業の本質的価値と現在の株価のギャップを見極めることであり、その判断は最終的にご自身で行う必要があります。
ここでご紹介した銘柄は、あくまで「景気減速期に研究する価値のある、あまり知られていない優良企業」の例です。これをきっかけに、ご自身でさらに深掘りし、独自の視点で他の銘柄も発掘していくことが、長期的な投資成功への近道となるでしょう。
中小型株を発掘する楽しみは、まさに宝探しのようなものです。誰もが知っているメジャー銘柄ではなく、自分だけが知っているお宝銘柄を発見し、その成長に長期間付き合っていく。この体験は、単にお金を増やす以上の喜びと学びをもたらしてくれます。
終わりに:退場しない投資家であり続けるために
ここまで、景気減速局面で狼狽売りを避け、長期的に資産を築くための3つの習慣について、行動経済学の知見、実践的なテクニック、そして注目銘柄を交えながらお話ししてきました。改めて整理しておきましょう。
第一の習慣は、投資方針書を作り、自分との契約を結ぶことでした。感情に左右される前に、未来の自分の行動を文書化しておくことで、いざというときの判断ミスを防ぐ仕組みを作ります。
第二の習慣は、キャッシュポジションを確保し、攻めの待機資金を持つことでした。フルポジションで投資せず、暴落時に買い向かえる弾薬を温存しておくことで、ピンチをチャンスに変える余裕が生まれます。
第三の習慣は、企業の本質的価値を見る目を養うことでした。株価のチャートではなく、企業のビジネスモデルや競争優位性を理解することで、短期の値動きに惑わされない「投資の軸」を確立します。
これら3つの習慣は、どれか一つを実践すればよいというものではありません。3つが相互に補完し合って、初めて「狼狽売りをしない投資家」というあり方が完成します。投資方針書があっても、現金がなければ買い向かえません。現金があっても、企業を見る目がなければ何を買えばよいか分かりません。企業を見る目があっても、規律がなければ感情に流されてしまいます。
そして最も大切なことは、これらの習慣は一朝一夕には身につかないということです。本を1冊読んだだけ、記事を1本読んだだけで身につくものではありません。日々の相場の中で、小さな失敗と成功を繰り返しながら、少しずつ自分の中に染み込ませていくものです。
逆に言えば、誰でも時間をかければ身につけられるということでもあります。生まれつきの才能や、特別な情報源は必要ありません。必要なのは、退場しないという覚悟と、コツコツと習慣を積み重ねる粘り強さだけです。
景気減速局面は、確かに怖いものです。資産が目減りしていく様を見るのは、誰にとってもつらい経験です。しかし、振り返ってみれば、過去のあらゆる暴落は、その後の上昇相場の入り口だったのです。リーマンショック、コロナショック、2024年8月の急落、2025年4月のトランプショック。どれも当時は世界の終わりのように見えましたが、長期的には、市場は乗り越えてきました。
問題は、その回復のときにあなたが市場にいるかどうかです。狼狽売りで市場から退場してしまえば、回復の恩恵を受けることはできません。逆に、3つの習慣を実践して市場に居続けることができれば、暴落は資産形成の絶好の機会となります。
最後に、本記事で参考にした重要な情報源をいくつか改めてご紹介しておきます。これらの記事は、景気減速期や暴落時の投資行動を考えるうえで、繰り返し読む価値のある内容です。
投資家心理と狼狽売りについての解説はこちら。
「株の売り」で失敗する理由 行動ファイナンスで学ぶ – 日本経済新聞
売るタイミングの判断がつかない、損切りすべきなのに売却できない――。個人投資家「あるある」のお悩みだ。この連載では、「損切
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景気後退時の投資行動シミュレーションはこちら。
景気悪化時の“心得”
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足元の不安を和らげるためのアイディアをご紹介します。(2019年8月)
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長期投資の心構えはこちら。
本格長期投資家に必要な「7カ条の心構え」 – 日本経済新聞
投資の世界で「積立王子」のニックネームを持つ筆者が、これから長期投資に乗り出す後輩の若者にむけて成功の秘訣を伝授するコラム
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狼狽売りについての包括的な解説はこちら。
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女性向けの株式投資スクール「未来デザイン×資産運用アカデミー ハナミラ」代表の松下 りせ氏による連載コラム。第3回は、感情
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相場の世界には「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」という有名な格言があります。今、もし市場が悲観に包まれているなら、それは強気相場の苗床かもしれません。今、もし市場が楽観に酔っているなら、注意深く距離を取るときかもしれません。
どの局面にあっても、退場しない投資家であり続けること。それこそが、長期的に資産を築き、人生の選択肢を広げていくための、最も確実な道筋です。
この記事が、あなたの投資ライフを少しでも豊かにする一助となれば、これに勝る喜びはありません。次の暴落が来たとき、あなたが3つの習慣を武器に、堂々と市場に立ち向かう姿を想像しながら、筆を擱きたいと思います。

| 銘柄コード | テーマ関連性 | 備考 |
|---|---|---|
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