日本政府が「経済安全保障」で予算を倍増させる理由――個人投資家が見落としている巨大テーマの全体像

経済安全保障で予算倍増 アイキャッチ
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本記事の要点
  • このニュースに反応したら負ける――無視していいノイズ3つ
  • 目を離してはいけないシグナル3つ――これが動いたら構えが変わる
  • 3つのシナリオ――あなたが今いる場所を確認する
  • スマホを開いたら確認する5つのこと――保存用チェックリスト

何を見て、何を捨てるかが分かれば、この巨大テーマで振り回されずに済みます。

あなたのタイムラインに流れてくる「国策」の文字を、どう扱えばいいのか

「経済安全保障」「国策銘柄」「半導体予算3.7倍」。

ここ数か月、投資系のSNSやニュースでこうした言葉を見ない日はありません。経済産業省の2026年度予算は前年度比で約1.5倍の3兆693億円に膨らみ、AI・半導体関連だけで1兆2390億円が計上されました。防衛費は8兆8000億円を超え、GDP比2%の前倒し達成が現実のものになっています。第7期科学技術・イノベーション基本計画では「国家戦略技術」として6分野が指定され、最大40%の税額控除という異例の優遇策が打ち出されました。

数字だけを並べれば、胸が躍ります。「国がお金を入れるなら、関連銘柄は上がるだろう」と考えるのは自然なことです。

でも、正直に言います。私はこの手の「国策テーマ」で、過去に何度も痛い授業料を払ってきました。テーマが正しくても、タイミングが違えば損をします方向が合っていても、サイズを間違えれば退場します「国が後押しするから大丈夫」という安心感こそが、最も危険な麻酔だと身に染みて知っています。

この記事は、経済安全保障という巨大テーマの全体像を整理しつつ、「結局、私は明日から何を見て、何をすればいいのか」を持ち帰っていただくために書きました。煽るつもりはありません。ただ、このテーマの構造を知らないまま相場に参加するのは、地図を持たずに山に入るのと同じです。地図を手渡すこと。それがこの記事の約束です

このニュースに反応したら負ける――無視していいノイズ3つ

マーケットアナリスト
マーケットアナリスト
経産省予算が1.5倍、半導体だけで3.7倍──ここまで来ると「国策に乗るか降りるか」の二択ではなく、サイズと撤退ルールを先に決められる人だけが勝ち残る局面ですね。

経済安全保障というテーマは裾野が広いぶん、毎日のように関連ニュースが飛んできます。そのすべてに反応していたら、判断の軸がブレるだけです。まず、無視していいノイズを3つ仕分けます。

1つ目は、「関連銘柄リスト」系の記事です。「経済安全保障で注目の○○銘柄」という記事は、読むと「買わなきゃ」という焦りを誘発します。しかし、リストに載っている時点で、その情報はすでに株価に織り込まれていることがほとんどです。リストを見て飛びつくのは、パーティーが終わりかけの会場に駆け込むようなものです。無視して構いません

2つ目は、要人の「前向き発言」です。「○○大臣が経済安全保障を強化すると発言」というニュースは、具体的な予算や法案の裏付けがない限り、市場を動かす力を持ちません。発言で株価が跳ねても、数日で元に戻るケースがほとんどです。発言ではなく予算と法律を見てください。

3つ目は、海外メディアの「日本の軍事化」論調です。これは地政学的な文脈で書かれたもので、投資判断の材料にはなりません。感情的な反応を引き起こしやすいですが、株価を動かすのは予算の配分と企業の受注実績です。論調ではなく、数字を追いましょう。

目を離してはいけないシグナル3つ――これが動いたら構えが変わる

図表:経済安全保障に関連する2026年度の主要予算・政策指標
項目2026年度の金額・指標前年比 / ポイント
経済産業省 全体予算3兆693億円約1.5倍
AI・半導体関連予算1兆2390億円約3.7倍
防衛費(当初予算)8兆8000億円超GDP比2.0%前倒し達成
国家戦略技術 税額控除最大40%第7期基本計画で新設
重要物資サプライチェーン補助1兆1514億円食料・医薬・エネルギー強化
スタートアップ育成 5か年計画10兆円規模2027年度まで継続

次に、注視すべきシグナルを3つ挙げます。

1つ目は、経済産業省の当初予算における半導体・AI関連の配分額の推移です。2026年度は1兆2390億円と前年度の3.7倍に跳ね上がりました。重要なのは、これが補正予算ではなく当初予算、つまり本予算に計上されたという点です。補正予算は一回限りの措置になりやすいですが、本予算に載るということは、来年度以降も同規模が続く可能性が高いことを意味します。自民党の半導体戦略推進議員連盟は「年1兆円程度の恒常的支援」を明言しています。この数字が来年度も維持されるかどうか。ここが最大のシグナルです。確認方法は、毎年8月の概算要求と12月の閣議決定を追うことです。

2つ目は、防衛費のGDP比目標の引き上げ議論です。現行の目標はGDP比2%ですが、米国からはGDP比3.5%を求める圧力があるとの報道が出ています。仮にこの目標が引き上げられれば、毎年約1.8兆円規模の追加的な防衛費増額が発生し得ます。安全保障関連3文書の改定が2026年度末までに前倒しで実施される方針ですから、改定内容の発表タイミングに注意が必要です。

3つ目は、長期金利の動向です。2026年度予算では想定金利が2.0%から3.0%に引き上げられ、国債費は初めて30兆円を突破しました。金利が上がれば、いくら積極財政を掲げても、利払い費に圧迫されて政策的な予算は削られます。経済安全保障の予算が「聖域」として守られるかどうかは、金利環境次第です。10年国債利回りの推移を月に一度は確認する習慣をつけてください。

何が起きていて、私はそれをどう読んでいるのか

ここからは、経済安全保障という政策テーマの構造を、事実、解釈、行動の三段階で整理します。

まず事実です。高市政権は「責任ある積極財政」を掲げ、2026年度予算の一般会計総額は122兆3092億円と過去最大を更新しました。経産省関連予算は前年度比約5割増の3兆693億円に拡大し、AI・半導体関連に1兆2390億円、エネルギー対策と経済安全保障強化に1兆1514億円が充てられています。ラピダスへの政府出資は累計2500億円に達し、2026〜27年度にさらに約1兆円の追加支援が予定されています。第7期科学技術・イノベーション基本計画(2026〜30年度)では、AI、半導体、バイオ、量子、核融合、宇宙の6分野が「国家戦略技術」に指定される見通しです。

次に私の解釈です。この規模の予算を本予算で恒常的に確保しようとしている点は、過去の「補正予算で一発花火」型の政策とは明確に異なります。私はこう見ています。政府は半導体とAIを軸に、5年以上の時間軸で産業構造を変えようとしている。ただし、この解釈には前提があります。1つは、金利上昇が想定内に収まり、予算の圧迫が限定的であること。もう1つは、国際的な半導体補助金競争において、日本の投資規模が相対的に見劣りしないことです。米国のCHIPS法は約500億ドル規模、韓国は2026年度のAI関連予算だけで約1兆円を投じる方針です。日本の1兆2390億円は大きな数字ですが、国際比較では「ようやく同じ土俵に立った」という水準です。

もし10年国債利回りが2%を大きく超えて定着するようなら、財政の制約が強まり、経済安全保障予算の伸びが鈍化する可能性があります。その時は、この見立てを変えます。

では、この解釈が正しい場合、読者はどう構えるべきか。経済安全保障は「数年単位で予算が流れ続ける構造的テーマ」として捉えるのが合理的です。短期のテーマ株物色ではなく、予算の流れがどの企業の売上に実際に落ちるかを追う中期的な視点が必要になります。

3つのシナリオ――あなたが今いる場所を確認する

ここで、今後の展開を3つのシナリオに分けて整理します。

まず基本シナリオです。金利上昇が緩やかに進む中で、経済安全保障関連の予算は年1兆円規模で維持される。防衛費はGDP比2%を達成し、次の目標に向けた議論が始まる。半導体・AI関連の設備投資が国内で進み、関連企業の受注が実績として数字に出てくる。このシナリオの発生条件は、10年国債利回りが1.5〜2.5%のレンジに収まり、米中関係が現状の緊張レベルを大きく超えないことです。やることは、受注残や設備投資計画が具体的に公表されている企業を中心に、分割でポジションを構築することです。やらないことは、テーマだけで中身の伴わない小型株に飛びつくことです。チェックするものは、四半期ごとの関連企業の受注動向と、経産省の予算執行状況です。

次に逆風シナリオです。金利が急上昇し、国債費がさらに膨張。財政規律の議論が強まり、経済安全保障予算が削減対象になる。あるいは、ラピダスの量産計画が大幅に遅延し、「巨額の国費を投じた液晶産業の二の舞」という論調がメディアで強まる。このシナリオの発生条件は、10年国債利回りが3%を超えて定着するか、ラピダスの技術的な重大課題が公式に発表されることです。やることは、ポジションを縮小し、現金比率を高めることです。やらないことは、「国策だから大丈夫」と思い込んでナンピンすることです。チェックするものは、10年国債利回り、財務省の債務管理報告書、ラピダスの公式発表です。

最後に様子見シナリオです。予算は計上されたが、執行が遅れている。関連企業の受注が伸びない。テーマとしては「正しいが、まだ早い」という状態。このシナリオの発生条件は、予算執行率が50%を下回る四半期が続くこと、あるいは関連企業の決算で受注が前年比横ばい以下にとどまることです。やることは、新規のポジションを取らず、既存の保有分は維持しながら監視を続けることです。やらないことは、「いつか来る」と信じて追加投資をすることです。チェックするものは、四半期ごとの予算執行率と、関連企業の決算短信における受注残の推移です。

私が「国策テーマ」で財布を開いて、胃が痛くなった話

ここからは、私自身の失敗について書きます。正直、今でもこの話を思い出すと胃が重くなります。

数年前の夏のことです。政府が大型の産業支援策を打ち出し、特定のセクターに巨額の予算をつけるというニュースが連日報じられていました。テーマは今と同じく、国策による産業振興です。私はそのセクターの関連銘柄を、ニュースが出た翌週に、まとまった金額で一括購入しました。

何を見て判断したか。予算の規模、関連する議員連盟の発言、そしてSNSの盛り上がりです。振り返れば、3つとも「他の人が興奮している」という同調圧力に乗せられていただけでした。「これだけの予算がつくなら、上がらないわけがない」。そう思っていました。

結果は散々でした。買った翌月から株価はじりじり下がり始めました。予算は確かについたのですが、実際に企業の売上に反映されるまでには1年以上のタイムラグがありました。その間に地合いが悪化し、テーマ株から資金が抜けました。私は3か月間、含み損を抱えたまま「いつか戻る」と自分に言い聞かせ続けました。

何が間違いだったか。3つあります。

1つ目は、タイミングの認識です。予算が閣議決定された段階では、株価にはすでに「期待」が織り込まれています。私が買ったのは、期待のピーク近辺でした。

2つ目は、サイズです。確信があったぶん、ポジションを大きく取りすぎました。含み損が膨らんでも身動きが取れない状態に自分を追い込んでしまいました。

3つ目は、撤退基準を持っていなかったことです。「国策だから」という信仰が、損切りラインを設定する意識そのものを消していました。

結局、買値から15%以上下がったところで、やっと損切りしました。遅すぎました。今の自分ならどうルールに落とすか。それは次のセクションで書きます。ただ、1つだけ付け加えると、あの時の自分に最も足りなかったのは「テーマが正しいことと、今買って儲かることは、まったく別の話だ」という認識でした。テーマの正しさに酔って、エントリーの精度をおろそかにした。その代償を、私は数か月分の精神的苦痛で支払いました。

「国策テーマ」に乗る時の実務設計――サイズと撤退の具体的な決め方

前のセクションの失敗から抽出したルールを、実務レベルに落とし込みます。

まず資金配分です。経済安全保障のようなテーマ投資に振り向ける資金は、投資可能資金全体の15〜25%を上限にしています。残りの75〜85%は、テーマに依存しない分散されたポートフォリオに置きます。テーマが正しくても、個別の銘柄が下がるリスクは常にあります。テーマ枠の中でさらに銘柄を分散させ、1銘柄あたりの配分はテーマ枠の30%以下に抑えます。つまり、全体の5〜7%程度が1銘柄の最大比率になります。相場環境が不透明な時期は、テーマ枠自体を10〜15%に縮小します。

次に建て方です。一括で買いません。最低3回に分割し、間隔は2〜4週間空けます。1回目は「偵察」です。小さく入って、自分の想定通りに株価が反応するか確認します。2回目は、1回目の後に想定通りの動きがあった場合にのみ実行します。3回目は、さらに確信が深まった場合の追加です。なぜ3回に分けるのか。1つは、高値掴みのリスクを分散するためです。もう1つは、「1回目で買った後に下がっても、2回目・3回目の弾が残っている」という精神的な余裕を確保するためです。余裕がないと、判断が歪みます。

撤退基準は3点セットで設定します。これは必須です。

価格基準は、エントリー後に直近安値を明確に割り込んだ場合です。「明確に」とは、終値ベースで2日連続で下回った状態を指します。ザラ場の一瞬のブレでは撤退しません。

時間基準は、ポジションを取ってから6週間経過しても、想定した方向に動かない場合です。上がらないのは「まだ来ていない」のではなく、「自分の読みが間違っている」可能性を疑うべきタイミングです。6週間で判断がつかなければ、ポジションを半分にして様子を見ます。

前提基準は、この記事で置いた前提、つまり「経済安全保障予算が年1兆円規模で維持される」「金利上昇が想定内に収まる」のどちらかが崩れた場合です。具体的には、10年国債利回りが3%を上回って1か月以上定着した場合、あるいは来年度の概算要求で半導体・AI関連予算が今年度比で30%以上減額された場合、テーマ自体の前提が変わったと判断し、ポジションを全て閉じます。

ここで、判断に迷っている方へ。迷ったら、ポジションを半分にしてください。間違えてもダメージが半分になります。迷いは市場からのサインです。「迷っているのに全力で張る」のは、最も高くつく行動パターンです。私はこれを身をもって学びました。

スマホを開いたら確認する5つのこと――保存用チェックリスト

以下は、経済安全保障テーマでポジションを持っている方、またはこれから持とうとしている方のためのチェックリストです。

  • 自分のテーマ枠の比率は、投資可能資金の25%以下に収まっているか?

  • エントリーした銘柄の直近安値を確認し、現在の株価との距離を把握しているか?

  • 撤退基準(価格・時間・前提)の3点セットを、紙かメモアプリに書き出してあるか?

  • 10年国債利回りの直近の水準を、今週中に一度は確認したか?

  • 保有銘柄の受注残や設備投資計画について、直近の決算短信を読んだか?

  • 「国策だから大丈夫」という言葉を、自分の判断の根拠にしていないか?

  • ポジションを取った理由を、他人に30秒で説明できるか?

「それって結局テーマ投資でしょ?長期なら関係ないのでは?」

この反論は、もっともです。長期のインデックス投資をしている方にとって、個別のテーマを追いかける必要はありません。それは正しい判断です。

しかし、話が変わるのは次の場合です。すでに日本株の個別銘柄を保有していて、そのポートフォリオに経済安全保障の恩恵を受ける(あるいは影響を受ける)銘柄が含まれている場合。この場合、テーマの構造を理解していないと、自分が持っている銘柄がなぜ上がったのか、なぜ下がったのかが分かりません。原因が分からない値動きは、パニックの温床です。

また、NISAの成長投資枠で個別銘柄を選ぼうとしている方にとっても、「テーマが構造的なものなのか、一過性なのか」を見分ける力は必要です。経済安全保障は、少なくとも5年単位で予算がつく構造的テーマです。ただし、その恩恵を受ける企業がどこかは、予算の執行状況と決算を追わなければ分かりません。「テーマ投資はしない」という方針自体は尊重しますが、テーマの構造を知ることは、防衛的な知識として役に立ちます。

今、誰が買っていて、誰が売っているのか

投資リサーチャー
投資リサーチャー
「関連銘柄リスト」に飛びつくより、予算執行のタイミングと海外動向のシグナル3つを毎週チェックするだけで、この巨大テーマで振り回される回数は劇的に減ります。

経済安全保障関連の銘柄群、特に防衛関連の大型株は、2024年以降、明確な上昇トレンドを描いています。買い手の中心は、機関投資家と海外ファンドです。高市政権の誕生以降、「日本の防衛費増額は中長期的に続く」という見方が海外投資家の間で広がり、資金が流入しています。

一方で、個人投資家の一部は、すでに利益確定に動いているとみられます。2024年から2025年にかけて大きく上昇した銘柄では、信用買い残の増加と株価の高値圏での揉み合いが同時に起きています。

この構造が読者にとって意味するのは、今の株価はすでに「政策への期待」をかなり織り込んだ水準にある可能性が高い、ということです。ここから新規で入る場合は、期待ではなく「実績」を確認してからでも遅くありません。

私のルールは「痛み」から生まれた――ルールの作り方

最後に、私がどうやって自分のルールを作ったかについて触れます。

最初に「テーマ枠の上限を25%にする」と決めたのは、テーマ株でポートフォリオの40%以上を占めてしまい、テーマが崩れた時に全体が沈んだ経験があったからです。感覚的に「やりすぎた」と思ったのではなく、実際に痛い目に遭って、数字で上限を決めました。

「3回分割で入る」というルールは、一括購入した翌日に急落して動けなくなった経験から来ています。分割にすることで、下がった時に追加する余力が残り、逆に上がった時は「もっと買えばよかった」という後悔と引き換えに、安全を手に入れられます。

「6週間ルール」は、含み損を3か月も抱え続けた反省から設定しました。最初は「4週間」にしていましたが、短すぎて判断を急ぎすぎたので、6週間に落ち着きました。

大事なのは、これらは私の失敗から生まれた、私のためのルールだということです。私のルールをそのままコピーしないでください。あなたの資金量、リスク許容度、投資経験は私とは違います。ルールは自分の痛みから作るものです。ただ、「ルールを作る」という行為そのものは、全員に共通して必要です。

あなたに持ち帰ってほしい3つのこと

ここで立ち止まって、自分に問いかけてみてください。

あなたの今のポートフォリオで、経済安全保障テーマへの集中度は何%ですか?

最悪のシナリオ(テーマ関連銘柄が一斉に20%下落した場合)で、あなたの資産全体は何%減少しますか?

「撤退する条件」を、具体的な数字で言えますか?

この記事の要点は3つです。

1つ。経済安全保障は一過性のテーマではなく、本予算ベースで年1兆円規模の資金が流れる構造的テーマです。ただし、テーマの正しさと、今買って儲かることは別の話です。

2つ。見るべきものは、ニュースの見出しではなく、予算の執行状況、関連企業の受注実績、そして長期金利の動向の3つです。

3つ。エントリーする際は、サイズを小さく、分割で、撤退基準を先に決めてから。「国策だから大丈夫」という言葉は、自分の判断を放棄する呪文です。

明日スマホを開いたら、まず10年国債利回りの直近水準を確認してください。1分で終わります。それが、このテーマの「温度計」です。

相場はいつも、準備できている人のところに優しい顔を見せます。焦る必要はありません。テーマは逃げません。逃げるのは、いつも私たちの冷静さのほうです。

本記事は投資助言を目的としたものではありません。

記載された内容は筆者個人の見解であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。

投資に関する最終判断は、ご自身の責任において行ってください。

私のミスを防ぐルール

  • テーマ枠は投資可能資金の25%を絶対に超えない

  • エントリーは最低3回に分割し、一括購入はしない

  • 撤退基準(価格・時間・前提)を紙に書いてからポジションを取る

  • 「国策だから大丈夫」と思った瞬間、自分を疑う

  • 含み損が10%を超えたら、理由に関わらずポジションを半分にする

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この記事を書いた人

「日本個別株デューデリジェンスセンター」運営者。日本の個別株に特化した投資リサーチを専門とし、銘柄分析・企業デューデリジェンス・業界動向・IPO分析を中心に2,800本超の分析レポートを執筆。ファンダメンタルズ分析とデータドリブンなアプローチで、個人投資家の意思決定をサポートしています。毎日更新の分析レポートを通じて、プロ水準のリサーチを個人投資家に届けることをミッションとしています。

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