- 【AIデータセンターの象徴株】フジクラ (5803)
- 【2026年の主役に躍り出た出遅れ株】古河電工 (5801)
- 【全方位で稼ぐ電線の巨人】住友電工 (5802)
- 【変貌した高収益ケーブルメーカー】SWCC (5805)
生成AIの爆発的な普及は、いま「電力」という最も物理的なボトルネックに突き当たっています。国際エネルギー機関(IEA)は、世界のデータセンターの電力需要が2026年に2022年比で約2倍に達すると見込んでいます。AIサーバは1ラックあたり一般サーバの5〜10倍もの電力を消費し、電力の使われ方は再エネ普及期の「分散・変動型」から、24時間止まらない「ベース&ピーク型」へと質的に変わりました。
日本国内でも、首都圏・関西・北海道で大型データセンター案件が相次ぎ、米オラクルが日本に約1.2兆円を投じる計画を打ち出すなど、投資は加速の一途をたどっています。一方で、送配電網と変圧器の供給力はまったく追いついていません。変圧器の納期は世界的に2〜3年待ちとなり、東光高岳・明電舎・ダイヘンといった主要メーカーは相次いで増産投資を発表。電力会社も変電所の新増設に巨額を投じています。
この「AI電力ショック」は、再エネ・脱炭素という従来の文脈を超えた、構造的かつ長期の投資テーマです。そして恩恵は、電気を「作る」ところよりも、むしろ電気を「送り・変え・蓄え・流す」バリューチェーン全体に広がります。半導体や生成AIそのものではなく、それを支える”ツルハシとシャベル”を握る企業群こそ、息の長い成長が期待できる領域です。
本記事では、電力ケーブル/変圧器・重電/受配電・配電盤/スマートメーター/パワー半導体/コンデンサ/蓄電池・バックアップ電源/電気設備エンジニアリングという切り口で、東京証券取引所に上場する本命20銘柄を完全リスト化しました。誰もが知る巨大重電(日立製作所や三菱電機など)はあえて主役から外し、大型から小型まで「発見と学び」のある銘柄を厳選しています。あなたのポートフォリオの次の一手を探す手がかりになれば幸いです。
【免責事項】本記事は、筆者が信頼できると考える公開情報をもとに作成した情報提供を目的とするものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。記載した業績数値・株価・配当などの情報は執筆時点のものであり、その正確性・完全性を保証するものではありません。市況や企業業績は常に変動するため、最新かつ正確な情報は、必ず各企業のIR資料・有価証券報告書や証券会社等の一次情報でご確認ください。株式投資は元本割れのリスクを伴います。投資判断は、ご自身の責任と判断において行ってください。本記事の情報に基づいて被ったいかなる損失についても、筆者は一切の責任を負いません。
【AIデータセンターの象徴株】フジクラ (5803)
◎ 事業内容: 1885年創業の独立系電線大手です。光ファイバケーブルや光コネクタ、データセンター向けの配線部材を中心とする情報通信事業を主力に、エレクトロニクス、自動車電装、電力ケーブルを手掛けます。光ファイバの融着接続機では世界的に高いシェアを持ち、AIサーバ間をつなぐ高速配線の中核を担います。 ・ 会社HP:
株式会社フジクラ
フジクラグループは、’つなぐ’テクノロジー™を通じ、顧客の価値創造と社会に貢献します。
www.fujikura.co.jp
◎ 注目理由: 生成AIによるデータセンター投資の拡大が、同社の情報通信事業を直撃しています。2026年3月期は売上高1兆1,824億円(前年度比20.7%増)、営業利益1,887億円(同39.2%増)と大幅な増収増益で過去最高を更新しました。利益率も大きく改善し、財務体質の改善と株主還元の強化が進んでいます。AIデータセンターの増設で光ファイバが世界的に逼迫するなか、同社は需要の波を最も直接的に受ける「象徴株」として位置づけられ、時価総額が一時10兆円を超える場面もありました。サーバ間・データセンター間をつなぐ光配線需要は今後も拡大が見込まれ、2027年3月期も増収増益が予想されています。AI投資が続く限り、業績モメンタムが続きやすい構造にある点が最大の魅力です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1885年に藤倉電線として創業し、長く「電線御三家」の一角を占めてきました。近年は祖業の電線から情報通信へと事業構造を大きく転換。2024年から2025年にかけて株価が急騰し、東京市場の売買代金上位の常連となりました。AIインフラを象徴する銘柄として、機関投資家・個人投資家双方の注目を集めています。
◎ リスク要因: 為替変動や米国の関税政策の影響、データセンター投資循環の反落、そして急騰後の高いバリュエーション(株価指標)の調整には注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
https://minkabu.jp/stock/5803]
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
(株)フジクラ【5803】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス
(株)フジクラ【5803】の株価、チャート、最新の関連ニュース、掲示板、みんなの評価などをご覧いただけます。前日終値、高値
finance.yahoo.co.jp
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
株式会社フジクラ
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【2026年の主役に躍り出た出遅れ株】古河電工 (5801)
◎ 事業内容: 1884年創業の電線・素材大手です。光ファイバケーブル、光コネクタ、メタル通信、電力ケーブル、自動車部品、機能製品などを幅広く手掛けます。データセンター向けには、光ファイバや光コネクタに加え、AIサーバを冷やす水冷モジュールも展開し、AIインフラの中枢に食い込みつつあります。 ・ 会社HP:
古河電気工業株式会社
古河電気工業株式会社のホームページです。光ファイバ、電線ケーブルなどの製品紹介をはじめとして、財務情報、CSR活動、学生向
www.furukawa.co.jp
◎ 注目理由: 2025年まではフジクラが先行していましたが、2026年に入って市場の主役は古河電工に移りました。年初来で株価がおよそ4倍に急騰し、一時は売買代金で上位に食い込むほどの注目を集めています。成長を支えるのは「光ファイバ・光コネクタ・水冷モジュール」の3本柱で、いずれもAIデータセンターの拡大が直接の追い風です。2025年3月期は売上高1兆1,459億円、海外売上比率は53%とグローバル展開が進んでおり、2026年3月期は業績予想を上方修正し営業利益が大きく伸びる見通しです。時価総額は2026年4月時点で約3兆円規模。「出遅れ光ファイバー株」から「AIデータセンターの象徴株」への転換が市場に評価された格好で、業績の変化点を捉えた投資妙味があります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1884年に源流を持つ古河グループの中核企業です。創業から140年以上、社会インフラの根幹を支えてきました。2026年に入ってからAIデータセンター関連として一気に物色が強まり、株価が急変動しています。
◎ リスク要因: 急騰後の株価調整、データセンター投資の循環性、為替・関税の影響に加え、業績の実態が期待に追いつくかどうかが焦点となります。
◎ 参考URL(みんかぶ):
古河電気工業 (5801) : 株価/予想・目標株価 [FEC] – みんかぶ
古河電気工業 (5801) 今日の株価、予想(AI株価診断など)、チャート推移、ニュース、その他にも今後の見通しや買い時・
minkabu.jp
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
古河電気工業(株)【5801】:株価・株式情報 – Yahoo!ファイナンス
古河電気工業(株)【5801】の株価、チャート、最新の関連ニュース、掲示板、みんなの評価などをご覧いただけます。前日終値、
finance.yahoo.co.jp
◎ 参考URL(最新のIRや関連ニュース):
投資家の皆様へ(IR)|古河電気工業株式会社
古河電気工業株式会社の投資家の皆様へ(IR)です。経営方針をはじめ決算・財務状況、株式に関する情報や資料などを掲載していま
www.furukawa.co.jp
【全方位で稼ぐ電線の巨人】住友電工 (5802)
◎ 事業内容: 売上5兆円を超える総合電線・素材大手です。環境エネルギー(電力ケーブル)、情報通信(光ファイバ)、自動車(ワイヤーハーネス)、エレクトロニクス、産業素材(超硬工具)という5つの事業を全方位で展開し、海底・地中送電や光ファイバで世界的な地位を築いています。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 2026年3月期は売上高5兆1,101億円(前期比9.2%増)、営業利益4,181億円(同30.4%増)、純利益3,695億円(同90.7%増)と、いずれも過去最高を更新しました。情報通信事業でデータセンター向け製品の需要が大きく増加し、自動車向けワイヤーハーネスも堅調でした。年間配当は前期97円から154円へ大幅増配、2027年7月には1対4の株式分割を予定しています。米オラクルの日本約1.2兆円投資といった報道も関連株物色を後押ししました。営業利益の規模は電線4社のなかで圧倒的で、AI・EV・再エネという複数のメガトレンドを同時に取り込める総合力が強みです。テーマ株でありながら巨大な収益基盤を持つ点で、安心感のある中核銘柄といえます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 住友グループの中核として送電網や光ファイバで世界をリードしてきました。中期経営計画2028を推進し、富山にレアメタル工場を新設するなど供給力の強化を進めています。
◎ リスク要因: 巨大な複合企業ゆえにテーマとしての純度は相対的に低く、自動車市況や為替、各事業のばらつきが業績の振れ要因となります。
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【変貌した高収益ケーブルメーカー】SWCC (5805)
◎ 事業内容: 旧・昭和電線ホールディングスです。エネルギー・インフラ事業(電力ケーブル、超高圧ケーブルなど)と、通信・コンポーネンツ事業(データセンター向け部材、マグネットワイヤなど)の二本柱で構成されます。送配電網の根幹を支えるケーブルに強みを持ちます。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 2026年3月期は売上高2,777億円(前年同期比16.8%増)、営業利益273億円(同30.5%増)、純利益188億円(同65.3%増)と大幅な増収増益を達成しました。電力インフラ向けとデータセンター向けの双方が業績を牽引しています。年間配当は前期136円から223円へ大幅増配し、2027年3月期は250円を予想。1株当たり利益(EPS)は636円と高水準です。かつて低収益の代表格だった同社が、経営改革と高付加価値化によって電線4社でも屈指の利益率企業へと変貌し、市場の評価が一変しました。電力インフラ更新とデータセンター需要という二つの追い風を、機動力のある中堅として取り込めるのが魅力です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1936年に昭和電線として創業し、2023年にSWCCへ社名変更しました。現経営陣の下で構造改革と事業ポートフォリオの選択を進め、超高圧ケーブルや磁性材料などの高収益分野を強化しています。
◎ リスク要因: 中型銘柄ゆえの流動性や受注変動の影響を受けやすく、株価が急伸した後の調整リスクにも留意が必要です。
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【UPSとパワー半導体の重電準大手】富士電機 (6504)
◎ 事業内容: 1923年設立の重電準大手です。エネルギー(受変電・無停電電源装置)、インダストリー(FA・パワーエレクトロニクス)、半導体(パワー半導体)、食品流通(自動販売機)という4つの事業を展開します。データセンターや半導体工場の安定稼働を支える電源システムに強みを持ちます。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: データセンターや半導体工場で不可欠なUPS(無停電電源装置)と受変電機器の需要が好調です。2026年3月期は売上高1兆2,276億円(前期比9.3%増)、営業利益1,366億円(同16.1%増)と過去最高を更新しました。営業利益率は同業の日立製作所や三菱電機を上回る水準にあります。パワー半導体では電力変換効率に優れるSiC(炭化ケイ素)に注力し、デンソーと組んで約2,100億円を投資。中期経営計画では営業利益率11%超を掲げています。電気を「変え・送り・守る」機器を一気通貫で持つ点で、AI電力ショックの本流を捉える総合パワエレ企業といえます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 古河電工とドイツのシーメンスの技術提携によって誕生し、現在は五大重電の一角を占めます。SiCの増産投資やエネルギーマネジメント分野の強化を進め、データセンター・脱炭素の追い風を成長に取り込んでいます。
◎ リスク要因: 半導体市況の変動、SiCをはじめとする大型投資の回収負担、為替の影響が業績の振れ要因となります。
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【変電所と系統調整を担う中堅重電】明電舎 (6508)
◎ 事業内容: 1897年創業の独立系中堅重電です。変電所向け機器、変圧器、開閉装置、蓄電システム、インバータ、上下水道インフラ、EV用モーターなどを手掛けます。電力インフラ事業が収益の中核を担い、送配電網の整備に幅広く関わります。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: データセンターの新設に伴う受変電設備・変圧器の需要が、同社にとって大きな追い風です。2026年3月期第3四半期は売上高2,038億円(前年同期比6.7%増)、営業利益70.8億円(同18.2%増)と増収増益で、海外変電事業の拡大が全体を牽引し通期予想も上方修正しました。2025年10月には沼津事業所の変圧器工場の新建屋増築に160億円を投じると発表(2028年度の稼働を目標)。さらに、蓄電池の最適運用と電力価格予測を備えたシステムも保有しており、データセンター増設で逼迫する系統の需給調整において役割が拡大しています。変圧器という「律速」を担うメーカーとして、受注残ベースで業績の見通しが立てやすいのが強みです。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1897年創業の老舗重電で、特定の企業グループに属さない独立系として独自の地位を築いています。再エネとデータセンターの需要拡大を背景に、変圧器の増産投資を相次いで発表しています。
◎ リスク要因: 受注から売上計上までのリードタイムが長く、工事採算や海外案件の進行リスクが業績に影響します。
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【断路器で国内首位の電力機器メーカー】東光高岳 (6617)
◎ 事業内容: 2014年に高岳製作所と東光電気が経営統合して誕生した電力機器メーカーです。電力機器(変圧器・開閉装置・断路器・ガス絶縁開閉装置)、計量(スマートメーター)、GXソリューション、光応用検査機器の4事業を展開し、断路器では国内トップシェアを誇ります。 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: データセンター向けの受変電設備で躍進しています。2026年3月期はデータセンター向け設備が業績を押し上げ、期末配当予想を49円から58円へ増額し年間95円としました(連結配当性向30%が目安)。同社は重電大手8社の一角に数えられますが、受変電設備とスマートメーターの「両方」を提供できる点が他社にない独自の強みで、エネルギーマネジメントを含むトータルソリューション提案が可能です。データセンター新設による受変電需要に加え、配電インフラの更新や系統増強という長期の構造需要も同時に取り込めます。電力会社の配電網の高度化・自動化に資する機器を幅広く持つ点で、送配電テーマの中核を担う一社です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1975年に世界最大容量の550kV断路器を完成させるなど、開閉器技術で歴史的に先行してきました。統合以降は電力ネットワーク分野に経営資源を集中し、データセンター需要を成長機会として取り込んでいます。
◎ リスク要因: 電力会社向けの依存度が高く、設備投資の循環や、スマートメーターの世代交代に伴う端境期の需要変動に注意が必要です。
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【電力インフラとAI半導体の”二刀流”】ダイヘン (6622)
◎ 事業内容: 1919年創業、旧・大阪変圧器を源流とする電機メーカーです。変圧器・受変電設備に加え、半導体製造装置用の高周波電源、産業用ロボット、溶接機を手掛けます。柱上変圧器から変電所・工場用の大型変圧器まで幅広く対応し、電力会社との結びつきが強いのが特徴です。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 「電力インフラ投資」と「生成AI向け半導体」という二大トレンドを同時に取り込む”二刀流”が最大の魅力です。2026年3月期は売上高2,377億円(前期比5.0%増)、営業利益187.8億円(同16.1%増)、経常利益201億円と全セグメントで増収増益。受注高は売上高を上回るペースで積み上がり、先行きの業績拡大に向けた”弾薬”が十分に装填されています。2025年12月には三重事業所に100億円を投じ、大形変圧器の生産能力を2029年度までに2倍へ引き上げると発表しました。1990年代に設置された柱上変圧器の更新需要も追い風で、年間配当は180円から210円へ増配を予定しています。データセンター新設による受変電需要と、AI半導体製造の電源需要の両方を享受できる点が際立ちます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1919年創業の100年企業で、東証プライムと福岡証券取引所に上場し、時価総額は約2,960億円規模です。再エネとデータセンター向けの受変電設備需要を背景に、変圧器の生産能力増強を進めています。
◎ リスク要因: 半導体製造装置の市況変動、変圧器増産投資の立ち上がり、為替の影響が業績の振れ要因となります。
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【低PERが光る産業用配電機器メーカー】戸上電機製作所 (6643)
◎ 事業内容: 産業用配電機器のメーカーです。配電用高圧開閉器、配電盤、高圧制御機器、システム機器を製造・販売し、太陽光発電システムの設計・施工・点検までトータルでサポートします。電力会社の配電網の高度化・自動化に資する機器を供給しています。 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 電力インフラ投資とデータセンター新設で、受配電機器の需要が拡大しています。2026年3月期は売上高307.5億円(前期比11.2%増)、営業利益37.5億円(同11.2%増)と増収増益を達成し、自己資本比率72.2%と財務は極めて健全です。にもかかわらず予想PER(株価収益率)は6倍台と割安感が際立ちます。電力向けの依存度が高いことは裏を返せば、系統増強と設備更新という構造的需要の恩恵を直接受けるポジションであることを意味します。派手さはありませんが、配電網の高度化に欠かせない機器を着実に供給する堅実な中小型株で、業績と株価のギャップに「学び」と「発見」がある一社です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 佐賀県を発祥とする老舗メーカーで、東証スタンダード市場に上場しています。既存事業の高収益化と海外展開の加速に取り組み、配電機器の需要拡大を業績に取り込んでいます。
◎ リスク要因: 電力会社向けの依存度の高さ、次期は減益予想であること、中小型株ゆえの流動性の低さに留意が必要です。
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【分電盤・キャビネットの国内大手】日東工業 (6651)
◎ 事業内容: 分電盤・配電盤、ブレーカ、収納キャビネット、ラック、EV充電器、電気・情報関連機器を手掛けるメーカーです。配電盤とキャビネットに強みを持ち、ビル・工場・データセンターの電力を末端まで安全に分配する設備を供給しています。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: データセンターやビル・工場の受配電に不可欠な分電盤・配電盤・キャビネットを供給しており、電力需要の増加と社会全体の電化進展がそのまま追い風になります。2026年3月期は売上高1,846.8億円(前期比14.9%増)、純利益121億円(同38.8%増)と大幅な増益を達成しました。価格改定の浸透と、配・分電盤の数量増が業績を牽引しています。データセンター向けのサーバラックや、拡大するEV充電インフラも成長領域です。電気を「流す」末端機器の国内主要メーカーとして、AI電力ショックの裾野の広がりを取り込めるのが強みで、収益性の改善も着実に進んでいます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 愛知県を発祥とする配電盤の国内主要メーカーです。電化・脱炭素の流れを背景に好業績が続き、EV充電器など新領域の開拓も進めています。
◎ リスク要因: 建設・設備投資の循環、原材料価格の上昇、競合との価格競争が業績の変動要因となります。
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【第2世代スマートメーターの本命】大崎電気工業 (6644)
◎ 事業内容: スマートメーターを基軸とする計測制御メーカーです。国内計測制御、海外計測制御、不動産の3事業を展開し、電力の使用状況を可視化・制御する電力デジタル化の中核機器を供給しています。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 電力のデジタル化に欠かせないスマートメーターで、国内有力の地位を占めます。2026年3月期は売上高1,009億円(前期比3.9%増)、営業利益65.3億円(同14.5%増)、純利益57.8億円(同64.9%増)と大幅な増益を達成しました。2025年度から第2世代スマートメーターの本格導入が始まり、現行(第1世代)機の最終需要と次世代機の出荷を「両取り」できる好局面にあります。年間配当は特別配当を含め88円(前期比46円増)とし、2027年3月期は110円を予想。AI電力ショックで系統の「見える化」と需給調整の高度化が一段と重要になるなか、計測インフラを担う同社には長期の構造需要が見込まれます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 計器の老舗メーカーとして発展し、東証に上場しています。第2世代スマートメーターの導入拡大、海外展開、ソリューション・サービスの拡大を柱とする中期経営計画を推進しています。
◎ リスク要因: メーターの世代交代に伴う需要の端境期、中東・英国など海外案件の変動、減損損失計上の可能性に留意が必要です。
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【SiCパワー半導体の国産本命】ローム (6963)
◎ 事業内容: 京都発のIDM(設計から製造まで一貫)型の半導体大手です。パワーデバイス(SiC・MOSFET・IGBT)、アナログ・LSI、ダイオード、抵抗器などを製造し、自動車・産業機器向けに幅広く供給しています。電力を効率よく変換するパワー半導体が成長の柱です。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: SiC(炭化ケイ素)パワー半導体は電力変換時の損失を大きく減らせるため、データセンター電源やEVで需要が急増しています。同社はデンソーと組み、いわゆる「日の丸パワー半導体連合」を形成して国産勢の巻き返しを図ります。2026年3月期は売上高4,811億円(前期比7.3%増)で営業損益は黒字転換したものの、SiC関連の固定資産の減損により1,584億円の純損失を計上しました。一方、2027年3月期は売上高5,100億円・営業利益300億円とV字回復を予想。2026年5月にはAIサーバ向けの電源プラットフォームを発表し、データセンター領域を強化しています。新中期経営計画「MOVING FORWARD to 2028」の下、SiCを軸とした中期成長への期待が高い銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1958年創業の老舗半導体メーカーです。SiCの量産投資と国内製造体制の再編、構造改革を断行しており、減損というコストを払いながらも次世代の収益基盤づくりを進めています。
◎ リスク要因: SiC投資の重い負担と減損リスク、EV市場の中期的な成長減速、半導体市況の変動が大きな不確実要因です。
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【V字回復のパワー半導体・電源メーカー】新電元工業 (6844)
◎ 事業内容: パワー半導体(ダイオードなど)、電源(DC-DCコンバータなど)、二輪電装を主力とするメーカーです。EV用充電器やインバータも手掛け、電力を変換・制御する機器を自動車・産業向けに供給しています。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: パワーデバイス事業の構造改革により、業績がV字回復しています。2026年3月期は売上高1,138億円(前期比7.6%増)、営業利益38.5億円と大幅な増収増益を達成し、全セグメントが底堅く推移しました。時価総額は約400億円と小型で、PBR(株価純資産倍率)1倍超えを目標に、M&Aやインド戦略といった成長施策を掲げています。データセンター・再エネ・EV向けの電力変換需要が中期の追い風となり、増配も実施して業績回復と株主還元の両立を進めています。大型のパワー半導体メーカーに比べて知名度は高くありませんが、構造改革の成果が数字に表れ始めた変化点を捉えられる、発見性の高い小型成長株です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1949年設立で、ホンダ系として二輪電装に強みを持ってきました。近年は車載パワー半導体と電源事業を軸に再成長を図り、収益性の改善が鮮明になっています。
◎ リスク要因: 二輪・四輪市況の変動、パワー半導体分野での競争激化、小型株ゆえの業績・株価の振れに留意が必要です。
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【構造改革に挑むパワー半導体専業】サンケン電気 (6707)
◎ 事業内容: 半導体デバイス事業を主力とするパワー半導体専業メーカーです。パワーモジュールやパワーデバイスを、自動車・白物家電・産機/民生向けに供給しています。米国の車載センサ大手アレグロを関連会社に持つ点も特徴です。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 電動化と電力変換の波に位置するパワー半導体専業ですが、足元は構造改革の最中にあり、あえて逆張りの視点で取り上げます。2026年3月期は子会社の持分法適用関連会社化や中国白物家電市場でのシェア低下が響き、売上高801.8億円(前期比34.1%減)、純損失98億円となりました。スイッチング電源事業からの撤退や生産再編に伴う一時費用も発生しています。一方で2027年3月期は売上高7.9%増・黒字転換を計画し、中核の「サンケンコア」で2027年度に売上高1,000億円以上・営業利益率10%を目指す中期計画を掲げます。再建の進捗とアレグロ株の価値が、株価を大きく動かす要因です。リスクを理解したうえで、業績回復シナリオに賭ける投資対象といえます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1946年創業のパワー半導体メーカーです。米アレグロの上場で評価益を得る一方、本体は赤字が続いており、震災影響からの立て直しと事業の選択・集中を進めています。
◎ リスク要因: 赤字の継続と無配、中国市況の低迷、構造改革の遅延など、本記事の20銘柄の中でもリスクは相対的に高い点に十分な注意が必要です。
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【電源機器が好調なパワエレ専業】三社電機製作所 (6882)
◎ 事業内容: 電源機器(各種パワーサプライ、めっき・溶接用電源など)とパワー半導体(ダイオード・サイリスタなど)の二本柱を持つパワーエレクトロニクス専業メーカーです。産業用途で電力を変換・供給する機器を幅広く手掛けます。 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 電力変換の要となる電源機器が好調です。2026年3月期は売上高266.5億円(前期比4.8%増)、営業利益13.9億円(同29.1%増)と増収増益を達成しました。半導体事業は赤字が続くものの、産業用電源の需要が利益を牽引しています。データセンター、半導体製造、再エネといった電力変換ニーズの拡大が中期の追い風で、年間配当40円を維持しています。大型メーカーの陰に隠れがちですが、産業用電源とパワー半導体の両輪を持つニッチなパワエレ専業として独自のポジションを築いており、電源インフラ投資の裾野の広がりを取り込める小型株です。電源という”地味だが不可欠”な領域に着目したい投資家に学びがあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 大阪を発祥とするパワーエレクトロニクス専業メーカーです。電源とパワー半導体の二本柱で産業用途を開拓し、収益性の改善を進めています。
◎ リスク要因: 半導体事業の赤字、産業設備投資の循環、小型株ゆえの流動性の低さが業績・株価の変動要因です。
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【コンデンサ+EV充電・蓄電の電源企業】ニチコン (6996)
◎ 事業内容: アルミ電解コンデンサの大手です。コンデンサ・回路製品に加え、V2H(EVと住宅をつなぐパワーコンディショナ)や、家庭用・産業用の蓄電システムを展開し、電源部品とエネルギー機器の双方を手掛けます。 ・ 会社HP:

◎ 注目理由: 電源回路に不可欠なコンデンサを供給しつつ、EV充電器・蓄電システムというエネルギー領域も併せ持つのが特徴です。2026年3月期は売上高はやや減少したものの利益面では増益となり、車載関連機器向けや情報通信向けのコンデンサが需要を伸ばしました。中期成長目標では営業利益率10%以上を掲げています。データセンターの電源平滑に使われるコンデンサに加え、系統用蓄電や家庭・産業用の蓄電システムを通じて、電力の安定化という需要を多面的に取り込める点が強みです。「部品」と「エネルギー機器」の両面からAI電力ショックに関われる、ユニークな立ち位置にあります。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1950年創業の京都企業です。コンデンサからエネルギー機器へと事業を多角化し、EV充電・蓄電という成長領域で存在感を高めています。
◎ リスク要因: コンデンサ市況や原材料価格の上昇、蓄電・EV関連分野での競争激化と需要変動が業績の振れ要因です。
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【アルミ電解コンデンサ世界大手】日本ケミコン (6997)
◎ 事業内容: アルミ電解コンデンサで世界有数のメーカーです。導電性高分子コンデンサやフィルムコンデンサ、車載・産機・ICT向けの電子部品を手掛けます。電源回路で電気を平滑・安定化させる基幹部品を供給しています。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: AIサーバやデータセンターの電源では、大電流を平滑・安定化させる大容量コンデンサが大量に必要になります。2026年3月期はICT・産機関連の需要増で売上高1,368億円(前期比11.5%増)となったものの、原材料の高騰で営業利益は33.7億円(同9.9%減)にとどまりました。ただし2027年3月期は売上高1,600億円・営業利益80億円と大幅な増収増益を計画しています。2027年3月期を初年度とする第11次中期経営計画で、アルミ電解コンデンサ事業を中核に収益力の抜本改善を進める方針です。需要拡大局面で収益が改善に向かう「変化点」を捉えられれば、株価の起爆剤になり得ます。電源インフラを足元から支えるコンデンサ専業として、テーマの裾野に位置する一社です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1931年創業のコンデンサ専業メーカーで、米国・ドイツ・中国などにグローバルな生産拠点を持ちます。原材料高という逆風のなかでも、需要拡大と収益改善の両立を目指しています。
◎ リスク要因: 原材料・エネルギー価格の上昇、価格転嫁の遅れ、汎用品分野での競争激化が利益の圧迫要因となります。
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【蓄電池・UPSのバックアップ電源本命】GSユアサ (6674)
◎ 事業内容: 鉛蓄電池(自動車・産業用)、リチウムイオン電池、無停電電源装置(UPS)、産業用蓄電システムを手掛ける蓄電池大手です。電気を「蓄え」、停電時に「供給する」インフラを担っています。 ・ 会社HP:

Warning: Undefined variable $page_title in D:\gsyuasa\jp\common\inc\header.php... GSユアサのウェブサイトです。蓄電池、電源装置、照明機器およびその他の電気機器の事業を展開しています。
◎ 注目理由: データセンターは0.1秒の停電も許されないため、UPS(無停電電源装置)やバックアップ電源、産業用蓄電池が不可欠です。GSユアサは産業用電池・UPSで国内有力の地位にあり、AIデータセンターの非常用・バックアップ電源需要を取り込めるポジションにあります。2026年3月期は連結営業利益510億円規模を見込んでいます。EVや再エネ向けのリチウムイオン電池も成長領域で、系統用蓄電とデータセンターの電力安定化の双方に対応できる総合力が強みです。電気を「蓄える」レイヤーは、AI電力ショックで需要が確実に拡大する領域であり、その中核を担う安定感のある銘柄といえます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 2004年に日本電池とユアサが統合して誕生した産業電池の老舗です。ホンダとの合弁などを通じてリチウムイオン電池を強化し、車載・産業・系統用の各分野で事業を広げています。
◎ リスク要因: 鉛・リチウムなど原材料価格の変動、EV市況の動向、UPS・産業電池分野での競争が業績の振れ要因です。
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【非常用発電機のバックアップ電源株】デンヨー (6517)
◎ 事業内容: エンジン発電機・溶接機の大手メーカーです。可搬式発電機、エンジン溶接機、コンプレッサ、防災・非常用発電機を世界150カ国以上で展開し、溶接機では市場シェア首位級の地位にあります。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: 大規模データセンターは長時間の停電に備えて非常用発電機(バックアップ電源)を併設するのが一般的で、同社は電源インフラ需要の裾野に位置します。建設・防災・電力向けの可搬式・非常用発電機に豊富な実績を持ち、国土強靱化やインフラ更新の需要も追い風です。直近は米国向け出荷の動向などにより最終利益が一服する局面(直近実績で純利益は約27.5億円、前期比では減益)もありましたが、データセンター新設やBCP(事業継続計画)対策を背景に、中期の電源需要は底堅いと見込まれます。可搬式・非常用電源のニッチトップとして、派手さはないものの安定したポジションを築いており、バックアップ電源という「縁の下」のテーマに着目したい投資家に向く銘柄です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 1948年創業の発電機・溶接機専業メーカーです。国内の大型機需要と米国向け出荷が業績を左右し、防災・データセンター向けの非常用電源にも実績を積み重ねています。
◎ リスク要因: 公共・建設投資の変動、エンジンの排出規制や燃料価格、為替の影響により、利益が振れやすい点に留意が必要です。
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【日立系の電気設備エンジニアリング商社】八洲電機 (3153)
◎ 事業内容: 日立系の有力特約店として知られるエンジニアリング商社です。鉄鋼・石油・鉄道・データセンターなどの分野向けに、電機制御・電源・空調のシステムを提供し、設計・施工・保守まで一貫して手掛けます。 ・ 会社HP:
◎ 注目理由: データセンターやプラントの受変電・電源設備の販売と工事を担う立場にあり、変圧器や受配電機器の需要が増えるほど受注が回ってくるポジションにあります。産業・設備事業では空調・電源分野が好調で、2025年10月には2026年3月期の業績予想と配当予想を上方修正しました。重電メーカーの製品を束ねて最適なシステムとして納める”目利き”の力と、納入後の保守による継続収益が強みです。メーカー単体ではなく、電力インフラ投資の拡大を「商社・エンジニアリング」の立場で広く取り込める点が特徴で、特定の製品の浮き沈みに左右されにくい安定感があります。バリューチェーンを束ねる存在として、テーマの全体最適を取り込める一社です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 日立製作所との結びつきが強い電気系エンジニアリング商社です。システムソリューションや部品供給など事業の多角化を進め、設備投資需要の拡大を業績に取り込んでいます。
◎ リスク要因: 設備投資の循環、特定メーカー・業種への依存、工事採算の悪化が業績の変動要因となります。
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| 銘柄コード | テーマ関連性 | 備考 |
|---|---|---|
| 5803 | 【保存版】AI電力ショックで爆騰必至!「送配電・パワエレ」本関連 | 本記事で言及 |
| 5801 | 【保存版】AI電力ショックで爆騰必至!「送配電・パワエレ」本関連 | 本記事で言及 |
| 5802 | 【保存版】AI電力ショックで爆騰必至!「送配電・パワエレ」本関連 | 本記事で言及 |
| 5805 | 【保存版】AI電力ショックで爆騰必至!「送配電・パワエレ」本関連 | 本記事で言及 |
| 6504 | 【保存版】AI電力ショックで爆騰必至!「送配電・パワエレ」本関連 | 本記事で言及 |
| 6508 | 【保存版】AI電力ショックで爆騰必至!「送配電・パワエレ」本関連 | 本記事で言及 |






















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